JPH09160332A - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

Info

Publication number
JPH09160332A
JPH09160332A JP7314159A JP31415995A JPH09160332A JP H09160332 A JPH09160332 A JP H09160332A JP 7314159 A JP7314159 A JP 7314159A JP 31415995 A JP31415995 A JP 31415995A JP H09160332 A JPH09160332 A JP H09160332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothed belt
belt
image
color
electrostatic latent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7314159A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Utsunomiya
隆広 宇津宮
Tetsuya Adachi
哲也 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7314159A priority Critical patent/JPH09160332A/ja
Publication of JPH09160332A publication Critical patent/JPH09160332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力源からの動力伝達部における噛み合いに
起因する速度変動を低減し、速度変動による画像ムラ
(ジッター)を解消することで高品質な画像を得ること
のできるカラー電子写真装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 動力源から感光体および中間転写体の少
なくとも一方への動力伝達に歯筋角度をベルト進行方向
に対し90°未満とした歯付きベルトを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子複写機、レーザ
ビームプリンタ、ファクシミリ等のカラー電子写真装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年カラー電子写真装置は、色が異なる
複数の現像器によりベルト状の感光体をトナーにより順
次現像し、その感光体上に形成されたトナー像を中間転
写体に合成した後、用紙へ一括転写する方法がよく用い
られている。従来、この種のカラー電子写真装置はモー
ターで発生した動力をギヤ列や歯付きベルトを用いて感
光体及び中間転写体へ伝達する構成が一般的である。以
下図面を参照して、従来のカラー電子写真装置について
説明する。
【0003】図2は従来のカラー電子写真装置の構成
図、図3(a),図3(b)及び図4(a),図4
(b)は従来のカラー電子写真装置のプロセス部の構成
図である。図2〜図4において1は有機光導電体(OP
C)等の感光性受容層が薄膜状に塗布された感光体ベル
トである。感光体ベルト1は3本の感光体ベルト支持搬
送ローラ2,3,4によって水平面を形成するように巻
回支持され、駆動モータ50で発生した動力が図3に示
すギヤ列51,52、または図4に示す歯筋角度がベル
トの進行方向に対し90°となっている歯付きベルト5
8を介し感光体ベルト支持搬送ローラ4に伝わることに
より、感光体ベルト支持搬送ローラ2,3,4に沿って
矢印A方向に周回動する。感光体ベルト1の外周面に沿
って上部にはブラック(B)、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の各色の現像剤を収納する現像
器7B,7Y,7M,7Cが設けられている。感光体ベ
ルト1の下部には感光体クリーニング装置9、除電器1
0、帯電器5があり、更にその下にレーザビーム発生器
6が設けられている。帯電器5はタングステンワイヤ等
からなる帯電線11と金属板からなるシールド板12及
びグリッド板13によって構成されている。帯電線11
へ高電圧を印加することによって帯電線11がコロナ放
電を起こしグリッド板13を介して感光体ベルト1を一
様に帯電する。14はレーザビーム発生器6から発射さ
れる画像データにより変調されたレーザ光線である。レ
ーザプリンタとした場合の例では、このレーザ光線14
はホストコンピュータ(図示せず)からの信号により制
御され感光体ベルト1上に複数の所定のカラー成分の中
の特定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像を形成
する。各色の現像器7B,7Y,7M,7Cは機体本体
に設けられた所定の収納部に水平方向へそれぞれ等間
隔、着脱自在に横一列に配置され、各々の現像器7B,
7Y,7M,7Cの内部はトナーを除き同様の構成とな
っている。15B,15Y,15M,15Cは所定のカ
ラーの静電潜像を現像する際に、現像器7B,7Y,7
M,7Cを感光体ベルト1へ当接させるための当接カム
であり、16B,16Y,16M,16Cは現像器7
B,7Y,7M,7Cを待機位置へ離間させる離間バネ
である。この当接カム15B,15Y,15M,15C
は装置本体上面の現像器着脱カバー17に設けられてい
る。現像器着脱カバー17は固定された現像器着脱カバ
ー軸18に開閉自在に軸支されている。中間転写体ユニ
ット8は導電性の樹脂等からなるベルト状の中間転写体
ベルト19と、この中間転写体ベルト19を巻回支持し
ている3本の中間転写体ベルト支持搬送ローラ20,2
1,22とを有して、感光体ベルト支持搬送ローラ4に
設けられたギヤ54からの動力が中間転写ベルト支持搬
送ローラ20に設けられたギヤ55に伝わり中間転写体
ベルト19が周回動する。中間転写体ベルト19を挟ん
で感光体ベルト1に対向して配置される23は、中間転
写体ベルト19上へ感光体ベルト1上のトナー像を転写
するための中間転写ローラである。ここで中間転写体ベ
ルト19の表面周長は感光体ベルト1の表面周長と等し
くなるように設定されている。24は中間転写体ベルト
19の残留トナーを掻き取るための中間転写体ベルトク
リーニング装置であり、中間転写体ベルト19上に合成
像を形成している間は中間転写体ベルト19から離間し
ており、クリーニングに供する時のみ当接する。25は
用紙26を収納している用紙カセットであり、レーザビ
ーム発生器6の真下に設けられている。用紙26は用紙
カセット25から給紙ローラ27、分離部38によって
1枚づつ用紙搬送路28へ送り出される。29は用紙2
6と中間転写体ベルト19上に形成された合成像の位置
を一致させるため、一時的に用紙26を停止待機させる
ためのレジストローラであり従動ローラ30と圧接して
いる。31は中間転写体ベルト19上に形成された合成
像を用紙26に転写するための用紙転写ローラであり、
合成像を用紙26に転写する時のみ中間転写体ベルト1
9と接触回動する。32は内部に熱源を有するヒートロ
ーラ33と加圧ローラ34とからなる定着器であり、用
紙26に転写された合成像をヒートローラ33と加圧ロ
ーラ34の挟持回転に伴い圧力と熱によって用紙26に
定着させカラー画像を形成する。35,36は定着器3
2の下流側に設けられた排紙ローラ対である。37は機
体上部に設けられた排紙トレイであり、用紙26を蓄積
する。以上のように構成された従来の電子写真装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0004】図1において、先ず高圧電源に接続された
帯電器5内の帯電線11に高圧を印加しコロナ放電を行
なわせ、感光体ベルト1の表面を一様に−500v〜−
650v程度に帯電させる。次に、感光体ベルト1を駆
動装置(図示せず)によって矢印A方向に回転させ、一
様に帯電された感光体ベルト1の表面上に複数のカラー
成分の中の所定の色、例えばブラック(B)の画像デー
タにより変調されたレーザ光線14を照射すると、感光
体ベルト1上の照射された部分は電荷が消え静電潜像が
形成される。一方、現像に寄与するブラックの現像剤の
収納されている現像器7Bはホストコンピュータ(図示
せず)からの色選択信号によって当接カム15Bが半回
転し、これにより感光体ベルト1に当接する。現像が終
了した現像器7Bは当接カム15Bがさらに半回転し、
離間バネ16Bのバネ力によって感光体ベルト1との当
接位置からの待機位置へ移動する。現像器7Bが現像中
は、それ以外の現像器7Y,7M,7Cは感光体1から
離間している。次に例えばシアン(C)の色が選択され
ると、現像器7Cは感光体ベルト1へ当接されシアンの
現像を開始する。4色を使用する複写機あるいはプリン
タの場合は現像の動作を4回順次繰り返し行い中間転写
体ベルト19上に4色のトナー像を重ね合成像を形成す
る。この様にして形成された合成像は用紙転写ローラ3
1にトナーと反対の極性の高圧を印加するとともに圧力
によって用紙カセット25から用紙搬送路28に沿って
送られてきた用紙26に一括転写され、続いて定着器3
2に送られ、ここで熱とヒートローラ33と加圧ローラ
34の挟持力によって定着されカラー画像が形成され
る。定着器32を通過した用紙26は排紙ローラ対3
5,36を通過し排紙トレイ37へ排出とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、図3に示す駆動モータ50の出力軸に設け
られたギヤ列51とこのギヤ列51からの動力を感光体
ベルト支持搬送ローラ4へ伝達するギヤ列52との噛み
合い、あるいは図4に示す駆動モータ50の出力軸に設
けられたピニオンプーリー56とこのピニオンプーリー
56からの動力を感光体ベルト支持搬送ローラ4へ伝達
する大プーリー57と歯付きベルト58との噛み合いに
起因する速度変動による画像ムラ(以下ジッターと称す
る)が発生するという問題点を有している。例えば、速
度変動により感光体ベルト1の回転速度が速い部分では
画像は薄く、感光体ベルト1の回転速度が遅い部分では
画像は濃くなり、これがムラとなって表れる。
【0006】上記速度変動は、まずギヤ列51,52に
平歯車を用いた場合は、噛み合い時の接触期間における
荷重変動が大きいため滑らかな回転が得られず、回転ム
ラを生じる。
【0007】また、ギヤ列51,52にハスバ歯車を用
いた場合は、駆動軸方向に対しある一定の角度を歯に与
えているため、噛み合い時の接触期間における荷重変動
が低減され回転ムラが小さくなる。ゆえに平歯車と比較
してジッターは低減される。しかし加工精度に限界があ
るため、噛み合い率、捻り角度において改善を加えても
回転ムラを生じてしまうためジッターを解消することは
困難である。
【0008】次に、歯筋角度をベルト進行方向に対し9
0°にした従来の歯付きベルト58では、ジッターの原
因として歯付きベルト58の多角形化や歯の干渉が考え
られる。歯付きベルト58の多角形化は、ピニオンプー
リー56,大プーリー57と歯付きベルト58とが噛み
合う際に歯付きベルト58が円滑を描かずにピニオンプ
ーリー56,大プーリー57の谷の部分で直線となり多
角形の軌跡を描いて駆動されるため、駆動半径が変動す
ることにより駆動ムラが発生するものである(図5参
照)。
【0009】また歯付きベルト58の歯の干渉について
図6(a)〜図6(b)及び図7(a)〜図7(d)を
用いて説明する。図6は歯付きベルト58の歯と大プー
リー57が滑らかに噛み合っている状態を示し、図7は
歯付きベルト58の歯と大プーリー57が干渉している
状態を示す。図6においては図6(a)→図6(b)→
図6(c)→図6(d)と滑らかに噛み合っていくのに
対し、図7においては図7(b),図7(c)の状態に
おいて歯付きベルト58の歯が大プーリー57の山の部
分に干渉し、図7(d)で一気に噛み合っており、この
ため回転変動が生じその結果画像ムラを生じる。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電子写真方式における多色またはフルカラー印刷に
おけるジッターを解消し、高品質な画像を得ることがで
きるカラー電子写真装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のカラー電子写真装置は、静電潜像担持体およ
び転写体の少なくとも一方を回動する動力源からの動力
の伝達に歯付きベルトを用い、この歯付きベルトの歯筋
角度をベルト進行方向に対し90°未満としたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表面に静電潜像が形成された静電潜像担持体を複数
の異なる色のトナーにより順次現像してトナー画像を形
成し、このトナー画像を転写体に重ね合わせてトナー合
成画像とし、さらに、前記転写体から用紙にトナー合成
画像を転写することにより、カラー画像をえるカラー電
子写真装置において、前記静電潜像担持体および前記転
写体の少なくとも一方を回動する動力源からの動力の伝
達に歯付きベルトを用い、この歯付きベルトの歯筋角度
をベルト進行方向に対し90°未満としたもので、歯付
きベルトの歯がベルト進行方向に対し一定の角度を持っ
ているため歯付きベルトとこの歯付きベルトに噛み合う
プーリーとの噛み合いで最も問題となる歯付きベルトの
多角形化が低減され、また噛み合い率も増加し、さらに
噛み合い時の接触も線接触から点接触になり歯の干渉が
減少するため、回転変動を低減することができるという
作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、表面に静電潜像
が形成された静電潜像担持体を複数の異なる色のトナー
により順次現像してトナー画像を形成し、このトナー画
像を転写体に重ね合わせてトナー合成画像とし、さら
に、前記転写体から用紙にトナー合成画像を転写するこ
とにより、カラー画像をえるカラー電子写真装置におい
て、減速機構を介して前記静電潜像担持体および前記転
写体の少なくとも一方を回動する動力源からの動力の前
記減速機構の出力軸からの伝達に歯付きベルトを用い、
この歯付きベルトの歯筋角度を該歯付きベルトの進行方
向に対し90°未満としたもので、請求項1に記載の発
明と同様の作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記歯付きベルトの歯筋
角度を、該歯付きベルトの進行方向に対し60°以上8
5°以下としたもので、歯付きベルトのベルト進行方向
に対する歯筋角度が85°より大きい場合、歯付きベル
トの多角形化や噛み合い率、噛み合い時の歯の干渉など
においてあまり改善が見られないため好ましくなく、ま
た60°未満になると歯のねじれによる推力(スラスト
荷重)が大きくなり歯付きベルトがこの歯付きベルトと
噛み合うプーリー上でスラスト荷重方向に偏るため、プ
ーリー側面と歯付きベルトとが接触したり、やがては歯
付きベルトが駆動源の出力軸に対して傾きプーリーと歯
付きベルトとが正常な噛み合いを行わなくなるばかり
か、プーリーから歯付きベルトが外れてしまう恐れがあ
るといったことを、歯筋角度を60°〜85°の範囲内
で設定することにより解決し、最も回転変動を低減する
ことができるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1、請求
項2、又は請求項3に記載の発明において、前記歯付き
ベルトの歯の間隔を0.5mm以上2mm以下としたも
ので、歯付きベルトの歯の間隔が2mmより大きい場合
よりも噛み合い率が増加し、また歯形自体が小さくなる
ことで噛み合い時の歯の干渉が小さくなり、噛み合いが
よりなめらかになるため、ジッターによる画像劣化を防
止することができるとともに、0.5mm以上では不足
していた歯の強度を確保することができるという作用を
有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1、請求
項2、請求項3、又は請求項4に記載の発明において、
前記歯付きベルトの歯の部分のゴム硬度を硬度50度以
上80度以下としたもので、歯付きベルトの歯のピッチ
が小さくなるに従い歯が小さくなるために低下する歯の
強さを補い、歯の大きさに対して負荷がかかりすぎると
歯のたわみにより噛み合い時の歯の干渉が大きくなるこ
とを防止することができるという作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1、請求
項2、請求項3、又は請求項4に記載の発明において、
前記歯付きベルトの歯の部分のゴム硬度を硬度55度以
上75度以下としたもので、請求項5に記載の発明と同
様の作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は従来および本発明の一実施の形態によるカラ
ー電子写真装置に用いられる感光体ベルトを回動させる
歯付きベルトの拡大図であり、図1(a)は歯筋角度が
ベルトの進行方向に対し90°である従来の歯付きベル
ト、図1(b)は歯筋角度をベルトの進行方向に対し9
0°未満とした本発明の一実施の形態による歯付きベル
トで、Ps,Phは歯のピッチ、αは歯付きベルトの進
行方向に対する歯筋角度である。
【0019】次に、歯付きベルトのベルト進行方向に対
する歯筋角度を変えた場合の速度変動及び画像に乱れに
ついて説明する。
【0020】(表1)は歯付きベルトの歯筋角度をベル
ト進行方向に対しα=80°とした歯付きベルトを用い
た場合の速度変動とα=90°とした歯付きベルトを用
いた場合の速度変動、及びそれぞれの画像の乱れを評価
したものである。
【0021】
【表1】
【0022】(表1)から明らかなように、従来の歯付
きベルトではジッターが見られるのに対し、歯筋角度を
ベルト進行方向に対しα=80°とした本発明の歯付き
ベルトの場合はジッターによる画像の乱れがほとんど見
られなかった。
【0023】このような結果が得られたのは、歯筋角度
αがα=85°より大きい場合は、歯付きベルトの多角
形化や噛み合い率がよくなく、噛み合い時の干渉などが
生じ速度変動が生じることが考えられ、一方、歯筋角度
αがα=60°未満の場合は歯のねじれによる推力が大
きくなり、歯付きベルトがこの歯付きベルトと噛み合う
プーリー上でスラスト荷重方向に偏るためプーリー側面
と歯付きベルトとが接触したり、やがては歯付きベルト
が駆動源の出力軸に対して傾きプーリーと歯付きベルト
とが正常な噛み合いを行わなくなるためと考えられる。
【0024】次に、歯付きベルトのピッチPsを変えた
場合の速度変動及び画像の乱れについて説明する。(表
2)は従来の歯付きベルトでピッチPs=3mmの歯付
きベルトを用いた場合の速度変動とピッチPs=1.5
mmの歯付きベルトを用いた場合の速度変動、及びそれ
ぞれの画像の乱れを評価したものである。
【0025】
【表2】
【0026】(表2)から明らかなように、ピッチPs
=1.5mmの歯付きベルトを用いた場合はジッターに
よる画像の乱れが低減された。
【0027】このような結果が得られたのは、歯付きベ
ルトの歯のピッチPsがPs=2mmより大きいと噛み
合い率が低下するとともに、噛み合い時の歯の干渉が大
きく噛み合いが悪くなり、一方、歯付きベルトの歯のピ
ッチPsがPs=0.5mm未満では歯の強度が不足す
るためと考えられる。
【0028】なお、歯付きベルトの歯のピッチPsは従
来の歯付きベルトで変化させて、速度変動や、画像の乱
れを評価したが、歯筋角度α=90°未満の歯付きベル
トを用いても同様の結果が得られることは明らかであ
る。
【0029】さらに、歯付きベルトのゴム硬度を硬度5
5度以上75度以下とすることで、歯付きベルトの歯の
ピッチPhが小さくなるに従って低下する歯の強度を補
うことができ、歯のたわみによる噛み合い時の干渉を低
下させ、噛み合いに起因する速度変動によるジッターを
解消することができる。
【0030】なお、本実施の形態では感光体ベルトの駆
動について説明したが中間転写体ベルトの駆動において
も同様のことがいえる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動力源か
らの動力伝達部における噛み合いに起因する速度変動を
低減することができ、高品質な画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明の一実施の形態によるカラー
電子写真装置に用いられる感光体ベルトを回動させる歯
付きベルトの拡大図
【図2】従来のカラー電子写真装置の構成図
【図3】従来のカラー電子写真装置のプロセス部の構成
【図4】従来のカラー電子写真装置のプロセス部の構成
【図5】従来のカラー電子写真装置の駆動ムラの説明図
【図6】従来のカラー電子写真装置の歯付きベルトの歯
と大プーリーが滑らかに噛み合っている状態を示す図
【図7】従来のカラー電子写真装置の歯付きベルトの歯
と大プーリーが干渉している状態を示す図
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2,3,4 感光体ベルト支持搬送ローラ 5 帯電器 6 レーザビーム発生器 7B,7Y,7M,7C 現像器 8 中間転写体ユニット 9 感光体クリーニング装置 10 除電器 14 レーザ光線 19 中間転写体ベルト 20,21,22 中間転写体ベルト支持搬送ローラ 23 中間転写ローラ 24 中間転写体ベルトクリーニング装置 25 用紙カセット 26 用紙 27 給紙ローラ 28 用紙搬送路 29 レジストローラ 30 従動ローラ 31 用紙転写ローラ 32 定着器 35,36 排紙ローラ対 37 排紙トレイ 38 分離部 50 駆動モータ 51 ギヤ列 52 ギヤ列 54 ギヤ 55 ギヤ 56 ピニオンプーリー 57 大プーリー 58 歯付きベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に静電潜像が形成された静電潜像担持
    体を複数の異なる色のトナーにより順次現像してトナー
    画像を形成し、このトナー画像を転写体に重ね合わせて
    トナー合成画像とし、さらに、前記転写体から用紙にト
    ナー合成画像を転写することにより、カラー画像をえる
    カラー電子写真装置において、前記静電潜像担持体およ
    び前記転写体の少なくとも一方を回動する動力源からの
    動力の伝達に歯付きベルトを用い、この歯付きベルトの
    歯筋角度をベルト進行方向に対し90°未満としたこと
    を特徴とするカラー電子写真装置。
  2. 【請求項2】表面に静電潜像が形成された静電潜像担持
    体を複数の異なる色のトナーにより順次現像してトナー
    画像を形成し、このトナー画像を転写体に重ね合わせて
    トナー合成画像とし、さらに、前記転写体から用紙にト
    ナー合成画像を転写することにより、カラー画像をえる
    カラー電子写真装置において、減速機構を介して、前記
    静電潜像担持体および前記転写体の少なくとも一方を回
    動する動力源からの動力の前記減速機構の出力軸からの
    伝達に歯付きベルトを用い、この歯付きベルトの歯筋角
    度を該歯付きベルトの進行方向に対し90°未満とした
    ことを特徴とするカラー電子写真装置。
  3. 【請求項3】前記歯付きベルトの歯筋角度を、該歯付き
    ベルトの進行方向に対し60°以上85°以下としたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラー電子
    写真装置。
  4. 【請求項4】前記歯付きベルトの歯の間隔を0.5mm
    以上2mm以下としたことを特徴とする請求項1、請求
    項2、又は請求項3記載のカラー電子写真装置。
  5. 【請求項5】前記歯付きベルトの歯の部分のゴム硬度を
    硬度50度以上80度以下としたことを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載のカラー
    電子写真装置。
  6. 【請求項6】前記歯付きベルトの歯の部分のゴム硬度を
    硬度55度以上75度以下としたことを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載のカラー
    電子写真装置。
JP7314159A 1995-12-01 1995-12-01 カラー電子写真装置 Pending JPH09160332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7314159A JPH09160332A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 カラー電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7314159A JPH09160332A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 カラー電子写真装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09160332A true JPH09160332A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18049960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7314159A Pending JPH09160332A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 カラー電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09160332A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778795B2 (en) 2001-05-25 2004-08-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Driving force transmission apparatus and image forming apparatus using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778795B2 (en) 2001-05-25 2004-08-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Driving force transmission apparatus and image forming apparatus using the same
CN1322376C (zh) * 2001-05-25 2007-06-20 富士施乐株式会社 驱动力传递装置及使用该装置的成像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9213306B2 (en) Cartridge and image forming apparatus
US8380115B2 (en) Lubricant applicator, image forming apparatus, and process cartridge
JP2954433B2 (ja) 画像形成装置
US20070292170A1 (en) Image forming apparatus
JPH06289666A (ja) 電子写真装置
EP1324148A1 (en) Driving device and image forming apparatus including the same
KR20060082612A (ko) 현상기 구동 장치 및 이를 구비하는 화상형성장치
JPH1115275A (ja) 現像駆動装置
JP4375999B2 (ja) 画像形成装置
US6463247B1 (en) Color image formation apparatus using plural photosensitive drums
KR100580205B1 (ko) 현상기 구동 장치 및 이를 구비하는 화상형성장치
JPH09160332A (ja) カラー電子写真装置
JP4360162B2 (ja) 感光体ドラムの回転駆動ユニット
JP4450111B2 (ja) 回転駆動ユニット及びカラー画像形成装置
US9244391B2 (en) Image forming apparatus
JP2003287936A (ja) 像担持体駆動装置、および画像形成装置
JPH112935A (ja) 電子写真装置
JP2003035984A (ja) 画像形成装置
US20230028961A1 (en) Image forming apparatus
JP5263710B2 (ja) 画像形成装置の駆動装置の配設構造、画像形成装置の駆動装置、画像形成装置
JP2003043781A (ja) 画像形成装置
JP2001356607A (ja) 湿式画像形成装置
JP2005025102A (ja) 画像形成装置における回転駆動制御装置
JPH09281769A (ja) カラー画像形成装置
JPH11202586A (ja) 画像形成装置における感光体と転写媒体の駆動方法及び画像形成装置