JPH09157637A - エアゾール組成物 - Google Patents

エアゾール組成物

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JPH09157637A
JPH09157637A JP25936896A JP25936896A JPH09157637A JP H09157637 A JPH09157637 A JP H09157637A JP 25936896 A JP25936896 A JP 25936896A JP 25936896 A JP25936896 A JP 25936896A JP H09157637 A JPH09157637 A JP H09157637A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的粘度が低いにもかかわらず、分散性が
良好であるうえ、たとえば霧状、棒状などといった所望
の噴射形態で最後まで均一かつ充分にエアゾール容器内
にほとんど残存せずに良好に吐出させることができ、吐
出後にはいちじるしく粘度が上昇して良好なゲル状に変
化するなどの種々の変化を生じるエアゾール組成物を提
供すること。 【解決手段】 原液中に加圧状態で分圧を有する揮発性
成分および該揮発性成分の揮発によって変化が生じる成
分を含有してなるエアゾール組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール組成物
に関する。さらに詳しくは、たとえば整髪料、育毛料な
どの頭髪用品、マッサージゲルなどの化粧料、忌避剤、
殺虫剤、美白剤などの医薬部外品、鎮痒剤、皮膚疾患剤
などの医薬品、クリーナー、撥水剤、接着剤などの工業
用品などに好適に使用しうるエアゾール組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば整髪用ゲルなどの整髪料
用エアゾール組成物としては、有効成分を含有した粘稠
原液と、噴射剤としてジメチルエーテルまたはジメチル
エーテルおよび液化石油ガスとを含有した組成物が汎用
されている。
【0003】前記組成物は、通常、霧状に吐出され、頭
髪への付着時にゲル状となるので、液状の組成物と比べ
て、たれが少なく取扱いやすいほか、たとえば原液中に
難溶性成分が含有されているばあいであっても、その分
散性が良好であり、均一な状態で頭髪に付着させること
ができるといった利点を有する。
【0004】しかしながら、前記組成物には、粘性の高
い原液が用いられているため、徐々に吐出量が減少し、
エアゾール容器内に原液が残存してしまうという問題が
ある。たとえば、粘度が3000cP程度以上(20
℃)といった高粘度を有する原液が用いられているばあ
いには、エアゾール容器の内壁に原液が付着するなどし
て最後まで完全に吐出させることができないという問題
がある。
【0005】さらに、前記組成物は、その原液の粘性が
高いため、たとえば霧状などに良好に吐出させることが
できず、かかる霧状などの噴射形態が必要とされる製品
に使用することが困難であるといった問題を有する。
【0006】したがって、このように、たとえば粘度変
化などの何らかの変化が生じ、種々の分野に好適に使用
しうるエアゾール組成物の開発が待ち望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、たとえば、揮発性成分
の揮発前は比較的粘度が低いにもかかわらず、分散性が
良好であるうえ、たとえば霧状ないし棒状といった所望
の噴射形態で最後まで均一かつ充分にエアゾール容器内
にほとんど残存せずに吐出させることができ、また吐出
後には揮発性成分の揮発によって粘度が上昇して良好な
ゲル状に変化するなどの種々の変化が生じるエアゾール
組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原液中に加圧
状態で分圧を有する揮発性成分および該揮発性成分の揮
発によって変化が生じる成分を含有してなるエアゾール
組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のエアゾール組成物は、前
記したように、原液中に加圧状態で分圧を有する揮発性
成分および該揮発性成分の揮発によって変化が生じる成
分を含有するものである。
【0010】本発明において、加圧状態で分圧を有する
揮発性成分と、該揮発性成分の揮発によって変化が生じ
る成分(以下、変化が生じる成分ともいう)とが同時に
用いられていることに大きな特徴の1つがある。かかる
揮発性成分の作用により、変化が生じる成分が、たとえ
ば粘度の変化などのレオロジー的変化、色の変化、匂い
の変化などの種々の変化を生じ、該変化が生じる成分を
その原液中に含有した本発明のエアゾール組成物がかか
る種々の変化を生じる。
【0011】本発明に用いられる揮発性成分は、前記し
たように、加圧状態で分圧を有するものであり、後述す
る変化が生じる成分に種々の変化をもたらす作用を呈す
る。
【0012】前記揮発性成分としては、たとえば揮発性
を有する酸などがあげられ、該揮発性を有する酸として
は、たとえば炭酸ガスなどがあげられる。
【0013】原液中の前記揮発性成分の量は、変化が生
じる成分、さらにはえられるエアゾール組成物に目的と
する変化が充分に生じるようにするためには、0.1重
量%以上、好ましくは0.2重量%以上であることが望
ましく、また変化が生じる成分などの量が相対的に少な
くなり、やはり、目的とする変化が生じにくくなるおそ
れをなくすためには、5重量%以下、好ましくは3重量
%以下であることが望ましい。
【0014】本発明において、前記揮発性成分の揮発に
よって生じる変化としては、前記したように、たとえば
レオロジー的変化、色の変化、匂いの変化などがあげら
れる。
【0015】たとえば、揮発性成分の揮発によって生じ
る変化が前記レオロジー的変化であり、そのなかでも、
たとえば粘度の変化であるばあいには、前記変化が生じ
る成分として、たとえばpHによって粘度変化が生じる
カルボキシル基含有ポリマー(以下、カルボキシル基含
有ポリマーともいう)の中和塩が好ましく例示される。
【0016】前記中和塩は、pHがたとえば3.0〜
5.0といった酸性領域内ではその粘度が低く、pHが
たとえば5.5〜11.0と大きくなると、粘度が上昇
するといった性質を有するものである。すなわち、たと
えば酸性領域内では該中和塩が低粘度となり、それによ
って組成物自体の粘度も低くなる。
【0017】一方、前記組成物が大気中に吐出されるな
どした際には、前記揮発性成分の揮発によってそのpH
が揮発前よりも大きくなることから、前記中和塩の粘度
が上昇し、吐出された組成物の粘度も上昇して良好なゲ
ル状に変化するものと考えられる。
【0018】したがって、たとえば前記中和塩などの変
化が生じる成分の粘度の変化、しいてはエアゾール組成
物の粘度の変化が生じたばあいには、たとえば触感の変
化などが生じるという利点がある。
【0019】前記中和塩としては、カルボキシル基含有
ポリマーを、たとえば溶剤中で中和剤などで中和させて
えられた塩などが用いられる。
【0020】pHによって粘度変化が生じるカルボキシ
ル基含有ポリマーの代表例としては、たとえば通常カル
ボキシビニルポリマーと称される式:−(CH2CH
(COOH))−で表わされる繰返し単位を有するポリ
アクリル酸;マンヌロン酸とグルロン酸との重合体であ
るアルギン酸、N−アセチルグルコサミンとグルクロン
酸との重合体であるヒアルロン酸などの粘質多糖類など
があげられる。これらのなかでは、取扱いが容易であ
り、えられるエアゾール組成物の粘度を吐出後に充分に
上昇させることができるという点から、ポリアクリル酸
がとくに好ましい。
【0021】また、前記ポリアクリル酸としては、たと
えばビー・エフ・グッドリッチ・カンパニー(B.F.
Goodrich Company)社製のカーボポー
ル941、カーボポール934、カーボポール934
P、カーボポール940、カーボポール Ultrez
10などのカーボポール(登録商標)シリーズ、和光
純薬工業(株)製のハイビスワコー103、ハイビスワ
コー104、ハイビスワコー105、ハイビスワコー2
04、ハイビスワコー304などのハイビスワコー(登
録商標)シリーズ、住友精化(株)製のAqupec
(登録商標)、日本純薬(株)製のジュンロン(登録商
標)などが本発明において好適に用いられる。
【0022】なお、前記カルボキシル基含有ポリマーの
重量平均分子量は、えられるエアゾール組成物を吐出さ
せた際に、その粘度が充分に上昇するようにするために
は、150000程度以上、なかんづく200000程
度以上であることが好ましく、またその中和塩が配合さ
れたエアゾール組成物の20℃での粘度が、たとえばp
H3.0〜5.0といった酸性条件で、たとえば50〜
2500cP程度と充分に低くなるようにするために
は、8000000程度以下、なかんづく400000
0程度以下であることが好ましい。
【0023】前記カルボキシル基含有ポリマーの中和に
用いられる中和剤としては、たとえばジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミ
ン、ジ−2(エチルヘキシル)アミン、トリアミルアミ
ン、ドデシルアミン、D−ジメチルアミノプロピルニト
リル、モルフォリンなどのアミン類;水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウムなどの1価また
は3価の無機塩などがあげられる。これらのなかでは、
取扱いが容易であるという点から、ジエタノールアミン
およびトリエタノールアミンがとくに好ましい。
【0024】なお、無機塩のなかでも、たとえば水酸化
カルシウムなどの2価の無機塩は、カルボキシル基含有
ポリマーの中和の際に、沈殿物を生成させるおそれがあ
るので、通常中和剤としては用いられない。
【0025】前記溶剤としては、たとえば水;アセト
ン、メタノール、アクリロニトリル、エチレングリコー
ルなどの有機溶媒があげられ、これらは単独でまたは2
種以上を混合して用いることができる。
【0026】カルボキシル基含有ポリマーからその中和
塩をうる方法にはとくに限定がなく、たとえば中和剤お
よび溶剤の種類、使用量などを中和させるカルボキシル
基含有ポリマーの種類に応じて適宜調整したのち、溶剤
中の一部にカルボキシル基含有ポリマーを添加し、充分
に撹拌させ、これに溶剤の残部または一部に中和剤を添
加してえられる溶液を添加し、中和させる方法や、溶剤
中に中和剤を添加して充分に撹拌し、さらにカルボキシ
ル基含有ポリマーを添加したのち、撹拌して該カルボキ
シル基含有ポリマーを中和させる方法などを採用するこ
とができる。ただし、原液中の添加物がパウダーなどの
難溶性成分などであるばあいには、あらかじめカルボキ
シル基含有ポリマーと混和させたものを前記と同様に添
加してもよい。
【0027】なお、前記中和塩は、その使用量を適宜調
整することによってエアゾール組成物の分散性を向上さ
せるといった効果も発現するものである。
【0028】また、たとえば揮発性成分の揮発によって
生じる変化が前記色の変化であるばあいには、前記変化
が生じる成分として、たとえばメチルバイオレット6
B、クレゾールレッド(A)、クリスタルバイオレッ
ト、チモールブルー(A)、トロペオリンOO、メチル
イエロー、ブロモフェノールブルー、コンゴーレッド、
メチルオレンジ、テトラブロモフェノールブルー、ブロ
モクレゾールグリーン、メチルレッド、p−ニトロフェ
ノール、ブロモフェノールレッド、ブロモクレゾールパ
ープル、ブロモチモールブルー、ニュートラルレッド、
フェノールレッド、クレゾールレッド(B)、トロペオ
リンOOO、チモールブルー(B)、フェノールフタレ
イン、チモールフタレイン、アリザリンイエローR、イ
ンジゴカルミンなどのpHによって変色するpH指示薬
などがあげられる。
【0029】さらに、たとえば揮発性成分の揮発によっ
て生じる変化が前記匂いの変化であるばあいには、前記
変化が生じる成分として、たとえばpHによって変香す
る香料などがあげられる。
【0030】原液中の変化が生じる成分の量は、たとえ
ばエアゾール組成物の吐出後の粘度が充分に上昇するな
どの目的とするエアゾール組成物の変化が充分に生じる
ようにするためには、0.05重量%以上、好ましくは
0.1重量%以上であることが望ましく、またコストが
上昇するのみで、たとえば吐出後の組成物の粘度の上昇
が認められなくなるなどの目的とするエアゾール組成物
の変化が充分に発現されなくなるおそれをなくすために
は、5重量%以下、好ましくは3重量%以下であること
が望ましい。
【0031】本発明に用いられる原液は、前記揮発性成
分および変化が生じる成分を含有したものであるが、こ
れらのほかにも、必要に応じて、たとえば水、界面活性
剤、増粘剤、油脂、有効成分、粉末などを、本発明の目
的を阻外しない範囲内で適宜含有させることができる。
【0032】前記水は、たとえば原液の溶剤として用い
られる成分であり、かかる水にはとくに限定がなく、た
とえば通常エアゾール組成物に用いられる蒸留水、イオ
ン交換水などの精製水などを用いることができる。
【0033】原液中の水の量にはとくに限定がなく、通
常、前記変化が生じる成分や、後述する必要に応じて用
いられるそのほかの成分の残量とすればよい。
【0034】なお、本発明においては、前記水の一部
を、たとえば1価の低級アルコール、多価アルコールな
どのアルコール類の1種または2種以上に置換してもよ
い。
【0035】前記1価の低級アルコールの代表例として
は、たとえばエタノール、変性エタノール、n−プロパ
ノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタ
ノールなどの炭素数2〜4のアルコールなどがあげられ
る。
【0036】前記多価アルコールの代表例としては、た
とえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リン、1,3−ブチレングリコールなどのヒドロキシル
基を2〜3個有する炭素数2〜8のアルコールなどがあ
げられる。
【0037】前記アルコール類を用いるばあいには、そ
の原液中の量は、15〜75重量%程度であることが好
ましい。
【0038】前記界面活性剤は、たとえば原液を乳化状
態にする際に用いることができる。前記界面活性剤の代
表例としては、たとえばカルボン酸塩、スルホン酸塩、
硫酸エステル塩などのアニオン界面活性剤;脂肪族アミ
ン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリ
ニウム塩などのカチオン界面活性剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンアルキルエーテル、単一鎖長ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキ
シエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレンブロックコポリマー、グリセリン脂肪
酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレングリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキル
アミド、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体および硬化
ヒマシ油、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸エステル、シリコーンポリエーテルコ
ポリマーなどのノニオン界面活性剤などがあげられ、こ
れらは単独でまたは2種以上を混合して用いることがで
きる。これらの界面活性剤のなかでは、前記変化が生じ
る成分の安定性などを考慮すると、とくにノニオン界面
活性剤が好ましい。
【0039】原液中の界面活性剤の量は、原液の乳化状
態を良好にするためには、0.05重量%以上、好まし
くは0.1重量%以上であることが望ましく、たとえば
えられるエアゾール組成物の皮膚に対する刺激性が高く
なるおそれをなくすためには、5重量%以下、好ましく
は3重量%以下であることが望ましい。
【0040】前記増粘剤は、原液に適度な粘度を付与す
る際に用いることができる。前記増粘剤の代表例として
は、たとえばメチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ニトロセルロースなどのセルロース類;キサンタン
ガム、グアガム、カチオン化グアガム、デンプン、カラ
ギーナン、ゼラチン、コラーゲン、ペクチン、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどがあげられ、これらは単独でまたは2
種以上を混合して用いることができる。
【0041】原液中の増粘剤の量は、原液に所望される
適度な粘度が付与されるようにするためには、0.01
重量%以上、好ましくは0.05重量%以上であること
が望ましく、また原液の粘度が高くなりすぎるおそれを
なくすためには、5重量%以下、好ましくは3重量%以
下であることが望ましい。
【0042】前記油脂は、えられるエアゾール組成物に
適度な伸展性を付与する際に用いることができる。前記
油脂の代表例としては、たとえば流動パラフィンなどの
イソパラフィン類;ワセリン、スクワランなどの炭化水
素類;ホホバ油などの植物油;ラノリンなどの動物油;
ミリスチン酸イソプロピルなどの脂肪酸エステルなどが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。
【0043】原液中の油脂の量は、エアゾール組成物に
所望される適度な伸展性が付与されるようにするために
は、1重量%以上、好ましくは3重量%以上であること
が望ましく、またエアゾール組成物のベタツキが大きく
なりすぎるのを防ぐためには、40重量%以下、好まし
くは30重量%以下であることが望ましい。
【0044】前記有効成分は、本発明のエアゾール組成
物の用途に応じて適宜選択して用いればよい。前記有効
成分の代表例としては、たとえば制汗有効成分、PVP
/VA(アイエスピー社製)、ルビスコールVA(油化
バーディッシュ(株)製)、PVA6450(大阪有機
化学工業(株)製)などで代表されるビニルピロリドン
−酢酸ビニル共重合体、PVPK(アイエスピー社
製)、ルビスコールK(油化バーディッシュ(株)製)
などで代表されるポリビニルピロリドン、ポリビニルア
ルコール、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−アルキルア
ミノエチルアクリレート共重合体、シリコーンオイルな
どのヘアスプレー有効成分、ヘアトニック有効成分、ビ
タミンC誘導体、植物抽出エキス、トコフェロールなど
のマッサージ剤有効成分、アフターシェーブローション
有効成分、ハンドローション有効成分、タンニンなどの
アストリンゼント有効成分、カンフルなどのアクネ用ロ
ーション有効成分、サンタンローション有効成分、ボデ
ィーローション有効成分、ディートなどの忌避剤有効成
分、サリチル酸メチル、インドメタシンなどの消炎鎮痛
剤有効成分、タンニン酸ジフェンヒドラミン、タンニン
酸クロルフェニラミンなどの鎮痒剤有効成分、l−メン
トールなどの清涼剤有効成分、トリクロサンなどの殺菌
剤有効成分、植物抽出エキスなどの養毛剤有効成分、水
虫薬有効成分、クレンジングローション有効成分、メー
キャップベース有効成分などがあげられる。
【0045】原液中の有効成分の量は、かかる有効成分
の種類などによって異なるので一概には決定することが
できないが、通常、エアゾール組成物に所望の効果が充
分に発現されるようにするためには、0.01重量%以
上、好ましくは0.05重量%以上であることが望まし
く、またコストが上昇するのみで、充分な効果の発現が
認められなくなるおそれをなくすためには、20重量%
以下、好ましくは10重量%以下であることが望まし
い。
【0046】前記粉末は、えられるエアゾール組成物に
賦形性を付与する際に用いることができる。前記粉末の
代表例としては、たとえば酸化亜鉛、酸化チタン、ナイ
ロンパウダー、シリコーンパウダー、炭酸カルシウム、
シリカ、タルク、シリカアルミナ、ケイ酸アルミン酸、
マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ベントナイトなど
があげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して
用いることができる。
【0047】原液中の粉末の量は、エアゾール組成物に
充分に賦形性を付与するためには、0.1重量%以上、
好ましくは0.5重量%以上であることが望ましく、ま
たエアゾール組成物の分散性が低下しすぎるおそれをな
くすためには、5重量%以下、好ましくは3重量%以下
であることが望ましい。
【0048】さらに、本発明に用いられる原液には、前
記のほかにも、パラベンなどの防腐剤、安定剤、酸化防
止剤、マイクロカプセルなどを適宜含有させることがで
きる。
【0049】なお、本発明のエアゾール組成物のなかで
も、前記変化が生じる成分が前記pHによって粘度変化
が生じるカルボキシル基含有ポリマーの中和塩であり、
前記揮発性を有する酸が前記炭酸ガスである組成物は、
pHがたとえば3.0〜5.0といった酸性領域内での
それ自体の粘度が充分に低く、該炭酸ガスの揮発によっ
てpHがたとえば5.5〜11.0と大きくなると、粘
度が充分に上昇し、吐出された組成物の形態、触感など
の変化が好適に生じるという点から、とくに好ましい。
【0050】本発明のエアゾール組成物は、前記原液の
ほかに、通常のエアゾール組成物と同様に噴射剤が用い
られる。
【0051】前記噴射剤は、エアゾール組成物が充分に
かつ良好な状態で吐出されるように、該エアゾール組成
物の35℃での蒸気圧を2kg/cm2・G以上、なか
んづく4kg/cm2・G以上とすることができ、また
その安全性を考慮して、該エアゾール組成物の35℃で
の蒸気圧を8kg/cm2・G以下、なかんづく7kg
/cm2・G以下とすることができるものであることが
好ましい。
【0052】前記噴射剤としては、たとえばジメチルエ
ーテル、液化石油ガス(主成分:プロパン、i−ブタン
およびn−ブタン)、n−ペンタン、i−ペンタン、ジ
フルオロモノクロロエタン、モノクロロジフルオロメタ
ン、テトラフルオロエタンなどのハイドロフルオロカー
ボンなどの液化ガス;N2、N2Oなどの圧縮ガスなどが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。
【0053】なお、本発明において、前記揮発性成分と
して炭酸ガスが用いられているばあい、かかる炭酸ガス
は噴射剤としての作用も呈するので、該炭酸ガスを噴射
剤としてみなすこともできる。このように、前記炭酸ガ
スの噴射剤としての作用を考慮すると、該炭酸ガスの量
は、えられるエアゾール組成物のpHをたとえば3.0
〜5.0といった範囲にしようとするばあいには、噴射
剤全量の1重量%以上、好ましくは1.5重量%以上で
あることが望ましく、また均一なエアゾール組成物とな
るようにしたり、エアゾール組成物としての安全性か
ら、たとえば蒸気圧(内圧)が35℃で8kg/cm2
・G程度以下となるようにするばあいには、噴射剤全量
の10重量%以下、好ましく5重量%以下であることが
望ましい。
【0054】また、本発明において、噴射剤としてジメ
チルエーテルが用いられ、かつ炭酸ガスが用いられてい
るばあいには、ジメチルエーテルによる原液に対する希
釈効果が発現され、エアゾール組成物のpHが低下しや
すく、その粘度が所望する程度にまで充分に低下し、た
とえばより微細な霧状などの所望の噴射形態で、原液を
より良好に吐出させやすくすることができるという利点
がある。
【0055】本発明のエアゾール組成物における原液と
噴射剤との割合(原液/噴射剤(重量比))は、使用目
的に応じて付与されたエアゾール組成物の効果が充分に
発現されにくくなったり、噴射剤が原液と相溶しにくく
なるのを防ぐためには、65/35以上、好ましくは7
0/30以上であることが望ましく、また所望の噴射形
態で充分かつ良好に吐出させることができるようにする
ためには、99/1以下、好ましくは98/2以下であ
ることが望ましい。
【0056】本発明のエアゾール組成物を調製する方法
にはとくに限定がなく、たとえば揮発性成分および変化
が生じる成分、ならびに必要に応じてそのほかの成分を
混合してえられた原液を所望量でエアゾール用耐圧容器
内に充填したのち、噴射剤を所望量で充填して組成物と
する方法などを採用することができる。
【0057】なお、本発明のエアゾール組成物の原液の
pHは、たとえば、揮発性成分の揮発によって生じる変
化として粘度の変化を考慮すると、揮発性成分によって
たとえば酸性領域を示し、原液中に含まれるたとえばカ
ルボキシル基含有ポリマーの中和塩などの変化が生じる
成分の粘度、すなわちエアゾール組成物の粘度が、たと
えば後述するような所望の範囲にまで充分に低下するよ
うにするためには、20℃で3.0以上、なかんづく
3.5以上であることが好ましく、また前記中和塩など
の変化が生じる成分が増粘しすぎてしまわないようにす
るためには、20℃で5.0以下、なかんづく4.8以
下であることが好ましい。
【0058】また、本発明のエアゾール組成物の原液の
粘度は、エアゾール組成物としてある程度の粘性を有す
るようにするためには、20℃で50cP以上、好まし
くは80cP以上であることが望ましく、また、所望の
噴射形態で充分かつ良好に吐出されるようにするために
は、20℃で2500cP以下、好ましくは2300c
P以下であることが望ましい。
【0059】本発明のエアゾール組成物は、たとえば通
常の方法で前記エアゾール用耐圧容器内に充填し、エア
ゾール用バルブおよびボタンを取付けることによってエ
アゾール製品とすることができる。
【0060】前記エアゾール用耐圧容器としては、とく
に限定がなく、通常用いられている容器を適用すること
ができ、バルブ、ボタンなどはエアゾール組成物の用途
などに応じて適宜選択することが好ましい。
【0061】本発明のエアゾール組成物が有する大きな
特徴の1つは、前記したように、揮発性成分の揮発前と
揮発後とで変化が生じることであり、たとえば揮発性成
分の揮発前の原液の20℃でのpHが3.0〜5.0と
いった酸性領域内にあり、たとえば20℃での粘度が5
0〜2500cPという比較的低粘度であるにもかかわ
らず、吐出後には、そのpHが大きくなり、また粘度が
上昇することなどである。
【0062】前記したように、揮発性成分の揮発によっ
て生じる変化が粘度の変化であるばあい、エアゾール組
成物の吐出後のpHは、その粘度が吐出前と比べて充分
に上昇し、所望する程度となるようにするためには、2
0℃で5.5以上、好ましくは6.0以上であることが
望ましく、また、たとえば該エアゾール組成物を人体用
に用いるばあいに、皮膚などへの刺激が生じるおそれを
なくすためには、20℃で11.0以下、好ましくは1
0.0以下であることが望ましい。
【0063】また、前記エアゾール組成物の吐出後の2
0℃における粘度は、使用目的に応じ、たれなどがおこ
りにくい良好なゲル状などにするためには、4000c
P以上、好ましくは、5000cP以上であることが望
ましく、また取扱いにくくなるおそれをなくすために
は、500000cP以下、好ましくは100000c
P以下であることが望ましい。
【0064】なお、本発明のエアゾール組成物の噴射形
態には、とくに限定がなく、該エアゾール組成物は、た
とえば霧状、棒状、泡状、泥状などの所望の形態で良好
に吐出させることができる。
【0065】このように、本発明のエアゾール組成物
は、たとえば、比較的粘度が低いにもかかわらず、分散
性が良好であるうえ、たとえば霧状、棒状など所望の噴
射形態で最後まで均一かつ充分にエアゾール容器内にほ
とんど残存せずに吐出させることができ、吐出後には粘
度がいちじるしく上昇して良好なゲル状に変化といった
粘度の変化などのレオロジー的変化や、色の変化、匂い
の変化などの種々の変化を生じるものである。
【0066】したがって、本発明のエアゾール組成物
は、たとえばヘアスプレーゲルなどの整髪料、育毛料な
どの頭髪用品;マッサージゲル、アフターシェーブロー
ションゲル、プレシェーブローションゲル、アストリン
ゼンゲル、アクネ用ローションゲル、サンタンローショ
ンゲル、ボディーローションゲル、クレンジングゲル、
メーキャップベース用ゲル、制汗剤、ネイルカラーリム
ーバーなどの化粧料;忌避剤、殺虫剤、美白剤、リンク
ルケアなどの医薬部外品:鎮痒剤、皮膚疾患剤、水虫
薬、殺菌剤、消炎鎮痛剤などの医薬品などの人体用用品
のほかにも、クリーナー、撥水剤、接着剤、グリース、
防曇剤などの工業用品などにも好適に用いることができ
る。
【0067】
【実施例】つぎに、本発明のエアゾール組成物を実施例
に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
【0068】実施例1〜6および比較例1〜2 表1に示すカルボキシル基含有ポリマーおよび中和剤を
用い、かかるカルボキシル基含有ポリマーに中和剤を添
加し、粘度が均一な状態となるまで撹拌を続け、中和塩
をえた。
【0069】さらに、前記中和塩および表1に示す成分
を表1に示す割合で混合し、これを透明なガラス容器に
樹脂コートを施して耐圧性を付与したエアゾール用耐圧
容器(満注量:300ml)内に充填し(エアゾール組
成物全量約150g)、エアゾール用バルブおよびボタ
ンを取付けてそれぞれ表1に示す用途のエアゾール製品
をえた。
【0070】なお、エアゾール用耐圧容器の内部の状態
を観察したところ、内容物である実施例1〜6のエアゾ
ール組成物は、分散性が良好であった。
【0071】表1に示す略号は、以下のことを示す。
【0072】(カルボキシル基含有ポリマー) CP−1:ポリアクリル酸(重量平均分子量約4000
000)の0.5%水溶液 CP−2:ポリアクリル酸(重量平均分子量約4000
000)の1%水溶液 CP−3:ポリアクリル酸(重量平均分子量約2000
00)の1%水溶液 CP−4:ヒアルロン酸(重量平均分子量約40000
0)の2%水溶液 CP−5:アルギン酸(重量平均分子量約25000
0)の1%水溶液
【0073】(中和剤) NE−1:トリエタノールアミンの2%水溶液 NE−2:トリエタノールアミンの1%水溶液 NE−3:0.1%水酸化ナトリウム水溶液
【0074】(有効成分) PVA6450:大阪有機化学工業(株)製のビニルピ
ロリドン−酢酸ビニル共重合体の50%エタノール溶液 VC :ビタミンC誘導体 EX :植物抽出エキス TP :トコフェロール LM :l−メントール TD :タンニン酸ジフェンヒドラミン
【0075】(その他) ET :95%エタノール PEH :ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 CMC :カルボキシメチルセルロース DME:ジメチルエーテル
【0076】また、表1中には、エアゾール組成物の蒸
気圧(35℃)をあわせて示す。
【0077】
【表1】
【0078】つぎに、実施例1〜6および比較例1〜2
でえられたエアゾール製品を用い、エアゾール組成物
(原液)のpHおよび粘度、吐出物のpHおよび粘度、
ならびに噴射残量率をそれぞれ以下の方法にしたがって
調べた。その結果を表2に示す。
【0079】(1)エアゾール組成物(原液) pH pHメーター((株)堀場製作所製、ガラス電極式水素
イオン濃度計、型式M−8L)においてpHを確認した
対照液体を複数用意し、エアゾール耐圧容器内にあらか
じめ封入しておいたpH試験紙の色と、pH試験紙の対
照表および対照液体中のpH試験紙の色とを目視にて対
比して20℃でのpHを調べた。
【0080】なお、用意した対照液体は、pHが3.
0、3.2、3.5、3.7、4.0、4.3、4.
5、4.7、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0
または10.0のものである。
【0081】粘度 B型粘度計にてあらかじめ20℃で粘度を測定した対照
液体を複数用意し、かかる対照液体を前記と同様の内部
の状態を観察することができる透明なエアゾール用耐圧
容器内に充填し、エアゾール用バルブを取付けたものを
対照品とした。
【0082】つぎに、この対照品と、実施例1〜6およ
び比較例1〜2のエアゾール製品とを同時に倒立させ
た。このときのエアゾール組成物の落下状態と対照品の
内容物の落下状態とを目視にて詳細に対比して調べた。
【0083】なお、用意した対照液体は、20℃での粘
度が40cP、95cP、270cP、475cP、1
250cP、1975cP、2600cP、3100c
P、4200cP、16200cP、81500cPま
たは95000cPのものである。
【0084】(2)吐出物 pH エアゾール組成物を吐出させたのち、その吐出物の20
℃でのpHをpH試験紙の対照表および前記pHメータ
ーにて調べた。
【0085】粘度 エアゾール組成物を吐出させたのち、その吐出物の20
℃での粘度をB型粘度計にて測定した。
【0086】(3)噴射残量率 あらかじめその充填量を測定しておいたエアゾール組成
物を、可能なかぎり噴射させたのち、エアゾール用耐圧
容器内に残留しているエアゾール組成物の重量を測定
し、以下の式に基づいて噴射残量率(25℃)を算出し
た。
【0087】噴射残量率(重量%)= (噴射後の残量
(g)/充填量(g)) × 100
【0088】また、表2中には、エアゾール組成物の噴
射形態(25℃)をあわせて示す。なお、実施例1〜6
のエアゾール組成物は、いずれもその噴射状態が均一で
良好であった。
【0089】
【表2】
【0090】表2に示された結果から、実施例1〜6で
えられたエアゾール組成物は、いずれも20℃でのpH
が4.6〜4.8で、2300cP以下と比較的粘度が
低いが、その吐出物は、20℃でのpHが6.2〜7.
0で、粘度が5000〜55000cPであり、吐出後
にはいちじるしく粘度が上昇していることがわかる。ま
た、その噴射残量率は約5重量%以下であり、揮発性成
分である炭酸ガスが用いられていない比較例1〜2のエ
アゾール組成物の噴射残量率が約20〜45重量%であ
るのと比べてきわめて低く、エアゾール用耐圧容器内に
残存しにくいものであることがわかる。
【0091】また、とくに実施例2、3および5でえら
れたエアゾール組成物は、揮発性成分である炭酸ガス
と、噴射剤であるジメチルエーテルとが併用されている
ので、炭酸ガスのみのばあいと比べて、噴射形態をより
良好な霧状ないし細霧状にさせることができ、また該エ
アゾール組成物の粘度に対して吐出物の粘度をさらにい
ちじるしく上昇させることができるものであることがわ
かる。
【0092】
【発明の効果】本発明のエアゾール組成物は、たとえ
ば、比較的粘度が低いにもかかわらず、分散性が良好で
あるうえ、たとえば霧状、棒状などといった所望の噴射
形態で最後まで均一かつ充分にエアゾール容器内にほと
んど残存せずに吐出させることができ、吐出後にはいち
じるしく粘度が上昇して良好なゲル状に変化するといっ
た粘度の変化などのレオロジー的変化や、色の変化、匂
いの変化などの種々の変化を生じるという効果を奏する
ものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液中に加圧状態で分圧を有する揮発性
    成分および該揮発性成分の揮発によって変化が生じる成
    分を含有してなるエアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 揮発性成分が揮発性を有する酸である請
    求項1記載のエアゾール組成物。
  3. 【請求項3】 揮発性成分の揮発によって生じる変化が
    レオロジー的変化である請求項1または2記載のエアゾ
    ール組成物。
  4. 【請求項4】 揮発性成分の揮発によって変化が生じる
    成分がpHによって粘度変化が生じるカルボキシル基含
    有ポリマーの中和塩であり、揮発性を有する酸が炭酸ガ
    スである請求項2または3記載のエアゾール組成物。
  5. 【請求項5】 原液の20℃でのpHが3.0〜5.0
    であり、20℃での粘度が50〜2500cPである請
    求項4記載のエアゾール組成物。
  6. 【請求項6】 その吐出後の20℃でのpHが5.5〜
    11.0であり、20℃での粘度が4000〜5000
    00cPである請求項5記載のエアゾール組成物。
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