JPH09166795A - 波長選択型の音響−光学導波路装置 - Google Patents

波長選択型の音響−光学導波路装置

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JPH09166795A
JPH09166795A JP8271008A JP27100896A JPH09166795A JP H09166795 A JPH09166795 A JP H09166795A JP 8271008 A JP8271008 A JP 8271008A JP 27100896 A JP27100896 A JP 27100896A JP H09166795 A JPH09166795 A JP H09166795A
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acousto
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waveguides
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JP8271008A
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Schmid Steffen
ステフェン・シュミド
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Pirelli Cavi SpA
Cavi Pirelli SpA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平衡状態の光路を有する、調節可能な音響−
光導波路スイッチを提供すること。 【解決手段】 波長選択型の音響−光導波路装置は、光
導波路内に長さの異なる第一及び第二の光導波路の経路
150、160を有し、その長さの差が、d=±λ(k
+m)で求めた値に等しく、ここで、dは、二つの光導
波路の光路の差、λは、上記光信号の波長、kは、0以
上で1以下の数字、mは、0または整数であり、上記光
信号の少なくとも第一及び第二の寄生成分同士を相シフ
トさせるために、上記寄生成分同士が破壊的干渉を生ず
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平衡状態の光路を
有する、調節可能な音響−光導波路スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】波長を分割する多重化機能を有する電気
通信ネットワークにおいて、互いに独立的な幾つかの光
通信号、または幾つかのチャンネルは、通常、光ファイ
バで出来た同一の線を通じて、波長多重化により、即
ち、周波数を分割して異なる波長にて信号を同時に伝達
することにより、伝達される。その伝達された信号、ま
たはチャンネルは、デジタル、またはアナログの何れか
とし、これらの信号の各々は、特定の波長に関係付けら
れるため、その信号が互いに識別される。ネットワーク
内には、ノードがあり、このノードにて、光ファイバ線
のノードにて共にまとめられる光ファイバ線から切換え
られて、ノードから分岐する光ファイバ線に達する。そ
の構築を簡略化するために一つのノード内にて信号を呼
出すために、波長を選択する光整流子を使用することが
可能である。個々の信号をネットワークの出力側にて、
再度、分離させるためには、一つの信号の波長上に中心
決めされ且つ隣接する信号を遮断するのに十分に狭小な
波長帯域を伝達することのできるフィルタが必要とされ
る。
【0003】複屈折性で且つ光弾性的な材料の基層上に
得られた導波路内を伝達される光信号と、適当なトラン
スデューサを通じて発生された、基層表面上を伝達され
る音響波との相互作用を利用して作用する、一体型の音
響−光学装置は公知である。偏波された光信号と音響波
との相互作用によって信号の偏波変換が為される、即
ち、そのTE(横断方向電気)とTM(横断方向磁気)
の偏波成分が回転する。
【0004】かかる音響−光学装置において、光波の周
波数を制御することにより、その装置のスペクトル応答
曲線を調節することが可能であり、このため、かかる装
置は、波長−分割多重化機能を有する光電気通信ネット
ワーク内での信号のスイッチ及び光ファイバフィルタと
して使用するのに適したものとなる。こうした調節可能
なスイッチ及びフィルタは、構成要素の配線を変更せず
に、変更すべき信号を選択し、従って、ネットワークを
再構築することが可能である。
【0005】また、こうした音響−光学装置は、基層表
面上を伝達される音響波が異なる音響波を重ね合わせた
ものであるならば、異なる信号、またはチャンネルを切
換え且つ同時に選択することが可能である。実際には、
スイッチは、同時に付与された周波数に応答する波長に
て信号の複合スイッチ動作を実行し、フィルタは、音響
波の周波数によって決まる、一組の異なる周波数間隔に
対応するパス帯域を有している。
【0006】IEEEの量子エレクトロニクス・ジャー
ナル(Quantum Electronics Jo
urnal)(1991年、3月のVol.27、N
o.3、602−607頁)において、ポールマン(P
ohlmann)その他の者は、波長の選択機能を有
し、音響的に調節可能であり、偏波から独立的な応答性
を持った、音響−光導波路装置を記載しており、この装
置は、二つの入力側及び二つの出力側を有する(2×
2)スイッチとして、また、フィルタとして使用するこ
とができる。
【0007】この文献の図4に示されたスイッチは、リ
チウムニオブ酸塩(LiNbO)のx−カット及びy
−伝達性の結晶から成る基層と、平行な二つの光導波路
と、二つの能動型スプリッタと、電気音響トランスデュ
ーサと、音響導波路と、音響アブソーバとを備えてい
る。これらの光導波路及び電気音響トランスデューサ
は、音響−光モードの変換段を形成する。この電気音響
トランスデューサは、中心周波数180MHzの高周波
数(RF)の表面音響波を発生させることのできる相互
かみ合い型電極により形成される。この音響導波路は、
150μmの幅を有し、双方の光導波路を収容してい
る。音響アブソーバは、音響波及び自由に伝達する波の
反射を解消する。
【0008】光導波路及び偏波スプリッタは、基層内で
のチタニウムの拡散により形成され、また、音響導波路
のチャンネルは、該導波路に外接する領域内でのチタニ
ウムの拡散により形成される。電気音響トランスデュー
サの相互かみ合い型電極は、酸化スズ及び酸化インジウ
ムを陰極噴霧により付着させて形成される。
【0009】アプライドフィジクス・レターズ(App
lied Physics Letters)(199
0年、1月のVol.56、No.3、209−211
頁)において、D.A.スミス(Smith)その他の
者は、ポールマン、その他の者の装置と同一の型式であ
る、偏波から独立的な反応性を備える、音響的に調節可
能な光フィルタを記載している。このD.A.スミスに
よるフィルタは、リチウムニオブ酸塩のx−カット及び
y−伝達性の結晶として形成され、5cmの長さで形成
される。該フィルタは、270μmの間隔にて配置され
た二つの光導波路と、相互かみ合い型電極から成る電気
音響トランスデューサと、指向性カプラーから成る二つ
の偏波スプリッタとを備えている。
【0010】IEEEのフォトニックス・テクノロジー
・レターズ(PhotonicsTechnology
Letters)(1994年、3月、Vol.6、
No.3、390−393頁)においてデ・アレサンド
ロ(D’Alessandro)その他の者がポールマ
ンその他の者の装置と同一型式である音響−光学スイッ
チを記載している。このデ・アレサンドロ及びその他の
者のスイッチは、リチウムニオブ酸塩のXY結晶として
形成され、その長さは5cmである。該スイッチは、二
つの光導波路と、電気音響トランスデューサと、その内
部に光導波路が収容された音響導波路と、陽子の交換/
チタニウムの拡散及び焼鈍しによって形成された二つの
能動型偏波セパレータとを備えている。このスイッチ
は、1546nm乃至1588nmの4nmの間隔の波
長と、4つの光波長を選択するために175.89MH
z、175.38MHz、174.86MHz、17
4.42MHzの値を有の4つのパイロット高周波数と
から成る4つの信号で作用する。
【0011】米国特許第5,218,653号におい
て、ジョーン・J・ジョンソン(John J.Joh
nson)その他の者がデ・アレサンドロその他の者の
装置と同様の装置を記載している(図2)。
【0012】上述の音響−光学装置は、偏波から独立的
な応答性を持った、調節可能な2×2スイッチとして機
能する。
【0013】所定の波長の一つのチャンネルが選択され
たならば、入力側を通じて入る、その波長における光信
号は、対応するクロス状態の出力側に呼び出され、その
他の入力側を通じて入る信号は、対応するその他のクロ
ス状態の出力側(クロス状態のスイッチ)に呼び出され
る。呼び出されなかった信号は、入力側から対応する直
接的な出力側(直接伝達、または並列状態、或いはバー
状態のスイッチ)に呼び出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】こうした装置は、クロ
ス状態のスイッチ動作のとき、偏波から独立的な応答性
を有する、調節可能なパス帯域の音響−光学フィルタと
して機能する。この場合、対応するクロス状態の出力側
と共に、一つの入力側しか使用されない。
【0015】上述の装置には、幾つかの欠点がある。
【0016】この装置は、単一の音響−光学変換段から
成っている。かかる単一段において、二つの光導波路に
おける光信号と音響制御波との相互作用による偏波変換
に伴って、音響波の周波数に等しい周波数のシフトが為
される。かかる周波数シフトは、上述の形態のとき、光
信号の偏波に対応して逆の符号を有しており、このた
め、二つの独立的な対角状の偏波構成要素は、それぞれ
正のシフト及び負のシフトを有する。
【0017】光信号が音響的変換周波数からシフトする
結果、電気通信ネットワークにビートの問題が生じる可
能性がある。
【0018】二つの光導波路における二つの偏波周波数
シフトを制限するため、その光導波路の各々にそれぞれ
の音響導波路が関係付けられた、音響−光学装置が提案
されている。
【0019】1993年4月の集積型光学素子に関する
第6回欧州会議の議事録、10.1−10.3頁(EC
IO’93、スイス、ニューチャテル(Neuchat
el))において、H・ハーマン(Herrmann)
その他の者は、二つの光導波路と、並べて配置された二
つの音響導波路とを備える、2×2音響−光学スイッチ
(図10)を記載しており、その各々には、光導波路が
設けられ、その場合、表面の音響波は反対方向に伝播す
る。
【0020】米国特許第5,218,653号におい
て、ジョーン・J・ジョンソンその他の者は、H・ハー
マンその他の者の装置と同様の装置を記載している(図
3)。
【0021】このH.ハーマンその他の者によって記載
された型式の音響−光学装置は、当該出願人が製造した
ものである。この装置において、二つの光導波路は、偏
波モードを結合する二つの偏波スプリッタに接続され、
また、それぞれの部分が「S」字状に曲げられた導波路
に接続され、また、その各々がそれぞれの導波路内に収
容された二つの音響導波管に接続されている。音響導波
路の各々には、相互かみ合い型電極により形成された電
気音響トランスデューサが関係付けられている。これら
二つの音響導波路は、長さ18mm、間隔270μmで
あり、偏波スプリッタは長さ約5mmで、「S」字形に
曲げられた部分は長さ約8mmで、その曲率半径は約1
60mmである。この装置の全長は約60mmとした。
【0022】装置がオフ状態にあるとき(直接通信)、
総損失はTM入力側で約2dB、TE入力側で5dBで
あり、その結果、各偏波スプリッタに接続するために
「S」字形に曲げた4つの部分が存在するため、偏波か
ら独立的な損失は3dBとなる。完全なクロス状態とな
ったときの漏話は、偏波スプリッタの分割比に対して、
−18dB乃至−20dBの範囲となる。
【0023】装置がオン状態(クロス状態)にあると
き、TM入力側で約2dB、及びTE入力側で約3dB
の総損失が検出された。偏波から独立的な損失は、両方
の偏波時におけるスイッチ機能の損失が分散されるため
に低い。
【0024】スイッチ特性は、帯域幅2.0nmで、第
一のサイドローブが−18dBであった。変換効率は、
99%以上であった(双方の光導波路を別個に考えた場
合)。基層の表面に対する法線に関して45°偏波させ
た入力信号の場合、装置の消衰比は、約−16dBに制
限され、それは、結合させた音響力の音響的なクロス結
合作用が−17dB程度であるためであり、0.2nm
乃至0.5nmの範囲に亙る変換波長の適合誤差に起因
して、平均(総)変換効率が、約80%に低下したため
である。
【0025】特に、音響導波路内を伝播する音響波の特
定の成分が並べて配置された光導波路内を伝播する光信
号と干渉することが理解される。このため、直接通信状
態にあるインターポートの漏話は約−18dB増大す
る。
【0026】更に、基層が均質性に欠けるため、光信号
の周波数シフト、または適合誤差の絶対値が二つの光導
波路にて異なる可能性がある。実際には、チタニウムの
析出層の厚さ及び/または幅が不均一であること、また
は、チタニウム層の拡散温度の勾配が不均一であるとい
った、製造中の欠陥に起因して、基層の材料、及び光導
波路を形成する材料の複屈折性が完全には均一ではない
ためである。複屈折性が局部的に少しでも変化すると、
二つの光導波路の間で切換えられるピーク波長に差が生
じ、この差は、同一の導波路間の距離が長ければ長い
程、大きくなる。
【0027】偏波変換段の光導波路に接続された二つの
偏波スプリッタの製造上の欠陥のため、装置がオフ状態
(直接通信)にあるとき、直接通信出力側に向けて案内
される入力信号Siは、低下する。その低下程度は、分
割比SR=α/(1−α)(この場合、αは約0.3
%)に従って偏波スプリッタの漏話に対応する。二つの
偏波スプリッタの特性が等しい場合、第一の偏波スプリ
ッタからの寄生信号、または残留信号成分は、第二の偏
波スプリッタからの寄生信号、または残留成分と同程度
の強さを有する。伝播損失を無視すれば、直接通信出力
側には、信号Sb=(1−4α)Siがある。この信号
Siの寄生成分は、クロス状態の出力側に向けて案内さ
れ、ここで、残留信号Sc=4αSiとなる。(並列)
で直接状態の出力側にて、信号Siの寄生成分同士が破
壊的干渉を行う一方、クロス状態の出力側には、信号S
iの二つの寄生成分同士が建設的干渉を行う。
【0028】出力側に残留信号が存在することは、総消
衰比(減衰された偏波成分に対する装置からの出力側の
出力と出力側における総出力との比)、またはインター
ポートの漏話に悪影響が及ぶ。当該出願人が製造した装
置において、単一の偏波スプリッタの消衰比に関する装
置の総消衰比は5−6dBであることが検出されてい
る。実際には、単一の偏波スプリッタの消衰比は−25
dBである一方、二つのスプリッタを備える完全な装置
の場合、消衰比は僅か−19dBにしか過ぎない。
【0029】二つの光導波路用の共通の電気音響トラン
スデューサと、同一の光導波路用の電気音響導波路とを
備える変換段を有する、上述の音響−光学装置内では同
様のノイズが生じる。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、波長選
択型の音響−光導波路装置は、複屈折性で且つ光弾性的
な材料から成る基層を備えており、該基層上には、 a)所定の範囲の波長の光信号の少なくとも一つの偏波
モード変換段と、 b)前記変換段のそれぞれ上流及び下流の位置に配置さ
れた第一及び第二の偏波選択要素であって、前記第一及
び第二の光導波路の経路と光学的に接続され、上記第一
及び第二の光学路内にて上記光信号の二つの偏波成分を
分離させることのできる第一及び第二の偏波選択要素と
が設けられ、該偏波モード段が、 a1)第一及び第二の光導波路の経路と、 a2)前記第一及び第二の光導波路の経路の少なくとも
一方の一部を含む、少なくとも一つの第一の音響導波路
と、 a3)前記第一の音響導波路と関係付けられた、第一の
表面音響波発生手段とを備え、上記第一及び第二の光導
波路の経路が互いに異なる光学長さを有し、その長さの
差が、次式で求められた所定の値に等しく、 d=±λ(k+m) ここで、dは、二つの光導波路の光路の差、λは、上記
光信号の波長、kは、0以上で1以下の数字、mは、0
または整数であり、上記第二の偏波選択要素から出る上
記光信号の少なくとも第一及び第二の寄生成分同士を相
シフトさせるために、上記寄生成分が破壊的干渉を受け
るようにしたことを特徴とする。
【0031】本発明による音響−光学装置において、二
つの導波路の光路の間には、波長の所定の一部、または
その波長の奇数倍に等しい差dが形成される。即ち、d
=±λ(k+m)となる。光路が平衡状態となることが
波長に依存する程度を最小にし得るように、m=0とす
ることが好ましい。光路同士が平衡状態にあるため、装
置のクロス通信出力側に存在する信号の二つの所定の寄
生成分を相シフトさせることが可能となる。この相シフ
トは、信号の二つの寄生成分同士を破壊的干渉させ、こ
れにより、互いに打ち消すような値にする。光路が平衡
状態にあるため、装置が完全なクロス状態にあるとき、
消衰比、またはインターポートの漏話を顕著に低下させ
ることが可能となる。
【0032】本発明による音響−光学装置のその他の利
点は、中央(調節)波長以外の波長の暗ノイズを少なく
し、また、調節帯域の幅を拡げる点にある。
【0033】本発明による音響−光学装置は、偏波から
独立的な応答性を有する、調節可能な2×2、1×2、
2×1スイッチとして、または偏波から独立的な応答性
を有する、調節可能なフィルタとして使用することがで
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面に非限定的な一
例として示した本発明の実施の形態に関して、本発明の
特徴及び利点を説明する。
【0035】図1には、本発明により形成された、偏波
から独立的な応答性を有する、調節可能な2×2音響−
光導波路スイッチが図示されている。該スイッチは、リ
チウムニオブ酸塩(LiNbO)から成る、複屈折性
で且つ光弾性的な材料で出来た基層1を備えている。
【0036】この基層1内には、二つの偏波選択要素
2、3と、変換段4とが含まれる。
【0037】これら二つの偏波選択要素2、3は、光導
波路内の偏波スプリッタにより形成され、該スプリッタ
の各々は、それぞれの中央導波路部分5、6と、スプリ
ッタ2に対する入力及び出力枝部分7、8、9、10
と、スプリッタ3に対する枝部分12、13、14とを
備えている。
【0038】スプリッタ2の入力枝部分7、8は、それ
ぞれの接続光導波路70、80を通じてスイッチの入力
ポート71、81に接続されている。スプリッタ3の出
力枝部分13、14は、それぞれの接続光導波路13
0、140を通じてスイッチの出力ポート131、14
1に接続されている。スプリッタ2の出力枝部分9、1
0は、その各々が対向凸部90a、90b、100a、
100bを有する湾曲状、または円弧状の二つの部分を
有するそれぞれの接続光導波路90、100に接続され
ている。同様に、スプリッタ3の出力枝部分11、12
は、その各々が対向する凸部110a、110b、12
0a、120bを有する湾曲状、または円弧状の二つの
部分から成るそれぞれの接続光導波路110、120に
接続されている。凸部90a、90b、100a、10
0b、110a、110b、120a、120bは、例
えば、100乃至180mmの曲率半径Rを有する。
【0039】入力ポート71、81及び出力ポート13
1、141は、公知の型式であるために図示しない、適
当な接続装置(ピグテールと称される)によって電気通
信ネットワークの光ファイバに、またはその他の光学的
構成要素に接続し得るようにされている。かかる接続装
置の特徴として、ポート71、81及びポート131、
141が、例えば、互いに約270μm離れた位置にあ
る。
【0040】変換段4は、直線状で且つ平行な二つの導
波路枝部分15、16と、これらの枝部分15、16を
収容する二つの音響導波路18、19と、電気音響トラ
ンスデューサ20、21とをそれぞれ備えている。
【0041】枝部分15、及びこれに対応する接続光導
波路90、110と、枝部分16、及びこれに対応する
接続光導波路100、120とが偏波スプリッタ2、3
を接続する二つの光路150、160を形成する。
【0042】電気音響トランスデューサ20、21は、
反対方向に伝幡する高周波数の表面音響波を発生させる
ことのできる相互かみ合い型電極により形成される。ト
ランスデューサ21により発生された音響波は、波長枝
部分15に沿って伝達される信号と共線的となる一方、
トランスデューサ21により発生された音響波は、波長
枝部分16に沿って伝達される信号と反対線的となる。
第一及び第二の音響波が同一の周波数を有するようにす
るためには、電気音響トランスデューサ20、21の双
方に単一の電気駆動信号が送られるようにすることが好
ましい。これらのトランスデューサ20、21は、それ
ぞれ音響導波路18、19と連通状態にて並んで配置さ
れた音響導波路22、23内に配置され、音響カプラー
を形成する。かかる音響カプラーは、次のようにして製
造される。即ち、導波路22、23に沿った表面音響波
の強さプロファイルが、当該導波路の中央部分にピーク
値を有し、当該導波路の両端に谷部分があるように製造
される。枝部分15、16に沿って伝幡する光信号は、
所定の相互作用長さを有する領域内にて経路に沿った途
中まで強さが増し、その残りの途中で強さが低下する、
それぞれの音響波と相互作用する。音響導波路22、2
3の両端には、音響波の反射を解消することのできる音
響アブソーバ手段24が設けられている。これらの音響
導波路18、19、22、23は、導波路18、19、
22、23内よりも音響波の速度が速い領域25によっ
て形成される。
【0043】接続する導波路100、120、及び枝部
分16の全長は、スイッチを通って流れる光信号の波長
の1/2(λ/2)、またはその奇数倍だけ、枝部分1
5の二つの接続光導波路90、110及び枝部分15の
全長よりも長く、このため、波長の1/2、またはその
奇数倍だけ全長の異なる光路150、160が形成され
る。図示した実施の形態において、特に、図2に示すよ
うに、湾曲部分90a、90b、110a、110b、
100a、100b、120a、120bの曲率半径が
等しく、また、対応する中央部分の対角が異なるため、
波長1550nmの光信号の場合、接続する光導波路9
0、110、100、120の全長は異なる。
【0044】勿論、光路160は、波長の1/2以上、
または1/2以下だけ、光路150よりも長くし、また
は短くすることができる。
【0045】上述のスイッチの作用は次の通りである。
【0046】電気音響トランスデューサ20、21に電
圧が印加されないとき、装置はスイッチオフ(オフ状
態)とされ、この状態は、入力ポート71、81と出力
ポート131、141との間にそれぞれ直接的な通信が
為される直接通信、または並列状態(バー状態)であ
る。光信号は、ポート71、81から入り、偏波スプリ
ッタ2に到達し、ここで、偏波成分TE(横断方向電
気)及びTM(横断方向磁力)が出力電波管部分9、1
0内にて最適に分離される。これらの成分TE、TM
は、変換段4の枝部分15、16を変化せずに透過し、
次に、偏波スプリッタ3の出力電波管部分13、14内
にて分離され、このため、ポート71、81を通って入
る信号は、ポート131、141から変化せずに出る。
【0047】偏波スプリッタ2、3は最適ではないた
め、光信号S1がスプリッタの入力に供給されると、信
号が存在してはならないスプリッタの枝部分には、αの
値、例えば、0.3%の値の信号成分(スプリッタの漏
話)がある。例えば、スプリッタ2に漏話α1が生じる
ならば、スプリッタを貫通する並列(バー)通路が提供
される信号である、入力71にて供給される強さS1の
信号のTM偏波成分の場合、スプリッタの枝部分10に
おいては、信号が存在しないのではなくて、α1S1の
値の成分が存在し、また、これに対応して、強さ(1−
α1)S1の信号が枝部分9に存在することを意味す
る。一方、スプリッタ3に、漏話α2が生ずるならば、
偏波成分TMの場合、枝11の入力にて、強さ(1−α
1)S1の信号が存在し、また、スプリッタ3に漏話が
あれば、出力枝部分13(即ち、スイッチの出力13
1)に、強さSb1=(1−α2)(1−α1)S1の
信号が提供され、また、スイッチのクロス状態の出力側
141である枝部分14に、強さSc1=α2(1−α
1)S1の信号が存在する。更に、スプリッタ3への入
力側にて、枝部分12に、強さα1S1の成分がある。
一方、かかる成分は、枝部分14内で強さSc2=(1
−α2)α1S1の信号を発生させ、また、枝部分13
内で強さSb2=α2α1S1の信号を発生させる。
【0048】α1及びα2が等しく、αが無視し得る
とみなすならば、それぞれ出力側131にて次の通りと
なる。
【0049】Sb1=(1−2α)S1(バー出力にお
ける損失が無視し得る)、及び出力141にて;Sc1
=α(1−α)S1(スプリッタ3を直接、透過する、
変換器の枝部分16内の漏話成分α1S1)、Sc2=
α(1−α)S1(変換器の枝部分15内に直接、進ん
だ成分(1−α1)S1のスプリッタ3を介しての漏
話)、スイッチの二つの枝部分における光路が同一であ
る従来の形態において、二つの成分Sc1、Sc2の場
(建設的干渉)が組み合わされる。理想的には、信号強
さSc(TM)=4αS1となる。
【0050】入力における光信号の偏波成分TEの挙動
は同様である。
【0051】本発明によるスイッチにおいて、二つの光
路150、160は、波長の1/2(またはその奇数
倍)だけ差があるように選択され、二つの成分Sc1、
Sc2は完全に反対相を有し、このため、破壊的干渉を
生じさせる。実際には、光路160の長さは、波長の分
数、特に、波長の1/2だけ光路150よりも長いた
め、接続する導波路140内に存在する光信号の寄生成
分は180°位相外となり、破壊的に干渉し、互いに打
ち消し合う点で最適である。クロス状態の通信出力14
1には、0に略等しい信号Scがある一方、直接通信出
力131には、S1に略等しい信号Sbがあり、このた
め、実際には、偏波スプリッタ2、3の漏話に伴う不利
益が解消される。
【0052】トランスデューサ20、21の電極に対し
適当なスイッチ信号を付与することにより、装置は、ス
イッチオン(オン状態)とされ、また、クロス状態に変
化し、ここで、入力ポート71、81は、それぞれクロ
ス状態の出力ポート141、131に対応する。トラン
スデューサ20、21は、偏波変換TE−>TMまたは
TM−>TEが行われる光の共振波長に対応する音響制
御周波数fac(1550nmにて作動する装置の場合、
約174±10MHz及び1300nmにて作動する装
置の場合、210±10MHz)のそれぞれの高周波数
の表面音響波を発生させる。光信号は偏波スプリッタ2
に入り、ここで、偏波成分TE、TMが分離されて、変
換段4の枝部分15、16を透過し、該変換段にて、偏
波成分は対角状の偏波成分に変換される。次に、偏波成
分TE、TMは、偏波スプリッタ3内に送られ、入力ポ
ート71からの選択された偏波成分がポート81からの
選択されない成分と共に出力ポート141から去ること
ができ、ポート81からの選択された偏波成分は、ポー
ト71からの選択されない成分と共に、出力ポート13
1から去ることができる。こうした信号、即ち、変換段
4にて偏波成分に変換された信号は、完全なクロス状態
の状況にて案内され、完全なスイッチ機能を果たす。
【0053】導波路部分140に存在する二つの光信号
の寄生成分は、180°の位相外であり、破壊的に干渉
し、互いに打ち消し合う。クロス状態の通信出力141
には、光導波路15内で変換された信号、例えば、S
(TE)に略等しい信号Scがある。この信号S(T
E)は、光信号及び音響波が共線状的、または反対線的
の何れかであることにより、その符号が決まる周波数シ
フトを有する。光導波路15及び光導波路16内で光信
号の二つの寄生成分が変換されたため、直接通信出力1
31には、信号Sbがある。二つの寄生成分は、それぞ
れ強さがαS(TE)であり、また、光信号及び音響波
が共線的、または反対線的の何れかであるかにより、そ
れぞれ負または正の符号の周波数シフトを有する。こう
した信号の二つの寄生成分は、最大強さが略4αS(T
E)のビートを発生させる。このようにして、偏波スプ
リッタの平均漏話は約−22dBに制限される。
【0054】当該出願人は、次の寸法を有し且つ155
0nmの波長にて作動する、図1のものと同様の平衡型
音響−光スイッチを実現した。即ち、二つの光導波路1
5、16の長さが約18mm、その間隔が270μmで
ある。湾曲部分90a、90b、100a、100b、
110a、110b、120a、120bの曲率半径が
約140mmである。図2に図示するように、部分90
a、110aの中心におけるそれぞれの対角が約1.4
77°、部分90b、110bの中心における対角が約
1.777°、部分100a、120aの中心における
それぞれの対角が約1.564°、部分100b、12
0bの中心におけるそれぞれの対角が1.864°であ
る。光路160の全長は、波長の1/2だけ、光路15
0の全長よりも長い。偏波スプリッタ2、3の長さは約
5mmである。この装置の全長は約60mmである。
【0055】図7には、クロス通信状態における平衡型
音響−光スイッチのフィルタ曲線のスペクトルが図示さ
れている。dBで表示した光信号の強さ(伝達)をy軸
線に沿って示し、光信号の波長(λ)をnmの単位でx
軸線に沿って示してある。暗ノイズは、−30dB以下
または−30dBに等しく、サイドローブは−22dB
以下または−22dBに等しく、帯域幅は100nmで
あることが理解される。
【0056】平衡型音響−光スイッチにより得られる性
能上の改良点は、図1のスイッチと同様ではあるが、従
来の方法にて(長さの等しい光路を有するように)形成
された構造体と、クロス通信状態における、音響−光ス
イッチのフィルタ曲線のスペクトルを図示する図8のグ
ラフとを比較することにより、明らかになると考えられ
る。図7のx軸線及びy軸線は、図8のグラフのx軸線
及びy軸線と一致し、このため、二つのグラフを重ね合
わせて比較することができる。暗ノイズが−21dB以
下または−21dBに等しく、サイドローブが約−18
dB、帯域幅が2nmである点で従来のスイッチは、図
1のスイッチの性能よりも劣る。
【0057】勿論、光導波路の湾曲部分の大きさが異な
る円弧によってのみならず、スイッチの特別な設計上の
条件に従い、湾曲部分の曲率半径及び直線状の枝部分1
5、16の長さが異なるようにすることによっても、光
路の所望の長さの差を設定することができる。
【0058】図3には、同一の部品は、同一の参照符号
で示して、図1の音響−光スイッチの一つの変形例が図
示されている。図3のスイッチにおいて、変換段4の光
導波路15、16の枝部分は、共通の音響導波路30内
に収容されている。横に並んだ導波路32内に配置され
た一つの電気音響トランスデューサ31のみにて、二つ
の光導波路15、16と相互作用する表面音響波が発生
される。この音響波は、導波路15、16に沿って伝達
される信号と共線的である。該音響導波路30は、略1
10μmの幅を有し、二つの光導波路の枝部分15、1
6は、約40μmの位置に配置されている。
【0059】この場合、光路160の長さは、波長の1
/4(λ/4)だけ、光路150の長さよりも長い(ま
たは短い)。接続導波路140の部分内で光信号の寄生
成分間にて部分的な破壊的干渉が為されるようにするこ
とが好ましい。
【0060】装置をスイッチオンにすると、二つの光路
150、160内で分離された二つの偏波成分は、共に
音響信号と同一方向に伝播され、同一符号の周波数シフ
トが為される。クロス状態の通信出力141には、光導
波路15内で変換された、例えばS(TE)の信号に略
等しい信号Scがある。この信号S(TE)は、光信号
及び音響波が共線的であるため、負の符号の周波数シフ
トを有する。このように、クロス通信状態にて、スイッ
チの光路を平衡させることができる。直接通信出力13
1には、光導波路15及び光導波路16内で変換された
光信号の二つの寄生成分がある結果、信号Sbがある。
こうした信号の寄生成分は、強さαS(TE)であり、
90°(λ/4)相シフトされるため、部分的な破壊的
干渉状態となる。このようにして、装置全体の平均的漏
話は約−22dBに制限される。
【0061】図3のスイッチにおいて、光路150、1
60の長さが、波長の1/2(またはその奇数倍)だけ
異なるならば、寄生成分は、スイッチの直接(バー)出
力にて建設的に集合し、スイッチ自体の消衰比を著しく
制限することになる(約−19dB程度)。
【0062】図4には、図1の音響−光スイッチの一つ
の変形例が図示されており、この場合、光導波路の枝部
分15、16に、二つの正電極40、41と、共通の負
電極42とが関係付けられている。これらの電極40乃
至42は、蒸発、またはガルバニック成長、或いはスパ
ッタリングにより析出されたTi、Au、Alのよう
な、所定形状の導電性材料ストリップで形成されてい
る。これらの電極40、41、42は、適当な電気エネ
ルギ源に接続されている。対の電極40、42、及び電
極41、42は、基層1の材料の屈折率を変化させて、
枝部分15、16における光路を精密に調節し得るよう
にすべく、強さを調節することのできる二つの電界を発
生する。
【0063】図5には、図1の音響−光スイッチの一つ
の変形例が図示されており、この場合、電極50、5
1、52及び電極60、61、62は、導波路部分9
0、100、110、120と関係付けられている。電
極50乃至52及び電極60乃至62は、適当な電気エ
ネルギ源に接続された、Ti、Au、Alのような所定
の形状の導電性材料ストリップで形成されている。この
場合、図4に関して説明したものと同一の機能を果た
す、対の電極50、52、電極51、52、電極60、
62、電極61、62は、接続光導波路90、100、
110、120に配置され、基層1の長さを何ら増すこ
とを必要とせずに、それ自体の接続部に沿って光路に所
望の変更を加えることが可能になる。
【0064】図4のスイッチの電極40、41、42及
び図5のスイッチの電極50、51、52は、特に、二
つの偏波成分TM、TE間の挙動の差を補正することを
可能にし、これは、印加された電界の作用に対する二つ
の成分TM、TEの感度が異なるからである。
【0065】図6に示したスイッチの更なる実施の形態
において、電極170、171、172、及び電極18
0、181、182は、図3に関して既に上述した型式
の単一の音響導波路を有するスイッチと関係付けられて
いる。これらの電極は、装置をスイッチオンにしたとき
に作動するようにすることが便宜である。この場合、互
いにλ/2だけ長さが異なる光路150、160を配置
し、オフ状態にて寄生成分を完全に消衰させ、また、装
置をオンにしたときだけ、電極を通じて、光路の長さを
変更することが可能である。このようにして、装置がス
イッチオン状態にあるときでも、スイッチオフ状態のと
きの挙動を劣化させずに、寄生成分の完全な破壊的干渉
状態を再設定することができる。
【0066】図1、図3、図4、図5及び図6のスイッ
チは、入力ポート71、81及び出力ポート131、1
41を交換し、後者が入力ポートとして機能し、前者が
出力ポートとして機能するようにしても正確に機能す
る。
【0067】図1、図3、図4、図5、図6のスイッチ
は、1550nm、または1300nmの波長上に中心
決めされた少なくとも100nmの幅の光波長の範囲内
で実際に作動することができる。このことは、光電気通
信にてとって極めて興味のあることである。
【0068】基層1は、x軸線に対して垂直にカットし
たLiNbOの結晶から成っている。導波路の枝部分
15、16は、上記の結晶のy軸線に沿って方向決めさ
れている。LiNbOに代えて、LiTaO、Te
、CaMoOの群内で選択された、別の複屈折性
で且つ光弾性的な圧電材料を使用することができる。装
置の全長は、約40乃至60mmである。
【0069】音響導波路18、19、22、23、3
0、32は、基層1の領域25に外接する、写真平版マ
スクによって製造することもできる。マスクの孔が外接
する表面内に厚さ160nmのTi層が析出され、その
後に1060°Cの温度の加熱炉内にて31時間、基層
内でTiを拡散させる。この拡散作用のため、音響波の
速度は約0.3%速くなり、このため、領域25は、導
波路18、19、30に沿って音響波を封じ込める。
【0070】光導波路及び偏光スプリッタは、屈折率を
増大させることのできる物質を基層内で拡散させること
により製造することができる。写真平版マスクを使用す
れば、厚さ約120nmのTi層を析出させ、その後
に、1030°Cの温度で9時間、拡散させることがで
きる。光導波路に対応して、該マスクは、約7μmの幅
の孔を有している。
【0071】光及び音響導波路は、使用される光及び音
響波に対して単モードであることが好ましい。
【0072】電気音響トランスデューサ20、21、3
1の相互かみ合い型電極は、y軸線に対して約5°傾斜
させて、(圧電性の)基層1に析出される。該トランス
デューサは、約20.8μmの間隔に配置された、相互
かみ合い型電極を15乃至20対、またはそれ以上、有
することが好ましい。電極は、応答帯域を拡げるべく可
変ピッチ(「チャープ(chirp)」)を有する。こ
の間隔値は、約1550nmの光波長にてTE<−>T
Eの変換のために必要とされる値である、約173.5
MHzの周波数の表面音響波のLiNbOにおける波
長の値から求めたものである。これらの電極の間隔の値
を調節することにより、その他の波長帯域にて作動する
音響−光装置に適したトランスデューサを提供すること
が可能となる。これらの電極は、例えば、厚さ500n
mのアルミニウムのような金属層を基層上に析出させて
製造することができる。
【0073】中心波長1550nmに関して50nmだ
け変位させた波長1500nm、または1600nmに
対して音響−光スイッチを調節することも可能である。
これは、中心波長にて作動するために必要とされる50
mWに対して、約100mWの電気を相互かみ合い型電
極に供給することにより行われる。
【0074】2×2型のスイッチに関して本発明を説明
したが、本発明は、当業者に公知の方法に従って、調節
を為すことにより、偏波スプリッタ間に光路が存在す
る、より複雑な構成要素に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って形成された、偏波から独立的な
応答性を持つ、調節可能な2x2音響光スイッチの概略
図である。
【図2】図1のスイッチの導波管の拡大縮尺部分を示す
図である。
【図3】図1のスイッチの変形例を示す図である。
【図4】図1のスイッチの別の変形例を示す図である。
【図5】図1のスイッチの更に別の変形例を示す図であ
る。
【図6】図1のスイッチのもう一つ別の変形例を示す図
である。
【図7】図1の音響−光スイッチのフィルタ曲線のグラ
フである。
【図8】従来の音響−光スイッチのフィルタ曲線のグラ
フである。
【符号の説明】
1 基層 2、3 偏波選択要
素/スプリッタ 4 変換段 5、6 中央導波路
部分 7、8 入力枝部分 9、10 出力枝部
分 11、12、13、14 出力枝部分 15、16 導波路枝部分 18、19、22、
23 音響導波路 20、21 電気音響トランスデューサ 24 音響アブソーバ手段 25 領域 30、32 音響導波路 31 電気音響トラ
ンスデューサ 40、41 正電極 42 負電極 50、51、52、60、61、62 電極 70、80 接続光導波路 71、81 入力ポ
ート 90、100、110、120 接続光導波路 90a、90b、100a、100b、110a、11
0b、120a、120b 凸部 130、140 接続光導波路 131、141 出
力ポート 150、160 光路 170、171、172、180、181、182 電

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複屈折性で且つ光弾性的な材料から成る
    基層(1)を備え、該基層(1)上には、 a)所定の範囲の波長の光信号の少なくとも一つの偏波
    モード変換段(4)と、 b)前記変換段(4)のそれぞれ上流及び下流の位置に
    配置された第一及び第二の偏波選択要素(2、3)であ
    って、光導波路(90、15、110;100、16、
    120)内の第一及び第二の光路(150、160)と
    光学的に接続され、前記第一及び第二の光路(150、
    160)内にて前記光信号の二つの偏波成分を分離させ
    ることのできる前記第一及び第二の偏波選択要素(2、
    3)とが設けられ、 前記偏波モード変換段(4)が、 a1)前記光導波路(90、15、110;100、1
    6、120)内の前記第一及び第二の光路(150、1
    60)と、 a2)前記光導波路(90、15、110;100、1
    6、120)内の前記第一及び第二の光路(150、1
    60)の少なくとも一方の一部を含む、少なくとも一つ
    の第一の音響導波路(18、19;30)と、 a3)前記第一の音響導波路(18、19;30)と関
    係付けられた、第一の表面音響波発生手段(20、2
    1;31)とを備える、波長選択型の音響−光学導波路
    装置にして、 前記光導波路(90、15、110;100、16、1
    20)内の前記第一及び第二の光路(150、160)
    が互いに異なる光学長さを有し、その長さの差が、次式
    で求められた所定の値に等しく、 d=±λ(k+m) ここで、dは、二つの光導波路(90、15、110;
    100、16、120)の前記光路(150、160)
    の差、 λは、前記光信号の波長、 kは、0以上で1以下の数字、 mは、0または整数であり、 前記第二の偏波選択要素(3)から出る前記光信号の少
    なくとも第一及び第二の寄生成分同士を相シフトさせ
    て、該寄生成分が破壊的干渉を受けるようにしたことを
    特徴とする波長選択型の音響−光学導波路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記第一及び第二の光路(150、160)が、光導波
    路(15、16)の直線状で且つ平行なそれぞれの第一
    及び第二の枝部分と、それぞれの接続光導波路(90、
    110;100、120)とを備え、 該それぞれの接続光導波路(90、110;100、1
    20)が、前記第一及び第二の枝部分(15、16)を
    前記第一及び第二の偏波選択要素(2、3)に接続し、 前記第一の光路(150)の前記接続光導波路(90、
    110)の長さが、前記値dに等しい程度だけ、前記第
    二の光路(160)の前記接続光導波路(100、12
    0)の長さと異なることを特徴とする音響−光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記第二の光路(160)の前記接続光導波路(10
    0、120)の長さが、前記値dに等しい程度だけ、前
    記第一の光路(150)の前記接続光導波路(90、1
    10)よりも長いことを特徴とする音響−光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記接続光導波路(90、110;100、120)
    が、所定の曲率半径及び対向する凸部を有するそれぞれ
    の一対の湾曲部分(90a、90b;110a、110
    b;100a、100b;120a、120b)を備
    え、 中心角に対する前記該湾曲部分(90a、90b;11
    0a、110b;100a、100b;120a、12
    0b)の値が異なるので、前記第二の光路の長さが前記
    値dだけ前記第一の光路よりも長いことを特徴とする音
    響−光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記湾曲部分(90a、90b;110a、110b;
    100a、100b;120a、120b)が、100
    乃至180mmの範囲の曲率半径を有することを特徴と
    する音響−光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記第二の表面音響波発生手段(21;20)が、第二
    の音響導波路(19)と関係付けられ、 前記第一の音響導波路(18)が、前記第一の光路(1
    50)の少なくとも一部を含み、 前記第二の音響導波路(19)が、前記第二の光路(1
    60)の少なくとも一部を含み、 前記第一及び第二の光路(150、160)の間の前記
    長さの差が波長の1/2に等しいことを特徴とする音響
    −光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記第一の音響導波路(30)が、前記第一及び第二の
    光路(150、160)の少なくとも一部を含み、 前記第一及び第二の光路(150、160)の間の前記
    長さの差が波長の1/4に等しいことを特徴とする音響
    −光学装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記電極(40、41、42)が、前記基層(1)の材
    料の屈折率を変化させ得る電界を発生させ且つ前記光路
    (150、160)の精密な調節を為し得るように、前
    記第一及び第二の光導波路の枝部分(15、16)と関
    係付けられることを特徴とする音響−光学装置。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記電極(50、51、52;60、61、62)が、
    前記基層(1)の材料の屈折率を変化させ得る電界を発
    生させ且つ前記光路(150、160)の微調節を為し
    得るように、前記第一及び第二の光路(150、16
    0)の前記接続光導波路(90、110;100、12
    0)と関係付けられることを特徴とする音響−光学装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の音響−光学装置にし
    て、 前記第一の音響導波路(30)が、前記第一及び第二の
    光路(150、160)の少なくとも一部を含み、 前記第一及び第二の光路(150、160)の間の前記
    長さの差が波長の1/4に等しく、 前記電極(170、171、172;180、181、
    182)が、前記基層(1)の材料の屈折率を変化させ
    得る電界を発生させ且つ前記光路(150、160)の
    前記長さを変化させ得るように、前記第一及び第二の光
    路(150、160)の前記接続光導波路(90、11
    0;100、120)と関係付けられることを特徴とす
    る音響−光学装置。
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