JPH09163187A - 撮影機の保持装置 - Google Patents

撮影機の保持装置

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JPH09163187A
JPH09163187A JP7322839A JP32283995A JPH09163187A JP H09163187 A JPH09163187 A JP H09163187A JP 7322839 A JP7322839 A JP 7322839A JP 32283995 A JP32283995 A JP 32283995A JP H09163187 A JPH09163187 A JP H09163187A
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hanger
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Koichi Yoshida
吉田公一
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車内などに取り付けた撮影機の揺動を可
及的に防止し、良質の映像を撮れるようにする。 【構成】 ベースアーム3の下部に撮影機が載置される
テーブル5を設ける。テーブル5はベースアーム3の下
部に回動自在に取り付けられる基台6と、撮影機が固定
される台座7で構成される。台座7は基台6の上部に緩
衝材Fを介して設け、その裏面にはブラケット78で支
持されるクランク軸77を設ける。クランク軸77は軸
線方向に摺動自在かつ軸線周りに揺動自在とし、その両
端部を基台6の係止部69に係止する。また、ベースア
ーム3と基台6を粘弾性体で繋いでテーブル5が初期状
態に緩やかに復帰するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラなどの撮
影機を自動車内などに取り付けて撮影できるようにした
撮影機の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラなどの撮影機の普及
に伴い、それらを走行中の自動車内などで利用する機会
が多くなっている。ところが、これまでは自動車内など
に撮影機を取り付ける好適手段がなかったので、同乗者
が居ないときには撮影が不可能であったし、撮影中には
腕が疲れるなどの難点があった。
【0003】そこで、自動車内などに撮影機を取り付け
て車外風景などを手軽に撮影できるような装置を開発し
てきた。
【0004】例えば、その種の装置として、特願平7−
108315号、特願平7−170041号、特願平7
−191804号などがある。これらの装置では自動車
を主とする車両、船舶、航空機といった振動系の一部に
吊設されるハンガを備え、そのハンガの下部に、撮影機
を載置するためのテーブルを回動自在かつ初期状態に復
帰可能に取り付け、遠心力が作用したときに撮影機が所
定の方向に配向して臨場感ある映像を撮れるようにして
ある。特に、テーブルは基台と該基台の上部に緩衝材を
介して設けられる台座で構成し、その台座に固定される
撮影機への伝達振動を緩和できるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でに開発した撮影機の保持装置によると、テーブルを初
期状態に復帰させる手段として、ハンガとテーブルとを
引張ばねや棒ばねなどの金属ばねを主とする弾性体で連
結していたから、例えば自動車では振動や遠心力の除荷
時にそれらの弾性でテーブルが急速に初期状態へ復帰
し、その反動でテーブルが揺動を繰り返す現象を生じて
映像に悪影響があった。
【0006】また、そういった理由を鑑み、例えば未舗
装路面を走行する自動車など悪条件の下で利用する対策
として、テーブルの回動を規制できるような手段を講じ
てきたが、振幅や振動数の大きい振動下では緩衝材を通
じて台座が不規則に震動するから良質な映像が撮れなか
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は悪条件
下でも良質の映像を撮れるようにするため、振動系の一
部に吊設されるハンガの下部に、撮影機を載置するテー
ブルを回動自在かつ初期状態に復帰可能に取り付けた撮
影機の保持装置において、前記テーブルの初期状態への
復帰速度を緩和する緩速手段を備えたことを特徴とする
撮影機の保持装置を提供するものである。
【0008】また、本発明はその好適な態様として、前
記ハンガと前記テーブルとの一部を粘弾性体で繋いでテ
ーブルを初期状態に復帰させる手段としている。
【0009】特に、粘弾性体は衝撃吸収ゴムとし、好ま
しくは略V字形の衝撃吸収ゴムとして両端部をテーブル
の回転中心の両側に固定し、中央部をハンガの一部に固
定している。
【0010】また、本発明は悪条件下でも良質の映像を
撮れるようにするため、基台の上部に緩衝材を介して撮
影機が固定される台座を設けた撮影機の保持装置におい
て、前記基台に対する台座の水平方向の動作を任意の一
方向と、その直交方向とに制限する手段を備えたことを
特徴とする撮影機の保持装置を提供するものである。
【0011】更に、本発明は振動系の一部に吊設される
ハンガの下部に、撮影機が載置されるテーブルを回動自
在かつ初期状態に復帰可能に取り付けた撮影機の保持装
置において、前記ハンガは前記テーブルの回動を規制す
る制動具と該制動具を動作させるカムを備え、前記制動
具には前記テーブルに圧接される支持部と前記カムで加
圧される突部を形成して前記支持部が前記テーブルに圧
接したときに該テーブルが初期状態で固定されるように
したことを特徴とする撮影機の保持装置を提供するもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は自動車の車内における助
手席側に撮影機Vを吊り下げた状態を示す。図中、Rは
自動車のルーフ、Sは助手席側のサンバイザ、Gはフロ
ントガラスであり、本願に係わる撮影機の保持装置は、
振動系の一部として例えば自動車内の助手席側に装備さ
れているサンバイザSに取り付けられる。
【0013】図示するように、この保持装置は固定具1
を介してサンバイザSにハンガ2を吊設し、そのハンガ
2を通じて撮影機Vを保持するようにしている。このう
ち、固定具1はサンバイザSに装着されるバイザプレー
ト11、このバイザプレート11に固定されるガイド1
2、及びこのガイド12で長手方向に摺動自在に支持さ
れているスライドアーム13で構成され、スライドアー
ム13の下面にはハンガ2を所望の方向に向けて固定で
きるようにしてある。
【0014】バイザプレート11は金属板などをU字形
に湾曲して成り、サンバイザSの支点P側から当該サン
バイザSに嵌合する状態で着脱自在に装着できるように
してある。なお、このバイザプレート11には適度の弾
力を付与してあり、その弾力によりバイザプレート11
をサンバイザSに強固に嵌合できるようにしている。特
に、このバイザプレート11にはL字形のアーム14を
介してプロテクタ15を固定し、そのプロテクタ15の
上端をルーフRに圧着させ且つスライドアーム13の一
端に設けた触手13aの先端をフロントガラスGに圧着
させることでサンバイザSの揺動を規制できるようにし
ている。また、ガイド12はバイザプレート11の下面
に図示せぬネジで固定され、スライドアーム13を摺動
自在に支持している。そのスライドアーム13はABS
樹脂など合成樹脂製の長板であって、その一端側の上面
にはフロントガラスGに吸着する吸盤16を設け、他端
側はガイド12で摺動自在に支持されるようにしてあ
る。
【0015】一方、ハンガ2は、その上端をスライドア
ーム13の下面に固定ねじ31で固定して車内に吊設さ
れる。このハンガ2の下部にはテーブル5を設け、その
テーブル5上に撮影機Vを載置できるようにしてある。
【0016】次に、図2は本装置を分解した状態を示
す。この図に示すように、ハンガ2は上部に固定ねじ3
1を備えたベースアーム3と、このベースアーム3に対
向して連結される補助アーム4で構成してある。特に、
そのベースアーム3と補助アーム4は略L字形として結
合時にはテーブル5上に載置した撮影機Vを相互の間に
収容できるようにしてある。
【0017】テーブル5は、ハンガ2の下部に回動自在
かつ初期状態に復帰可能に取り付けられ、例えば自動車
の走行時に遠心力が作用したとき回動して撮影機Vを進
行方向の内側に配向し、遠心力が作用しなくなると初期
状態に復帰するようにしてある。特に、テーブル5はハ
ンガ2に取り付けられる基台6と、撮影機Vが固定され
る台座7で構成している。
【0018】このうち、基台6には撮影機Vによる撮影
方向と逆向きの一端側にブラケット61を一体に突設
し、そのブラケット61に重錘62を揺動自在に吊設し
て遠心力が作用したときのテーブル5の回転方向が特定
されるようにしている。なお、ハンガ2はその下部にテ
ーブル5の回動を規制する制動具32を備え、未舗装路
面を走行中の自動車内で撮影するときなどにはハンガ2
にテーブル5を固定して振動による悪影響を防止できる
ようにしている。
【0019】一方、台座7には上面に段部71を形成
し、その段部71に適合するスライド板72を調整ねじ
73で固定できるようにしてある。そのスライド板72
は撮影機Vに設けてある三脚用のねじ孔に螺入されるね
じ72aで撮影機Vの下面に固定され、段部71におけ
る適当な位置にて調整ねじ73で固定されるのであり、
このとき台座7に撮影機Vが固定されることとなる。
【0020】なお、図2において、8はベースアーム3
の内側に設けられるサポートアームである。このサポー
トアーム8は上下両端に接続部81,82を有し、上部
側の接続部81は筒状として固定ねじ31の頭部31a
に突設した接続ピン33と摺動自在に嵌合し、また下部
側の接続部82は台座7の側縁に設けた接続溝74と強
固に嵌合するようにしてある。このため、テーブル5に
振動が伝播して後述する緩衝材が変形したとき、台座7
がA方向に揺れるピッチングとB方向に揺れるローリン
グを防止することができ、しかもテーブル5の非固定時
には、サポートアーム8が接続ピン33を中心として回
転可能であるからテーブル5も回動でき撮影機Vの自動
配向機能を役立てられる。
【0021】次に、図3はテーブル5を分解した状態を
示す。この図に示すように、基台6の中央部には先端に
ねじを形成した主軸63が突設してあり、その主軸63
にはセンタブロック64が回動自在に取り付けられるよ
うにしてある。このセンタブロック64はベースアーム
3の下部に形成したU字状の切欠部34と同形を成し、
その周面には切欠部34の周面に形成した案内溝34a
に嵌合する突条64aを形成してある。また、一端側に
は軸受64bを埋設し他端側の端面にはねじ孔64cを
形成している。そして、軸受64bに嵌入した主軸63
の先端にナット65を締め付けてセンタブロック64を
回動自在に取り付け、そのセンタブロック64と切欠部
34とを嵌合してベースアーム3の下部に基台6を回動
自在に取り付けている。
【0022】ここで、ねじ孔64cには係止金具66を
介して止め具67のねじ軸部67aを螺入し、その止め
具67で係止金具66をセンタブロック64に固定して
いる。係止金具66は弾力のある腕部66aを有し、そ
の腕部66aの一部を内側に隆起させた係止部66bに
より腕部66aの間に入り込むベースアーム3の下部両
側をクランプできるようにしてある。また、止め具67
は管状部67bを有し、その管状部67bに補助アーム
4の連結ピン41(図2参照)が圧入されるようにして
ある。
【0023】一方、台座7には側面にベースアーム3を
受け入れるための切欠部75を対向して形成してある。
また、段部71の両側にはスライド板72の両端が嵌合
するガイド溝76を形成している。
【0024】次に、図4と図5にテーブル5の縦断面と
横断面を示す。図4に示すように、基台6の上部には緩
衝材Fを介して台座7が設けられ、その台座7が緩衝材
Fにて支持されるようにしてある。その緩衝材Fは円筒
状の防振ゴムであり、その内部には基台6と台座7を連
結するゴム紐rを通してある。
【0025】また、基台6に対する台座7の水平方向の
動作を任意の一方向と、その直交方向とに制限する手段
として、例えば図4および図5に示すように、基台6の
上面における長手方向両側に開口68を形成し、その開
口68に連ねて内壁面に凹形の係止部69を形成する一
方、台座7の裏面にクランク軸77を支持するブラケッ
ト78を一体に突設し、そのクランク軸77の両端部を
係止部69に係止するようにしている。特に、クランク
軸77は軸線方向に摺動自在かつ軸線周りに揺動自在に
支持されており、下部側に屈曲された両端部が基台6の
開口68を通じて係止部69に枢支されている。従っ
て、緩衝材Fを通じて台座7に振動が伝播したとき、台
座7は水平方向で回転するような動作はせず、クランク
軸77の軸線に沿って直動するか、あるいはその直交方
向に直動するようになり、それ故に台座7に固定された
撮影機の照準ずれを可及的に小さくすることができる。
【0026】ここで、クランク軸77は図のように対向
する二箇所に設けることが好ましいが、例えば一つのク
ランク軸77を台座7の長手方向に沿って摺動自在かつ
揺動自在に設け、その両端部を基台6に係止させるよう
にしてもよい。なお、係止部69を凹字形の溝として形
成せずクランク軸77の両端が摺動自在に嵌入される孔
として形成すれば、台座7のローリングやピッチングも
同時に防止することができる。
【0027】次に、図6は基台6の平面図を示す。図6
において、9は粘弾性体としての衝撃吸収ゴムであり、
本願ではその衝撃吸収ゴム9でハンガ2とテーブル5の
一部を繋いでテーブル5を初期状態に復帰させる手段と
している。特に、その衝撃吸収ゴム9は略V字形の板状
とし、その両端部を基台6の回転中心(主軸63)の両
側に固定し、中央部をベースアーム3側に向けて制動具
32に固定している。従って、制動具32をテーブル5
に圧接せしめたときにはテーブル5が固定され、その制
動具32をテーブル5から離してテーブル5を非固定状
態としたときには衝撃吸収ゴム9が伸びてテーブル5を
初期状態に復帰させるように作用する。なお、制動具3
2がテーブル5に圧接されているとき、衝撃吸収ゴム9
は無負荷状態にあって原形を維持し、永久歪を生じない
ようにしてある。
【0028】ここで、テーブル5が初期状態にあって遠
心力や振動が作用するとテーブル5が回動するようにな
るが、それら外力の除荷後には衝撃吸収ゴム9がその粘
弾性により弾性余効を示して復元するようになるから、
テーブル5は緩やかに初期状態へ復帰するようになる。
このため、撮影機による映像のぶれを防止でき滑らかな
動きのある映像を得られる。
【0029】なお、テーブル5の復帰速度を緩和する緩
速手段として、衝撃吸収ゴム9などの粘弾性体でハンガ
2とテーブル5を繋ぐ他、ハンガ2とテーブル5を従来
のように引張ばねや棒ばねなどの弾性体で連結してテー
ブル5を初期状態の方向へ付勢する一方、ハンガ2とテ
ーブル5との一部をグリースなどの粘性物を介して接触
させる方法があり、またフォークト・モデルのようにダ
ッシュポットと所定の弾性率をもつばねとを並列に繋い
だ装置でハンガ2とテーブル5の一部を連結する方法な
どがある。ここで、前者の一例を図7に示す。91は基
台6の回転中心の周りに設けた円弧溝、92は円弧溝に
対応してベースアーム3の下面に設けた突条、93は円
弧溝91と突条92の間に注入した粘性物であり、この
ときベースアーム3と基台6は例えば棒スプリング94
で連結する。
【0030】ここで、上述のような緩速手段を採用する
と、テーブル5の復帰時の回動速度は従来でその周速が
秒速数十メートルであったが、これを平均で数cm程度
にできる。
【0031】次に、図8は制動具32の斜視拡大図を示
す。この制動具32は凹字形の本体部32aの一端側を
下部側に直角に屈曲して形成した支持部32bと、本体
部32aの他端側の一部を下部側に屈曲して形成した突
部32cとを備えている。また、本体部32aには長孔
32dと上部側に向く突片32eとを形成し、その突片
32eに衝撃吸収ゴム9の中央部を係止できるようにし
てある。
【0032】次に、図9は制動具32の取付状態を示
す。この図に示すようにベースアーム3の下面には案内
溝35が形成してあり、制動具32はその案内溝35に
本体部32aの両側を嵌合して案内溝35に沿って摺動
自在に取り付けられる。本体部32aの長孔32dには
制動具32を動作させるカム36を介して固定用ねじ3
7が貫通され、その固定用ねじ37はベースアーム3に
螺入される。そして、固定用ねじ37を締め付けて制動
具32とカム36を所要位置で固定し、また固定用ねじ
37を緩めたとき制動具32とカム36が動作できるよ
うにしてある。なお、制動具32とカム36をベースア
ーム3に取り付ける方法として、リベットなどを用いる
こともできる。
【0033】図10は制動具32の取付状態を示した平
面図である。カム36は固定用ねじ37でベースアーム
3の下部に揺動自在に取り付けた偏心カムであり、その
一部には摘持部36aを一体に突設してある。特に、カ
ム36は揺動時にその周面が支持部32bと突部32c
の一方を加圧するような状態で取り付けられており、支
持部32bが加圧されたときには制動具32がテーブル
5の方向へ向けて前進し、突部32cが加圧されたとき
には後退する。制動具32は支持部32bがテーブル5
の側縁に圧接するまでカム36にて加圧され、このとき
テーブル5をハンガ2に対して固定することができる。
また、その状態でカム36を逆方向に揺動させると、そ
の周縁で突部32cが加圧されて制動具32が後退し、
テーブル5は回動可能な状態となる。なお、このとき固
定用ねじ37を締め付ければ制動具32が固定されるか
ら制動具32とテーブル5の非接触状態を保つことがで
きる。なお、カム36の一部に円弧状の溝を形成し、そ
の溝に制動具32の突部32cを位置付けるような構成
としてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、テーブルの初期状態へ
の復帰速度を緩和する緩速手段を備えたことにより、振
動や遠心力など外力の除荷後にテーブルが緩やかに復帰
するから、撮影機の動き滑らかで良質の映像が得られ
る。
【0035】特に、粘弾性をもつ衝撃吸収ゴムなどの粘
弾性体でハンガとテーブルの一部を繋いでテーブルを初
期状態に復帰させるようにしているから、テーブルを円
滑に回動させることができ、しかも構造を簡素化でき経
済的である。
【0036】また、基台に対する台座の水平方向の動作
を任意の一方向と、その直交方向とに制限する手段を備
えたことにより、緩衝材を通じて台座に大きな振動や衝
撃が伝播しても台座が回転せず直動するようになるの
で、この台座に固定される撮影機の照準が大きくずれず
方向性が安定して映像ぶれのない良質な映像を撮れる。
【0037】更に、ハンガの下部にテーブルの回動を規
制し得る制動具を備えてテーブルをハンガに固定できる
ようにしているから、未舗装路面を走行中の自動車内で
使用するときにはテーブルをハンガに固定して振動によ
る悪影響を防止でき、また高速道路を走行中の自動車内
などで使用するときにはテーブルを非固定状態にして撮
影機を進行方向などに配向できる。しかも、その制動具
を動作させるカムを備えているから、テーブルを固定、
非固定にする時の操作性が良好であり、制動具に衝撃吸
収ゴムの一部を固定したときなどでも制動具を円滑に動
作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車内に撮影機を吊り下げた状態を示す側面
【図2】本発明に係わる撮影機の保持装置を示す斜視分
解図
【図3】テーブルを分解した状態を示す斜視図
【図4】テーブルの縦断面図
【図5】テーブルの横断面図
【図6】基台の平面図
【図7】本発明の他の実施形態を示した要部断面図
【図8】制動具の斜視拡大図
【図9】制動具の取付状態を示す断面図
【図10】制動具の取付状態を示す平面図
【符号の説明】
1 固定具 2 ハンガ 3 ベースアーム 32 制動具 36 カム 4 補助アーム 5 テーブル 6 基台 68 開口 69 係止部 7 台座 77 クランク軸 78 ブラケット 8 サポートアーム 9 衝撃吸収ゴム 91 円弧溝 92 突条 93 粘性物 94 弾性具 V 撮影機 F 緩衝材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動系の一部に吊設されるハンガの下部
    に、撮影機を載置するテーブルを回動自在かつ初期状態
    に復帰可能に取り付けた撮影機の保持装置において、前
    記テーブルの初期状態への復帰速度を緩和する緩速手段
    を備えたことを特徴とする撮影機の保持装置。
  2. 【請求項2】 振動系の一部に吊設されるハンガの下部
    に、撮影機を載置するテーブルを回動自在かつ初期状態
    に復帰可能に取り付けた撮影機の保持装置において、前
    記ハンガと前記テーブルとの一部を粘弾性体で繋いでテ
    ーブルを初期状態に復帰させる手段としたことを特徴と
    する撮影機の保持装置。
  3. 【請求項3】 粘弾性体は、衝撃吸収ゴムであることを
    特徴とする請求項2に記載した撮影機の保持装置。
  4. 【請求項4】 粘弾性体は、略略V字形の衝撃吸収ゴム
    として両端部をテーブルの回転中心の両側に固定し、中
    央部をハンガの一部に固定したことを特徴とする請求項
    2に記載した撮影機の保持装置。
  5. 【請求項5】 基台の上部に緩衝材を介して撮影機が固
    定される台座を設けた撮影機の保持装置において、前記
    基台に対する台座の水平方向の動作を任意の一方向と、
    その直交方向とに制限する手段を備えたことを特徴とす
    る撮影機の保持装置。
  6. 【請求項6】 振動系の一部に吊設されるハンガの下部
    に、撮影機が載置されるテーブルを回動自在かつ初期状
    態に復帰可能に取り付けた撮影機の保持装置において、
    前記ハンガは前記テーブルの回動を規制する制動具と該
    制動具を動作させるカムを備え、前記制動具には前記テ
    ーブルに圧接される支持部と前記カムで加圧される突部
    を形成して前記支持部が前記テーブルに圧接したときに
    該テーブルが初期状態で固定されるようにしたことを特
    徴とする撮影機の保持装置。
JP7322839A 1995-12-12 1995-12-12 撮影機の保持装置 Expired - Lifetime JP2790992B2 (ja)

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