JPH09167135A - 処理分担決定システムと装置と方法 - Google Patents

処理分担決定システムと装置と方法

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JPH09167135A
JPH09167135A JP32704695A JP32704695A JPH09167135A JP H09167135 A JPH09167135 A JP H09167135A JP 32704695 A JP32704695 A JP 32704695A JP 32704695 A JP32704695 A JP 32704695A JP H09167135 A JPH09167135 A JP H09167135A
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computer
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JP32704695A
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Masahiro Kuroiwa
正広 黒岩
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN、WANなどで接続されたコンピュー
タ間の通信において、処理を依頼する相手のコンピュー
タを意識することなく、データの発生時点に動的に処理
するコンピュータを決定する処理分担決定システムに関
し、効率のよいコンピュータ間の処理分担が行え、多重
障害への対処も可能とする柔軟な処理分担の決定を行う
分散処理システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 発生したデータを他の情報処理装置に提
示する発生データ提示手段1と、提示された発生データ
の処理可能性を応答する処理可能性応答手段2と、処理
可能性の応答に基づいて発生したデータの処理を分担す
る情報処理装置を決定する処理分担決定手段3とを備え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローカルエリアネッ
トワークやワイドエリアネットワークで接続された複数
の情報処理装置(コンピュータ)を有する分散処理シス
テムにおいて、「データを処理するコンピュータ」を固
定化することなく、つまり処理を依頼する相手のコンピ
ュータを意識することなく、データの発生時点に動的に
処理するコンピュータを決定する処理分担決定システム
と装置と方法に関する。
【0002】近年のコンピュータシステムは、運用時間
が延長される傾向にあり、金融機関においては、システ
ムの24時間連続運転が予想されることに対し、機器保
守のための一時停止時間の確保や、システムの機能追加
に対する機能の冗長性の拡大が要求されている。
【0003】このため、無停止型のコンピュータが提供
されているが、機能がコンピュータと括り付けられてい
るため、コンピュータが二重、三重に故障したり、ま
た、コンピュータの設置施設が被災したりするような事
態に対して配慮したり機能の追加をする必要がある。
【0004】
【従来の技術】従来の無停止型コンピュータまたは複数
コンピュータによる切替え方式においては、「データを
発生するコンピュータ」と「データを処理するコンピュ
ータ」の関係が1対1となるように構成され、常に、
「データを発生するコンピュータ」がデータの種類に応
じて「データを処理するコンピュータ」を選択し、ま
た、故障に対する切替え処理については、「データを発
生するコンピュータ」または「データを処理するコンピ
ュータ」の責任において処理を実施していた。
【0005】図8に従来のコンピュータネットワーク構
成例を示す。図において、Pa81はデータを発生する
コンピュータである。たとえば、金融機関営業店にある
現金自動支払機から利用者が自分の預金口座から出金を
依頼する操作をしたとき、出金を依頼するデータは営業
店の通信サーバからWAN(ワイドエリアネットワー
ク)を経由し銀行のセンタの通信サーバに送信される。
このセンタにおける通信サーバが上記「データを発生す
るコンピュータ」の例であり、この通信サーバはセンタ
においてはLAN(ローカルエリアネットワーク)で勘
定系、情報系の業務サーバ、更にWANにより同様に種
々の業務サーバに接続されている。
【0006】また、「データ発生コンピュータ」Pa8
1に図示するように接続されている「データを処理する
コンピュータ」Pb、Pc、Pdの対応するコンピュー
タ処理業務が集中して管理されている。
【0007】上記金融機関システムの具体例では業務A
としては普通預金、業務Bとしては当座預金、・・・の
ように各「データ処理コンピュータ」は対応する業務が
「データ発生コンピュータ」に集中して把握されており
データ処理の分担は固定的に「データ発生コンピュー
タ」が決定して発生したデータの処理をネットワークを
通して「データ処理コンピュータ」に依頼するようにな
っている。
【0008】図9には従来のコンピュータネットワーク
における「データを処理するコンピュータ」選択のフロ
ーチャートを示す。まず、ステップS91においては何
らかの原因、例えば上記したような利用者の端末の操作
などにより処理すべき口座からの出金等のデータが発生
する。
【0009】ステップS92において発生したデータを
解析し処理の種類例えば普通預金の処理なのか当座預金
の処理なのかを判別し、ステップS93で解析されたデ
ータ処理の種類に対応する「データを処理するコンピュ
ータ」を「データを発生するコンピュータ」にあるコン
ピュータ業務対応表により決定する。
【0010】ステップS94では、処理すべきデータを
上記決定したあて先のコンピュータに送信し、同時に応
答確認のためのタイマを起動する。送信したデータの処
理が行われて時間内に応答があることをステップS9
5、ステップS97により確認し、上記設定したタイマ
が先に完了すなわち所定の時間以内に処理が完了しない
ときには何らかの異常があったとして異常処理に入るよ
うにしている。異常の場合の処理としてはコンピュータ
業務対応表に同じ業務処理が可能な「データを処理する
コンピュータ」が他にある場合は処理データのあて先を
変えて処理を行わせるなど「データ発生コンピュータ」
の判断で異常処理を行うことになる。
【0011】ところが、無停止型のコンピュータまたは
複数コンピュータによる切替え方式では、二重、三重の
故障もしくはコンピュータの動作不可能状態に陥ったと
き、故障もしくは動作不可能に陥ったコンピュータを修
理、復旧するか、または、新しいコンピュータを設置す
る必要があるため、コンピュータのシステム変更や資源
の構成変更が必要となり、コンピュータが使用可能とな
っても、システムとしてコンピュータ間の物理的、論理
的接続を確認する必要があるため実際に業務が再開され
るのは、更に後となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって、故障が短
時間で修復した場合にも、ローカルエリアネットワー
ク、ワイドエリアネットワークなどで接続された他のコ
ンピュータとの通信は直ちに再開できず、他のコンピュ
ータでの回復操作が必要であるといった問題を生じてい
た。
【0013】本発明は、ローカルエリアネットワーク、
ワイドエリアネットワークなどで接続されたコンピュー
タ間の通信において、処理を分担する相手システムの存
在を意識しない通信機能により、効率のよいコンピュー
タ間の処理分担を行えるように、また多重障害への対処
も可能とする柔軟な処理分担の決定を行う分散処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された処理分担決定システムと方法によって解決
される。
【0015】図1は、本発明の構成図である。図におい
て、1は発生したデータを他の情報処理装置に提示する
発生データ提示手段であり、2は提示された発生データ
の処理可能性を応答する処理可能性応答手段である。3
は処理可能性の応答に基づいて発生したデータの処理を
分担する情報処理装置を決定する処理分担決定手段であ
る。
【0016】処理すべきデータの発生あるいは発生した
データの処理の少なくともひとつの機能を有する複数の
情報処理装置を有する分散処理システムにおいて、発生
した処理すべきデータの発生情報をネットワークを通じ
て他の情報処理装置に発生データ提示手段1で同報して
提示し、上記処理すべきデータの発生情報を受け取った
処理可能性応答手段2は提示された発生データの処理可
能性を応答する。
【0017】データの発生を提示した情報処理装置は受
け取った各情報処理装置からの処理可能性の応答に基づ
いて処理分担決定手段3が発生したデータの処理を分担
する情報処理装置を決定するようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】図2に本発明のコンピュータネッ
トワーク構成例を示す。Pa21はデータを発生するコ
ンピュータ、Pb22、Pd24はデータを処理するコ
ンピュータ、Pc23はデータを発生し、かつデータを
処理するコンピュータを表す。発生するデータはPaに
おいては業務A、業務B、Pc23では業務B、業務C
であることを図示している。また、処理する業務につい
てもPb22では業務A、業務B、Pc23では業務
B、業務C、Pd24では業務A、業務Cであることを
示している。特にPc23においてはデータの発生とデ
ータの処理の機能を兼ね備えている。
【0019】Pa21、Pa22、Pc23はLAN2
5で接続され、これらはWAN27(専用線、公衆網な
ど)経由でLAN26でPd24にネットワークされて
いる。
【0020】このコンピュータネットワークで構成され
た分散処理システムは例えば銀行の営業店、センタに分
散して配置されたそれぞれ特有のデータ処理機能を持っ
た情報処理装置(コンピュータ)がお互いに処理を分担
してネットワーク内に発生する処理要求のデータを処理
することになる。
【0021】図示していないが共通に持つデータベース
はこれらのいずれかのコンピュータあるいは図示してい
ない専用のファイルサーバなどに管理されておりLA
N、WANのネットワークを通してアクセスするものと
し、本発明の処理機能の分担についてのみ図示してい
る。
【0022】データを発生し、かつデータを処理するコ
ンピュータとしてPc23を示したが、このコンピュー
タには端末機が接続されており利用者が端末機を操作し
て口座からの出金を要求するなどしてデータが発生する
とともに出金処理を自分のコンピュータで処理が可能で
ある場合、すなわち、その業務を処理する機能を持って
いる場合で処理する能力がそのときある場合には自分の
コンピュータで処理し、その他のときには他のコンピュ
ータに発生したデータの処理を依頼するように動作する
ことになる。さらに、他のコンピュータからの依頼によ
り可能性があるときは処理を分担することも行うもので
ある。
【0023】図3に「データを処理するコンピュータ」
の動的決定例の説明図を示す。図2のようなコンピュー
タネットワークの分散処理システムにおいて発生したデ
ータの処理をどのデータ処理機で処理するかを動的に決
定するときの動作について説明する。
【0024】ここでは例としてPa21において業務A
の処理データが発生し、ネットワーク内のコンピュータ
Pb、Pc、Pdにデータの発生を通知していずれかの
コンピュータ(データ処理機)に処理を依頼するための
処理分担先を決定する動作を説明する。
【0025】図3において左からPa、Pb、Pc、P
dの動作の流れを上から下に向かって記してある。図2
においては上記したようにPcはデータ発生機でもある
が今回はデータの発生はPaでのみ発生するものとして
説明する。同時にPaとPcでデータが発生するときに
はそれぞれのデータについて同様な処理動作が並行して
流れるがその処理についても矛盾がないことは後述す
る。
【0026】まず、Paにおいて業務Aの処理を必要と
するデータが発生すると業務Aのデータ発生情報を作り
ネットワークの各処理機へ同報で送出する。各データ処
理機Pb、Pc、Pdはそれぞれ上記データ発生情報を
受信し、その内容が各処理機の持つ業務処理機能に照ら
し合わせて処理可能か否か、さらには後に詳細な動作の
説明を行うがそのとき現在の処理容量をも確認して応答
する。Pb、Pdは処理可能性ありとして応答データを
作成し応答している。しかし、PcについてはPaから
通知されたデータ発生情報が「業務A」であり処理機能
を持っていない(業務B、業務Cのみ)ので処理不能と
して応答を返さないで受信データは破棄し無視すること
とする。
【0027】PaはPbおよびPdからの応答データを
受信する。詳細動作は後述するがここで先に受信処理し
たPbに対して業務Aの具体的処理を依頼する業務Aデ
ータを送信し、Pbは受信した業務Aデータについて業
務処理を行い完了データを依頼元のPaに送信して業務
データ処理を完了する。
【0028】上記のように処理すべきデータが発生した
Paはネットワーク中のどのデータ処理機に処理を依頼
すべきかそれぞれの処理機の状況を確認しないままデー
タの発生を提示して処理可能性を問い、応答のあった処
理機の中から動的に処理の依頼先を決定するようにして
いる。
【0029】図4に業務Aデータを発生するコンピュー
タPaの制御テーブル例を示す。他の業務については同
様な制御テーブルがそれぞれ用意されるものとし、ここ
には業務Aについての情報のみを説明のために図示して
いる。
【0030】上記したデータを発生するコンピュータの
動作の詳細を説明するために業務Aのデータを発生する
コンピュータの中におけるデータの保持方法について先
に説明する。
【0031】図4(a)には業務A発生データの処理待
ち行列を示す。業務Aの処理を必要とするデータは上記
したように銀行の自動現金支払機などからランダムに発
生し、Paのようなデータを発生するコンピュータに行
列を作ることになる。(a)に示した処理待ち行列には
行列の先頭と最後を示すポインタにリンクしてデータの
IDとしてA0010、A0011、・・・A0017
がつながれている。図示していないがこれらのデータI
Dから実際の処理を行うべきデータ例えば端末機が利用
者のカードから読み取った口座番号等がリンクされて保
持されている。行列の先頭には上記先頭、最後のポイン
タの他行列の長さすなわち現在の発生データ待ち数を
「5」として表示している。
【0032】新たに発生したデータIDは待ち行列の最
後につなぎ込み、新たに処理するコンピュータを決定し
て処理を依頼するものは待ち行列の先頭から順に取り出
すようにしている。
【0033】図4(b)には業務A応答有効監視タイマ
を示す。処理するコンピュータを決定するためにネット
ワークに接続されたデータを処理するコンピュータにデ
ータの発生情報を提示するとき予め設定された規定値を
タイマに設定する。タイマに設定する時間は応答のあっ
た処理を行うコンピュータの応答時の処理可能性は他の
データを発生するコンピュータからの非同期的なデータ
の発生情報の提示とそれに対する応答と実際の業務処理
分担により変化して行くのでその有効性をリフレッシュ
するために有効期限を設定して改めて依頼すべき処理が
有る場合には業務別にデータ処理の可能性を問うように
するものである。
【0034】図4(c)には業務A処理可能数テーブル
を示す。処理するコンピュータ毎に問い合わせをしたと
き現在の応答のあった業務Aの処理可能数を記録するも
のである。発生したデータについて処理をするコンピュ
ータに対して処理可能性を問い合わせたとき各処理をす
るコンピュータからの応答にはその業務処理を行うこと
ができない場合は応答がなくテーブルには0を記録し、
処理可能性のあるコンピュータからは現在受け入れられ
る処理能力を示すものとして処理可能なデータ数を応答
するようにしているのでテーブルにはその数値を記録す
る。そしてこれらの合計値を処理するコンピュータ全体
の処理可能数として記録するようにしている。
【0035】これらの制御テーブルを用いてデータを発
生するコンピュータの動作を説明する。図5には業務A
データを発生するコンピュータPaの動作フローチャー
トを示す。
【0036】ステップS501では処理の起動原因が業
務Aタイマの時間完了による通知か否かを調べている。
もしタイマによる起動であると業務A処理可能数テーブ
ルにある処理可能数の値は規定の時間以前のものをベー
スとしており処理するコンピュータの現在の処理可能数
とは異なってきている可能性があるのでこれを更新する
べくステップS511でこのテーブルの処理可能数を全
てクリアしてステップS509で業務Aの待ちの有無確
認に制御を移し改めて必要なときは処理可能性の現在の
状態を再調査するようにする。
【0037】ステップS502においては業務Aに関す
る応答データの受信があったための起動かを確認する。
応答データを受信したときにはステップS514に移り
業務A処理可能数テーブルのPn(n=b〜d)に対応
して通知された処理可能数を記録し、全体についても積
算して記録する。これにより、処理可能性が応答のあっ
たコンピュータについては現在の値として記録される。
つぎにステップS509に移り処理待ちの有無を確認し
て新たに処理するコンピュータを決定することになる。
【0038】ステップS503では業務Aデータが新た
に発生したのかを調べる。業務A以外のデータの発生で
あれば他業務の処理を行う。データが業務Aの処理を必
要とするものであることが確認されるとステップS50
4において業務A発生データの処理待ち行列に新たなデ
ータのIDを組入れて登録し図4(a)の発生データの
処理待ち数もカウントアップする。
【0039】ステップS505では業務Aの全体処理可
能数が0でないことを確認する。すなわち、既に処理す
るコンピュータから応答のあった業務Aについての処理
可能数の現在の確からしい合計値を確認する。これが0
でなければ既に応答のあったコンピュータに改めて処理
の可能性を問うことなく処理待ちの発生データを処理す
るコンピュータを決定し処理を依頼することができる。
【0040】ステップS506では図4(c)の業務A
処理可能数テーブルの図示していないが複数の処理可能
なコンピュータがあったときの分担を決める1方法とし
て割当ポインタを設けサイクリックにテーブルの処理す
るコンピュータを示すようにしてあり、そのポインタの
位置から順に(サイクリックに)処理可能数が0でない
処理するコンピュータを探す。
【0041】ステップS507では見つかった処理する
コンピュータに対して図4(a)の処理待ち行列の先頭
のデータIDを行列から外し処理依頼するデータを上記
決定した処理するコンピュータに送り処理を依頼する。
【0042】ステップS508では決定して処理を依頼
した処理するコンピュータに対応する処理可能数と全体
の処理可能数をそれぞれ−1してカウントダウンする。
なお、処理可能性を応答した処理するコンピュータも実
際の処理依頼があった時点で障害が発生しており処理が
不能のとき、また他のデータを発生するコンピュータか
らの処理依頼で該当の業務処理が出来ないときには処理
不能を通知することができるときはその旨応答するよう
にし、応答が返せないようなときは依頼側でタイマ監視
しなければならないがこれは図示していない。
【0043】処理するコンピュータを決定し処理を依頼
したあとはステップS509で他の処理待ちのデータに
ついて処理するコンピュータを決定するべく処理待ちを
しらべ、ない場合は分担決定のための処理を終了する。
待ちがまたある場合は処理するコンピュータの処理可能
性をステップS505で確認し処理可能性があると判断
するとステップS506以下を上記したように同様に処
理する。
【0044】ステップS505で既に応答があった処理
可能性も全て割当済で全体の処理可能数が0であれば改
めてステップS512、ステップS513において発生
データ情報を同報によりネットワークに送り出し処理す
るコンピュータに処理可能数を応答するように依頼し、
応答待ちに入る。
【0045】次に図6「業務Aデータを処理するコンピ
ュータPbの制御テーブル例」と図7「業務A、業務B
データを処理するコンピュータPbの動作フローチャー
ト」を用いてデータを処理するコンピュータの動作につ
いて説明する。
【0046】図6(a)には業務Aの処理割当テーブル
を示す。これはデータを発生するコンピュータから依頼
された業務Aの処理にあらかじめ設定した業務A処理可
能数の範囲内で割り当てた処理を依頼されたデータID
を並べてつなげたテーブルである。
【0047】なお、Pbで処理可能な他の業務(業務
B)については図6にある業務Aに関する制御テーブル
と同様の一式の制御テーブルが用意されているが、ここ
では業務Aについてのみ図示している。
【0048】図6(a)において、処理割当数として
「2」が表示れさているがこれは処理可能数「4」以内
で現在2つだけ業務Aの処理が実行していることを示し
ている。行列の先頭と最後を示すポインタに指示されて
データID「A0007」と「A0009」が処理中の
ものである。
【0049】図6(b)にはデータ発生情報を示してあ
る。データを発生するコンピュータから処理を行うコン
ピュータのそれぞれに処理可能性を打診するためにネッ
トワークに同報で送出されるもので、依頼元処理機(コ
ンピュータ)の名前Paと処理依頼業務名として業務A
が例示されている。
【0050】図6(c)には応答データを示す。処理依
頼の打診に対して処理するコンピュータが対応する業務
処理の能力の余裕があるときに応答して依頼元に送信す
るデータである。内容は自分の処理機の名前としてP
b、対応する業務名として業務A、処理可能数は問い合
わせのあった時点での処理能力の余力を示すものとして
処理可能数が2となっている例を示している。
【0051】図6(d)は処理依頼データである。処理
可能性を応答した後データを発生するコンピュータから
改めてデータを処理するコンピュータを決定して処理す
べきデータを含めて依頼して送信してくるものであり、
依頼元のコンピュータの名前としてPa、処理を依頼す
るデータのIDとしてA0010を示し、続けて処理す
べき具体データ、例えば出金処理のユーザID(口座番
号、カード番号等)とか出金したい金額とか暗証番号等
が含まれるものである。
【0052】図6(e)は処理完了データである。依頼
された処理が完了したときには完了状況(完了コード、
あるいは処理結果データなど)を送信するもの、あるい
は依頼された処理がその時点では以前に応答したときと
処理可能性の状況が変わってしまったため受け付けられ
ない場合などにその旨応答するときに送信するものであ
る。図には例として処理を行った自分のコンピュータI
DとしてPbを、依頼されたデータのIDとしてA00
07を含んだものを示してある。
【0053】図7には業務A、業務Bデータを処理する
コンピュータPbの動作フローチャートを示してある。
先ず、データ発生情報が同報で送信されてくるが、ステ
ップS701、ステップS702により自分の処理可能
な業務であるか、ここでは業務A、業務B以外は処理す
る機能を持っていないので送信されたデータは破棄して
これを無視するようにしている。また、処理すべき業務
がBであるデータ発生情報である場合にはここに業務A
に関して示すものと同様の処理を行うものとして図示し
ていないが業務B処理に制御を移している。
【0054】ステップS703では業務Aについて問い
合わせのあった現在の業務Aの処理可能数に1以上の余
裕があるか否かを調べる。能力一杯データ処理を引き受
けている場合には依頼データは破棄して無視する。
【0055】処理可能性があるときにはステップS70
4において応答データとして処理機番をPb、業務種類
を業務A、残り処理可能数を処理可能数に設定して依頼
元に送信して、依頼元の処理を依頼するコンピュータが
処理の分担をするデータを処理するコンピュータを決定
して処理すべきデータを含む処理依頼データを送信して
くるのを待つ。
【0056】ステップS705では処理依頼データを受
信すると業務A処理割当テーブルの行列に組み込み処理
割当数をカウントアップする。続いてステップS706
では受け取った処理依頼データを業務処理Aプログラム
に渡しこれを起動する。これにより業務処理Aが処理す
べきデータを受け取り処理を実行する。処理終了時には
ステップS707では処理終了データのIDを処理中を
示す処理割当テーブルの行列から外し、処理割当数を−
1する。
【0057】処理完了結果はステップS708で依頼も
とに処理完了結果データとして送信し一つのデータ処理
を終了する。なお、上記したが、処理依頼を受けたとき
に処理可能性を応答し、改めて処理すべき具体データを
含めて処理依頼を受けたときに既に他の処理を依頼する
コンピュータすなわちデータを発生するコンピュータか
らの依頼に対して処理を割当済みであったり、問い合わ
せへの応答後に処理不可能に陥っていたりしたときに応
答として処理完了結果データで処理できなかったことを
通知したり、応答さえもできず処理依頼を無視してしま
う結果になる場合があるがこれは図示していない。
【0058】最後に、上記で後述するとしたが、同一業
務についてネットワーク上の複数のコンピュータでデー
タが発生する場合にも動作が矛盾しないということを説
明する。
【0059】図2に示した本発明のコンピュータネット
ワーク構成例においてデータを発生するコンピュータは
Pa21とPc23である。Pa21では業務A、業務
Bについて処理すべきデータが発生し、Pc23では業
務B、業務Cについて処理すべきデータが発生する。
【0060】ここで業務Bについては両方のコンピュー
タからネットワークに対して処理可能性の打診が非同期
に送出される可能性がある。このとき、当然Pc23自
身で業務Bが処理できるときは自分で処理するが処理量
が一杯のときには他に処理を依頼することがあり得る。
【0061】業務BについてPa21とPc23とから
相次いで処理可能性を打診するデータ発生情報がネット
ワークに送出されると受け取ったPa21〜Pd24の
各コンピュータの内業務Bの処理機能を持ったPb2
2、Pc23の内処理可能性を応答できるのは上記した
ようにPc23が処理能力一杯であるのでPb22だけ
であることになる。そこで、Pb22は例えば最初に受
け取ったPa21からのデータ発生情報に対してそのと
きの処理可能性は処理可能数から処理割当数をマイナス
しただげの処理可能数をPa21に応答する。続いて受
け取ったPc23からのデータ発生情報についてもまだ
処理割当が発生していないので同じ処理可能数を応答す
ることになる。
【0062】ここで、Pa21から業務Bについて処理
するコンピュータとしてPb22が分担するものとして
決定され処理すべきデータが送信され処理依頼を受ける
とPb22は処理割当をスケジュールする。これにより
Pb22の処理可能性はPc23に対して応答した処理
可能数よりも1だけ少なくなっており、あらためてPc
23からデータを処理するコンピュータとして決定され
処理依頼データが送信されてきた場合に処理可能数が0
でなければ依頼されたデータの処理をスケジュールする
ことができる。処理可能数がなくなっていると処理不能
である由を処理完了データとしてPa21に応答するこ
とになる。この場合はネットワーク全体として業務Bの
処理能力が一杯で処理不能であり時間待ち等の処理を依
頼元であるPa21の責任で対応処理することになる。
【0063】いずれにしてもその時の処理能力いっぱい
までネットワーク内の処理能力を割当ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネ
ットワークなどで接続された分散処理システムのコンピ
ュータ間の通信において、処理を分担する相手システム
の存在を意識しない通信機能により、効率のよいコンピ
ュータ間の処理分担を行えるように、また多重障害への
対処も可能とする柔軟な処理分担の決定を行うことがで
き、システムの運転効率向上と障害に強い高品質なシス
テムの運用を可能にする、という著しい工業的効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明のコンピュータネットワーク構成例
【図3】 「データを処理するコンピュータ」の動的決
定例の説明図
【図4】 業務Aデータを発生するコンピュータPaの
制御テーブル例
【図5】 業務Aデータを発生するコンピュータPaの
動作フローチャート
【図6】 業務Aデータを処理するコンピュータPbの
制御テーブル例
【図7】 業務A、業務Bデータを処理するコンピュー
タPbの動作フローチャート
【図8】 従来のコンピュータネットワーク構成例
【図9】 従来のコンピュータネットワークにおける
「データを処理するコンピュータ」選択のフローチャー
【符号の説明】
1 発生データ提示手段 2 処理可能性応答手段 3 処理分担決定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべきデータの発生あるいは発生し
    たデータの処理の少なくともひとつの機能を有する複数
    の情報処理装置を有する分散処理システムにおいて、 発生したデータを他の情報処理装置に提示する発生デー
    タ提示手段と、 提示された発生データについて処理の可否を応答する処
    理可能性応答手段と、 処理可能性の応答に基づいて発生したデータの処理を分
    担する情報処理装置を決定する処理分担決定手段と、を
    備えることを特徴とする処理分担決定システム。
  2. 【請求項2】 複数の情報処理装置を有する分散処理シ
    ステムにおける発生するデータの処理の分担を決定する
    処理分担決定装置であって、 発生したデータを複数の情報処理装置に提示する発生デ
    ータ提示手段と、 提示した発生データに対して応答した情報処理装置の処
    理可能性に基づいて、発生したデータの処理を分担する
    情報処理装置を決定する処理分担決定手段と、を備える
    ことを特徴とする処理分担決定装置。
  3. 【請求項3】 複数の情報処理装置を有する分散処理シ
    ステムにおける発生するデータの処理の分担を決定する
    処理分担決定方法であって、 発生したデータを複数の情報処理装置に提示し、 提示した発生データに対して応答した情報処理装置の処
    理可能性に基づいて、発生したデータの処理を分担する
    情報処理装置を決定することを特徴とする処理分担決定
    方法。
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