JPH09159770A - 添付品有無検査方法及び装置 - Google Patents

添付品有無検査方法及び装置

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JPH09159770A
JPH09159770A JP32332695A JP32332695A JPH09159770A JP H09159770 A JPH09159770 A JP H09159770A JP 32332695 A JP32332695 A JP 32332695A JP 32332695 A JP32332695 A JP 32332695A JP H09159770 A JPH09159770 A JP H09159770A
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JP32332695A
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Nobuyuki Soga
信之 曽我
Masaichi Tomita
政一 富田
Tokuo Iwasa
徳夫 岩佐
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SUTABITSUKU KK
Original Assignee
SUTABITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品に添付されるべき添付品の有無を、包装
密封された最終的な製品の形態で検査することができる
添付品有無検査方法及び装置を提供する。 【解決手段】 被検査物10に添付されるべき添付品の
有無を検査する。検査部16は被検査物10を囲う検査
用空間を形成する。X線照射部26は検査用空間内の被
検査物10にX線を照射する。X線撮像部20は照射さ
れたX線による被検査物10の内部を撮像する。X線撮
像部20により撮像される被検査物10内部の撮像画像
に基づいて、添付品の有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品に添付される
べき添付品の有無を検査する添付品有無検査方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ほとんどの製品はコンベヤ方式に
より生産され、例えば、医薬品の場合、瓶に医薬を詰め
る工程、医薬を詰めた瓶を包装容器に入れる工程、能書
を包装容器に入れる工程、包装容器を密封する工程が、
一連の生産工程として構成されている。各工程間は、搬
送コンベヤにより自動的に製品が搬送され、非常に少人
数のオペレータにより大量の製品が生産されている。
【0003】各工程において作業に失敗して不良品が発
生した場合には、その工程で不良品を排除するようにし
ている。したがって、各工程で発生した不良品は、その
都度排除され、最終製品に不良品が混入しないように万
全を期している。しかし、このように万全を期した場合
でも、最終製品に不良品が混入することは避けられず、
不良品の出荷を完全にゼロにすることが生産現場に強く
求められている。特に、医薬品等の製品の場合には、効
能等を記載した能書(添付文書)を添付することが法律
で義務づけられており、不良品を出荷することは許され
ない。
【0004】このため、従来は、医薬品等の製品のよう
に不良品の発生防止が厳しく求められている場合には、
包装容器の蓋を開けた状態の工程時に種々のセンサ、又
は、オペレータが目視により包装容器内に能書等の添付
品があるか否かを観察して最終的な出荷検査をしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の検査方法では、不良品をもれなく発見するこ
とは事実上不可能である。また、従来の検査方法は、包
装容器の蓋を開けたままの状態で行われるため、その後
の包装工程で能書が落ちるような不良に対しては対応す
ることができない。
【0006】このため、確度の高い方式で、オペレータ
の五感に頼ることなく、しかも、最終的に出荷する製品
の形態で確実に不良品を検査することが強く望まれてい
た。本発明の目的は、製品に添付されるべき添付品の有
無を、包装密封された最終的な製品の形態で検査するこ
とができる添付品有無検査方法及び装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検査物に
添付されるべき添付品の有無を検査する添付品有無検査
方法であって、前記被検査物を囲う検査用空間内の前記
被検査物にX線を照射し、照射されたX線により前記被
検査物の内部を撮像し、前記被検査物内部の撮像画像に
基づいて、前記添付品の有無を判断することを特徴とす
る添付品有無検査方法によって達成される。
【0008】上述した添付品有無検査方法において、前
記添付品が添付される予定位置に対応した所定の検査領
域を定め、前記所定の検査領域内の明暗に基づいて、前
記添付品の有無を判断することが望ましい。上述した添
付品有無検査方法において、前記被検査物は、密封包装
内に能書が同封された製品であり、前記能書のX線透過
像が暗くなる方向から前記製品に対してX線を照射する
ことが望ましい。
【0009】上記目的は、被検査物に添付されるべき添
付品の有無を検査する添付品有無検査装置であって、前
記被検査物を囲う検査用空間を形成する検査部と、前記
検査用空間内の前記被検査物にX線を照射するX線照射
部と、前記X線照射部から照射されたX線により前記被
検査物の内部を撮像するX線撮像部と、前記X線撮像部
により撮像される前記被検査物内部の撮像画像に基づい
て、前記添付品の有無を判断する判断部とを有すること
を特徴とする添付品有無検査装置によって達成される。
【0010】上述した添付品有無検査装置において、前
記判断部は、前記添付品が添付される予定位置に対応し
た所定の検査領域を定め、前記所定の検査領域内の明暗
に基づいて、前記添付品の有無を判断することが望まし
い。上述した添付品有無検査装置において、前記被検査
物は、密封包装内に能書が同封された製品であり、前記
X線照射部は、前記X線撮像部により撮像される前記能
書のX線透過像が暗くなる方向から前記製品に対してX
線を照射することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による能書検
査装置を図1乃至図20を用いて説明する。本実施形態
の能書検査装置は、医薬品や化粧品等に同封された能書
(説明書や添付文書等を含む)の有無を、包装された状
態で検査する装置である。被検査物である製品10は、
搬送コンベヤ12により図1の左から右に向かって搬送
される。搬送コンベヤ12中央の検査位置において製品
10内の能書の有無が検査される。
【0012】搬送コンベヤ12の検査位置には、製品1
0にX線を照射するX線照射部14が設けられている。
X線照射部14は最大印加電圧30KVの軟X線(波長
=10ー8cm〜10ー10cm)を使用し、無駄なX線の
発生を低減するため、撮像時のみにX線をパルス的に照
射するフラッシュX線方式を採用している。X線照射部
14の周囲には、外部にX線が漏れないようにするため
に、X線照射部14を覆うカバー16が設けられてい
る。カバー16は鉛板を内張りした鋼板により形成され
ている。カバー16には、製品10が出入りするために
開口部が設けられており、この開口部は鉛混入ゴム材か
らなるカーテン18が取り付けられている。
【0013】搬送コンベヤ12の検査位置の下部には、
製品10を透過するX線の像を撮像するX線撮像部20
が設けられている。X線撮像部20も、外部にX線が漏
れないようにするため、カバー22により覆われてい
る。カバー22は、鉛板を内張りした鋼板により形成さ
れている。このように、X線照射部14から照射された
X線や内部反射したX線は、カバー16、22や、カー
テン18により、外部に漏れないようにしている。
【0014】カバー16内の検査位置の右側には、検査
位置に製品10が到達したことを検出するために、位置
センサ24が設けられている。X線照射部コントローラ
26は、X線照射部14からのX線の照射を制御する。
X線照射部コントローラ26からのX線照射信号によ
り、X線照射部14は、製品10に対してパルス状のX
線を照射する。
【0015】画像処理部28は、X線撮像部20により
撮像された製品10の画像を処理し、添付品の有無を判
定する。位置センサ24からの製品10の検出信号に同
期して、X線照射部コントローラ26にX線照射開始信
号を出力し、X線撮像部20からの映像信号を入力す
る。画像処理部28は、製品10内部の撮像画像に対し
て、予め定めた検査条件パラメータに基づいた処理を行
い、製品10に能書が添付されているか否か判定し、有
無判定信号を出力する。
【0016】次に、本実施形態の能書検査装置の動作に
ついて説明する。製品10は搬送コンベヤ12により搬
送され、カーテン18を通過し、カバー16内部の検査
用空間に進入する。位置センサ24により製品10が検
査位置に達したことが検出されると、検査開始信号が画
像処理部28に出力される。画像処理部28は位置セン
サ24からの検査開始信号に基づいて、X線照射部コン
トローラ26に対して、X線照射開始信号を出力する。
X線照射部コントローラ26は、画像処理部28からの
X線照射開始信号に基づいて、X線照射部14にX線照
射信号を出力する。X線照射部14は、X線照射部コン
トローラ26からのX線照射信号に基づいて、製品10
に対してパルス状の軟X線を照射する。X線撮像部20
は、製品10及び搬送コンベヤ12を透過したX線を受
光し、製品10内部の透過映像を撮像する。このように
撮像された撮像画像は画像処理部28に出力される。
【0017】画像処理部28は、入力された撮像画像に
基づいて、後述する有無判定処理を行い、製品10に能
書が添付されていたか否かを判定する。その判定結果は
有無判定信号として出力され、不良品と判定された製品
10は、例えば、フラッパーやエアージェット等の製品
排除装置(図示せず)により搬送コンベヤから排除され
る。
【0018】次に、本実施形態による有無判定方法を、
図2乃至図20を用いて説明する。図2は、製品10に
対するX線の照射方向を示す図であり、図3乃至図20
は、有無判定方法の具体例を示す図である。なお、本実
施形態の被検査物として、医薬品を例として説明する
が、化粧品等の説明書の添付が必要な他の製品について
も同様である。
【0019】図2に示すように、製品10は、内容物で
ある薬品11aの一部に能書11bが被せられており、
これら薬品11aと能書11bが包装箱11cに包装さ
れている。肉眼により包装箱11c内部の薬品11aと
能書11bを確認することができない。本実施形態で
は、製品10上方のA方向からX線を照射したり、製品
10左方のB方向からX線を照射したり、製品10斜め
上方のC方向からX線を照射したりして、能書11bの
有無を判定する。 [第1具体例]錠剤又はカプセル剤をPTP包装した医
薬品の場合である。複数シートの薬品11aの一端を包
み込むようにして能書11bが封入されている。図3に
示すように、製品10に対して図2のA方向からX線を
照射して、製品10の透過画像を撮像する。
【0020】図4(a)は、能書11bが封入されてい
る場合の透過画像であり、図4(b)は、能書11bが
封入されていない場合の透過画像である。能書11bが
封入されている場合には、その部分が暗くなっている。
図5は検査領域の一例である。能書11bの透過画像の
最も暗くなる部分を包含するように、図5に示すような
検査領域Pを定め、その検査領域P内の濃度レベルを計
測し、その濃度値に基づいて能書の有無を判定する。す
なわち、能書11bが封入されている場合には、図5
(a)に示すように、検査領域P内に能書11bによる
暗い濃度レベルのドットが現れるが、能書11bが封入
されていない場合には、図5(b)に示すように、検査
領域P内に能書11bによる暗い濃度レベルのドットが
現れない。濃度レベルのヒストグラムから判定する。
【0021】図6は検査領域の他の例である。図5の検
査領域Pを分割して、図6に示すような2つの検査領域
P1、P2を定め、その検査領域P1、P2内の濃度レ
ベルを計測し、その濃度値に基づいて能書の有無を判定
する。すなわち、能書11bが封入されている場合に
は、図6(a)に示すように、検査領域P1、P2内に
能書11bによる暗い濃度レベルのドットが現れるが、
能書11bが封入されていない場合には、図6(b)に
示すように、検査領域P1、P2内に能書11bによる
暗い濃度レベルのドットが現れない。図6のように検査
領域を分割して、各検査領域P1、P2の面積を小さく
することにより画像処理の時間を短縮することができ
る。 [第2具体例]粉末又は顆粒状薬品を分包した医薬品の
場合である。複数シートの薬品11aの一端を包み込む
ようにして能書11bが封入されている。図7に示すよ
うに、製品10に対して図2のA方向からX線を照射し
て、製品10の透過画像を撮像する。
【0022】図8(a)は、能書11bが封入されてい
る場合の透過画像であり、図8(b)は、能書11bが
封入されていない場合の透過画像である。能書11bが
封入されている場合には、その部分が暗くなっている。
図9は検査領域の一例である。能書11bの透過画像の
最も暗くなる部分を包含するように、図9に示すような
検査領域Pを定め、その検査領域P内の濃度レベルを計
測し、その濃度値に基づいて能書の有無を判定する。す
なわち、能書11bが封入されている場合には、図9
(a)に示すように、検査領域P内に能書11bによる
暗い濃度レベルのドットが現れるが、能書11bが封入
されていない場合には、図9(b)に示すように、検査
領域P内に能書11bによる暗い濃度レベルのドットが
現れない。濃度レベルのヒストグラムから判定する。
【0023】図10は検査領域の他の例である。図9の
検査領域Pを分割して、図10に示すような2つの検査
領域P1、P2を定め、その検査領域P1、P2内の濃
度レベルを計測し、その濃度値に基づいて能書の有無を
判定する。すなわち、能書11bが封入されている場合
には、図10(a)に示すように、検査領域P1、P2
内に能書11bによる暗い濃度レベルのドットが現れる
が、能書11bが封入されていない場合には、図10
(b)に示すように、検査領域P1、P2内に能書11
bによる暗い濃度レベルのドットが現れない。図10の
ように検査領域を分割して、各検査領域P1、P2の面
積を小さくすることにより画像処理の時間を短縮するこ
とができる。 [第3具体例]軟膏等のチューブ状薬品の場合である。
チューブ状の薬品11aの頂部を包み込むようにして能
書11bが封入されている。図11に示すように、製品
10に対して図2のA方向からX線を照射して、製品1
0の透過画像を撮像する。
【0024】図12(a)は、能書11bが封入されて
いる場合の透過画像であり、図12(b)は、能書11
bが封入されていない場合の透過画像である。能書11
bが封入されている場合には、その部分が暗くなってい
る。図13は検査領域の一例である。能書11bの透過
画像の最も暗くなる部分を包含するように、図13に示
すような検査領域Pを定め、その検査領域P内の濃度レ
ベルを計測し、その濃度値に基づいて能書の有無を判定
する。すなわち、能書11bが封入されている場合に
は、図13(a)に示すように、検査領域P内に能書1
1bによる暗い濃度レベルのドットが現れるが、能書1
1bが封入されていない場合には、図13(b)に示す
ように、検査領域P内に能書11bによる暗い濃度レベ
ルのドットが現れない。濃度レベルのヒストグラムから
判定する。 [第4具体例]薬液等のガラス瓶状薬品の場合である。
ガラス瓶状の薬品11aの頂部を包み込むようにして能
書11bが封入されている。図14に示すように、製品
10に対して図2のA方向からX線を照射して、製品1
0の透過画像を撮像する。
【0025】図15(a)は、能書11bが封入されて
いる場合の透過画像であり、図15(b)は、能書11
bが封入されていない場合の透過画像である。能書11
bが封入されている場合には、その部分が暗くなってい
る。図16は検査領域の一例である。能書11bの透過
画像の最も暗くなる部分を包含するように、図16に示
すような検査領域Pを定め、その検査領域P内の濃度レ
ベルを計測し、その濃度値に基づいて能書の有無を判定
する。すなわち、能書11bが封入されている場合に
は、図16(a)に示すように、検査領域P内に能書1
1bによる暗い濃度レベルのドットが現れるが、能書1
1bが封入されていない場合には、図16(b)に示す
ように、検査領域P内に能書11bによる暗い濃度レベ
ルのドットが現れない。濃度レベルのヒストグラムから
判定する。 [第5具体例]第1具体例と同様に、錠剤又はカプセル
剤をPTP包装した医薬品の場合である。PTPシート
の枚数が多い場合や、能書用紙が薄い場合、薬品11a
の透過映像が暗くなり、能書11bの透過映像と区別す
ることが困難となる。このような場合には、図17に示
すように、製品10に対して図2のB方向からX線を照
射して、製品10の透過画像を撮像する。
【0026】図18(a)は、能書11bが封入されて
いる場合の透過画像であり、図18(b)は、能書11
bが封入されていない場合の透過画像である。能書11
bが封入されている場合には、その部分が暗くなってい
る。図19は検査領域の一例である。能書11bの角部
の透過画像が最も暗くなる部分を包含するように、図1
9に示すような検査領域P1、P2を定め、その検査領
域P1、P2内の濃度レベルを計測し、その濃度値に基
づいて能書の有無を判定する。すなわち、能書11bが
封入されている場合には、図19(a)に示すように、
検査領域P1、P2内に能書11bによる暗い濃度レベ
ルのドットが現れるが、能書11bが封入されていない
場合には、図19(b)に示すように、検査領域P1、
P2内に能書11bによる暗い濃度レベルのドットが現
れない。濃度レベルのヒストグラムから判定する。 [第6具体例]第1具体例と同様に、錠剤又はカプセル
剤をPTP包装した医薬品の場合である。第1具体例の
ように図2のA方向からX線を照射すると、最も暗くな
る部分は、図3に示すように、能書11bの厚さと同じ
幅となる。能書11bの厚さがある程度ある場合には問
題がないが、能書11bが薄い場合には、幅が細すぎて
有無判定をすることが困難な場合がある。
【0027】第6具体例では、製品10に対して斜め後
方である図2のC方向からX線を照射する。C方向から
X線を照射すると、図20に示すように、能書11bの
透過映像が若干歪むものの、能書11bの透過映像の最
も暗い部分が能書11bの厚さよりも太くなる。この部
分を含むように検査領域を定めることにより、前述した
方法により有無判定をすることができる。
【0028】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、医薬品に添付されるべき能書の有無を、包装を開け
ることなく、最終的な製品の形態で検査することができ
る。また、本実施形態によれば、能書の位置がずれてい
る場合も不良品として検出することができ、厳しい品質
管理を実現することができる。なお、医薬品には様々な
包装形態があるが、どのような包装形態の場合でも、X
線の照射方向や、撮像画像の検査料域や、検査の濃淡し
きい値等の検査パラメータを調整することにより、確実
に能書の有無を検査することができる。
【0029】本発明は上記実施形態に限らず種々の変形
が可能である。例えば、上記実施形態では、医薬品に添
付される能書の有無検査に本発明を適用したが、他の製
品の様々な添付品の有無検査に適用することが可能であ
る。例えば、食品に添付される説明書の有無検査や、イ
ンスタント食品に添付される調味料の有無検査、食品に
添付されるスプーンやストローの有無検査、化粧品に添
付される説明書等の有無検査、化粧品に添付される刷毛
やブラシの有無検査等々のあらゆる製品の様々な添付品
の有無検査に適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、被検査物
を囲う検査用空間内の被検査物にX線を照射し、照射さ
れたX線により被検査物の内部を撮像し、被検査物内部
の撮像画像に基づいて、添付品の有無を判断するように
したので、被検査物に添付されるべき添付品の有無を、
包装を開けることなく、最終的な製品の形態で検査する
ことができる。
【0031】また、添付品が添付される予定位置に対応
した所定の検査領域を定め、所定の検査領域内の明暗に
基づいて、添付品の有無を判断するようにすれば、確実
に添付品の有無を検査することができる。更に、被検査
物に対して能書のX線透過像が暗くなる方向からX線を
照射するようにすれば、能書が厚くない場合でも、能書
の有無を確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による能書検査装置の構成
を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による能書検査装置におい
て製品に対するX線の照射方向の説明図である。
【図3】有無検査方法の第1具体例におけるX線の照射
方向を示す図である。
【図4】有無検査方法の第1具体例における製品の撮像
画像を示す図である。
【図5】有無検査方法の第1具体例における検査領域の
一例を示す図である。
【図6】有無検査方法の第1具体例における検査領域の
他の例を示す図である。
【図7】有無検査方法の第2具体例におけるX線の照射
方向を示す図である。
【図8】有無検査方法の第2具体例における製品の撮像
画像を示す図である。
【図9】有無検査方法の第2具体例における検査領域の
一例を示す図である。
【図10】有無検査方法の第2具体例における検査領域
の他の例を示す図である。
【図11】有無検査方法の第3具体例におけるX線の照
射方向を示す図である。
【図12】有無検査方法の第3具体例における製品の撮
像画像を示す図である。
【図13】有無検査方法の第3具体例における検査領域
の一例を示す図である。
【図14】有無検査方法の第4具体例におけるX線の照
射方向を示す図である。
【図15】有無検査方法の第4具体例における製品の撮
像画像を示す図である。
【図16】有無検査方法の第4具体例における検査領域
の一例を示す図である。
【図17】有無検査方法の第5具体例における検査領域
の他の例を示す図である。
【図18】有無検査方法の第5具体例におけるX線の照
射方向を示す図である。
【図19】有無検査方法の第5具体例における製品の撮
像画像を示す図である。
【図20】有無検査方法の第6具体例におけるX線の照
射方向を示す図である。
【符号の説明】
10…製品 11a…薬品 11b…能書 11c…包装箱 12…搬送コンベヤ 14…X線照射部 16…カバー 18…カーテン 20…X線撮像部 22…カバー 24…位置センサ 26…X線照射部コントローラ 28…画像処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物に添付されるべき添付品の有無
    を検査する添付品有無検査方法であって、 前記被検査物を囲う検査用空間内の前記被検査物にX線
    を照射し、 照射されたX線により前記被検査物の内部を撮像し、 前記被検査物内部の撮像画像に基づいて、前記添付品の
    有無を判断することを特徴とする添付品有無検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の添付品有無検査方法にお
    いて、 前記添付品が添付される予定位置に対応した所定の検査
    領域を定め、前記所定の検査領域内の明暗に基づいて、
    前記添付品の有無を判断することを特徴とする添付品有
    無検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の添付品有無検査方
    法において、 前記被検査物は、密封包装内に能書が同封された製品で
    あり、 前記能書のX線透過像が暗くなる方向から前記製品に対
    してX線を照射することを特徴とする添付品有無検査方
    法。
  4. 【請求項4】 被検査物に添付されるべき添付品の有無
    を検査する添付品有無検査装置であって、 前記被検査物を囲う検査用空間を形成する検査部と、 前記検査用空間内の前記被検査物にX線を照射するX線
    照射部と、 前記X線照射部から照射されたX線により前記被検査物
    の内部を撮像するX線撮像部と、 前記X線撮像部により撮像される前記被検査物内部の撮
    像画像に基づいて、前記添付品の有無を判断する判断部
    とを有することを特徴とする添付品有無検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の添付品有無検査装置にお
    いて、 前記判断部は、前記添付品が添付される予定位置に対応
    した所定の検査領域を定め、前記所定の検査領域内の明
    暗に基づいて、前記添付品の有無を判断することを特徴
    とする添付品有無検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の添付品有無検査装
    置において、 前記被検査物は、密封包装内に能書が同封された製品で
    あり、 前記X線照射部は、前記X線撮像部により撮像される前
    記能書のX線透過像が暗くなる方向から前記製品に対し
    てX線を照射することを特徴とする添付品有無検査装
    置。
JP32332695A 1995-12-12 1995-12-12 添付品有無検査方法及び装置 Pending JPH09159770A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022675A (ja) * 2000-07-03 2002-01-23 Ishida Co Ltd X線物品検査装置および方法、ならびに、それに使用される物品
JP2005127962A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Anritsu Sanki System Co Ltd X線検査装置
JP2006308315A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Anritsu Sanki System Co Ltd X線異物検出装置

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