JPH09157246A - 4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法 - Google Patents
4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法Info
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- JPH09157246A JPH09157246A JP7324691A JP32469195A JPH09157246A JP H09157246 A JPH09157246 A JP H09157246A JP 7324691 A JP7324691 A JP 7324691A JP 32469195 A JP32469195 A JP 32469195A JP H09157246 A JPH09157246 A JP H09157246A
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Abstract
との混合物から該4,4’−ジクロロジフェニルスルホ
ンを単離するに際し、目的物を着色がない状態で高純度
に単離でき、且つ有機溶媒相をリサイクルさせることが
できる方法を開発すること。 【解決手段】4,4’−ジクロロジフェニルスルホンと
硫酸との混合物、好ましくは4,4’−ジクロロジフェ
ニルスルホンを製造した上記組成の反応液から該4,
4’−ジクロロジフェニルスルホンを単離するに際し、
該混合物、アレーン類,ハロゲン化アリール類及びハロ
ゲン化アルカン類からなる群より選ばれる少なくとも1
種の有機溶媒、並びに水とを混合し、次いで、有機溶媒
相と水相を分液した後、該有機溶媒相を冷却して上記
4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを晶析させるこ
とを特徴とする4,4’−ジクロロジフェニルスルホン
の単離方法。
Description
ロジフェニルスルホンの単離方法、詳しくは4,4’−
ジクロロジフェニルスルホンと硫酸との混合物から4,
4’−ジクロロジフェニルスルホンを高純度に単離する
方法に関する。
は芳香族ポリスルホンの原料、医薬原料、エポキシド樹
脂硬化剤原料等、として使用される重要な化合物であ
る。これらの分野では、高純度の4,4’−ジクロロジ
フェニルスルホンを使用することが要求されている。一
般に、4,4’−ジクロロジフェニルスルホンは、三酸
化硫黄、硫酸ジメチルおよびクロロベンゼンとを反応さ
せることにより得られる。その際、上記反応により得ら
れる反応液は、該4,4’−ジクロロジフェニルスルホ
ンと硫酸との混合物となっている。
−ジクロロジフェニルスルホンを単離する方法として
は、例えば、米国特許第2971985号明細書には、
上記混合物を水に注加して得られた沈澱を水洗する方法
が開示されている。この方法では、水に対して不溶の
4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを水に加えるの
で、かなりの量の硫酸が沈澱中に混入してしまう。ま
た、通常、上記反応液には、副生物として、2,4’−
或いは3,4’−ジクロロジフェニルスルホンの結合異
性体やクロロベンゼンスルホン酸等の酸性物質も含有さ
れているが、かかる方法では、こうした不純物もあまり
除去できず、これらが析出する沈澱の結晶粒間に夾雑物
として取り込まれてしまう問題が生じていた。このた
め、該沈澱中の目的物の純度は95%程度の低い値であ
り、上記分野で要求されている高純度品を得るためには
さらに精製を行う必要があった。
度の4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを得る単離
方法として、前記反応液にパークロロエチレン、または
トリクロロエチレンのいずれかと水を加えて混合し、さ
らに、60〜70℃に加熱した後、アルカリ水溶液を加
えて中和し、有機溶媒相を分液、冷却し4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホンを晶析させる方法が開示されて
おり、比較的高純度で目的物を得ている。
者らが後者の技術を追試したところ、混合したあとの液
が褐色に着色し、得られた4,4’−ジクロロジフェニ
ルスルホンの結晶も着色していた。この結晶の着色の程
度は、例えば、結晶5gをアセトンで50mLに溶解さ
せた場合、該溶液は、JIS K8001の外観の項に
記載のハーゼン比色液と比色する方法に従って求めたハ
ーゼンユニット(APHA)の値が100番程度になっ
てしまう。このため、上記方法により得られる4,4’
−ジクロロジフェニルスルホンの結晶の商品的価値は、
決して満足できるものではなかった。さらに、結晶をろ
別した母液も着色しているため、母液の有機溶媒相をそ
のままリサイクルさせることができないといった問題も
あった。
ルホンと硫酸との混合物から該4,4’−ジクロロジフ
ェニルスルホンを単離するに際し、目的物を着色がない
状態で高純度に単離でき、且つ有機溶媒相をリサイクル
させることができる方法を開発することが課題であっ
た。
を達成するために鋭意検討を続けた。その結果、前述し
た従来の技術のうち後者の技術において、中和を実施す
る前にパークロロエチレン、またはトリクロロエチレン
と反応液とを混合すると、該反応液に含まれる硫酸の上
記有機溶媒の二重結合への求電子付加反応が起こり、着
色成分が生成してこれらが前記着色の問題を引き起こす
ことがわかった。そうして、特定の有機溶媒を用いるこ
とにより、上記の課題が解決できることを見いだし本発
明を完成させるに至った。
ェニルスルホンと硫酸との混合物から該4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホンを単離するに際し、該混合物、
アレーン類,ハロゲン化アリール類及びハロゲン化アル
カン類からなる群より選ばれる少なくとも1種の有機溶
媒、並びに水とを混合し、次いで、有機溶媒相と水相を
分液した後、該有機溶媒相を冷却して上記4,4’−ジ
クロロジフェニルスルホンを晶析させることを特徴とす
る4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法で
ある。
ロジフェニルスルホンと硫酸との混合物は、上記組成の
混合物であれば如何なるものを使用しても良い。一般に
は、三酸化硫黄、硫酸ジメチルおよびクロロベンゼンと
を反応させて4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを
製造させた反応液が用いられる。
から平衡により生成する硫酸の他、通常、2,4’−或
いは3,4’−ジクロロジフェニルスルホンの結合異性
体やクロロベンゼンスルホン酸等の酸性物質も副生して
いる。また、本発明では、この反応液を加熱蒸留して、
上記式2の平衡反応により硫酸ジメチルを回収した残液
も良好に使用される。
ルスルホンと硫酸との混合物から該4,4’−ジクロロ
ジフェニルスルホンを単離するに際し、用いる有機溶媒
に求められる性質としては、抽出溶媒として求められ
る性質、再結晶溶媒として求められる性質、の他に、
耐着色性もあわせ持つことが必要である。上記、
を具体的に述べれば、水との相互溶解度が小さいこと、
溶媒に対する目的物の溶解度が温度によって差があるこ
と、および溶媒に対する目的物と結合異性体の溶解度に
差があることが挙げられる。上記について具体的に述
べれば、用いる溶媒が硫酸と反応しにくいことが挙げら
れる。
して、用いる有機溶媒としてアレーン類,ハロゲン化ア
リール類およびハロゲン化アルカン類からなる群より選
ばれる少なくとも1種を採択した点に最大の特徴を有す
るものである。それにより、本発明では、前記混合物か
ら4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを硫酸から良
好に単離できる。また、単離に際して前記した着色の問
題が良好に解消され、得られる結晶は白色であり、前記
のアセトン溶液の液色をハーゼンユニットで20番以下
にすることができる。さらに、結晶をろ別したあとの母
液もほとんど着色していないため、母液をそのまま有機
溶媒としてリサイクルさせることができる。また、本発
明の処理に供する混合物が前記4,4’−ジクロロジフ
ェニルスルホンの反応液の場合には、含有される結合異
性体やクロロベンゼンスルホン酸等の酸性物質の副生物
も良好に分離できる。このため、容易に4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホンの回収率を高めることができ
る。
JIS K8001の外観の項に記載のハーゼン比色液
と4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの結晶5gを
アセトンで50mLとした溶液とを比色することにより
測定することができる。
アリール類およびハロゲン化アルカン類としては、公知
のものが何等制限なく使用しうるが、具体的には、アレ
ーン類としてはベンゼン、トルエン、キシレン等を、ハ
ロゲン化アリール類としてはフルオロベンゼン、クロロ
ベンゼン、o−ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン等
を、ハロゲン化アルカン類としてはジクロロメタン、ク
ロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロ
ロプロパン等を挙げることができるが、特に、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等のアレーン類、およびフルオ
ロベンゼン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、
ブロモベンゼン等のハロゲン化アレーン類が好適であ
る。
レン等のハロゲン化アルケン類を用いると溶媒が硫酸と
反応して単離した目的物が着色するばかりでなく、結晶
をろ別したあとの母液も着色して、母液をそのままリサ
イクルすることができなくなる。また、その他の前述し
た特定の有機溶媒以外の有機溶媒を用いた場合でも、水
と相溶したり、目的物の溶解度が高温においても極めて
低かったりするために実用的でない。
溶媒の使用量は、該混合物を有機溶媒と水と混合させる
時の温度にもよるが、通常、混合物に含まれる4,4’
−ジクロロジフェニルスルホンの量に対して0.5〜1
0倍の範囲が好適である。特に、混合させる時の温度で
4,4’−ジクロロジフェニルスルホンを飽和溶解させ
るに足りる量が実用的には望ましい。
共に水と混合する。水の使用量は特に制限されるもので
はないが、水相に移行した硫酸を硫酸水として活用する
場合にはできるだけ少ない方が好ましく、通常、分液し
た後の水相の硫酸の濃度が30〜70%となるような水
の量を使用することが好ましい。この場合、後述する分
液操作のあと、水相のpHが1.0以上となるまで有機
溶媒相を水洗することが結晶中の硫酸、或いはその他の
酸性物質の含有量を特に減少させることができ好まし
い。
カリ水溶液を用いても良い。その場合、硫酸やその他の
酸性物質は中和され塩として水相に溶解する。アルカリ
水溶液の使用量は、生成した塩を完全に溶解し得る量が
望ましく、通常、混合物の容積に対し等量以上である。
この場合、アルカリとしては、アルカリ金属の水酸化物
または炭酸塩が安価であるため好適である。
ェニルスルホンと硫酸との混合物、有機溶媒および水の
混合は、通常、機械的攪拌下に実施するのが好ましい。
また、それぞれの混合順序は、特に制限されない。具体
的には上記混合物に水を混合したあとに有機溶媒を混合
する方法、上記混合物に有機溶媒を混合したあとに水を
混合する方法、水と有機溶媒を混合したあとに上記混合
物を混合する方法、それぞれを同時に混合する方法が挙
げられる。
−ジクロロジフェニルスルホンを有機溶媒に飽和溶解さ
せるに足りる温度が実用的には望ましいが、あまりに高
いと溶媒が硫酸と反応してしまう恐れがあるため、一般
には、室温〜100℃、好ましくは室温〜90℃が良好
である。
有機溶媒相に相分離し、硫酸が水相に、4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホンが有機溶媒相に移行する。ま
た、4,4’−ジクロロジフェニルスルホンと硫酸との
混合物に、結合異性体やクロロベンゼンスルホン酸、モ
ノメチル硫酸等の酸性物質が含まれている場合には、該
酸性物質は水層に、他方、結合異性体は有機溶媒相に移
行する。そして、本発明では、有機溶媒相と水相とを分
液し、有機溶媒相を冷却して4,4’−ジクロロジフェ
ニルスルホンを晶析させる。この時、有機溶媒相に上記
結合異性体が含まれている場合でも、これらは上記目的
化合物に比べて溶解性がかなり大きいため、本発明では
該目的化合物を選択的に晶析させることができる。
0℃、好ましくは室温〜90℃であるが、混合の操作で
採用した温度と同一の温度以上であることが分液中結晶
が晶析しないために好ましい。
結晶を晶析させる方法は特に制限されず、有機溶媒相を
そのまま冷却して晶析させる方法、有機溶媒相を一定量
濃縮したあとに冷却して晶析させる方法、有機溶媒を濃
縮しながら晶析させる方法等を挙げることができる。こ
の時の冷却温度は特に制限されないが、通常、純度99
%以上の純度の結晶を得るためには、析出する結晶の量
が、有機溶媒相中の全4,4’−ジクロロジフェニルス
ルホンの量の95%以下となるように晶析させることが
好ましい。また、有機溶媒相に結合異性体が含まれてい
る場合には、該結合異性体を析出させない観点から、冷
却温度は−15〜40℃、好ましくは0〜30℃とする
のが良好である。
フェニルスルホンの結晶は、ろ別することにより母液と
簡単に分離できる。ろ別の方法は公知の方法を何等制限
なく採用することができる。
とによって、前記したハーゼンユニットが20番以下で
あり、純度99%以上で硫酸やその他の酸性物質もほと
んど含んでいない高純度4,4’−ジクロロジフェニル
スルホンを得ることができる。なお、結晶中の硫酸、或
いはその他の酸性物質の分析は、結晶をトルエン等の溶
媒に溶解し、酸性成分を水で抽出して中和滴定して遊離
酸として算出する方法により実施できる。
だかなりの量の4,4’−ジクロロジフェニルスルホン
を含んでいるが、本発明において母液はほとんど着色し
ていないため、そのまま有機溶媒として全量または一部
をリサイクルさせることにより容易に4,4’−ジクロ
ロジフェニルスルホンの回収率を高めることができる。
母液をリサイクルさせない場合でも、母液を濃縮して晶
析することにより、着色がほとんどない2次晶を得るこ
ともでき、これを再結晶することにより容易に99%以
上の高純度4,4’−ジクロロジフェニルスルホンとす
ることができる。
の操作は、常圧、加圧、減圧のいずれでも実施可能であ
る。
ることで、単離した4,4’−ジクロロジフェニルスル
ホンの着色がなく、高純度の4,4’−ジクロロジフェ
ニルスルホンを得ることができる。また、結晶をろ別し
たあとの有機溶媒相の母液はほとんど着色していないた
め該母液をそのまま有機溶媒としてリサイクルさせるこ
とができ、容易に4,4’−ジクロロジフェニルスルホ
ンの回収率を高めることができる。従って、本発明は工
業的に極めて有用である。
施例を掲げるが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
gを仕込み、反応温度70〜75℃で安定化三酸化硫黄
1761gを30分かけて滴下し、滴下終了後、同温度
で30分間攪拌してピロ硫酸ジメチルと三酸化硫黄の混
合物を調製した。
しながらクロロベンゼン2476g中に2時間かけて滴
下し、滴下終了後、同温度で1時間攪拌した。次に、こ
の反応液から、実段数3段の蒸留塔を用い、還流比0.
5で140〜150℃に保持して真空度20〜2mmH
gで、留出物がほとんどでなくなるまで回分式減圧蒸留
を行い、硫酸ジメチルを1207g回収して原液を44
17g得た。
℃の温度で、クロロベンゼン300mLおよび水60m
Lの混合物中に攪拌しながら加え、10分攪拌を続けて
硫酸及びその他の酸性成分を水相に抽出した。次いで、
同温度で静置したあとに水相と有機溶媒相を分液した。
次に、同温度で有機溶媒相を温水120mLを使用して
10分攪拌し、静置したあとに分液することにより水洗
を行った。この操作を再度繰り返して水洗後の水相のp
Hが1.0以上であることを確認(2回目の水洗時の水
相のpH=1.27)し、静置したあとに有機溶媒相を
分液して、攪拌しながら4℃まで冷却して晶析した。析
出した結晶をろ別し、乾燥して白色の針状結晶を21
1.1g得た(原液製造時に用いたクロロベンゼンに対
する単離収率73.5%)。なお結晶をろ別したあとの
母液に着色はほとんど認められなかった。得られた結晶
を分析したところ遊離酸は8×10-4meq/g、4,
4’−ジクロロジフェニルスルホンの純度は99.88
%、結晶のアセトン溶液のハーゼンユニットは5番であ
った(表1)。
た。その結果を表1に示した。
とに攪拌下30%の水酸化ナトリウム水溶液390mL
を滴下して酸性成分を中和して静置した後、有機溶媒相
を分液して、水洗を行わずに攪拌下に冷却して晶析した
こと以外は実施例1と同様に操作した。その結果を表1
に示した。
ま有機溶媒として用いたこと以外は実施例2と同様に行
った。その結果を表1に示した。
は実施例2と同様に操作した。その結果を表1に示し
た。
液、水洗の温度を70℃としたこと以外は実施例1と同
様に操作した。その結果を表1に示した。
液、水洗の温度を70℃としたこと以外は実施例3と同
様に操作した。その結果を表1に示した。
ま有機溶媒として用いたこと以外は比較例1と同様に行
った。その結果を表1に示した。
に激しく攪拌させながら加えた。得られた沈澱をろ別し
たあと水洗液のpHが5となるまで水洗を繰り返した。
得られた結晶を乾燥して、無定型の結晶を253.0g
得た(原液製造時に用いたクロロベンゼンに対する単離
収率88.1%)。得られた結晶を分析した結果を表1
に示した。
Claims (1)
- 【請求項1】4,4’−ジクロロジフェニルスルホンと
硫酸との混合物から該4,4’−ジクロロジフェニルス
ルホンを単離するに際し、該混合物、アレーン類,ハロ
ゲン化アリール類及びハロゲン化アルカン類からなる群
より選ばれる少なくとも1種の有機溶媒、並びに水とを
混合し、次いで、有機溶媒相と水相を分液した後、該有
機溶媒相を冷却して上記4,4’−ジクロロジフェニル
スルホンを晶析させることを特徴とする4,4’−ジク
ロロジフェニルスルホンの単離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7324691A JPH09157246A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7324691A JPH09157246A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157246A true JPH09157246A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18168654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7324691A Pending JPH09157246A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの単離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157246A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067649A2 (en) | 2009-12-01 | 2011-06-09 | Hemant Ratanakar Bandodkar | Process for the production of a sulfone monomer |
CN106588719A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-04-26 | 江西金海新能源科技有限公司 | 制备高纯度4,4′–二氯二苯砜的方法 |
US10745348B2 (en) | 2015-06-09 | 2020-08-18 | Vertellus Holdings Llc | Process for making diaryl sulfones |
CN114206833A (zh) * | 2019-08-27 | 2022-03-18 | 巴斯夫欧洲公司 | 纯化粗制4,4’-二氯二苯砜的方法 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP7324691A patent/JPH09157246A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067649A2 (en) | 2009-12-01 | 2011-06-09 | Hemant Ratanakar Bandodkar | Process for the production of a sulfone monomer |
DE112010004627T5 (de) | 2009-12-01 | 2013-01-17 | Ratanakar Hemant Bandodkar | Verfahren zur Herstellung eines Sulfonmonomers |
US10745348B2 (en) | 2015-06-09 | 2020-08-18 | Vertellus Holdings Llc | Process for making diaryl sulfones |
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