JPH09160658A - 定量吐出器における温度調節装置 - Google Patents

定量吐出器における温度調節装置

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JPH09160658A
JPH09160658A JP33987495A JP33987495A JPH09160658A JP H09160658 A JPH09160658 A JP H09160658A JP 33987495 A JP33987495 A JP 33987495A JP 33987495 A JP33987495 A JP 33987495A JP H09160658 A JPH09160658 A JP H09160658A
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JP
Japan
Prior art keywords
temperature
container
peltier element
heating
liquid material
Prior art date
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Pending
Application number
JP33987495A
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English (en)
Inventor
Keiji Miyagawa
圭司 宮川
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IWASHITA ENG KK
Original Assignee
IWASHITA ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定量吐出器にペルチェ素子を用いた加熱・冷
却手段を備えて容器を加熱・冷却し、容器内の液状材料
の温度を一定にして吐出量の安定化を図る。 【解決手段】 容器2の外周をペルチェ素子8と温度セ
ンサ9で取囲み、ペルチェ素子8の外側を吸熱材10で
覆い、温度調節装置11とペルチェ素子8および温度セ
ンサ9を電気的に接続する。温度調節装置11は、キー
ボード12から入力された設定温度をインタフェース1
3を介してCPU14に取込み、入力された設定温度か
らペルチェ素子8に流す電流の向きと大きさを決定す
る。そして、D/A変換器15と電流増幅器16を介し
てペルチェ素子8に所定の向きと大きさの電流を流す。
さらに、温度センサ9の熱起電力による電位差をA/D
変換器17を介してCPU14に取込み、電位差を温度
値に変換して設定温度の温度値と比較し、差があればそ
の差を減らすようにフィードバックしてペルチェ素子8
に流す電流の向きと大きさを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に接着剤やク
リーム半田などの液状材料を入れ、容器の吐出口に取付
けたニードルの先端からこれらの液状材料を定量吐出す
る定量吐出器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】定量吐出器は、吐出圧
力や吐出時間を設定して液状材料を定量吐出するが、吐
出作業の進行に伴って容器内の液状材料が減少すること
や、時間の経過と共に液状材料の粘度が変化することな
どにより、吐出精度が低下する。
【0003】また、容器内の液状材料は温度によっても
粘度が変化する。このため、周囲の温度変化や空気圧の
断熱圧縮による容器内の温度上昇により容器内の液状材
料の温度が変化し、容器内の液状材料の粘土が変化して
当初設定した吐出圧力に対する吐出量や吐出時間に対す
る吐出量にばらつきが生じる。従って、容器内の液状材
料の温度を一定にして容器内の液状材料の粘土が変化し
ないようにする必要がある。
【0004】このため、図2に示すように、従来の定量
吐出器1は、容器2の外周にヒータ8と温度センサ9で
取囲み、温度調節装置11とヒータ8および温度センサ
9を電気的に接続して温度センサ9の検出温度をフィー
ドバックし、ヒータ8に流す電流の大きさを調整して容
器2内の液状材料の温度を一定にしていた。
【0005】このように、従来の定量吐出器1は、容器
2全体をヒータ8で加熱して容器2の温度を上げること
により、周囲の温度変化に対応してきた。しかし、周囲
の温度が上昇したり、空気圧の断熱圧縮により容器内の
温度が上昇する場合は、ヒータ8だけで容器2内の液状
材料の温度を一定にするのは困難であった。
【0006】本発明は、定量吐出器1にペルチェ素子を
用いた加熱・冷却手段を備えて容器2を加熱・冷却し、
容器2内の液状材料の温度を一定にして吐出量の安定化
を図ることを目的になされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0008】すなわち、空気圧により容器内部の液状材
料を定量ずつ吐出する定量吐出器において、前記容器の
温度を設定する温度設定手段と、前記容器の温度を検出
する温度検出手段と、前記容器を加熱・冷却する熱電気
の発熱・吸熱現象を利用した加熱・冷却手段と、を備
え、前記設定温度と前記検出温度の差をフィードバック
して前記加熱・冷却手段により前記容器を加熱・冷却
し、前記温度差を減らす修正制御を行って前記容器内部
の液状材料の温度を一定にすることを特徴とする温度調
節装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】図1に、定量吐出器の概略図を示す。定量
吐出器1は、シリンダ状の容器2の先端の吐出口3にニ
ードル4を取付け、容器2の接続部5とコントローラ6
をチューブ7で接続する。容器2の外周は、熱電気の発
熱・吸熱現象を利用した加熱・冷却手段としてのペルチ
ェ素子8と温度センサ9で取囲み、ペルチェ素子8の外
側をペルチェ素子8が熱交換した熱を吸収する吸熱材1
0で覆う。そして、温度調節装置11とペルチェ素子8
および温度センサ9を電気的に接続する。
【0011】定量吐出器1は以上のような構成で、液状
材料を容器2に入れ、コントローラ6から空気圧を与え
て、ニードル4の先端から液状材料を定量吐出する。
【0012】ペルチェ素子8は、ペルチェ素子8に流れ
る電流の向きを正・逆転させて発熱・吸熱作用を起こ
し、容器2を外側から加熱・冷却する。
【0013】温度センサ9は、容器2に熱電対導体を接
触させて熱起電力による電位差を計測し、容器2の温度
を検出する。
【0014】図3に、温度調節装置11のブロック図を
示す。温度調節装置11は、キーボード12から入力さ
れた設定温度をインタフェース13を介してCPU14
に取込み、入力された設定温度からペルチェ素子8に流
す電流の向きと大きさを決定する。そして、D/A変換
器15と電流増幅器16を介してペルチェ素子8に所定
の向きと大きさの電流を流す。さらに、温度センサ9の
熱起電力による電位差をA/D変換器17を介してCP
U14に取込み、電位差を温度値に変換して設定温度の
温度値と比較し、差があればその差を減らすようにフィ
ードバックしてペルチェ素子8に流す電流の向きと大き
さを変更する。
【0015】このフィードバックは、設定温度と検出温
度の差が大きいときは、ペルチェ素子8に流す電流を大
きくし、差が小さくなるに従って電流を小さくする比例
制御(P制御)と、設定温度と検出温度の差の時間的な
積分値に比例する制御を行って、小さな誤差が持続する
場合に効果を発揮する比例積分制御(PI制御)と、設
定温度と検出温度の差の時間的な微分値に比例する制御
を行って、急激な温度変化に対して効果を発揮する比例
微分制御(PD制御)の3つの基本制御を2つ以上組合
わせて制御するPID制御により行う。
【0016】
【発明の効果】通常の冷媒を用いて容器を冷却する場
合、図4に示すように、電気エネルギー18を一旦電動
機の回転エネルギー19に変え、さらにコンプレッサの
圧力エネルギー20に変えてから吸熱エネルギー21を
発生させる。これに対し、ペルチェ素子を用いて容器を
冷却する場合、図5に示すように、電気エネルギー18
を直接吸熱エネルギー21に変えることができる。本発
明の定量吐出器は、ペルチェ素子を用いた加熱・冷却手
段を備えて容器を加熱・冷却する。従って、本発明によ
れば、下記に述べるような効果を奏する。すなわち、 (1)素子に流す電流の方向を正・逆するだけで容器を
加熱・冷却することができる。 (2)素子に流す電流の大きさによって容器の加熱量や
冷却量を調節することができる。 (3)素子に流す電流を制御するだけなので高速に容器
を加熱・冷却することができる。 (4)熱交換装置など大掛かりな装置を必要としないの
で、定量吐出器全体をコンパクトにすることができる。 (5)フロンなどの冷媒を使用しないので、クリーンな
システムを構成することができる。 以上のように、本発明の定量吐出器は、周囲の温度変化
や空気圧の断熱圧縮による容器内の温度上昇に対応して
容器内の液状材料の温度を一定にし、吐出量の安定化を
図る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の定量吐出器の概略図であ
る。
【図2】従来の定量吐出器の概略図である。
【図3】本発明の実施の形態の温度調節装置のブロック
図である。
【図4】通常の冷媒を用いた冷却手段のエネルギー関連
図である。
【図5】ペルチェ素子を用いた冷却手段のエネルギー関
連図である。
【符号の説明】
1 定量吐出器 2 容器 3 吐出口 4 ニードル 5 接続部 6 コントローラ 7 チューブ 8 ペルチェ素子 9 温度センサ 10 吸熱材 11 温度調節装置 12 キーボード 13 インタフェース 14 CPU 15 D/A変換器 16 電流増幅器 17 A/D変換器 18 電気エネルギー 19 回転エネルギー 20 圧力エネルギー 21 吸熱エネルギー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧により容器内部の液状材料を定量
    ずつ吐出する定量吐出器において、 前記容器の温度を設定する温度設定手段と、 前記容器の温度を検出する温度検出手段と、 前記容器を加熱・冷却する熱電気の発熱・吸熱現象を利
    用した加熱・冷却手段と、を備え、 前記設定温度と前記検出温度の差をフィードバックして
    前記加熱・冷却手段により前記容器を加熱・冷却し、前
    記温度差を減らす修正制御を行って前記容器内部の液状
    材料の温度を一定にすることを特徴とする温度調節装
    置。
JP33987495A 1995-12-05 1995-12-05 定量吐出器における温度調節装置 Pending JPH09160658A (ja)

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JP33987495A JPH09160658A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 定量吐出器における温度調節装置

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JP33987495A JPH09160658A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 定量吐出器における温度調節装置

Publications (1)

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JPH09160658A true JPH09160658A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18331643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33987495A Pending JPH09160658A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 定量吐出器における温度調節装置

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JP (1) JPH09160658A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007126A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 V Technology Co Ltd 塗布装置

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990826