JPH09168311A - トラクタの駆動制御装置 - Google Patents
トラクタの駆動制御装置Info
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- JPH09168311A JPH09168311A JP34971095A JP34971095A JPH09168311A JP H09168311 A JPH09168311 A JP H09168311A JP 34971095 A JP34971095 A JP 34971095A JP 34971095 A JP34971095 A JP 34971095A JP H09168311 A JPH09168311 A JP H09168311A
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- tractor
- pto clutch
- rotary
- pto
- engine
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Links
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Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PTOクラッチ(75)入り動作時に
エンジン(2)負荷が急激に変化して大きな衝撃を発生
させる不具合をなくす。 【解決手段】 トラクタ(1)のPTO軸(21)出
力を制御するPTOクラッチ(75)を設けると共に、
トラクタ(1)のエンジン(2)回転数を制御する出力
調節部材(80)を設けるトラクタの駆動装置におい
て、PTOクラッチ(75)入り操作を検出するPTO
クラッチセンサ(77)を設けると共に、PTOクラッ
チセンサ(77)の検出に基づき出力調節部材(80)
の回転数低下制御を自動的に行わせるコントローラ(8
2)を設けたことを特徴とする。
エンジン(2)負荷が急激に変化して大きな衝撃を発生
させる不具合をなくす。 【解決手段】 トラクタ(1)のPTO軸(21)出
力を制御するPTOクラッチ(75)を設けると共に、
トラクタ(1)のエンジン(2)回転数を制御する出力
調節部材(80)を設けるトラクタの駆動装置におい
て、PTOクラッチ(75)入り操作を検出するPTO
クラッチセンサ(77)を設けると共に、PTOクラッ
チセンサ(77)の検出に基づき出力調節部材(80)
の回転数低下制御を自動的に行わせるコントローラ(8
2)を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば耕耘作業を行
う耕耘ロータリ作業機などをトラクタによって牽引する
トラクタの駆動制御装置に関する。
う耕耘ロータリ作業機などをトラクタによって牽引する
トラクタの駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの後側に耕耘ロータリ作
業機を昇降自在に装設し、このロータリ作業機によって
耕耘作業を行うが、耕耘作業時のトラクタ走行速度を速
くしてできるだけ早く作業を終了することが望まれてい
た。
業機を昇降自在に装設し、このロータリ作業機によって
耕耘作業を行うが、耕耘作業時のトラクタ走行速度を速
くしてできるだけ早く作業を終了することが望まれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、前記
作業機に駆動力を伝えるPTO軸出力をPTOクラッチ
によって制御する場合、トラクタのエンジン回転数が高
いとき、または前記作業機の駆動負荷が大きいとき、P
TOクラッチ入り動作時にエンジンの負荷が急激に大き
く変化し、大きな衝撃を発生させ易い不具合がある。
作業機に駆動力を伝えるPTO軸出力をPTOクラッチ
によって制御する場合、トラクタのエンジン回転数が高
いとき、または前記作業機の駆動負荷が大きいとき、P
TOクラッチ入り動作時にエンジンの負荷が急激に大き
く変化し、大きな衝撃を発生させ易い不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、トラ
クタのPTO軸出力を制御するPTOクラッチを設ける
と共に、トラクタのエンジン回転数を制御する出力調節
部材を設けるトラクタの駆動装置において、PTOクラ
ッチ入り操作を検出するPTOクラッチセンサを設ける
と共に、PTOクラッチセンサの検出に基づき出力調節
部材の回転数低下制御を自動的に行わせるコントローラ
を設けたもので、PTOクラッチ入り操作を検出してエ
ンジン回転数を自動的に低下させるから、エンジンが高
速回転していても、または駆動負荷が大きい大型の作業
機を装着していても、PTOクラッチ入り動作時にエン
ジン負荷が急激に変化して大きな衝撃を発生させる不具
合をなくし得、PTOクラッチ操作性向上などを容易に
図り得るものである。
クタのPTO軸出力を制御するPTOクラッチを設ける
と共に、トラクタのエンジン回転数を制御する出力調節
部材を設けるトラクタの駆動装置において、PTOクラ
ッチ入り操作を検出するPTOクラッチセンサを設ける
と共に、PTOクラッチセンサの検出に基づき出力調節
部材の回転数低下制御を自動的に行わせるコントローラ
を設けたもので、PTOクラッチ入り操作を検出してエ
ンジン回転数を自動的に低下させるから、エンジンが高
速回転していても、または駆動負荷が大きい大型の作業
機を装着していても、PTOクラッチ入り動作時にエン
ジン負荷が急激に変化して大きな衝撃を発生させる不具
合をなくし得、PTOクラッチ操作性向上などを容易に
図り得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はエンジン制御回路図、図2は全
体の側面図、図3は同平面図、図4は耕耘ロータリ作業
機部の側面図である。図中(1)はトラクタであり、エ
ンジン(2)を内設させるボンネット(3)両側に左右
の前走行輪(4)(4)を装設させ、前記ボンネット
(3)後部に操向ハンドル(5)を設け、該ハンドル
(5)後方に運転席(6)を設置させ、運転席(6)両
側外方に左右の後走行輪(7)(7)を装設させると共
に、運転席(6)前側のステップ(8)に左右ブレーキ
ペダル(9)(9)及びクラッチペダル(10)を配設
させ、作業者が運転席(6)に座乗して走行移動するよ
うに構成している。
づいて詳述する。図1はエンジン制御回路図、図2は全
体の側面図、図3は同平面図、図4は耕耘ロータリ作業
機部の側面図である。図中(1)はトラクタであり、エ
ンジン(2)を内設させるボンネット(3)両側に左右
の前走行輪(4)(4)を装設させ、前記ボンネット
(3)後部に操向ハンドル(5)を設け、該ハンドル
(5)後方に運転席(6)を設置させ、運転席(6)両
側外方に左右の後走行輪(7)(7)を装設させると共
に、運転席(6)前側のステップ(8)に左右ブレーキ
ペダル(9)(9)及びクラッチペダル(10)を配設
させ、作業者が運転席(6)に座乗して走行移動するよ
うに構成している。
【0006】また、前記走行輪(4)(7)を駆動する
ミッションケース(11)にロワリンク(12)及びト
ップリンク(13)を介して耕耘ロータリ作業機(1
4)を取付け、該作業機(14)をトラクタ(1)後側
に昇降自在に装設させるもので、走行主変速レバー(1
5)と、前記作業機(14)を手動操作で昇降させるポ
ジションコントロールレバー(16)と、前記作業機
(14)を方向転換上昇位置及び耕耘作業下降位置にワ
ンタッチ動作で昇降させる昇降スイッチ(17)を、運
転席(6)の右側に配置させると共に、走行副変速レバ
ー(18)と、前記作業機(14)への出力を変更させ
るPTO変速レバー(19)を、運転席(6)の左側に
配置させる。
ミッションケース(11)にロワリンク(12)及びト
ップリンク(13)を介して耕耘ロータリ作業機(1
4)を取付け、該作業機(14)をトラクタ(1)後側
に昇降自在に装設させるもので、走行主変速レバー(1
5)と、前記作業機(14)を手動操作で昇降させるポ
ジションコントロールレバー(16)と、前記作業機
(14)を方向転換上昇位置及び耕耘作業下降位置にワ
ンタッチ動作で昇降させる昇降スイッチ(17)を、運
転席(6)の右側に配置させると共に、走行副変速レバ
ー(18)と、前記作業機(14)への出力を変更させ
るPTO変速レバー(19)を、運転席(6)の左側に
配置させる。
【0007】さらに、図4乃至図7に示す如く、前記作
業機(14)の中央にギアボックス(20)を配置し、
トラクタ(1)のPTO軸(21)から動力を伝えると
共に、前記ギアボックス(20)側面より両側方にビー
ム(22)を突出し、該ビーム(22)のそれぞれの中
途部に支持プレート(23)を固設し、該支持プレート
(23)の前端にはロワリンク(12)を連結させ、支
持プレート(23)後端にはデプスフレーム(24)の
前端を枢支し、該デプスフレーム(24)後端側に左右
尾輪(25)(25)を設けている。
業機(14)の中央にギアボックス(20)を配置し、
トラクタ(1)のPTO軸(21)から動力を伝えると
共に、前記ギアボックス(20)側面より両側方にビー
ム(22)を突出し、該ビーム(22)のそれぞれの中
途部に支持プレート(23)を固設し、該支持プレート
(23)の前端にはロワリンク(12)を連結させ、支
持プレート(23)後端にはデプスフレーム(24)の
前端を枢支し、該デプスフレーム(24)後端側に左右
尾輪(25)(25)を設けている。
【0008】前記ビーム(22)の外側端にチェーンケ
ース(26)上部とサイドサポート(27)上部が固設
され、該チェーンケース(26)下部とサイドサポート
(27)下部の間に耕耘爪軸(28)が横架され、該耕
耘爪軸(28)上にナタ爪よりなる多数のロータリ爪
(29)…が側面視で放射状に植設されると共に、該ロ
ータリ爪(29)の回転軌跡上方がロータリカバー(3
0)によって覆われ、両側はサイドカバー(31)によ
って覆われている。そして、該耕耘爪軸(28)はギア
ボックス(20)内のギア、ビーム(22)内の伝動
軸、チェーンケース(26)内のスプロケット及びチェ
ーンを介して駆動され、ロータリ爪(29)…が回転さ
れることによって耕耘ができると共に、ハンドル(3
2)の回転操作によって耕耘爪軸(28)軸芯を中心に
ロータリカバー(30)を前後に回転させることができ
るようにしている。
ース(26)上部とサイドサポート(27)上部が固設
され、該チェーンケース(26)下部とサイドサポート
(27)下部の間に耕耘爪軸(28)が横架され、該耕
耘爪軸(28)上にナタ爪よりなる多数のロータリ爪
(29)…が側面視で放射状に植設されると共に、該ロ
ータリ爪(29)の回転軌跡上方がロータリカバー(3
0)によって覆われ、両側はサイドカバー(31)によ
って覆われている。そして、該耕耘爪軸(28)はギア
ボックス(20)内のギア、ビーム(22)内の伝動
軸、チェーンケース(26)内のスプロケット及びチェ
ーンを介して駆動され、ロータリ爪(29)…が回転さ
れることによって耕耘ができると共に、ハンドル(3
2)の回転操作によって耕耘爪軸(28)軸芯を中心に
ロータリカバー(30)を前後に回転させることができ
るようにしている。
【0009】そして、前記ビーム(22)に固定するプ
レート(33)を前方に突設させ、該プレート(33)
前端に支持杆(34)が横架され、該支持杆(34)に
取付プレート(35)が固定され、該取付プレート(3
5)に切断刃(36)の上部が固定されている。なお、
切断刃(36)を左右幅方向でロワーリンク(12)よ
り機外側方に4本装着すると共に、切断刃(36)の中
間部は後方に湾曲させ、前後に傾斜させる切断刃(3
6)の直線形下部を前記ロータリ爪(29)の回転軌跡
の前部内に後傾形に臨ませている。つまり、側面視にお
いて切断刃(36)の下部がロータリ爪(29)の回転
軌跡の前部でオーバーラップするように配置させると共
に、切断刃(36)とロータリ爪(29)の間隔は狭く
して残耕ができないようにしている。但し、外側2本の
切断刃(36)(36)はロータリ爪(29)と増幅ロ
ータリ爪(37)の間に設ける。また、切断刃(36)
の後面とロータリカバー(30)の間には仕切板(3
8)が配設されている。即ち、該仕切板(38)は切断
刃(36)の背面に固設されており、仕切板(38)を
ロータリカバー(30)に接近させて、藁や雑草等が入
り込み絡み付かないようにしている。また、仕切板(3
8)は三角形状に構成されて、上部の辺はロータリカバ
ー(30)の内側の形状に合わせ、前部の辺は切断刃
(36)の後面の形状に合わせて密着して固定できるよ
うにし、後部の辺は円弧状として藁等を下方へ導く形状
としている。そして、仕切板(38)の幅(板厚)は切
断刃(36)の幅より狭くして、藁や雑草等が絡みつか
ないようにしている。
レート(33)を前方に突設させ、該プレート(33)
前端に支持杆(34)が横架され、該支持杆(34)に
取付プレート(35)が固定され、該取付プレート(3
5)に切断刃(36)の上部が固定されている。なお、
切断刃(36)を左右幅方向でロワーリンク(12)よ
り機外側方に4本装着すると共に、切断刃(36)の中
間部は後方に湾曲させ、前後に傾斜させる切断刃(3
6)の直線形下部を前記ロータリ爪(29)の回転軌跡
の前部内に後傾形に臨ませている。つまり、側面視にお
いて切断刃(36)の下部がロータリ爪(29)の回転
軌跡の前部でオーバーラップするように配置させると共
に、切断刃(36)とロータリ爪(29)の間隔は狭く
して残耕ができないようにしている。但し、外側2本の
切断刃(36)(36)はロータリ爪(29)と増幅ロ
ータリ爪(37)の間に設ける。また、切断刃(36)
の後面とロータリカバー(30)の間には仕切板(3
8)が配設されている。即ち、該仕切板(38)は切断
刃(36)の背面に固設されており、仕切板(38)を
ロータリカバー(30)に接近させて、藁や雑草等が入
り込み絡み付かないようにしている。また、仕切板(3
8)は三角形状に構成されて、上部の辺はロータリカバ
ー(30)の内側の形状に合わせ、前部の辺は切断刃
(36)の後面の形状に合わせて密着して固定できるよ
うにし、後部の辺は円弧状として藁等を下方へ導く形状
としている。そして、仕切板(38)の幅(板厚)は切
断刃(36)の幅より狭くして、藁や雑草等が絡みつか
ないようにしている。
【0010】さらに、ロータリ爪(29)上側のロータ
リカバー(30)後端に第1支点軸(39)を介して鋼
板製第1リヤカバー(40)を上下方向に揺動自在に連
結させ、第1リヤカバー(40)後端にゴム製第2リヤ
カバー(41)前端を固定させ、下方に均し空間(4
2)を形成する第2リヤカバー(41)後端に鋼板製第
3リヤカバー(43)前端を固定させると共に、第1リ
ヤカバー(40)後端部の第2支点軸(44)と第3リ
ヤカバー(43)前端部の第3支点軸(45)を左右一
対のリンク(46)(46)によって連結させ、第3支
点軸(45)と略同軸上に第4支点軸(47)を設け、
第4支点軸(47)に第1吊下ロッド(48)下端を連
結させ、第3リヤカバー(43)後端部の第5支点軸
(49)に左右一対の第2吊下ロッド(50)下端を連
結させ、第1リヤカバー(40)の支持体(51)に第
1及び第2吊下ロッド(48)(50)上端側を昇降自
在に取付け、各吊下ロッド(48)(50)と第3リヤ
カバー(43)によって側面視三角形を形成させ、また
第2及び第3及び第5支点軸(44)(45)(49)
を結ぶ線によって側面視三角形を形成させたもので、第
2支点軸(44)または第3支点軸(45)を中心に第
3リヤカバー(43)を上方移動させ、第2支点軸(4
4)及び支持体(51)の吊下ロッド(48)(50)
連結部を支点とした両てこ機構の動作によって第3リヤ
カバー(43)を後上方に移動させ、第3リヤカバー
(43)両側部が平面視で前後移動するフローティング
動作を行わせる。また、第5支点軸(49)と第1リヤ
カバー(40)の支持体(51)間に左右一対のガスダ
ンパ(52)を連結させたもので、大きな初期荷重で小
さなバネ定数が得られかつストロークも大きく形成でき
るガスダンパ(52)によって第3リヤカバー(43)
を支持させ、トラクタ(1)が左右に傾いても第3リヤ
カバー(43)の左右均等な加圧によって耕耘面を均す
ことができるように構成している。
リカバー(30)後端に第1支点軸(39)を介して鋼
板製第1リヤカバー(40)を上下方向に揺動自在に連
結させ、第1リヤカバー(40)後端にゴム製第2リヤ
カバー(41)前端を固定させ、下方に均し空間(4
2)を形成する第2リヤカバー(41)後端に鋼板製第
3リヤカバー(43)前端を固定させると共に、第1リ
ヤカバー(40)後端部の第2支点軸(44)と第3リ
ヤカバー(43)前端部の第3支点軸(45)を左右一
対のリンク(46)(46)によって連結させ、第3支
点軸(45)と略同軸上に第4支点軸(47)を設け、
第4支点軸(47)に第1吊下ロッド(48)下端を連
結させ、第3リヤカバー(43)後端部の第5支点軸
(49)に左右一対の第2吊下ロッド(50)下端を連
結させ、第1リヤカバー(40)の支持体(51)に第
1及び第2吊下ロッド(48)(50)上端側を昇降自
在に取付け、各吊下ロッド(48)(50)と第3リヤ
カバー(43)によって側面視三角形を形成させ、また
第2及び第3及び第5支点軸(44)(45)(49)
を結ぶ線によって側面視三角形を形成させたもので、第
2支点軸(44)または第3支点軸(45)を中心に第
3リヤカバー(43)を上方移動させ、第2支点軸(4
4)及び支持体(51)の吊下ロッド(48)(50)
連結部を支点とした両てこ機構の動作によって第3リヤ
カバー(43)を後上方に移動させ、第3リヤカバー
(43)両側部が平面視で前後移動するフローティング
動作を行わせる。また、第5支点軸(49)と第1リヤ
カバー(40)の支持体(51)間に左右一対のガスダ
ンパ(52)を連結させたもので、大きな初期荷重で小
さなバネ定数が得られかつストロークも大きく形成でき
るガスダンパ(52)によって第3リヤカバー(43)
を支持させ、トラクタ(1)が左右に傾いても第3リヤ
カバー(43)の左右均等な加圧によって耕耘面を均す
ことができるように構成している。
【0011】また、前記吊下ロッド(48)(50)上
端側を支持体(51)…の軸受体(53)…に遊嵌挿入
させ、軸受体(53)…の上面側に当接するピン(5
4)…を前記ロッド(48)(50)に植設させ、前記
ロッド(48)(50)の下方抜出しを防ぎ、第3リヤ
カバー(43)の前方移動を制限すると共に、スプリン
グ(55)(55)を巻装させた左右一対のロッド(5
6)(56)下端を第1リヤカバー(40)上面に連結
させ、前記ロッド(56)上端側をロータリカバー(3
0)の支持体(57)に摺動自在に取付け、第1リヤカ
バー(40)をスプリング(55)によって下方に弾圧
するように構成している。
端側を支持体(51)…の軸受体(53)…に遊嵌挿入
させ、軸受体(53)…の上面側に当接するピン(5
4)…を前記ロッド(48)(50)に植設させ、前記
ロッド(48)(50)の下方抜出しを防ぎ、第3リヤ
カバー(43)の前方移動を制限すると共に、スプリン
グ(55)(55)を巻装させた左右一対のロッド(5
6)(56)下端を第1リヤカバー(40)上面に連結
させ、前記ロッド(56)上端側をロータリカバー(3
0)の支持体(57)に摺動自在に取付け、第1リヤカ
バー(40)をスプリング(55)によって下方に弾圧
するように構成している。
【0012】また、前記第3リヤカバー(43)上面に
レーキ支持体(58)を着脱自在に固定させ、該支持体
(58)に固定させるレーキ(59)を第3リヤカバー
(43)後方に延出させると共に、図6に示す如く、第
2吊下ロッド(50)上端側を取付ける支持体(51)
の軸(60)に前記ガスダンパ(52)上端を連結さ
せ、第2吊下ロッド(50)とガスダンパ(52)を可
及的に接近させて略平行に設けると共に、前記デプスフ
レーム(24)後端に支持フレーム(61)を介して左
右一対の尾輪(25)(25)を取付け、左右尾輪(2
5)(25)間に前記レーキ(59)を配設させるもの
で、枕地方向転換時に畦などにレーキ(59)が衝突す
るのを前記尾輪(25)によって防止すると共に、路上
走行または上方に持上げての保守作業などにおいてレー
キ(59)左右外側のバンパとして尾輪(25)を兼用
させるように構成している。
レーキ支持体(58)を着脱自在に固定させ、該支持体
(58)に固定させるレーキ(59)を第3リヤカバー
(43)後方に延出させると共に、図6に示す如く、第
2吊下ロッド(50)上端側を取付ける支持体(51)
の軸(60)に前記ガスダンパ(52)上端を連結さ
せ、第2吊下ロッド(50)とガスダンパ(52)を可
及的に接近させて略平行に設けると共に、前記デプスフ
レーム(24)後端に支持フレーム(61)を介して左
右一対の尾輪(25)(25)を取付け、左右尾輪(2
5)(25)間に前記レーキ(59)を配設させるもの
で、枕地方向転換時に畦などにレーキ(59)が衝突す
るのを前記尾輪(25)によって防止すると共に、路上
走行または上方に持上げての保守作業などにおいてレー
キ(59)左右外側のバンパとして尾輪(25)を兼用
させるように構成している。
【0013】さらに、ロータリ爪(29)の回転軌跡上
端と略同じ高さまたはそれ以上に高い位置に第1支点軸
(39)を取付け、耕耘作業時に第1支点軸(39)を
中心にリヤカバー(40)(41)(43)が上昇する
ことにより、ロータリ爪(29)の回転軌跡後方でリヤ
カバー(40)(41)(43)下方に大きな面積の均
し空間(42)が形成され、リヤカバー(40)(4
1)(43)によって前方に押す土がロータリ爪(2
9)の土跳ね上げ部に至るのを防止し、高速走行での耕
耘作業によるロータリ爪(29)の耕耘負荷増加を防止
するもので、耕耘作業時、ロータリ爪(29)が地上に
抜出する地点を中心とする半径の円弧線上に、リヤカバ
ー(40)(41)(43)が耕土によって持上げられ
て配置され、ロータリ爪(29)の回転軌跡の面積の約
50パーセント以上の大きさの均し空間(42)をロー
タリ爪(29)回転軌跡後側とリヤカバー(40)(4
1)(43)の間に形成させ、細かい土石または軽い土
石など小形物がロータリ爪(29)によってロータリカ
バー(40)(41)下面の高位置に飛散され、大きい
土石または重い土石または切り株(稲株)など大形物が
ロータリ爪(29)によって低い位置に飛散され、ロー
タリ爪(29)の飛散による比重分離作用によって小形
物が上層となり、また大形物が下層となり、上層の小形
物がリヤカバー(41)(43)によって均平にされ、
後方のレーキ(59)によって大形物がさらに下方に押
下げられる。従って、大形物によって培土内部の通気性
及び通水性が良好に保たれると共に、播種または苗移植
に適した状態に培土表層部が小形物によって形成され
る。
端と略同じ高さまたはそれ以上に高い位置に第1支点軸
(39)を取付け、耕耘作業時に第1支点軸(39)を
中心にリヤカバー(40)(41)(43)が上昇する
ことにより、ロータリ爪(29)の回転軌跡後方でリヤ
カバー(40)(41)(43)下方に大きな面積の均
し空間(42)が形成され、リヤカバー(40)(4
1)(43)によって前方に押す土がロータリ爪(2
9)の土跳ね上げ部に至るのを防止し、高速走行での耕
耘作業によるロータリ爪(29)の耕耘負荷増加を防止
するもので、耕耘作業時、ロータリ爪(29)が地上に
抜出する地点を中心とする半径の円弧線上に、リヤカバ
ー(40)(41)(43)が耕土によって持上げられ
て配置され、ロータリ爪(29)の回転軌跡の面積の約
50パーセント以上の大きさの均し空間(42)をロー
タリ爪(29)回転軌跡後側とリヤカバー(40)(4
1)(43)の間に形成させ、細かい土石または軽い土
石など小形物がロータリ爪(29)によってロータリカ
バー(40)(41)下面の高位置に飛散され、大きい
土石または重い土石または切り株(稲株)など大形物が
ロータリ爪(29)によって低い位置に飛散され、ロー
タリ爪(29)の飛散による比重分離作用によって小形
物が上層となり、また大形物が下層となり、上層の小形
物がリヤカバー(41)(43)によって均平にされ、
後方のレーキ(59)によって大形物がさらに下方に押
下げられる。従って、大形物によって培土内部の通気性
及び通水性が良好に保たれると共に、播種または苗移植
に適した状態に培土表層部が小形物によって形成され
る。
【0014】さらに、前記耕耘爪軸(28)を中心に同
一円周上に90度の間隔で4本のロータリ爪(29)…
を取付け、各ロータリ爪(29)先端側を左右方向に向
けて交互に湾曲させ、4本1列のロータリ爪(29)…
を耕耘爪軸(28)軸芯線方向に複数列設けるもので、
左右方向に隣接させるロータリ爪(29)(29)の先
端間に間隙を設け、ロータリ爪(29)の左右側方湾曲
幅を先端間隙の約2倍の大きさとし、左右方向のロータ
リ爪(29)(29)基端間隔が先端間隙の約5倍の大
きさになるようにロータリ爪(29)を形成している。
また、前記ロータリ爪(29)は土を切取った後に掬取
る形状に湾曲させ、ロータリ爪(29)の弾力変形の戻
り力によって左右ロータリ爪(29)(29)先端間隙
の残耕を破砕させる構造としたもので、従来のロータリ
爪取付け本数の約70パーセントの本数のロータリ爪
(29)…を取付け、ロータリ爪(29)の回転速度を
従来の回転速度(1分間に約200〜400回転)と略
同一とし、トラクタ(1)の走行速度を従来の走行速度
(1秒間に約0.5メートル)の約2倍とし、従来に比
べて耕耘負荷を増大させることなく、作業能率を約2倍
にして耕耘作業を行えるように構成している。また、前
記ロータリ爪(29)の土中突入地点に対し側面視で重
複する位置で前記切断刃(36)を土中に突入させ、切
断刃(36)の土中突入部を後方傾斜支持させ、かつ切
断刃(36)の左右両面を幅を有する偏平面で形成し、
牽引により切断刃(36)が土中に進入する下向きの力
と、切開される土が復元力によって切断刃(36)側面
に圧接する力が、切断刃(36)の抜出し抵抗力として
発生し、ロータリ爪(29)の土中突入抵抗の反力と略
等しいか若干大きい切断刃(36)の抜出し抵抗力によ
り、土中突入抵抗の反力によって耕耘ロータリ作業機
(14)全体が上方に持上げられるのを防ぎ、ロータリ
爪(29)が土中突入によって発生する衝撃を緩和させ
るように構成している。なお、耕耘爪軸(28)後方側
では、リヤカバー(40)(41)(43)の均平力の
反力(持上げ力)に対向してロータリ爪(29)抜出し
力の反力が発生し、各反力の均衡によって姿勢が安定す
る。
一円周上に90度の間隔で4本のロータリ爪(29)…
を取付け、各ロータリ爪(29)先端側を左右方向に向
けて交互に湾曲させ、4本1列のロータリ爪(29)…
を耕耘爪軸(28)軸芯線方向に複数列設けるもので、
左右方向に隣接させるロータリ爪(29)(29)の先
端間に間隙を設け、ロータリ爪(29)の左右側方湾曲
幅を先端間隙の約2倍の大きさとし、左右方向のロータ
リ爪(29)(29)基端間隔が先端間隙の約5倍の大
きさになるようにロータリ爪(29)を形成している。
また、前記ロータリ爪(29)は土を切取った後に掬取
る形状に湾曲させ、ロータリ爪(29)の弾力変形の戻
り力によって左右ロータリ爪(29)(29)先端間隙
の残耕を破砕させる構造としたもので、従来のロータリ
爪取付け本数の約70パーセントの本数のロータリ爪
(29)…を取付け、ロータリ爪(29)の回転速度を
従来の回転速度(1分間に約200〜400回転)と略
同一とし、トラクタ(1)の走行速度を従来の走行速度
(1秒間に約0.5メートル)の約2倍とし、従来に比
べて耕耘負荷を増大させることなく、作業能率を約2倍
にして耕耘作業を行えるように構成している。また、前
記ロータリ爪(29)の土中突入地点に対し側面視で重
複する位置で前記切断刃(36)を土中に突入させ、切
断刃(36)の土中突入部を後方傾斜支持させ、かつ切
断刃(36)の左右両面を幅を有する偏平面で形成し、
牽引により切断刃(36)が土中に進入する下向きの力
と、切開される土が復元力によって切断刃(36)側面
に圧接する力が、切断刃(36)の抜出し抵抗力として
発生し、ロータリ爪(29)の土中突入抵抗の反力と略
等しいか若干大きい切断刃(36)の抜出し抵抗力によ
り、土中突入抵抗の反力によって耕耘ロータリ作業機
(14)全体が上方に持上げられるのを防ぎ、ロータリ
爪(29)が土中突入によって発生する衝撃を緩和させ
るように構成している。なお、耕耘爪軸(28)後方側
では、リヤカバー(40)(41)(43)の均平力の
反力(持上げ力)に対向してロータリ爪(29)抜出し
力の反力が発生し、各反力の均衡によって姿勢が安定す
る。
【0015】さらに、図8は前記トラクタ(1)の走行
駆動系統図であり、摩擦板型主クラッチ(62)を介し
てエンジン(2)出力を伝達させる主変速ギヤ群(6
3)及びPTO変速ギヤ群(64)と、主変速ギヤ群
(63)の入力段に設ける前後進切換ギヤ群(65)
と、主変速ギヤ群(63)の出力段に設ける副変速ギヤ
群(66)と、前輪ギヤ群(67)を介して左右の前走
行輪(4)(4)に変速出力を伝達する前輪駆動軸(6
8)と、後デフ機構(69)を介して左右の後走行輪
(7)(7)に変速出力を伝達する後輪駆動軸(70)
を備える。そして、各ギヤ群(63)(65)(66)
及び各駆動軸(68)(70)を介して前後走行輪
(4)(7)を駆動するように構成している。また、P
TO変速ギヤ群(64)の入力段に、正転ギヤ(71)
並びに逆転ギヤ(72)並びに正逆転切換ギヤ(73)
を設け、前記正転及び逆転ギヤ(71)(72)のいず
れか一方に切換ギヤ(73)を噛合させ、ロータリ爪
(29)を正転させて耕耘作業を行い、またロータリ爪
(29)を逆転させて付着している藁草及び泥土を離脱
させるように構成している。
駆動系統図であり、摩擦板型主クラッチ(62)を介し
てエンジン(2)出力を伝達させる主変速ギヤ群(6
3)及びPTO変速ギヤ群(64)と、主変速ギヤ群
(63)の入力段に設ける前後進切換ギヤ群(65)
と、主変速ギヤ群(63)の出力段に設ける副変速ギヤ
群(66)と、前輪ギヤ群(67)を介して左右の前走
行輪(4)(4)に変速出力を伝達する前輪駆動軸(6
8)と、後デフ機構(69)を介して左右の後走行輪
(7)(7)に変速出力を伝達する後輪駆動軸(70)
を備える。そして、各ギヤ群(63)(65)(66)
及び各駆動軸(68)(70)を介して前後走行輪
(4)(7)を駆動するように構成している。また、P
TO変速ギヤ群(64)の入力段に、正転ギヤ(71)
並びに逆転ギヤ(72)並びに正逆転切換ギヤ(73)
を設け、前記正転及び逆転ギヤ(71)(72)のいず
れか一方に切換ギヤ(73)を噛合させ、ロータリ爪
(29)を正転させて耕耘作業を行い、またロータリ爪
(29)を逆転させて付着している藁草及び泥土を離脱
させるように構成している。
【0016】また、前記PTO変速ギヤ群(64)にエ
ンジン(2)出力を伝達させるPTO入力軸(74)に
PTOクラッチ(75)を設け、図3に示すPTOクラ
ッチレバー(76)操作によってPTOクラッチ(7
5)を入りまたは切り操作し、ロータリ爪(29)を駆
動または停止させるように構成している。前記PTOク
ラッチ(75)は摩擦板構造または係止爪係合構造のい
ずれでもよい。
ンジン(2)出力を伝達させるPTO入力軸(74)に
PTOクラッチ(75)を設け、図3に示すPTOクラ
ッチレバー(76)操作によってPTOクラッチ(7
5)を入りまたは切り操作し、ロータリ爪(29)を駆
動または停止させるように構成している。前記PTOク
ラッチ(75)は摩擦板構造または係止爪係合構造のい
ずれでもよい。
【0017】さらに、図1に示す如く、前記PTOクラ
ッチレバー(76)の入り操作を検出するリミットスイ
ッチ型PTOクラッチセンサ(77)と、手動操作用の
アクセルレバー(78)の操作位置を検出するポテンシ
ョメータ型アクセルセンサ(79)と、エンジン(2)
に供給する燃料調節をソレノイド等により行って回転数
を増減速制御する電子ガバナ(80)と、エンジン
(2)の回転数を検出するピックアップ型回転センサ
(81)を、マイクロコンピュータで形成する電子ガバ
ナコントローラ(82)に接続させている。
ッチレバー(76)の入り操作を検出するリミットスイ
ッチ型PTOクラッチセンサ(77)と、手動操作用の
アクセルレバー(78)の操作位置を検出するポテンシ
ョメータ型アクセルセンサ(79)と、エンジン(2)
に供給する燃料調節をソレノイド等により行って回転数
を増減速制御する電子ガバナ(80)と、エンジン
(2)の回転数を検出するピックアップ型回転センサ
(81)を、マイクロコンピュータで形成する電子ガバ
ナコントローラ(82)に接続させている。
【0018】また、前記アクセルレバー(78)は操作
された位置に保持され、アクセルセンサ(79)の設定
回転数に基づき電子ガバナ(80)が作動してエンジン
(2)の回転数を調節し、アクセルレバー(78)の設
定回転数でエンジン(2)を運転すると共に、前記PT
Oクラッチレバー(76)をPTOクラッチ(75)切
り位置から入り位置に操作するとき、PTOクラッチセ
ンサ(77)が入り操作を検出して電子ガバナ(80)
がエンジン(2)回転数を低下させる動作を行ってエン
ジン(2)回転が下がるのに必要な時間に対し、PTO
クラッチレバー(76)の入り操作をPTOクラッチセ
ンサ(77)が検出した後PTOクラッチ(75)が入
り動作するまでの時間が短くなるように、PTOクラッ
チセンサ(77)によるPTOクラッチレバー(76)
入り操作タイミングを設定している。
された位置に保持され、アクセルセンサ(79)の設定
回転数に基づき電子ガバナ(80)が作動してエンジン
(2)の回転数を調節し、アクセルレバー(78)の設
定回転数でエンジン(2)を運転すると共に、前記PT
Oクラッチレバー(76)をPTOクラッチ(75)切
り位置から入り位置に操作するとき、PTOクラッチセ
ンサ(77)が入り操作を検出して電子ガバナ(80)
がエンジン(2)回転数を低下させる動作を行ってエン
ジン(2)回転が下がるのに必要な時間に対し、PTO
クラッチレバー(76)の入り操作をPTOクラッチセ
ンサ(77)が検出した後PTOクラッチ(75)が入
り動作するまでの時間が短くなるように、PTOクラッ
チセンサ(77)によるPTOクラッチレバー(76)
入り操作タイミングを設定している。
【0019】上記のように、トラクタ(1)のPTO軸
(21)出力を制御するPTOクラッチ(75)を設け
ると共に、トラクタ(1)のエンジン(2)回転数を制
御する出力調節部材である電子ガバナ(80)を設ける
トラクタの駆動装置において、PTOクラッチ(75)
入り操作を検出するPTOクラッチセンサ(77)を設
けると共に、PTOクラッチセンサ(77)の検出に基
づき電子ガバナ(80)の回転数低下制御を自動的に行
わせるコントローラ(82)を設け、PTOクラッチ
(75)入り操作を検出してエンジン(2)回転数を自
動的に低下させるから、エンジン(2)が高速回転して
いても、または駆動負荷が大きい大型の作業機(14)
を装着していても、PTOクラッチ(75)入り動作時
にエンジン(2)負荷が急激に変化して大きな衝撃を発
生させる不具合をなくしている。
(21)出力を制御するPTOクラッチ(75)を設け
ると共に、トラクタ(1)のエンジン(2)回転数を制
御する出力調節部材である電子ガバナ(80)を設ける
トラクタの駆動装置において、PTOクラッチ(75)
入り操作を検出するPTOクラッチセンサ(77)を設
けると共に、PTOクラッチセンサ(77)の検出に基
づき電子ガバナ(80)の回転数低下制御を自動的に行
わせるコントローラ(82)を設け、PTOクラッチ
(75)入り操作を検出してエンジン(2)回転数を自
動的に低下させるから、エンジン(2)が高速回転して
いても、または駆動負荷が大きい大型の作業機(14)
を装着していても、PTOクラッチ(75)入り動作時
にエンジン(2)負荷が急激に変化して大きな衝撃を発
生させる不具合をなくしている。
【0020】そして、図9のフローチャートに示す如
く、前記PTOクラッチレバー(76)によるPTOク
ラッチ(75)入り操作がPTOクラッチセンサ(7
7)によって検出されると、エンジン(2)の定格回転
の50〜80パーセントの回転数よりもアクセルセンサ
(79)値が小さいとき、アクセルレバー(76)の設
定回転数を維持し乍らPTOクラッチ(75)が入り動
作すると共に、エンジン(2)の定格回転の50〜80
パーセントの回転数よりもアクセルセンサ(79)値が
大きいとき、前記PTOクラッチセンサ(77)入り操
作検出によって電子ガバナ(80)が自動的に作動し、
エンジン(2)の回転数を定格回転数の50〜80パー
セントの回転数に低下させ、PTOクラッチ(75)入
り動作により発生する衝撃を低減させる。また、前記エ
ンジン(2)回転数低下制御の後、PTOクラッチ(7
5)入り動作時間と略等しい所定時間が経過すると、電
子ガバナ(80)が自動的に作動し、アクセルセンサ
(79)値に基づきエンジン(2)回転数を上げ、アク
セルレバー(76)の設定回転数に自動的に復帰させ、
農作業を行うように構成している。
く、前記PTOクラッチレバー(76)によるPTOク
ラッチ(75)入り操作がPTOクラッチセンサ(7
7)によって検出されると、エンジン(2)の定格回転
の50〜80パーセントの回転数よりもアクセルセンサ
(79)値が小さいとき、アクセルレバー(76)の設
定回転数を維持し乍らPTOクラッチ(75)が入り動
作すると共に、エンジン(2)の定格回転の50〜80
パーセントの回転数よりもアクセルセンサ(79)値が
大きいとき、前記PTOクラッチセンサ(77)入り操
作検出によって電子ガバナ(80)が自動的に作動し、
エンジン(2)の回転数を定格回転数の50〜80パー
セントの回転数に低下させ、PTOクラッチ(75)入
り動作により発生する衝撃を低減させる。また、前記エ
ンジン(2)回転数低下制御の後、PTOクラッチ(7
5)入り動作時間と略等しい所定時間が経過すると、電
子ガバナ(80)が自動的に作動し、アクセルセンサ
(79)値に基づきエンジン(2)回転数を上げ、アク
セルレバー(76)の設定回転数に自動的に復帰させ、
農作業を行うように構成している。
【0021】さらに、図10のフローチャートに示す如
く、前記PTOクラッチレバー(76)によるPTOク
ラッチ(75)入り操作がPTOクラッチセンサ(7
7)によって検出されたとき、電子ガバナ(80)を自
動的に作動させ、アクセルセンサ(79)値の50〜8
0パーセント又はアイドリング回転数のいずれか高い方
の回転数に低下させ、PTOクラッチ(75)入り動作
により発生する衝撃を低減させることも行える。
く、前記PTOクラッチレバー(76)によるPTOク
ラッチ(75)入り操作がPTOクラッチセンサ(7
7)によって検出されたとき、電子ガバナ(80)を自
動的に作動させ、アクセルセンサ(79)値の50〜8
0パーセント又はアイドリング回転数のいずれか高い方
の回転数に低下させ、PTOクラッチ(75)入り動作
により発生する衝撃を低減させることも行える。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、トラクタ(1)のPTO軸(21)出力を制御する
PTOクラッチ(75)を設けると共に、トラクタ
(1)のエンジン(2)回転数を制御する出力調節部材
(80)を設けるトラクタの駆動装置において、PTO
クラッチ(75)入り操作を検出するPTOクラッチセ
ンサ(77)を設けると共に、PTOクラッチセンサ
(77)の検出に基づき出力調節部材(80)の回転数
低下制御を自動的に行わせるコントローラ(82)を設
けたもので、PTOクラッチ(75)入り操作を検出し
てエンジン(2)回転数を自動的に低下させるから、エ
ンジン(2)が高速回転していても、または駆動負荷が
大きい大型の作業機(14)を装着していても、PTO
クラッチ(75)入り動作時にエンジン(2)負荷が急
激に変化して大きな衝撃を発生させる不具合をなくすこ
とができ、PTOクラッチ(75)操作性向上などを容
易に図ることができるものである。
は、トラクタ(1)のPTO軸(21)出力を制御する
PTOクラッチ(75)を設けると共に、トラクタ
(1)のエンジン(2)回転数を制御する出力調節部材
(80)を設けるトラクタの駆動装置において、PTO
クラッチ(75)入り操作を検出するPTOクラッチセ
ンサ(77)を設けると共に、PTOクラッチセンサ
(77)の検出に基づき出力調節部材(80)の回転数
低下制御を自動的に行わせるコントローラ(82)を設
けたもので、PTOクラッチ(75)入り操作を検出し
てエンジン(2)回転数を自動的に低下させるから、エ
ンジン(2)が高速回転していても、または駆動負荷が
大きい大型の作業機(14)を装着していても、PTO
クラッチ(75)入り動作時にエンジン(2)負荷が急
激に変化して大きな衝撃を発生させる不具合をなくすこ
とができ、PTOクラッチ(75)操作性向上などを容
易に図ることができるものである。
【図1】エンジン制御回路図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】耕耘ロータリ作業機の側面図。
【図5】ロータリ爪部の側面図。
【図6】リヤカバーの平面図。
【図7】ロータリ爪部の背面図。
【図8】トラクタの駆動説明図。
【図9】図1のフローチャート。
【図10】図9の変形例を示すフローチャート。
(1) トラクタ (2) エンジン (21) PTO軸 (75) PTOクラッチ (77) PTOクラッチセンサ (80) 電子ガバナ(出力調節部材) (82) 電子ガバナコントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 トラクタのPTO軸出力を制御するPT
Oクラッチを設けると共に、トラクタのエンジン回転数
を制御する出力調節部材を設けるトラクタの駆動装置に
おいて、PTOクラッチ入り操作を検出するPTOクラ
ッチセンサを設けると共に、PTOクラッチセンサの検
出に基づき出力調節部材の回転数低下制御を自動的に行
わせるコントローラを設けたことを特徴とするトラクタ
の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34971095A JP3407173B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | トラクタの駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34971095A JP3407173B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | トラクタの駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168311A true JPH09168311A (ja) | 1997-06-30 |
JP3407173B2 JP3407173B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=18405583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34971095A Expired - Fee Related JP3407173B2 (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | トラクタの駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3407173B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010234862A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Kubota Corp | 作業車の伝動装置 |
CN118088671A (zh) * | 2024-03-08 | 2024-05-28 | 山东超星智能科技有限公司 | 一种基于手动变速箱的电控改造系统 |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP34971095A patent/JP3407173B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010234862A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Kubota Corp | 作業車の伝動装置 |
CN118088671A (zh) * | 2024-03-08 | 2024-05-28 | 山东超星智能科技有限公司 | 一种基于手动变速箱的电控改造系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3407173B2 (ja) | 2003-05-19 |
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