JPH09166606A - 集積化微細装置 - Google Patents

集積化微細装置

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JPH09166606A
JPH09166606A JP7328707A JP32870795A JPH09166606A JP H09166606 A JPH09166606 A JP H09166606A JP 7328707 A JP7328707 A JP 7328707A JP 32870795 A JP32870795 A JP 32870795A JP H09166606 A JPH09166606 A JP H09166606A
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actuators
probe
integrated
movable electrode
electrode
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Tomihiro Hashizume
富博 橋詰
Seiji Heike
誠嗣 平家
Maaku Ratobitsuchi
ラトビッチ・マーク
Munehisa Mitsuya
宗久 三矢
Tsuneo Ichiguchi
恒雄 市口
Satoshi Watanabe
聡 渡邊
Yasuo Wada
恭雄 和田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解能を損なわずに単位時間あたりの走査領
域が従来と比して飛躍的に広い表面形状測定装置を提供
すること。 【解決手段】 集積化静電アクチュエータと該集積化静
電アクチュエータを駆動機構とする走査プローブ顕微鏡
方式の表面形状測定素子を具備し、該表面形状測定素子
を二次元状又は一次元状に多数配列した構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超小型の集積化静電
アクチュエータによる形状測定装置あるいは記憶装置と
して有用な集積化微細装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、高分解能を有する表面形
状測定装置について見ると、近接場原理を利用して高空
間分解能を持たせた光顕微鏡、走査トンネル顕微鏡ある
いは原子間力顕微鏡など走査プローブ顕微鏡が開発され
広く用いられている。この装置の分解能は、一般的に、
試料表面と平行な方向で20nm〜0.1nm程度、試
料表面と垂直な方向で1nm〜0.01nm程度であ
る。しかし、高分解能を有する走査プローブ顕微鏡にお
いては、探針と試料間の距離をサーボ機構を用いて20
nm〜0.5nm程度に制御する必要があるため、走査
速度は10μm/s以上にはできない。また、通常の走
査プローブ顕微鏡の走査機構は、ピエゾ素子、電歪素子
等の電圧−機械歪変換素子を用いるため、走査範囲は素
子の大きさの1/100を超えない。
【0003】また、記憶装置について見ると、上記プロ
ーブ顕微鏡を記憶装置に発展させる試みがなされている
が、十分な成果を上げていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、走査プロー
ブ顕微鏡の構造を用いた高分解能の集積化微細装置にお
いて、分解能を損なわずに単位時間あたりの走査領域を
従来に比して飛躍的に大きく出来る装置を提供するもの
である。
【0005】さらに、本発明は、集積化微細装置の各エ
レメントの走査範囲が素子本体の大きさの約1/3に達
する集積化微細装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の集積化微細装置
は、半導体微細加工技術により基本となる1枚のウェハ
ー上に走査プローブ顕微鏡構造を一次元状又は二次元状
に多数配列して形成することにより実現される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、走査プローブ顕微鏡
構造を用いており、試料表面に平行な方向、垂直な方向
ともに分解能が極めて高い。
【0008】また、本発明にかかわる集積化微細装置は
半導体微細加工技術により、高精度に作成でき、基本と
なる1枚のウェハー上に二次元状又は一次元状に多数配
列できるから、走査プローブ顕微鏡の分解能を損なうこ
となく、測定の高速化を達成できる。
【0009】実施例1 本実施例は、本発明を表面形状測定装置に適用した例で
ある。
【0010】図1は、本実施例にかかわる表面形状測定
装置の構成の概念を示す斜視図である。表面形状測定素
子2は半導体微細加工技術により作成され、一端に探針
が形成された超小型STM要素であり、これが多数2次
元的に配列された構造を持ち表面形状測定装置1を形成
する。半導体微細加工技術により作成される表面形状測
定素子2は、図4で具体的に説明するように、1枚の半
導体ウェハーに1次元状に連続的に形成され、これが何
枚か重ねられて2次元配列の表面形状測定装置1を形成
する。図では、構成を分かりやすくするために、表面形
状測定素子2が独立している形で示したが、これらは、
後述するように、探針部を除き一体的な外見を持つもの
となる。
【0011】表面形状測定素子2の探針は、したがっ
て、試料3の面に2次元配列された形で対向するものと
なる。これらの探針は、走査プローブ顕微鏡と同様に走
査制御されて、試料3の表面形状を並列に一斉に測定す
る。また表面形状測定素子2の本体部(可動部でない部
分)には、後述するように、探針の走査制御のための回
路を初めとする探針のアクチュエートのために必要な制
御回路を全て構成することが出来る。
【0012】一般に、走査プローブ顕微鏡は、探針と試
料間の距離を数十nm以下に保ち、探針と試料間で様々
な媒体を通じて試料表面における物理・化学情報の二次
元マッピングを行う。本実施例の表面形状測定において
も、媒体として、主に、トンネル電子、原子間力、磁気
力、試料表面電圧等を用いることができるが、これに限
定されるわけではなく、その他の静電気力、電荷容量、
光、スピン偏極電子等の媒体も使用できる。走査プロー
ブ顕微鏡の空間分解能は用いる媒体により異なるが、一
般には、試料表面に平行な方向で20nm〜0.1nm
程度、試料表面に垂直な方向で1nm〜0.01nm程
度である。本実施例では、トンネル電子を媒体として用
いて探針と試料間の距離を1nmにした場合について、
試料表面に平行な方向で0.1nm、試料表面に垂直な
方向で0.01nmの分解能が得られている。
【0013】図2は、本実施例の表面形状測定素子2に
おいて駆動機構として用いることが出来る集積化静電ア
クチュエータ部分の構造を示す。図2(a)は2電極型
の集積化静電アクチュエータの基本的な構造を示す。多
数の櫛形電極13と14がそれぞれ固定電極11と可動
電極12に接続されていて、櫛形電極13と14は互い
に入れ子状に形成されている。固定電極11と可動電極
12間に駆動電圧Vaを印加すると、両電極間に引っ張
りの駆動力が生じる。この引っ張りの駆動力の方向をX
方向と呼ぶ。
【0014】X方向の駆動力の大きさF(X)は、櫛形
電極13、14の長さや櫛形電極が組み合っている部分
の長さには依存せずに、 F(X)=(AHN/S)Va 2 (数1) で与えられる。ここで、櫛形電極13、14の断面をH
×W(ここで、Hは高さであり、図の紙面垂直方向、W
は幅であり、図の紙面と平行方向)の矩型で近似してい
る。また、Aは集積化静電アクチュエータの形状によら
ない定数、Sは電極間距離(櫛形電極13と14のすき
間の長さ)である。Nは櫛形電極13と14で形成され
るコンデンサーの個数で、両電極の総数から1を引いた
数である(図の例では両電極の総数が19、コンデンサ
ーの個数が18である)。
【0015】このとき、集積化静電アクチュエータの幅
Lは、 L=NS+(N+1)W (数2) で与えられるので、櫛形電極の幅Wと電極間距離Sをで
きるだけ小さくすることにより、同じ駆動電圧Vaによ
り大きな駆動力F(X)を得ることができる。これは、
櫛形電極の幅Wを小さくすると櫛形電極の数が増え、ま
た、電極間距離Sを小さくすると、式(1)により、得
られる力が大きくなると同時に櫛形電極の数も増えるか
らである。ただし、その場合、コンデンサーに充電する
ための消費電力も大きくなるため、必要な駆動力F
(X)と消費電力を最適化して幾何学的形状を決定する
ことになる。
【0016】一般的に、櫛形電極の幅Wと電極間距離S
は0.1μm〜10μm、集積化静電アクチュエータの
幅Lは3μm〜1500μmとすることが適当である
が、本実施例においては、櫛形電極の幅Wと電極間距離
Sは0.2μm〜1μm、集積化静電アクチュエータの
幅Lは10μm〜200μmを用いている。集積化静電
アクチュエータは、半導体微細加工技術により容易に実
現できる。本実施例においては、基礎となる1枚のシリ
コンウェハー上に堆積した多結晶シリコンの薄膜を、半
導体微細加工技術によりにより処理して集積化静電アク
チュエータを構成する。したがって、表面形状測定装置
1は表面形状測定素子2を形成したシリコンウェハーを
積み重ねれば良いので、取り扱いは容易である。
【0017】図2(a)の2電極型集積化静電アクチュ
エータにおいては(数1)に示したように駆動力F
(X)は駆動電圧Vaの二乗に比例する。静電アクチュ
エータは、図2(b)に示すように、可動電極12の両
側に固定電極11、15を配置した構造の3電極型集積
化静電アクチュエータとすることができる。この構造に
おいて、固定電極11及び15に櫛形電極16及び櫛形
電極17が、可動電極12に櫛形電極18が、それぞ
れ、接続されている。固定電極11、15にそれぞれ定
電圧+Vdと定電圧−Vdを印加しておき、可動電極12
に駆動電圧Vaを印加すると、可動電極12に作用する
力が加算されるように、固定電極と可動電極間に駆動力
が生じる。
【0018】その大きさF(X)は、 F(X)=4(AHN/S)Vda (数3) で与えられる。すなわち3電極型集積化静電アクチュエ
ータでは駆動力F(X)は駆動電圧Vaと定電圧Vdの積
にに比例する。このとき、固定電極11及び固定電極1
5に印加する定電圧の組み合わせは、電源電圧の利用で
きる範囲に応じて、0と+Vd、−Vdと0等いくつもの
組み合わせが可能である。また、逆に、電圧Vaを定電
圧として、電圧+Vd(電圧−Vd)を変化させても同様
の結果が得られる。
【0019】図2(c)は、可動電極12にY方向の力
を作用させることが出来るように工夫された実施例の電
極部分の断面図である。図2(b)のA−Aの位置で断
面を取り、矢印の方向に見た状態を示す。固定電極1
1、15および櫛形電極16、17を絶縁部19で仕切
り、櫛形電極16、17をその断面方向(図2(c)で
上下方向:Y方向と呼ぶ)にそれぞれA、Bを付したよ
うに二分することにより、Y方向にも駆動力F(Y)を
得ることが可能である。この場合、可動電極12および
櫛形電極18は、分離された櫛形電極16、17に対し
て共通に作用するものとなる。ここで、一例として、可
動電極12に電圧Vaを印加して、固定電極11A、1
1B、固定電極15A、15Bにそれぞれ(+Vd
d)、(+Vd−Ed)、(−Vd+Ed)及び(−Vd
d)を印加すると、Y方向の駆動力F(Y)は F(Y)=4(AHN/S)Eda (数4) で与えられる。
【0020】したがって、図2(c)に示す様な断面構
造の集積化静電アクチュエータは、一つの素子で二次元
の駆動力を得ることができる。
【0021】図3は、本実施例の集積化静電アクチュエ
ータを用いた探針駆動機構の模式図である。本実施例で
は、図2(b)、(c)で説明した集積化静電アクチュ
エータ21の可動電極210によって駆動されるZ駆動
軸部27に図2(b)で説明したのと実質的に同じ構成
の集積化静電アクチュエータ25を設け、この可動電極
25に探針22を設けた構造としたものである。
【0022】基部23の先端部に集積化静電アクチュエ
ータ21の固定電極211が形成され、やはり基部23
の先端部には板バネ241とこれを連結する連結部24
2よりなるバネ24が形成される。バネ24の連結部2
42には集積化静電アクチュエータ21の可動電極21
0が結合される。集積化静電アクチュエータ21の固定
電極211の他端部は基部端部232に連結され、ここ
に板バネ241’とこれを連結する連結部242’より
なるバネ24’が形成される。バネ24’の連結部には
集積化静電アクチュエータ21の可動電極210が結合
されるとともにZ駆動軸部27が連結される。集積化静
電アクチュエータ21の固定電極211と可動電極21
0との間に作用する駆動力は、それぞれ、ばね24、2
4’をたわませるので、Z駆動軸部27は集積化静電ア
クチュエータ21による駆動力に応じたX方向(紙面と
平行で左右方向)、Y方向(紙面と垂直)の位置を取
る。
【0023】Z駆動軸部27を、上述の基部23とする
形でZ駆動軸部27の先端部に集積化静電アクチュエー
タ25を形成する。すなわち、Z駆動軸部27と一体構
成の枠部27、27’に支持された固定電極251が形
成され、同じく枠部27、27’を固定部分とする板バ
ネ261とこれを連結する連結部262よりなるバネ2
6および板バネ261’とこれを連結する連結部26
2’よりなるバネ26’が形成される。バネ26の連結
部263およびバネ26’の連結部263’には先端に
端子が取り付けられる探針支持部28が結合されるとと
もに、探針支持部28に集積化静電アクチュエータ25
の可動電極210が結合される。集積化静電アクチュエ
ータ25の固定電極251と可動電極250との間に作
用する駆動力は、それぞれ、ばね26、26’をたわま
せるので、探針支持部28はZ方向(紙面と平行で上下
方向)の位置を取る。本実施例では、Z駆動軸部27が
集積化静電アクチュエータ21によりX方向、Y方向の
制御をなされ、この状態で、探針がZ方向の制御をなさ
れる。
【0024】図の実施例では、図の表示を簡略化するた
め、各電極への配線および探針に印加するべき電圧の配
線、さらには、図2(c)を除き、絶縁の要否について
の説明を省略したが、これらについては、必要に応じて
任意の構成で実現出来ることであるので、これ以上の説
明は省略する。
【0025】この図3の実施例では、この構造を、1枚
のウェハーを基礎として半導体微細加工技術により一次
元に並列して配置することが出来、しかも基部23およ
び基部端部232は、基礎となる1枚のウェハー上に直
接付いていて良く、その他の部分が半導体微細加工技術
により処理されウェハーから離された形で集積化静電ア
クチュエータを構成することになる。したがって、一次
元に並列して配置することが容易であるのみならず、こ
の構造を二次元に配置する場合も、このウェハーを複数
枚集積するための基礎とすることが出来、作業を容易な
ものと出来る。
【0026】図4は、図3に示した探針駆動機構を二次
元配列した場合の模式図を示す。本発明では、探針駆動
機構を半導体微細加工技術により構成するから、当然、
探針駆動機構を構成するウェハー上に一体的に半導体回
路を構成出来るから、探針の制御に必要な回路、あるい
は、得られたデータを一時的に保存するためのメモリー
等を同時に構成出来ることはいうまでもなかろう。この
ようにすれば、探針駆動機構を二次元配列した場合の各
種の配線を少数のものとすることが出来る。
【0027】図4(a)は、図1で示した表面形状測定
装置のA−Aの位置で矢印方向に見た断面の概念図を示
し、図4(b)、図4(c)は、それぞれ、図4(a)
のA−Bの位置、図4(b)のC−Dの位置での矢印方
向の断面の概念図である。
【0028】図4(a)において、34、35は、それ
ぞれ、図3で説明した表面形状測定素子の探針駆動機
構、探針である。この実施例においては、これらの他、
探針高さ調節回路33と入出力制御回路32を備えてい
る。さらに、表面形状測定素子集積化制御部31が、基
礎となる1枚のシリコンウェハー上に一次元に配列、構
成された表面形状測定素子に共通に関連する制御信号の
処理のために設けられる。この集積化制御部31は、各
素子に適当に配分して配置すれば良く、各素子の入出力
制御回路32と必要に応じて接続される。探針高さ調節
回路33は、表面形状測定素子毎に独立に機能するもの
であるから、集積化制御部31とは本質的には関係しな
い。基礎となる1枚のシリコンウェハー上に堆積した多
結晶シリコンの薄膜から、表面形状測定素子を半導体微
細加工技術によって切り出す過程において、これらの回
路を構成する。基礎となる1枚のシリコンウェハー上に
一次元に配列、構成された表面形状測定素子は、図3で
は省略したが、各素子の区切りとなる部分を連結部とし
て残しており、これが、連結部36で示される。シリコ
ンウェハー上に一次元に配列、構成された表面形状測定
素子が複数枚積み重ねられ、1枚が今から積まれる形の
模式図を図4(b)に示す。図4(a)、(b)および
(c)において、37は基礎となる1枚のシリコンウェ
ハーを示す。図から明らかなように、各回路は通常の半
導体装置と同様に、シリコンウェハー上に直接形成さ
れ、図3に示す探針駆動機構34の駆動部、探針35が
シリコンウェハーから分離された形となる。もっとも、
図3で説明したように、基部23および基部端部232
はシリコンウェハー上に直接形成されている。
【0029】本実施例の表面形状測定素子は、探針駆動
機構34を半導体微細加工技術によりシリコンウェハー
上に集積化して作成するため、探針駆動機構34、探針
高さ調節回路33、入出力制御回路32及び表面形状測
定素子集積化制御部31等は半導体微細加工技術を用い
て探針駆動機構と一緒にシリコンウェハー上に集積化し
て作成できる。探針高さ調節回路33は、探針と試料間
のトンネル電子(電流)、原子間力、磁気力、試料表面
電圧、静電気力、電荷容量、光、スピン偏極電子(電
流)等の物理・化学媒体を通じて、探針と試料間の距離
を数十nm以下に保つためのZ方向の駆動電圧を探針駆
動機構に供給する回路で、走査プローブ顕微鏡における
いわゆるフィードバックコントロールと駆動機構用高電
圧電源を併せたものである。また、X方向及びY方向の
駆動機構用高電圧電源も有する。入出力制御回路32は
表面形状測定素子集積化制御部31からの制御指令によ
りX方向及びY方向の駆動電圧を設定し、また、Z方向
の駆動電圧を、走査プローブ顕微鏡としての出力情報に
変換して表面形状測定素子集積化制御部31へ出力す
る。表面形状測定素子集積化制御部31は、それらの制
御指令及び情報をマイクロプロセッサやバッファーメモ
リー等の外部装置と交換する機能を有する。
【0030】図3の探針駆動機構の数値例について見る
と、例えば、以下のようである。幅は100μm、厚み
は10μm程度で構成できる。本実施例の表面形状測定
装置を、1cm矩型で105個(1インチ矩型で6×1
5個)配列し、走査プローブ顕微鏡の走査速度を1秒
当たり1μmとして、さらに10nmに1個の凹凸が存
在するとして、本実施例の表面形状測定装置では、1秒
当たり、1cm矩型で107個(1インチ矩型で6×1
7個)の凹凸を測定できる。また、表面形状測定素子
では、図2で示すように、X方向には探針駆動機構の幅
の約1/3、Y方向には探針駆動機構の厚みの約1/2
の駆動距離が得られるので、図1で示す表面形状測定装
置ではその他の粗動機構なしで試料表面の1/6の面積
を走査できる。その場合、10nm矩型に1個の凹凸が
存在するとして、1cm矩型の場合で2×1011個(1
インチ矩型で1.2×1012個)の凹凸情報を測定でき
る。
【0031】本実施例では、粗動機構なしで試料表面の
1/6の面積を計測出来るが、試料全面を計測するため
には、粗動機構を備えることが必要となる。
【0032】図5は、図4に示すように表面形状測定素
子42を多数二次元に配置して粗動機構41により保持
して探針の位置を制御できるようにした構成を示す。4
3は試料である。このようにすれば、探針駆動機構のX
方向及びY方向の駆動機構だけでは測定できない試料表
面43の全領域を測定できる。また、Z方向の駆動距離
が不十分な場合にも対応できる。図5の場合も、図1と
同様、各駆動素子間の連結部の表示を省略した。
【0033】実施例2 本実施例では、回転する試料を測定するための表面形状
測定装置を説明する。あるいは、回転する記録ディスク
への本発明の適用を説明する。
【0034】図6の実施例は、回転する試料51と、こ
れに対向して一次元配列表面形状測定素子52群が、素
子の幅の1/3ずつずらして3枚配列されており、さら
にこのセットが4つ回転方向に設けられている状況を示
す。
【0035】回転する試料51はそのままで回転による
粗動機構51となるため、表面形状測定素子52の探針
のX方向とY方向駆動機構を用いずに、同一トラック5
4上の凹凸情報は測定できる。試料表面53全体を走査
するためには、表面形状測定素子52をX方向に駆動す
る。先の実施例で説明したように、個々のX方向駆動機
構は、素子の幅のほぼ1/3をカバーするので、3個の
表面形状測定素子52をX方向に1/3ずつずらして配
列すれば、X方向の粗動機構は実質状不要である。
【0036】試料51を凹凸情報を保持したデータ板と
見れば、図6の実施例は、記録ディスクから情報を読み
出す装置ということが出来る。良く知られているよう
に、プローブ顕微鏡の探針を導電性として、試料51と
の間に所定の電圧を印加すると、いわゆる、電界蒸発に
より試料51の表面に凹凸を形成出来るから、図6の実
施例は、また、記憶装置ともいえる。また、当然のこと
ながら、表面形状測定素子52を回転方向にさらに多数
設けることにより、並列処理速度を、より向上させるこ
とが出来る。
【0037】実施例3 図7は、表面形状測定素子自体を情報記録あるいは読み
出し装置とする例である。本実施例では、図3で説明し
た表面形状測定素子を主体とする探針駆動機構61を、
図7に示すように、外周部62で囲い、探針駆動機構6
1の探針64に対向する位置に記録部63を備える。外
周部62は、前述した連結部を兼ねるものとしても良
い。探針駆動機構61は、図3と同様に、探針をX方
向、Y方向及びZ方向に駆動する機構を有している。し
たがって、探針を制御しながら、記録部63に情報を記
録し、あるいは、記録部63から情報を読みだすことが
出来る。この場合、一次元状に複数配列された表面形状
測定素子のそれぞれをデータの一つの単位に対応させて
も良いし、複数の表面形状測定素子群をデータの一つの
単位に対応するものとしても良い。
【0038】本実施例では、X方向とY方向にはそれぞ
れ100μmの約1/3と10μmの約1/2走査でき
る。したがって、試料表面の10nmに1個の凹凸が存
在するとして、本実施例では1個の表面形状測定素子に
より1.6×106個の凹凸情報を得ることができる。
また、粗動機構は不要である。
【0039】実施例4 本実施例では、手動操作が可能な表面形状測定装置の測
定素子を説明する。本実施例では、図3で説明した表面
形状測定素子を主体とする探針駆動機構71を、図8に
示すように、先端が開放された外周部72で囲い、探針
駆動機構71の探針74が開口部において試料73に対
向出来るようになされる。探針74と試料73との距離
を適当に保った状態で表面形状測定装置を試料表面に接
触させるだけで試料表面の凹凸の情報を得ることができ
る。例えば、表面形状測定装置を試料上に置く場合や、
表面形状測定装置を上に向けて試料を置く場合などが可
能である。本実施例は、図4に示すように、表面形状測
定素子を多数数積化して表面形状測定装置を構成するか
ら、装置自体を比較的強固なものとでき、手動によって
試料に押し当てることことが可能となり、この種の測定
装置の応用範囲を広めることが出来る。
【0040】探針74は、実施例1と同様にX方向、Y
方向及びZ方向の駆動機構を有していて、X方向とY方
向にはそれぞれ100μmの約1/3と10μmの約1
/2走査できる。したがって、試料表面の10nmに1
個の凹凸が存在するとして、本実施例では1個の表面形
状測定素子により1.6×106個の凹凸情報を得るこ
とができる。
【0041】実施例5 本実施例は、平面状に集積化した表面形状測定装置の構
成を説明する。図9は1枚のウェハーを上面から見た図
であり、82が表面形状測定素子を、83が表面形状測
定素子集積化制御部を、81が入出力制御部のそれぞれ
の構成部分を示す。本実施例においては、図4で説明し
たのと同様に、1枚のウェハー上の全ての表面形状測定
素子82は、個々の制御は表面形状測定素子集積化制御
部83でおこなわれ、総合的には、入出力制御部81に
より行なわれる。入出力制御部81は外部装置からの入
出力指令を表面形状測定素子集積化制御部83に伝え、
また、表面形状測定素子82により測定された試料表面
の凹凸情報を一時蓄え外部装置に出力するバッファーの
機能を有することもできる。
【0042】本実施例の表面形状測定装置は、図4で説
明した構成とは異なり、表面形状測定素子82が1枚の
ウェハー上に並列に2次元状に配列される。したがっ
て、探針は各測定素子82の探針位置で、紙面の上方に
向いて折り曲げられた形に形成することが必要である。
すなわち、本実施例によれば、1枚のウェハー上に、表
面形状測定素子82が2次元配列された表面形状測定装
置を実現出来る。しかし一方、各素子の紙面上でXおよ
びY方向のカバーする面積は、素子が占有する面積に較
べて相対的に小さいから、図4で説明した実施例に比
し、粗動機構のカバーする範囲を大きく取る必要があ
る。
【0043】実施例6 本実施例は、表面形状測定素子の構成を電子線源に応用
する例である。本実施例は、二次元に多数配列した素子
を外部装置により制御することにより、例えば、電子線
リソグラフィの実行手段の一つに展開出来る。
【0044】図10および図11はその実施例を示す概
念図である。両者は本質的には同じ構成であるが、図1
0が、表面形状測定素子の構成と収束レンズ用電極を別
体とすることを前提として考えられているのに対し、図
11は、表面形状測定素子の構成と収束レンズ用電極を
一体としている点を異にする。図10(a)、図11
(a)の表面形状測定素子の構成91は、いずれの例で
も、図3で説明した構成と同じである。素子91の探針
94から放出する電界放射電子、または、トンネル電子
はそのまま電子線源として使用でき、放出された電子
は、収束レンズ用電極95により試料表面93に焦点が
合うようになされる。図10(b)、図11(b)は、
それぞれ、収束レンズ用電極95の配置を示す断面図で
ある。図10(a)では、収束レンズ用電極95は連結
部92の端部に設けられているから、連結部92の端部
は探針を取り囲むような位置に電極95を設けることが
出来るように構成される。図10(b)では、収束レン
ズ用電極95はZ駆動軸部96の端部に設けられている
から、Z駆動軸部96の端部は探針を取り囲むような位
置に電極95を設けることが出来るように構成される。
連結部92の端部はこれを外から包込むように設けられ
るが、電極95とは関連がない。
【0045】本実施例でも、試料表面全域をカバーする
ためには、当然、粗動機構を必要とする。
【0046】図12、13は、図10、11と同様、表
面形状測定素子の構成を電子線源に応用する例であり、
二次元に多数配列した素子を外部装置により制御するこ
とにより、例えば、電子線リソグラフィの実行手段の一
つに展開出来る点でも、同じである。しかし、本実施例
は図9の実施例と同様、1枚のウェハー上に二次元展開
をした点において、図10、11の場合と異なる。した
がって、電子放出用の探針は、紙面の上方に向いている
ことが必要である。
【0047】図12および図13の実施例では、それぞ
れ図12(a)および図13(a)に示すように、電子
放出用の探針94は、ともに、図3で説明した表面形状
測定素子の探針支持部28(または可動電極250)に
対応する支持部97に探針94として形成される。収束
レンズ用電極95は、探針94の部分をA−Bの位置で
断面をとって図12(b)、図13(b)に示すよう
に、これを包込むような形で、支持部97の中央部の切
欠き部に収束レンズ用電極95が形成される。ただし、
図12では図4に符号36で示した連結部に対応する連
結部92に収束レンズ用電極95が形成されるのに対
し、図13では、図3で説明した表面形状測定素子の探
針支持部28(または可動電極250)に対応する支持
部97に探針94として形成される点において異なる。
【0048】
【発明の効果】以上の実施例に示したように、本発明に
よれば、超小型の集積化微細装置が実現出来るから、走
査プローブ顕微鏡、走査プローブ顕微鏡を用いた情報記
録装置あるいは電子線露光装置に展開出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を表面形状測定装置に応用した実施例の
構成の概念を示す斜視図。
【図2】本発明の駆動機構として用いることができる集
積化静電アクチュエータの構造を示し、(a)は2電極
法の構成図、(b)は本実施例の3電極法の構成図、
(c)は(b)の構成の断面図。
【図3】本実施例の集積化静電アクチュエータを用いた
探針駆動機構の模式図。
【図4】図3に示した探針駆動機構を二次元配列した場
合の模式図を示し、(a)は図1のA−A位置での、
(b)は図4(a)のA−B位置での、(c)は図4
(b)のC−D位置での断面構造を示す図。
【図5】粗動機構を備えた表面形状測定装置の構成を示
す斜視図。
【図6】回転型試料に対応する表面形状測定装置の構成
概念図。
【図7】情報記録の担体を備えた表面形状測定素子の構
成概念図。
【図8】手動操作が可能な表面形状測定素子の構成概念
図。
【図9】平面状に集積化した表面形状測定装置の構成概
念図。
【図10】本発明を電子線源に応用する実施例の構成概
念図で(a)は図10(b)のC−D位置での平面図、
(b)は図10(a)のA−B位置での断面図を示す
図。
【図11】本発明を電子線源に応用する他の実施例の構
成概念図で(a)は図11(b)のC−D位置での平面
図、(b)は図11(a)のA−B位置での断面図を示
す図。
【図12】本発明を電子線源に応用する他の実施例の構
成概念図で(a)は平面図、(b)は図12(a)のA
−B位置での断面図を示す図。
【図13】本発明を電子線源に応用する他の実施例の構
成概念図で(a)は平面図、(b)は図13(a)のA
−B位置での断面図を示す図。本発明を電子線源に応用
する他の実施例の構成概念図。
【符号の説明】
1:表面形状測定装置、2:表面形状測定素子、3、4
3、51、63、73、93:試料または試料表面、1
1、11A、11B、15、15A、15B、211:
固定電極、12、210:可動電極、13、14、1
6、16A、16B、17、17A、17B、18:櫛
形電極、19:絶縁部、21、25、61、71、8
2、91、:集積化静電アクチュエータ、22、35、
64、74、94:探針、23:集積化静電アクチュエ
ータ基部、231、232:基部端部、24、24’、
26:バネ、241、241’、261’:板バネ、2
42、242’、263、263’、62、72、8
3、92、:連結部、27、96:Z駆動軸部、28:
探針支持部、37:ウェハー 95:電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三矢 宗久 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内 (72)発明者 市口 恒雄 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内 (72)発明者 渡邊 聡 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内 (72)発明者 和田 恭雄 埼玉県比企郡鳩山町赤沼2520番地 株式会 社日立製作所基礎研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚のウェハー上に半導体微細加工技術に
    より形成された複数個の静電アクチュエータを備える集
    積化微細装置であって、該アクチュエータのそれぞれが
    二つのアクチュエータからなるとともに、該二つのアク
    チュエータの一つは他の一つの可動電極に固定電極が形
    成されたカスケード構造であるとともに、かつ、該二つ
    のアクチュエータの内の一つは、直交する2軸の方向へ
    可動電極を駆動できるものであることを特徴とする集積
    化微細装置。
  2. 【請求項2】前記ウェハー上に複数個の静電アクチュエ
    ータを形成したウェハーが複数枚積層された請求項1記
    載の集積化微細装置。
  3. 【請求項3】前記カスケード構造である二つのアクチュ
    エータのうちの一つのアクチュエータの可動電極の自由
    端にプローブ顕微鏡の探針が形成されている請求項1ま
    たは2記載の集積化微細装置。
  4. 【請求項4】1枚のウェハー上に半導体微細加工技術に
    より形成された複数個の静電アクチュエータを備える集
    積化表面形状測定装置であって、該アクチュエータのそ
    れぞれが二つのアクチュエータからなるとともに、該二
    つのアクチュエータの一つは他の一つの可動電極に固定
    電極が形成されたカスケード構造であるとともに、か
    つ、該二つのアクチュエータの内の一つは、直交する2
    軸の方向へ可動電極を駆動できるものであり、かつ、前
    記カスケード構造である二つのアクチュエータのうちの
    一つのアクチュエータの可動電極の自由端にプローブ顕
    微鏡の探針が形成されるとともに、前記ウェハー上に複
    数個の静電アクチュエータを形成したウェハーが複数枚
    積層され、かつ、該複数枚積層されたウェハーに対して
    前記アクチュエータの可動電極の可動範囲より大きい動
    きが可能な粗動機構が付加されている集積化表面形状測
    定装置。
  5. 【請求項5】1枚のウェハー上に半導体微細加工技術に
    より形成された複数個の静電アクチュエータを備える集
    積化微細装置であって、該アクチュエータのそれぞれが
    二つのアクチュエータからなるとともに、該二つのアク
    チュエータの一つは他の一つの可動電極に固定電極が形
    成されたカスケード構造であるとともに、かつ、該二つ
    のアクチュエータの内の一つは、直交する2軸の方向へ
    可動電極を駆動できるものであり、かつ、前記カスケー
    ド構造である二つのアクチュエータのうちの一つのアク
    チュエータの可動電極の自由端にプローブ顕微鏡の探針
    が形成されるとともに、該探針は前記ウェハーの面と垂
    直方向に突出するように形成されていることを特徴とす
    る集積化微細装置。
  6. 【請求項6】1枚のウェハー上に半導体微細加工技術に
    より形成された複数個の静電アクチュエータを備える集
    積化微細装置であって、該アクチュエータのそれぞれが
    二つのアクチュエータからなるとともに、該二つのアク
    チュエータの一つは他の一つの可動電極に固定電極が形
    成されたカスケード構造であるとともに、かつ、該二つ
    のアクチュエータの内の一つは、直交する2軸の方向へ
    可動電極を駆動できるものであり、かつ、前記カスケー
    ド構造である二つのアクチュエータのうちの一つのアク
    チュエータの可動電極の自由端にプローブ顕微鏡の探針
    が形成されるとともに、該探針に対向して前記アクチュ
    エータの基部と固有の位置関係を保つ情報記録部を備え
    ることを特徴とする集積化微細装置。
  7. 【請求項7】前記ウェハー上に複数個の静電アクチュエ
    ータを形成したウェハーが複数枚積層された請求項6記
    載の集積化微細装置。
  8. 【請求項8】前記情報記録部が、前記アクチュエータの
    基部との距離を実質的に変更すること無く相対的な位置
    関係が変えられるものである請求項6または7記載の集
    積化微細装置。
  9. 【請求項9】前記探針は前記ウェハーの面と垂直方向に
    突出するように形成されている請求項6記載の集積化微
    細装置。
  10. 【請求項10】1枚のウェハー上に半導体微細加工技術
    により形成された複数個の静電アクチュエータを備える
    集積化微細装置であって、該アクチュエータのそれぞれ
    が二つのアクチュエータからなるとともに、該二つのア
    クチュエータの一つは他の一つの可動電極に固定電極が
    形成されたカスケード構造であるとともに、かつ、該二
    つのアクチュエータの内の一つは、直交する2軸の方向
    へ可動電極を駆動できるものであり、かつ、前記カスケ
    ード構造である二つのアクチュエータのうちの一つのア
    クチュエータの可動電極の自由端にプローブ顕微鏡の探
    針が形成されるとともに、該探針に対向する位置であっ
    て、かつ、前記アクチュエータの基部と固有の位置関係
    にある場所に、前記探針から放出される電子に作用する
    電界を付与するための電極を配置したことを特徴とする
    集積化微細装置。
  11. 【請求項11】前記電極が、前記探針と一体に移動する
    ものである請求項10記載の集積化微細装置。
  12. 【請求項12】前記探針は前記ウェハーの面と垂直方向
    に突出するように形成されている請求項10または11
    記載の集積化微細装置。
JP7328707A 1995-08-18 1995-12-18 集積化微細装置 Pending JPH09166606A (ja)

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JP7328707A JPH09166606A (ja) 1995-12-18 1995-12-18 集積化微細装置
US08/696,089 US5801472A (en) 1995-08-18 1996-08-13 Micro-fabricated device with integrated electrostatic actuator
US09/090,942 US6366340B1 (en) 1995-08-18 1998-06-05 Electron exposure apparatus
US10/050,814 US20020101573A1 (en) 1995-08-18 2002-01-18 Electron exposure apparatus

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104568272A (zh) * 2015-01-08 2015-04-29 东南大学 绝缘衬底上厚膜硅材料残余应力测试结构

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