JPH09161497A - モジュール救済方法およびメモリモジュール、ならびにこれを用いたコンピュータシステム - Google Patents

モジュール救済方法およびメモリモジュール、ならびにこれを用いたコンピュータシステム

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JPH09161497A
JPH09161497A JP7315457A JP31545795A JPH09161497A JP H09161497 A JPH09161497 A JP H09161497A JP 7315457 A JP7315457 A JP 7315457A JP 31545795 A JP31545795 A JP 31545795A JP H09161497 A JPH09161497 A JP H09161497A
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Kiyoshi Nakai
潔 中井
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMなどのメモリモジュールをパーシャ
ル品を用いて構成する場合、割合が多いアドレスパーシ
ャル品からI/Oパーシャル品を効率よく取得すること
ができるモジュール救済技術を提供する。 【解決手段】 アドレスパーシャル品が救済されたI/
Oパーシャル品による4個の不良品チップ1〜4と、1
個の良品チップ5とから構成されるメモリモジュールで
あって、それぞれが入出力端子I/O0〜I/O15、
共通アドレス入力端子AX0〜AX12に接続されてい
る。このアドレスパーシャル品のI/Oパーシャル品へ
の救済には、不良マットの電源をメモリマットに入る直
前で切断してDC救済を行う方法、不良のメモリマット
の選択信号をLowレベルに固定して不良マットを活性
化しないようにする方法、メモリマットの選択信号を切
り替え、さらにI/O線の接続を変更して救済する方法
が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュール救済技
術に関し、特にパーシャル品を用いて構成される64M
DRAMなどの大容量メモリにおいて、アドレスパーシ
ャル品をI/Oパーシャル品とする場合に好適なモジュ
ール救済方法およびメモリモジュール、ならびにこれを
用いたコンピュータシステムに適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、発明者が検討した技術とし
て、複数のチップを用いてDRAMモジュールを構成す
る場合に、良品チップの他に、不良品チップによるパー
シャル品を使用して構成することが考えられる。このよ
うなパーシャル品には、I/O不良によるI/Oパーシ
ャル品と、アドレス空間の不良によるアドレスパーシャ
ル品とがあり、実際にはアドレスパーシャル品の割合が
多いものと考えられる。
【0003】なお、このようなDRAMなどのメモリに
関する技術としては、たとえば昭和59年11月30
日、株式会社オーム社発行、社団法人電子通信学会編の
「LSIハンドブック」P485〜P533などの文献
に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なパーシャル品を用いてDRAMモジュールを構成する
技術において、実際にI/Oパーシャル品、アドレスパ
ーシャル品によりDRAMモジュールを構成する場合に
は、I/Oパーシャル品の方が構造は簡単となるが、ア
ドレスパーシャル品の割合も多くなっているために、I
/Oパーシャル品を多く取得することが考えられてい
る。
【0005】たとえば、上位アドレス側、下位アドレス
側にそれぞれ4つのメモリマット(メモリセルの単位マ
ット)が配置される16MDRAMの場合には、上位ア
ドレス側の4つのメモリマットのうち、I/O0とI/
O1に対応する2つのメモリマットに不良が発生したと
きにはRowアドレスの最上位が固定となり、8MDR
AMとして使用することになる。
【0006】すなわち、上位アドレス側のI/O0とI
/O1に対応する2つのメモリマットに不良が発生した
場合、最上位アドレスの範囲で不良となるため、この範
囲のアドレススキャンが行えず、アドレス入力を共通に
してモジュールを構成することができないという問題が
考えられる。
【0007】また、アドレスパーシャル品を用いてメモ
リモジュールを構成する場合、単純な構成にしようとす
ると、良品のみで構成する場合のおよそ2倍のアドレス
パーシャル品が必要となり、効率が悪くなる上にコスト
が上昇することが考えられ、従ってアドレスパーシャル
品からI/Oパーシャル品を多く取得することが望まれ
ている。
【0008】そこで、本発明の目的は、DRAMなどの
メモリモジュールをパーシャル品を用いて構成する場
合、割合が多いアドレスパーシャル品からI/Oパーシ
ャル品を効率よく取得することができるモジュール救済
方法およびメモリモジュール、ならびにこれを用いたコ
ンピュータシステムを提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明のモジュール救済方法
は、パーシャル品を用いてメモリモジュールを構成する
場合の救済方法に適用されるものであり、前記パーシャ
ル品のうち、アドレスパーシャル品を用い、このアドレ
スパーシャル品をチップ内でメモリマット単位の救済を
行ってI/Oパーシャル品にし、このI/Oパーシャル
品を用いてメモリモジュールを構成するものである。
【0012】この場合に、前記チップ内でメモリマット
単位の救済を行う際に、アドレスパーシャル品の不良メ
モリマットの電源を入る直前で切断したり、アドレスパ
ーシャル品の不良メモリマットが活性化しないように選
択信号をLowレベルに固定したり、さらにはアドレス
パーシャル品の不良メモリマットの選択信号を良品メモ
リマットの選択信号に切り替え、かつ不良メモリマット
のI/O線を良品メモリマットのI/O線に変更するよ
うにしたものである。
【0013】また、本発明のメモリモジュールは、パー
シャル品を救済して構成されるものであり、特に前記パ
ーシャル品のうち、アドレスパーシャル品を用い、この
アドレスパーシャル品をチップ内でメモリマット単位の
救済を行ってI/Oパーシャル品にし、このI/Oパー
シャル品を用いて構成するものである。
【0014】この場合に、前記チップ内でメモリマット
単位の救済を行うために、ヒューズの切断によりマット
選択信号を切り替えるマット救済判定回路と、予め各メ
モリマットから出力されるI/O線に接続されている少
なくとも2つ以上のI/Oをヒューズの切断により切り
替えるI/O切り替え回路とをチップ内に設けるように
したものである。
【0015】さらに、本発明のコンピュータシステム
は、前記メモリモジュールを用い、このメモリモジュー
ルに加えて、少なくとも中央処理装置およびその周辺回
路などを有するものである。
【0016】よって、前記したモジュール救済方法およ
びメモリモジュール、ならびにこれを用いたコンピュー
タシステムによれば、チップ内にマット救済判定回路、
I/O切り替え回路が設けられることにより、アドレス
パーシャル品の不良メモリマットの電源を、この不良メ
モリマットに入る直前でレーザーなどにより切断してD
C的電流をなくすDC救済を行うことができる。
【0017】また、アドレスパーシャル品の不良メモリ
マットの選択信号をLowレベルに固定することによ
り、この不良メモリマットを活性化しないようにして、
アドレスパーシャル品をI/Oパーシャル品にチップ内
でメモリマット単位の救済を行うことができる。
【0018】さらに、アドレスパーシャル品の不良メモ
リマットの選択信号を良品メモリマットの選択信号に切
り替え、かつ不良メモリマットのI/O線を良品メモリ
マットのI/O線に変更することにより、メモリマット
単位の救済を行うことでアドレスパーシャル品をI/O
パーシャル品にすることができる。
【0019】これにより、DRAMなどのメモリモジュ
ールをパーシャル品を用いて構成する場合に、パーシャ
ル品としての割合が多いアドレスパーシャル品から構造
が簡単なI/Oパーシャル品を効率よく取得することが
できる。さらに、回路数、部品数などの増加量を抑え、
パーシャル品の歩留りを上昇させてコストを低減するこ
とができる。
【0020】特に、このモジュール救済方法を用いたメ
モリモジュール、さらにコンピュータシステムなどにお
いて、アドレスパーシャル品をI/Oパーシャル品に救
済し、さらにこれらのパーシャル品を用いた構成によっ
てコストパフォーマンスを向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態であるメモリ
モジュールの要部構成、およびこれに搭載されるチップ
のマット構成を示す概略構成図、図2は本実施の形態の
メモリモジュールの要部を示す概略斜視図、図3は本実
施の形態に対して検討した比較例であるメモリモジュー
ルを示す要部構成図、図4はチップを示す機能構成図、
図5はマット救済判定回路を示す回路図、図6はI/O
切り替え回路を示す回路図、図7はメモリマット単位の
救済方法を説明するための要部構成図、図8は読み出し
動作を示すタイミング図、図9はパーシャル品の特定試
験を説明するためのメモリモジュールの要部構成図、図
10は本実施の形態のメモリモジュールを用いたコンピ
ュータシステムを示す機能ブロック図である。
【0023】まず、図1により本実施の形態のメモリモ
ジュールの構成を説明する。
【0024】本実施の形態のメモリモジュールは、たと
えばパーシャル品による不良品チップを救済して構成さ
れるメモリモジュールとされ、パーシャル品のうち、ア
ドレスパーシャル品が救済されたI/Oパーシャル品に
よる4個の不良品チップ1〜4と、1個の良品チップ5
とから構成され、それぞれが入出力端子I/O0〜I/
O15、共通アドレス入力端子AX0〜AX12に接続
されている。これらの不良品チップ1〜4、良品チップ
5は図2のようなメモリボード6上に搭載され、入出力
端子I/O0〜I/O15、共通アドレス入力端子AX
0〜AX12としてのコネクタ7を介して外部と接続さ
れるようになっている。
【0025】不良品チップ1〜4としては、たとえばI
/O0,I/O1,I/O2,I/O3がそれぞれ不良
のI/Oパーシャル品が用いられている。このうち、た
とえばI/O0が不良の不良品チップ1においては、上
位アドレス側の4つのメモリマットのうち、I/O0と
I/O1に対応する2つのメモリマットが不良であるア
ドレスパーシャル品がI/O0のみが不良のI/Oパー
シャル品に救済されている。
【0026】すなわち、このI/Oパーシャル品のI/
O1,I/O2,I/O3を良とするために、不良であ
る上位アドレス側のI/O1に対応するメモリマットの
アドレス空間が、良の下位アドレス側のI/O0に対応
するメモリマットのアドレス空間と入れ替えられて救済
されている。他の不良品チップ2〜4についても同様
に、不良のアドレス空間は良のアドレス空間との入れ替
えにより救済可能となっている。
【0027】本実施の形態のメモリモジュールにおいて
は、それぞれの不良品チップ1〜4、良品チップ5に入
出力端子I/O0〜I/O15が割り当てられ、不良品
チップ1にはI/O1〜I/O3、不良品チップ2には
I/O4,I/O6,I/O7、不良品チップ3にはI
/O8,I/O9,I/O11、不良品チップ4にはI
/O12〜I/O14、他のI/O0,I/O5,I/
O10,I/O15は良品チップ5に割り当てられ、こ
れによってI/O0〜I/O15までの全てが割り当て
られている。
【0028】なお、本実施の形態に対して検討した比較
例において、たとえばパーシャル品としての割合が多い
アドレスパーシャル品を用いてメモリモジュールを構成
する場合には、単純な構成にしようとすると図3に示す
ように8個のアドレスパーシャル品による不良品チップ
が必要で、良品チップのみで構成する場合の2倍のアド
レスパーシャル品が必要となり、また本実施の形態のよ
うにI/Oパーシャル品を用いる場合に比べて余分に3
個の不良品チップが必要となる。
【0029】また、本実施の形態のメモリモジュールに
用いられるDRAMは、たとえば図4に示すような構成
とされ、8個のメモリマット8(M1〜M8)およびそ
れぞれに対応する8組のマット制御回路9、メインアン
プ10、マット救済判定回路11およびI/O切り替え
回路12と、メモリマット8内の任意のメモリセルを選
択するY系のYアドレスバッファ13および2組のYプ
リデコーダ14、Yデコーダ15と、X系のXアドレス
バッファ16および2組のXプリデコーダ17と、マッ
ト選択信号発生回路18と、クロックバッファ19とな
どから構成されている。
【0030】このDRAMにおける基本動作は、アドレ
ス信号が入力されるXアドレスバッファ16を介してX
プリデコーダ17によりX系アドレスφXを指定し、一
方Y系アドレスφYについては、Yアドレスバッファ1
3を介してYプリデコーダ14、Yデコーダ15により
指定することによってメモリマット8の任意のメモリセ
ルが選択される。そして、この選択されたメモリセルに
対して、読み出し時にはメモリセルのデータがメインア
ンプ10を介して出力データとしてI/O0〜I/O3
から出力され、また書き込み時および消去時にはI/O
0〜I/O3からの入力データがメモリセルに書き込ま
れるようになっている。
【0031】なお、この読み出し、書き込みおよび消去
時におけるタイミングは、外部からの制御信号RAS
(Row Address Strobe)、CAS(Column Address Str
obe)、WE(Write Enable)、OE(Output Enable)な
どがクロックバッファ19に入力され、このクロックバ
ッファ19において各種内部制御信号が生成されて、そ
れぞれの回路に供給されている。
【0032】マット救済判定回路11は、メモリマット
8のマット単位の救済を行うために、不良のメモリマッ
ト8を非活性化するとともに、ヒューズの切断によりマ
ット選択信号を切り替えるための回路であり、たとえば
図5に示すように不良マットを非活性状態にするブロッ
クと、マット選択信号を切り替えるブロックとの2組の
回路ブロックからなり、それぞれヒューズF1〜F2、
PチャネルMOSFETQP1〜QP4(以下PMOS
と略す)、NチャネルMOSFETQN1〜QN6(以
下NMOSと略す)、インバータIV1〜IV8、論理
ゲートNANDなどから構成されている。
【0033】そして、外部から入力される制御信号RA
S,CASなどにより生成される制御信号φR、本来の
選択信号MSi、対側の選択信号MSjの入力により、
不良のメモリマット8については、この選択信号がLo
wレベルに固定されて非活性化状態とされ、かつこの不
良のメモリマット8を救済する良のメモリマット8につ
いては、この不良のマット選択信号MSiと良のMSj
とが切り替えられて選択信号MSRとして出力されるよ
うになっている。
【0034】I/O切り替え回路12は、予め図4のよ
うに各メモリマット8から出力されるI/O線にNMO
SQNR0,QNR1を介して接続されている少なくと
も2つ以上のI/Oをヒューズの切断により切り替える
ための回路であり、たとえば図6に示すようにヒューズ
F3、PMOSQP5〜QP7、NMOSQN7〜QN
10、インバータIV9〜IV13などから構成されて
いる。そして、制御信号φR、選択信号R0,R1の入
力により、不良のメモリマット8を良のメモリマット8
にI/Oで救済するために、R0とR1とが切り替えら
れて選択信号RRとして出力されるようになっている。
【0035】次に、本実施の形態の作用について、アド
レスパーシャル品をI/Oパーシャル品に救済するため
の救済方法を説明する。
【0036】すなわち、I/Oパーシャル品を用いてD
RAMモジュールを構成する場合に、アドレスパーシャ
ル品をI/Oパーシャル品にするためにチップ内でメモ
リマット8のマット単位の救済を行う。ここでは図7の
ような4ビット出力を行う場合を示し、以下の手順でI
/O良品とすることができる。
【0037】(1).不良のメモリマット8のDC救済を行
うために、不良マットの電源をメモリマット8に入る直
前でレーザーなどによって切断し、これによってDC的
電流をなくすDC救済を行うことができる。すなわち、
不良マットに対して電源線(内部電源、外部電源)をそ
のメモリマット8の入力部で切断してDC救済を行う方
法である。
【0038】(2).不良のメモリマット8の選択信号をL
owレベルに固定して不良マットを活性化しないように
し、これによってメモリマット8のマット単位の救済を
行うことができる。すなわち、不良マットの場合には、
この選択信号MSRを図5のようにマット救済判定回路
11のヒューズF1の切断によってLow固定とするこ
とで、不良のメモリマット8を非活性化する方法であ
る。
【0039】(3).メモリマット8の選択信号MSRを切
り替え、さらにI/O線の接続を変更し、このメモリマ
ット8のマット単位の救済によってアドレスパーシャル
品をI/Oパーシャル品にすることができる。すなわ
ち、図7のメモリマット8(M2)の選択信号MSRを
切り替え(MS1→MS0)、さらにI/O線の接続を
I/O0→I/O1に変更する方法である。
【0040】具体的には、図5のようにマット救済判定
回路11のヒューズF2を切断することによってマット
選択信号MSRを切り替える。これによって、たとえば
メモリマット8(M3,M4)から出力されていたI/
O1のデータにはメモリマット8(M2,M4)が割り
当てられる。これとは別にI/O線を切り替えるため
に、予め図7に示すように各メモリマット8から出力さ
れるI/O線を2個のNMOSQNR0,QNR1を介
してI/Oと接続しておく。どちらのI/Oに出力する
かを図6に示すI/O切り替え回路12で選択する。図
7に示す場合はメモリマット8(M2)のNMOSQN
R1、メモリマット8(M4)のNMOSQNR0を接
続して救済を行う。
【0041】またメモリマット8(M1,M5)が不良
となった場合には、メモリマット8(M2)のNMOS
QNR1、メモリマット8(M3)のNMOSQNR
0、メモリマット8(M4)のNMOSQNR1を接続
して出力I/Oをシフトすることによって救済を行うこ
とができる。以上の救済により、アドレスパーシャル品
をI/Oパーシャル品に救済することができる。
【0042】以上により、特に(2),(3) の救済方法を採
用することによって回路数の削減、ヒューズ本数の増加
量を抑えることが可能となり、また(1) のDC救済を行
うことによってDC不良品の救済を行い、パーシャル品
の歩留りを上昇させてコストを低減することができる。
【0043】そして、以上のように不良のメモリマット
8が救済されることにより、たとえば図8のようなタイ
ミングチャートに基づいて読み出し動作が行われる。す
なわち、X系アドレス、Y系アドレスをマルチプレック
スして入力し、それぞれを制御信号RAS、CASが活
性状態になった時点でサンプリングする。そして、読み
出しデータの出力を、制御信号CASが活性状態になっ
た時点でイネーブルし、読み出しデータをRASアクセ
ス時間、CASアクセス時間で規定される遅い方の時刻
までに、ワード線Word Line、Yセレクタ線Y
−Selectの活性状態において出力する。
【0044】そして、制御信号CASが活性状態である
間、出力状態を保ち、制御信号RASが非活性状態にな
った時点で読み出しサイクルを終了する。この場合に、
制御信号φRは制御信号RASに基づいて生成され、こ
の制御信号φRに同期させて不良のメモリマット8を良
のメモリマット8で救済するために、選択信号MSをM
SjからMSiに切り替える。これにより、I/Oパー
シャル品に救済することができる。
【0045】次に、パーシャル品をメモリボード6に実
装する際、どのI/Oが不良であるかが不明な場合に行
うパーシャル品の特定試験について図9により説明す
る。
【0046】すなわち、どのI/Oが不良であるかが不
明なパーシャル品のチップ20〜24をメモリボード6
に実装する場合に、パーシャル品は実際に読み出しを行
うと不良のI/Oがリーク電流を流すようになるので、
このリーク電流試験を行うことによって救済することが
できる。
【0047】まず、メモリボード6に実装されたチップ
20〜24についてI/O0〜I/O3のピンのリーク
電流を測定し、チップ20〜23の不良I/Oを特定す
る。この特定された不良I/Oと外部I/Oの間の接続
部品を取り外し、すなわち図9においては不良I/Oの
チップ20〜23のそれぞれI/O0,I/O0,I/
O3,I/O3に対応する部品を取り外す。
【0048】そして、この取り外したI/Oを良品のチ
ップ24の各I/Oに接続し、すなわち図9においては
良品のチップ24のI/O0〜I/O3を、それぞれ外
部I/OのI/O0,I/O4,I/O11,I/O1
5に接続して、I/O0〜I/O15まで良品となるメ
モリモジュールを構成する。
【0049】この方法を採用することにより、チップ2
0〜24の各I/O不良品の管理(不良I/Oの番号)
を簡易化することができる。つまり、1個のI/O不良
を持つパーシャル品を区別することなく、メモリボード
6に実装してから配線をすることによりメモリボード6
の共通化が可能となり、これによりコストを低減するこ
とができる。
【0050】従って、本実施の形態のメモリモジュール
によれば、チップ内にマット救済判定回路11、I/O
切り替え回路12を設けることにより、DC救済、不良
のメモリマット8の非活性化、さらにアドレスパーシャ
ル品の不良のメモリマット8の選択信号MSRを良品の
メモリマット8の選択信号に切り替え、かつ不良のメモ
リマット8のI/O線を良品のメモリマット8のI/O
線に変更することで、アドレスパーシャル品をI/Oパ
ーシャル品にすることができるので、DRAMなどのメ
モリモジュールをパーシャル品を用いて構成する場合
に、パーシャル品としての割合が多いアドレスパーシャ
ル品から構造が簡単なI/Oパーシャル品を効率よく取
得することができる。さらに、回路数、部品数などの増
加量を抑え、パーシャル品の歩留りを上昇させてコスト
を低減することができる。
【0051】また、I/Oパーシャル品をメモリモジュ
ールに実装した後に試験を行い、各チップ20〜24の
不良I/Oのチップ20〜23を特定し、必要なI/O
のみ部品(抵抗素子のようなもの)で接続してモジュー
ルを構成することにより、各I/O不良品の管理を簡易
化することができる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0053】たとえば、本実施の形態のメモリモジュー
ルについては、I/Oパーシャル品による4個の不良品
チップと1個の良品チップとから構成され、それぞれ外
部I/O0〜I/O15に割り当てられる場合について
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、チップおよび外部I/Oの構成、不良品チッ
プと良品チップとの割合などについても種々の変形が可
能である。
【0054】また、DRAMモジュールに限らず、他の
メモリによるメモリモジュールについても適用可能であ
り、特にパーシャル品を用いて構成される大容量メモリ
において、アドレスパーシャル品をI/Oパーシャル品
にする場合に良好に適用可能である。
【0055】さらに、DRAMモジュールなどのメモリ
モジュール単位で使用される場合に限らず、たとえばコ
ンピュータシステム、デジタル・スチル・カメラシステ
ム、自動車システムなどの各種システムの記憶装置とし
て広く用いられ、一例として図10によりコンピュータ
システムについて説明する。
【0056】図10において、このコンピュータシステ
ムは、バスと中央処理装置CPU、周辺装置制御部、主
記憶メモリとしての本発明のDRAMおよびその制御
部、バックアップメモリとしてのSRAMおよびバック
アップパリティとその制御部、プログラムが格納された
ROM、表示系などによって構成されている。前記周辺
装置制御部は外部記憶装置およびキーボードKBなどと
接続されている。
【0057】また、表示系はビデオRAM(VRAM)
などによって構成され、出力装置としてのディスプレイ
と接続されることによって、VRAM内の記憶情報の表
示が行われる。また、コンピュータシステムの内部回路
に電源を供給するための電源供給部が設けられている。
前記中央処理装置CPUは、各メモリを制御するための
信号を形成することによって、前記各メモリの動作タイ
ミング制御が行われる。
【0058】ここでは、本発明を主記憶メモリとしての
DRAMに適用した例について説明したが、前記表示系
のVRAMがマルチポートVRAMである場合には、前
記VRAMのランダムアクセス部に適用することも可能
である。以上のようにして、本発明のDRAMなどのメ
モリモジュールは、コンピュータシステムの主記憶メモ
リなどとして広く適用することができる。
【0059】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0060】(1).チップ内でメモリマット単位の救済を
行う際に、アドレスパーシャル品の不良メモリマットの
電源を、この不良メモリマットに入る直前で切断してD
C救済を行うことができるので、アドレスパーシャル品
をI/Oパーシャル品にしてメモリモジュールを容易に
構成することが可能となる。
【0061】(2).アドレスパーシャル品の不良メモリマ
ットの選択信号をLowレベルに固定して、この不良メ
モリマットを活性化しないようにすることができるの
で、メモリマット単位の救済によってアドレスパーシャ
ル品をI/Oパーシャル品にしてメモリモジュールを容
易に構成することが可能となる。
【0062】(3).アドレスパーシャル品の不良メモリマ
ットの選択信号を良品メモリマットの選択信号に切り替
え、かつ不良メモリマットのI/O線を良品メモリマッ
トのI/O線に変更して、メモリマット単位の救済を行
うことができるので、アドレスパーシャル品をI/Oパ
ーシャル品にしてメモリモジュールを容易に構成するこ
とが可能となる。
【0063】(4).前記(1) 〜(3) により、DRAMなど
のメモリモジュールをパーシャル品を用いて構成する場
合に、パーシャル品としての割合が多いアドレスパーシ
ャル品から構造が簡単なI/Oパーシャル品を効率よく
取得することができるので、回路数、部品数などの増加
量を抑え、パーシャル品の歩留りを上昇させてコストの
低減が可能となる。
【0064】(5).前記(4) により、特にモジュール救済
方法を用いた大容量のメモリモジュール、さらにコンピ
ュータシステムなどにおいて、アドレスパーシャル品を
I/Oパーシャル品に救済し、さらにこれらのパーシャ
ル品を用いた構成によってコストパフォーマンスの向上
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるメモリモジュール
の要部構成、およびこれに搭載されるチップのマット構
成を示す概略構成図である。
【図2】本実施の形態のメモリモジュールの要部を示す
概略斜視図である。
【図3】本実施の形態に対して検討した比較例であるメ
モリモジュールを示す要部構成図である。
【図4】本実施の形態において、チップを示す機能構成
図である。
【図5】本実施の形態において、マット救済判定回路を
示す回路図である。
【図6】本実施の形態において、I/O切り替え回路を
示す回路図である。
【図7】本実施の形態において、メモリマット単位の救
済方法を説明するための要部構成図である。
【図8】本実施の形態において、読み出し動作を示すタ
イミング図である。
【図9】本実施の形態において、パーシャル品の特定試
験を説明するためのメモリモジュールの要部構成図であ
る。
【図10】本実施の形態のメモリモジュールを用いたコ
ンピュータシステムを示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1〜4 不良品チップ 5 良品チップ 6 メモリボード 7 コネクタ 8 メモリマット 9 マット制御回路 10 メインアンプ 11 マット救済判定回路 12 I/O切り替え回路 13 Yアドレスバッファ 14 Yプリデコーダ 15 Yデコーダ 16 Xアドレスバッファ 17 Xプリデコーダ 18 マット選択信号発生回路 19 クロックバッファ 20〜24 チップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不良品チップによるパーシャル品を用い
    てメモリモジュールを構成するモジュール救済方法であ
    って、前記パーシャル品のうち、アドレスパーシャル品
    を用い、このアドレスパーシャル品をチップ内でメモリ
    マット単位の救済を行ってI/Oパーシャル品とし、こ
    のI/Oパーシャル品を用いて前記メモリモジュールを
    構成することを特徴とするモジュール救済方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモジュール救済方法であ
    って、前記チップ内でメモリマット単位の救済を行う場
    合に、前記アドレスパーシャル品の不良メモリマットの
    電源を、この不良メモリマットに入る直前で切断するこ
    とを特徴とするモジュール救済方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のモジュール救済方法であ
    って、前記チップ内でメモリマット単位の救済を行う場
    合に、前記アドレスパーシャル品の不良メモリマットの
    選択信号をLowレベルに固定して、この不良メモリマ
    ットを活性化しないようにすることを特徴とするモジュ
    ール救済方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のモジュール救済方法であ
    って、前記チップ内でメモリマット単位の救済を行う場
    合に、前記アドレスパーシャル品の不良メモリマットの
    選択信号を良品メモリマットの選択信号に切り替え、か
    つ前記不良メモリマットのI/O線を良品メモリマット
    のI/O線に変更することを特徴とするモジュール救済
    方法。
  5. 【請求項5】 不良品チップによるパーシャル品を救済
    して構成されるメモリモジュールであって、前記パーシ
    ャル品のうち、アドレスパーシャル品を用い、このアド
    レスパーシャル品をチップ内でメモリマット単位の救済
    を行ってI/Oパーシャル品とし、このI/Oパーシャ
    ル品を用いて構成されていることを特徴とするメモリモ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のメモリモジュールであっ
    て、前記チップ内でメモリマット単位の救済を行うため
    に、このチップ内に、ヒューズの切断によりマット選択
    信号を切り替えるマット救済判定回路と、予め各メモリ
    マットから出力されるI/O線に接続されている少なく
    とも2つ以上のI/Oをヒューズの切断により切り替え
    るI/O切り替え回路とが設けられていることを特徴と
    するメモリモジュール。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のメモリモジュー
    ルを用いたコンピュータシステムであって、前記メモリ
    モジュールに加えて、少なくとも中央処理装置およびそ
    の周辺回路などを有することを特徴とするコンピュータ
    システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100312809B1 (ko) * 1997-08-27 2001-12-28 로버트 에이치. 씨. 챠오 복구가능한메모리모듈과메모리모듈들을복구하는방법
KR100315022B1 (ko) * 1998-12-23 2002-02-28 박종섭 리페어기능을갖는메모리모듈
US8274847B2 (en) 2009-12-11 2012-09-25 Elpida Memory, Inc. Semiconductor system

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US8542516B2 (en) 2009-12-11 2013-09-24 Elpida Memory, Inc. Semiconductor system
US8760902B2 (en) 2009-12-11 2014-06-24 Elpida Memory, Inc. Semiconductor system

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