JPH09167251A - アニメーション生成装置及びその方法 - Google Patents

アニメーション生成装置及びその方法

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JPH09167251A
JPH09167251A JP32566195A JP32566195A JPH09167251A JP H09167251 A JPH09167251 A JP H09167251A JP 32566195 A JP32566195 A JP 32566195A JP 32566195 A JP32566195 A JP 32566195A JP H09167251 A JPH09167251 A JP H09167251A
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animation
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JP32566195A
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Kazue Kaneko
和恵 金子
Tsuyoshi Yagisawa
津義 八木沢
Minoru Fujita
稔 藤田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アニメーションのためのモデルの生成や操作に
熟練しなくても自然言語に基づく文章によって自動的に
アニメーションを生成することを可能とする。 【解決手段】文章解析部102は文章入力部102より
入力された文章を解析し、該文章を構成する語及びそれ
らの関連を獲得する。対応付け検索部103は、文章解
析部102で獲得された語の夫々についてアニメーショ
ン生成のためのコマンドをアニメーション用辞書109
より獲得する。また、コマンドとの対応が登録されてい
ない語については、概念辞書108を参照して、当該登
録されていない語の概念上類似する語で、かつコマンド
との対応がアニメーション用辞書109に登録されてい
る語を獲得し、該獲得された語を用いてコマンドを得
る。アニメーション生成部104は、対応付け検索部1
03で獲得されたコマンドに基づいてアニメーションを
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された文を解
析してアニメーションを生成するアニメーション生成装
置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータグラフィックスの
技術を用いたアニメーションでは、物体の形態や動作特
徴などを記述したモデルを使い、そのモデルに対して、
位置情報や動作情報を与えることによって、アニメーシ
ョンの生成を行なっている。これらの指示は一連のコマ
ンドによって記述されるものが多く、日本語の文章のよ
うな自然言語で与えられるものは少ない。また、日本語
の文章からアニメーションを生成する研究も行われては
いるが、動作の継続時間の配置の問題や、動作の開始や
終了時での状態の推定などの問題について実験があるだ
けで、物体の形態や動作の多様性については対応を考慮
していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の方法にお
いて、指示を一連のコマンドによって記述するもので
は、モデルの生成や操作に熟練を要し、一般のユーザが
これを使用するのは難しい。また、日本語の文章からア
ニメーションを生成する試みにおいては、上述のように
物体の形状や動作の多様性が考慮しされていなので、物
体や動作の種類が限定されている。更に、規定された語
以外の語を使った文章からアニメーションを生成するこ
とは出来ない。
【0004】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、アニメーションのためのモデルの生成や操作に
熟練しなくても、自然言語に基づく文章によって自動的
にアニメーションを生成するアニメーション生成装置及
びその方法を提供することを目的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、形態情報や動
作情報であるアニメーション生成用のコマンドとの対応
付けのない語が入力された場合でも、これに類する語の
アニメーション生成用コマンドで代用することを可能と
し、入力された語に類似する形態や動作を用いてアニメ
ーションの自動生成を可能とすることにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、自動生成され
たアニメーションについてより細かい形態や動作を実現
するための修正を加え、これを登録することを可能と
し、装置の拡張性や柔軟性を保証することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のアニメーション生成装置は以下の構成を備
える。即ち、自然言語によって入力された文章を解析
し、該文章を構成する語及びそれらの関連を獲得する解
析手段と、前記解析手段で獲得された語の夫々について
アニメーション生成のためのコマンドを獲得する獲得手
段と、前記獲得手段で獲得されたコマンドに基づいてア
ニメーションを生成する生成手段とを備える。
【0008】また、好ましくは、前記獲得手段は、前記
第1の辞書に登録されていない語については、該登録さ
れていない語に類する語で、かつ該第1の辞書に登録さ
れている語を用いてコマンドを獲得する。
【0009】また、好ましくは、前記獲得手段で獲得さ
れたコマンドを編集する編集手段を更に備える。
【0010】また、好ましくは、前記編集手段で編集さ
れたコマンドと、これに対応する語とを前記第1の辞書
に登録する登録手段を更に備える。
【0011】また、上記の目的を達成するための本発明
によるアニメーション生成方法は以下の工程を備える。
即ち、自然言語によって入力された文章を解析し、該文
章を構成する語及びそれらの関連を獲得する解析工程
と、前記解析工程で獲得された語の夫々についてアニメ
ーション生成のためのコマンドを獲得する獲得工程と、
前記獲得工程で獲得されたコマンドに基づいてアニメー
ションを生成する生成工程とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な一実施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本実施形態の機能構成を示すブロ
ック図である。101は文章入力部であり、本実施形態
ではアニメーションを規定するための文章を日本語の自
然な文章で入力する。102は文章解析部であり、文章
入力部101で入力された文章について形態素解析、構
文解析、意味解析を行う。103は対応付け検索部であ
り、文章解析部102による解析結果に基づいて、入力
された日本語文章とアニメーション用のコマンドとの対
応づけを行う。
【0014】104はアニメーション生成部であり、日
本語文章に基づいて対応付けられたコマンドに従って、
アニメーションの生成を行う。105はアニメーション
編集部であり、生成されたアニメーションに対して所望
の編集を行う。106はアニメーション表示部であり、
生成されたアニメーションの表示を行う。
【0015】107は解析辞書であり、入力された日本
語文章を解析する際に参照される辞書である。108は
概念辞書であり、各単語を概念的な階層構造で管理する
辞書である。109はアニメーション用辞書であり、入
力された自然言語による単語とアニメーション生成用の
コマンドとの対応が登録されている。110は対応付け
登録部であり、未登録であった自然言語による単語をア
ニメーション生成用のコマンドとの対応を新規に登録す
る。111はアニメーション出力部であり、生成された
アニメーションのシーケンス情報をファイルとしてハー
ドディスクやフロッピーディスク等へ出力する。
【0016】図2は本実施形態によるアニメーション生
成装置の概略の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、11はCPUであり、ROM12に格納された制
御プログラムによって上述の各機能を実現する。12は
ROMであり、CPU11によって実行される制御プロ
グラムやデータを格納する。13はRAMであり、CP
U11が各種の処理を実行するに際しての作業領域を提
供する。14はディスク装置であり、フロッピーディス
ク、ハードディスク等からのデータの読み出し、データ
の書き込みを行う。
【0017】15はキーボードであり、アニメーション
の内容を示す日本語文章の入力等を行う。16は表示部
であり、キーボード15より入力された日本語文章の表
示や、生成されたアニメーションの表示等を行う。17
は辞書メモリでリ、上述の解析辞書107、概念辞書1
08、アニメーション用辞書109を格納する。辞書メ
モリ17は、例えばハードディスクで構成されるので、
ディスク装置14と接続されるハードディスクの一部を
辞書メモリに割り当てた構成としてもよい。
【0018】また、上記構成では、CPU11はROM
12に格納された制御プログラムを実行するとしたが、
後述する制御を含む各種アプリケーションプログラムを
ハードディスクやフロッピーディスクに格納しておき、
ディスク装置14を介してこれらをRAM13にロード
してCPU11が実行するようにしてもよい。
【0019】以下、上記の構成を備えた本実施形態のア
ニメーション生成装置の動作について図3〜図9を用い
て説明する。
【0020】図3、図4は本実施形態のアニメーション
生成処理の手順を示すフローチャートである。図5は、
アニメーションを生成するための例文を示す図である。
図6は、図5の例文の解析結果を示す図である。図7
は、アニメーション用辞書の登録データ例を示す図であ
る。図8、図9は、概念辞書を説明する図である。
【0021】まず、ステップS201で文章入力部10
1はキーボード15よりの文章入力を受け入れる。続い
て、ステップS202で、文章解析部102が入力され
た文章の解析を行なう。文章の解析は、一文毎に、解析
辞書107を参照して、形態粗解析、構文解析、意味解
析を行ない、文の中に現れる物を示す名詞や、物の形態
を示す形容詞や、物の動作を示す動詞を検出し、物と形
態や動詞の関係付けを解析結果として取り出す。また、
重複して出現する名詞の同一性も判断し、同じノードに
マージする。
【0022】図5の例文では、図6に示されるような解
析結果が得られる。これは、「ポチ」は、「白い」「大
きい」という2種類の形態を持つ「柴犬」であり、その
「ポチ」が「野原」という場所で「駆ける」という動作
を行なうということを示している。
【0023】ステップS203では、対応付け検索部1
03がアニメーション用辞書109から、解析結果に現
れた語とアニメーションの対応付けを検索する。例え
ば、「白い」という語については、図7に示したアニメ
ーション用辞書109から、「Color White $S」のよう
に、$Sの色を白くするという形態情報が得られる。
【0024】ステップS204では、上記のような対応
付けがアニメーション用辞書109にあるかどうかの判
定を行ない、あればステップS205に進む。ステップ
S205では、入力文章を解析して得られたすべての語
について、対応づけの検索が行なわれたかどうかの判定
を行ない、検索されていない語がある場合はステップS
203に戻り、検索を繰り返す。
【0025】ステップS204において対応づけがなけ
れば、ステップS210へ進み、概念辞書108を使っ
た対応付けの検索を行なう。例えば「柴犬」という語
は、図7のアニメーション用辞書には対応付けがない。
そこで、概念辞書108を検索して上位概念の語を捜
す。図8に示されるように、「柴犬」の上位語として
「犬」があり、「犬」という語は、アニメーション用辞
書109に対応付けがあるので、それを採用する。そこ
で「柴犬」という語に対して「Shape Dog」という代理
の形態情報が得られる。また、「駆ける」という語も、
図7のアニメーション用辞書には対応付けがないので、
概念辞書108を検索して、上位語を捜す。図9に示さ
れるように、「駆ける」という語に対して、「走る」と
いう上位概念の語があり、「走る」という語はアニメー
ション用辞書109に対応づけが有るので、これを採用
する。そこで「駆ける」という語に対して「Move $S Sp
eed 10」という代理の動作情報が得られる。
【0026】以上のようにして、入力文章を解析して得
られた全ての語について上述の検索が終了すれば、ステ
ップS205からステップS206に進み、形態や動作
の情報からアニメーションを生成する。
【0027】ステップS207以降は、生成されたアニ
メーションに対して編集を行うための処理である。ステ
ップS207においてアニメーションの編集用のコマン
ドが入力されるとステップS208へ進む。
【0028】ステップS208では入力されたコマンド
がアニメーションの表示かどうかの判定を行なう。Ye
sばらば、ステップS209へ進み、アニメーションの
表示を行なう。そして、ステップS207に戻って、コ
マンドの入力から処理を繰り返す。
【0029】ステップS211では、入力されたコマン
ドがアニメーションの修正かどうかを判定する。Yes
ならば、ステップS212へ進み、色や形などを修正し
たり、動作のスピードを変えたりするなどのアニメーシ
ョンの修正を行なう。そして、ステップS207に戻っ
て、コマンドの入力から処理を繰り返す。
【0030】ステップS213では、入力されたコマン
ドが対応付けの登録かどうかの判定を行なう。Yesな
らばステップS214へ進み、対応付け登録部110に
よって新たな語とアニメーション用コマンドとの対応付
けの登録を行なう。例えば「駆ける」の代理の動作情報
として「Move $S Speed 10」が付与されているが、これ
に「Move $S Speed 10 up 1 down 1」のようにするなど
の変更を加え、「駆ける」とう語の動作情報としてアニ
メーション用辞書109に登録する。そして、ステップ
S207に戻って、コマンドの入力から処理を繰り返
す。
【0031】ステップS215では入力されたコマンド
がアニメーションの出力かどうかの判定を行う。Yes
ならば、ステップS216へ進み、アニメーション出力
部111によりアニメーションの形態情報や動作情報の
シーケンスをファイルなどに出力する。そして、ステッ
プS207に戻って、コマンドの入力から処理を繰り返
す。
【0032】ステップS215では、入力されたコマン
ドが終了かどうかの判定を行う。ここで、Noならばス
テップS207へ戻り上述の処理を繰り返す。一方、Y
esであれば、本処理を終了する。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、日本語の文章を解析させ、文章中に記述されている
名詞や形容詞や動詞から、物体の形態情報や動作情報を
取り出して、アニメーションを生成することが可能とな
る。このため、ユーザは、アニメーションのためのモデ
ルの生成や操作に熟練することなく、アニメーションを
生成することができる。
【0034】また、名詞や動詞などの語の上位下位階層
のような階層付けを記述した概念辞書を使うことによ
り、形態情報や動作情報との対応付けのない語が現れた
場合でも、類似する形態や動作を使って、代理のアニメ
ーションが作成できる。
【0035】さらに、代理のアニメーションについて、
より細かい形態や動作を記述して登録する機能を使うこ
とにより、拡張性や柔軟性に優れたアニメーション生成
が行なえる。
【0036】なお、上記実施形態では、入力文章中の語
の同一性は、同一の名詞について判断しているが、これ
に加えて指示代名詞などの指示対象を推定して、同一性
を判断するようにしてもよい。
【0037】また、上記実施形態において、概念辞書の
利用は上位語で対応付けのあるものを採用しているが、
直接の上位のノードを共有する類似語で対応付けのある
ものを採用するようにしてもよい。例えば、図9の例に
おいて「疾走」とう語に対応付けが存在する場合、「駆
ける」という語の代りに、直接の上位のノード「走る」
を共有する類似語「疾走」を採用するようにしてもよ
い。
【0038】また、概念辞書のノード間のリンクにリン
クの強さを示す情報を付与し、上位語か類似語か、リン
クの強さの強い方をたどって、代用する語を決定するよ
うにしてもよい。例えば図9において、「駆ける」と
「走る」のノード間のリンクの強さが0.7、「駆け
る」と「疾走」のノード間のリンクの強さが0.8であ
るとする。「駆ける」と「疾走」はその直接の上位ノー
ドが共通(「走る」)であり、「走る」よりもリンクの
強さが強いので、「駆ける」の代用として「疾走」が選
択されるようになる。
【0039】また、アニメーション用辞書では、語と、
形態情報と動作情報の対応付けを行なっているが、語の
代わりに直接、概念辞書中のノードとの対応付けを行う
ようにしてもよい。例えば、図8のようなデータの場
合、「柴犬」「テリア」「ちん」「犬」の各ノードには
直接「Shape Dog」が対応付けられる。
【0040】また、解析用辞書と概念辞書を別々のもの
としているが、概念辞書を解析用辞書の中に取り込み、
解析に使用する構成にしてもよい。
【0041】また、文章の入力からアニメーションを生
成を開始するだけでなく、一旦出力したアニメーション
の出力ファイルを取り込んで、アニメーションの編集を
開始できるようにしてもよい。
【0042】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置に適用してもよい。
【0043】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0044】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0045】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0046】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOステップS
(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0047】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0048】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図10のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0049】すなわち、「解析処理モジュール」「第1
獲得処理モジュール」「第2獲得モジュール」および
「生成モジュール」の各モジュールのプログラムコード
を記憶媒体に格納すればよい。ここで、解析処理モジュ
ールは、自然言語によって入力された文章を解析し、該
文章を構成する語及びそれらの関連を獲得する解析処理
を実現するプログラムモジュールである。また、第1獲
得処理モジュールは、解析処理で獲得された語の夫々に
ついてアニメーション生成のためのコマンドを獲得する
第1獲得処理を実現するプログラムモジュールである。
更に、生成処理モジュールは、第1獲得処理で獲得され
たコマンドに基づいてアニメーションを生成する生成処
理を実現するプログラムモジュールである。
【0050】また、第2獲得処理モジュールは、コマン
ドとの対応が登録されていない語について、該登録され
ていない語と概念上類似する語で、かつコマンドとの対
応が登録されている語を獲得し、該獲得された語を用い
てコマンドを獲得する第2獲得処理を実現するプログラ
ムモジュールである。
【0051】なお上記4つのプログラムモジュールのう
ち、自然言語に基づく文章によって自動的にアニメーシ
ョンを生成するには、少なくとも「解析処理モジュー
ル」「第1獲得処理モジュール」「生成処理モジュー
ル」の3つがあればよい。これらに「第2獲得処理モジ
ュール」を加えることで、アニメーション生成用のコマ
ンドとの対応が未登録の語に対しても代理のコマンドを
用いてアニメーションが生成されるようになり、自然言
語の多様性により柔軟に対応した装置が得られることに
なる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
然言語に基づく文章によって自動的にアニメーションを
生成することが可能となるので、アニメーションのため
のモデルの生成や操作に熟練しなくても、容易にアニメ
ーションの生成が行えるようになる。
【0053】また、本発明の他の構成によれば、形態情
報や動作情報であるアニメーション生成用のコマンドと
の対応付けのない語が入力された場合でも、これに類す
る語のアニメーション生成用コマンドで代用することが
可能となる。この結果、入力された語に類似する形態や
動作を用いてアニメーションの自動生成が可能となる。
【0054】また、本発明の他の構成によれば、アニメ
ーション生成用のコマンドが登録されていない語につい
て、その上位概念、下位概念の語を採用して代理のコマ
ンドを獲得することが可能となる。
【0055】また、本発明の他の構成によれば、自動生
成されたアニメーションについて、例えばより細かい形
態や動作を実現するための編集を加えることが可能とな
り、柔軟なアニメーション生成が可能となる。
【0056】また、本発明の他の構成によれば、自動生
成されたアニメーションについてより細かい形態や動作
を実現する等の編集を加え、これを登録することが可能
となり、装置の拡張性や柔軟性が保証される。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施形態によるアニメーション生成装置の概
略の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のアニメーション生成処理の手順を
示すフローチャートである。
【図4】本実施形態のアニメーション生成処理の手順を
示すフローチャートである。
【図5】アニメーションを生成するための例文を示す図
である。
【図6】図5の例文の解析結果を示す図である。
【図7】アニメーション用辞書の登録データ例を示す図
である。
【図8】本実施形態における概念辞書を説明する図であ
る。
【図9】本実施形態における概念辞書を説明する図であ
る。
【図10】本発明にかかるプログラムの構造的特徴を示
す図である。
【符号の説明】
101 文章入力部 102 文章解析部 103 対応付け検索部 104 アニメーション生成部 105 アニメーション編集部 106 アニメーション表示部 107 解析辞書 108 概念辞書 109 アニメーション用辞書 110 対応付け登録部 111 アニメーション出力部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然言語によって入力された文章を解析
    し、該文章を構成する語及びそれらの関連を獲得する解
    析手段と、 前記解析手段で獲得された語の夫々についてアニメーシ
    ョン生成のためのコマンドを獲得する第1獲得手段と、 前記第1獲得手段で獲得されたコマンドに基づいてアニ
    メーションを生成する生成手段とを備えることを特徴と
    するアニメーション生成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1獲得手段は語とアニメーション
    生成のためのコマンドとの対応づけが登録された第1の
    辞書を参照して、コマンドの獲得を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載のアニメーション生成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の辞書に登録されていない語に
    ついては、該登録されていない語に類する語で、かつ該
    第1の辞書に登録されている語を用いてコマンドを獲得
    する第2獲得手段を更に備えることを特徴とする請求項
    2に記載のアニメーション生成装置。
  4. 【請求項4】 自然言語に含まれる語を上位概念から下
    位概念の複数階層で形成される階層構造を用いて登録し
    た第2の辞書を更に備え、 前記第2獲得手段は、前記第1の辞書に登録されていな
    い語について、前記第2の辞書を参照して該登録されて
    いない語の階層をたどることにより該第1の辞書に登録
    されている語を検出し、該検出された語に対応するコマ
    ンドを獲得することを特徴とする請求項3に記載のアニ
    メーション生成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1獲得手段及び前記第2獲得手段
    で獲得されたコマンドを編集する編集手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のアニメーシ
    ョン生成装置。
  6. 【請求項6】 前記編集手段で編集されたコマンドと、
    これに対応する語とを前記第1の辞書に登録する登録手
    段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のアニ
    メーション生成装置。
  7. 【請求項7】 自然言語によって入力された文章を解析
    し、該文章を構成する語及びそれらの関連を獲得する解
    析工程と、 前記解析工程で獲得された語の夫々についてアニメーシ
    ョン生成のためのコマンドを獲得する第1獲得工程と、 前記第1獲得工程で獲得されたコマンドに基づいてアニ
    メーションを生成する生成工程とを備えることを特徴と
    するアニメーション生成方法。
  8. 【請求項8】 前記第1獲得工程は語とアニメーション
    生成のためのコマンドとの対応づけが登録された第1の
    辞書を参照して、コマンドの獲得を行うことを特徴とす
    る請求項7に記載のアニメーション生成方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の辞書に登録されていない語に
    ついて、該登録されていない語に類する語で、かつ該第
    1の辞書に登録されている語を用いてコマンドを獲得す
    る第2獲得工程を更に備えることを特徴とする請求項8
    に記載のアニメーション生成方法。
  10. 【請求項10】 前記第2獲得工程は、自然言語に含ま
    れる語を上位概念から下位概念の複数階層で形成される
    階層構造を用いて登録した第2の辞書を用いて、前記第
    1の辞書に登録されていない語の階層をたどることによ
    り該第1の辞書に登録されている語を検出し、該検出さ
    れた語に対応するコマンドを獲得することを特徴とする
    請求項9に記載のアニメーション生成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1獲得工程及び前記第2獲得工
    程で獲得されたコマンドを編集する編集工程を更に備え
    ることを特徴とする請求項9または10に記載のアニメ
    ーション生成方法。
  12. 【請求項12】 前記編集工程で編集されたコマンド
    と、これに対応する語とを前記第1の辞書に登録する登
    録工程を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の
    アニメーション生成方法。
  13. 【請求項13】 アニメーションの自動生成を行うため
    のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモ
    リであって、 自然言語によって入力された文章を解析し、該文章を構
    成する語及びそれらの関連を獲得する解析工程のコード
    と、 前記解析工程で獲得された語の夫々についてアニメーシ
    ョン生成のためのコマンドを獲得する第1獲得工程のコ
    ードと、 前記第1獲得工程で獲得されたコマンドに基づいてアニ
    メーションを生成する生成工程のコードとを備えること
    を特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  14. 【請求項14】 コマンドとの対応が登録されていない
    語について、該登録されていない語に類する語で、かつ
    コマンドとの対応が登録されている語を獲得し、該獲得
    された語を用いてコマンドを獲得する第2獲得工程を更
    に備えることを特徴とする請求項13に記載のコンピュ
    ータ可読メモリ。
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