JPH09162372A - 電極材料及びこれを用いた容量素子 - Google Patents

電極材料及びこれを用いた容量素子

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JPH09162372A
JPH09162372A JP7347409A JP34740995A JPH09162372A JP H09162372 A JPH09162372 A JP H09162372A JP 7347409 A JP7347409 A JP 7347409A JP 34740995 A JP34740995 A JP 34740995A JP H09162372 A JPH09162372 A JP H09162372A
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JP
Japan
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electrode
platinum
film
lower electrode
alloy
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JP7347409A
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English (en)
Inventor
Zenichi Akiyama
善一 秋山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れた下部電極を備えた容量素子を
提供する。 【解決手段】 シリコン基板10上に形成した酸化膜1
1上にチタン等からなる接着層12を形成し、その上に
白金を主成分とし、白金と白金族元素からなる合金層を
下部電極13として堆積させる。下部電極13上に強誘
電体膜14と、下部電極13と同じ組成の白金合金膜に
よる上部電極15とを堆積させる。上部電極15および
下部電極13は例えば、ロジウムを3〜25wt%含む
白金−ロジウム合金で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白金を主成分と
し、白金とこれ以外の白金族元素との合金材料からなる
電極材料、およびこの電極材料を用いた容量素子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMの記憶素子部は通常、1つのト
ランジスタと1つの容量部から形成される。容量部の容
量膜は上下の多結晶膜で挟まれた窒化膜系薄膜で形成さ
れていたが、窒化膜系の容量膜は薄膜化の限界に近づき
つつある。また、トレンチ形やスタック形などの立体構
造の容量素子が試みられているが、このようにすると形
状が非常に複雑になり、加工が難しくなる。そこで、誘
電率の高い膜(高誘電膜)を容量膜として用いる記憶素
子や、同じ素子構成で残留分極を持つ強誘電体薄膜を用
いる記憶素子の開発が活発化している。
【0003】半導体記憶素子の容量素子部にこれらの高
誘電率材料および強誘電体薄膜を用いる場合、下部電極
には酸化に対して安定な白金が用いられる。強誘電体を
不揮発性記憶素子に利用した例として、IEEE Internati
onal Solid-State CircuitsConference, Digest of Tec
hnical Papers (1989)p.242 に掲載されているよう
に、この白金は酸化膜上に形成されるのが一般的であ
る。
【0004】しかし、白金は酸化膜との密着性が悪く、
剥離してしまうため、白金膜と酸化膜との間に接着層
(adhesive layer)としてチタン層が形成されている。
従来これらの白金膜、チタン膜は蒸着法あるいはスパッ
タリング法で低温成膜により形成される。また、高誘電
率薄膜および強誘電体薄膜の堆積方法としては一般にS
ol−gel法、スパッタリング法およびMOCVD法
が用いられる。Sol−gel法では、原料を基板に塗
布した後、前記誘電体の結晶化温度以上に基板を加熱す
ることにより結晶化誘電体薄膜を得ている。
【0005】ここで前記誘電体材料について技術用語の
区別を示す。高誘電率材料とはここでは、チタン酸バリ
ウムストロンチウム等の、室温において常誘電体である
材料を意味し、相転移温度以下では強誘電体になってい
る。従って材料的な分類の正確な記述としては強誘電体
の常誘電相に該当する。また、不揮発性記憶素子に応用
される強誘電体とはジルコン酸チタン酸鉛、ジルコン酸
チタン酸ランタン鉛等の強誘電相−常誘電相転移温度が
十分室温より高い温度にある材料である。先の結晶化温
度は、高誘電率材料のチタン酸バリウムストロンチウム
では600℃程度、鉛系強誘電体ではやはり600℃程
度である。ビスマス層状構造強誘電体は、その特性を十
分に引き出すには800℃のプロセス温度を必要として
いる。
【0006】スパッタリング法では2つの方法がある。
第1の方法は、低い基板温度で強誘電体薄膜を堆積さ
せ、その後、強誘電体の結晶化温度以上で熱処理を行っ
て強誘電体薄膜を作製するものである。第2の方法は、
基板を強誘電体の結晶化温度以上にあらかじめ加熱し
て、成膜と同時に膜を結晶化させて強誘電体薄膜を形成
するものである。MOCVD法では、基板を強誘電体の
結晶化温度以上に加熱してから原料ガスを供給し、成膜
と同時に膜を結晶化させることにより強誘電体薄膜を形
成している。
【0007】ところで、強誘電体を作製する際の下部電
極である白金層と、酸化膜と白金層との接着層であるチ
タン層とは一般に、酸化膜上に低温で形成される。そし
て、この上に強誘電体の薄膜を作製する場合には、上述
のいずれかの従来法においても、どこかの段階で強誘電
体の結晶化温度以上に基板を加熱する必要がある。その
結果、下地の白金層とチタン層は合金化し、結晶粒が形
成される。この結晶粒成長の結果として下部電極の表面
形態はヒロック、またはボイドが発生し平滑な表面とは
異なってくる。このような平滑でない表面に高誘電体や
強誘電体薄膜を形成し、上部電極を配置させた容量素子
を作製した場合、その突起部などで電界集中が発生し、
以下の不具合が生じる。
【0008】高誘電体を用いた記憶素子の容量素子で
は、電界集中により膜のリーク電流密度が上昇する。強
誘電体を用いた不揮発性記憶素子では、そのリーク電流
密度の許容値は先の素子ほどではないが、分極反転回数
に伴う強誘電性の劣化(ファディーグ)が電界集中部か
ら発生し、この欠陥により多種の構造欠陥、組成分布発
生が加速され機能破壊が生じている。
【0009】この問題を解決するための技術として、例
えば特開平7−3431号公報に、強誘電体の結晶化温
度以上で下地層を形成し、その上にPZT,PLZT薄
膜を形成することで、リール電流の少ない良好な強誘電
体特性を得るものが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の方法では、基板加熱による下部電極堆積によってスル
ープットが低下する問題が伴う。また、結晶粒成長は温
度と時間の関係からその後の誘電体膜堆積時、または後
の熱履歴で十分成長できるものであり、完全なヒロック
防止には至らない。さらに白金、チタンの合金層が酸化
膜上に形成されるため、従来の接着層としてのチタン層
の機能が損なわれ、後の半導体装置としての各種工程中
に膜剥離が生じる可能性が含まれている。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、半導体記憶素子における容量素子部の
下部電極の耐熱性を高めることにあり、そのために下部
電極を、高誘電体薄膜または強誘電体薄膜の形成温度に
おいて十分耐熱性を有する材料によって構成したもので
ある。
【0012】すなわち本発明は、上記目的を達成するた
めに、白金を主成分とし、白金とこれ以外の白金族元素
との合金材料により膜を形成するとともに、この合金膜
の耐熱性評価を行うことにより最適な組成を抽出したも
のであり、半導体記憶素子の課題であるファディーグフ
リーあるいはリーク特性に優れた容量素子を提供するこ
とを目的としている。
【0013】具体的には、(1)白金−ロジウム合金の
合金比率を最適化することにより、下部電極材料の耐熱
性を高めること、(2)白金−パラジウム合金の合金比
率を最適化することにより、下部電極材料の耐熱性を高
めること、(3)白金−ルテニウム合金の合金比率を最
適化することにより、下部電極材料の耐熱性を高めるこ
と、(4)白金−イリジウム合金の合金比率を最適化す
ることにより、下部電極材料の耐熱性を高めること、
(5)上記(1)〜(4)の合金を容量素子の電極材料
として使用し、強誘電体薄膜からなる容量素子を作製す
ることにより、ファディーグフリーな容量素子を提供す
ること、(6)上記(1)〜(4)の合金を容量素子の
電極材料として使用し、高誘電体薄膜からなる容量素子
を作製することにより、リーク特性に優れた容量素子を
提供すること、(7)上記(1)〜(4)の合金を容量
素子の電極材料として使用するとともに、導電性酸化物
薄膜を強誘電体薄膜間に挿入した容量素子を作製するこ
とにより、ファディーグフリーな容量素子を提供するこ
と、(8)上記(1)〜(4)の合金を容量素子の電極
材料として使用するとともに、導電性酸化物薄膜を高誘
電体薄膜間に挿入した容量素子を作製することにより、
リーク特性に優れた容量素子を提供すること、を目的と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の容量素
子用電極材料は、基板上に形成される下部電極と、この
下部電極上に形成される誘電体薄膜と、この誘電体薄膜
上に形成される上部電極とを備えて構成される容量素子
において、前記上部電極および下部電極の電極材料が、
白金を主成分とし、白金とこれ以外の白金族元素との合
金材料であることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の容量素子用電極材料は、
請求項1においてロジウムを3〜25wt%含む白金−
ロジウム合金であることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の容量素子用電極材料は、
請求項1においてパラジウムを15〜30wt%含む白
金−パラジウム合金であることを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の容量素子用電極材料は、
請求項1においてルテニウムを6〜15wt%含む白金
−ルテニウム合金であることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の容量素子用電極材料は、
請求項1においてイリジウムを5〜13wt%含む白金
−イリジウム合金であることを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の容量素子は、基板上に形
成される下部電極と、この下部電極上に形成される誘電
体薄膜と、この誘電体薄膜上に形成される上部電極とを
備えて構成される容量素子において、前記上部電極およ
び下部電極の電極材料が、白金を主成分とし、白金とこ
れ以外の白金族元素との合金材料であることを特徴とす
る。
【0020】請求項7に記載の容量素子は、請求項6に
おいて前記誘電体薄膜が強誘電体膜であり、上部電極お
よび下部電極が請求項2〜5のいずれか一つの項に記載
の合金材料からなることを特徴とする。
【0021】請求項8に記載の容量素子は、請求項6に
おいて前記誘電体薄膜が高誘電体膜であり、上部電極お
よび下部電極が請求項2〜5のいずれか一つの項に記載
の合金材料からなることを特徴とする。
【0022】請求項9に記載の容量素子は、請求項7に
おいて前記強誘電体膜に接する第1の上部電極および下
部電極が導電性酸化物材料からなり、この第1の電極に
接する第2の上部電極および下部電極が請求項2〜5の
いずれか一つの項に記載の合金材料からなることを特徴
とする。
【0023】請求項10に記載の容量素子は、請求項8
において前記高誘電体膜に接する第1の上部電極および
下部電極が導電性酸化物材料からなり、この第1の電極
に接する第2の上部電極および下部電極が請求項2〜5
のいずれか一つの項に記載の合金材料からなることを特
徴とする。
【0024】本発明によれば、高誘電体薄膜または強誘
電体薄膜を形成する際の熱履歴において、電極膜の表面
形態を損ねることがなく、電界集中などによる欠陥部が
なくなるので、高品質の容量素子が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による強誘電体容
量素子の概念的な構造を示す断面図である。この容量素
子では、シリコン基板10上に形成した酸化膜11上に
チタン等の接着層12が形成され、その上に白金を主成
分とし、白金と白金族元素からなる合金層が下部電極1
3として堆積されている。この下部電極13上には強誘
電体膜14と、下部電極13と同じ組成の白金合金膜に
よる上部電極15が堆積されている。
【0026】図2は、高誘電体容量素子の概念的な構成
を示す断面図である。この容量素子では層間絶縁膜21
に、下層の素子とのコンタクトをとるためのコンタクト
ホール22が開孔され、このコンタクトホール22にタ
ングステン材料からなる埋め込み電極23が埋め込まれ
ている(あるいは多結晶シリコンの埋め込み電極であっ
てもよい)。この埋め込み電極23の上部に窒化チタン
膜24が接着層として堆積され、その上に白金を主成分
とし、白金と白金族元素からなる合金層が下部電極25
として堆積されている。この下部電極25の上部に高誘
電体膜26と、下部電極25と同じ組成の白金合金膜に
よる上部電極27が堆積されている。
【0027】図3は、導電性酸化物電極を挿入した強誘
電体容量素子の断面図であり、強誘電体膜14の上下
に、導電性酸化物層16が配置されている。
【0028】図4は、導電性酸化物電極を挿入した高誘
電体容量素子の断面図であり、高誘電体膜26の上下
に、導電性酸化物層28が配置されている。
【0029】図1,3の強誘電体容量素子において、前
記接着層12と、後述する下部電極13はDCマグネト
ロンスパッタリングまたはRFスパッタリングを用い
て、基板温度20℃〜250℃の範囲で成膜する。接着
層12の膜厚は30mm、下部電極の膜厚は100〜3
00nmで形成し、この後500℃〜800℃の酸素雰
囲気でアニールする。このアニール処理では、少なくと
も次に堆積する強誘電体薄膜の形成温度と同等の温度が
採用される。また強誘電体薄膜14は、Sol−gel
法やMOD(有機金属熱分解)法、またはMOCVD
法、スパッタリング法等で形成する。
【0030】図1,3の強誘電体容量素子の強誘電体膜
14や、図2,4の高誘電体膜26の材料としてはペロ
ブスカイト系複合酸化物中のチタン系、例えばBaTi
3,(Ba,Sr)TiO3 ,SrTiO3 ,PbT
iO3 ,Pb(Zr,Ti)O3 ,(Pb,La)(Z
r,Ti)O3 ,ニオブ酸系、例えばPb(Mg,N
b)O3 ,LiNbO3 ,LiTaO3 ,KNbO3
K(Ta,Nb)O3 ,タングステンブロンズ系、例え
ば、(Sr,Ba)Nb2 6 ,Ba2 NaNb
5 15,(Pb,Ba)Nb2 6 ,(K,Sr)Nb
2 6 ,(Pb,K)Nb2 6 、またはビスマス層状
構造強誘電体材料が好適である。また、これらの材料作
製におけるプロセス温度は、PZT系で550℃〜65
0℃、タングステンブロンズ系では650℃〜750
℃、ビスマス層状構造強誘電体では700℃〜800℃
である。
【0031】上部電極は製造工程の煩雑さを避けるた
め、下部電極と同じ組成で、同条件範囲にて成膜する。
また、その上層にパッシベーション膜との接着層とし
て、チタン膜あるいは窒化チタン膜を用いてもよい。
【0032】図3,4に示した導電性酸化膜の材料とし
て鉛系やペロブスカイト型ではZnO:Al(Al:
0.5〜5atm%),SnO2 ,In2 3 ,ITO
または超伝導物質として知られている(Sr,La)C
uO2 ,PbBaCuO,YBa2 Cu3 7-x や(L
a,Sr)CoO3 等の材料が好適である。
【0033】一方、タングステンブロンズ型強誘電体材
料や、ビスマス層状構造強誘電体材料は、その形成温度
が高いため、前述した導電性酸化物の他にRuO2 ,酸
化レニウム,半導体化した強誘電体すなわちSrTa
O,BaSrTiO3 ,PbBaTiO3 や、ビスマス
系超伝導体Bi−2201,Bi−2201,Bi−2
223、および タリウム系超伝導体等が用いられる。
この導電性酸化膜の形成温度は、前記高誘電体層、強誘
電体層の形成温度と同等または、それより100℃〜2
00℃前後低温とする。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1 以上述べてきた容量素子構造において、白金−ロジウム
合金についてその耐熱性と組成について最適化を行っ
た。実験の簡略化のために酸化膜(二酸化珪素)を30
0nm堆積させたシリコンウエハ上に接着層としてチタ
ンを30nm堆積させ、DCマグネトロンスパッタ法に
より各種白金−ロジウム合金を作製した。合金組成を制
御するために純白金ターゲット上にロジウム金属片を置
き、その金属片の数を変えることで各種合金組成を調整
した。合金の組成分析はX線マイクロアナライザーにて
行い、合金濃度(重量%)を算出した。このように下部
電極構造に相当する試料を作製後、耐熱性評価としてマ
ッフル炉により酸素雰囲気中で各温度にて試料を熱処理
し、膜表面形態をAFM観察した。
【0035】その結果、純白金の場合、650℃処理の
試料では膜厚相当のヒロックが観測された。このような
形態にその後の容量素子を形成しても、下部電極突起部
における電界集中などの効果により良好な特性が得られ
ないことは、容易に想像できる。ロジウム20wt%を
含む800℃処理試料では、平面性がドラスティックに
改善されていた。ロジウム25wt%を含む850℃処
理試料では、ヒロックは観測されないものの微小なボイ
ドが観られ、電極表面形態としては好ましくないもので
あった。ロジウム濃度の効果については、650℃では
3wt%から効果が観られ、従ってロジウム合金系では
ロジウム濃度の増加に伴い耐熱性が向上し、25wt%
では最高耐熱温度は800℃に達する。
【0036】実施例2 白金−パラジウム合金について実施例1と同様に試料を
作製し、評価を行った。その結果、白金−ロジウム系と
同様な傾向を示した。このときのパラジウム濃度は、1
5wt%から650℃において効果を示すものの750
℃においてはパラジウム最大濃度30wt%でも耐熱性
は不十分であった。この結果、白金−パラジウム系で
は、上記濃度範囲にて700℃の耐熱性まで向上させる
ことができた。
【0037】実施例3 白金−ルテニウム合金について実施例1と同様に試料を
作製し、評価を行った。その結果、白金−ロジウム系と
同様の傾向を示した。このときのルテニウム濃度は6w
t%から650℃において効果を示したものの、800
℃においてはルテニウム最大濃度15wt%でも耐熱性
は不十分であった。この結果、白金−ルテニウム系では
上記濃度範囲にて750℃の耐熱性まで向上させること
ができた。
【0038】実施例4 白金−イリジウム合金について実施例1と同様に試料を
作製し、評価を行った。その結果、白金−ロジウム系と
同様の傾向を示した。このときのイリジウム濃度は5w
t%から650℃において効果を示したものの、800
℃においてはイリジウム最大濃度13wt%でも耐熱性
は不十分であった。この結果、白金−イリジウム系では
上記濃度範囲にて750℃の耐熱性まで向上させること
ができた。
【0039】実施例5 図1に示す構造で誘電体膜に鉛系強誘電体膜を採用し、
得られた強誘電体容量素子のファディーグ評価を行っ
た。実施例1と同様の基板を用い、接着層としてチタン
層を膜厚30nmに形成し、下部電極には20wt%ロ
ジウムを含む白金−ロジウム合金を使用し、膜厚は30
0nmとした。鉛系強誘電体の組成は、Pb0.99Nb
0.02(Zr0.30,Ti0.700.983 であり、Sol−
gel法で膜厚300nm成膜した。成膜時の最高プロ
セス温度は650℃であった。上部電極は下部電極と同
様に成膜し、ビット形成のためのパターニングをホトリ
ソグラフィーエッチングにより形成した。上部電極の膜
厚は300nm、電極面積は7.85×10-5cm2
し、エッチングはアルゴンのスパッタエッチにより行っ
た。
【0040】この材料の初期特性について述べると、残
留分極値は+Prが25.5μC/cm2 、−Prが2
5.0μC/cm2 、抗電界は+Ecが95kV/c
m、−Ecが100kV/cmと、非常に対称性の良い
ものであった。ファディーグ特性の測定では、±5Vの
パルス電圧を700kHzの周波数で試料に印加し、あ
るサイクル数後のPr値では、初期値を100%として
残留分極値の減少を求めた。その結果、1×109 回後
の値は、+Prが23.5μC/cm2 、−Prが2
3.0μC/cm2 、抗電界は+Ecが103kV/c
m、−Ecが106kV/cmとなり、殆ど劣化のきざ
しが見受けられなかった。
【0041】比較のため同様の強誘電体組成で下部電極
に純白金を使用した試料の特性を示す。この初期特性
は、+Prが26.0μC/cm2 、−Prが25.0
μC/cm2 、抗電界は+Ecが90kV/cm、−E
cが105kV/cmであり、1×106 回では平均し
て5%ほどのPrの減少があり、1×109 回後では実
にPrで40%の減少があった。これらの数値を比較し
て、5%のPr減少を与えるサイクル数は、従来電極で
は1×106 回であるのに対し、耐熱性の高い白金合金
膜を使用した場合、実に3桁を上回るファディーグ特性
の向上をもたらせるに至った。
【0042】実施例6 図2に示す構造において、誘電体膜を(Ba0.75,Sr
0.25)TiO3 組成としたときに得られた高誘電体容量
素子のリーク特性評価を行った。実施例1と同様に基板
を使用し、多結晶シリコンプラグ上に窒化チタン膜を膜
厚500nm堆積させ、下部電極には20wt%ロジウ
ムを含む白金−ロジウム合金を使用した。膜厚は300
nmとした。(Ba0.75,Sr0.25)TiO3 は、RF
マグネトロンスパッタ法で基板温度を625℃、スパッ
タガスをアルゴン・酸素(50%−50%)、スパッタ
圧力を1Pa、RF電力密度を1.3W/cm2 とし
て、膜厚75nmを成膜した。上部電極は下部電極と同
様に成膜し、ビット形成のためのパターニングをホトリ
ソグラフィーエッチングにより行った。上部電極の膜厚
は300nm、電極面積は1ビット1×10-6cm2
素子を連ねて総電極面積0.02mm2 の評価パターン
を形成した。エッチングはアルゴンのスパッタエッチに
より行った。
【0043】この高誘電体容量素子は、半導体装置の駆
動電圧を3Vと想定しており、従って3V印加時のリー
ク電流を微小電流計により計測し、リーク電流密度を算
出している。このリーク電流密度は6×10-8A/cm
2 であった。またこの構造を形成後、上部層間膜形成時
の熱履歴に対応する条件で熱処理を行った。その条件
は、窒素雰囲気中750℃、30分であった。また試験
方法としては、故意に上部構造を設けないキャップレス
熱処理を採用した。この結果、リーク電流密度は6.6
×10-8A/cm2 と若干ではあるが増加が認められる
ものの、通常要求されるリーク電流密度の値は1×10
-7オーダーであり、許容できる範囲に収まっていた。
【0044】比較のため、純白金電極を採用したときの
値は以下のとおりであった。初期特性は6.3×10-8
A/cm2 、上部構造を設けないキャップレス熱処理
後、2V印加時にソフトブレークダウンをし、3V印加
時には1×10-4A/cm2 まで増加してしまった。こ
のことは、純白金では初期特性は出るものの、プロセス
インテグレーションを考慮した場合、全く使用に耐えな
いものが、白金合金を使用することで実用に耐える特性
に向上することを示している。
【0045】実施例7 図3に示す構造を作製した。強誘電体薄膜は実施例5と
同じである。導電性酸化膜として(La0.5 ,S
0.5 )CoO3 を、MOD法で100nm成膜した。
成膜温度は650℃である。その他の素子作製、評価の
方法・条件は実施例5と同じである。この材料の初期特
性について述べると、残留分極値は+Prが21.5μ
C/cm2 、−Prが23.5μC/cm2 、抗電界は
+Ecが95kV/cm、−Ecが89kV/cmであ
り、1E9回後の値は+Prが22.5μC/cm2
−Prが23.0μC/cm2 、抗電界は+Ecが98
kV/cm、−Ecが97kV/cmとなり、全く劣化
のきざしが見受けられなかった。
【0046】実施例8 図4に示す構造を作製した。高誘電体は実施例6と同じ
である。導電性酸化膜は実施例7に記述の材料を採用し
た。また、キャップレス熱処理後のリーク電流密度は
6.2×10-8A/cm2 となり、ほとんど増加は認め
られなかった。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、以下のとおりの効果が
得られる。 請求項1,6:下部電極、誘電体薄膜および上部電極を
備えて構成される容量素子を作製するための電極材料と
して、白金を主成分とし、白金とこれ以外の白金族元素
との合金材料を使用することで、耐熱性に優れた電極材
料が提供でき、従ってこの電極材料により耐熱性に優れ
た容量素子を作製することができる。
【0048】請求項2:電極材料として、ロジウムを3
〜25wt%含む白金−ロジウム合金を使用すること
で、容量素子の最高耐熱温度800℃を実現することが
できる。
【0049】請求項3:電極材料として、パラジウムを
15〜30wt%含む白金−パラジウム合金を使用する
ことで、容量素子の最高耐熱温度700℃を実現するこ
とができる。
【0050】請求項4:電極材料として、ルテニウムを
6〜15wt%含む白金−ルテニウム合金を使用するこ
とで、容量素子の最高耐熱温度750℃を実現すること
ができる。
【0051】請求項5:電極材料として、イリジウムを
5〜13wt%含む白金−イリジウム合金を使用するこ
とで、容量素子の最高耐熱温度750℃を実現すること
ができる。
【0052】請求項7:強誘電体膜を例えば、ニオブ添
加ジルコン酸チタン酸鉛強誘電体により形成するととも
に、上部電極および下部電極を請求項2〜5のいずれか
に記載の合金材料で構成することによって、ファディー
グ特性に優れた強誘電体容量素子を提供することができ
る。
【0053】請求項8:高誘電体膜を例えば、チタン酸
バリウムストロンチウム高誘電体により形成するととも
に、上部電極および下部電極を請求項2〜5のいずれか
に記載の合金材料で構成することによって、耐熱性に優
れた高誘電体容量素子を提供することができる。
【0054】請求項9:強誘電体膜を例えば、ニオブ添
加ジルコン酸チタン酸鉛強誘電体により形成するととも
に、前記強誘電体膜に接する第1の上部電極および下部
電極を導電性酸化物材料で構成し、更に第1の電極に接
する第2の上部電極および下部電極を請求項2〜5のい
ずれかに記載の合金材料で構成することによって、ファ
ディーグ特性に優れた強誘電体容量素子を提供すること
ができる。
【0055】請求項10:高誘電体膜を例えば、チタン
酸バリウムストロンチウム高誘電体により形成するとと
もに、前記強誘電体膜に接する第1の上部電極および下
部電極を導電性酸化物材料で構成し、更に第1の電極に
接する第2の上部電極および下部電極を請求項2〜5の
いずれかに記載の合金材料で構成することによって、耐
熱性に優れた強誘電体容量素子を提供することができ
る。なお、本発明の容量素子は、記憶素子や半導体装置
に有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る強誘電体容量素子の概念的な構造
を示す断面図である。
【図2】本発明に係る高誘電体容量素子の概念的な構成
を示す断面図である。
【図3】導電性酸化物電極を挿入した、本発明に係る強
誘電体容量素子の構造を示す断面図である。
【図4導電
性酸化物電極を挿入した、本発明に係る高誘電体容量素
子の構造を示す断面図である。 【符号の説明】 10 シリコン基板 11 酸化膜 12 接着層 13 下部電極 14 強誘電体膜 15 上部電極 16,28 導電性酸化物層 21 層間絶縁膜 22 コンタクトホール 23 埋め込み電極 24 窒化チタン膜(接着層) 25 下部電極 26 高誘電体膜 27 上部電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成される下部電極と、この下
    部電極上に形成される誘電体薄膜と、この誘電体薄膜上
    に形成される上部電極とを備えて構成される容量素子に
    おいて、前記上部電極および下部電極の電極材料が、白
    金を主成分とし、白金とこれ以外の白金族元素との合金
    材料であることを特徴とする容量素子用電極材料。
  2. 【請求項2】 ロジウムを3〜25wt%含む白金−ロ
    ジウム合金であることを特徴とする請求項1に記載の電
    極材料。
  3. 【請求項3】 パラジウムを15〜30wt%含む白金
    −パラジウム合金であることを特徴とする請求項1に記
    載の電極材料。
  4. 【請求項4】 ルテニウムを6〜15wt%含む白金−
    ルテニウム合金であることを特徴とする請求項1に記載
    の電極材料。
  5. 【請求項5】 イリジウムを5〜13wt%含む白金−
    イリジウム合金であることを特徴とする請求項1に記載
    の電極材料。
  6. 【請求項6】 基板上に形成される下部電極と、この下
    部電極上に形成される誘電体薄膜と、この誘電体薄膜上
    に形成される上部電極とを備えて構成される容量素子に
    おいて、前記上部電極および下部電極の電極材料が、白
    金を主成分とし、白金とこれ以外の白金族元素との合金
    材料であることを特徴とする容量素子。
  7. 【請求項7】 前記誘電体薄膜が強誘電体膜であり、上
    部電極および下部電極が請求項2〜5のいずれか一つの
    項に記載の合金材料からなることを特徴とする請求項6
    に記載の容量素子。
  8. 【請求項8】 前記誘電体薄膜が高誘電体膜であり、上
    部電極および下部電極が請求項2〜5のいずれか一つの
    項に記載の合金材料からなることを特徴とする請求項6
    に記載の容量素子。
  9. 【請求項9】 前記強誘電体膜に接する第1の上部電極
    および下部電極が導電性酸化物材料からなり、この第1
    の電極に接する第2の上部電極および下部電極が請求項
    2〜5のいずれか一つの項に記載の合金材料からなるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の容量素子。
  10. 【請求項10】 前記高誘電体膜に接する第1の上部電
    極および下部電極が導電性酸化物材料からなり、この第
    1の電極に接する第2の上部電極および下部電極が請求
    項2〜5のいずれか一つの項に記載の合金材料からなる
    ことを特徴とする請求項8に記載の容量素子。
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