JPH09157929A - スナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材 - Google Patents
スナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材Info
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- JPH09157929A JPH09157929A JP34600795A JP34600795A JPH09157929A JP H09157929 A JPH09157929 A JP H09157929A JP 34600795 A JP34600795 A JP 34600795A JP 34600795 A JP34600795 A JP 34600795A JP H09157929 A JPH09157929 A JP H09157929A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スナップファスナー取付け機における雄型嵌
合体の保持部材において、保持部材とは別個に製作され
る微小なC字状スプリングやその取付け作業を不要にし
ながらも、雄型嵌合体の保持を確実にお行えるようにす
る。 【解決手段】 保持部材8を合成樹脂製とし、保持部材
8の下面に形成された凹入部8aの内周面部に、当該凹
入部8aの半径方向へ弾性変形可能な係止爪8bを射出
成型により一体に形成し、凹入部8aに雄型嵌合体aの
嵌合用突起a’を嵌め込むことより、係止爪8bが嵌合
用突起a’の先端外周に形成された膨出部a”と弾性的
に係合するように構成する。
合体の保持部材において、保持部材とは別個に製作され
る微小なC字状スプリングやその取付け作業を不要にし
ながらも、雄型嵌合体の保持を確実にお行えるようにす
る。 【解決手段】 保持部材8を合成樹脂製とし、保持部材
8の下面に形成された凹入部8aの内周面部に、当該凹
入部8aの半径方向へ弾性変形可能な係止爪8bを射出
成型により一体に形成し、凹入部8aに雄型嵌合体aの
嵌合用突起a’を嵌め込むことより、係止爪8bが嵌合
用突起a’の先端外周に形成された膨出部a”と弾性的
に係合するように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベースに対して昇
降駆動される昇降部材に、リベット体の突起を打撃する
ハンマーと、そのハンマーおよび前記昇降部材に対して
上下方向に摺動自在で且つスプリングによって下方に付
勢された筒状の取付け部材と、当該取付け部材の下端部
に着脱自在に連結された筒状の保持部材とを備えた打込
み装置を設ける一方、前記ベースには、前記打込み装置
の直下位置にリベット体の受座を設け、前記保持部材に
雄型嵌合体を保持させ且つ前記受座にリベット体を載置
すると共に、受座と打込み装置間に可撓性シートを介装
した状態で、打込み装置を昇降駆動することにより、可
撓性シートを通して雄型嵌合体の中央貫通孔に挿入され
たリベット体の突起を前記ハンマーで打撃し、突起先端
部を拡径変形させて雄型嵌合体の中央貫通孔にカシメ止
めするようにしたスナップファスナー取付け機における
雄型嵌合体の保持部材に関する。
降駆動される昇降部材に、リベット体の突起を打撃する
ハンマーと、そのハンマーおよび前記昇降部材に対して
上下方向に摺動自在で且つスプリングによって下方に付
勢された筒状の取付け部材と、当該取付け部材の下端部
に着脱自在に連結された筒状の保持部材とを備えた打込
み装置を設ける一方、前記ベースには、前記打込み装置
の直下位置にリベット体の受座を設け、前記保持部材に
雄型嵌合体を保持させ且つ前記受座にリベット体を載置
すると共に、受座と打込み装置間に可撓性シートを介装
した状態で、打込み装置を昇降駆動することにより、可
撓性シートを通して雄型嵌合体の中央貫通孔に挿入され
たリベット体の突起を前記ハンマーで打撃し、突起先端
部を拡径変形させて雄型嵌合体の中央貫通孔にカシメ止
めするようにしたスナップファスナー取付け機における
雄型嵌合体の保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の雄型嵌合体の保持部材8
を示す。この保持部材8は、金属製であって、下面に、
雄型嵌合体aの嵌合用突起a’を嵌め込むための凹入部
8aを、ハンマー挿入孔8cと同芯状に形成し、凹入部
8aの内周面に、金属製のC字状スプリングXを嵌着
し、雄型嵌合体aの嵌合用突起a’を凹入部8aに下方
から嵌め込むことにより、前記スプリングXが、嵌合用
突起a’の先端外周に形成された膨出部に弾性的に係合
するようになっていた。
を示す。この保持部材8は、金属製であって、下面に、
雄型嵌合体aの嵌合用突起a’を嵌め込むための凹入部
8aを、ハンマー挿入孔8cと同芯状に形成し、凹入部
8aの内周面に、金属製のC字状スプリングXを嵌着
し、雄型嵌合体aの嵌合用突起a’を凹入部8aに下方
から嵌め込むことにより、前記スプリングXが、嵌合用
突起a’の先端外周に形成された膨出部に弾性的に係合
するようになっていた。
【0003】これは、次のような理由による。即ち、雄
型嵌合体aは、合成樹脂製で作製されたものであって、
中央にリベット体の突起を挿入にする中央貫通孔が形成
された円板状の基板部と、その片面に前記中央貫通孔と
同芯状に突設された嵌合用突起a’とから構成されてい
る。雄型嵌合体aと合成樹脂製の雌型嵌合体とは、当該
雌型嵌合体に形成された嵌合用凹部と前記嵌合用突起
a’とでスナップ作用を行うようになっているが、雄型
嵌合体の嵌合用突起a’は、円筒状かそれに類する形状
に形成されているので、半径方向への弾性変形が殆どな
く、スナップ作用のための弾性変形は、主として、雌型
嵌合体側で行われるようになっている。
型嵌合体aは、合成樹脂製で作製されたものであって、
中央にリベット体の突起を挿入にする中央貫通孔が形成
された円板状の基板部と、その片面に前記中央貫通孔と
同芯状に突設された嵌合用突起a’とから構成されてい
る。雄型嵌合体aと合成樹脂製の雌型嵌合体とは、当該
雌型嵌合体に形成された嵌合用凹部と前記嵌合用突起
a’とでスナップ作用を行うようになっているが、雄型
嵌合体の嵌合用突起a’は、円筒状かそれに類する形状
に形成されているので、半径方向への弾性変形が殆どな
く、スナップ作用のための弾性変形は、主として、雌型
嵌合体側で行われるようになっている。
【0004】従って、雄型嵌合体aの嵌合用突起a’
を、保持部材8の下面に形成された凹入部8aに嵌め込
んだ際、嵌合用突起a’自体の弾性復元力や摩擦抵抗だ
けでは、保持部材8による雄型嵌合体aの保持が安定し
ない。例えば、気温の高い日には、凹入部8aに対する
嵌合用突起a’の嵌め込みがきつくなるが、寒い日に
は、逆に、凹入部8aと嵌合用突起a’の嵌合が緩くな
って、雄型嵌合体aが不測に落下するといったように、
嵌合用突起a’の温度変化による僅かな収縮によって
も、保持が不完全になる。
を、保持部材8の下面に形成された凹入部8aに嵌め込
んだ際、嵌合用突起a’自体の弾性復元力や摩擦抵抗だ
けでは、保持部材8による雄型嵌合体aの保持が安定し
ない。例えば、気温の高い日には、凹入部8aに対する
嵌合用突起a’の嵌め込みがきつくなるが、寒い日に
は、逆に、凹入部8aと嵌合用突起a’の嵌合が緩くな
って、雄型嵌合体aが不測に落下するといったように、
嵌合用突起a’の温度変化による僅かな収縮によって
も、保持が不完全になる。
【0005】そのため、従来の保持部材8では、上記の
とおり、凹入部8aの内周面に前記スプリングXを設
け、当該スプリングXで嵌合用突起a’を確実に弾持す
るようにしていたのである。
とおり、凹入部8aの内周面に前記スプリングXを設
け、当該スプリングXで嵌合用突起a’を確実に弾持す
るようにしていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
保持部材8とは別個に製作されたスプリングXと、それ
を凹入部8aの内周面に取り付ける作業とが必要とさ
れ、この作業は、スプリングX自体が微小な部品である
ところから、非常に面倒な作業となっていた。
保持部材8とは別個に製作されたスプリングXと、それ
を凹入部8aの内周面に取り付ける作業とが必要とさ
れ、この作業は、スプリングX自体が微小な部品である
ところから、非常に面倒な作業となっていた。
【0007】本発明は、この点を改良したものであっ
て、保持部材とは別個に製作される微小なC字状スプリ
ングや、それを保持部材の凹入部の内周面に取り付ける
面倒な作業を不要にしながらも、雄型嵌合体の保持を確
実に行えるようにした雄型嵌合体の保持部材を提供する
ことを目的としている。
て、保持部材とは別個に製作される微小なC字状スプリ
ングや、それを保持部材の凹入部の内周面に取り付ける
面倒な作業を不要にしながらも、雄型嵌合体の保持を確
実に行えるようにした雄型嵌合体の保持部材を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、雄型嵌合体の保持部材を合成樹脂製
とし、保持部材の下面に形成された雄型嵌合体の嵌合用
突起を嵌め込むための凹入部の内周面部に、当該凹入部
の半径方向へ弾性変形可能な係止爪を形成し、前記凹入
部に雄型嵌合体の嵌合用突起を嵌め込むことにより、前
記係止爪が嵌合用突起の先端外周に形成された膨出部と
弾性的に係合するように構成している。
めに、本発明では、雄型嵌合体の保持部材を合成樹脂製
とし、保持部材の下面に形成された雄型嵌合体の嵌合用
突起を嵌め込むための凹入部の内周面部に、当該凹入部
の半径方向へ弾性変形可能な係止爪を形成し、前記凹入
部に雄型嵌合体の嵌合用突起を嵌め込むことにより、前
記係止爪が嵌合用突起の先端外周に形成された膨出部と
弾性的に係合するように構成している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、ベースに対して昇降駆
動される昇降部材に、リベット体の突起を打撃するハン
マーと、そのハンマーおよび前記昇降部材に対して上下
方向に摺動自在で且つスプリングによって下方に付勢さ
れた筒状の取付け部材と、当該取付け部材の下端部に着
脱自在に連結された筒状の保持部材とを備えた打込み装
置を設ける一方、前記ベースには、前記打込み装置の直
下位置にリベット体の受座を設け、前記保持部材に雄型
嵌合体を保持させ且つ前記受座にリベット体を載置する
と共に、受座と打込み装置間に可撓性シートを介装した
状態で、打込み装置を昇降駆動することにより、可撓性
シートを通して雄型嵌合体の中央貫通孔に挿入されたリ
ベット体の突起を前記ハンマーで打撃し、突起先端部を
拡径変形させて雄型嵌合体の中央貫通孔にカシメ止めす
るようにしたスナップファスナー取付け機において、前
記保持部材を合成樹脂製とし、保持部材の下面に形成さ
れた雄型嵌合体の嵌合用突起を嵌め込むための凹入部の
内周面部に、当該凹入部の半径方向へ弾性変形可能な係
止爪を形成し、前記凹入部に雄型嵌合体の嵌合用突起を
嵌め込むことにより、前記係止爪が嵌合用突起の先端外
周に形成された膨出部と弾性的に係合するように構成す
ることによって、実施できる。
動される昇降部材に、リベット体の突起を打撃するハン
マーと、そのハンマーおよび前記昇降部材に対して上下
方向に摺動自在で且つスプリングによって下方に付勢さ
れた筒状の取付け部材と、当該取付け部材の下端部に着
脱自在に連結された筒状の保持部材とを備えた打込み装
置を設ける一方、前記ベースには、前記打込み装置の直
下位置にリベット体の受座を設け、前記保持部材に雄型
嵌合体を保持させ且つ前記受座にリベット体を載置する
と共に、受座と打込み装置間に可撓性シートを介装した
状態で、打込み装置を昇降駆動することにより、可撓性
シートを通して雄型嵌合体の中央貫通孔に挿入されたリ
ベット体の突起を前記ハンマーで打撃し、突起先端部を
拡径変形させて雄型嵌合体の中央貫通孔にカシメ止めす
るようにしたスナップファスナー取付け機において、前
記保持部材を合成樹脂製とし、保持部材の下面に形成さ
れた雄型嵌合体の嵌合用突起を嵌め込むための凹入部の
内周面部に、当該凹入部の半径方向へ弾性変形可能な係
止爪を形成し、前記凹入部に雄型嵌合体の嵌合用突起を
嵌め込むことにより、前記係止爪が嵌合用突起の先端外
周に形成された膨出部と弾性的に係合するように構成す
ることによって、実施できる。
【0010】尚、係止爪の最下端を、凹入部の縁部下面
よりも上方に位置させることは、係止爪が、雄型嵌合体
の嵌合用突起や可撓性シートを構成する繊維等に不測に
引っ掛かって、折損するといった不都合を回避する上
で、非常に有効である。
よりも上方に位置させることは、係止爪が、雄型嵌合体
の嵌合用突起や可撓性シートを構成する繊維等に不測に
引っ掛かって、折損するといった不都合を回避する上
で、非常に有効である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を例示図に基づいて説
明する。図1はスナップファスナー取付け機を示し、図
2は、その要部を示し、図3〜図7は、保持部材の構成
を示す。
明する。図1はスナップファスナー取付け機を示し、図
2は、その要部を示し、図3〜図7は、保持部材の構成
を示す。
【0012】図1において、1はスタンドであり、その
上部には、駆動ケースを兼ねたベース2が連設されてい
る。ベース2の前部側は、前方と左右両側方に開放した
作業スペースSを形成するように、上フレーム2aと下
フレーム2bとに分かれている。
上部には、駆動ケースを兼ねたベース2が連設されてい
る。ベース2の前部側は、前方と左右両側方に開放した
作業スペースSを形成するように、上フレーム2aと下
フレーム2bとに分かれている。
【0013】上フレーム2aに設けた筒状ガイド3に
は、図外の駆動機構により昇降駆動される昇降部材4が
上下方向摺動自在に保持されており、昇降部材4の下端
部には、打込み装置Aが設けられている。ベース2の下
フレーム2bには、前記打込み装置Aの直下位置に受座
Bが設けられている。
は、図外の駆動機構により昇降駆動される昇降部材4が
上下方向摺動自在に保持されており、昇降部材4の下端
部には、打込み装置Aが設けられている。ベース2の下
フレーム2bには、前記打込み装置Aの直下位置に受座
Bが設けられている。
【0014】打込み装置Aは、図2に示すように、リベ
ット体の突起を打撃するハンマー5と、そのハンマー5
および前記昇降部材4に対して上下方向に摺動自在で且
つスプリング6によって下方に付勢された筒状の取付け
部材7と、当該取付け部材7の下端部に着脱自在に連結
された筒状の保持部材8とを備えている。取付け部材7
の両側面には、180度の位相を持たせて内外に開口す
るスリット10,10が形成されている。保持部材8の
外周面には、前記スリット10,10と対向する位置に
環状溝11が形成されている。そして、前記スリット1
0,10を通してスナップピン12を前記環状溝11に
係合させることにより、保持部材8を取付け部材7に固
定し、スナップピン12を抜き取ることにより、保持部
材8を取り外して、サイズの異なる保持部材や雌型嵌合
体用の保持部材と交換できるようになっている。13は
取付け部材7の摺動ストロークを規定する抜止め部材で
あり、ネジ14によって昇降部材4の下端面に取り付け
られている。
ット体の突起を打撃するハンマー5と、そのハンマー5
および前記昇降部材4に対して上下方向に摺動自在で且
つスプリング6によって下方に付勢された筒状の取付け
部材7と、当該取付け部材7の下端部に着脱自在に連結
された筒状の保持部材8とを備えている。取付け部材7
の両側面には、180度の位相を持たせて内外に開口す
るスリット10,10が形成されている。保持部材8の
外周面には、前記スリット10,10と対向する位置に
環状溝11が形成されている。そして、前記スリット1
0,10を通してスナップピン12を前記環状溝11に
係合させることにより、保持部材8を取付け部材7に固
定し、スナップピン12を抜き取ることにより、保持部
材8を取り外して、サイズの異なる保持部材や雌型嵌合
体用の保持部材と交換できるようになっている。13は
取付け部材7の摺動ストロークを規定する抜止め部材で
あり、ネジ14によって昇降部材4の下端面に取り付け
られている。
【0015】上記のスナップファスナー取付け機は、図
6に示すように、スナップファスナー構成部材である雄
型嵌合体aを前記保持部材8に保持させ、且つ、他のス
ナップファスナー構成部材であるリベット体bを前記受
座Bに支持させ、雄型嵌合体aとリベット体bとの間
に、衣服の生地等の可撓性シートcを介装させた状態
で、ペダル15を踏み込むと、図外の駆動機構により一
回転クラッチを介して、昇降部材4が昇降駆動され、打
込み装置Aが下降することにより、図7に示すように、
可撓性シートcを通して雄型嵌合体aの中央貫通孔に挿
入されたリベット体bの突起b’を前記ハンマー5で打
撃し、突起先端部を拡径変形させて雄型嵌合体aの中央
貫通孔にカシメ止めするようになっている。
6に示すように、スナップファスナー構成部材である雄
型嵌合体aを前記保持部材8に保持させ、且つ、他のス
ナップファスナー構成部材であるリベット体bを前記受
座Bに支持させ、雄型嵌合体aとリベット体bとの間
に、衣服の生地等の可撓性シートcを介装させた状態
で、ペダル15を踏み込むと、図外の駆動機構により一
回転クラッチを介して、昇降部材4が昇降駆動され、打
込み装置Aが下降することにより、図7に示すように、
可撓性シートcを通して雄型嵌合体aの中央貫通孔に挿
入されたリベット体bの突起b’を前記ハンマー5で打
撃し、突起先端部を拡径変形させて雄型嵌合体aの中央
貫通孔にカシメ止めするようになっている。
【0016】この実施例では、前記保持部材8を次のと
おりに構成してある。即ち、保持部材8を合成樹脂の射
出成型品とし、保持部材8の下面に形成された雄型嵌合
体aの嵌合用突起a’を嵌め込むための凹入部8aの内
周面部に、当該凹入部8aの半径方向へ弾性変形可能な
係止爪8bを形成し、前記凹入部8aに雄型嵌合体aの
嵌合用突起a’を嵌め込むことにより、前記係止爪8b
が嵌合用突起a’の先端外周に形成された膨出部a”と
弾性的に係合するように構成してある。8cは凹入部8
aの中央に同芯状に形成されているハンマー挿入孔であ
る。
おりに構成してある。即ち、保持部材8を合成樹脂の射
出成型品とし、保持部材8の下面に形成された雄型嵌合
体aの嵌合用突起a’を嵌め込むための凹入部8aの内
周面部に、当該凹入部8aの半径方向へ弾性変形可能な
係止爪8bを形成し、前記凹入部8aに雄型嵌合体aの
嵌合用突起a’を嵌め込むことにより、前記係止爪8b
が嵌合用突起a’の先端外周に形成された膨出部a”と
弾性的に係合するように構成してある。8cは凹入部8
aの中央に同芯状に形成されているハンマー挿入孔であ
る。
【0017】尚、この実施例では、前記係止爪8bを、
保持部材8のその他の部分と一体に射出成型している
が、射出成型後の二次加工により保持部材8下面にコ字
状の切込み8dを設けて、係止爪8bを形成してもよ
い。
保持部材8のその他の部分と一体に射出成型している
が、射出成型後の二次加工により保持部材8下面にコ字
状の切込み8dを設けて、係止爪8bを形成してもよ
い。
【0018】前記係止爪8bの最下端は、凹入部8aの
縁部下面よりも適当距離(例えば、0.2mm程度)L、
上方に位置させてある。これは、凹入部8aに雄型嵌合
体aの嵌合用突起a’を嵌め込む際に、嵌合用突起a’
を係止爪8bの先端に引っ掛かって、係止爪8bが折損
したり、雄型嵌合体aの装着を忘れたまま、可撓性シー
トcを作業スペースSに差し入れた際、可撓性シートc
が係止爪8bの先端に引っ掛かって、係止爪8bが折損
するのを防止するためである。
縁部下面よりも適当距離(例えば、0.2mm程度)L、
上方に位置させてある。これは、凹入部8aに雄型嵌合
体aの嵌合用突起a’を嵌め込む際に、嵌合用突起a’
を係止爪8bの先端に引っ掛かって、係止爪8bが折損
したり、雄型嵌合体aの装着を忘れたまま、可撓性シー
トcを作業スペースSに差し入れた際、可撓性シートc
が係止爪8bの先端に引っ掛かって、係止爪8bが折損
するのを防止するためである。
【0019】上記の構成によれば、凹入部8aの内周面
部に、当該凹入部8aの半径方向へ弾性変形可能な係止
爪8bを連設してあるため、保持部材8による雄型嵌合
体aの保持が安定し、雄型嵌合体aの温度変化によって
嵌合用突起a’が収縮しても雄型嵌合体aが不測に落下
することがない。
部に、当該凹入部8aの半径方向へ弾性変形可能な係止
爪8bを連設してあるため、保持部材8による雄型嵌合
体aの保持が安定し、雄型嵌合体aの温度変化によって
嵌合用突起a’が収縮しても雄型嵌合体aが不測に落下
することがない。
【0020】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、雄型嵌
合体の保持部材を合成樹脂製とし、保持部材の下面に形
成された凹入部の内周面部に、半径方向へ弾性変形可能
な係止爪を形成し、前記凹入部に雄型嵌合体の嵌合用突
起を嵌め込むことにより、前記係止爪が嵌合用突起の先
端外周に形成された膨出部と弾性的に係合するように構
成したので、従来のような保持部材とは別個に製作され
る微小なC字状スプリングや、それを凹入部の内周面に
取り付ける面倒な作業が省略され、それでいて、雄型嵌
合体の保持が確実であり、雄型嵌合体の温度変化によっ
て嵌合用突起が収縮しても雄型嵌合体が不測に落下する
ことがないという効果がある。
合体の保持部材を合成樹脂製とし、保持部材の下面に形
成された凹入部の内周面部に、半径方向へ弾性変形可能
な係止爪を形成し、前記凹入部に雄型嵌合体の嵌合用突
起を嵌め込むことにより、前記係止爪が嵌合用突起の先
端外周に形成された膨出部と弾性的に係合するように構
成したので、従来のような保持部材とは別個に製作され
る微小なC字状スプリングや、それを凹入部の内周面に
取り付ける面倒な作業が省略され、それでいて、雄型嵌
合体の保持が確実であり、雄型嵌合体の温度変化によっ
て嵌合用突起が収縮しても雄型嵌合体が不測に落下する
ことがないという効果がある。
【図1】スナップファスナー取付け機の全体側面図であ
る。
る。
【図2】要部の縦断側面図である。
【図3】保持部材を取り外した状態における打込み装置
の縦断側面図である。
の縦断側面図である。
【図4】要部の横断平面図である。
【図5】図3のA−A線断面拡大図である。
【図6】作用を説明する要部の拡大縦断側面図である。
【図7】作用を説明する要部の拡大縦断側面図である。
【図8】従来例の説明図である。
A…打込み装置、B…受座、4…昇降部材、5…ハンマ
ー、6…スプリング、7…取付け部材、8…保持部材、
8a…凹入部、8b…係止爪。
ー、6…スプリング、7…取付け部材、8…保持部材、
8a…凹入部、8b…係止爪。
Claims (2)
- 【請求項1】 ベースに対して昇降駆動される昇降部材
に、リベット体の突起を打撃するハンマーと、そのハン
マーおよび前記昇降部材に対して上下方向に摺動自在で
且つスプリングによって下方に付勢された筒状の取付け
部材と、当該取付け部材の下端部に着脱自在に連結され
た筒状の保持部材とを備えた打込み装置を設ける一方、
前記ベースには、前記打込み装置の直下位置にリベット
体の受座を設け、前記保持部材に雄型嵌合体を保持させ
且つ前記受座にリベット体を載置すると共に、受座と打
込み装置間に可撓性シートを介装した状態で、打込み装
置を昇降駆動することにより、可撓性シートを通して雄
型嵌合体の中央貫通孔に挿入されたリベット体の突起を
前記ハンマーで打撃し、突起先端部を拡径変形させて雄
型嵌合体の中央貫通孔にカシメ止めするようにしたスナ
ップファスナー取付け機において、前記保持部材を合成
樹脂製とし、保持部材の下面に形成された雄型嵌合体の
嵌合用突起を嵌め込むための凹入部の内周面部に、当該
凹入部の半径方向へ弾性変形可能な係止爪を形成し、前
記凹入部に雄型嵌合体の嵌合用突起を嵌め込むことによ
り、前記係止爪が嵌合用突起の先端外周に形成された膨
出部と弾性的に係合するように構成したことを特徴とす
るスナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保
持部材。 - 【請求項2】 係止爪の最下端を、凹入部の縁部下面よ
りも上方に位置させてある請求項1に記載のスナップフ
ァスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34600795A JPH09157929A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | スナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34600795A JPH09157929A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | スナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157929A true JPH09157929A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18380504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34600795A Pending JPH09157929A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | スナップファスナー取付け機における雄型嵌合体の保持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157929A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102770042A (zh) * | 2009-12-25 | 2012-11-07 | Ykk株式会社 | 公按扣安装方法、公按扣和公按扣结构体、以及母按扣安装方法、母按扣和母按扣结构体 |
CN102791155A (zh) * | 2009-12-25 | 2012-11-21 | Ykk株式会社 | 钮扣安装用上模 |
CN103799595A (zh) * | 2012-11-09 | 2014-05-21 | 浙江伟星实业发展股份有限公司 | 一种四合扣装订夹具及面扣订模具 |
CN110215018A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-10 | 张继 | 一种纽扣 |
-
1995
- 1995-12-11 JP JP34600795A patent/JPH09157929A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102770042A (zh) * | 2009-12-25 | 2012-11-07 | Ykk株式会社 | 公按扣安装方法、公按扣和公按扣结构体、以及母按扣安装方法、母按扣和母按扣结构体 |
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CN103799595A (zh) * | 2012-11-09 | 2014-05-21 | 浙江伟星实业发展股份有限公司 | 一种四合扣装订夹具及面扣订模具 |
CN103799595B (zh) * | 2012-11-09 | 2015-07-15 | 浙江伟星实业发展股份有限公司 | 一种四合扣装订夹具及面扣订模具 |
CN110215018A (zh) * | 2019-07-12 | 2019-09-10 | 张继 | 一种纽扣 |
CN110215018B (zh) * | 2019-07-12 | 2021-12-28 | 北京尔茂蒙特时装有限公司 | 一种纽扣 |
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