JPH0915855A - ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

ポジ型レジスト組成物

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JPH0915855A
JPH0915855A JP13108696A JP13108696A JPH0915855A JP H0915855 A JPH0915855 A JP H0915855A JP 13108696 A JP13108696 A JP 13108696A JP 13108696 A JP13108696 A JP 13108696A JP H0915855 A JPH0915855 A JP H0915855A
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正司 河田
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広和 東
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度・解像度・残膜率・パターン形状・露光
マージン・焦点マージンに優れたレジスト組成物を提供
する。 【解決手段】 (A)アルカリ可溶性フェノール樹脂、
(B)キノンジアジドスルホン酸エステル系感光剤、お
よび(C)フェノール化合物を含有するポジ型レジスト
組成物において、(C)フェノール化合物がフェノール
類とα,α’−2置換キシイレン類との縮合反応により
得られるフェノール化合物、およびフェノール類とジシ
クロペンタジエンとの付加反応により得られるフェノー
ル化合物を含有することを特徴とするポジ型レジスト組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポジ型レジスト組成物
に関し、さらに詳しくは、半導体素子、磁気バブルメモ
リー素子、集積回路などの製造に必要な微細加工用ポジ
型レジスト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を形成するためのレジスト組
成物としては、近年ポジ型レジスト組成物が主流であ
る。これは、ネガ型レジスト組成物は高感度ではある
が、現像に有機溶剤を用いるため膨潤が大きく解像性に
難点があるためであり、ポジ型レジスト組成物は、解像
性に優れているため半導体の高集積化に充分対応できる
と考えられているためである。従来、この分野で一般的
に用いられているポジ型レジスト組成物は、ノボラック
樹脂などのアルカリ可溶性樹脂とキノンジアジスルホン
酸化合物とからなるものである。このポジ型レジスト組
成物は、アルカリ水溶液による現像を行うため膨潤がな
く、解像性に優れている。また、このようなポジ型レジ
スト組成物は、それ自体の性能改良と露光機の高性能化
により解像度がさらに向上し、1μm以下の微細パター
ンの形成も可能となってきた。
【0003】しかしながら、従来のポジ型レジスト組成
物は、感度・残膜率・解像度・耐熱性・保存安定性など
の諸特性の点で必ずしも満足な結果は得られておらず、
性能の一層の向上が望まれている。特に、0.5μm以
下の微細パターン形成においてはレジスト寸法をより厳
しく制御することが必要となり、露光量変動時や露光光
の焦点ズレに対する寸法変動の小さい、いわゆる露光マ
ージンのよいポジ型レジスト組成物が強く求められるよ
うになっている。このような観点から、種々のフェノー
ル化合物を使用することが提案されている(特開平3−
200252号、特開平4−122938号、特開平5
−127374号、特開平5−232697号等)。し
かし、これらの文献に具体的に開示されているポジ型レ
ジスト組成物は、感度・解像度・残膜率・露光マージン
・焦点マージン等のレジスト特性がやや不十分であり、
更なる改善が求められている。特に、基板の反射率が高
く、寸法の制御が難しいゲート、ホール、配線層等の加
工では、これらの諸特性に対する改善がきわめて重要と
なっている。
【0004】また、基板からの露光光の反射による寸法
制御精度の低下を抑えるために、無機物をCVD法やP
VP法により製膜する方法や、適当な吸光成分を添加し
た樹脂の膜を塗膜することによる基板の反射率の低減化
法が考案されている。しかしながら、このような基板で
は従来のポジ型レジストでは十分なレジスト特性を得る
ことに成功してない。このため、このような低反射化さ
れた基板上でも満足のいく前記特性が得られるレジスト
組成物が必要となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術のもと
で、発明者らは、前記の問題を解決すべく鋭意研究した
結果、ある特定のフェノール化合物を用いることによ
り、高いレジスト特性が得られることを達成できること
を見いだし、本発明を完成するに到った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、下記一般式(I)で表され
る構造単位を有するフェノール化合物、および下記一般
式(II)で表される構造単位を有するフェノール化合
物を含有するポジ型レジスト組成物が提供される。
【化3】 (式(I)中、R1〜R3は互いに独立に水素原子、ヒド
ロキシル基、ハロゲン原子、置換可アルキル基、置換可
シクロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可アルコ
キシ基、置換可アリール基である。R4〜R11は、互い
に独立に水素原子、ハロゲン原子、置換可アルキル基、
置換可シクロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可
アリール基、置換可アルコキシ基である。mは正の整数
である。)
【化4】 (式(II)中、R12〜R15は互いに独立に水素原子、
水酸基、ハロゲン原子、置換可アルキル基、置換可シク
ロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可アルコキシ
基、置換可アリール基である。但し、R12〜R15のうち
少なくとも一つは水酸基である。nは正の整数であ
る。) 以下、本発明について詳述する。
【0007】(A)アルカリ可溶性フェノール樹脂 本発明において、アルカリ可溶性フェノール樹脂は、単
独でも、あるいは2種類以上を混合して用いることもで
きる。アルカリ可溶性フェノール樹脂の具体例として
は、例えば、フェノール類とアルデヒド類との縮合反応
生成物、フェノール類とケトン類との縮合反応生成物、
ビニルフェノール系重合体、イソプロペニルフェノール
系重合体、これらのフェノール樹脂の水素添加反応生成
物などを混合して使用することができ、なかでもフェノ
ール類とアルデヒド類との縮合反応により得られるノボ
ラック系のフェノール樹脂が好ましい例である。
【0008】ここで用いるフェノール類の具体例として
は、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p
−クレゾール、2,3−ジメチルフェノール、2,5−
ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、
3,5−ジメチルフェノール、2,4−ジメチルフェノ
ール、2,6−ジメチルフェノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール、3,4,5−トリメチルフェノー
ル、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブチルフェノ
ール、4−t−ブチルフェノール、2−メチルレゾルシ
ノール、4−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾル
シノール、4−t−ブチルカテコール、2−メトキシフ
ェノール、3−メトキシフェノール、2−プロピルフェ
ノール、3−プロピルフェノール、4−プロピルフェノ
ール、2−イソプロピルフェノール、3−イソプロピル
フェノール、4−イソプロピルフェノール、2−メトキ
シ−5−メチルフェノール、2−t−ブチル−5−メチ
ルフェノール、チモール、イソチモールなどが例示され
る。これらのうち、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、2,3−ジメチルフェノール、2,5
−ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、
3,5−ジメチルフェノール、2,3,5−トリメチル
フェノール、3,4,5−トリメチルフェノールなどが
好ましい例である。これらの化合物は、単独または2種
類以上を組み合わせて用いることもできる。
【0009】アルデヒド類の具体例としては、ホルマリ
ン、パラホルムアルデヒド、トリオキサン、アセトアル
デヒド、プロピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェ
ニルアセトアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒ
ド、β−フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、
p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−クロロベンズア
ルデヒド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベ
ンズアルデヒド、o−メチルベンズアルデヒド、m−メ
チルベンズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、
p−エチルベンズアルデヒド、p−n−ブチルベンズア
ルデヒド、テレフタルアルデヒドなどが例示される。こ
れらのうち、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド及びベンズアルデヒドが好ましい。これら
の化合物は、単独または2種類以上を組み合わせて用い
ることもできる。ケトン類の具体例としては、アセト
ン、アセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、
m−ヒドロキシアセトフェノン、p−ヒドロキシアセト
フェノン、2,4−ジヒドロキシアセトフェノン、メチ
ルエチルケトン、ジエチルケトン、ジフェニルケトンな
どが例示される。これらの化合物は、単独または2種類
以上を組み合わせて用いることもできる。これらの縮合
反応生成物は、常法、例えばフェノール類とアルデヒド
類またはケトン類とを酸性触媒存在下で反応させること
により得ることができる。
【0010】ビニルフェノール系重合体は、ビニルフェ
ノールの単独重合体およびビニルフェノールと共重合可
能な成分との共重合体から選択されるものであり、イソ
プロペニルフェノール系重合体は、イソプロペニルフェ
ノールの単独重合体およびイソプロペニルフェノールと
共重合可能な成分との共重合体である。ビニルフェノー
ルやイソプロペニルフェノールと共重合可能な成分の具
体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、スチレン、
無水マレイン酸、マレイン酸イミド、酢酸ビニル、アク
リロニトリルやこれらの誘導体などが例示される。共重
合体は、周知の方法により得られる。フェノール樹脂の
水素添加反応生成物は、常法、例えば上記のフェノール
樹脂を有機溶剤に溶解させ、均一系または不均一系触媒
の存在下、水素添加を行うことにより得られるものであ
る。
【0011】本発明において用いられるアルカリ可溶性
フェノール樹脂のUV254nmの検出器を用いたGP
Cによるポリスチレン換算重量平均分子量(以下、平均
分子量ということがある)は、通常2,000〜25,
000、好ましくは3,500〜20,000である。
平均分子量が3,500未満ではパターン形状、解像
度、現像性が悪化する傾向にあり、2,000未満では
実用的ではない。また、20,000を超えるとパター
ン形状、現像性、感度が悪化し、特に25,000を超
えると実用的ではない。
【0012】これらのアルカリ可溶性フェノール樹脂
は、公知の手段により分子量や分子量分布を制御したも
のとして用いることもできる。分子量や分子量分布を制
御する方法としては、樹脂を破砕し、適当な溶解度を持
つ有機溶剤で固−液抽出するか、樹脂を良溶剤に溶解さ
せ、貧溶剤中に滴下するか、または貧溶剤を滴下して固
−液または液−液抽出するなどの方法が挙げられる。
【0013】(B)感光剤 本発明において用いられる感光剤は、ポリヒドロキシ化
合物のキノンジアジドスルホン酸エステルであるが、1
分子中の全てのヒドロキシル基がエステル化されたもの
でなくともよく、部分エステル化物であってもよい。感
光剤として用いられるエステル化物の具体例としては、
これらのポリヒドロキシ化合物の1,2−ベンゾキノン
ジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸エステル、1,2−
ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸エステル、2,
1−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、
2,1−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ル、2,1−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸エ
ステル等が例示される。
【0014】ポリヒドロキシ化合物のキノンジアジドス
ルホン酸エステルは、常法にしたがってキノンジアジド
スルホン酸化合物をキノンジアジドスルホン酸ハライド
とした後、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等の溶媒中で炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水
酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の無機塩基、また
は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、トリブチルアミン、
ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピ
リジン、ジシクロヘキシルアミン、1,5−ジアザビシ
クロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン等の有機塩基
存在下、キノンジアジドスルホン酸ハライドとポリヒド
ロキシ化合物とを反応させることにより、本発明で使用
されるキノンジアジドスルホン酸エステル系感光剤を得
ることができる。
【0015】ここで使用されるヒドロキシ化合物は、フ
ェノール基を有する公知のものが使用され、具体例とし
ては、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、
2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,
3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,
4,2’,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2,3,4,2’,4’−ペンタヒドロキシベンゾフェ
ノン等のポリヒドロキシベンゾフェノン類;没食子酸メ
チル、没食子酸エチル、没食子酸プロピル等の没食子酸
エステル類;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)プロパン等のポリヒドロキシビスフェニルアルカン
類;トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1,1−トリス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)エタン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシ−3
−メチルフェニル)エタン、1,1,1−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフェニル)−1−(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチル
フェニル)−2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニルメ
タン等のポリヒドロキシトリスフェニルアルカン類;
1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,3,3−
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のポ
リヒドロキシテトラキスフェニルアルカン類;α,α,
α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−
3−キシレン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−
ヒドロキシフェニル)−4−キシレン、α,α,α’,
α’−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3−キシレン等のポリヒドロキシテトラキフェニ
ルキシレン類;2,6−ビス(2,4−ジヒドロキシベ
ンジル)−p−クレゾール、2,6−ビス(2,4−ジ
ヒドロキシ−3−メチルベンジル)−p−クレゾール、
4,6−ビス(4−ヒドロキシベンジル)レゾルシン、
4,6−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルベンジル)
レゾルシン、4,6−ビス(4−ヒドロキシベンジル)
−2−メチルレゾルシン、4,6−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−メチルベンジル)−2−メチルレゾルシン等の
フェノール類とホルムアルデヒドとのトリマー、下記一
般式(III)で示されるフェノール類とホルムアルデ
ヒドとのテトラマー、さらにノボラック樹脂などが挙げ
られる。
【化5】 (式中、R16およびR17は互いに独立に水素原子または
炭素数1〜4のアルキル基であり、R18〜R21は互いに
独立に炭素数1〜4のアルキル基である。)
【0016】本発明で用いられる感光剤において、これ
らのポリヒドロキシ化合物に対するキノンジアジドスル
ホン酸化合物のエステル化の比率(平均エステル化率)
は、特に限定されるものではないが、通常、ポリヒドロ
キシ化合物のヒドロキシル基に対するキノンジアジドス
ルホン酸化合物のモル%として下限は、通常20%、好
ましくは30%であり、上限は通常100%、好ましく
は95%である。エステル化の比率が低すぎるとパター
ン形状や解像性の劣化をまねき、エステル化の比率が高
すぎると感度の低下をまねくことがある。
【0017】本発明において用いられる感光剤は、単独
で用いても、あるいは2種以上を混合して用いてもよ
い。感光剤の配合量は、アルカリ可溶性フェノール樹脂
(a)100重量部に対して、通常1〜100重量部、
好ましくは3〜50重量部である。この配合量が1重量
部未満では、パターンの形成が困難となり、100重量
部を超えると感度が低下し、現像残りが発生し易くな
る。
【0018】(C)フェノール化合物 本発明においては、ポジ型レジストの改質剤のフェノー
ル化合物として、前記式(I)で表される構造単位を有
するもの(以下、フェノール化合物(CX)ということ
がある)および前記式(II)で表される構造単位を有
するもの(以下、フェノール化合物(CD)ということ
がある)を用いるが、これらの分子量はとくに制限され
ず、それぞれ独立して低分子量のフェノール化合物であ
っても、高分子量のフェノール樹脂であってもよい。こ
のようなフェノール化合物を用いることで、特に露光マ
ージンや焦点マージンなどを改善することができる。
【0019】フェノール化合物(CX)は、フェノール
類とα,α’−2置換キシレン類とを酸触媒存在下縮合
することにより得ることができ、例えば特公昭59−4
6917号公報や特開平6−116370号公報記載の
方法に従って合成されるものである。フェノール化合物
(CX)の原料として用いられるフェノール類は、特に
限定されずに公知のものを使用することができるが、好
ましい例としては、フェノール、o−クレゾール、m−
クレゾール、p−クレゾール、2,3−ジメチルフェノ
ール、2,5−ジメチルフェノール、3,4−ジメチル
フェノール、3,5−ジメチルフェノール、2,4−ジ
メチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、2,
3,5−トリメチルフェノール、3,4,5−トリメチ
ルフェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブ
チルフェノール、4−t−ブチルフェノール、レゾルシ
ノール、2−メチルレゾルシノール、4−メチルレゾル
シノール、5−メチルレゾルシノール、カテコール、4
−t−ブチルカテコール、2−メトキシフェノール、3
−メトキシフェノール、2−プロピルフェノール、3−
プロピルフェノール、4−プロピルフェノール、2−イ
ソプロピルフェノール、3−イソプロピルフェノール、
4−イソプロピルフェノール、2−メトキシ−5−メチ
ルフェノール、2−t−ブチル−5−メチルフェノー
ル、ピロガロール、チモール、イソチモール等を挙げる
ことができる。これらの化合物は、単独または2種類以
上を組み合わせて用いることもできる。
【0020】またα,α’−2置換キシレン類は、特に
限定されずに公知のものを使用することができるが、好
ましい具体例としては、o−キシリレングリコール、m
−キシリレングリコール、p−キシリレングリコール、
o−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン、p−ジ
ビニルベンゼンル、o−キシリレングリコールジトルエ
ンスルホナート、m−キシリレングリコールジトルエン
スルホナート、p−キシリレングリコールジトルエンス
ルホナート、o−キシリレングリコールジメシラート、
m−キシリレングリコールジメシラート、p−キシリレ
ングリコールジメシラート、o−ジイソプロペニルベン
ゼン、m−ジイソプロペニルベンゼン、p−ジイソプロ
ペニルベンゼン、2,3,5,6−テトラメチル−p−
キシリレングリコール、2,5−ジメチル−p−キシリ
レングリコール、α,α’−ジメトキシ−p−キシレ
ン、α,α’−ジメトキシ−m−キシレン、α,α’−
ジメトキシ−o−キシレン等を挙げることができる。こ
れらの化合物は、単独または2種類以上を組み合わせて
用いることもできる。このような樹脂の具体例としては
次式(CX−I)〜(CX−XVI)で表される化合物
のような、前記式(I)のR1〜R3が水素原子、水酸基
または炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3、好ま
しくは1のアルコキシ基であり、R4〜R7が水素原子ま
たは炭素数1〜3、好ましくは1のアルキル基であり、
8〜R11が水素原子であるものが挙げられる。フェノ
ール化合物(CX)は、式(I)で表される構造単位を
少なくとも1個含むものである。
【0021】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【0022】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【0023】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【0024】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【0025】フェノール化合物(CD)は、フェノール
類とジシクロペンタジエンとを酸触媒存在下、付加反応
させることで得ることができる。フェノール化合物(C
D)の原料として用いられるフェノール類は、特に限定
されずに公知のものを使用することができるが、好まし
い例としては、前記フェノール化合物(CX)の原料と
なるフェノール化合物と同様のものが挙げられる。ジシ
クロペンタジエンは、シクロペンタジエンの2量体であ
り、エンド体とエキソ体の二つの異性体が存在するが、
本発明に用いられる樹脂の原料となるジシクロペンタジ
エンは何れの異性体であってもよく、また二つの異性体
の混合物であってもよい。異性体の混合物を用いる場
合、異性体の比率は特に制限されない。
【0026】またフェノール化合物(CD)としては、
フェノール類とジシクロペンタジエンと共に、さらに、
ノボラック樹脂の原料として使用されるアルデヒド類や
ケトン類を共存させて、反応させたものを用いることも
できる。アルデヒド類としては、ホルムアルデヒド(ホ
ルマリン)が好ましい。アルデヒド類やケトン類を併用
する場合は、ジシクロペンタジエンの使用割合は、アル
デヒド類、ケトン類及びジシクロペンタジエンの合計量
100重量部のうち、20重量部以上、好ましくは50
重量部以上、より好ましくは70重量部以上である。
【0027】このようなフェノール化合物(CD)の具
体例としては、表1及び2に示すようなR12〜R15のう
ち少なくとも一つが水酸基であり、他の基として水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜3、好ましくは1のアルコキシ基、フェニル基、ま
たはフェニルチオ基であるものが挙げられる。表中のR
12〜R15は、式(II)に対応する。フェノール化合物
(CD)は、式(II)で表される構造単位を少なくと
も1個含むものである。
【0028】
【表1】
【表2】
【0029】本発明において用いられるフェノール化合
物(CX)と(CD)のUV254nmの検出器を用い
たGPCによるポリスチレン換算重量平均分子量(平均
分子量)は、両者がほぼ同じでなければならないという
ものではなく、前記アルカリ可溶性フェノール樹脂の種
類・平均分子量などに応じてそれぞれ任意に選択でき
る。例えば、フェノール化合物(CX)と(CD)を共
に添加剤となる低分子フェノール化合物として用いる場
合、平均分子量は通常2,000未満であり、好ましく
は1,500以下である。また平均分子量2,000以
上の部分は通常40%以下、好ましくは30%以下であ
る。このような場合の、フェノール化合物(CX)に対
するフェノール化合物(CD)の割合は、0.1〜10
倍、好ましくは0.2〜5倍、より好ましくは0.5〜
2倍である。また、フェノール化合物(CX)および/
または(CD)を前記アルカリ可溶性フェノール樹脂と
併用する樹脂として用いる場合、フェノール化合物のG
PCチャートにおける平均分子量は通常2,000〜2
5,000である。アルカリ可溶性フェノール樹脂と樹
脂として用いるフェノール化合物(CX)および/また
は(CD)との割合(重量部)は、アルカリ可溶性フェ
ノール樹脂の0.1〜10倍、好ましくは0.5〜5
倍、より好ましくは0.7〜3倍である。これらの割合
でフェノール化合物(CX)と(CD)を用いると、高
い露光マージンや焦点マージンが得られる。
【0030】フェノール化合物(CX)または(CD)
のいずれか一方を樹脂として用い、一方を添加剤となる
低分子フェノール化合物として用いることもできる。こ
のような場合は、フェノール化合物(CX)と(CD)
との割合より、前述したアルカリ可溶性フェノール樹脂
と樹脂として用いるフェノール化合物(CX)または
(CD)との割合や、後述する添加剤と低分子フェノー
ル化合物として用いるフェノール化合物(CX)または
(CD)との割合が重要となる。
【0031】なお、化合物平均分子量を所望の範囲にす
る方法としては、前記アルカリ可溶性フェノール樹脂の
分子量や分子量分布の制御方法と同様の方法が挙げられ
る。
【0032】(D)添加剤 本発明においては、前記フェノール化合物(CX)およ
び(CD)以外のフェノール化合物(以下、他のフェノ
ール化合物ということがある)を添加剤として使用する
ことができる。これにより、更に高いレジスト特性を得
ることができることがある。
【0033】他のフェノール化合物としては一般にポジ
型レジスト組成物に添加されるものを用いることがで
き、その具体例としては、p−フェニルフェノール、p
−イソプロピルフェノール等のモノフェノール類;ビフ
ェノール、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビスフェ
ノールA(本州化学工業社製)、ビスフェノールC(本
州化学工業社製)、ビスフェノールE(本州化学工業社
製)、ビスフェノールF(本州化学工業社製)、ビスフ
ェノールAP(本州化学工業社製)、ビスフェノールM
(三井石油化学工業社製)、ビスフェノールP(三井石
油化学工業社製)、ビスフェノールZ(本州化学工業社
製)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ペンタン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フ
ルオレン、1,1−ビス(5−メチル−2−ヒドロキシ
フェニル)メタン、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
ベンジルフェノール等のビスフェノール類;1,1,1
−トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,
1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1
−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(2,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−
(2−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−
(2−ヒドロキシフェニル)メタン、2,6−ビス(5
−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ノール、2,6−ビス(4−ヒドロキシベンジル)−4
−メチルフェノール、2,6−ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、2,6
−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)
−4−メチルフェノール、トリスフェノール−PA(本
州化学工業社製)、トリスフェノール−TC(本州化学
工業社製)等のトリスフェノール類;1,1,2,2−
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,
1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,1,3,3−(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、1,1,5,5−テトラキス(4
−ヒドロキシフェニル)ペンタン、α,α,α’,α’
−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−3−キシレ
ン、α,α,α’,α’−テトラキス(4−ヒドロキシ
フェニル)−4−キシレン、α,α,α’,α’−テト
ラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−3−
キシレン、α,α,α’,α’−テトラキス(3−メチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)−4−キシレン等のテト
ラキスフェノール類;などの増感剤や、ピロガロール、
5−メチルピロガロールなどのピロガロール類などの添
加剤が例示される。なかでも、増感剤としてはトリスフ
ェノール類、テトラキスフェノール類が好ましく、さら
に保存安定性の向上が期待されるピロガロール類の添加
も好ましい。
【0034】これら他のフェノール化合物の添加量は、
アルカリ可溶性フェノール樹脂の組成、平均分子量、分
子量分布、添加剤の種類や量、フェノール化合物(C
X)および(CD)の量、割合、平均分子量等により異
なるが、例えば平均分子量2,000以下の低分子のフ
ェノール化合物の合計量は、アルカリ可溶性フェノール
樹脂と樹脂として用いるフェノール化合物(CX)およ
び/または(CD)の合計を100重量部とした時、上
限は通常100重量部、好ましくは60重量部、より好
ましくは40重量部であり、下限は通常3重量部、好ま
しくは5重量部、より好ましくは10重量部である。
尚、ここでいう平均分子量2,000以下の低分子のフ
ェノール化合物の合計量とは、平均分子量2,000以
下のフェノール化合物(CX)および(CD)を用いな
い場合、他のフェノール化合物の全量であるが、平均分
子量2,000以下のフェノール化合物(CX)および
/または(CD)を用いる場合、それ(ら)と他のフェ
ノール化合物との合計量であり、このときの平均分子量
2,000以下のフェノール化合物(CX)および/ま
たは(CD)に対する他のフェノール化合物との割合
(重量部)は、0.1〜5倍、好ましくは0.3〜3
倍、より好ましくは0.5〜2倍である。
【0035】本発明のポジ型レジスト組成物は、基板に
塗布してレジスト膜を形成するために、通常、溶剤に溶
解して用いる。本発明に於て使用可能な溶剤の具体例と
しては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロペンタ
ノン、シクロヘキサノンなどのケトン類;n−プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、シクロヘキサノールなどのアルコール類;エチ
レングリコールジメチルエーテル、エチレングリコール
ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル類;エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルなどのアルコールエーテル類;ギ
酸プロピル、ギ酸ブチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、
プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチ
ル、酪酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチルなどのエステ
ル類;セロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテ
ート、エチルセロソルブアセテート、プロピルセロソル
ブアセテート、ブチルセロソルブアセテートなどのセロ
ソルブアセテート類;プロピレングリコール、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノブチルエーテルなどのプロピレングリ
コール類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテルなどのジエチレングリコール類;トリク
ロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素類;トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素類;ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミドな
どの極性溶媒などが挙げられ、これらは、単独でも2種
以上を混合して用いてもよい。
【0036】本発明のポジ型レジスト組成物には必要に
応じて、現像性・保存安定性・耐熱性などを改善するた
めに、スチレンとアクリル酸、メタクリル酸または無水
マレイン酸との共重合体、アルケンと無水マレイン酸と
の共重合体、ビニルアルコール重合体、ビニルピロリド
ン重合体、ロジン、シェラックなどを添加することがで
きる。このようなポリマーの添加量は、全アルカリ可溶
性フェノール樹脂100重量部に対して上記重合体0〜
50重量部、好ましくは5〜20重量部である。
【0037】本発明のポジ型レジスト組成物には、必要
に応じて界面活性剤、保存安定剤、増感剤、ストリエー
ション防止剤、可塑剤などの相溶性のある添加剤を含有
させることができる。
【0038】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルエテール類;ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ノニルフェノルエーテルなどのポリオキシエチレンアリ
ールエーテル類;ポリエチレングリコールジラウレー
ト、エチレングリコールジステアレート等のポリエチレ
ングリコールジアルキルエステル類;エフトップEF3
01、EF303、EF352(新秋田化成社製)、メ
ガファックスF171、F172、F173、F177
(大日本インキ社製)、フロラードFC430、FC4
31(住友スリーエム社製)、アサヒガード AG71
0、サーフロン S−382、SC−101、SC−1
02、SC−103、SC−104、SC−105、S
C−106(旭硝子社製)等のフッ素界面活性剤;オル
ガノシロキサンポリマー KP341(信越化学工業社
製);アクリル酸系またはメタクリル酸系(共)重合体
ポリフローNo.75、No.95(共栄社油脂化学工
業社製)が挙げられる。これらの界面活性剤の配合量
は、組成物の固形分100重量部当り、通常、2重量部
以下、好ましくは1重量部以下である。
【0039】本発明のレジスト組成物はアルカリ現像液
として通常、アルカリ水溶液を用いるが、具体例として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリ
ウム、アンモニアなどの無機アルカリの水溶液;エチル
アミン、プロピルアミンなどの第一アミン類の水溶液;
ジエチルアミン、ジプロピルアミンなどの第二アミンの
水溶液;トリメチルアミン、トリエチルアミンなどの第
三アミンの水溶液;ジエチルエタノールアミン、トリエ
タノールアミンなどのアルコールアミン類の水溶液;テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシメチル
アンモニウムヒドロキシド、トリエチルヒドロキシメチ
ルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシエ
チルアンモニウムヒドロキシドなどの第四級アンモニウ
ムヒドロキシドの水溶液などが挙げられる。また、必要
に応じて、上記アルカリ水溶液にメタノール、エタノー
ル、プロパノール、エチレングリコールなどの水溶性有
機溶媒、界面活性剤、樹脂の溶解抑止剤などを添加する
ことができる。
【0040】本発明のレジスト組成物を溶剤に溶解させ
たレジスト溶液をシリコンウエハなどの基板表面に常法
により塗布した後、溶剤を乾燥除去することによりレジ
スト膜を形成することができる。このときの塗布方法と
しては、特にスピンコーティングが奨励される。このよ
うにして得られたレジスト膜にパターンを形成させるた
めの露光で用いられる露光源としては紫外線、遠紫外
線、KrFエキシマレーザー光、X線、電子線などの電
子線源が挙げられる。更に、露光後に熱処理(露光後ベ
ーク)を行うと、感度の向上と安定化が図れるため好ま
しい。
【0041】以下に本発明を実施する際の好ましい態様
を示すが、本発明はこれによって限定されることはな
い。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、およびUV254nmの検
出器を用いたGPCによるポリスチレン換算重量平均分
子量2,000以下の前記一般式(I)で表される構造
単位を有するフェノール化合物と前記一般式(II)で
表される構造単位を有するフェノール化合物とを含有す
るポジ型レジスト組成物。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、およびUV254nmの検
出器を用いたGPCによるポリスチレン換算重量平均分
子量2,000〜25,000以下の前記一般式(I)
で表される構造単位を有するフェノール化合物と前記一
般式(II)で表される構造単位を有するフェノール化
合物とを含有するポジ型レジスト組成物。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、前記一般式(I)で表され
る構造単位を有するフェノール化合物、および前記一般
式(II)で表される構造単位を有するフェノール化合
物を含有するポジ型レジスト組成物であって、かつ前記
一般式(I)で表される構造単位を有するフェノール化
合物または前記一般式(II)で表される構造単を有す
るフェノール化合物のUV254nmの検出器を用いた
GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量が、何れ
か一方が2,000〜25,000以下であり、もう一
方が2,000未満であるポジ型レジスト組成物。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、およびUV254nmの検
出器を用いたGPCによるポリスチレン換算重量平均分
子量1,500以下の前記一般式(I)で表される構造
単位を有するフェノール化合物と前記一般式(II)で
表される構造単位とを有するフェノール化合物を含有す
るポジ型レジスト組成物。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、およびUV254nmの検
出器を用いたGPCによるポリスチレン換算重量平均分
子量3,500〜20,000以下の前記一般式(I)
で表される構造単位を有するフェノール化合物と前記一
般式(II)で表される構造単位とを有するフェノール
化合物を含有するポジ型レジスト組成物。 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノンジアジドス
ルホン酸エステル系感光剤、および前記一般式(I)で
表される構造単位を有する化合物と前記一般式(II)
で表される構造単位を有するフェノール化合物とを含有
するポジ型レジスト組成物であって、かつ前記一般式
(I)で表される構造単位を有するフェノール化合物ま
たは前記一般式(II)で表される構造単位を有するフ
ェノール化合物のUV254nmの検出器を用いたGP
Cによるポリスチレン換算重量平均分子量が、何れか一
方が3,500〜20,000以下であり、もう一方が
1,500未満であることを特徴とするポジ型レジスト
組成物。 更に前記(I)で表される構造単位を有するフェノ
ール化合物および(II)で表される構造単位を有する
フェノール化合物以外のフェノール化合物を含有する
〜のポジ型レジスト組成物。
【0042】
【実施例】以下に合成例、実施例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明する。なお、各例中の部及び%は、特に
断りのない限り重量基準である。
【0043】(合成例1)ノボラック樹脂A−1の合成 冷却管と攪拌装置を装着した2リットルのフラスコに、
m−クレゾール462g、p−クレゾール308g、3
7%ホルマリン360g及びシュウ酸2水和物2.49
gを入れ、95〜100℃に保ちながら、2時間反応さ
せた。この後、100〜105℃で2時間かけて水を留
去し、さらに、180℃まで昇温しながらし10mmH
gまで減圧し、未反応モノマー及び水を除去したあと、
室温に戻して回収し、ノボラック樹脂A−1を515g
得た。このノボラック樹脂A−1について、GPCによ
るポリスチレン換算重量平均分子量(Mw)を測定した
ところ、6000であった。
【0044】(合成例2)ノボラック樹脂A−2の合成 合成例1で得られたノボラック樹脂380gにエチルセ
ロソルブアセテート360gを加えて溶解した。フラス
コに滴下漏斗を装着し、温度を80〜85℃に制御した
状態で滴下漏斗よりトルエン950gを滴下し、更に8
0℃で1時間加熱した。室温まで徐冷し、更に1時間静
置した。析出してきた樹脂分の上澄み液をデカンテーシ
ョンによって除去した後、乳酸エチル570gを加え、
100mmHgで100℃に加熱して残留トルエンを除
去し、ノボラック樹脂A−2の乳酸エチル溶液を得た。
このノボラック樹脂のGPCによるポリスチレン換算重
量平均分子量(Mw)を測定したところ、9800であ
った。
【0045】(合成例3)ノボラック樹脂A−3の合成 冷却管と攪拌装置を装着した2リットルのフラスコに、
m−クレゾール280g、p−クレゾール210g、
2,3,5−トリメチルフェノール265g、37%ホ
ルマリン368g及びシュウ酸2水和物2.49gを入
れ、95〜100℃に保ちながら、2時間反応させた。
この後、100〜105℃で2時間かけて水を留去し、
さらに、180℃まで昇温しながらし10mmHgまで
減圧し、未反応モノマー及び水を除去したあと、室温に
戻して回収し、ノボラック樹脂A−3を675g得た。
このノボラック樹脂A−3について、GPCによるポリ
スチレン換算重量平均分子量(Mw)を測定したとこ
ろ、6400であった。
【0046】(合成例4)ノボラック樹脂A−4の合成 合成例3で得られたノボラック樹脂380gにトルエン
3800gを加えて溶解した。80℃で1時間加熱した
後、室温まで徐冷し、更に1時間静置した。析出してき
た樹脂分の上澄み液をデカンテーションによって除去し
た後、乳酸エチル570gを加え、100mmHgで1
00℃に加熱して残留トルエンを除去し、ノボラック樹
脂A−4の乳酸エチル溶液を得た。このノボラック樹脂
のGPCによるポリスチレン換算重量平均分子量(M
w)を測定したところ、9800であった。
【0047】(合成例5〜7)フェノール化合物CX−
1〜CX−3の取得 三井東圧化学社製ザイロック樹脂「XL−225−2
L」または「XL−225−3L」を、良溶媒としてエ
チルセロソルブアセテート、貧溶媒としてトルエンを用
い、分別操作を行った。これら3種のザイロック樹脂
は、分子量分布が異なるものの、いずれも式(I)にお
いて、R1〜R11が水素原子である構造単位を持つフェ
ノール化合物(CX)っである。上記の分別操作の結
果、UV254m<の検出器を用いたGPCパターンに
おけるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が異
なる3種類のフェノールCX−1(Mw=750)、C
X−2(Mw=1,020)、およびCX−3(Mw=
6,600)を得た。
【0048】(合成例8〜10)フェノール化合物CD
−1〜CD−3の取得 三井東圧化学社製ジシクロペンタジエンフェノール樹脂
「DPR−3000」、「DPR−5000」または
「DPR−5210」を良溶媒としてエチルセロソルブ
アセテート、貧溶媒としてトルエンを用い、分別操作を
行った。ジシクロペンタジエンフェノール樹脂「DPR
−3000」及び「DPR−5000」は分子量分布が
異なるものの、いずれもジシクロペンタジエンとフェノ
ールとの共重合体である。ジシクロペンタジエン「DP
R−5210」は、ジシクロペンタジエンとホルムアル
デヒドとフェノールとの共重合体である。上記の分別操
作の結果、UV254mの検出器を用いたGPCパター
ンにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)
が異なる3種類のフェノール化合物CD−1(Mw=7
00)、CD−2(Mw=1,500)、およびCD−
3(Mw=5,800)を得た。
【0049】(合成例11)感光剤b−1の合成 ポリヒドロキシ化合物として一般式(III)で表され
16=R17=H、R18 =R19=R20=R21=CH3であ
る化合物(パラクレゾールダイマーにオルトクレゾール
を反応させた化合物)を用い、キノンジアジドスルホン
酸化合物として1,2−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホン酸クロライド(量はエステル化率70%に相当す
るモル%)をアセトンに溶解させて10%溶液とした。
20〜25℃に温度を制御しながら、1,2−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸クロライドの1.2等量分のト
リエチルアミンを30分間かけて滴下し、更に2時間反
応温度を保持して、反応を完結させた。析出してきた塩
を濾別し、反応溶液の10倍等量の0.2%シュウ酸水
溶液に投入した。析出してきた固形分を、濾過、イオン
交換水洗浄後、乾燥して、キノンジアジドスルホン酸エ
ステル系感光剤(b−1)を得た。
【0050】(合成例12)感光剤b−2の合成 冷却管と攪拌装置および温度計を装着した2リットルの
フラスコに、m−クレゾール280gとp−クレゾール
421gおよび36%ホルマリン水溶液288」gおよ
びシュウ酸二水和物2.45gを入れ、マントルヒータ
ーを熱源として、95〜100℃に保ちながら2時間反
応させた。冷却管を蒸留感に付け替え、100〜105
℃で2時間かけて水を留去した後、昇温を開始し、18
0℃に到達した時に10mmHgに減圧し、常温に戻し
てノボラック樹脂を550g得た。このノボラック樹脂
について、UV254mの検出器を用いたGPCパター
ンにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)
を測定したところ、1750であった。滴下ロートと攪
拌装置および温度計を装着した1リットルのフラスコ
に、上記ノボラック樹脂24.0gと1,2−ナフトキ
ノンジアジド−5−スルホン酸クロライド21.5gお
よびアセトン410gを加え、室温で30分間攪拌して
溶解した。40℃に温度を制御しながら滴下ロートから
トリエチルアミン9.8gを30分かけて滴下し、さら
に3時間反応温度を維持して反応を完結させた。析出し
てきた塩を濾別し、反応溶液の10倍量の0.2%シュ
ウ酸水溶液に投入した。析出してきた固形分をろ過、イ
オン交換水洗浄、乾燥して、キノンジアジドスルホン酸
系感光剤(b−2)を39.5g得た。
【0051】(合成例13)感光剤b−3の合成 冷却管と攪拌装置および温度計を装着した2リットルの
フラスコに、m−クレゾール160gと36%ホルマリ
ン水溶液70.0gおよびシュウ酸二水和物0.56g
を入れ、マントルヒーターを熱源として、95〜100
℃に保ちながら2時間反応させた。冷却管を蒸留感に付
け替え、100〜105℃で60分間かけて水を留去し
た後、昇温を開始し、170℃に到達した時に、10m
mHgに減圧し、さらに185℃まで昇温を続けて見ず
および見反応モノマーを除去した。この後、減圧、常温
に戻して、ノボラック樹脂を159g得た。このノボラ
ック樹脂について、UV254mの検出器を用いたGP
Cパターンにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量
(Mw)を測定したところ、1080であった。滴下ロ
ートと攪拌装置および温度計を装着した1リットルのフ
ラスコに、上記ノボラック樹脂24.0gと1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸クロライド21.
5gおよびアセトン410gを加え、室温で30分間攪
拌して溶解した。40℃に温度を制御しながら、滴下ロ
ートからトリエチルアミン9.8gWO30分間かけて
滴下し、さらに3時間反応温度を維持して反応を完結さ
せた。析出してきた塩を濾別し、反応溶液の10倍量の
0.2%シュウ酸水溶液に投入した。析出してきた固形
分をろ過、イオン交換水洗浄、乾燥して、キノンジアジ
ドスルホン酸系感光剤(b−3)を38.0g得た。
【0052】以下の実施例及び比較例におけるレジスト
評価方法は、次の通りである。レジスト評価は、すべて
シリコンウェハ上で行った。 (1)感度 0.50μmの1:1ライン&スペースが設計寸法通り
に形成できる露光エネルギー量を露光時間(単位:ms
ec)で表した値。 (2)解像度 上記露光条件における限界解像度(μm)を表す。 (3)残膜率 ウエハ上でパターンの形成されていない部分の現像前後
のレジスト膜厚の比(%)を表す。 (4)パターン形状 レジストパターンを形成したウエハをラインパターンの
垂直方向から切断し、パターンの断面方向より電子顕微
鏡で観察した結果を示した。パターンサイドウオールが
基板に対して80度以上の角度で立ち上がっており、膜
減りがないものを良好と判定した。膜減りが認められた
ものを「膜減り」とした。
【0053】(5)露光マージン マスク寸法0.40μmのライン&スペース(=1/
1)のラインパターンの露光エネルギーを変動指せたと
きのレジスト寸法を測長用電子顕微鏡により測定し、露
光エネルギーとレジスト寸法の関係をグラフ化した。レ
ジスト寸法が0.44μm、0.40μm及び0.36
μmの時の露光エネルギーをそれぞれE1、E2、および
E3として求め、次式で定義する値を露光マージンとし
て算出した。 (式) 露光マージン=(E3−E1)×100/E2 (6)焦点マージン マスク寸法0.40μmのライン&スペース(=1/
1)のラインパターンを、露光エネルギー及びステッパ
ー露光時の焦点を変動させたときのレジストパターンを
寸法測定及び形状観察を行った。レジストパターンが設
計寸法±10%以内の寸法変動で、かつパターンサイド
ウォール(側壁)が80度以上の角度で立っており、膜
減りがない時の焦点変動範囲を焦点マージンとして表し
た。
【0054】(実施例1〜8、比較例1〜3)表3の樹
脂、フェノール化合物、添加剤、および合成例で得た感
光剤を乳酸エチル400重量部に溶解させ、1.07μ
mの膜厚に塗布できるよう溶剤配合量を調製した。これ
らの溶剤を0.1μmのテフロンフィルター(ポリテト
ラフルオロエチレンフィルター)で濾過してレジスト溶
液R1〜R11を調製した。
【0055】
【表3】
【0056】上記レジスト溶液R1〜R11をシリコン
ウエハ上にコーターで塗布した後、90℃で90秒間プ
リベークを行い、膜厚1.07μmのレジスト膜を形成
した。このウエハをi線ステッパーNSR1755i7
A(ニコン社製;NA=0.50)とテスト用レクチル
を用いて、露光時間を可変しながら露光を行った後、1
10℃で60秒間露光後ベーク(Post Expos
ure Baking)を行った。次に、2.38%の
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23
℃、1分間パドル法により現像してポジ型パターンを形
成した。このウエハを取り出して、電子顕微鏡で観察
し、感度・解像度・残膜率・パターン形状を観察した。
【0057】(実施例9〜12)ポジ型レジストZIR
−9100(日本ゼオン社製)をシリコンウエハに、以
下の条件でのベーク後の膜厚が0.52μmとなるよう
に、塗布した。ベーク条件はプリベークがホットプレー
トを用いて90℃、90秒間、その後ポストベークとし
てホットプレートを用いて300℃、2分間とした。こ
の膜付ウエハの屈折率を分光エリプソメーターにより測
定し、i線露光光の反射率を測定した結果、1.7%で
あった。この膜付ウエハ(低反射基板)上に、表1のレ
ジスト液R3、R12〜R14を膜厚1.06μmとな
る条件で塗布後、レジスト評価を行った。レジストの塗
布・評価条件は実施例1〜8と同様である。
【0058】(比較例4)レジスト液としてR3の代わ
りにR9を用いる以外、実施例9と同様の方法により評
価を行った。以上実施例1〜12、比較例1〜4の結果
をまとめて表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】この結果、前記一般式(I)で表される構
造単位を有するフェノール化合物および前記一般式(I
I)で表される構造単位を有するフェノール化合物を含
有させると感度、残膜率、解像性、パターン形状などが
向上することが判った。特に低反射基板上で優れた感度
・露光マージン・焦点マージンが得られることが判っ
た。
【0061】
【発明の効果】かくして本発明によれば、感度、残膜
率、解像性、パターン形状、露光マージン、焦点マージ
ンなどに優れた1μm以下の微細加工用ポジ型レジスト
として好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ可溶性フェノール樹脂、キノン
    ジアジドスルホン酸エステル系感光剤、下記一般式
    (I)で表される構造単位を有するフェノール化合物、
    および下記一般式(II)で表される構造単位を有する
    フェノール化合物を含有するポジ型レジスト組成物。 【化1】 (式(I)中、R1〜R3は互いに独立に水素原子、ヒド
    ロキシル基、ハロゲン原子、置換可アルキル基、置換可
    シクロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可アルコ
    キシ基、置換可アリール基である。R4〜R11は、互い
    に独立に水素原子、ハロゲン原子、置換可アルキル基、
    置換可シクロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可
    アリール基、置換可アルコキシ基である。mは正の整数
    である。) 【化2】 (式(II)中、R12〜R15は互いに独立に水素原子、
    水酸基、ハロゲン原子、置換可アルキル基、置換可シク
    ロアルキル基、置換可アルケニル基、置換可アルコキシ
    基、置換可アリール基である。但し、R12〜R15のうち
    少なくとも一つは水酸基である。nは正の整数であ
    る。)
  2. 【請求項2】 更に前記式(I)で表される構造単位を
    有するフェノール化合物および式(II)で表される構
    造単位を有するフェノール化合物以外のフェノール化合
    物を含有する請求項1記載のポジ型レジスト組成物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081099A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Jsr Corp 液浸露光用液体および液浸露光方法
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