JPH09166849A - レンズ付きフイルムユニット及びパトローネの取出し方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット及びパトローネの取出し方法

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JPH09166849A
JPH09166849A JP7329183A JP32918395A JPH09166849A JP H09166849 A JPH09166849 A JP H09166849A JP 7329183 A JP7329183 A JP 7329183A JP 32918395 A JP32918395 A JP 32918395A JP H09166849 A JPH09166849 A JP H09166849A
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cartridge
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lens
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lid
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Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パトローネ取出し時に確実に蓋部材を閉じ、
更にロックするレンズ付きフイルムユニットを提供す
る。 【解決手段】 パトローネ収納室35の上部でパトロー
ネの蓋部材に係合する回動部材28は、捩じりバネ41
で蓋部材の閉じ位置に向けて付勢され、通常は係合突起
45に係合する爪部材44に形成された突起46に当接
して、蓋部材の開き位置に保持される。パトローネ取出
し時に、前操作として爪部材44と係合突起45との係
合解除を行うと、回動部材28は捩じりバネ41の付勢
によって蓋部材を閉じ位置に回動する。パトローネ収納
室35の背面を覆うパトローネ背面カバー54には底蓋
57が一体化されており、これらは薄肉部53の破断に
よって後カバー15から分離されるので、パトローネ収
納室35の背面側から姿勢を変えずにパトローネを軸方
向にスライドして取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルム通路を開
閉する蓋部材を備えた写真フイルムパトローネを装填す
るレンズ付きフイルムユニット及びパトローネの取出し
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズやシャッタ機構等の簡単な撮
影機構が組み込まれ、予め写真フイルムパトローネが装
填されたレンズ付きフィルムユニット、例えば「写ルン
ですSuper800」(商品名)等が本出願人より製造販売さ
れている。このレンズ付きフィルムユニットは、1コマ
の撮影毎にパトローネのスプールに係合された巻上げノ
ブを回転操作してパトローネ内に露光済みの写真フイル
ムを巻き込んでいく。そして、全てのコマへの撮影終了
後には現像所でパトローネ収納室の底蓋が開放されて、
パトローネが軸方向から取り出される。
【0003】また、上記レンズ付きフイルムユニット
に、プラスチック製の新規な写真フイルムパトローネを
用いることが各種提案されている。この写真フイルムパ
トローネには、フイルム送出口の遮光に従来のテレンプ
に代えて、フイルム送出口(通路)を開放する開き位置
とフイルム送出口を遮断する閉じ位置との間で回動自在
とされた、プラスチック製の蓋部材が用いられている。
この蓋部材の開閉は、軸端部にカメラ等の駆動軸が嵌合
して回動されることにより行われる。また、蓋部材が閉
じ位置にあるときには、パトローネに設けられた弾性を
有するロックポールが蓋部材の軸端部に形成された係合
部に係合して、蓋部材が不用意に開放されるのを防止し
ている。
【0004】このようなパトローネを用いるレンズ付き
フイルムユニットについて、特開平6−130558号
公報には、パトローネ収納室の底蓋にパトローネの蓋部
材とも係合されるロック部材を設け、このロック部材が
底蓋をロックしているときには蓋部材は開き位置にあ
り、ロック部材を解除したときには蓋部材が閉じ位置に
回転するようにした発明が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋部材
の回転も行うロック部材を底蓋に設けると、底蓋の厚み
が増すことになりレンズ付きフイルムユニットが高さ方
向で大型化してしまうという問題がある。また、底蓋を
開放する際にはロック部材を解除するという作業が増え
るため、大量にレンズ付きフイルムユニットの現像処理
を行う際には、煩わしさと作業効率の悪化とを招いてし
まうという問題がある。
【0006】上記問題を解決するためには、パトローネ
収納室の上部に蓋部材に係合する回動部材を設け、底蓋
の開放時に回動部材が閉じ方向に回動するようにすると
よい。しかしながら、蓋部材を閉じ位置に回動した回動
部材がロックポールに挟み込まれてしまい、底蓋を開放
してもパトローネ収納室からパトローネが出てこないこ
とがある。このような場合、ユニット本体に振動や衝撃
を与えることによってパトローネが抜け出てくることも
あるが、誤ってパトローネを落としてしまうと、パトロ
ーネが破損して写真フイルムを曝光してしまうという問
題もある。また、ドライバー等の工具や治具を用いてパ
トローネを掻き出すこともできるが、パトローネに傷が
付くという問題や、作業効率の悪化を招くという問題も
ある。
【0007】更に、ロックポールによる蓋部材のロック
は、蓋部材を閉じ位置に回動した回動部材が係合部から
抜けた時に実施されるが、蓋部材と回動部材との係合が
解除される際に蓋部材が不用意に回動されてしまうと、
ロックポールは係合部に係合できなくなってしまう。そ
のため、パトローネの取り出し時には、回動部材と蓋部
材との係合が解除されるまでパトローネを軸方向に姿勢
を変えずにスライドさせる必要がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、パトローネの取り出しが容易であり、この取り出し
時に確実に蓋部材が閉じられ、ロックされるようにした
レンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットは、
撮影終了後にパトローネを取り出す際に、パトローネを
軸方向に移動させられる空間を形成する際の前操作に連
動して、回動部材を蓋部材の閉じ方向に回動させる蓋部
材回動手段を設けたものである。これによれば、軸方向
への移動空間を形成する際の前操作の段階で蓋部材が閉
じられるので、別途に蓋部材を閉じ位置に回動する操作
は必要なく、写真フイルムが曝光することもない。
【0010】また、請求項2記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、後カバーと蓋部材とをユニット本体から取
り外すことにより、パトローネの軸方向への移動空間を
形成し、この後カバーと底蓋とをユニット本体から取り
外す際の前操作に連動して、回動部材を蓋部材の閉じ方
向に回動させる蓋部材回動手段を設けたものである。こ
れによれば、別途に蓋部材を閉じ位置に回動する操作は
必要ない。また、パトローネを軸方向に移動する際には
確実に蓋部材が閉じられているので、写真フイルムが曝
光することはない。更に、底蓋と一緒に後カバーもユニ
ット本体から取り外されるので、容易に蓋部材と回動部
材との係合を解除してパトローネを取り出すことができ
る。
【0011】更に、請求項3記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、後カバーのパトローネ収納室を構成してい
る部分を、底蓋と一体に形成するとともに、後カバーの
他の部分から分離可能とし、パトローネの取り出し時に
は、後カバーの一部分と底蓋のみがユニット本体から外
されるようにしたものである。これによれば、後カバー
全体をユニット本体から分離するよりも作業が簡便なも
のとなり、レンズ付きフイルムユニットへのパトローネ
の詰替え防止の効果もある。
【0012】また、請求項4記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、回動部材を蓋部材の開き位置から閉じ位置
に向けて付勢する付勢手段と、回動部材を係止して蓋部
材の開き位置に保持する位置と、回動部材が蓋部材の閉
じ位置へ回動することを許容する位置との間で変位する
係止手段とから蓋部材回動手段を構成し、後カバーと底
蓋とをユニット本体から分離する前操作に連動して、係
止手段を蓋部材の閉じ位置へ回動するのを許容する位置
に変位させ、付勢手段の付勢で回動部材を蓋部材の閉じ
方向に回動するようにしたものである。
【0013】更に、請求項5記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、後カバーあるいは底蓋に一体に形成されユ
ニット本体に係合された爪部材を変位させ、係合を解除
する操作を後カバーと底蓋とをユニット本体から取り外
す際の前操作としたものである。
【0014】また、請求項6記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、係止手段として、爪部材に一体に形成さ
れ、付勢手段により閉じ方向に付勢された回動部材が当
接される突起を用いたものである。
【0015】更に、請求項7記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、係止手段として、爪部材と回動部材との間
でスライドあるいは回動自在とされた中継部材を用い、
この中継部材は、ユニット本体に対して爪部材が係合状
態にある時に回動部材を係止して蓋部材の開き位置に保
持し、爪部材が係合解除のために変位された時にはスラ
イドあるいは回転して、回動部材の係止を解除し、蓋部
材の閉じ位置への回動を許容するようにしたものであ
る。
【0016】また、請求項8記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、蓋部材回動手段や回動部材の動作方法,形
状,有無に関係なく、蓋部材が組み込まれたパトローネ
が装填されたパトローネ収納室に、撮影終了後に軸方向
への移動空間を作ることによってパトローネを取出しや
すくしたものである。
【0017】更に、請求項9記載のレンズ付きフイルム
ユニットは、パトローネを取出しやすくする軸方向への
移動空間を形成する操作に連動して、蓋部材の閉じ動作
を確実に行わせるようにしたものである。
【0018】また、請求項10記載のレンズ付きフイル
ムユニットは、パトローネを軸方向に移動させて蓋部材
と回動部材との係合を解除したときに、蓋部材が閉じ位
置で確実にロックされるようにしたものである。
【0019】更に、請求項11記載のパトローネの取出
し方法は、パトローネを軸方向に移動させられる空間を
形成する第1工程と、パトローネを軸方向に移動させて
蓋部材の端部と回動部材との係合を解除する第2工程
と、パトローネを更に軸方向に、あるいは軸方向以外に
移動させてユニット本体から取り出す第3工程とから構
成し、第1工程の前操作に連動して、蓋部材回動手段が
回動部材を蓋部材の閉じ位置に向けて回動させ、第2工
程に連動して蓋部材が閉じ位置にロックされるようにし
たものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を実施したレンズ
付きフイルムユニットの外観を示すものである。レンズ
付きフイルムユニット2は、撮影機構等が内蔵されたユ
ニット本体3と、これを収納する紙箱4とから構成され
ている。紙箱4は、ユニット本体3の全体を装飾的に覆
いつつ、巻上げノブ5,シャッタボタン6,撮影レンズ
7,ファインダ8,撮影枚数表示窓9,ストロボ発光部
10等の主要な操作部を露出させる。
【0021】図3は、ユニット本体3の構成を示すもの
である。ユニット本体3は、本体基部12と、この本体
基部12に収納される写真フイルムパトローネ13と、
本体基部12の前面側及び背面側に組み付けられる前カ
バー14及び後カバー15と、図示しないが、各種撮影
機構が組み込まれた露光ユニット、及びストロボ回路と
ストロボ発光部10とが一体化されたストロボユニット
とから構成されている。
【0022】写真フイルムパトローネ13は、プラスチ
ックで形成されたパトローネ17と、このパトローネ1
7から引き出された写真フイルム18とから構成されて
いる。写真フイルム18は、ロール状に巻かれた状態で
ユニット本体3に装填される。パトローネ17は、内部
に写真フイルム18が巻きつけられるスプール20と、
パトローネ17内を遮光する蓋部材21とを回動自在に
組み込んでおり、この他に蓋部材21のロック装置,収
納した写真フイルム18の使用状態の表示装置,写真フ
イルム18の各種データを示すバーコード板等を備えて
いる。
【0023】パトローネ17は、プラスチックの成形品
からなる上ケース17a,下ケース17bが嵌合されて
形成されている。この写真フイルムパトローネ13は、
スプール20を写真フイルム18の送り出し方向に回動
することにより、写真フイルム18の先端がパトローネ
17のフイルム通路23から送り出されるように構成さ
れている。
【0024】蓋部材21は、各ケース17a,17bの
合わせ目に形成されたフイルム通路23内に回動自在に
組み込まれており、図4に示すフイルム通路23を開放
する位置と、図5に示すフイルム通路23を閉じる位置
との間を回動される。蓋部材21が閉じ位置にあるとき
には、蓋部材21と上下ケース17a,17bとの凹凸
が嵌合することにより、パトローネ17内を光密に遮光
する。
【0025】図6に示すように、蓋部材21の両端に
は、断面がC字形状の係合部25が形成されている。こ
の係合部25は、パトローネ17の両端面からそれぞれ
露出されていて、この係合部25に後ほど詳しく述べる
回動部材28の駆動軸29(図8参照)が係合され、ユ
ニット本体3からパトローネ17を取り出すための前操
作に連動して、蓋部材21を開き位置から閉じ位置に向
けて回動する。
【0026】また、閉じ位置にある蓋部材21をロック
するロック装置として、ロックポール27が上ケース1
7aに一体に形成されている。このロックポール27
は、弾性を備えた棒形状のものであり、図7に示すよう
に、蓋部材21が閉じられているときに係合部25内に
入り込んで、蓋部材21の開き方向への回動を阻止し、
パトローネ17の遮光の信頼性を向上させる。また、蓋
部材21が開き位置にあるときには、図6に示すように
係合部25の外周面に圧接して蓋部材21が不用意に回
動するのを阻止している。
【0027】なお、図8に示すように、駆動軸29によ
り蓋部材21が閉じ位置に回動されても、蓋部材21の
係合部25内に駆動軸29が存在している限りロックポ
ール27は係合部25に入り込めず、パトローネ17が
軸方向にスライドされて係合部25から駆動軸29が抜
かれることにより、ロックポール27が弾性変形して係
合部25内に入り込み、蓋部材21を閉じ位置に保持す
る。
【0028】本体基部12は、不透明なプラスチックで
形成されており、背面側の中央部分には、写真フイルム
18への露光範囲を決定するアパーチャー31が形成さ
れている。このアパーチャー31は、写真フイルム18
への像面湾曲を補正するために、背面側に向かって突出
する方向に湾曲されている。また、アパーチャー31の
前面側には撮影光路を光密に覆う遮光筒(図示せず)が
形成されている。この遮光筒の前面に撮影レンズ7やシ
ャッタ機構,シャッタチャージ機構,フイルム巻止め機
構,カウンタ機構等がユニット化された露光ユニットが
取り付けられる。また、本体基部12の前面にはストロ
ボユニットも組み付けられている。
【0029】アパーチャー31の上方に形成された開口
32からは、写真フイルム18のパーフォレーション1
8aに噛合する従動スプロケット33が背面側に突出さ
れている。この従動スプロケット33は露光ユニットに
組み込まれており、写真フイルム18の移送によって従
動回転してシャッタチャージ機構,フイルム巻止め機
構,フイルムカウンタ機構等の駆動源となる。なお、本
実施形態の写真フイルム18は、撮影画面の1コマあた
りに大小のパーフォレーションが1個ずつ設けられたも
ので、従動スプロケット33もこれらに噛合する大小の
歯を備えている。
【0030】アパーチャー31を挟み込むようにしてそ
の両隣には、パトローネ17を収納するパトローネ収納
室35と、ロール状に巻かれた写真フイルム18を収納
するフイルムロール室36とが設けられている。パトロ
ーネ収納室35は、内部の形状がパトローネ17の外形
形状に合わせた形状となっており、フイルムロール室3
6は、ロール状の写真フイルム18を収納しやすいよう
に円筒形状となっている。また、パトローネ収納室35
はフイルムロール室36よりも前面側に突出されてお
り、撮影時にはグリップとして利用される。
【0031】パトローネ収納室35の上部には、1コマ
の撮影毎にパトローネ17内に写真フイルム18を巻き
上げる操作を行う巻上げノブ5と、蓋部材21の係合部
25に係合して閉じ方向に回動される回動部材28とが
回動自在に組み付けられ、更に回動部材28を蓋部材2
1の閉じ方向に回動させる蓋部材回動手段が組み付けら
れている。巻上げノブ5の下部に一体に形成された駆動
軸5aは、パトローネ収納室35内に突出されてパトロ
ーネ17のスプール20に係合する。
【0032】図1に示すように、回動部材28は、パト
ローネ収納室35の上面に形成された穴38に回動自在
に挿入される。回動部材28には、下部から順に、蓋部
材21の係合部25に係合される駆動軸29、穴38内
で回動される軸部39、蓋部材回動手段の係止手段に係
止されるレバー部40が一体に形成されている。レバー
部40の上部には、付勢手段である捩じりバネ41が組
み付けられる2本のピン40a,40bが設けられてい
る。捩じりバネ41は、コイル部41aがピン40a
に、一端41bがピン40bに、他端41cが穴38の
近傍に配置されたピン42に掛けられる。これにより回
動部材28は、蓋部材21の閉じ方向である図中反時計
方向に向けて付勢されることになる。
【0033】パトローネ収納室35の外側の側面には、
後カバー15(パトローネ背面カバー54)に突設され
た爪部材44が係合される係合突起45が形成されてい
る。爪部材44の上部には、回動部材28を蓋部材21
の開き位置に係止するとともに、閉じ方向への回動を許
容する係止手段である突起46が形成されている。爪部
材44が係合突起45に係合されている状態では、図1
0,図11に示すように、回動部材28のレバー部40
が捩じりバネ41の付勢によって突起46に当接して、
蓋部材21の開き位置に保持されている。
【0034】回動部材28の閉じ方向への回動の許容
は、パトローネ収納室35からパトローネ17を取り出
すために、ユニット本体3から後カバー15を取り外す
際の前操作に連動して行われる。この前操作とは、爪部
材44と係合突起45との係合を解除する操作であり、
爪部材44の根元に形成されている開口48に、後カバ
ー15の背面側から例えばマイナスドライバー等のよう
な治具49を差し込み、図12,13に示すように、こ
の治具49で爪部材44の先端をパトローネ収納室35
から離れる方向に変位させる。すると、レバー部40は
突起46に当接できなくなり、捩じりバネ41の付勢に
よって回動部材28が蓋部材21の閉じ方向に回動され
る。この時に、駆動軸29に係合されている蓋部材21
は閉じ位置に回動される。
【0035】前カバー14は、本体基部12の前面側に
組み付けられて、露光ユニットやストロボユニットを覆
う。前カバー14には、シャッタボタン6やストロボ充
電用のボタン等が一体に形成されている。
【0036】後カバー15は不透明なプラスチックで形
成されており、巻上げノブ5を外部に露呈させる開口5
1が設けられ、本体基部12の背面側に爪部材44等を
利用して組み付けられる。そして、写真フイルム18に
平面性を付与するとともに、パトローネ収納室35やフ
イルムロール室36内を光密に維持する。また、後カバ
ー15と本体基部12との間は、遮光性能の向上と写真
フイルムパトローネ13の詰め替え防止のために、数カ
所が超音波溶着されている。
【0037】後カバー15は、大きく分けるとフイルム
ロール室36の背面側を覆う部分と、アパーチャー31
の背面側を覆う部分と、パトローネ収納室35の背面側
を覆う部分とからなる。本発明のレンズ付きフイルムユ
ニット2では、パトローネ収納室35の背面側を覆う一
部と、アパーチャー31の背面側を覆う部分との間に溝
状の薄肉部53を設け、この薄肉部53を破断すること
により後カバー15を二部品に分離できるようにしてい
る。なお、パトローネ収納室35の背面側を覆う部分
は、後カバー15と区別してパトローネ背面カバー54
としている。
【0038】前記薄肉部53は、図9に断面を示すよう
に、後カバー15の他の部分よりも肉厚が薄くされてい
る。ユニット本体3からレンズ付きフイルムユニット1
3を取り出す際には、前述のように爪部材44を変位さ
せて蓋部材21を閉じ位置に回動した後で、パトローネ
背面カバー54の上部側から、パトローネ背面カバー5
4をユニット本体3から引き剥がすようにして取り外
し、この時に薄肉部53を破断していって後カバー15
から分離する。なお、薄肉部53を薄くするほどパトロ
ーネ背面カバー54が取り外しやすくなるが、パトロー
ネ収納室35内の遮光を損ねない程度の厚さにする必要
がある。
【0039】後カバー15の底面側には、フイルムロー
ル室36の底面を覆うプルトップ式の底蓋56が一体に
形成されており、パトローネ背面カバー54の底面側に
は、パトローネ収納室35の底面を覆う底蓋57が一体
に形成されている。この底蓋57は、フイルムロール室
36用の底蓋56のように開閉可能となっておらず、パ
トローネ背面カバー54に固定されている。なお、図1
に示す底蓋57の内部は簡略化してあるが、実際にはパ
トローネ収納室35の遮光を保つために、遮光用のリブ
等が立設されている。
【0040】上記底蓋57は、パトローネ背面カバー5
4をユニット本体3から取り外すときには、図14に示
すように一緒にユニット本体3から取り外される。これ
により、パトローネ収納室35は背面側と底面側とが開
放されるので、パトローネ17の背面側を押さえてパト
ローネ収納室35の下方にスライドさせることができ
る。このスライド時にはパトローネ17に姿勢の変化等
を起こさせないので蓋部材21が不用意に回動すること
はなく、蓋部材21から回動部材28の駆動軸29が抜
けると、確実にロックポール27が蓋部材21の係合部
25に入り込む。
【0041】次に上記実施形態の作用について説明す
る。図2に示すレンズ付きフイルムユニット2を購入し
たユーザーは、始めに巻上げノブ5を回転操作して、シ
ャッタチャージ等の撮影準備を行う。その後、ファイン
ダ8で撮影範囲を確認し、シャッタボタン6を押下して
1コマ分の撮影を行なう。撮影後には、巻上げノブ5を
回転操作して撮影済みの写真フイルム18を1コマ分だ
けパトローネ17内に巻き上げる。以上のように撮影を
繰り返し、フイルムロール室36内に収納された写真フ
イルム18への全ての撮影が終了した後には、巻上げノ
ブ5を負荷が無くなるまで回転操作して、写真フイルム
18を全てパトローネ17内に巻き上げる。
【0042】使用済みのレンズ付きフイルムユニット2
は、ユーザーによって現像取扱店等に同時プリントの依
頼が行なわれ、この取扱店から現像所に送られる。現像
所では紙箱4を取り除き、ユニット本体3からパトロー
ネ17を取り出す作業が行なわれる。このパトローネ1
7の取り出し作業の前には、巻上げノブ5の回転操作に
よって、写真フイルム18が全てパトローネ17内に巻
き上げられているかの確認が行なわれる。
【0043】ユニット本体3からパトローネ17を取り
出しは、図3に示すパトローネ背面カバー54と底蓋5
7とをユニット本体3から取り外してから行われるが、
その前操作として、パトローネ背面カバー54を本体基
部12に固着している複数の爪部材の係合を解除する。
【0044】この複数個の爪部材の係合の解除のうち、
図10,11に示す爪部材44の係合を解除する際に
は、パトローネ背面カバー54に形成された開口48か
ら治具49を差し込み、爪部材44を係合突起45との
係合が解除される方向に変位させる。すると、図12,
13に示すように、爪部材44に形成された突起46も
変位するので、突起46と回動部材28のレバー部40
との当接も解除される。これにより、回動部材28は捩
じりバネ41の付勢によって図中反時計方向に回動さ
れ、回動部材28の駆動軸29に係合されている蓋部材
21は、図4に示す開き位置から図5に示す閉じ位置に
回動される。なお、蓋部材21の係合部25には、回動
部材28の駆動軸29が係合しているので、図8に示す
ようにロックポール27は係合部25内に入り込んでは
いない。
【0045】その後、パトローネ背面カバー54の上部
側から、ユニット本体3から引き剥がすようにしてパト
ローネ背面カバー54を取り外し、この時に薄肉部53
を破断していって後カバー15から分離する。このパト
ローネ背面カバー54の取り外し時には、底蓋57も一
緒に取り外されるので、図14に示すように、パトロー
ネ収納室35は背面側と底面側とが開放される。
【0046】パトローネ背面カバー54を取り外した後
には、パトローネ17の背面側を押さえてパトローネ収
納室35の下方にスライドさせる。このスライド時に
は、パトローネ17に姿勢の変化等を起こらないので蓋
部材21が不用意に回動することはない。そして、蓋部
材21から回動部材28の駆動軸29が抜けると、図7
に示すように、ロックポール27が確実に蓋部材21の
係合部25に入り込み、蓋部材21は閉じ位置にロック
される。
【0047】このように蓋部材21が閉じ位置にロック
されているパトローネ17は遮光が確実なものとなるの
で、写真フイルム18の曝光を心配することなく現像処
理等のラインに搬送することができる。また、パトロー
ネ背面カバー54は後カバー15から破断して分離され
るので、新しい写真フイルムパトローネの詰め替えは不
可能となる。
【0048】次に、パトローネを取り出す際に底蓋側か
ら底蓋とパトローネ背面カバーとを取り外す実施形態に
ついて説明する。なお、以下に説明する以外の構成等に
ついては、最初の実施形態と同じであり、同じ構成部材
には、同符号を付して説明する。
【0049】図15に示すように、パトローネ収納室3
5の上面に形成された穴38には、パトローネ17の蓋
部材21に係合される回動部材60が回動自在に組み付
けられている。回動部材60は、下部に係合部25に係
合される駆動軸60aを備え、上部に係止手段によって
蓋部材21の開き位置に係止されるレバー部60bを備
えている。レバー部60bの上面には2本のピン61,
62が立設されており、この2本のピン61,62と穴
38の近傍に立設されたピン63とに捩じりバネ64が
組み付けられて、回動部材60を蓋部材21の閉じ方向
に向けて付勢する。
【0050】パトローネ収納室35の前面には、回動部
材60を蓋部材21の開き位置に保持するとともに、回
動部材60の回動を許容する中継部材である連結棒66
が上下方向にスライド自在に組み付けられる。この連結
棒66は断面が円形の棒で、その一部が径を大きくした
円柱部67になっている。この連結棒66の上部から
は、円柱部67よりも小径のコイルバネ68が挿入され
る。そして、パトローネ収納室35の前面外壁に設けら
れた支持部69と支持部70との間に、円柱部67とコ
イルバネ68とが納まるように、連結棒66が支持部6
9,70に嵌め込まれる。コイルバネ68は、支持部6
9と70との間で円柱部67、すなわち連結棒66全体
を下方に向けて付勢する。なお、支持部69,70には
切欠が設けられており、連結棒66が強く押し付けられ
ると変位して連結棒66を受け入れる。
【0051】パトローネ収納室35の底面を覆う底蓋5
7は、前述の実施形態と同様にパトローネ背面カバー5
4と一体に形成されているもので、その前面側には2個
の爪部材72,73が形成されている。これらの爪部材
72,73は、パトローネ収納室35の前面外壁の下方
に形成された係合突起74,75に係合されて、パトロ
ーネ収納室35内を光密に保つ。
【0052】爪部材72には、側方に突出された突起7
7が一体に形成されている。この突起77には、図1
6,18に示すように、爪部材72が係合突起74に係
合しているときに、コイルバネ68によって下方に付勢
された連結棒66の下端66aが当接する。下端66a
が突起77に当接しているときの連結棒66は、上端6
6bがパトローネ収納室35の上面よりも上方に突出さ
れており、この上端部66bに捩じりバネ64によって
閉じ方向に付勢された回動部材60のレバー部60bが
当接する。これにより、蓋部材21は開き位置に保持さ
れる。
【0053】そして、撮影終了後のパトローネ17の取
り出し作業では、最初に前操作としてドライバー等の工
具によって底蓋57と本体基部12との間の爪係合を解
除する。工具を爪部材72とパトローネ収納室35との
間に差し込んでユニット本体3の前方側に倒すと、爪部
材72は、図17,19に示すように変位されてしま
い、係合突起74との係合が解除される。また、この時
に、連結棒66は突起77による支持を失うので、コイ
ルバネ68の付勢によって下方にスライドされる。連結
棒66が下方にスライドされると、連結棒66の上端6
6bと回動部材60のレバー部60bとの当接が解除さ
れ、回動部材60は捩じりバネ64の付勢によって蓋部
材21の閉じ方向に回動される。これにより、蓋部材2
1も閉じ位置に回動される。
【0054】その後、底蓋57とともにパトローネ背面
カバー54をユニット本体3から取り外し、パトローネ
17を下方にスライドさせると、回動部材60と蓋部材
21との係合が解除され、パトローネ17のロックポー
ル27は蓋部材21の係合部25に入り込んで、蓋部材
21を閉じ位置にロックする。
【0055】次に、パトローネ取り出しの前操作である
爪係合の解除によって連結棒が回動されるタイプのレン
ズ付きフイルムユニットの実施形態について説明する。
なお、以下に説明する以外の構成等については、上述の
二つの実施形態と同じであり、同じ構成部材には、同符
号を付して説明する。
【0056】図20に示すように、パトローネ収納室3
5の上面には、パトローネ17の蓋部材21に係合さ
れ、捩じりバネ64によって蓋部材21の閉じ方向に向
けて付勢されている回動部材60が組み付けられてい
る。パトローネ収納室35の前面側には、支持部69,
70によって連結棒80が回動自在に嵌合されている。
この連結棒80の上端側には、蓋部材21の開き位置に
ある回動部材60のレバー部60bが当接する扇型の係
止板81が設けられ、下端側には連結棒80の回動の阻
止と許容とを行う突起状のストッパー82が設けられて
いる。
【0057】このストッパー82は、爪部材72がパト
ローネ収納室35の係合突起74に係合されているとき
に、図21に示すように、パトローネ収納室35の前面
と、爪部材72に一体に形成されている突起84とによ
って挟み込まれる。これにより連結棒80の回動は阻止
されるので、係止板81に当接された回動部材60も開
き位置に保持される。
【0058】そして、撮影終了後にパトローネ17を取
り出す際には、爪部材72とパトローネ収納室35との
間にドライバー等の工具を差し込み、これをユニット本
体3の前面側に向けて倒す。これにより、図22に示す
ように、爪部材72は変位され、突起84によるストッ
パー82の挟み込みが解除される。すると連結棒80
は、係止板81が回動部材60のレバー部60bによっ
て押圧され、時計方向に回動される。これにより、回動
部材60は連結棒80による開き位置での係止が解除さ
れるので、捩じりバネ64の付勢によって蓋部材21を
閉じ位置に回動する。その後には、上記各実施形態と同
様に、底蓋57とパトローネ背面カバー54とをユニッ
ト本体3から取り外し、パトローネ17をパトローネ収
納室35内でスライドして取り出す。
【0059】なお、上記実施形態では、回動部材が連結
棒を押し退けて閉じ位置に回動するようにしたが、連結
棒に回動用のバネを組み付け、爪部材の係合の解除で連
結棒をバネで回動させ、この回動力を回動部材に伝達し
て閉じ位置に回動させてもよい。
【0060】なお、上記各実施形態では、パトローネ背
面カバーの上部に設けられた爪部材、あるいは底蓋に設
けられた爪部材の係合を解除することにより、回動部材
の回動を許容するようにしたが、例えば本体基部や前カ
バーに設けられて、パトローネ背面カバーや底蓋に係合
されている爪部材の係合を解除することにより、蓋部材
の閉じ位置への回動を行うようにしてもよい。また、後
カバーから底蓋が一体化されたパトローネ背面カバーを
取り外してパトローネを取り出すようにしたが、後カバ
ー全体とこの後カバーに一体化された底蓋とをユニット
本体から取り外して、パトローネを取り出すようにして
もよい。また、後カバーとパトローネ背面カバーとの間
に薄肉部を設けて分離可能としたが、始めから両部品を
別々に成形しておき、これらをユニット本体の遮光を損
ねないように結合して、パトローネ取り出し時には容易
に分離できるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットによれば、パトローネの軸方向への
移動空間を形成するための前操作に連動して、回動部材
を蓋部材の閉じ方向に回動させるようにしたので、蓋部
材を閉じるためだけの操作は必要なく、実際にパトロー
ネを取り出す際には確実に蓋部材が閉じられており、収
納した写真フイルムを曝光することはない。
【0062】また、後カバーと底蓋とをユニット本体か
ら取り外してパトローネの軸方向への移動空間を形成す
るようにしたので、底蓋のみを開放して取り出す場合よ
りもパトローネが取り出しやすく、更に姿勢の変化なく
パトローネをパトローネ収納室内でスライド移動させら
れるので、取り出されたパトローネは蓋部材が閉じ位置
で確実にロックされるようになる。また、後カバーのパ
トローネ収納室を構成している一部分と底蓋とを取り外
す場合には、パトローネ収納室の開放がより簡単にな
り、更に後カバーが分離されるので、新たな写真フイル
ムパトローネの詰め替えを防止できる。
【0063】また、パトローネを取り出すための前操作
を爪部材による係合の解除とし、爪部材の係合の解除に
よって直接、あるいは中継部材を介して回動部材の閉じ
位置への回動を許容するようにしたので、簡単な工具や
僅かな力で操作でき、作業効率を向上することができ
る。
【0064】更に、蓋部材回動手段や回動部材の動作方
法,形状,有無に関係なく、パトローネ収納室からパト
ローネを取り出しやすくでき、蓋部材の閉じ位置への回
動とロックとを確実に行うことができる。
【0065】更に、本発明のパトローネの取出し方法
は、実際にパトローネを取り出すために行う工程を3段
階とし、これらのうちの第1工程と第2工程とに連動し
て蓋部材を閉じ位置に回動するとともにロックするよう
にしたので、工程数以上の作業を連係して行うことがで
き、取出し作業の効率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】爪部材の係合解除で直接回動部材を回動させる
実施形態のパトローネ収納室部分の構成を示す分解斜視
図である。
【図2】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の構成を示す外観斜視図である。
【図3】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図4】蓋部材開放時の写真フイルムパトローネの構成
を示す要部断面図である。
【図5】蓋部材閉止時の写真フイルムパトローネの要部
断面図である。
【図6】蓋部材開放時のロックポールの状態を示す要部
断面図である。
【図7】蓋部材ロック時のロックポールの状態を示す要
部断面図である。
【図8】蓋部材閉止直後のロックポールの状態を示す要
部断面図である。
【図9】薄肉部の形状を示す後カバーの要部断面図であ
る。
【図10】爪部材と回動部材との係合状態を示す斜視図
である。
【図11】爪部材と回動部材との係合状態を示す平面図
である。
【図12】爪部材と回動部材との係合解除状態を示す斜
視図である。
【図13】爪部材と回動部材との係合解除状態を示す平
面図である。
【図14】パトローネ背面カバー及び底蓋を取り外した
状態のユニット本体の斜視図である。
【図15】連結棒のスライドで回動部材を回動させる実
施形態のパトローネ収納室部分の構成を示す分解斜視図
である。
【図16】連結棒がスライドしていない状態を示す斜視
図である。
【図17】連結棒がスライドしている状態を示す斜視面
図である。
【図18】連結棒がスライドしていない状態を示す平面
図である。
【図19】連結棒がスライドしている状態を示す平面図
であ。
【図20】連結棒の回動で回動部材を回動させる実施形
態のパトローネ収納室部分の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図21】連結棒が回動していない状態を示す平面図で
ある。
【図22】連結棒が回動している状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 13 写真フイルムパトローネ 15 後カバー 17 パトローネ 18 写真フイルム 21 蓋部材 25 係合部 27 ロックポール 28,60 回動部材 41,64 捩じりバネ 44,72 爪部材 46,77,84 突起 53 薄肉部 54 パトローネ背面カバー 57 底蓋 67,80 連結棒

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を備えたパトロ
    ーネがユニット本体に装填され、このユニット本体の上
    部側に回動自在に組み付けられて開き位置にある蓋部材
    の端部に係合する回動部材を備え、撮影終了後にパトロ
    ーネを軸方向に移動させて、蓋部材と回動部材との係合
    を解除してから取り出すようにしたレンズ付きフイルム
    ユニットにおいて、 前記パトローネを軸方向に移動させられる空間を形成す
    る際の前操作に連動して、回動部材を蓋部材の閉じ方向
    に回動させる蓋部材回動手段を設けたことを特徴とする
    レンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を備えたパトロ
    ーネが、ユニット本体の背面側を覆う後カバーと、底面
    側を覆う底蓋とからなるパトローネ収納室に装填され、
    このパトローネ収納室の上面に回動自在に組み付けられ
    て開き位置にある蓋部材の端部に係合する回動部材を備
    え、撮影終了後にパトローネを軸方向に移動させて、蓋
    部材と回動部材との係合を解除してから取り出すように
    したレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記パトローネを軸方向に移動させられる空間を形成す
    るために、後カバーと底蓋とをユニット本体から取り外
    し、この後カバーと底蓋とをユニット本体から取り外す
    際の前操作に連動して、回動部材を蓋部材の閉じ方向に
    回動させる蓋部材回動手段を設けたことを特徴とするレ
    ンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記後カバーのパトローネ収納室を構成
    している部分は、底蓋が一体に形成されているととも
    に、後カバーの他の部分から分離可能とされており、パ
    トローネを軸方向に移動させられる空間を形成する際に
    は、該後カバーの一部分と底蓋のみがユニット本体から
    外されることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフ
    イルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記蓋部材回動手段は、回動部材を蓋部
    材の開き位置から閉じ位置に向けて付勢する付勢手段
    と、回動部材を係止して蓋部材の開き位置に保持する位
    置と回動部材が蓋部材の閉じ位置へ回動することを許容
    する位置との間で変位する係止手段とからなり、後カバ
    ーと底蓋とをユニット本体から取り外す際の前操作に連
    動して、係止手段を蓋部材の閉じ位置へ回動するのを許
    容する位置に変位させ、付勢手段の付勢で回動部材を蓋
    部材の閉じ方向に回動するようにしたことを特徴する請
    求項2又は3記載のレンズ付きフイルムユニット。
  5. 【請求項5】 前記後カバーと底蓋とをユニット本体か
    ら取り外す際の前操作は、後カバーあるいは底蓋に一体
    に形成されてユニット本体に係合された爪部材を変位さ
    せ、係合を解除する操作であることを特徴とする請求項
    2ないし4いずれか記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記係止手段は、爪部材に一体に形成さ
    れ、付勢手段により閉じ方向に付勢された回動部材が当
    接される突起であることを特徴とする請求項5記載のレ
    ンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 前記係止手段は、爪部材と回動部材との
    間でスライドあるいは回動自在とされた中継部材であ
    り、ユニット本体に対して爪部材が係合状態にある時に
    は、回動部材を係止して蓋部材の開き位置に保持し、爪
    部材が係合解除のために変位された時には、スライドあ
    るいは回転して回動部材の係止を解除し、蓋部材の閉じ
    位置への回動を許容することを特徴とする請求項5記載
    のレンズ付きフイルムユニット。
  8. 【請求項8】 フイルム通路を遮断する閉じ位置と開放
    する開き位置との間で回動自在な蓋部材を備えたパトロ
    ーネがユニット本体に装填され、このユニット本体の上
    部側に回動自在に組み付けられて開き位置にある蓋部材
    の端部に係合する回動部材を備え、撮影終了後にパトロ
    ーネを軸方向に移動させられる空間を形成し、該パトロ
    ーネを軸方向に移動して蓋部材と回動部材との係合を解
    除するようにしたレンズ付きフイルムユニットにおい
    て、 前記パトローネを軸方向に移動させられる空間を形成す
    るための操作は、パトローネを取り出すための一連の操
    作及び動作工程に含まれていることを特徴とするレンズ
    付きフイルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記パトローネの軸方向への移動空間を
    形成するための操作によって、回動部材を蓋部材の閉じ
    位置に向けて回動させる蓋部材回動手段を動作させるこ
    とを特徴とする請求項8記載のレンズ付きフイルムユニ
    ット。
  10. 【請求項10】 前記パトローネが軸方向に移動させら
    れて蓋部材と回動部材との係合が解除されると、これに
    連動して蓋部材が閉じ位置でロックされることを特徴と
    する請求項8又は9いずれか記載のレンズ付きフイルム
    ユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10いずれか記載のレ
    ンズ付きフイルムユニットのパトローネの取出し方法に
    おいて、 前記パトローネを軸方向に移動させられる空間を形成す
    る第1工程と、パトローネを軸方向に移動させて蓋部材
    と回動部材との係合を解除する第2工程と、パトローネ
    を更に軸方向に、あるいは軸方向以外に移動させてユニ
    ット本体から取り出す第3工程とからなり、第1工程の
    前操作に連動して、蓋部材回動手段が回動部材を蓋部材
    の閉じ位置に向けて回動させ、第2工程に連動して蓋部
    材が閉じ位置にロックされることを特徴とするパトロー
    ネの取出し方法。
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