JPH09159448A - 測地システム - Google Patents

測地システム

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JPH09159448A
JPH09159448A JP32082395A JP32082395A JPH09159448A JP H09159448 A JPH09159448 A JP H09159448A JP 32082395 A JP32082395 A JP 32082395A JP 32082395 A JP32082395 A JP 32082395A JP H09159448 A JPH09159448 A JP H09159448A
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真実 石口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測地場所の判断を容易にし、しかも正確な測
地を行う。 【解決手段】 地上面に対する位置データを出力するG
PSアンテナ13等の検知手段を、土木機械11等の作
業車両に搭載し、この作業車両の地上面への接地時の検
知手段のデータを収集することにより地上面の地形を測
地する測地システムであって、上記作業車両の接地部分
をモニタ24に表示させるとともに、同一モニタ24に
測地予定ポイントを表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GPS受信機を
搭載した土木機械等の車両によって測地するシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、GPS(グローバル・ポジショニ
ング・システム)アンテナを、工事着手前,工事途中,
工事完了後に、地上面の所定ポイントにセットして、こ
の地上面の各ポイント毎の3次元座標位置データを抽出
して測地し、この測地データに基づいて、工事前,後,
途中の地形を測量するようにしていた。このシステムで
は、測地担当者が、ポール先端にGPSアンテナを取付
けたものを把持し、地上面の所定ポイントに上記ポール
下端が地上面に触れるようにポールを立て、この立てた
時の上記GPSアンテナの3次元座標位置を抽出する。
この場合、固定局側には固定局GPSアンテナが設けら
れており、実質的に測地担当者により地上面に立てられ
るGPSアンテナからは、上記固定局側アンテナの位置
を基準とする3次元座標位置のデータが出力される。こ
のようにして、各ポイント毎に求めた3次元位置データ
にポールの長さ分の所定の補正を加えたものを測地デー
タとしてコンピュータのモニタに表示すれば、地上面出
来形の地形を正確に知ることができ、しかも工事の経過
を迅速に知ることができ、工事が正確に行われているか
どうかを評価できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はいずれ
の場所の測地を行うのか容易に判断しづらい欠点があ
り、しかも測地担当者が測地したときに、データが測地
データとして出力されても、これを正式なデータとして
取り込んでしまい、測地が正確に行えないという不都合
を有していた。
【0004】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、測地場所の判断を容易にし、しかも正確な
測地を行うことができる測地システムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
地上面に対する位置データを出力するGPSアンテナ等
の検知手段を、直接またはポール等を介して間接的に地
上面に接地し、この地上面への接地時の検知手段のデー
タを収集することにより地上面の地形を測地する測地シ
ステムであって、上記検知手段の接地部分をモニタに表
示させるとともに、同一モニタに測地予定ポイントを表
示させたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、地上面に対する位
置データを出力するGPSアンテナ等の検知手段を、土
木機械等の作業車両に搭載し、この作業車両の所定部分
の地上面への接地時の検知手段のデータを収集すること
により地上面の地形を測地する測地システムであって、
上記作業車両の接地部分をモニタに表示させるととも
に、同一モニタに測地予定ポイントを表示させたことを
特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記作業車両の所
定部分の接地時のデータのうち所定の範囲内のデータだ
けをフィルタリングで抽出して測地データとして出力す
るようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記測地予定ポイ
ントを、2点間を結ぶ直線ラインまたは円弧ラインを複
数に分割した位置に設定可能としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,図2,図3は本発明による測地シ
ステムの一実施形態を示す図、図4はコンピュータの構
成図、図5,図6,図7は動作説明図、図8はアンテナ
の取付状態を示す図であり、各図において、符号11は
作業車両としてのバックホウから成るラジコン遠隔操縦
型の土木機械であり、12は監視局である。該土木機械
11は例えばバックホウから成る移動局を構成するもの
で、これにはGPSのアンテナ13及びGPS用の受信
機14(図3参照)を搭載してあり、この受信機14に
て約22000km上空の米国の人工衛星(現在24個
の衛星が使用可能)の電波を受信し、コード情報をコン
ピュータ15にて解析することにより、上記GPSのア
ンテナ13の位置(実際には後述する処理によってバケ
ットBの甲面Ba)を3次元座標のデータとしてリアル
タイムに検出する。
【0010】本実施の形態1では図3に示すように土木
機械11に搭載した受信機14とは別個に、図3に示す
ように地上に設けた固定局40に、GPSのアンテナ1
6及びGPS用の受信機17を設置してある。該受信機
17にて受信した人工衛星の電波信号は、無線送信機1
8によりアンテナ18aから、土木機械11のアンテナ
19aを介して土木機械11へ送られ、土木機械11に
搭載した無線受信機(送受信機)19によって受信され
る。そして、GPSの受信機14,17にて受信したコ
ード情報に基づき、コンピュータ15によって該土木機
械11に搭載したGPSのアンテナ13の正確な3次元
座標位置を検出する。
【0011】また、土木機械11には磁気方位センサま
たはジャイロコンパス(図示せず)と搭載し、この磁気
方位センサの回転角に基づいて土木機械11の車体の方
位角(進行方向)を検出する。上記GPSのアンテナ1
3の位置データは、アンテナ21aから監視局12のア
ンテナ22aを介して無線受信機22にて、上記土木機
械11から送られたデータを受信し、このデータを図4
に示す制御部であるコンピュータ23にて処理する。該
コンピュータ23のメモリにはあらかじめ工事予定計画
図のデータが記録されており、このデータに基づき監視
局12内のモニタ24には、図4のコンピュータ23の
工事予定計画管理手段23aの出力に基づき、図5に示
すような工事予定計画図24aが表示される。また、G
PSアンテナ13の3次元座標位置のデータはコンピュ
ータ23内のGPSアンテナ位置検出手段23bで検出
され、このGPSアンテナ位置検出手段23bの信号を
処理するバケット甲部位置検出手段23cにより、バケ
ットBの甲面部Baの位置を示す位置表示部13aが表
示される。監視局12中には、図4に示すクリックスイ
ッチ12kが設けられ、このクリックスイッチ12k
を、上記甲面部Baが地上面の所定ポイントP1に接地
したときにオンすることにより、測地データ管理手段2
3dの出力に基づき、図5に示すように、接地位置のポ
イントP1を(図中、△印)表示し、しかも、甲面部B
aの接地位置の3次元座標位置データ(x1,y1,z
1)をピックアップして表示FとしてポイントP1の近
傍に画面表示できる。他のポイントP2,P3に接地し
た場合も同様に、そのポイントP2,P3とともに、そ
の近傍に座標位置データがピックアップして表示され
る。これら、ポイントP1〜P3に対する座標位置デー
タFは図7に示すようにテーブルで記憶保存される。こ
の測地データ管理手段23dは正規データ抽出手段70
を含み、この正規データ抽出手段70は図12に示すよ
うに所定の範囲Q内のデータのみを抽出して、外部に出
力する。図5において、モニタ24に、工事予定計画図
24aを表示する工事予定計画管理手段23aは、図示
の如く工事予定計画図24aのXY画面を表示できる
が、例えば、2点24b,24cをカーソルで指定する
ことで、この2点間を結ぶ線分の断面形状も表示できる
ようにした通常のCADシステムであってもよい。
【0012】図2に示すように土木機械11にはバケッ
トB近傍全体を撮像する監視カメラ11fが装着されて
おり、この監視カメラ11fで撮像された画面は監視局
12側に備えられた監視モニタ12pに送られて表示さ
れる。監視局12としては、図1に示すように本実施の
形態1では複数の作業員,制御機器を収容し得るように
大型車両が用いられ、この車両を監視局12として用
い、その中の図外のラジコン制御部に基づいて工事現場
内の土木機械11を操作できる。図1に示す場合、作業
現場としては、例えば火山現場近くを想定できる。この
ような現場に近接して走行道路Jを設け、走行道路Jを
監視局12が走行し得るもので、万が一の火山活動発生
時には走行道路J上を走行して安全地域まで容易に退避
できる。
【0013】図8(a),(b)はバケットBへのGP
Sアンテナ13の取付け状態を示す図であり、同図にお
いて、アーム60,ロッド61で支承されるバケットB
は、その甲面部Baが地上面に接地した状態において、
垂直なポール62がブラケット63を介して側面64に
固定され、ポール62の先端に検知手段としてのGPS
アンテナ13が取付けられる。
【0014】この場合、コンピュータ23内のバケット
甲部位置検出手段23cは、あらかじめ測定して求めら
れている甲面部Baに対するアンテナ13の実際の取付
け位置の座標位置データ分だけ、GPSアンテナ位置検
出手段23bで求められたGPSのアンテナ13の3次
元座標位置データから相殺したデータを、甲面部Baの
位置データとして出力し、この位置データで位置表示部
13aが表示される。すなわち、通常はGPSアンテナ
13の3次元位置座標データが出力され、甲面部Baの
位置データは出力されないのであるが、GPSアンテナ
13の座標位置データに対してGPSアンテナ13の取
付け位置の座標に基づく修正を加えて、甲面部Baの3
次元座標位置データを割り出し出力し、これによりモニ
タ24には甲面部Baに対応するポイント13aが表示
される。また、監視モニタ12pでバケットB近傍の状
況を見ながら、土木機械11をラジコンで運転し、バケ
ットBを前後,左右,回転方向に振りながら調整した
後、バケットBを下降させて、その甲面部Baが図5,
図6に示すように地上面の所定の測地ポイントP1に接
地したときに、クリックスイッチ12kをオンすること
により、この測地ポイントP1に相当する3次元位置座
標データFをポイントP1とともに表示することができ
る。
【0015】この場合、工事予定計画図24aにおける
測地ポイントP1近傍の計画ポイントPaをカーソルで
クリックして3次元位置座標データFmを表示すること
により、これ等表示された3次元位置座標データF,3
次元位置座標データFmに基づき実際の工事出来形の計
画図に対するずれ量を判断でき、工事の監理が可能とな
る。
【0016】工事の経過に伴い、測地ポイントP2,P
3で同様の測定を行えば、工事経過を把握できるので、
工事の進捗を知ることができる。しかも、本実施の形態
1では、測地が完了した測地ポイントP1,P2,P3
を画面にポイントを表示するようにしているので、測地
が重複して行われないようにすることができる。
【0017】以上の構成において、動作は次のとおりで
ある。すなわち、図5に示すようにモニタ24に工事予
定計画図24aが表示されている状態において、モニタ
24中にはバケットBの甲面部Baに対応する位置表示
部13aが表示されている。いま、例えば測地ポイント
P1の位置の測地データを知りたいときは、測地ポイン
トP1の近傍まで土木機械11を運転する。この運転は
モニタ24中の位置表示部13aを見ながら、あるいは
監視モニタ12pに表示される、土木機械11のバケッ
トB近傍(土木機械11の前方)を見ながら行われるの
であるが、土木機械11が遠くないときは監視局12の
車両の中から直接土木機械11を見ながら運転してもよ
い。次に監視モニタ12pで土木機械11のバケットB
近傍を見ながら、測地ポイントP1を探し出し(この場
合では、測地ポイントP1は何も目印が有るわけではな
いので、監視モニタ12pで、地形を見ながら探し出さ
れる。)、ラジコン操作でバケットBを上向きにして甲
面を下向きにし、このバケットBを下降させ、測地ポイ
ントP1の接地位置で停止させ、クリックスイッチ12
kをクリックして、この測地ポイントP1の位置におけ
る3次元座標位置データを取込んで、測地ポイントP1
とともに、その近傍にこのデータFを表示する。この3
次元座標位置データFで土砂の処理(本例では埋めた
て)が計画通りの高さ及び量分だけなされているかどう
かを知ることができる。
【0018】なお、必要ならば、測地ポイントP1に対
応する工事予定計画図24a中の計画ポイントPaを図
外のカーソルで指定してクリックして、3次元位置座標
データFmを表示することにより、測地ポイントP1の
出来形が、計画に対し、どの程度ずれているかを比較の
上知ることができる。このような操作を、一定期間の工
事の経過毎に、例えば、P2,P3でも行えば、工事の
進捗状況を判断できる。しかも、本実施の形態1では測
地データ管理手段23dに基づいてモニタ24中に測地
完了の測地ポイントP,P2,P3を表示するようにし
ているので、測地が重複して行われるのを防止できる。
【0019】なお、測地ポイントP1,P2,P3のそ
れぞれの近傍に、甲面部Baの接地位置の3次元座標位
置を表示するとして説明したが、これを表示することに
より画面の表示内容が繁雑になるときは、図7に示すテ
ーブルを工事予定計画図24aとは別の画面に、あるい
は工事予定計画図と同一の画面上の離れたウインドに表
示してもよい。また、工事の計画毎に、計画ポイントP
aに相当する測地ポイントP1,P2,P3を測地する
として説明したが、図9に示すように工事前,後,途中
において複数のポイントP1aを測地して、このポイン
トPa1を表示することにより、出来形(地形)Wを知
ることができる。このように、目的に合わせて上述の測
地を組合せて行うことにより、出来形,進捗等を正確に
知ることができる。
【0020】この図9に示すように、複数個所の測地を
行うときは、キー操作,マウス操作の入力に基づきコン
ピュータ23内の測地予定ポイント表示手段23eを働
かせて、あらかじめ測地予定ポイントMa,Mb・・・
・をモニタ24内の画面上に1個づつ表示しておけば良
い。 これによれば、画面上の測地予定ポイントMa,
Mb,Mc・・・・に合うように土木機械11を誘導し
て、位置表示部13aを測地予定ポイントMa,Mb,
Mc・・・・に合致させてクリックスイッチ12kをク
リックして行えば、測地予定ポイントMa,Mb,Mc
・・・・毎に3次元位置座標データを得ることができ
る。
【0021】この場合、測地予定ポイント表示手段23
eには分割表示手段23fが設けられている。これは図
10に示すように2個の測地予定ポイントMa,Meを
キー操作,マウス操作の入力に基づき表示したときに、
測地予定ポイントMa,Meを結ぶ直線ラインを、例え
ば4分割してこの分割地点に他の測地予定ポイントMb
〜Mdを表示するような機能を有するものである。これ
によれば、2点を結ぶ直線ラインを等間隔に自動的に分
割した地点に測地予定ポイントMa〜Meを表示できる
ので、1個づつ等間隔に測地予定ポイントMa〜Meを
表示する手間を省くことが可能となる。なお、上記分割
数は選択自在である。
【0022】分割表示手段23fは、以上のように直線
ラインを分割する機能の他に、キー操作等の制御に基づ
き、選択切換えされることに基づき、図11に示すよう
に2点の測地予定ポイントMa,Me間を結ぶ円弧ライ
ン上を例えば4分割して、分割点に測地予定ポイントM
b〜Mdを表示する機能も有する。これによれば、円弧
ライン上に、測地予定ポイントMa〜Meを自由に設定
でき、図10に示す直線ラインの分割表示のものと組合
せることにより、種々の態様の測地予定ポイントを設定
できる。この場合、ラインは直線と円弧に限らず、他の
曲線であっても良い。
【0023】図4において、70は正規データ抽出手段
である。これは、バケットBの甲面部Baが接地したと
きに3次元座標位置データFを、F1〜F6と時分割し
て発生するようにし、図12に示すように第1回目のデ
ータF1を基準に設けた所定の幅のフィルタ領域Qに含
まれるデータF2,F3,F4のみを平均化したものを
正規の3次元座標位置データとして抽出する。このフィ
ルタ領域Qに含まれないデータF5,F6はカットす
る。これによれば、GPS衛星からの電波の途絶、送電
線からの外乱、固定局からの電波の途絶によって誤った
データF5,F6が発生してもこの誤ったデータが抽出
されることがない。特に、土表面が軟弱な地面のとき
は、バケットBが地面に沈んでしまって動いてしまい、
誤ったデータが抽出されることにもなるが、正規データ
抽出手段70によりバケットBが沈んで安定化したとき
のデータが抽出されることになるので、出力データの信
頼性が増すことになる。
【0024】以上説明したように、新たに開発したこの
測地システムは、GPS受信機を搭載した土木機械11
の正確な位置を、遠く離れた場所においてコンピュータ
を通してリアルタイムに把握できるもので、火山現場等
での土石流除石工事に採用したとき、大きな成果を得る
ことができる。
【0025】この通常、火山現場工事の無人化施工区域
は終日立ち入りが禁じられており、出来形地形を人力で
測量するこができない。このため、ラジコン操作による
無人の土木機械(例えばバックホウ)にGPS受信機を
搭載し、無人土木機械を移動させながらこの位置データ
を無線送信することにより移動局のコンピュータでリア
ルタイムに測定を行うことができる。
【0026】通常のリアルタイムキネマティック測量で
は、1秒間に1回程度の測位データが連続的に出力され
るため、膨大な測位データとなり、データ解析に多大な
労力を要していたが、本システムでは双方向通信による
対話型となっており、必要とする場所のデータのみを測
定することができるため、出来形測量に必要なのり肩や
のり尻などの地形の変化点を選択して測量することがで
きる。
【0027】また、その際データ通信に無指向性の特定
小電力無線を使用し、GPSアンテナを土木機械(バッ
クホウ)のバケットに設置すれば、ブームの旋回・伸縮
機能を利用してバケットを自由に動かし地形の変化点を
精度よく捉えることができる。
【0028】本システムにより、着工前の現況地形測
量、施工中の出来形地形測量を実施し、得られた出来形
情報は、土工量管理システムに取り込まれ、出来高数量
の算出、出来形地形の断面図、等高線図等を出力し、掘
削計画や出来高管理に大きな成果をあげることができ
る。なお、本発明はバックホウに限らずショベルロー
ダ,ホイールエキスカベータにも適用できる。
【0029】また、GPSアンテナはバケットに取り付
けることに限定されず、通常の車両(例えば四輪駆動
車)の屋根に搭載し、このGPSアンテナよりタイヤの
接地面の位置のデータでGPSアンテナの取付位置デー
タに補正を加え、実質的にタイヤの接地面を検出しても
良い。
【0030】また、手で持てる軽量のポール上端にGP
Sアンテナを取付け、このポール下端を接地するように
し、下端を表示しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の測地システムの一実施の形態を示
す図である。
【図2】 この発明の測地システムの一実施の形態を示
す図である。
【図3】 この発明の測地システムの一実施の形態を示
す構成図である。
【図4】 この発明の測地システムの一実施の形態のコ
ンピュータを示す構成図である。
【図5】 この発明の測地システムの一実施の形態のモ
ニタ画面を示す図である。
【図6】 この発明の測地システムの一実施の形態のモ
ニタ画面を示す図である。
【図7】 この発明の測地システムの一実施の形態のモ
ニタ画面を示す図である。
【図8】 この発明の測地システムの一実施の形態のバ
ケットのGPSアンテナの取付け状態を示す図である。
【図9】 この発明の測地システムの一実施の形態の測
地を示す図である。
【図10】 この発明の測地システムの一実施の形態の
測地を示す図である。
【図11】 この発明の測地システムの一実施の形態の
測地を示す図である。
【図12】 この発明の測地システムの一実施の形態の
測地時におけるデータ値とフィルタリングの関係を示す
図である。
【符号の説明】
11 土木機械 11f 監視カメラ 12 監視局 12k クリックスイッチ 12p 監視モニタ 13,16 GPSアンテナ 14,17,19 受信機 15,23 コンピュータ 18 無線送信機 18a,19a,22a アンテナ 22 無線受信機 23a 工事予定計画管理手段 23b GPSアンテナ位置検出手段 23c バケット背部位置検出手段 23d 測地データ管理手段 23e 測地予定ポイント表示手段 23f 分割表示手段 24 モニタ 24a 工事予定計画図 40 固定局 50 移動局 60 アーム 61 ロッド 62 ポール 63 ブラケット 64 側面 B バケット Ba 甲面部 J 走行道路 70 正規データ抽出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上面に対する位置データを出力するG
    PSアンテナ等の検知手段を、直接またはポール等を介
    して間接的に地上面に接地し、この地上面への接地時の
    検知手段のデータを収集することにより地上面の地形を
    測地する測地システムであって、 上記検知手段の接地部分をモニタに表示させるととも
    に、同一モニタに測地予定ポイントを表示させたことを
    特徴とする測地システム。
  2. 【請求項2】 地上面に対する位置データを出力するG
    PSアンテナ等の検知手段を、土木機械等の作業車両に
    搭載し、この作業車両の所定部分の地上面への接地時の
    検知手段のデータを収集することにより地上面の地形を
    測地する測地システムであって、 上記作業車両の接地部分をモニタに表示させるととも
    に、同一モニタに測地予定ポイントを表示させたことを
    特徴とする測地システム。
  3. 【請求項3】 上記作業車両の所定部分の接地時のデー
    タのうち所定の範囲内のデータだけをフィルタリングで
    抽出して測地データとして出力するようにしたことを特
    徴とする請求項2に記載の測地システム。
  4. 【請求項4】 上記測地予定ポイントを、2点間を結ぶ
    直線ラインまたは円弧ラインを複数に分割した位置に設
    定可能としたことを特徴とする請求項2に記載の測地シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005024144A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Komatsu Ltd. 施工目標指示装置

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WO2005024144A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Komatsu Ltd. 施工目標指示装置

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