JPH09167410A - オートチェンジャのカセット搬送機 - Google Patents

オートチェンジャのカセット搬送機

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Publication number
JPH09167410A
JPH09167410A JP7330929A JP33092995A JPH09167410A JP H09167410 A JPH09167410 A JP H09167410A JP 7330929 A JP7330929 A JP 7330929A JP 33092995 A JP33092995 A JP 33092995A JP H09167410 A JPH09167410 A JP H09167410A
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JP
Japan
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cassette
console
pair
view
hand
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Application number
JP7330929A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Saeki
純一 佐伯
Keiji Tadokoro
敬二 田所
Hideaki Noguchi
秀昭 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセット収納室や記録再生装置のカセット挿
入口等の向きを自由に配置できる。 【解決手段】 水平方向及び垂直方向にカセット搬送体
31を移動自在に設け、このカセット搬送体31のベー
ス台座61には垂直回転アーム部材64を垂直回転自在
に設け、この垂直回転アーム部材64には、カセットK
の受け渡しが可能なカセット保持体67を上記垂直回転
に対して直交回転するように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートチェンジャ
本体内に記録再生装置、及び、カセットの収納された多
数のカセット収納室を有するオートチェンジャにあっ
て、記録再生装置と任意のカセット収納室との間等でカ
セットの搬送を行うカセット搬送機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオートチェンジャのカセット搬送
機は、オートチェンジャ本体の上下位置に配置された一
対のガイドレールを有し、この一対のガイドレールに水
平移動体がスライド自在に設けられている。この水平移
動体には垂直ガイドレールが固定され、この垂直ガイド
レールにカセット搬送体がスライド自在に設けられてい
る。即ち、カセット搬送体は水平移動と垂直移動とを駆
使することによりオートチェンジャ本体内のあらゆる位
置に移動できる。そして、カセット搬送体にはカセット
の受け渡しが可能なカセット保持体が水平方向又は垂直
方向に回転自在に設けられている。カセット保持体が水
平方向又は垂直方向に180度回転することによってカ
セット搬送体の両側に配置されたカセット収納室や記録
再生装置との間でカセットの受け渡しができる。即ち、
カセット搬送体の搬送エリアの両側にそれぞれカセット
収納室や記録再生装置を配置でき、オートチェンジャ本
体のコンパクト化及びカセット収納密度の向上が図られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、カセット保持体が水平方向又は垂直方向
にのみ回転自在であるため、カセット保持体がカセット
の受け渡しをする相手方であるカセット収納室、記録再
生装置のカセット挿入口等は全て同一方向とする必要が
ある。従って、カセット収納室はカセットの長期保存に
適する縦向きとし、記録再生装置のカセット挿入口は横
向きとするなど自由な配置ができないという欠点があ
る。
【0004】そこで、本発明は、カセット収納室や記録
再生装置のカセット挿入口等の向きを統一する必要がな
く自由に設定できるオートチェンジャのカセット搬送機
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のオートチェンジャのカセット搬送機は、水平
方向及び垂直方向にカセット搬送体を移動自在に構成
し、このカセット搬送体にはカセットの受け渡しが可能
なカセット保持体を設け、このカセット保持体を垂直回
転と水平回転の両方向に対してそれぞれ回転自在に設け
たものである。
【0006】従って、カセット保持体の向きを自由に変
えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1から図68には本発明の一実施
形態のオートチェンジャが示され、このオートチェンジ
ャを下記の順で説明する。
【0008】1.オートチェンジャ本体及びカセット搬
送機の概略 1−a.基本コンソール 1−b.ドライブコンソール 1−c.カセットコンソール 1−d.拡張基本コンソール 1−e.カセット受け渡し機構 1−f.カセット搬送機の概略 1−g.各種の具体的システム構成例 2.カセット搬送機の詳細 3.水平移動体への電源供給等 4.カセット搬送体の回転 5.カセット保持体 5−a.ハンド部の前後移動 5−b.ハンド部調芯機構 5−c.ハンド部上下調整機構 5−d.カセットハンド機構 5−e.カセット押出し機構 5−f.カセットガイド機構 5−g.カセットガイドの詳細 5−h.収納室ロック解除手段 6.カセット棚の詳細 7.カセット搬送機のカセット受け渡し動作 7−a.カセットの取り込み動作 7−b.カセットの渡し動作 7−c.カセットガイドのコ字形状の作用 7−d.カセットガイドの位置調整 7−e.ロック解除レバーの退出動作 8.オートチェンジャ本体の搬送エリア、回転エリア 9.カセット搬送体の位置検出手段 10.カセットイン・アウト機構 11.各種の変形例 1.オートチェンジャ本体及びカセット搬送機の概略
(図1〜図19) オートチェンジャは、基本コンソールAとドライブコン
ソールBとカセットコンソールCと拡張基本コンソール
Dとの4種類の一部又は全部を用い、これらを任意の数
だけ、任意の順番で連結して構成されるオートチェンジ
ャ本体1と、このオートチェンジャ本体1内を移動して
カセットKの搬送を行う1台又は複数台のカセット搬送
機2とから大略構成される。
【0009】1−a.基本コンソール 図1〜図3において、基本コンソールAは長方体状を有
し、その中央空間には下記するカセット搬送体2が移動
する搬送エリアCEが構成されている。この搬送エリア
CEの後方位置にはコントロールボックス3と上下2段
の小さいカセット棚4が配置され、搬送エリアCEの前
方位置には上下2段の入出用カセット棚5がそれぞれ設
けられている。コントロールボックス3にはコントロー
ラ等の電子回路が収納されている。各カセット棚4には
縦置きでカセットKを収納するカセット収納室6が複数
設けられている。各入出用カセット棚5には上下方向に
4つの入出用カセット挿入室7が設けられ、この各入出
用カセット挿入室7は、下記に詳説するように、基本コ
ンソールAの外部からと内部からの両方からカセットK
の挿入ができるように構成されている。各入出用カセッ
ト挿入室7には横置きでカセットKを収納する。又、入
出用カセット挿入室7は蓋28a,28bの上下動によ
って開閉される。
【0010】また、基本コンソールAの搬送エリアCE
の上位置と下位置とには、左右方向(カセットの水平搬
送方向)に延びるガイドレール8がそれぞれ設けられて
いる。又、下位置のガイドレール8の近くにはガイドレ
ール8と同一方向に延びる通電用レール9が設けられて
いる。
【0011】さらに、基本コンソールAの両側面にはそ
れぞれドライブコンソールBやカセットコンソールCや
他の基本コンソールAが選択的に連結可能に構成されて
いると共に基本コンソールAの前後面にはそれぞれ拡張
基本コンソールDが連結可能に構成されている。拡張基
本コンソールDを連結する場合には入出用カセット棚5
等を取り外す。
【0012】また、カセットKはテープカセットである
が、本発明においてカセットKとは記録再生装置に対し
て着脱可能な記録媒体をいい、例えばデイスクカセッ
ト、ディスク自体をも含む。
【0013】1−b.ドライブコンソール 図1、図4及び図5において、ドライブコンソールB
は、連結時に基本コンソールAより後方向に突出した長
方体状を有し、この中央空間には上記基本コンソールA
と同様に搬送エリアCEが構成されている。この搬送エ
リアCEの後方位置には上下方向に配置された3台の記
録再生装置10と上下2段の小さいカセット棚4が配置
され、搬送エリアCEの前方位置には上下2段の大きな
カセット棚4が配置されている。記録再生装置10のカ
セット挿入口10aは横向きであり、カセット棚4には
縦置きでカセットKを収納するカセット収納室6が複数
設けられている。
【0014】また、ドライブコンソールBの搬送エリア
CEの上位置と下位置とには、基本コンソールAと同様
に一対のガイドレール8が設けられていると共に下位置
には通電用レール9が設けられている。さらに、ドライ
ブコンソールBの両側面にはそれぞれ基本コンソールA
やカセットコンソールCや他のドライブコンソールBが
選択的に連結可能に構成されていると共にドライブコン
ソールBの前面には拡張基本コンソールDが連結可能に
構成されている。拡張基本コンソールDを連結する場合
には上段のカセット棚4を取り外す。
【0015】1−c.カセットコンソール 図1、図6及び図7において、カセットコンソールC
は、基本コンソールAとほぼ同じ大きさの長方体状を有
し、この中央空間には上記基本コンソールAと同様に搬
送エリアCEが構成されている。この搬送エリアCEの
前後位置には上下2段の大きなカセット棚4がそれぞれ
配置され、この各カセット棚4には縦置きでカセットK
を収納するカセット収納室6が多数設けられている。
【0016】また、カセットコンソールCの搬送エリア
CEの上位置と下位置とには、基本コンソールAと同様
に一対のガイドレール8が設けられていると共に下位置
には通電用レール9が設けられている。さらに、カセッ
トコンソールCの両側面にはそれぞれ基本コンソールA
やドライブコンソールBや他のカセットコンソールCが
選択的に連結可能に構成されていると共にカセットコン
ソールCの前後面にはそれぞれ拡張基本コンソールDが
連結可能に構成されている。拡張基本コンソールDを連
結する場合には連結する位置の上段のカセット棚4を取
り外す。
【0017】1−d.拡張基本コンソール 図1、図8及び図9において、拡張基本コンソールD
は、基本コンソールAとほぼ同じ大きさの長方体状を有
し、この中央空間には上記基本コンソールAと同様に搬
送エリアCEが構成されている。この搬送エリアCEの
後方位置にはコンソールボックス3と上下2段の小さい
カセット棚4が配置され、搬送エリアCEの前方位置に
は上下2段の小さいカセット棚4が配置されていると共
に上段のカセット棚4の上方にはカセット受け渡し機構
Fが設けられている。コントロールボックス3にはコン
トローラ等の電子回路が収納されている。各カセット棚
4には縦置きでカセットKを収納するカセット収納室6
が複数設けられている。
【0018】また、拡張基本コンソールDの搬送エリア
CEの上位置と下位置とには、基本コンソールAと同様
に一対のガイドレール8が設けられていると共に下位置
には通電用レール9が設けられている。さらに、拡張基
本コンソールDの左側面はドライブコンソールBや基本
コンソールAの各前面側、及び、カセットコンソールC
の前後面側とそれぞれ選択的に連結可能に構成されてい
る。拡張基本コンソールDの右側面はドライブコンソー
ルBやカセットコンソールCや基本コンソールAとそれ
ぞれ選択的に連結可能に構成されている。
【0019】即ち、拡張基本コンソールDは、第1の方
向に連結されたコンソール群に対しては第1の方向とは
別の第2の方向(直交方向)に対して連結される。
【0020】1−e.カセット受け渡し機構 カセット受け渡し機構Fは、図1、図8及び図9に示す
如く、上下2つのカセット受け渡し棚11を有し、この
各カセット受け渡し棚11は個別の動力伝達系によって
独立して移動するよう構成されている。各カセット受け
渡し棚11には横向きでカセットKを収納するカセット
収納室12が設けられている。尚、2つのカセット受け
渡し棚11を同一の動力伝達系によって一体的に移動す
るように構成しても良い。
【0021】図10及び図11において、カセット受け
渡し機構Fは、拡張基本コンソールDに固定され、且
つ、一対のガイドレール8と同一方向に延びるスライド
レール13を有し、このスライドレール13にはスライ
ドブロック14がスライド自在に取り付けられている。
このスライドブロック14には無限端のタイミングベル
ト15が固定され、このタイミングベルト15は一対の
プーリ16に掛けられている。この一対のプーリ16の
一方の軸には歯車17が固定され、この歯車17は中間
歯車18の小径歯部に噛み合っている。中間歯車18の
大径歯部はスライド用モータ19の軸に固定の歯車20
に噛み合っている。又、スライドレール13の近傍には
一対のスライド用ストッパー部21a,21bが設けら
れ、スライドブロック14は一方のスライド用ストッパ
ー部21aに当接する図10、図11の実線位置と他の
スライド用ストッパー部21bに当接する図10、図1
1の一点鎖線位置との間で直線移動する。
【0022】スライドブロック14の下方には回転用モ
ータ22と減速歯車部23とが設けられ、回転用モータ
22の回転は減速歯車部23によって減速されて出力軸
24に伝達される。この出力軸24はスライドブロック
14の上面に突出し、この突出した出力軸24に前記カ
セット受け渡し棚11が固定されている。スライドブロ
ック14の上面には2つの回転ストッパー部25a,2
5bが設けられ、カセット受け渡し棚11の下面には棚
側ストッパー部26が設けられている。カセット受け渡
し棚11は棚側ストッパー部26が一方の回転ストッパ
ー部25aに当接する図10,図11の一点鎖線位置と
他方の回転ストッパー部25bに当接する図10、図1
1の二点鎖線位置との間で回転する。
【0023】即ち、カセット受け渡し棚11は、図1、
図10、図11の二点鎖線位置である第1カセット受け
渡し位置と、図1、図10、図11の実線位置である第
2カセット受け渡し位置との間でカセットKを移動す
る。第1カセット受け渡し位置では第1の方向に連結さ
れたコンソール内に位置し、第1の方向で移動するカセ
ット搬送機2によってカセットKの受け渡しがなされ
る。第2カセット受け渡し位置では第2の方向に連結さ
れた拡張基本コンソールD内に位置し、第2の方向で移
動するカセット搬送機2によってカセットKの受け渡し
がなされる。
【0024】1−f.カセット搬送機の概略 カセット搬送機2は、オートチェンジャ本体1を構成す
るコンソールA〜Dの上下一対のガイドレール8と、こ
の一対のガイドレール8にガイドされて水平移動する水
平移動体30と、この水平移動体30に対して垂直移動
するカセット搬送体31とから成り、カセット搬送体3
1は下記する駆動系によって垂直方向に移動する。そし
て、カセット搬送体31はカセット収納室6や記録再生
装置10等との間でカセットKの受け渡しが可能に構成
されている。
【0025】即ち、第1の方向に連結されたコンソール
群には1台のカセット搬送機2が配置され、このカセッ
ト搬送機2がこのコンソール群の全ての位置に移動し、
且つ、カセット受け渡し機構Fの第1カセット受け渡し
位置を含む全ての受け渡し位置(カセット収納室6の入
口、記録再生装置10のカセット挿入口10a、入出用
カセット挿入室7の内側入口)でカセットKの受け渡し
を行う。又、第2の方向に連結されたコンソール群にも
1台のカセット搬送機2が配置され、このカセット搬送
機2が上記と同様にカセットKの受け渡しを行う。
【0026】1−g.各種の具体的システム構成例 図12(a),(b)は、最小システムの例であり、オ
ートチェンジャ本体1は基本コンソールAとドライブコ
ンソールBのみから成る。カセット搬送機2も1台で済
む。
【0027】図13は、上記最小システムに対してカセ
ットコンソールCとドライブコンソールBとを交互に複
数台連結して構成したシステムである。即ち、図12
(a),(b)の最小システムに対して第1の方向に拡
張したものであり、カセット搬送機2の台数を増やす必
要がない。
【0028】図14は、上記最小システムに対してドラ
イブコンソールBのみを複数台連結して構成したシステ
ムでる。図13のシステムと同様に第1の方向に拡張し
たものである。
【0029】図15は、図14のシステムに対して適所
のドライブコンソールBの前面側に拡張基本コンソール
Dをそれぞれ連結し、この各拡張基本コンソールDにカ
セットコンソールCを複数台連続的に連続したシステム
である。即ち、図14のシステムに対して第2の方向に
複数列拡張したものであり、各列に対してカセット搬送
機2が必要である。例えば第2の方向に連続したコンソ
ール群内のカセットKは第2の方向のカセット搬送機2
によってカセット受け渡し機構Fの受け渡し棚11に搬
送し、カセット受け渡し機構Fによって第2カセット受
け渡し位置から第1カセット受け渡し位置へ移動され
る。そして、第1の方向のカセット搬送機2がカセット
受け渡し棚11のカセットKを記録再生装置10等へと
搬送する。
【0030】図1及び図16は、図13のシステムに対
して適所のドライブコンソールB及びカセットコンソー
ルCの前面側に拡張基本コンソールDをそれぞれ連結
し、この各拡張基本コンソールDにドライブコンソール
BとカセットコンソールCを交互に複数台連続的に連結
したシステムである。即ち、図13のシステムに対して
第2の方向に複数列拡張したものである。
【0031】図17は、基本コンソールAに対して第1
の方向に2台のドライブコンソールBと2台のカセット
コンソールCとを交互に連続して連結し、且つ、ドライ
ブコンソールBの前面側に拡張基本コンソールDを連結
し、この各拡張基本コンソールDにドライブコンソール
BとカセットコンソールCを交互に連続的に連結したシ
ステムである。
【0032】図18は、基本コンソールAに対して第1
の方向にカセットコンソールCを複数台連続して連結
し、この複数台のカセットコンソールCの一部のカセッ
トコンソールCの前面側に拡張基本コンソールDを連結
し、この各拡張基本コンソールDにはドライブコンソー
ルBとカセットコンソールCとドライブコンソールBと
をこの順序で連結し、又、第1の方向に複数台のカセッ
トコンソールCの一部のカセットコンソールCの後面側
に拡張基本コンソールDを連結し、この各拡張基本コン
ソールDにはカセットコンソールCとドライブコンソー
ルBとを連結して構成したシステムである。即ち、設置
部屋の柱27をよけてシステムを構成している。
【0033】図19は、基本コンソールAに対して第1
の方向に空間コンソールEを連続的に連結し、この複数
台の空コンソールEの一部の前後面側に拡張基本コンソ
ールDをそれぞれ連結して構成したシステムである。空
コンソールEにはカセット搬送機2が移動する一対のガ
イドレール8と通電用レール9のみが設けられている。
【0034】2.カセット搬送機の詳細(図20〜図2
2) 次に、上記に概略を示したカセット搬送機2の詳細につ
いて説明する。図20にはカセット搬送機2の全体斜視
図、図21には図20のc−c線断面図、図22には図
20のd−d線断面図がそれぞれ示されている。図20
〜図22において、各コンソールA〜Eに固定された上
下一対のガイドレール8にはラック32がそれぞれ固定
されている。この一対のラック32は一対のガイドレー
ル8と同一方向に延設されている。
【0035】水平移動体30は、下部支持部30aと上
記支持部30bとこれらを連結する垂直ロッド部30c
とから成る。下部支持部30aと上部支持部30bとに
は一対のガイドレール8の3面に圧接するガイドローラ
33がそれぞれ設けられており、水平移動体30はこれ
らガイドローラ33がガイドレール8面をころがること
によってスライド自在に設けられている。
【0036】また、垂直ロッド部30cには駆動源であ
る水平用モータ34が固定され、この水平用モータ34
の回転軸にはプーリ35が固定されている。このプーリ
35にはタイミングベルト36の一端が掛けられ、この
タイミングベルト36の他端は大径のプーリ37に掛け
られている。この大径のプーリ37の軸38は垂直ロッ
ド部30cに回転自在に支持され、その先端側は垂直ロ
ッド30cの上下端の位置までそれぞれ達している。こ
の軸の上下端には歯車39が固定され、この各歯車39
は左右一対の歯車40にそれぞれ噛み合っている。又、
この左右一対の歯車40にはピニオン41が一体的に固
定され、この上下位置の一対のピニオン41が上下一対
のラック32にそれぞれ噛み合っている。
【0037】さらに、垂直ロッド部30cには垂直方向
に延びるガイドレール42が固定され、このガイドレー
ル42にはカセット搬送体31のスライダ43がスライ
ド自在に設けられている。又、上部支持部30aには垂
直用モータ44が固定され、この垂直用モータ44の回
転軸にはプーリ45が固定されている。このプーリ45
にはタイミングベルト46の一端が掛けられ、このタイ
ミングベルト46の他端は大径のプーリ47に掛けられ
ている。この大径のプーリ47と同軸に固定されたプー
リ48と下部支持部30aに支持されたプーリ49との
間にはタイミングベルト50が掛けられており、このタ
イミングベルト50が前記カセット搬送体31のスライ
ダ43に固定されている。
【0038】上記構成において、水平用モータ34が駆
動すると、この駆動力で軸38が回転して上下位置の左
右一対のピニオン41が同一方向に回転することによっ
て水平移動体30が水平移動する。即ち、水平移動体3
0は、同一タイミングで回転する上下位置のピニオン4
1が上下一対のラック32に噛み合うことによって上下
の位相を保ちながら水平移動する。垂直用モータ44が
駆動すると、この駆動力でタイミングベルト50が移動
してカセット搬送体31が垂直方向に移動する。即ち、
カセット搬送体31はこの水平移動、垂直移動、これら
の合成移動によって搬送エリアCE内のあらゆる位置に
移動可能である。
【0039】3.水平移動体への電源供給等(図23,
図24) 図23には通電用レール9及び摺動接触子51付付近の
要部平面図、図24には図23のe−e線断面図がそれ
ぞれ示されている。図23及び図24において、各コン
ソールA〜Eに固定された通電用レール9は、上記ガイ
ドレール8の近傍で、且つ、ガイドレール8と同一方向
に延設されている。この通電用レール9には長手方向に
上下3段の通電端子55が設けられている。各通電端子
55はオートチェンジャ本体1の電源及びアースにケー
ブル(図示せず)を介して接続されている。
【0040】一方、水平移動体30の下部支持部30a
には3つの第1基部56が固定され、この各第1基部5
6と各第2基部57との間は一対の平行リンク部58を
介してそれぞれ取付けられている。この一対の平行リン
ク部58間にはバネ59が介在されている。
【0041】各第2基部57には摺動接触子60がそれ
ぞれ回転自在に支持され、この各摺動接触子60は上記
各バネ59のバネ力によって上記通電用レール9の各通
電端子55に圧接されている。各摺動接触子60は水平
移動体30の図示しないコントロールボックスにケーブ
ルを介して接続されている。
【0042】水平移動体30が一対のガイドレール8に
沿って移動すると、各摺動接触子60が通電用レール9
上を摺動するため、水平移動体30には常に電源が供給
される。
【0043】また、基本コンソールAのコントロールボ
ックス3及び拡張基本コンソールDのコントロールボッ
クス3には発光部(図示せず)が設けられ、水平移動体
30のコントロールボックス(図示せず)には受光部
(図示せず)が設けられ、オートチェンジャ本体1側か
らの制御信号は無線通信(赤外線通信)によって送信さ
れるよう構成されている。尚、制御信号も上記電源供給
と同様に、通電用レール9と摺動接触子60とによって
送信するよう構成しても良い。
【0044】4.カセット搬送体の回転(図25〜図2
9) 図25及び図26にはカセット搬送体31の概略斜視図
がそれぞれ示され、又、図27にはその正面図、図28
にはその平面図、図29にはその右側面図がそれぞれ示
されている。図25から図29において、ガイドレール
42にスライド自在に設けられたスライダ43にはベー
ス台座61が固定され、このベース台座61の一方の面
には垂直回転用モータ62が固定され、他方の面には第
1減速ドラム63が固定されている。この第1減速ドラ
ム63はハーモニックギヤ式であり、ベース台座61に
固定された固定部63aと、垂直回転用モータ62の回
転が入力された回転入力部63bと、この回転入力部6
3bの回転を減速して出力する減速出力部63cとから
成り、この減速出力部63cには垂直回転アーム部材6
4が固定されている。又、減速ドラム63の減速出力部
63cには90度円周切欠き部63dが形成され、この
90度円周切欠き部63d内には固定部63aの回転ス
トッパー部63eが配置されている。即ち、垂直回転ア
ーム部材64が90度の範囲で垂直回転することによっ
て下記するカセット保持体67が図25,図26にて二
点鎖線で示す横向き位置と図25,図26にて実線で示
す縦向き位置との間で変位する。
【0045】垂直固定アーム部材64の先端には前記ベ
ース台座61とは直交する直交プレート部64aが設け
られ、この直交プレート部64aの一方の面には水平回
転用モータ65が固定され、他方の面には第2減速ドラ
ム66が固定されている。この第2減速ドラム66は上
記第21減速ドラム63と同様の構成を有し、固定部6
6aと回転入力部66bと減速出力部66cとから成
る。この減速出力部66cにはカセット保持体67が固
定されている。第2減速ドラム66の減速出力部66c
には180度円周切欠き部66dが形成され、この18
0度円周切欠き部66d内には固定部66aの回転スト
ッパー部66eが配置されている。カセット保持体67
は180度の範囲で上記垂直回転に対して直交回転する
ことによって図25の前向き位置と図26の後向き位置
との間で変位する。
【0046】即ち、カセット保持体67は、図25に示
す前向き位置で、図25にて実線で示す縦向き位置と図
25にて二鎖線で示す横向き位置、及び、図26に示す
後向き位置で、図26にて実線で示す縦向き位置と図2
6にて二点鎖線で示す横向き位置の4ポジションに変位
できる。従って、カセット収納室6、記録再生装置10
のカセット挿入口10a、入出用カセット挿入室7等の
向きを自由に設定できる。又、カセット搬送体31の搬
送エリアCEの両側(前方と後方)にカセット収納室
6、記録再生装置10、入出用カセット挿入室7等を配
置できるため、オートチェンジャ本体1のコンパクト化
及びカセット収納密度の向上になる。
【0047】この実施形態では、カセット収納室6はテ
ープカセットの長期保存に適する縦向き、記録再生装置
10のカセット挿入口10aは大型のカセットをローデ
ィングするのに適する横向き、入出用カセット挿入室7
は大型のカセットを取り扱う(挿入動作)のに適する横
向きにそれぞれ設定されている。
【0048】また、図57に示すように、カセット保持
体67が図25,図26にて二点鎖線で示す横向き位置
における水平回転の回転中心C0は、搬送エリアCEの
幅方向の中心になるよう設定されている。このように設
定することによって搬送エリアCEの幅を最小限とする
ことができ、オートチェンジャ本体1のコンパクト化に
なる。
【0049】5.カセット保持体(図30〜図36) 5−a.ハンド部の前後移動 図30にはカセット保持体67の全体斜視図、図31に
はその平面図、図32にはその一部破断背面図、図33
にはその一部破断右側面図がそれぞれ示されている。図
30から図33において、カセット保持体67の保持体
ベース68は、上記の如く第2減速ドラム66の出力回
転部66cに固定され、この保持体ベース68の上面の
中央凹部68aには前後2箇所に固定ガイド(スライ
ダ)67が固定されている。この一対の固定ガイド69
には前後方向に延びるレール状スライダ70がスライド
自在に設けられ、このレール状スライダ70は第1可動
部材71の下面に固定されている。この第1可動部材7
1の下面にはラック72が固定され、このラック72に
はピニオン73が噛み合っている。このピニオン73は
保持体ベース68に回転自在に支持され、ピニオン73
と同軸で、且つ、一体的に設けられた歯車74は中間歯
車75の小径歯部に噛み合っている。この中間歯車75
の大径歯部は歯車76に噛み合っており、この歯車76
がハンド前後移動用モータ77の軸に固定されている。
【0050】前記第1可動部材71の上面には前後方向
に延びるガイドレール78が固定されており、このガイ
ドレール78にはスライダ79がスライド自在に設けら
れている。このスライダ79は第2可動部材80の下面
に固定され、この第2可動部材80は第1可動部材71
の上方に配置されている。又、第1可動部材71の前後
両端にはプーリ81がそれぞれ支持され、この一対のプ
ーリ81間にはタイミングベルト82が掛けられてい
る。このタイミングベルト82はその下方側が前記カセ
ット保持体68の固定部68bに固定されていると共に
その上方側が第2可動部材80の固定部80aに固定さ
れている。
【0051】そして、ハンド前後移動用モータ77が駆
動すると、この回転が中間歯車75等で減速されてピニ
オン73に伝達され、この回転がラック72に伝達され
て第1可動部材71が前後方向に移動する。この第1可
動部材71が移動すると、タイミングベルト82が移動
し、このタイミングベルト82の移動によって第2可動
部材80が前後方向に移動する。即ち、第2可動部材8
0は第1可動部材71と同一方向にスライド移動する
が、第1可動部材71上に載っているため第1可動部材
71の2倍の距離を移動する。
【0052】5−b.ハンド部調芯機構 ハンド部調芯機構Gは、図36(a)に詳しく示すよう
に、第2可動部材80の上面に固定された左右方向のガ
イドレール83を有し、このガイドレール83には左右
可動部材84のスライダ85が左右方向にスライド自在
に設けられている。又、第2可動部材80には左右方向
に延びるロッド90が固定され、このロッド90には左
右一対の係止リング部材86a,86bとこの一対の係
止リング部材86a,86b間に配置された付勢手段で
ある圧縮コイルバネ87とがそれぞれ挿入されている。
この左右一対の係止部材86a,86bは圧縮コイルバ
ネ87のバネ力によって左右一対のセンター規制部88
a,88bにそれぞれ圧接されている。この左右一対の
センター規制部88a,88bは第2可動部材80に設
けられ、この一対のセンター規制部88a,88bの中
心位置はカセット保持体67の左右方向の中心に設定さ
れている。
【0053】一方、前記左右可動部材84には左右一対
の調芯突部89a,89bがそれぞれ設けられ、この左
右一対の調芯突部89a,89bは前記一対の係止リン
グ部材86a,86bの外周面にそれぞれ当接してい
る。又、左右一対の調芯突部89a,89bの間の寸法
は前記一対のセンター規制部88a,88b間と同一に
設定され、且つ、左右一対の調芯突部89a,89bの
中心位置は下記するハンド部93の左右方向の中心に設
定されている。
【0054】即ち、図36(b)に示す如く、ハンド部
93に対してN1矢印方向の外力が働くと、圧縮コイル
バネ87のバネ力に抗して一方の係止リング部材86a
がセンター側に移動してハンド部93がN1矢印方向に
変位するが、上記外力がなくなると一方の係止リング部
材86aが圧縮コイルバネ87のバネ力によってセンタ
ー位置に復帰する。又、図36(c)に示す如く、ハン
ド部93に対してN2矢印方向の外力が働くと、圧縮コ
イルバネ87のバネ力に抗して他方の係止リング部材8
6bが移動してハンド部93がN2矢印方向に変位する
が、上記外力がなくなると他方の係止リング部材86b
が圧縮コイルバネ87のバネ力によってセンター位置に
復帰する。
【0055】5−c.ハンド部上下調整機構 ハンド部上下調整機構Hは、図36(a)に詳しく示す
ように、左右可動部材84にそれぞれ立設された垂直ロ
ッド91とガイドロッド92とを有し、この垂直ロッド
91とガイドロッド92にはハンド部93のハンドフレ
ーム体94が上下移動自在に設けられている。垂直ロッ
ド91の上端にはバネ受け部材95が固定され、このバ
ネ受け部材95とハンドフレーム体94の上面との間に
は垂直ロッド91に支持された圧縮コイルバネ96が介
在されている。この圧縮コイルバネ96のバネ力でハン
ド部93はそのハンドフレーム体94の下面が垂直ロッ
ド91のボス部91aに当接する上下方向の基準位置に
位置する。
【0056】図36(d)に示す如く、ハンド部93に
対してM矢印方向の外力が働くと、圧縮コイルバネ96
のバネ力に抗してハンド部93が上方に変位し、上記外
力がなくなると元の基準位置に復帰する。
【0057】5−d.カセットハンド機構 カセットハンド機構Iは、図32から図35に示すよう
に、上下対向位置に配置された一対のハンド片97a,
97bを有し、この下方のハンド片97aはハンドフレ
ーム体94の下面に固定されている。上方のハンド片9
7bはハンドフレーム体94のガイドレール98に支持
されて上下方向にスライド自在に設けられている。又、
カセットハンド機構Iのハンド用モータ97はハンドフ
レーム体94に固定され、このハンド用モータ99の軸
には歯車100が固定されている。この歯車100には
大径の平歯車101が噛み合っており、この平歯車10
1の軸にはトルクリミッタ102を介して歯車103が
固定されている。この歯車103には歯車104が噛み
合っており、この歯車104は送りネジ105を有する
軸に支持されている。この送りネジ105にはナット部
材106が螺入され、このナット部材106が前記上方
のハンド片97bに固定されている。
【0058】ハンド用モータ99が回転すると、その回
転が歯車101等で減速されて送りネジ105に伝達さ
れ、この送りネジ105の回転でナット部材106と共
に上方のハンド片97bが上下方向に移動する。この上
方のハンド片97bの移動により一対のハンド片97
a,97bの幅間隔が可変される。
【0059】5−e.カセット押出し機構 カセット押出し機構Jは、図35に詳しく示すように、
ハンドフレーム体94に回転自在に支持された折曲アー
ム107を有し、この折曲アーム107の一端には押上
げ部108が設けられている。この押上げ部108は前
記上方のハンド片97bの上方位置に配置されている。
又、折曲アーム107の他端には押出しレバー109の
後端が連結され、この押出しレバー109はハンドフレ
ーム体94に対して前後方向に移動自在に配置されてい
る。折曲アーム107と押出しレバー109の前端側と
の間には引張りコイルバネ110が掛けられ、この引張
りコイルバネ110のバネ力によって押出しレバー10
9は後方の待機位置に付勢されている。
【0060】上方のハンド片97bが上方に移動して押
上げ部108が上方に押し上げられると、折曲アーム1
07が引張りコイルバネ110のバネ力に抗して回転し
て押出しレバー109が前方に押し出される。この状態
から上方のハンド片97bが下方に移動すると、押上げ
部108の下方への変位が許容され、折曲アーム107
が引張りコイルバネ110のバネ力にて回転して押出し
レバー109が後方に戻される。
【0061】5−f.カセットガイド機構 カセットガイド機構Lは、図30から図33に示すよう
に、保持体ベース68上に配置された左右一対のカセッ
トガイド111を有し、この一対のカセットガイド11
1の下方にはスライダ112がそれぞれ固定されてい
る。この各スライダ112は保持体ベース68の上面に
固定された左右一対のガイドレール113にそれぞれス
ライド自在に設けられている。
【0062】また、カセットガイド機構Lのカセットガ
イド用モータ114は保持体ベース68に固定され、こ
のカセットガイド用モータ114の軸には歯車115が
固定されている。この歯車115には歯車116が噛み
合い、この歯車116に歯車117が噛み合い、この歯
車117の軸にはトルクリミッタ118を介して歯車1
19が固定されている。この歯車119には一方の同期
歯車120aが噛み合い、この一方の同期歯車120a
は回転変更歯車121を介して一方の出力歯車122に
噛み合っている。又、一方の同期歯車120aは連結軸
123の一端に支持され、連結軸123の他端には他方
の同期歯車120bが支持されている。この他方の同期
歯車120bは直接他方の出力歯車122bに噛み合っ
ている。双方の出力歯車122a,122bは送りネジ
124を有する軸にそれぞれ支持され、この一対の送り
ネジ124を有する軸は保持体ベース68に回転自在に
支持されている。この一対の送りネジ124にはナット
部材125がそれぞれ螺入され、この各ナット部材12
5は前記一対のカセットガイド111にそれぞれ固定さ
れている。
【0063】カセットガイド用モータ114が回転する
と、この回転が歯車115、歯車116、歯車117、
歯車119の順に伝達されて双方の同期歯車120a,
120bが同期して回転する。この一方の同期歯車12
0aの回転は回転変更歯車121を介して一方の出力歯
車122aに伝達され、他方の同期歯車120aの回転
は直接他方の出力歯車122bに伝達されるため、一対
の送りネジ124は互いに逆方向に回転する。これによ
り、一対のカセットガイド111はセンタリング位置を
中心として左右両方向に同期して移動する。
【0064】5−g.カセットガイドの詳細 左右一対のカセットガイド111は、カセットKの側面
を保持する側面保持部111aと、カセットKの上面端
部を保持する上面保持部111bと、カセットKの下面
端部を保持する下面保持部111cとからそれぞれ成
る。上面保持部111bと下面保持部111cとの間の
幅W1は、図39に示すように、下記に詳説するカセッ
ト収納室6の幅W2より大きく設定されている。カセッ
ト収納室6はカセットKの厚みに対して若干大きく設定
されるため、カセットガイド111の内面の幅W1はカ
セットKの厚みに対して余裕のある大きさに設定され
る。
【0065】又、前記第1可動部材71には左右一対の
下面カセットガイド126が設けられており、この一対
の下面カセットガイド126は第1可動部材71と共に
前後方向に移動する。
【0066】5−h.収納室ロック解除手段 収納室ロック解除手段Mは、図34に詳しく示すよう
に、第2可動部材80に固定されたガイドレール127
を有し、このガイドレール127にはスライダ128が
スライダ自在に設けられている。このスライダ128は
前方ストッパー部131と後方ストッパー部132との
間でスライド自在に構成されている。このスライダ12
8にはロック解除レバー129が固定され、このロック
解除レバー129は前後方向に移動自在に設けられてい
る。このロック解除レバー129と前方ストッパー部1
31との間には付勢手段である引張りコイルバネ130
が掛けられ、ロック解除レバー130はこのバネ力で前
方側に付勢されている。又、この引張りコリルバネ13
0のバネ力は、下記するカセットロック部材141のね
じりコイルバネ142のものより強く設定されている。
【0067】6.カセット棚の詳細(図37〜図39) カセット棚4は、図37(a),(b)、図38に詳し
く示すように、水平仕切板135で上下方向が仕切ら
れ、この上下隣り合う水平仕切板135間には垂直仕切
板136が一定間隔に配置されている。垂直仕切板13
6の上下端には大カセット用ガイド137がそれぞれ固
定されている。この一対の大カセット用ガイド137と
隣りの垂直仕切板136とによって大略囲まれる空間が
前記したカセット収納室6として構成されている。
【0068】垂直仕切板136の大カセット用ガイド1
37より中央側には一対の小カセット用上面ガイド13
8と小カセット用側面ガイド139とがそれぞれ設けら
れている。一対の小カセット用上面ガイド138は垂直
仕切板136に固定されている。一対の小カセット用側
面ガイド139はそのアーム部139aの先端が近くの
大カセット用ガイド137にそれぞれ回転自在に支持さ
れていると共に各小カセット用側面ガイド139と垂直
仕切板136との間には圧縮コイルバネ140が介在さ
れている。各小カセット用側面ガイド139は圧縮コイ
ルバネ140のバネ力によって小カセット用上面ガイド
138よりカセット収納室6側に突出している。小カセ
ットK2は小カセット用側面ガイド139と小カセット
用上面ガイド138によってカセット収納室6内に収納
される。又、大カセットK1が挿入されると大カセット
1に押圧されることによって小カセット用上面ガイド
138よりカセット収納室6外に退出する。
【0069】また、上方の小カセット用上面ガイド13
8にはカセットロック部材141が回転自在に支持さ
れ、このカセットロック部材141と小カセット用上面
ガイド138との間にはねじりコイルバネ142が掛け
られている。カセットロック部材141はこのバネ力に
よってロック位置側に付勢され、このバネ力に抗して回
転させることによって解除位置側に変位する。
【0070】さらに、上下一対の大カセット用ガイド1
37には下記する位置検出部143がそれぞれ固定さ
れ、この一対の位置検出部143は光反射材にて構成さ
れている。即ち、各カセット収納室6にはその長手方向
の両端外側に一対の位置検出部143が配置されてい
る。
【0071】7.カセット搬送機のカセット受け渡し動
作(図40〜図55) 7−a.カセットの取り込み動作 図40、図46に示すように、カセット保持体67が所
望のカセット収納室6の対向位置に位置すると、ハンド
前後移動用モータ77が駆動してハンド部93がホーム
ポジション(図40,図46の位置)から前方に移動す
る。ハンド部93がカセット収納室6に近接すると、ロ
ック解除レバー129がカセットロック部材141に当
接し、この状態よりさらにハンド部93が前方へ移動す
るとカセットロック部材141がねじりコイルバネ14
2のバネ力に抗して回転して図41、図47、図50に
示す如く解除位置に変化する。ハンド部93はロックを
解除し、且つ、一対のハンド片97a,97b間にカセ
ットKの背面部が入り込む位置で停止する。
【0072】次に、ハンド用モータ99が駆動して上方
のハンド片97bが下方に移動し、図42に示す如く、
一対のハンド片97a,97bでカセットKを把持す
る。一対のハンド片97a,97bがカセットKを把持
すると、ハンド前後移動用モータ77が上記の場合と逆
回転方向に駆動してハンド部93が後方に移動する。こ
のハンド部93の後方移動と共にカセットKも移動し、
ハンド部93はホームポジションの位置で停止する。
【0073】ホームポジションの位置まで戻るとカセッ
トセンタリング動作を行う。即ち、ハンド用モータ99
が駆動して上方のハンド片97bが若干上方に移動して
カセットKの把持を解く。次に、カセットガイド用モー
タ114が駆動して一対のカセットガイド111が幅を
狭める方向に変位しカセットKを把持する。ここで、一
対のカセットガイド111はカセット保持体67のセン
タリング位置を中心として変位するため、カセットKを
把持することによってカセットKはセンタリング位置に
保持される。次に、ハンド用モータ99が再び駆動して
上方のハンド片97bが下方に移動して一対のハンド片
97a,97bでカセットKを再び把握すれば完了す
る。ここで、ハンド部93は上記の動作でカセットKの
把持を解いたときに、ハンド部調芯機構Gによってセン
タリング位置に位置されるため、ハンド部93は再びカ
セットKを把持する際にはセンタリング位置でカセット
Kを把持することになる。
【0074】上記カセット取り込み動作時にあって、図
52(a),(b)で示す如く、カセット搬送体68の
下方のカセットガイド111の位置がカセット収納室6
の大カセット用ガイド137(小カセット用側面ガイド
139の場合も同じ。)の位置より低い場合には、図5
2(a)で示す如く、カセットKがカセット収納室6内
にあるときは大カセット用ガイド137上を移動する
が、カセット収納室6外に出るとカセットKの自重によ
ってハンド部93及び左右可動部材84が圧縮コイルバ
ネ87のバネ力に抗して左右方向(N矢印方向)に変位
する。この下方への変位によってカセットKは、図52
(b)に示す如く、カセット保持体67の下方のカセッ
トガイド111に当接し、下方のカセットガイド111
上を移動することによってホームポジション位置まで変
位される。ハンド部調芯機構Gは大型のカセットKの取
り込みに関して特に有効である。
【0075】また、上記と反対に、カセット保持体67
の下方のカセットガイド111の位置がカセット収納室
6の大カセット用ガイド137の位置より高い場合に
も、上記と略同様の動作でハンド部93及び左右可動部
材84が圧縮コイルバネ87のバネ力に抗して上方に変
位する。これによりカセットKは下方のカセットガイド
111上を移動することによってホームポジション位置
まで変位される。
【0076】さらに、このような動作はカセット渡し動
作時にあっても略同様になされる。これによってカセッ
ト保持体67の位置とカセット収納室6の位置との垂直
方向の位置ずれに対処できる。
【0077】7−b.カセット渡し動作 図43、図46に示すように、カセットKを保持したカ
セット保持対67が所望のカセット収納室6の対向位置
に位置すると、カセットガイド用モータ114が駆動し
て一対のカセットガイド111の幅を若干広めてカセッ
トKの把持を解く。次に、ハンド前後移動用モータ77
が駆動してハンド部93が前方に移動する。このハンド
部93の前方移動と共にカセットKも移動し、カセット
Kの挿入先端がカセットロック部材141を押圧してカ
セットKのカセット収納室6への挿入が許容される。
【0078】図44、図48に示す如く、カセットKの
一部がカセット収納室6へ進入した位置でハンド用モー
タ99が駆動して上方のハンド片97bが上方に移動す
る。すると、ハンド部93の把持が解かれると共に上方
のハンド片97bが折曲アーム107の押上げ部108
を上方に押し上げることによって押出しレバー109が
上方に突出してカセットKを押す。すなわち、ハンド部
93が前方移動しながら押出しレバー109が上方へ突
出することによってカセットKは、図45、図49、図
51に示すように、カセット収納室6内に挿入される。
カセットKがカセット収納室6内に完全に収納される
と、カセットロック部材141がねじりコイルバネ14
2のバネ力によってロック位置に戻り、カセットKが脱
落しないようにロックがかかる。
【0079】また、上記カセット渡し動作時にあって、
図53に示す如く、カセット保持体67の一対のカセッ
トガイド111の位置とカセット収納室6の位置とが水
平方向に位置ずれしている場合には、カセットKの挿入
先端が大カセット用ガイド137に当接するとハンド部
93が圧縮コイルバネ96のバネ力に抗して上方向(M
矢印方向)に変位してカセットKの挿入が許容される。
【0080】さらに、カセット取り込み動作時にあっ
て、カセット保持体67の一対のカセットガイド111
の位置とカセット収納室6の位置とが水平方向に位置ず
れしている場合には、一対のハンド片97a,97bが
カセットKの把持動作する際にハンド部93自体が圧縮
コイルバネ96のバネ力に抗して上方向に変位してカセ
ットKを把持することができる。そして、ハンド部93
が後方位置してカセットKがカセット収納室6の大カセ
ット用ガイド137より外れた位置でハンド部93が圧
縮コイルバネ96のバネ力で元の基準位置に復帰する。
【0081】7−c.カセットガイドのコ字形状の作用 カセット保持体67は、一対のハンド片97a,97b
でカセットKの上下面を、一対のカセットガイド111
でカセットKの両方側面をそれぞれ把持した状態で保持
されるのみならず、一対のカセットガイド111には上
面保持部111b及び下面保持部111cが設けられて
カセットKの上面端部及び下面端部を保持する。そのた
め、カセット搬送体31はカセットKの垂直状態での受
け渡し時及び搬送時においても確実にカセットKを保持
することができる。カセットガイド111のコ字形状
は、特に大型のカセットKの搬送に関して有効である。
【0082】7−d.カセットガイドの位置調整 図54(a)にはカセット棚4のカセット収納室6との
間でカセット受け渡し等を行う場合の一対のカセットガ
イド111の位置が実線で示され、図54(b)には記
録再生装置10との間でカセット受け渡し等を行う場合
の一対のカセットガイド111の位置が実線で示されて
いる。
【0083】カセット保持体67とカセット収納室6と
の間で垂直方向でカセット取り込み、渡しをする場合、
カセット保持体67とカセット収納室6の位置ずれがな
いとき、お互いの下方のカセットガイド111,137
面を合わせた方がカセットKの受け取り、受け渡しがズ
ムーズに行える。
【0084】カセット保持体67とカセット収納室6の
位置ずれを考えた場合でも、お互いの下方のカセットガ
イド111,137面を合わせた方がカセット収納室6
寸法、間口斜面111d(図54(a)参照)を含めた
1つのカセット棚4全体のカセット幅方向寸法を小さく
できる。必要とされる位置ずれに対して最小の値でカセ
ット保持体67とカセット収納室6の寸法、間口斜面1
11d,137a幅を均等にし、お互いの間口センター
を合わせることにより、カセット収納室6が上下逆向き
でもカセットガイド137だけでなくカセットロック部
材141もカセット保持体67のセンタリング位置から
等しくできるので、オートチェンジャ本体1内での両側
のカセット収納室6を同じとして上下逆方向に配置して
使用し、カセット収納室6が多いオートチェンジャ全体
としてはコストダウンとなる。
【0085】上記のようにカセット収納室6を考慮して
カセット保持体67側の間口寸法を決めると、記録再生
装置10とのカセット取り込み・渡しで差異が生ずる。
記録再生装置10は水平置きなので、お互いのカセット
幅方向間口センターを合わせた方が位置ずれに対して有
利である。尚、記録再生装置10は、すでにカセット挿
入部寸法が決まっており、カセット棚4のカセット収納
室6よりは小さい寸法なので、カセット保持体67側
は、図54(b)に示す如く、一対のカセットガイド1
11間の寸法を大きくとる必要がある。
【0086】7−e.ロック解除レバーの退出動作 図55に示すように、記録再生装置10の中には、カセ
ット挿入口10aを構成するフロントパネル10bに切
欠部10cが形成されているものがある。切欠部10c
によって操作者によるカセットKの挿入・引出しの便宜
を図るものであるが、かかる記録再生装置10は切欠部
10c以外のカセット挿入口10aの位置からあまり突
出しない位置がカセットイジェクト位置に設定されてい
る。このような記録再生装置10との間でカセット受け
取りを行う場合には、ハンド部93を前方向に移動する
とロック解除レバー129がフロントパネル10bに当
接する。この状態よりさらにハンド部93を前方向に移
動すると、引張りコイルバネ130のバネ力に抗してロ
ック解除レバー129が、図55にて仮想線で示すよう
に、後方に変位することによってハンド部93の前方向
への移動が許容される。これによってハンド部93の一
対のハンド片97a,97bがカセットKを把持するこ
とができる。
【0087】8.オートチェンジャ本体の搬送エリア、
回転エリア(図56,図57) 図56、図57に詳しく示すように、オートチェンジャ
本体1の構成要素となる各コンソールA〜Dの中央に
は、上述したように搬送エリアCEがそれぞれ構成され
ていると共に上下方向の中央には回転エリアREがそれ
ぞれ構成されている。従って、回転エリアREは搬送方
向の全領域に1箇所存在する。
【0088】一方、カセット搬送体31はカセットKを
保持するカセット保持体67の箇所が最も大径で、且
つ、カセットKが偏平長方体を有しているため、カセッ
ト保持体67の大略形状も偏平長方体を有する。そし
て、カセット保持体67の水平回転軌跡を広い円筒範囲
1内とし、他方の部分の水平回転軌跡を搬送エリアC
Rでの回転が可能な狭い円筒範囲R2内となるよう構成
している。また、この実施形態では、カセット保持体6
7の保持体ベース68の形状を基本形状の長方体とする
のではなく、その一部を切り欠いて切欠面68cを形成
している。これによって保持体ベース68も狭い円筒範
囲R2内としている。
【0089】前記回転エリアREの幅W3は、カセット
搬送体31の広い円筒範囲R1の幅より少しだけ広く設
定されている。これによりオートチェンジャ本体1のコ
ンパクト化やオートチェンジャ本体1内の収納スペース
の拡大化になる。
【0090】また、回転エリアREを設けたために、前
記搬送エリアCEの幅W4を、カセット搬送体67が前
向き及び後向きで移動できる程度の大きさに設定すれば
良い。これによってもオートチェンジャ本体1のコンパ
クト化やオートチェンジャ本体1内の収納スペースの拡
大化に供する。
【0091】9.カセット搬送体の位置検出手段(図5
8〜図62) 位置検出手段Nは、オートチェンジャ本体1側の全ての
カセット受け渡し口の長手方向の両側にそれぞれ設けら
れた一対の位置検出部143と、カセット搬送体31側
の保持体ベース68に設けられた一対の位置検出センサ
Sとを有する。カセット受け渡し口は、図58に示す如
く、カセット棚4のカセット収納室6の入口、記録再生
装置10のカセット挿入口10aのみならずカセット受
け渡し棚11のカセット収納室12の入口(図10参
照)及び入出用カセット挿入室7の内部側入口であり、
カセット搬送体31がカセットKを受け渡す相手側をい
う。尚、図1〜図9、図12〜図19の図面には一対の
位置検出部143が省略されている。
【0092】各位置検出部143は光反射部材にて構成
され、図59(a),(b)に詳しく示す如く、カセッ
ト収納室6の入口(カセット受け渡し口)の長手方向の
位置基準線P上を検出部基準点Oとし、この検出部基準
点Oを始点とし位置基準線Pの両側で、且つ、長手方向
に対してそれぞれ傾斜する一対の45度傾斜線に沿って
切り欠かれたV字状の切欠き部143aが形成されてい
る。この切欠き部143aの部分は光が反射しない非検
出領域として構成されている。尚、反対にV字状の切欠
き部143aの範囲を光が反射する検出領域として、そ
れ以外の部分を非検出領域としても良い。
【0093】一対の位置検出センサSは、図30,図3
1に示す如く、カセット搬送体31の保持体ベース68
の前端にそれぞれ固定され、各位置検出センサSは光反
射型である。
【0094】図59(b),(c)において、カセット
搬送体31はX軸方向に沿って位置検出部143をスキ
ャンする。一対の位置検出センサSの検出スタートポイ
ントを(X1,Y1)(X5,Y5)とすると、一対の位置
検出センサSは検出ポイント(X2,Y2),(X3
3)と検出ポイント(X6,Y6),(X7,Y7)の座
標をそれぞれ検出する。座標は例えば水平用モータ34
のエンコーダのパルスカウント値により求める。上記の
座標データよりそれぞれの検出部基準点(X4,Y4),
(X8,Y8)の座標を下記の式で求める。
【0095】X4=(X2+X3)/2 Y4={(Y2−Y3)/2}÷tan(θ/2)+Y18=(X6+X7)/2 Y8={(Y6−Y7)/2}÷tan(θ/2)+Y5 上記座標からカセット収納室6等のカセット受け渡し口
の位置、及び、カセット搬送体31のカセット保持位置
Gに対する一対の位置検出センサSの位置よりカセット
受け渡し口に対するカセット搬送体31の停止位置を求
めることができる。
【0096】図60において、aはカセット搬送体31
の回転センター、bはカセット保持位置Gのセンター、
cは位置検出センサS、dはカセット受け渡し口のセン
ター、eは各検出基準点、fは一対の位置検出部143
のセンターの各位置とすると、上述の計算により各検出
部基準点Oの座標が求まる。
【0097】そして、一対の位置検出部143のセンタ
ー位置f(X9,Y10)は、下記の式で求まる。
【0098】X9=(X4+X8)/2 Y9=(Y4+Y8)/2 次に、カセット収納室6とカセット搬送体31の角度の
ずれ量である、角度Aは、下記の式で求まる。
【0099】 A=tan-1{(Y4−Y8)÷(X4−X8)} 次に、ずれ角度Aの値を使って、d(X,Y)は下記の
式で求まる。尚、一対の位置検出部143はカセット収
納室6に対して規定寸法で取り付けられている事とす
る。
【0100】X=X9|B×COS(A)| Y=Y9−{B×SIN(A)} 以上により求められたカセット収納室6センターの座標
位置(X,Y)に、カセット搬送体31のカセット保持
位置Gが合うように、カセット保持体67を移動させれ
ば良い。尚、カセット搬送体31の角度を、ずれ角度A
の分を動かす場合、回転センターaが離れているため、
角度をずらした分だけカセット保持位置Gのセンターb
がずれることになるので、角度A及び規定寸法により三
角関数を用いてそのずれ量を計算し、最終的に停止位置
を求める時に補正する必要があるが、カセット搬送体3
1の回転センターaとカセット保持位置Gのセンターb
が同一になるようにした場合には、補正が不要となる。
【0101】図61は、カセット収納室6がAだけ回転
位置ずれを起こしている場合に、上述の演算によりカセ
ット搬送体31のカセット保持位置を垂直状態のまま
で、カセット保持位置Gをカセット収納室6のセンター
位置に位置合わせしたものである。
【0102】図62は、カセット収納室6がAだけ回転
位置ずれを起こしている場合に、上述の演算によりカセ
ット搬送体31のカセット保持体67を垂直方向に対し
てAだけ回転した状態で、カセット保持位置Gをカセッ
ト収納室6のセンター位置に位置合わせしたものであ
る。この方法によればどのような回転位置ずれを起こし
ているときでも正確にカセットの受け渡しを行うことが
できる。
【0103】10.カセットイン・アウト機構(図63
〜図69) カセットイン・アウト機構Qは、図2(b)等に示すよ
うに、前記基本コンソールAに設けられた上下一対の入
出用カセット棚5を有し、この各入出用カセット棚5に
は複数の水平仕切プレート209に仕切られた上下4段
の入出用カセット挿入室7が設けられている。
【0104】図63から図67には上方の入出用カセッ
ト棚5の詳しい構成が示されている。図63から図67
において、4段の入出用カセット挿入室7は基本コンソ
ールA(オートチェンジャ本体1)の外部からと内部か
らの両方からカセットKの挿入が可能に構成されてお
り、外部の挿入口は駆動機構200により上下する扉2
8aで開閉される。入出用カセット棚5には各入出用カ
セット挿入室7にカセットKが有るか否かを検出する4
組のカセット有無検出部201が設けられている。各組
のカセット有無検出部201は4つのカセット有無検出
センサ201a〜201dを有し、各カセット有無検出
センサ201a〜201dは発光部201a1〜201
1とこれに対向して配置された受光部201a2〜20
1d2とから成る。そして、カセット有無検出センサ2
01b,20cがオフで、且つ、カセット有無検出セン
サ201a,201dがオンのときにのみカセット有り
と検出される。4組の各カセット有無検出センサ201
a〜201dの出力はコントローラ202に出力されて
いる。
【0105】駆動機構200は、図64に詳しく示すよ
うに、駆動源であるモータ211と、このモータ211
の回転軸にカップリング212を介して固定されたウォ
ームギヤ213と、このウォームギヤ213に噛み合う
ウォームホイル214と、このウォームホイル214に
一体成形された小径歯部214aに噛み合う減速ギヤ2
15,216,217と、第3の減速ギヤ217に噛み
合うピニオン218と、このピニオン218に噛み合う
と共に扉28aに固定されたラック219とを有し、扉
28aはモータ211が駆動すると、ガイドロッド22
0にガイドされて上下方向にスライドする。そして、ウ
ォームギヤ213とウォームホイル214を用いたこと
により、モータ211が回転した場合以外は、扉28a
は上下できないようになっている。
【0106】駆動機構200のモータ211は、基本コ
ンソールAの正面にある上下操作盤220に設けられた
開閉ボタン221によりオンオフされるようになってお
り、図68に示す制御回路のコントローラ202によっ
て、制御されるものである。この操作盤220の各入出
用カセット挿入室7に対応する位置には、カセット取り
出し禁止手段としての第1発光ダイオード(第1LE
D)222と、カセット取り出しをうながす手段として
の第2発光ダイオード(第2LED)223がそれぞれ
設けられている。この第1LED222は、カセット無
しのインポート状態からカセット有りのインポート状態
に変化した場合に、前記コントローラ202の命令によ
り点灯することによってカセット取り出しの禁止を示す
ものであり、カセットKがオートチェンジャ本体1の内
部へ取り込まれた場合には消灯するようになっている。
又、この第2LED223は、カセット無しのインポー
ト状態からアウトポート状態に変化した場合に、前記コ
ントローラ202の命令により点灯することによってカ
セット取り出しをうながすものであり、カセットKがオ
ートチェンジャ本体1の外部へ排出された場合には消灯
するようになっている。
【0107】さらに、前記コントローラ202により、
前述したカセット有りのインポート状態、カセット無し
のインポート状態又は、アウトポート状態のいずれか
が、メモリ231に記憶され、電源がオフされた場合、
例えば、停電等の場合は、前記コントローラ202がメ
モリ231の内容を読みだし、カセット有りのインポー
ト状態の場合は、前記第1LED222を点灯させる。
又、読み出した結果が、アウトポート状態の場合は、前
記第2LED223を点灯させる。
【0108】さらに、前記カセット有無検出センサ20
1a〜201dにより前記入出用カセット挿入室7の中
のカセットの有無は、前記コントローラ230に出力さ
れ、前記カセット搬送機2により、前記入出用カセット
挿入室7にカセットKが搬送された否かは、コントロー
ラ202内のカセット搬送検出手段により、検出され
る。
【0109】また、前記カセット搬送手段のカセット搬
送通知により、カセット挿入を禁止する手段として上扉
閉塞手段240A又は、下扉閉塞手段240Bを実行
し、前記カセット搬送検出手段のカセット搬送完了通知
により、前記上扉閉塞手段240A又は、下扉閉塞手段
240Bを解除する。
【0110】次に図69のフローチャートに沿って上記
構成の作用を説明する。オートチェンジャ本体1の電源
がオンされると、ステップS1において前記各入出用カ
セット挿入室7にカセットKが存在するか否かが判断さ
れ、カセット有りの場合は、ステップS2において前記
メモリ231の内容を判断する。このメモリ213の内
容がカセット有りのインポート状態の場合は、ステップ
S3においてカセット有りのインポート状態と判断され
る。
【0111】ステップS4において、前記カセット有無
検出センサ201a〜201dがカセット有りからカセ
ット無しを検出した場合、ステップS5においてカセッ
ト無しのインポート状態と判断される。
【0112】ステップS6において、前記カセット有無
検出センサ201a〜201dがカセット無しからカセ
ット有りを検出した場合、具体的には、作業者等によっ
てオートチェンジャ本体1の外部からカセットが入出用
カセット挿入室7に挿入された場合、又は、前記カセッ
ト搬送機2によって搬送された場合であり、前者の場合
は、ステップS3によってカセット有りのインポート状
態と判断され、カセット有りのインポート状態が前記メ
モリ231に記憶される。後者の場合は、ステップS8
によってアウトポート状態と判断され、アウトポート状
態が前記メモリ231に記憶される。
【0113】前記アウトポート状態から、カセット有無
検出センサ201a〜201dによって、カセット有り
からカセット無しが検出された場合(ステップS9)
は、ステップS5によって、カセット無しのインポート
状態と判断され、カセット無しのインポート状態が前記
メモリ231に記憶される。
【0114】ステップS1において、入出用カセット挿
入室7内にカセットKが存在しない場合は、ステップS
5によってカセット無しのインポート状態であると判断
され、カセット無しのインポート状態である旨が前記メ
モリ231に記憶される。ステップS2において、前記
メモリ231の内容がアウトポート状態である場合は、
ステップS8によってアウトポート状態と判断される。
【0115】また、カセットKをオートチェンジャ本体
1の内部へ挿入する場合には、挿入するためのカセット
Kがオートチェンジャ本体1の外部から前記入出用カセ
ット挿入室7に置かれると、前記カセット有無検出セン
サー201a〜201dによって、コントローラ202
は、カセット有りのインポート状態と判断し、メモリ2
31にカセット有りのインポート状態を格納し、第1L
ED222を点灯させる。カセットKが前記カセット搬
送機2により、オートチェンジャ本体1の内部へ挿入さ
れると、前記カセット有無検出センサー201a〜20
1dによって、カセット有りからカセット無しの検出が
なされる。すると、コントローラ202は、カセット無
しのインポート状態と判断し、第1LED222を消灯
させる。
【0116】更に、カセットKをオートチェンジャ本体
1の外部へ搬出する場合には、前記カセット搬送検出手
段のカセット搬送通知が出力されると、前記上扉閉塞手
段204A又は、下扉閉塞手段240Bに閉塞実行を出
力し、各扉28a,28bが開いているときは、各扉2
8a,28bをそれぞれ個別独立に閉める制御を行い、
各扉28a,28bが閉じているときは、前記制御を行
わず、更に開閉ボタン221によって、扉28a,28
bを開けることができなくする制御を行う。そして、前
記カセット有無検出センサー201a〜201が、カセ
ット無しからカセット有りの検出と、前記カセット搬送
検出手段のカセット搬送通知が出力されると、コントロ
ーラ202は、アウトポート状態と判断し、メモリ23
1にアウトポート状態を格納し、第2LED223を点
灯させる。
【0117】カセットKがオートチェンジャ本体1外部
へ排出されると、カセット有無検出センサー201a〜
201dによって、カセット有りからカセット無しの検
出がなされる。すると、コントローラ202は、アウト
ポート状態と判断し、第2LED223を消灯させる。
【0118】なお、メモリ231には不揮発性メモリを
用いたことにより、全ての電源がオフされた場合でも、
次の電源時には、電源オフ前の記憶状態を保持すること
ができる。
【0119】11.各種の変形例 図70にはカセット搬送機2の第1変形例が示されてい
る。図70において、この第1変形例のカセット搬送機
2は、水平移動体30の下部支持部252にのみピニオ
ン250が設けられ、このピニオン250が下方のガイ
ドレール8に固定されたラック32に噛み合っている。
水平移動体30に固定された水平用モータ34の回転が
減速機構251を介して上記ピニオン250に伝達され
るよう構成されている。そして、下記支持部252の長
さLは前記実施形態のものに較べて非常に長く設定さ
れ、水平移動体30が安定に走行するよう構成されてい
る。上記実施形態と同一構成部分については図面に同一
符号を付してその説明を省略する。以下の変形例につい
ても同様である。
【0120】図71にはカセット搬送機2の第2変形例
が示されている。図71において、この第2変形例では
第1変形例と比較してピニオン250の替わりにタイヤ
253が設けられ、このタイヤ253がガイドレール8
に圧接されている点が相違する。従って、この第2変形
例ではラックが不要であり、他の構成は第1変形例と同
様である。
【0121】図72にはカセットガイドの第1変形例が
示されている。図72において、この第1変形例では一
方にのみコ字状のカセットガイド254が設けられてい
る。カセット保持体67を垂直状態としたとき、この一
方のカセットガイド254を下方位置とすることによっ
てカセットKの受け渡しができる。
【0122】図73にはカセットガイドの第2の変形例
が示されている。図73において、この第2変形例では
一対のカセットガイド255がコ字状ではなくストレー
トの形状を有している。
【0123】図74にはハンド部調芯機構Gの変形例が
示されている。図74において、ハンド部93は保持体
ベース68に回転軸256を支点として回転自在に支持
され、且つ、基準回転中心位置Cに戻るよう付勢手段が
設けられている。ハンド部93がカセットKを把持した
状態で回転しカセットKが下方のカセットガイド111
に当接することによって垂直状態でのカセットの受け渡
しができる。
【0124】図75には収納室ロック解除手段Mの変形
例が示されている。図75において、この変形例ではロ
ック解除レバー129がハンド部93に支持されてい
る。
【0125】図76(a),(b)にはコンソールの第
1変形例が示されている。図76(a),(b)におい
て、このコンソール260はカセット収納室6が水平向
きに構成されている。記録再生装置10のカセット挿入
口等のカセット受け渡し口が全て水平向きであり、カセ
ット搬送体261は上下方向にのみ移動自在で、且つ、
水平回転にのみ回転できるよう構成されている。そし
て、コンソール260の上下方向に搬送エリアCEを有
し、且つ、コンソール260の中央位置に回転エリアR
Eが設けられている。
【0126】図77にはコンソールの第2変形例が示さ
れている。図77において、各コンソール262,26
3には、カセット搬送体31が垂直方向に回転できる回
転エリアRE(図ではハッチングリエアにて示す。)が
設けられている。
【0127】図78には一対の位置検出部265の変形
例が示されている。図78において、この変形例の位置
検出部265は、図79に詳しく示す如く、四角形状を
有し、且つ、その中央部に四角形の非反射部265aを
有している。他の構成は前記実施形態と同一である。こ
の変形例においても各カセット収納室6の位置を正確に
検出することができる。又、図79に示すように、位置
検出センサをスキャンさせることによって上記実施形態
の原理を用いてカセット収納室6のカセット受け渡し口
に対して1回のスキャンで位置合わせが可能である。
【0128】図80にはカセット搬送体の位置検出手段
Nの第1変形例が示されている。図80において、この
第1変形例ではカセット収納室6は水平向きであり、こ
の各列の上下端に一対の位置検出部143が設けられて
いる。
【0129】図81にはカセット搬送体の位置検出手段
Nの第2変形例が示されている。図81において、この
第1変形例では一対の位置検出センサとして一対の固体
撮像装置267が設けられ、一対の位置検出部として目
標ポイントのある一対の検出部268が設けられてい
る。固定撮像装置267の出力する画像を解析すること
によって位置検出を行う。
【0130】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、水平
方向及び垂直方向にカセット搬送体を移動自在に構成
し、このカセット搬送体にはカセットの受け渡しが可能
なカセット保持体を設け、このカセット保持体を垂直回
転と水平回転の両方向に対してそれぞれ回転自在に設け
たので、カセット収納室等の向きを自由に設定できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】オートチェンジャの斜視透視図(実施形態)。
【図2】(a)は基本コンソールの平面透視図、(b)
はその正面透視図(実施形態)。
【図3】(a)は基本コンソールの左側面透視図、
(b)はその右側面透視図(実施形態)。
【図4】(a)はドライブコンソールの平面透視図、
(b)はその正面透視図(実施形態)。
【図5】(a)は図4のa−a断面図、(b)はドライ
ブコンソールの右側面透視図(実施形態)。
【図6】(a)はカセットコンソールの平面透視図、
(b)はその正面透視図(実施形態)。
【図7】(a)は図6のb−b断面図、(b)はカセッ
トコンソールの右側面透視図(実施形態)。
【図8】(a)は拡張基本コンソールの平面透視図、
(b)はその正面透視図(実施形態)。
【図9】(a)は拡張基本コンソールの左側面透視図、
(b)はその右側面透視図(実施形態)。
【図10】カセット受け渡し機構の斜視図(実施形
態)。
【図11】カセット受け渡し機構の平面図(実施形
態)。
【図12】(a)は最小システムの平面図、(b)はそ
の正面図(実施形態)。
【図13】一列方向に組んだシステムの平面図(実施形
態)。
【図14】一列方向に組んだシステムの平面図(実施形
態)。
【図15】一列方向及びこれに対して直交する列方向に
組んだシステムの平面図(実施形態)。
【図16】一列方向及びこれに対して直交する列方向に
組んだシステムの平面図(実施形態)。
【図17】一列方向及びこれに対して直交する列方向に
組んだシステムの平面図(実施形態)。
【図18】一列方向及びこれに対して直交する列方向に
組んだシステムの平面図(実施形態)。
【図19】一列方向及びこれに対して直交する列方向に
組んだシステムの平面図(実施形態)。
【図20】カセット搬送機の斜視図(実施形態)。
【図21】図20のc−c断面図(実施形態)。
【図22】図20のd−d断面図(実施形態)。
【図23】通電用レール、摺動接触子付近の要部平面図
(実施形態)。
【図24】図23のe−e断面図(実施形態)。
【図25】カセット搬送体の概略斜視図(実施形態)。
【図26】カセット搬送体の概略斜視図(実施形態)。
【図27】カセット搬送体の回転機構の正面図(実施形
態)。
【図28】カセット搬送体の回転機構の平面図(実施形
態)。
【図29】カセット搬送体の回転機構の右側面図(実施
形態)。
【図30】カセット保持体の全体斜視図(実施形態)。
【図31】カセット保持体の平面図(実施形態)。
【図32】カセット保持体の一部破断背面図(実施形
態)。
【図33】カセット保持体の一部破断右側面図(実施形
態)。
【図34】ハンド部の斜視図(実施形態)。
【図35】カセット押し出し機構の斜視図(実施形
態)。
【図36】(a)はハンド部の断面図、(b),(c)
はそれぞれハンド部の左右方向の変位を示す要部断面
図、(d)はハンド部の上方向の変位を示す要部断面図
(実施形態)。
【図37】(a),(b)はそれぞれカセット棚の一部
斜視図(実施形態)。
【図38】カセット棚の一部正面図(実施形態)。
【図39】カセットガイドとカセット収納室との幅寸法
関係を示す図(実施形態)。
【図40】カセット搬送体のカセット取り込み動作を示
す平面図(実施形態)。
【図41】カセット搬送体のカセット取り込み動作を示
す平面図(実施形態)。
【図42】カセット搬送体のカセット取り込み動作を示
す平面図(実施形態)。
【図43】カセット搬送機のカセット渡し動作を示す平
面図(実施形態)。
【図44】カセット搬送機のカセット渡し動作を示す平
面図(実施形態)。
【図45】カセット搬送機のカセット渡し動作を示す平
面図(実施形態)。
【図46】カセット搬送機のカセット取り込み・渡し動
作を示す正面図(実施形態)。
【図47】カセット搬送機のカセット取り込み・渡し動
作を示す正面図(実施形態)。
【図48】カセット搬送機のカセット取り込み・渡し動
作を示す正面図(実施形態)。
【図49】カセット搬送機のカセット取り込み・渡し動
作を示す正面図(実施形態)。
【図50】カセット搬送体がカセット収納室からカセッ
トを取り出すときの要部平面図(実施形態)。
【図51】カセット搬送体がカセット収納室にカセット
を挿入する(渡す)ときの要部平面図(実施形態)。
【図52】(a),(b)は、それぞれカセット搬送体
とカセット収納室との間で垂直方向の位置ずれがある場
合のカセット取り込み動作を示す正面図(実施形態)。
【図53】カセット搬送体とカセット収納室との間で水
平方向の位置ずれがある場合のカセット渡し動作を示す
平面図(実施形態)。
【図54】(a)はカセット収納室の場合の一対のカセ
ットガイドの位置を示す正面図、(b)は記録再生装置
の場合の一対のカセットガイドの位置を示す平面図(実
施形態)。
【図55】ロック解除レバーの退出動作を示す斜視図
(実施形態)。
【図56】カセット搬送体の回転エリアを示すオートチ
ェンジャ本体の一部概略側面図(実施形態)。
【図57】カセット搬送体の回転軌跡を示す概略平面図
(実施形態)。
【図58】オートチェンジャ本体の一部拡大内部図(実
施形態)。
【図59】(a)はカセット収納室の一対の位置検出部
を示す正面図、(b),(c)はそれぞれ位置検出部の
拡大図(実施形態)。
【図60】カセット搬送体の概略図(実施形態)。
【図61】回転ずれのカセット収納室に対する位置調整
の状態を示す図(実施形態)。
【図62】回転ずれのカセット収納室に対する位置調整
の状態を示す図(実施形態)。
【図63】入出用カセット挿入室付近の斜視図(実施形
態)。
【図64】扉の開閉機構の斜視図(実施形態)。
【図65】入出用カセット挿入室の平面図(実施形
態)。
【図66】入出用カセット挿入室の正面図(実施形
態)。
【図67】入出用カセット挿入室の断面図(実施形
態)。
【図68】カセットイン・アウト機構の回路ブロック図
(実施形態)。
【図69】カセットイン・アウト機構のフローチャート
(実施形態)。
【図70】カセット搬送機の一部正面図(第1変形
例)。
【図71】カセット搬送機の一部正面図(第2変形
例)。
【図72】カセット保持体の概略図(第1変形例)。
【図73】カセット保持体の概略図(第2変形例)。
【図74】カセット保持体の概略図(変形例)。
【図75】収納室ロック解除機構の斜視図(変形例)。
【図76】(a)はコンソール側面方向の内面図、
(b)はコンソールの正面方向内面図(第1変形例)。
【図77】(a)はコンソールの平面図、(b)はコン
ソールの内面図(第2変形例)。
【図78】オートチェンジャ本体の内面図(変形例)。
【図79】位置検出部の正面図(変形例)。
【図80】位置検出手段を示すコンソールのカセット棚
の正面図(第1変形例)。
【図81】位置検出手段を示す図(第2変形例)。
【符号の説明】
CE…搬送エリア K…カセット 2…カセット搬送機 31…カセット搬送体 61…ベース台座 64…垂直回転アーム部材 67…カセット保持体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向及び垂直方向にカセット搬送体
    を移動自在に構成し、 このカセット搬送体にはカセットの受け渡しが可能なカ
    セット保持体を設け、このカセット保持体を垂直回転と
    水平回転の両方向に対してそれぞれ回転自在に設けたこ
    とを特徴とするオートチェンジャのカセット搬送機。
  2. 【請求項2】 水平方向及び垂直方向にカセット搬送体
    を移動自在に設け、 このカセット搬送体のベース台座には垂直回転アーム部
    材を垂直回転自在に設け、 この垂直回転アーム部材には、カセットの受け渡しが可
    能なカセット保持体を上記垂直回転に対して直交回転す
    るよう設けたことを特徴とするオートチェンジャのカセ
    ット搬送機。
  3. 【請求項3】 前記カセット保持体の回転中心は、オー
    トチェンジャ本体内の搬送エリアの幅方向の中心に設定
    したことを特徴とする請求項1に記載のオートチェンジ
    ャのカセット搬送機。
  4. 【請求項4】 前記カセット保持体の回転中心は、オー
    トチェンジャ本体内の搬送エリアの幅方向の中心に設定
    したことを特徴とする請求項2に記載のオートチェンジ
    ャのカセット搬送機。
JP7330929A 1995-12-19 1995-12-19 オートチェンジャのカセット搬送機 Pending JPH09167410A (ja)

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Effective date: 20040224