JPH0916139A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JPH0916139A JPH0916139A JP7165768A JP16576895A JPH0916139A JP H0916139 A JPH0916139 A JP H0916139A JP 7165768 A JP7165768 A JP 7165768A JP 16576895 A JP16576895 A JP 16576895A JP H0916139 A JPH0916139 A JP H0916139A
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- image display
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は画像表示装置に関し、観察者を画像
切替え操作から解放するとともに、観察者の疲労等に起
因する読影ミスの減少を目的とする。 【構成】 画像記憶装置11と、画像表示装置12と、制御
部13とを有し、前記画像記憶装置11は被検者に関する画
像を格納するものであり、前記画像表示装置12は被検者
に関する画像を表示するものであって、観察画像の枚数
によって、入力された観察者に関する情報によって、或
いは観察者が手動画像切替えを行ったある時点までの実
績に基づいて前記制御部13が画像表示時間を制御するよ
うに構成する。
切替え操作から解放するとともに、観察者の疲労等に起
因する読影ミスの減少を目的とする。 【構成】 画像記憶装置11と、画像表示装置12と、制御
部13とを有し、前記画像記憶装置11は被検者に関する画
像を格納するものであり、前記画像表示装置12は被検者
に関する画像を表示するものであって、観察画像の枚数
によって、入力された観察者に関する情報によって、或
いは観察者が手動画像切替えを行ったある時点までの実
績に基づいて前記制御部13が画像表示時間を制御するよ
うに構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示装置に関するも
のである。さらに詳しくは観察者によって表示画像の読
影を行う装置に関するものである。
のである。さらに詳しくは観察者によって表示画像の読
影を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線画像やX線CT画像などの白黒医用
画像は,近年のコンピューター技術の発達に伴い,従来
の銀塩フィルムを用いた画像診断のほかに,画像情報を
デジタル化してコンピューターにとりこみ,CRTなど
のディスプレイ装置に表示して診断を行う方法も新たに
行われるようになっている。この診断方法はCRT診断
と呼ばれ,特に米国特許第3,859,527号に述べ
られている方法による画像情報を直接デジタル化する技
術の開発が寄与している。
画像は,近年のコンピューター技術の発達に伴い,従来
の銀塩フィルムを用いた画像診断のほかに,画像情報を
デジタル化してコンピューターにとりこみ,CRTなど
のディスプレイ装置に表示して診断を行う方法も新たに
行われるようになっている。この診断方法はCRT診断
と呼ばれ,特に米国特許第3,859,527号に述べ
られている方法による画像情報を直接デジタル化する技
術の開発が寄与している。
【0003】CRT診断においては,画像はデジタル化
されハードディスクや光磁気ディスクなどの磁気媒体上
に記録されている。画像は通常複数枚記録されており,
観察者の要望により次の画像に切替えられる。つまり,
表示されている画像の読影が終了した段階で,次の画像
の読影に移るわけである。
されハードディスクや光磁気ディスクなどの磁気媒体上
に記録されている。画像は通常複数枚記録されており,
観察者の要望により次の画像に切替えられる。つまり,
表示されている画像の読影が終了した段階で,次の画像
の読影に移るわけである。
【0004】次の画像を表示する方法としては観察者が
1枚ごとに指示する方法と、制御部(以下、CPUも言
う。)が自動的に次の画像を表示する方法とがある。C
PUが自動的に切替える方法は観察者がいちいち操作し
なくてすむので、観察者が画像を切替える操作に関して
は労力が軽減される。
1枚ごとに指示する方法と、制御部(以下、CPUも言
う。)が自動的に次の画像を表示する方法とがある。C
PUが自動的に切替える方法は観察者がいちいち操作し
なくてすむので、観察者が画像を切替える操作に関して
は労力が軽減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した画像の自
動切替え方法を用いた医用画像表示装置においては、観
察者の疲れ、個々の特性(読影能力)を考慮せずに一定
間隔で画像を表示しているため、観察者は観察時点での
能力を超えた対応を迫られ、その結果読影ミスを侵す可
能性が生じるという問題点があった。
動切替え方法を用いた医用画像表示装置においては、観
察者の疲れ、個々の特性(読影能力)を考慮せずに一定
間隔で画像を表示しているため、観察者は観察時点での
能力を超えた対応を迫られ、その結果読影ミスを侵す可
能性が生じるという問題点があった。
【0006】本発明は、このように観察者を画像切替え
操作から解放するとともに、自動切替え方法であっても
観察者の疲労等に起因する読影ミスが少ない画像表示装
置を提供することを目的とする。
操作から解放するとともに、自動切替え方法であっても
観察者の疲労等に起因する読影ミスが少ない画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、図
1に示すように、被検者に関する画像を格納する画像記
憶装置11と、被検者に関する画像を表示する画像表示装
置12と、画像の表示時間を制御するCPU13とを備え、
CPU13が観察画像の枚数によって画像表示時間を制御
するものであるように構成される。
1に示すように、被検者に関する画像を格納する画像記
憶装置11と、被検者に関する画像を表示する画像表示装
置12と、画像の表示時間を制御するCPU13とを備え、
CPU13が観察画像の枚数によって画像表示時間を制御
するものであるように構成される。
【0008】請求項2の発明では、図1の場合と同様
に、画像記憶装置31と、画像表示装置32と、CPU33と
を備えるほか、図3に示すように、観察者情報入力装置
34を備える。この観察者情報入力装置34は観察者に関す
る情報をCPU33に知らせ、CPU33が前記観察者に関
する情報によって画像表示時間を制御するものであるよ
うに構成される。
に、画像記憶装置31と、画像表示装置32と、CPU33と
を備えるほか、図3に示すように、観察者情報入力装置
34を備える。この観察者情報入力装置34は観察者に関す
る情報をCPU33に知らせ、CPU33が前記観察者に関
する情報によって画像表示時間を制御するものであるよ
うに構成される。
【0009】請求項3の発明では、図1の場合と同様
に、画像記憶装置41と、画像表示装置42と、CPU43と
を備えるほか、図4に示すように、画像切替え指示装置
44、自動/手動切替え装置45を備える。前記CPU43が
手動モードにおける画像表示時間を統計的に処理し、自
動モードにおいて前記統計的処理した表示時間によって
画像を連続表示するように構成される。
に、画像記憶装置41と、画像表示装置42と、CPU43と
を備えるほか、図4に示すように、画像切替え指示装置
44、自動/手動切替え装置45を備える。前記CPU43が
手動モードにおける画像表示時間を統計的に処理し、自
動モードにおいて前記統計的処理した表示時間によって
画像を連続表示するように構成される。
【0010】請求項4の発明では、請求項3記載の医用
画像表示装置において、前記統計的処理が、観察者が観
察のために使用した表示時間の平均を求めるものである
ように構成される。
画像表示装置において、前記統計的処理が、観察者が観
察のために使用した表示時間の平均を求めるものである
ように構成される。
【0011】請求項5の発明では、請求項3記載の医用
画像表示装置において、観察した画像の枚数によって統
計的処理を行い、自動モードにおいては先に観察した枚
数に応じて自動表示の時間を設定するように構成され
る。
画像表示装置において、観察した画像の枚数によって統
計的処理を行い、自動モードにおいては先に観察した枚
数に応じて自動表示の時間を設定するように構成され
る。
【0012】
【作用】通常、観察者は読影作業の後半においては前半
より疲労しているはずであり、その分読影時間が多くか
かるものと思われる。請求項1の発明は、この点に着目
して、読影した画像量に応じて段階的に又は直線的に一
枚当りの画像表示時間を増大する。
より疲労しているはずであり、その分読影時間が多くか
かるものと思われる。請求項1の発明は、この点に着目
して、読影した画像量に応じて段階的に又は直線的に一
枚当りの画像表示時間を増大する。
【0013】また、観察者は個人毎に能力や性格から個
々が必要とする表示時間が異なるはずである。請求項2
の発明は、この点に着目して、観察者が誰であるかを入
力することにより、観察者に合った表示時間を設定する
ものである。
々が必要とする表示時間が異なるはずである。請求項2
の発明は、この点に着目して、観察者が誰であるかを入
力することにより、観察者に合った表示時間を設定する
ものである。
【0014】請求項3の発明では、手動で観察画像を切
替えて観察をしていた時の情報から、自動モードにおけ
る画像の表示時間を設定する。即ち、画像観察システム
が画像表示時間を観察者によって手動的に切替える方法
とCPUが自動的に切替える方法の両方を具備している
場合、手動モードにおける表示時間をCPUが解析し、
最適な表示時間を割り出し、自動モードにおいてはその
表示時間によって画像を表示する。
替えて観察をしていた時の情報から、自動モードにおけ
る画像の表示時間を設定する。即ち、画像観察システム
が画像表示時間を観察者によって手動的に切替える方法
とCPUが自動的に切替える方法の両方を具備している
場合、手動モードにおける表示時間をCPUが解析し、
最適な表示時間を割り出し、自動モードにおいてはその
表示時間によって画像を表示する。
【0015】請求項4及び請求項5の発明では、自動モ
ードでの一枚当りの画像表示時間を種々の統計的手法を
用いて設定している。即ち、請求項4の発明は、先行す
る手動モード観察において観察者が要した観察時間から
画像一枚当りの平均観察時間を求め、当該平均観察時間
を自動モードの場合の画像一枚当りの表示時間とするも
のである。請求項5の発明では、手動モードで一連の画
像を順番に読むことを何回か繰り返したのち、同一順位
の画像に付いての一枚当りの平均観察時間を求め、各順
位の画像に付いても前記平均観察時間を自動モードの場
合の各順位の画像一枚当りの表示時間とするものであ
る。このことによって、観察者の観察能力に適合した表
示が可能となり、一層信頼度の高い観察が可能となる。
ードでの一枚当りの画像表示時間を種々の統計的手法を
用いて設定している。即ち、請求項4の発明は、先行す
る手動モード観察において観察者が要した観察時間から
画像一枚当りの平均観察時間を求め、当該平均観察時間
を自動モードの場合の画像一枚当りの表示時間とするも
のである。請求項5の発明では、手動モードで一連の画
像を順番に読むことを何回か繰り返したのち、同一順位
の画像に付いての一枚当りの平均観察時間を求め、各順
位の画像に付いても前記平均観察時間を自動モードの場
合の各順位の画像一枚当りの表示時間とするものであ
る。このことによって、観察者の観察能力に適合した表
示が可能となり、一層信頼度の高い観察が可能となる。
【0016】
【実施例】図5に本発明の実施例を示す。51は磁気ディ
スク、52はCRT、53はワークステーションなどの制御
部(以下では、CPUで代表することがある。)、54は
ICカードリーダ、55は光磁気ディスクである。この様
に汎用機器でシステムを構成することにより、図1、図
3、図4で概念的に示した各構成を具体化することが出
来る。
スク、52はCRT、53はワークステーションなどの制御
部(以下では、CPUで代表することがある。)、54は
ICカードリーダ、55は光磁気ディスクである。この様
に汎用機器でシステムを構成することにより、図1、図
3、図4で概念的に示した各構成を具体化することが出
来る。
【0017】第1の実施例は、図5の実施例に示すよう
な機器構成で、読影した画像量に応じて段階的に又は直
線的に表示時間を増大するものである。観察対象の画像
は光磁気ディスク55内に記録されており、観察対象の画
像は画像表示装置52に表示される。画像表示時間は観察
画像の枚数によって、例えば図2の直線21に示すような
読影量と表示時間との関係で、CPU53によって制御さ
れる。以下、図6のフローチャート(1) を用いて画像表
示時間の制御について説明する。
な機器構成で、読影した画像量に応じて段階的に又は直
線的に表示時間を増大するものである。観察対象の画像
は光磁気ディスク55内に記録されており、観察対象の画
像は画像表示装置52に表示される。画像表示時間は観察
画像の枚数によって、例えば図2の直線21に示すような
読影量と表示時間との関係で、CPU53によって制御さ
れる。以下、図6のフローチャート(1) を用いて画像表
示時間の制御について説明する。
【0018】先ず、画面番号、即ち画像が表示される順
番を示す番号、nの値がn=1に設定される。n=1で
は未だ終了の条件を満たしていない(N)ので、表示時
間の計算を行い、第1枚目の表示時間=toが求まる。
続いて、表示時間のカウントの為に時間のカウンターを
クリヤーする(時間=0)。この時点では、表示終了の
条件(時間>表示時間)を満たしていない(N)ので、
1番目の画像を表示する。一定間隔で時間の計測を行
い、その度に表示終了条件を満足するか否かを判断し、
満足したら(Y)、nの値を1つ進めて、n=2に設定
する。
番を示す番号、nの値がn=1に設定される。n=1で
は未だ終了の条件を満たしていない(N)ので、表示時
間の計算を行い、第1枚目の表示時間=toが求まる。
続いて、表示時間のカウントの為に時間のカウンターを
クリヤーする(時間=0)。この時点では、表示終了の
条件(時間>表示時間)を満たしていない(N)ので、
1番目の画像を表示する。一定間隔で時間の計測を行
い、その度に表示終了条件を満足するか否かを判断し、
満足したら(Y)、nの値を1つ進めて、n=2に設定
する。
【0019】以下同様に、nが最終画面番号になるま
で、引き続いて、nが1増加するたびに、表示時間をk
ずつ増加させてゆく。nが最終画面番号を超えると
(Y)、一連の表示が終了する。
で、引き続いて、nが1増加するたびに、表示時間をk
ずつ増加させてゆく。nが最終画面番号を超えると
(Y)、一連の表示が終了する。
【0020】第2の実施例は、第1の実施例と同様に、
図5に示す機器構成を採るが、観察者が誰であるかを入
力することにより、観察者に合った表示時間を設定する
ものである。第1の実施例と同様に、観察対象の画像は
光磁気ディスク55内に記録されおり、観察者に対応する
表示時間は磁気ディスク51に記録されている。
図5に示す機器構成を採るが、観察者が誰であるかを入
力することにより、観察者に合った表示時間を設定する
ものである。第1の実施例と同様に、観察対象の画像は
光磁気ディスク55内に記録されおり、観察者に対応する
表示時間は磁気ディスク51に記録されている。
【0021】観察者はまず自分のICカードをICカー
ドリーダ54で読み取らせる。読み取られた情報(例え
ば、氏名、年齢、経験年数等)はCPU53に伝達され、
CPU53は観察者情報から該当する観察者の表示時間
(例えば、経験年数が10年ならば、その標準的な観察
に要する時間)を磁気ディスク51から読みだし、表示時
間として設定する。読影作業が始まると、CPU53は光
磁気ディスク55から画像を読み出してCRT52に表示す
る。表示する時間はCPU53が管理しており、先に設定
された表示時間で表示される。以後この作業が繰り返さ
れる。
ドリーダ54で読み取らせる。読み取られた情報(例え
ば、氏名、年齢、経験年数等)はCPU53に伝達され、
CPU53は観察者情報から該当する観察者の表示時間
(例えば、経験年数が10年ならば、その標準的な観察
に要する時間)を磁気ディスク51から読みだし、表示時
間として設定する。読影作業が始まると、CPU53は光
磁気ディスク55から画像を読み出してCRT52に表示す
る。表示する時間はCPU53が管理しており、先に設定
された表示時間で表示される。以後この作業が繰り返さ
れる。
【0022】第3の実施例は、観察画像を手動モードで
観察をしていたときに得られた情報から、観察画像を自
動モードで観察するときの画像の表示時間を設定するも
のである。第1の実施例と同様に、観察対象の画像は光
磁気ディスク55内に記録されており、観察者に対応する
表示時間は磁気ディスク51に記録されている。
観察をしていたときに得られた情報から、観察画像を自
動モードで観察するときの画像の表示時間を設定するも
のである。第1の実施例と同様に、観察対象の画像は光
磁気ディスク55内に記録されており、観察者に対応する
表示時間は磁気ディスク51に記録されている。
【0023】まず、観察者は手動モードの指示をCPU
53に与える。CPU53は以後の画像切替えを観察者の指
示で行われるように装置を設定する。観察者の指示はキ
ーボードやマウスなどの入力デバイスによって行われ
る。ある程度の(例えば、20枚)サンプルが蓄積され統
計的なデータが得られたと判断したなら、次に観察者は
CPU53に対して自動モードの指示を行う。以後の画像
表示はCPU53自体が制御し、観察者からの切替え指示
入力はキャンセルするようシステムを設定する。観察作
業は以後自動的に行われ、画像表示時間はCPU53が管
理する。
53に与える。CPU53は以後の画像切替えを観察者の指
示で行われるように装置を設定する。観察者の指示はキ
ーボードやマウスなどの入力デバイスによって行われ
る。ある程度の(例えば、20枚)サンプルが蓄積され統
計的なデータが得られたと判断したなら、次に観察者は
CPU53に対して自動モードの指示を行う。以後の画像
表示はCPU53自体が制御し、観察者からの切替え指示
入力はキャンセルするようシステムを設定する。観察作
業は以後自動的に行われ、画像表示時間はCPU53が管
理する。
【0024】このときの表示時間は手動モードの表示時
間から得られたデータを用いる。以下、表示時間のデー
タを取得する例についてフローチャートを用いて説明す
る。図7のフローチャート(2) は、観察者が観察した時
間の平均を求めるものである。先ず、画面番号、即ち画
像が表示される順番を示す番号、nの値がn=1に設定
される。続いて、1枚目の画像に割り当てられたtim
e(1)のメモリをクリヤしてtime(1)=0とす
る。n=1はまだ終了の条件を満たしていない(N)の
で、1番目の画像表示に進む。観察者が次画像表示の操
作をしない限り(N)、表示時間の経過とともにtim
e(1)の値を、最新の系さ時間に更新してゆく。観察
者が次画像表示の操作をすると(Y)、time(1)
の最新の値を保存しておく。次に、第2の画面の表示
(n=2)に移る。以下同様の過程で、nが1ずつ進
み、最終画面の観察が終了するまで、time(2)、
time(3)等の値が保存される。nが最終画面番号
を超えると(Y)、時間の計測を終了し、保存したデー
タを用いて、平均時間を計算する。即ち、観察者が画像
を呼び出す毎に(n=1、2、・・)、その画像を観察
していた時間(観察時間)の累積値を画像枚数(=観察
回数)nで除して、毎回の観察時間の平均値を次式で求
め、これを画像一枚当りの表示時間とする。
間から得られたデータを用いる。以下、表示時間のデー
タを取得する例についてフローチャートを用いて説明す
る。図7のフローチャート(2) は、観察者が観察した時
間の平均を求めるものである。先ず、画面番号、即ち画
像が表示される順番を示す番号、nの値がn=1に設定
される。続いて、1枚目の画像に割り当てられたtim
e(1)のメモリをクリヤしてtime(1)=0とす
る。n=1はまだ終了の条件を満たしていない(N)の
で、1番目の画像表示に進む。観察者が次画像表示の操
作をしない限り(N)、表示時間の経過とともにtim
e(1)の値を、最新の系さ時間に更新してゆく。観察
者が次画像表示の操作をすると(Y)、time(1)
の最新の値を保存しておく。次に、第2の画面の表示
(n=2)に移る。以下同様の過程で、nが1ずつ進
み、最終画面の観察が終了するまで、time(2)、
time(3)等の値が保存される。nが最終画面番号
を超えると(Y)、時間の計測を終了し、保存したデー
タを用いて、平均時間を計算する。即ち、観察者が画像
を呼び出す毎に(n=1、2、・・)、その画像を観察
していた時間(観察時間)の累積値を画像枚数(=観察
回数)nで除して、毎回の観察時間の平均値を次式で求
め、これを画像一枚当りの表示時間とする。
【0025】t=〔time(1)+time(2)+〜+time(n)〕/n 図8のフローチャート(3) は、観察者が一定枚数(例え
ば、100枚)の画像を一定の順序(例えば、測定月日
順)で連続して観察する一連の観察を複数回行い、その
累積観察回数が予め定めた回数(指定観察回数と言
う。)に達すると、前記一連の観察における観察順位が
同じである(例えば、毎回2番目に観察される)画像の
累積観察時間を前記観察順位が同じである画像の指定観
察回数で除することによって、前記順位における一枚当
りの平均観察時間を算出する。
ば、100枚)の画像を一定の順序(例えば、測定月日
順)で連続して観察する一連の観察を複数回行い、その
累積観察回数が予め定めた回数(指定観察回数と言
う。)に達すると、前記一連の観察における観察順位が
同じである(例えば、毎回2番目に観察される)画像の
累積観察時間を前記観察順位が同じである画像の指定観
察回数で除することによって、前記順位における一枚当
りの平均観察時間を算出する。
【0026】第1回目の一連の観察(m=1)では、t
ime(n,1)が求められる。この場合、図7のフロ
ーチャート(2) の場合と同様にして、time(1,
1)、time(2,1)、・・・・、time(n,
1)が求まる。これらの値はそのまま保存しておく。別
の時に第2回目の一連の観察(m=2)を行って、同様
にtime(1,2)、time(2,2)、・・・
・、time(n,2)が求まる。これらの値もそのま
ま保存しておく。一連の観察が、指定観察回数に達する
まで、同様にして、合計n×m個のデーターが得られ
る。
ime(n,1)が求められる。この場合、図7のフロ
ーチャート(2) の場合と同様にして、time(1,
1)、time(2,1)、・・・・、time(n,
1)が求まる。これらの値はそのまま保存しておく。別
の時に第2回目の一連の観察(m=2)を行って、同様
にtime(1,2)、time(2,2)、・・・
・、time(n,2)が求まる。これらの値もそのま
ま保存しておく。一連の観察が、指定観察回数に達する
まで、同様にして、合計n×m個のデーターが得られ
る。
【0027】このうち、同じnの値(1、2、3・・)
を有するm個の観察時間の実測値を用いて、そのnの順
番における観察時間の平均値を次式により計算する。即
ち、 t(n) =〔time(n,1)+time(n,2)+〜+time(n,m)〕/m この平均所要時間を使用すれば、図2に示す段階的に又
は直線的に表示時間を増大する例よりも一層現実的なも
のになる。
を有するm個の観察時間の実測値を用いて、そのnの順
番における観察時間の平均値を次式により計算する。即
ち、 t(n) =〔time(n,1)+time(n,2)+〜+time(n,m)〕/m この平均所要時間を使用すれば、図2に示す段階的に又
は直線的に表示時間を増大する例よりも一層現実的なも
のになる。
【0028】この場合、経験豊富な観察者では平均所要
時間が相対的に短くなるであろう。また、同一観察者に
ついては、観察開始直後はまだ慣れていないが、次第に
慣れてきて所要時間が短くなり、さらに続けると疲労が
蓄積するため所要時間が長くなると言った傾向があれ
ば、そのデータが平均所要時間として取得されることに
なる。
時間が相対的に短くなるであろう。また、同一観察者に
ついては、観察開始直後はまだ慣れていないが、次第に
慣れてきて所要時間が短くなり、さらに続けると疲労が
蓄積するため所要時間が長くなると言った傾向があれ
ば、そのデータが平均所要時間として取得されることに
なる。
【0029】上記で求められた平均所要時間tまたはt
(n) を観察者がカード形式で保存しておき繰り返して使
用することが可能なことは言うまでもない。
(n) を観察者がカード形式で保存しておき繰り返して使
用することが可能なことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、観察者の特性に合致した表示時間を用いるた
め、疲労等に起因する読影ミスが減少する効果があり、
得られた観察結果(診察結果)の信頼性の一層の向上が
期待できる。
によれば、観察者の特性に合致した表示時間を用いるた
め、疲労等に起因する読影ミスが減少する効果があり、
得られた観察結果(診察結果)の信頼性の一層の向上が
期待できる。
【図1】 本発明の構成(1)
【図2】 表示時間の変化曲線
【図3】 本発明の構成(2)
【図4】 本発明の構成(3)
【図5】 実施例
【図6】 フローチャート(1)
【図7】 フローチャート(2)
【図8】 フローチャート(3)
11は画像記憶装置 12は画像表示装置 13はCPU 31は画像記憶装置 32は画像表示装置 33はCPU 34は観察者情報入力装置 41は画像記憶装置 42は画像表示装置 43はCPU 44は画像切替え指示装置 45は自動/手動切替え装置 51は磁気ディスク 52はCRT 53はワークステーション 54はICカードリーダ 55は光磁気ディスク。
Claims (5)
- 【請求項1】 画像記憶装置と、画像表示装置と、制御
部とを有し、 前記画像記憶装置は複数枚の画像を格納するものであ
り、前記画像表示装置は前記画像を順次表示するもので
あって、 前記制御部は表示した画像の累積枚数によって1枚当た
りの画像表示時間を制御するものであることを特徴とす
る画像表示装置。 - 【請求項2】 画像記憶装置と、画像表示装置と、観察
者情報入力装置と、 制御部とを有し、 前記画像記憶装置は被検者に関する画像を格納するもの
であり、前記画像表示装置は被検者に関する画像を表示
するものであり、前記観察者情報入力装置は観察者の情
報を制御部に知らせるものであって、 前記制御部が観察者の情報によって1枚当りの画像表示
時間を制御するものであることを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項3】 画像記憶装置と、画像表示装置と、制御
部とを有し、 前記画像記憶装置は被検者に関する画像を格納するもの
であり、前記画像表示装置は被検者に関する画像を表示
するものであり、前記被検者の表示画像の切替えを制御
部の制御により行う自動モードと観察者の指示入力に基
づいて行われる手動モードがある画像表示装置におい
て、 前記制御部は、先行する手動モードにおいて使用した画
像表示時間に統計的処理を施し、前記統計的処理により
定まった一枚当たりの画像表示時間で表示を行うもので
あることを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の画像表示装置において、 前記統計的処理が、累積表示時間を累積画像枚数で除し
て一枚当たりの平均観察時間を算出するものであること
を特徴とする画像表示装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の画像表示装置において、 前記統計的処理が、一定枚数の画像を一定の順序で連続
して観察する一連の観察を複数回行い前記一連の観察に
おける観察順位が同じである画像の累積観察時間を前記
観察順位が同じである画像の累積観察回数で除して前記
順位における一枚当りの平均観察時間を算出することで
あることを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165768A JPH0916139A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165768A JPH0916139A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0916139A true JPH0916139A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15818677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7165768A Withdrawn JPH0916139A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0916139A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005348936A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医用画像表示システム、プログラム及び医用画像表示方法 |
JP2006003875A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Toyota Motor Corp | 画面表示制御装置および画面表示制御方法 |
JP2011133635A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Konami Digital Entertainment Co Ltd | 提示装置、提示方法、ならびに、プログラム |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7165768A patent/JPH0916139A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003875A (ja) * | 2004-05-18 | 2006-01-05 | Toyota Motor Corp | 画面表示制御装置および画面表示制御方法 |
JP2005348936A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医用画像表示システム、プログラム及び医用画像表示方法 |
JP2011133635A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Konami Digital Entertainment Co Ltd | 提示装置、提示方法、ならびに、プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |