JPH09162989A - 構内交換機−サーバ連携システム - Google Patents

構内交換機−サーバ連携システム

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JPH09162989A
JPH09162989A JP7322805A JP32280595A JPH09162989A JP H09162989 A JPH09162989 A JP H09162989A JP 7322805 A JP7322805 A JP 7322805A JP 32280595 A JP32280595 A JP 32280595A JP H09162989 A JPH09162989 A JP H09162989A
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JP7322805A
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Wakana Noguchi
若菜 野口
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構内交換機からサーバへの通信回数・量を削
減する。 【解決手段】 構内交換機内端末管理メモリ15とサー
バ内端末管理メモリ1Bに電話端末番号を記憶してお
く。電話端末の空/塞がり状態が遷移したときに、ビッ
トマップ編集部16は内線インターフェース11を介し
て状態の遷移を認識して、当該電話端末の電話端末番号
を構内交換機内端末管理メモリ15から取得して、端末
空/塞がりビットマップ中の電話端末番号に対応する位
置のビットをオン又はオフにする。送信データ作成部1
7は、1秒毎に、端末空/塞がりビットマップを読みと
って1000電話端末分のデータをデータ送信部18に
送り、データ送信部18がサーバ24に送信する。デー
タ受信部19は、データを受信してビットマップ復元部
1Aに送り、ビットマップ復元部1Aが端末空/塞がり
ビットマップをサーバ24内に復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバとこのサー
バに接続された構内交換機とで構成されて、構内交換機
に収容されている内線端末に係る内線端末情報を構内交
換機がサーバへ送信して、内線端末情報を受信したサー
バが内線端末情報を用いて所定の処理を行う構内交換機
−サーバ連携システムに関する。
【0002】
【従来の技術】構内交換機−サーバ連携システム(構内
交換機−コンピュータ連携システム)では、受付台(中
継台)端末から、構内交換機内に収容されていて当該受
付台端末に割り当てられている電話端末の空/塞がり情
報を見るために、サーバ側から構内交換機を介して当該
構内交換機の収容する電話端末の状態監視(モニタ登
録)を行っていて、サーバから各受付台端末に電話端末
の空/塞がり情報を配信していた。
【0003】図2は、従来の構内交換機−サーバ連携シ
ステムの構成を示したものであり、電話端末211〜2
1nと受付台端末221〜223とを収容する構内交換
機23と、サーバ24とからなっている。
【0004】構内交換機23は、端末211〜21nと
受付台端末221〜223とを収容していて、電話端末
211〜21nと受付台端末221〜223と図示しな
い外線との間の交換を行うものである。サーバ24は、
構内交換機23に接続されていて、構内交換機23から
受け取った各電話端末の空/塞がり情報をサーバ24に
接続された受付台端末221〜223に配信するもので
ある。
【0005】このような構内交換機−サーバ連携システ
ムにおいて、電話端末211〜21nの空/塞がり情報
を見るときの動作を以下に説明する。
【0006】電話端末211〜21nの何れかの空/塞
がりの状態が遷移したときに、構内交換機23は、その
状態の遷移を検出する度に、当該電話端末の端末識別情
報と空/塞がり情報とをサーバ24に送信する。
【0007】図3は、この時構内交換機23からサーバ
に送信されるデータの形態の一例を示したものであり、
共通データエリアと個別データエリア(モニタ対象端末
情報と発呼・着信種別)とからなっている。なお、図3
に示したデータの形態は、European Comp
uter Manufacturers Associ
ation(構内交換機−サーバ連携システムのヨーロ
ッパ標準)に準拠したものである。
【0008】共通データエリアは構内交換機23からサ
ーバ24へデータを送信する時の通信プロトコルによっ
て定められた通信に必須のデータエリアであり、通信プ
ロトコルとしてX.25(LAPB)を想定したときに
は共通エリアは16×45ビット必要になる。
【0009】モニタ対象端末情報は、空/塞がりの状態
が遷移した電話端末211〜21nを識別する情報であ
り、16×7ビット程度の容量が必要である。
【0010】発呼・着信種別は、当該電話端末211〜
21nがどの状態(空/塞がり)に遷移したかを示すも
のであり、ここでは16×2ビットの容量を確保してい
る。
【0011】このような形態のデータを受信したサーバ
24は、必要があれば加工した上でその情報をサーバに
接続された所定の受付台端末221〜223に配信し、
当該受付台端末221〜223がその情報を参照する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構内交換機−サーバ連携システムでは、電話端末211
〜21nの何れかの空/塞がりの状態が遷移する度に構
内交換機23がその情報をサーバ24に送信していたの
で、構内交換機とサーバの通信が頻発に発生して、さら
に通信を行うときに当該端末の識別情報を送信する必要
があったので、構内交換機23に高い処理能力が要求さ
れ、処理が追いつかないときには、電話端末211〜2
1nの使用を制限せざるをえなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、サー
バとこのサーバに接続された構内交換機とで構成され
て、構内交換機に収容されている内線端末に係る内線端
末情報を構内交換機がサーバへ送信して、内線端末情報
を受信したサーバが内線端末情報を用いて所定の処理を
行う構内交換機−サーバ連携システムにおいて、以下の
手段を備えたことを特徴とする。
【0014】すなわち、構内交換機が、複数の内線端末
に係る内線端末情報を記憶しておく内線端末情報記憶手
段と、周期的に、上記内線端末情報記憶手段に記憶され
た内線端末情報を、規定の台数分だけ所定の順に、サー
バへ送信する周期送信手段とを備え、サーバが、構内交
換機から内線端末情報を受信して格納する内線端末情報
受信手段を備えた。
【0015】請求項1の発明では、構内交換機内で、内
線端末情報記憶手段が複数の内線端末に係る内線端末情
報を記憶して、周期送信手段が周期的に内線端末情報記
憶手段に格納された内線端末情報を規定の台数分だけ所
定の順にサーバへ送信することにより、受信した内線端
末情報の順序によって当該内線端末情報がどの内線端末
に対応しているかを識別可能にして、サーバ内で、内線
端末情報受信手段が構内交換機から内線端末情報を受信
して格納する。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、内線端末情報受信手段が、受信した内線端末情報の
受信順によって対応する内線端末を識別する内線端末識
別部を備え、受信した内線端末情報を、対応する内線端
末を識別できる形式で格納することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態における構内交
換機−サーバ連携システムの基本的な構成は図2に示し
た従来の構成と同じであるが、後述するように構内交換
機23内の制御装置の機能構成とサーバ24の機能構成
が従来と異なる。なお、第1の実施の形態における構内
交換機23は1000台の電話端末211〜21nを収
容しているものとする。
【0018】図1は、第1の実施の形態における構内交
換機−サーバ連携システムの機能構成を詳細に示したも
のである。構内交換機23は、内線インターフェース1
1、スイッチ12、及び受付台インターフェース13
と、制御装置14とからなり、図2との対応部分には同
一符号を付して示した。
【0019】内線インターフェース11は、電話端末2
11〜21n等の通信端末と構内交換機23との間のイ
ンターフェースであり、スイッチ12と制御装置14に
接続されている。スイッチ12は、通信情報を指定され
た方路に向けて切り替え接続するための回路網である。
受付台インターフェース13は、受付台端末221〜2
23と構内交換機23とのインターフェースであり、ス
イッチ12と制御装置14に接続されている。制御装置
14は、構内交換機23内の各部を制御するものであ
り、マイクロプロセッサやメモリー等と、マイクロプロ
セッサ上で走行するソフトウェアとで構成されるが、機
能的には図1に示すように、端末管理メモリ15、ビッ
トマップ編集部16、及び送信データ作成部17とデー
タ送信部18とからなる。
【0020】第1の実施の形態における最も特徴的な部
分は制御装置14及びサーバ24内の機能構成にあり、
以下にその詳細を説明する。
【0021】端末管理メモリ15は、電話端末211〜
21n毎に話中番号を保持しておくものであり、ビット
マップ編集部16から参照される。また、後述するよう
にサーバ24内にも端末管理メモリ1Bがあり、制御装
置14及びサーバ24内で同じ値が記憶されている。
【0022】図4は、端末管理メモリ15,1Bの構成
を示したものであり、少なくとも電話端末211〜21
n毎に話中番号を保持している。ここで、話中番号とは
構内交換機−サーバ連携システムの保守担当者が各電話
端末211〜21n一台に付き1つづつ割り振った論理
的な番号(例えば電話端末番号)である。
【0023】ビットマップ編集部16は、各電話端末2
11〜21nの空/塞がりの状態の遷移を内線インター
フェース11を介して検出して、構内交換機内端末管理
メモリ15から当該電話端末の話中番号を取得して、後
述する端末空/塞がりビットマップ中の話中番号に対応
する位置のビットを各電話端末の空/塞がり状態に応じ
てオン又はオフにするものである。
【0024】図5は、端末空/塞がりビットマップを示
したものである。端末空/塞がりビットマップは、構内
交換機−サーバ連携システムが管理する電話端末211
〜21nの空/塞がりの状態をビットのオン・オフの形
で管理しておくためのものであり、ビットマップ編集部
16によって管理される。なお、端末空/塞がりビット
マップの各ビットは話中番号に1対1で対応していて、
話中番号順に並んでいる。また、後述するようにサーバ
24内のビットマップ復元部1Aは、受信データから、
図5に示したものと同じ形式の端末空/塞がりビットマ
ップ(サーバ内)を復元(作成)する。
【0025】送信データ作成部17は、1秒周期で10
00台分の電話端末211〜21nの空/塞がり状態の
情報をビットマップ編集部16の管理する端末の空/塞
がりビットマップから読みとってデータを編集して、編
集後の送信データをデータ送信部18に渡すものであ
る。
【0026】図6に、このとき送信データ作成部17に
よって編集されてデータ送信部18に渡される送信デー
タの構成を示す。送信データは共通データエリアと個別
データエリアからなり、共通データエリアは従来と同じ
であるので説明は省略する。個別データエリアは従来と
は異なって、10組の情報要素識別子とビットマップと
の対で構成される。
【0027】情報要素識別子は、当該ビットマップが端
末空/塞がり情報を示すデータであることを識別するた
めのものであり、情報要素識別子1つあたり16×2ビ
ット(32ビット)の容量を持つ。
【0028】ビットマップは、端末空/塞がり情報をビ
ットのオン・オフであらわしたものであり、1つのビッ
トマップは16×7ビット(112ビット)の容量を持
ち100台分の電話端末の空/塞がり情報を表現する。
100台分の電話端末211〜21nの空/塞がり情報
を表現するには100ビットで十分であるが、16の倍
数のビットを単位としたほうが管理が容易であるので、
ここでは残りの12ビットをダミーとして取り扱う。
【0029】データ送信部18は、構内交換機23から
サーバ24へデータの送信をおこなうものであり、送信
データ作成部17からサーバ24へ渡すデータを受け取
って当該データをサーバへ渡す。
【0030】また、サーバ24は、図1に示したよう
に、少なくともデータ受信部19、及びビットマップ復
元部1Aと端末管理メモリ1Bを備えていてる。
【0031】データ受信部19は、構内交換機23から
図6に示した形式のデータを受信するものであり、受信
したデータの個別データエリアはデータ受信部19から
後述するビットマップ復元部1Aに渡される。
【0032】ビットマップ復元部1Aは、受信データの
個別データエリアをデータ受信部19から受け取って、
情報要素識別子が当該ビットマップが端末空/塞がり情
報を示すデータであることを示している場合に、当該情
報要素識別子に対応するビットマップから、図5に示し
た端末空/塞がりビットマップをサーバ24内に復元
(作成)する。
【0033】サーバ内端末管理メモリ1Bは、電話端末
211〜21n毎に話中番号を保持しておくものであ
り、上述したように、構内交換機内端末管理メモリ15
と同じ値が記憶されている。
【0034】以下に、第1の実施の形態における構内交
換機−サーバ連携システムの動作を説明する。
【0035】あらかじめ、構内交換機内端末管理メモリ
15とサーバ内端末管理メモリ1Bに話中番号(同じ
値)を記憶しておく。
【0036】まず、電話端末211〜21nの何れかの
空/塞がり状態が遷移したときの構内交換機の動作を図
7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0037】電話端末211〜21nの何れかが空き状
態からオフフック状態に遷移したときに、ビットマップ
編集部16は内線インターフェース11を介してその状
態の遷移を認識して、当該電話端末の話中番号を構内交
換機内端末管理メモリ15から参照して、端末空/塞が
りビットマップ中の話中番号に対応する位置のビットを
オンにする(ステップ701,702,703)。
【0038】その後、当該電話端末の通話が終了してオ
ンフック状態になったときに、ビットマップ編集部16
は、内線インターフェース11を介してその状態の遷移
を認識して、当該電話端末の話中番号を構内交換機内端
末管理メモリ15から参照して、端末空/塞がりビット
マップ中の話中番号に対応する位置のビットをオフにし
て、当該電話端末は空き状態になる(ステップ704,
705,706,707)。
【0039】また、電話端末211〜21nの何れかに
何らかの障害が発生したとき、あるいは保守担当者が当
該電話端末211〜21nの何れかを使用不可の状態
(コマンド閉塞)に設定したときは、ビットマップ編集
部16が内線インターフェース11を介してその状態の
遷移を認識して、当該電話端末の話中番号を構内交換機
内端末管理メモリ15から参照して、端末空/塞がりビ
ットマップ中の話中番号に対応する位置のビットをオン
にする(ステップ701,708,703)。
【0040】その後、当該電話端末の通話の障害が回復
したとき、あるいは保守担当者が当該電話端末を使用可
能状態に設定したときに、ビットマップ編集部16は、
内線インターフェース11を介してその状態の遷移を認
識して、当該電話端末の話中番号を構内交換機内端末管
理メモリ15から受け取り、端末空/塞がりビットマッ
プ中の話中番号に対応する位置のビットをオフにして、
当該電話は空き状態(使用可能状態)になる(ステップ
709,710,706,707)。
【0041】次に、電話端末211〜21nの空/塞が
り情報をサーバ24へ送信するときの構内交換機の動作
を図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0042】送信データ作成部17は、1秒毎に、ビッ
トマップ編集部16から端末空/塞がりビットマップを
読みとって1000電話端末分のビットマップを図6に
示した形式にデータを編集して、編集後の送信データを
データ送信部18に送る(ステップ801〜803)。
【0043】データ送信部18は、送信データを送信デ
ータ作成部17から受け取って、サーバ24に当該送信
データを送信する(ステップ804)。
【0044】最後にサーバ24の動作を以下に説明す
る。
【0045】サーバ24内のデータ受信部19は、構内
交換機23内のデータ送信部18から図6に示した形式
でデータを受信して、データ内の個別データエリアをビ
ットマップ復元部1Aに送る。
【0046】個別データエリアを受け取ったビットマッ
プ復元部1Aは、情報要素識別子が当該ビットマップが
端末空/塞がり情報を示すデータであることを示してい
る場合に、当該情報要素識別子に対応するビットマップ
から、図5に示した端末空/塞がりビットマップをサー
バ24内に復元(作成)する。
【0047】その後、サーバ23は、端末空/塞がりビ
ットマップを各受付台端末221〜223毎にデータを
振り分けて、また必要があればサーバ内端末管理メモリ
1Bを参照して端末の空/塞がり情報を加工した上で、
端末の空/塞がり情報を当該受付台端末に配信する。そ
の後、受付台端末221〜223では、テナントや各フ
ロアの座席情報、個人、テナントの詳細情報等と共に端
末の空/塞がり情報を組み合わせ、所望のサービスを提
供する。
【0048】このように、構内交換機23とサーバ24
内にそれぞれ端末空/塞がりビットマップと端末管理メ
モリ15,1Bを設けて、両方の端末空/塞がりビット
マップの格納順を話中番号順にして、両方の端末管理メ
モリ15,1Bに同じ値(話中番号)を保持しておくこ
とによって、構内交換機23からサーバ24へのデータ
送信のときに端末識別を行うための情報を送る必要がな
くなる。
【0049】以上のように第1の実施の形態によれば、
あらかじめ端末管理メモリ15,1Bに話中番号を記憶
しておき、ビットマップ編集部16が電話端末211〜
21nの端末空き/塞がり状態が遷移したときに当該電
話端末の話中番号を構内交換機内端末管理メモリ15か
ら参照して、端末空/塞がりビットマップ中の話中番号
に対応する位置のビットをオン・オフして、送信データ
作成部17が、1秒毎に、ビットマップ編集部16から
端末空/塞がりビットマップを読みとって1000電話
端末分のビットマップを編集して、編集後の送信データ
をデータ送信部18に送り、データ送信部18がサーバ
24に当該送信データを送信して、サーバ24内のデー
タ受信部19はデータを受信して、データ内の個別デー
タエリアをビットマップ復元部1Aに送り、ビットマッ
プ復元部1Aが、情報要素識別子が当該ビットマップが
端末空/塞がり情報を示すデータであることを示してい
る場合に、当該情報要素識別子に対応するビットマップ
から、端末空/塞がりビットマップをサーバ24内に復
元するするようにしたので、構内交換機とサーバ間の通
信回数を減らすことができ、さらに、端末識別情報を送
信する必要がなくなり、単位時間当たりの構内交換機か
らサーバへの送信データ量を削減することが可能にな
る。
【0050】1つの構内交換機に1000台の電話端末
を収容しているとすると、従来の図3に示した形態で
は、1度にサーバへ送信するデータ量は(45+7+
2)×16ビット(864ビット)になる。また、当該
構内交換機の呼量が8000BHCA(Busy Ho
ur Call Attempt)であるとすると、1
回の通信で発呼(着信)と切断で2回の通信が必要にな
り、1時間当たりの通信回数は8000×2回(160
00回)になる。したがって、1時間当たりの通信量は
864×16000=13,824,000ビットにな
る。
【0051】同じ条件で第1の実施の形態における1回
あたりのサーバへ送信するデータ量は、(45+(2+
7)×10)×16ビット(2160ビット)になる。
また、1時間当たりの通信回数は、1秒周期でデータを
送信するので、3600回必要になる。従って、1時間
当たりのサーバへ送信するデータ量は、2160×36
00=7,776,000ビットになる。
【0052】このように、第1の実施の形態における通
信回数は従来の3600÷16000=0.225(約
4分の1)になり、1時間当たりのサーバへ送信するデ
ータ量は7776000÷13824000=0.56
25(約2分の1)になり、通信回数と単位時間当たり
のサーバへ送信するデータ量を少なくすることができ
る。なお、当該構内交換機が収容する電話端末の数(回
線数)や当該構内交換機の呼量が多くなるほど、通信回
数と単位時間当たりのサーバへ送信するデータ量は共に
従来との差が顕著にあらわれる。
【0053】(その他の実施の形態)第1の実施の形態
では、1000台の電話端末211〜21nを収容して
いる構内交換機23を例に説明したが、収容している電
話端末211〜21nの台数は任意であり、例えば20
00台の電話端末211〜21nを収容しているとする
と、送信データ作成部17は、前回送信した1000台
分の電話端末211〜21nの空/塞がり情報とは別の
1000台分の電話端末211〜21nの空/塞がり情
報を編集して編集後のデータをデータ送信部18に渡す
ようにすればよい、この場合、各1000台分の電話端
末211〜21nの空/塞がり情報は2秒周期で編集さ
れてデータ送信部18に渡される。
【0054】また、第1の実施の形態では、1秒周期に
1000台(電話端末)分の情報を送信するようにした
が、周期及び台数は任意に設定できる。同様に、サーバ
へ送信するデータの形式も他の形式でもよい。
【0055】さらに、第1の実施の形態では、収容する
全ての電話端末211〜21nに話中番号を設定するよ
うにしたが、モニタ登録対象の電話端末211〜21n
にのみ任意の論理的な番号を設定して、話中番号の設定
された電話端末の空/塞がり情報のみを端末空/塞がり
ビットマップに設定する用にしてもよい。
【0056】さらにまた、第1の実施の形態では、端末
管理メモリ15,1Bを設定してから端末空/塞がりビ
ットマップを編集するようにしたが、端末管理メモリ1
5,1Bを設けずにビットマップ編集部が電話端末の物
理的な収容位置に対応する端末空/塞がりビットマップ
のビットをオン又はオフに設定するようにしてもよい。
【0057】なお、第1の実施の形態では、空/塞がり
情報のみを送信するようにしたが、空/塞がり情報以外
の他の情報にも同様に適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
内交換機内で、内線端末情報記憶手段が複数の内線端末
に係る内線端末情報を記憶して、周期送信手段が周期的
に内線端末情報記憶手段に格納された内線端末情報を規
定の台数分だけ所定の順にサーバへ送信することによ
り、受信した内線端末情報の順序によって当該内線端末
情報がどの内線端末に対応しているかを識別可能にし
て、サーバ内で、内線端末情報受信手段が構内交換機か
ら内線端末情報を受信して格納するようにしたので、構
内交換機とサーバ間の通信回数を減らすことができ、さ
らに、単位時間当たりの構内交換機からサーバへの送信
データ量を削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における構内交換機−サーバ
連携システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】構内交換機−サーバ連携システムのハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図3】従来のサーバへ送信するデータの形式を示す図
である。
【図4】第1の実施の形態における端末管理メモリの構
成を示す図である。
【図5】第1の実施の形態における端末空/塞がりビッ
トマップの構成を示す図である。
【図6】第1の実施の形態におけるサーバへ送信するデ
ータの形式を示す図である。
【図7】第1の実施の形態における端末空/塞がりビッ
トマップの更新の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図8】第1の実施の形態における端末空/塞がりビッ
トマップの読み取りからサーバへのデータの送信までの
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 内線インターフェース 15,1B 端末管理メモリ 16 ビットマップ編集部 17 送信データ作成部 18 データ送信部 19 データ受信部 1A ビットマップ復元部 23 構内交換機 24 サーバ 211〜21n 電話端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバとこのサーバに接続された構内交
    換機とで構成されて、構内交換機に収容されている内線
    端末に係る内線端末情報を構内交換機がサーバへ送信し
    て、内線端末情報を受信したサーバが内線端末情報を用
    いて所定の処理を行う構内交換機−サーバ連携システム
    において、 上記構内交換機が、複数の内線端末に係る内線端末情報
    を記憶しておく内線端末情報記憶手段と、 周期的に、上記内線端末情報記憶手段に記憶された内線
    端末情報を、規定の台数分だけ、所定の順に、サーバへ
    送信する周期送信手段とを備え、 上記サーバが、上記構内交換機から内線端末情報を受信
    して格納する内線端末情報受信手段を備えたことを特徴
    とする構内交換機−サーバ連携システム。
  2. 【請求項2】 上記内線端末情報受信手段は、受信した
    内線端末情報の受信順によって対応する内線端末を識別
    する内線端末識別部を備え、 受信した内線端末情報を、対応する内線端末を識別でき
    る形式で格納することを特徴とする請求項1に記載の構
    内交換機−サーバ連携システム。
  3. 【請求項3】 上記内線端末情報が、内線端末が発信及
    び又は着信可能であるか否かの状態を示す情報であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の構内交換機−サ
    ーバ連携システム。
  4. 【請求項4】 上記周期送信手段は、内線端末情報の各
    属性をビットのオン・オフの形でサーバへ送信すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の構内交換機
    −サーバ連携システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112183770A (zh) * 2019-07-04 2021-01-05 中国石油天然气集团有限公司 野外设备管理方法及管理分机

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