JPH09166687A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents

沸騰水型原子炉

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JPH09166687A
JPH09166687A JP8246767A JP24676796A JPH09166687A JP H09166687 A JPH09166687 A JP H09166687A JP 8246767 A JP8246767 A JP 8246767A JP 24676796 A JP24676796 A JP 24676796A JP H09166687 A JPH09166687 A JP H09166687A
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JP
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gas
vacuum breaker
well
pcc
water
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Withdrawn
Application number
JP8246767A
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English (en)
Inventor
Douglas Marvin Gluntz
ダグラス・マービン・グランツ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C9/00Emergency protection arrangements structurally associated with the reactor, e.g. safety valves provided with pressure equalisation devices
    • G21C9/004Pressure suppression
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な大きさのドライウェル・ウェットウェ
ル間バイパス漏洩が生じた場合に、SBWRの格納容器
の受動的熱除去能力の全体的な喪失を防止する受動的な
方式を提供する。 【解決手段】 ウェットウェル気体空間(26)を、間
仕切り壁(78)により複数の区画室(26A,26
B)に分割する。間仕切り壁は、1つの区画室内のガス
が他の区画室と連通することができないように、サプレ
ッション・プール(24)の水位よりも下にまで伸びて
いる。各々の区画室は、それぞれの開放されたバキュー
ム・ブレーカ(36A,36B)を介してドライウェル
(20)と連通し得る。1つの区画室でバキューム・ブ
レーカが開放故障し又はウェットウェル・ドライウェル
間バイパス漏洩が生じたとき、該区画室の関連のPCC
熱交換器(54A)が無効化されるが、該区画室は隔離
されているので、漏洩の無い他の区画室に関連するPC
C熱交換器(54B)は有効に動作し続けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、過熱によ
って最も起こり易い核燃料炉心の損傷を生じさせるよう
なシステムの過渡状態又は故障がある場合に、沸騰水型
原子炉(BWR)を停止すると共に安全な状態に維持す
るための保護システムに関する。本発明は、特に、BW
Rに適用される受動的システムであって、想定された事
故後の格納容器内の圧力を抑制するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】BWRは従来、事故事象を制御し緩和す
るために能動的な安全システムを利用している。これら
の事象は、小さな破壊から設計基準事故に至るまで様々
である。受動的安全システムは、簡単化BWR(SBW
R)への使用のために研究されているが、その理由は、
安全関連設備に対する特殊な保守及び監視試験を軽減で
きると共に、AC電力が不必要になることにより、事故
によって発生した悪影響を制御し緩和するのに必要とさ
れる主要安全システムの応答の信頼性を向上できる点で
有利だからである。SBWRは、更に、事故の制御及び
緩和における人為的誤操作への耐性が向上したいくつか
の受動的な安全上の特徴を組み込むように設計すること
ができる。
【0003】現在のSBWR設計は、用いられる主要安
全システムに関して、以下の受動的な動作原理を利用し
ている。即ち、(a)非常冷却材注入を行って、設計基
準LOCA後寿命(具体的にはこれらの設計では72時
間)にわたって確実に炉心を冷却し得ること、及び
(b)同上の設計基準事故の持続時間にわたって確実に
格納容器の熱を除去し得ることである。崩壊熱の除去
は、本質的に受動的な手段によって、炉心の崩壊熱(こ
の熱は、究極的には格納容器のドライウェル内の高温の
蒸気として現れる)を、例えば米国特許第5,295,
168号に記載されているような受動的格納容器冷却用
(PCC)熱交換器を用いて原子炉建造物の周囲に伝達
することにより達成される。
【0004】このような安全システムの動作を記述する
のに用いられる「受動的」という用語は、電池、加圧ガ
ス、化学的チャージ、又は重力によって排出され得るよ
うに適当に位置決めされた水タンクのような貯蔵エネル
ギによって専ら動作して主要安全機能を果たすシステム
を含むものとして定義される。「受動的」という用語は
更に、回転又は往復運動を行う機械類を一切用いないこ
とを意味している。弁が用いられる場合は、弁は、スク
イブ弁(squib valve) のような一回しか位置が変化しな
い弁であるか、或いは逆止め弁の場合には、開閉状態に
関する限り何ら動力が供給されない弁である。
【0005】図1を参照して説明すると、典型的なSB
WRは、核燃料炉心12を水14の中に浸漬させて収容
する原子炉圧力容器10を含む。核燃料炉心は水を加熱
して蒸気14aを発生させ、その蒸気14aは主蒸気配
管16を介して原子炉圧力容器から吐出されて、電力を
発生するための蒸気タービン発電機を駆動するのに用い
られる。
【0006】原子炉圧力容器は、格納容器18によって
包囲されている。格納容器18の内側で且つ原子炉圧力
容器10の外側の容積は、ドライウェル20と呼ばれ
る。格納容器は、鋼製ライナを備えたコンクリート構造
物であって、ドライウェル内の高圧に耐えるように設計
されている。ドライウェルには、典型的には、窒素のよ
うな非凝縮性ガスが入れられている。
【0007】従来のSBWR格納容器設計によれば、環
状の抑制室すなわちウェットウェル22が格納容器内で
原子炉圧力容器を囲んでいる。ウェットウェル22は、
部分的に水で満たされて、サプレッション・プール24
を形成すると共にその上方にウェットウェル気体空間
(airspace)26を画成する。ウェットウェル
22は、いくつかの事故の事象においてヒートシンクと
なることを含めて様々な機能を果たす。例えば、設計上
想定されている事故の1種に冷却材喪失事故(LOC
A)があり、この場合、原子炉圧力容器10から蒸気が
ドライウェル20内へ漏洩する。LOCAに続いて原子
炉は停止されるが、加圧蒸気及び残留崩壊熱が停止後も
ある時間にわたって発生され続ける。ドライウェル20
内に漏出した蒸気は、ウェットウェル壁76の内部に設
けられた複数(例えば8つ)の垂直な流路27を介して
ウェットウェル22内へ運ばれる。各々の流路27は、
複数(例えば3つ)の水平なベント(vent)28を
有している。ベント28を介してウェットウェル22内
に運ばれる蒸気は、ドライウェル内の非凝縮性ガス30
の一部を随伴する。ウェットウェル内で蒸気は凝縮し、
非凝縮性ガス30はウェットウェル気体空間26へ浮上
してここに蓄積する。
【0008】ウェットウェル気体空間26内の圧力がド
ライウェル20内の圧力を上回ったときには、ウェット
ウェルの隔壁74を貫通している1つ又は複数のバキュ
ーム・ブレーカ36が開放されて、ウェットウェル気体
空間26内の非凝縮性ガス30をドライウェル20へ排
気する。バキューム・ブレーカ36は、ドライウェル2
0内の圧力が、ウェットウェル気体空間26内の圧力と
等しいか又はこれよりも高いときには閉鎖したままであ
る。
【0009】システムは更に、格納容器18内でウェッ
トウェル22の上方に位置した1つ又は複数の重力駆動
冷却システム(GDCS)プール38を含んでいる。G
DCSプール38は、部分的に水42で満たされて、そ
の上方にGDCS気体空間44を画成する。GDCSプ
ール38は、コントローラ40によって制御される弁4
8を備えた出口管路46に連結されている。弁48を開
放すると、GDCS水42は、LOCA後の炉心を冷却
するために重力によって圧力容器10内へ排出される。
蒸気及び非凝縮性ガスは、ドライウェル20から入口5
0を介してGDCS気体空間44へ直接に流入すること
が可能である。GDCS水42の排出に続いて入口50
を介して流入した蒸気を凝縮して、更に蒸気及び非凝縮
性ガスを引き込むために、オプションとして復水器又は
熱交換器72を設けてもよい。
【0010】ウェットウェル22は、炉心12よりも高
い所に配設されている出口管路32に連結されている。
出口管路32は、コントローラ40によって制御される
弁34を備えている。弁48を開放してから適当な遅延
時間を経た後に弁34を開放すると、サプレッション・
プール24から、LOCA後の炉心を冷却するためにや
はり重力によって圧力容器10へ水が排出される。
【0011】SBWR設計では、LOCAの際に格納容
器18からの熱を除去するために受動的格納容器冷却シ
ステム(PCCS)が設けられている。単一の共通の広
いプールとして作用するように、互いに連結したサブプ
ール(図示されていない)の集合として構成された復水
器プール52が、格納容器18の上方で且つGDCSプ
ール38の上方に配設されている。復水器プール52
は、一般にPCC復水器とも呼ばれる複数のPCC熱交
換器54(図1にはそのうちの1つのみを示す)と共に
隔離復水器(図示されていない)を収容しており、それ
らは全て隔離した水56の中に浸漬されている。復水器
プール52は、格納容器の外側の雰囲気への1つ又は複
数のベント58を含んでいて、これによりPCC熱交換
器54の使用時に該プールから熱を放出するために復水
器プール水56の上方の気体空間から排気を行う。
【0012】PCC熱交換器54は、ドライウェル20
と流れ連通関係にある入口管路60と、収集室64に接
続された出口管路62とを有する。収集室64からは、
ベント管66がウェットウェル22内へ伸びていると共
に復水戻り導管68がGDCSプール38内へ伸びてい
る。PCC熱交換器54はLOCA後にドライウェル2
0から受動的に熱を除去する。この場合、ドライウェル
内に放出された蒸気が入口60を介してPCC熱交換器
内へ流入し、そこで凝縮される。ドライウェル内の非凝
縮性ガス(例えば窒素)は蒸気によってPCC熱交換器
内へ運ばれるが、PCC熱交換器を効率的に動作させる
ためには、この非凝縮性ガスを蒸気から分離しなければ
ならない。収集室64は、復水から非凝縮性ガスを分離
するものであり、分離された非凝縮性ガスはウェットウ
ェル22内に排出され、復水はGDCSプール38内へ
通される。GDCSプール38内の復水戻り導管68の
末端には、GDCSプール38から加熱された流体が復
水戻り導管68を経て、PCC熱交換機54をバイパス
すなわち側路してウェットウェル22へ逆流するのを制
限するために、水トラップ又はループ・シール70が設
けられている。
【0013】従って、このシステムは、ドライウェル2
0からの非凝縮性ガスをウェットウェル気体空間26へ
輸送すると共に、ドライウェルからの蒸気をPCC熱交
換器54内で凝縮するように構成されている。非凝縮性
ガスは、蒸気が原子炉圧力容器から放出される速度より
も速い速度でPCC熱交換器54が蒸気を凝縮するよう
になるまでは、密閉されたウェットウェル内に留まり続
ける。PCC熱交換器54の凝縮速度が蒸気の放出速度
より速くなったときには、PCC熱交換器がドライウェ
ルの圧力をウェットウェルの圧力よりも低くするので、
バキューム・ブレーカ36が開放され、これによりウェ
ットウェル内に蓄積されていた非凝縮性ガスがドライウ
ェルへ戻る。
【0014】図2は、それぞれの水平なベント28A及
び28Bと流れ連通関係にある少なくとも2つの垂直な
流路27A及び27Bと、少なくとも2つのバキューム
・ブレーカ36A及び36Bと、少なくとも2つのGD
CSプール38A及び38Bと、それぞれの入口管路6
0A及び60B、ベント管66A及び66B並びに復水
戻り導管68A及び68Bを有している少なくとも2つ
のPCC熱交換器54A及び54Bとを備えたBWRを
示している。ここで、本発明の対象とするBWRには、
復水器プール56内に浸漬されていて、ウェットウェル
22と流れ連通関係にある2つ又はそれ以上のPCC熱
交換器を有するPCCSを備えたものも含まれることを
了解されたい。
【0015】図2を参照すると、LOCAの結果として
原子炉圧力容器(RPV)から放出された蒸気、及びド
ライウェル気体空間の一部を満たしているあらゆる非凝
縮性ガス(主に窒素)は、PCC熱交換器54A及び5
4Bに流入すると、そこでこの混合物の内の蒸気成分が
凝縮される。各々のPCC熱交換器の下部のPCC下部
ドラムとして知られている部品内では、非凝縮性ガスと
復水との間に相分離が生ずる。下部ドラムの直ぐ上流に
立っている熱交換器チューブ・バンク内では、PCC熱
交換器に流入する水蒸気のエンタルピーで表される炉心
崩壊熱が、SBWR格納容器内の雰囲気から、格納容器
主要部に対して外部に位置している復水器プール52へ
放出される。復水は、下部ドラムから適当な配管を介し
て、GDCSプール38A及び38Bのような選択され
た位置へ送られ、ここで、復水はGDCSプールからR
PVへの注入管路を経てRPVに戻ることができる。下
部ドラム内に収集された非凝縮性ガスは、それぞれのP
CCベント管66A及び66Bの中を下方へ駆動され、
そのベント管の終端においてサプレッション・プール2
4の水の中へ流入し、そこから浮上して、ウェットウェ
ル気体空間26内に蓄積されている非凝縮性ガスに加わ
って、蓄積量を増大させる。
【0016】ドライウェル気体空間20をウェットウェ
ル気体空間26から隔てている隔壁床74は、ウェット
ウェル気体空間を覆う耐漏洩性のカバーを形成するため
に設けられている。その存在により、RPV内でLOC
A後に継続的に発生されて、LOCAによる管の裂け目
から及び/又は開放されたRPV減圧弁から外に放出さ
れる蒸気に起因して、正の差圧ΔP(即ち、ドライウェ
ル気体空間の圧力がウェットウェル気体空間の圧力より
も高い)が自然に確立される。蒸気の発生は、炉心が臨
界未満の状態にされている場合にも炉心崩壊熱が発生し
ていることの自然な結果である。ウェットウェル気体空
間にはガスが追加され、このガスの追加によってこの隔
室内の全圧が上昇するが、RPVによって発生される自
然の停止不能の蒸気の追加の結果としてドライウェル気
体空間内の圧力がより高くなることにより、ガスの追加
は均衡化される。ΔPの大きさは、サプレッション・プ
ール24におけるPCC熱交換器ベント管66A及び6
6Bの終端の浸漬量によって主として決定される。一般
にΔPは、サプレッション・プールの水面に対して作用
しているウェットウェルの気体空間内の圧力によって表
される背圧に対抗して、PCC熱交換器ベント管66A
及び66Bから外に水を押し出すのに必要なドライウェ
ル気体空間内の圧力の過剰な大きさによって表される特
定の量またはこれよりもわずかに大きい量である。
【0017】バキューム・ブレーカ36A及び36B
は、ドライウェル気体空間が一時的に急激な減圧状態に
なった場合にウェットウェル気体空間内の圧力を解放す
るために設けられている。この減圧状態は、例えば、い
くつかのLOCA過程の結果として、RPVの管の裂け
目から比較的低温の冷却材が流出し、ドライウェル気体
空間内の水蒸気が急速に凝縮したときに生ずることがあ
る。上述のような圧力解放は、隔壁床74に設計限界を
上回る揚圧力荷重がかかるのを防止するために必要であ
る。このような場合に、バキューム・ブレーカは、ドラ
イウェル気体空間内の圧力がウェットウェル気体空間内
の圧力と均衡するのに十分に長い時間、開放される。こ
れに続いて、バキューム・ブレーカは再び閉鎖すること
により、ドライウェル気体空間20とウェットウェル気
体空間26との間の耐漏洩性境界を再び確立して、PC
C熱交換器の有効な受動的動作が継続し得るようにしな
ければならない。
【0018】従って、バキューム・ブレーカは、耐漏洩
性状態への再閉鎖に関してとりわけ高い信頼性を有する
ように設計され且つ保証試験される。バキューム・ブレ
ーカの動作後に1つ以上のバキューム・ブレーカが耐漏
洩性でなくなれば、PCC熱交換器へ蒸気を強制的に流
入させるのに必要な正のΔPが低下して、PCC熱交換
器ベント管の終端から非凝縮性ガスを流出させることが
できないようなレベルに達する状態が生じるであろう
(図3を参照)。もしこの状態が生ずれば、これらのP
CC熱交換器ベント管内及びPCC熱交換器の熱伝達管
内に非凝縮性ガスが蓄積する。この事態の進展によっ
て、PCC熱交換器の熱除去能力が劣化し、全く失われ
る可能性もある。
【0019】図3は、万一バキューム・ブレーカのうち
の1つ(例えば36A)が故障して開放状態(開放故障
状態)になって、ウェットウェル気体空間26内の圧力
がドライウェル気体空間20内の圧力と平衡状態になる
ことを例示している。PCC熱交換器54を通して蒸気
と非凝縮性ガスとの混合物の流れを生じさせる正のΔP
は、全く存在しない。図3はまた、耐漏洩性の隔壁床7
4(及びそのライナ)中に意図せずに存在する可能性の
ある漏洩通路を模式的に示しており、これを以後「ドラ
イウェル・ウェットウェル間バイパス漏洩」と呼ぶ。こ
のように、開放故障したバキューム・ブレーカ及び/又
は十分な大きさのドライウェル・ウェットウェル間バイ
パス漏洩のいずれかによって、SBWR格納容器の受動
的な崩壊熱除去機構が停止してしまう(ここで、SBW
Rにおいて「十分な大きさ」とは、流れ面積がほんの数
平方センチメートルの通路を意味する)。このような事
象の結果として、SBWR格納容器内の圧力が設計を遥
かに上回って上昇する。このような状態の下では、「設
計基準」量をかなり上回る多量の放射性物質が格納容器
外に放出され得る。従って、SBWRの上述の受動的な
崩壊熱除去法は、単一のバキューム・ブレーカが作動し
て開放故障した場合にその有効性が損なわれ易い。
【0020】この問題に対処するための通常の設計上の
アプローチは、バキューム・ブレーカを設計し直して、
二重ディスク設計にするアプローチ、又は直列に2つの
バキューム・ブレーカを有する構成にするアプローチで
ある。後者のアプローチでは、現状のバキューム・ブレ
ーカを結合して「二重ディスク」構成と均等にすること
ができる。もし1つのディスクが開放故障したとして
も、このディスクの動作が第2の直列のディスクから完
全に独立していれば、この一体化されたバキューム・ブ
レーカ装置は耐漏洩性状態へ再閉鎖することが保証され
る。二重ディスク型バキューム・ブレーカは、初期のB
WRで用いられていた。しかしながら、このようなアプ
ローチは、多くの難点を有している。例えば、SBWR
のバキューム・ブレーカについて、動作性能の変更の可
能性があること、再設計及びスケジュール遅延により経
費が掛かること、そのバキューム・ブレーカの再試験及
び再評価に経費が掛かること、余分な配置スペースが必
要なこと、プラント内での監視試験の追加並びに保守の
困難性などである。
【0021】「能動的」設計による1つのアプローチと
して、スプレイ・ポンプによって作動されるウェットウ
ェル・スプレイを用いるものがあるが、SBWRでは、
格納容器内の過剰な圧力増大の脅威に対処するためにL
OCA後の最初の72時間の間は能動的システムの使用
が禁止されているので、このアプローチは許容できない
解決法である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従って、十分な大きさ
のドライウェル・ウェットウェル間バイパス漏洩が生じ
た場合に、SBWRの格納容器の受動的熱除去能力の全
体的な喪失を防止する受動的なアプローチが要望され
る。本発明の課題は、このような要望を満たすことであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、SBWR格納
容器の構成を改良し、単一のバキューム・ブレーカが開
放故障状態になっていても、PCCSの受動的熱除去能
力の全体的な喪失を招かないようにする経済的に有利な
アプローチを提供する。本発明では、どのような大きさ
の単一のドライウェル・ウェットウェル間バイパス漏洩
が生じても、SBWR格納容器の受動的熱除去能力の全
体的な喪失を招かない1つの設計アプローチを実現す
る。
【0024】本発明の好適な態様によれば、間仕切り壁
を用いて、ウェットウェル気体空間を複数の区画室に分
割する。間仕切り壁は、1つの区画室内のガスが他の区
画室と連通することができないように、サプレッション
・プールの水位よりも下にまで伸びている。このような
ウェットウェル気体空間区画室の各々は、それぞれの
(開放状態にあるときの)バキューム・ブレーカを介し
てドライウェルと流れ連通関係にし得る。1つのバキュ
ーム・ブレーカが開放位置で故障したとき、又は1つの
区画室への蒸気のウェットウェル・ドライウェル間バイ
パス漏洩が生じたとき、ウェットウェル気体空間区画室
とドライウェルとの間の圧力差が小さくなるが、この漏
洩のある区画室は隔離されているので、ドライウェルと
障害の無い(漏洩の無い)区画室との間の圧力差は影響
を受けない。従って、漏洩のある区画室に関連するPC
C熱交換器が有効に働かなくなった場合でも、漏洩の無
い区画室に関連するPCC熱交換器は有効に動作し続け
ることができる。
【0025】
【好ましい実施態様】図4に示す本発明の好適な実施態
様では、ウェットウェル気体空間が間仕切り壁または均
等な構造によって複数の区画室に分割される。ウェット
ウェル気体空間を分割する間仕切り壁を設けることによ
り作られる区画室の数は、好適な実施例では、PCCS
のために設けられるPCC熱交換器の数に合わせて1対
1で対応して設けられる。各々の区画室と何ら分割して
ない(共通の)ドライウェル気体空間との間に圧力解放
通路を提供するために、通常の設計(又は新型の高信頼
性設計)の単一ディスク型バキューム・ブレーカが設け
られ、一般には、1つの区画室あたり最低で1つのバキ
ューム・ブレーカが用いられるが、経済的に有利であれ
ば1つの区画室あたり2つ以上用いられる。議論を簡単
にするために、図4には、間仕切り壁78によりウェッ
トウェル気体空間を2つの区画室26A及び26Bに分
割することが示されており、これらの区画室26A及び
26Bは、それぞれのバキューム・ブレーカ36A及び
36Bを介してドライウェル20と個々に連通すること
ができる。但し、本発明は、1つ又はそれ以上の間仕切
り壁を用いて2つ又はそれ以上のウェットウェル気体空
間区画室を形成することを包含していることを了解され
たい。
【0026】ウェットウェル気体空間を分割する各々の
間仕切り壁78は、元来のSBWRウェットウェル気体
空間全体にわったて放射状に横切って伸びていると共に
隔壁床74からサプレッション・プール24の中へ部分
的に(好適な実施例)又は全体的に(代替的な実施例)
下方へ伸びている耐漏洩性構造を(恐らく鋼板のライナ
を備えて)形成するように設計されている。間仕切り壁
のプール中への浸漬量(深さ)は、最低で、PCC熱交
換器ベント管66A及び66Bについて設計された浸漬
量に若干の余裕を加えたものでなければならない。図4
を検討するとわかるように、このように分割されたウェ
ットウェル気体空間は、単一のどの区画室の駆動ΔPの
損失、従ってそのそれぞれのPCC熱交換器を通る流れ
を生じさせる駆動圧力の損失に耐えることができ、他
方、他のすべての区画室及びそのそれぞれのPCC熱交
換器は、障害のある区画室において単一のバキューム・
ブレーカが開放故障状態であるのか高いドライウェル・
ウェットウェル間バイパス漏洩状態が存在するのかに拘
わらず、これらの事象によって名目上影響を受けないで
受動的な通流動作を継続することが可能になる。
【0027】図4でわかるように、障害のある区画室2
6Aにおいてプール水の小部分が変位すなわち排除さえ
る。これにより、他の区画室の各々(例えば26B)に
おけるプールの水面の高さが幾分か上昇する。これによ
り、ベント管の有効浸漬量が(幾分か)増大するので、
PCC熱交換器とベント管との組合せの両端間の動作Δ
Pが僅かに大きくなる。しかしながら、このような状態
は、PCC熱交換器54Bの動作に重大な影響を及ぼす
ものではない。なぜなら、ΔPが大きくなっても、PC
C熱交換器ベント管66Bからこの時点で押し出されて
いる水柱がわずかに長くなることにより相殺されるから
である。
【0028】一旦バキューム・ブレーカが故障すると、
その障害のある区画室の気体空間内に当初存在していた
非凝縮性ガスは、ドライウェル気体空間に(徐々に)移
動して戻る。非凝縮性ガスは次いで、動作しているPC
C熱交換器によって引き込まれて、それらにそれぞれ連
結されている区画室内に放出される。従って、障害の無
い区画室内では、非凝縮性ガスの分圧も比例して更に高
まる。このように、1つのバキューム・ブレーカが開放
故障している場合には、格納容器内のピーク圧力(LO
CA後72時間における)がより高くなるが、格納容器
/PCCS設計者は、以下の手段の片方又は両方を利用
することにより、この漸次増大する圧力状態の程度を最
小限にすることができる。第1の手段は、(従来のSB
WRで用いられてた数である)3つよりも多い数(即ち
4つ以上)のPCC熱交換器を用い、従って4つ以上の
ウェットウェル気体空間区画室を形成することであり、
また第2の手段は、(現状の設計の各々のPCC熱交換
器には通例、下部ドラムは2つずつ存在するが)PCC
熱交換器の下部ドラム1つあたり、個別のPCC熱交換
器ベント管を1つずつ用いて、(現状の設計では両方の
下部ドラムから非凝縮性ガスを受け入れ合流させてい
る)結合した1つのPCC熱交換器ベント管を用いる代
わりとし、更に上記の各々の個別のPCC熱交換器ベン
ト管に1つずつ個別のウェットウェル気体空間区画室を
割り当てることである。
【0029】以上の説明から明らかなように、本発明
は、SBWR型のプラント用の格納容器システムの設計
を提供するものであり、この設計は、1つのバキューム
・ブレーカが開放故障状態になっても、或いは高いドラ
イウェル・ウェットウェル間バイパス漏洩状態が存在し
ても、実施許諾可能の設計の目標に合致し得る受動的崩
壊熱除去システムを用いていることを特徴とする。上述
のウェットウェル気体空間を分割する少なくとも1つの
間仕切り壁を設けた好適な実施例は、この目標に到達す
る格納容器構成の一例である。沸騰水型原子炉用の受動
的圧力系の設計に通じた者には、他の変形及び改変を行
い得ることは明らかであろう。特許請求の範囲はこのよ
うな変形及び改変をすべて包含することを意図してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の設計による受動的格納容器冷却システム
をそなえた沸騰水型原子炉(BWR)の模式的な断面図
である。
【図2】バキューム・ブレーカが完全に閉鎖されている
ときの、図1のBWRの格納容器の構成の模式図であ
る。
【図3】1つのバキューム・ブレーカが開放故障してい
るか、或いは蒸気の重大なウェットウェル・ドライウェ
ル間バイパス漏洩が生じているときの、図1のBWRの
格納容器の構成の模式図である。
【図4】本発明に従って構築されたBWRの格納容器の
構成の模式図である。
【符号の説明】
10 原子炉圧力容器 12 核燃料炉心 18 格納容器 20 ドライウェル 22 ウェットウェル 24 サプレッション・プール 26 ウェットウェル気体空間 26A、26B 区画室 27、27A、27B 垂直な流路 28、28A、28B 水平なベント 36、36A、36B バキューム・ブレーカ 38、38A、38B 重力駆動冷却システム(GD
CS)プール 52 復水器プール 54、54A、54B 受動的格納容器冷却用(PC
C)熱交換器 66、66A、66B ベント管 68、68A、68B 復水戻り導管 74 ウェットウェル隔壁床 76 ウェットウェル壁 78 間仕切り壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納容器(18)と、前記格納容器によ
    り囲まれていて、前記格納容器との間にドライウェル
    (20)を画成している原子炉圧力容器(10)と、前
    記格納容器内に配置されていて、部分的に水で満たされ
    て、水のサプレッション・プール(24)並びに該サプ
    レッション・プールの水の上方に位置するウェットウェ
    ル気体空間(26)を形成しているウェットウェル(2
    2)と、前記ドライウェルの上方に配置された水の復水
    器プール(52)と、前記復水器プールの水と熱伝達関
    係にある第1及び第2の復水器(54A、54B)と、
    前記ドライウェルからの蒸気をそれぞれ前記第1及び第
    2の復水器へ結合する第1及び第2の復水器入口流路
    (60A、60B)と、それぞれ前記第1及び第2の復
    水器からのガスを前記サプレッション・プールへ通す第
    1及び第2の復水器出口流路(68A、68B)と、前
    記ウェットウェル気体空間からガスを前記ドライウェル
    へ排気する第1及び第2のバキューム・ブレーカ(36
    A、36B)とを備えた沸騰水型原子炉において、 前記ウェットウェル気体空間を第1及び第2のガス充満
    区画室(26A、26B)に分割する間仕切り壁(7
    8)であって、前記第1及び第2の復水器出口流路から
    流出するガスがそれぞれ前記第1及び第2のガス充満区
    画室内へ浮上するように構成された間仕切り壁を有し、 該間仕切り壁により、前記第1のバキューム・ブレーカ
    が開放されて前記第2のバキューム・ブレーカが閉鎖さ
    れているときに、前記第1のガス充満区画室が前記第1
    のバキューム・ブレーカを介して前記ドライウェルと連
    通するが、前記第2のガス充満区画室とは連通せず、且
    つ、前記第1のバキューム・ブレーカが閉鎖されて前記
    第2のバキューム・ブレーカが開放されているときに
    は、前記第2のガス充満区画室が前記第2のバキューム
    ・ブレーカを介して前記ドライウェルと連通するが、前
    記第1のガス充満区画室とは連通しないことを特徴とす
    る沸騰水型原子炉。
  2. 【請求項2】 前記間仕切り壁は垂直な壁で構成され、
    該垂直な壁の底端部が、該垂直な壁の全長に沿って前記
    サプレッション・プール内に浸漬されていることを特徴
    とする請求項1に記載の沸騰水型原子炉。
JP8246767A 1995-09-22 1996-09-19 沸騰水型原子炉 Withdrawn JPH09166687A (ja)

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