JPH09157130A - 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 - Google Patents

水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Info

Publication number
JPH09157130A
JPH09157130A JP34559695A JP34559695A JPH09157130A JP H09157130 A JPH09157130 A JP H09157130A JP 34559695 A JP34559695 A JP 34559695A JP 34559695 A JP34559695 A JP 34559695A JP H09157130 A JPH09157130 A JP H09157130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
salt
soluble thickener
water
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34559695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3649299B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Miyazawa
和之 宮沢
Fumiaki Matsuzaki
文昭 松崎
Toshio Hariki
利男 梁木
Michihiro Yamaguchi
道広 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP34559695A priority Critical patent/JP3649299B2/ja
Publication of JPH09157130A publication Critical patent/JPH09157130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3649299B2 publication Critical patent/JP3649299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸性下あるいは塩水溶液中においても粘度を
低下させることの少ない耐酸性と耐塩性を有する水溶性
増粘剤を提供すること。また、水溶性増粘剤を配合する
ことによって、優れた耐酸性と耐塩性を有しており、体
表面の塩によって引き起される粘度低下や離水現象が防
げるため上滑り感のない化粧料を提供すること。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸及びまたはその塩
と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びま
たはその塩と、架橋性単量体とを共重合して得られる、
もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して
得られる水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は(メタ)アクリル酸
またはその塩、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホ
ン酸またはその塩、架橋性単量体を共重合して得られ
る、もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和
して得られる、酸性下あるいは塩水溶液中においても粘
度を低下させることの少ない水溶性増粘剤に関するもの
であり、例えば医薬品や化粧品を含む広汎な分野に利用
できる。
【0002】また、本発明は、上記水溶性増粘剤を配合
した化粧料に関するものであり、例えば、皮膚や毛髪を
含む広汎な化粧料に利用できる。
【0003】
【従来の技術】医薬品および化粧品を含む広汎な分野で
使用できる水溶性増粘剤としては、種々の多糖類、ゼラ
チンなどの天然高分子、ポリオキシエチレン、架橋ポリ
(メタ)アクリル酸などの合成高分子、モンモリロナイ
ト、シリカなどの無機鉱物などが挙げられる。特に、こ
れらの中でも架橋ポリ(メタ)アクリル酸は安価で増粘
効果が高く、少量でゲル化するため、医薬品および化粧
品業界で高頻度で用いられている。
【0004】また、特に化粧料においては、増粘剤ある
いは安定化剤として上記の水溶性増粘剤を配合してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、架橋ポ
リ(メタ)アクリル酸はpH5以下の酸性下や塩の存在
する水溶液中では、カルボキシル基の解離が抑えられ、
粘度が極端に低下しゲル化しなくなる。このため、酸性
条件や塩共存系が要求される処方では使えない。特に、
使用性が重要なポイントを占める化粧品のゲル化剤とし
ては、この特徴が致命的な欠点となることもある。例え
ば、pH5以下の酸性条件下では、増粘剤として用いら
れる架橋ポリ(メタ)アクリル酸は急激に粘度低下を起
こすため、十分な粘度を保持するためにはその配合量を
大幅に増やさなければならず、その結果、使用性が悪く
なる。また、架橋ポリ(メタ)アクリル酸で増粘ゲル化
させた化粧料を肌に塗布しようとすると、肌表面に存在
する塩で水分を離してしまい、上滑り感のある使用性と
なってしまう。発汗直後の使用に際しては、特にこの上
滑り感が顕著に現われる。
【0006】本発明者らは、こうした事情にかんがみ、
医薬品および化粧品を含めた広汎な分野で使用可能で、
高い増粘効果やゲル化機能を有する物質を探すべく、鋭
意研究を重ねた結果、(メタ)アクリル酸またはその
塩、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸または
その塩、架橋性単量体を共重合して得られる、水溶性増
粘剤及びこれを配合した化粧料が上記課題を解決するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)アク
リルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩と、架
橋性単量体とを共重合して得られる、もしくは得られた
共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる、酸性下
あるいは塩水溶液中においても、粘度を低下させること
の少ない水溶性増粘剤を提供するものである。
【0008】また、本発明は上記水溶性増粘剤の(メ
タ)アクリル酸単位が45〜90モル%、(メタ)アク
リルアミドアルキルスルホン酸単位が10〜55モル%
含有され、更に架橋性単量体が0.001〜2.0モル%
含有されることを特徴とする上記記載の水溶性増粘剤を
提供するものである。
【0009】さらに、本発明は、上記記載の水溶性増粘
剤を配合した耐酸、耐塩性に優れ、しかも使用性の良好
な化粧料を提供するものである。
【0010】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明において水溶性増粘剤として用いられる共重合体
は、(メタ)アクリル酸及びまたはその塩と、(メタ)
アクリルアミドアルキルスルホン酸及びまたはその塩
と、架橋性単量体から得られる。(メタ)アクリルアミ
ドアルキルスルホン酸はその塩を使用しても良く、その
塩を単独あるいは(メタ)アクリルアミドアルキルスル
ホン酸と併用して共重合しても良い。
【0011】(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン
酸の塩としては、例えば、アルカリ金属、アンモニア、
トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミ
ン塩を用いることが出来る。
【0012】また、得られる共重合体の(メタ)アクリ
ルアミドアルキルスルホン酸単位をアルカリ剤で中和し
て本発明の水溶性増粘剤としても良い。
【0013】共重合の重合方法としては、溶液重合法、
乳化重合法、塊状重合法等の公知の重合法で重合すれば
良い。
【0014】重合開始剤としては、ラジカル重合を開始
する能力を有するものであれば特に制限はないが、例え
ば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等が挙げられる。
【0015】なお、上記の方法で得られる共重合体は、
酸性下、あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させ
ることの少ない水溶性増粘剤という本発明の効果を損な
わない範囲で、(メタ)アクリル酸単位及び(メタ)ア
クリルアミドアルキルスルホン酸単位以外に、他のビニ
ルモノマーからなる単位を含んでも良い。
【0016】本発明に使用する架橋性単量体は、一分子
中に少なくとも2個の重合性二重結合を有し、(メタ)
アクリル酸またはその塩、および(メタ)アクリルアミ
ドアルキルスルホン酸またはその塩またはその塩を溶か
す反応溶媒に溶解し、しかも共重合性が良くて効率よく
架橋構造を取り得ることが必須である。
【0017】そのような架橋性単量体としては、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールメタ
クリレート、ジエチレングリコールアクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート、N,N'ーメチレンビスアクリル
アミド、N,N'ーエチレンビスアクリルアミド、イソシア
ヌル酸トリアリル、ペンタエリスリトールジメタクリレ
ートなどの中から選ばれた1種または2種以上を用いる
ことができる。
【0018】また、本発明の共重合体である水溶性増粘
剤の(メタ)アクリル酸またはその塩の含有量は45〜
90モル%、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン
酸またはその塩の含有量は10〜55モル%が好まし
い。本発明の水溶性増粘剤の粘性は強解離基であるスル
ホニル基に基づく静電的反発による分子鎖の延び、スル
ホニル基とカルボキシル基間あるいはカルボキシル基同
士の水素結合による高分子網目構造の発達に起因してい
るが、(メタ)アクリル酸またはその塩の含有量が45
モル%以下では上記の水素結合の形成が減少するため十
分な粘度が得られない場合がある。また、(メタ)アク
リル酸またはその塩の含有量が90モル%以上すなわち
(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその
塩の含有量が10モル%以下ではスルホニル基に基づく
静電的反発、スルホニル基とカルボキシル基間の水素結
合が共に減少するため同じく粘度は減少する場合があ
る。
【0019】本発明に用いられる架橋性単量体の使用量
は、(メタ)アクリル酸またはその塩、および(メタ)
アクリルアミドアルキルスルホン酸またはその塩または
その塩の全モル数に対し、0.001〜2.0モル%が
好ましい。0.001 モル%以下で調製された水溶性
増粘剤はそのゲル化能力が低い場合がる。また、2.0
モル%以上で調製された水溶性増粘剤は水中に分散した
場合、弾性ゲル化するため、好ましい使用性が得られな
い場合がある。
【0020】得られる水溶性増粘剤の分子量は10万〜
500万で、加える架橋剤及び求められる粘度により調
節する。
【0021】次に、本発明で得られる化粧料は、上記水
溶性増粘剤の1種または2種以上を配合して製造される
が、好ましい配合量は、0.01〜10重量%、さらに
好ましくは、0.1〜5重量%である。
【0022】なお、上記水溶性増粘剤を化粧料に配合す
る場合、酸性下、あるいは塩水溶液中においても粘度を
低下させることの少ない化粧料を得るという本発明の効
果を損なわない範囲で、水溶性増粘剤の(メタ)アクリ
ル酸単位及び(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン
酸単位以外に、他のビニルモノマーからなる単位を含ん
でも良い。
【0023】本発明で得られる化粧料はその目的に応じ
て油性基材、界面活性剤、粉体、保湿剤、紫外線吸収
剤、アルコール類、キレート剤、pH調製剤、防腐剤、酸
化防止剤、増粘剤、薬剤、色素、香料、水等を発明の効
果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0024】本発明の化粧料の調製法は特に制限されな
いが、前記水溶性増粘剤を水に溶解したものを、水性基
材として用いることにより、化粧水、美容液、染毛料な
どを調製出来る。また、油性基材と混合攪拌することに
より、乳化化粧料を調製可能である。
【0025】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0026】「実施例1:水溶性増粘剤の製造」2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 7g
(25.7モル%相当)を純水 7mlに溶解し、それ
にアクリル酸7g(73.8モル%相当)を加え、冷却
後、N,N'ーメチレンビスアクリルアミド 0.1g
(0.5モル%相当)を溶解させた。これに水酸化ナト
リウム4.5gを純水13mlに溶解した溶液を冷却下
で添加した後、更に過硫酸カリウム0.05gを加え溶
解させた。一方、n−ヘキサン400mlにソルビタン
モノステアレート2gを添加し、窒素気流下にて35℃
まで昇温して溶解させた後、攪拌下、上記の水溶液を徐
添し乳化させた。60℃まで昇温し、6時間反応させた
後、室温まで冷却し、デカンテーションにより油層を除
去した。水層をn−ヘキサン200mlにより数回洗浄
し、沈殿物を分取後、真空乾燥して目的とする水溶性増
粘剤である共重合体を得た。
【0027】「実施例2:水溶性増粘剤の製造」2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸14.5
g(50.2モル%相当)、アクリル酸 5g( 49.
8モル%相当)及びN,N'ーメチレンビスアクリルアミド
4.3×10-3gを純水20mlに添加し、更に過硫
酸カリウム0.05gを加え溶解させた。この溶液をn-
ヘキサン200ml中に窒素気流下にて滴下し、60℃
で一晩反応させた。デカンテーションによりnーヘキサ
ンを除去した後、残った沈殿をメタノールに膨潤させて
分取し、真空乾燥して目的とする水溶性増粘剤である共
重合体を得た。
【0028】「実施例3:水溶性増粘剤の製造」2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸2.2g
(10.3モル%相当)、アクリル酸6.5g(87.
8モル%相当)及びN,N'ーメチレンビスアクリルアミド
0.3g(1.9モル%相当)を純水20mlに添加し
た後、更に過硫酸カリウム0.05gを溶解させた。一
方、n−ヘキサン400mlにソルビタンモノステアレ
ート2gを添加し、窒素気流下にて35℃まで昇温して
溶解させた後、攪拌下、上記の水溶液を徐添し、60℃
まで昇温して6時間反応させた。反応液を室温まで冷却
し、デカンテーションによって油層を除去した。水層を
nーヘキサン200mlにより数回洗浄し、沈殿物を分
取後、真空乾燥して目的とする水溶性増粘剤である共重
合体を得た。
【0029】上記実施例1により得られた水溶性増粘剤
の400MHz−NMR及びFT−IRチャートをそれ
ぞれ図1及び図2に示す。400MHz−NMRは重水
を溶媒として測定し、検出されたピークの化学シフトか
らアクリル酸単位のメチレン及びメチンプロトン、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸単位の
メチル、メチレン及びメチンプロトンを確認した。
【0030】FT−IRはKBr法にて測定し、340
0cm-1付近及び1700cm-1、1412cm-1、1
224cm-1にカルボン酸由来の吸収を、1192cm
-1、1048cm-1、627cm-1にスルホン酸由来の
吸収を確認した。
【0031】次ぎに、実施例2で製造した水溶性増粘剤
1%水溶液(実施例)及びハイビスワコー105(和光
純薬社製)の1%水溶液(比較例)のpHを10N水酸
化ナトリウム水溶液にて調節し、各pHにおける粘度を
B型粘度計を用いて6rpm、25℃の条件で測定し
た。図3に粘度測定結果を示した。図3の結果より、実
施例2で製造した水溶性増粘剤はどのpH領域において
も安定に粘度を保持することがわかった。
【0032】実施例2で製造した水溶性増粘剤1%水溶
液(実施例)及びハイビスワコー105(和光純薬社
製)の1%水溶液(比較例)を1N水酸化ナトリウム水
溶液にてpH3に調節し、イオン強度0.01及び0.1
における粘度をE型粘度計を用いて20rpm、25℃
の条件で測定した。イオン強度は塩化ナトリウムを用い
て調節した。「表1」に粘度測定結果を示した。実施例
2で製造した水溶性増粘剤は比較例と比べて耐塩性に優
れていることがわかった。
【0033】
【表1】
【0034】「化粧料の実施例及び比較例」 [実施例4、5、比較例1、2]「表2」に、O/W型
クリームである実施例4、5及び比較例1、2の処方と
その評価結果を示す。水溶性増粘剤は実施例1で製造し
たものを配合した。「表2」から本発明の化粧料が、安
定性及び使用性に優れていることがわかる。
【0035】
【表2】 安定性(50℃1カ月)評価法 ○:全く分離がみられない。 △:ごくわずかに油分が分離する。 ×:著しい油分の分離が認められる。 安定性(0℃1カ月)評価法 ○:変化なし。 △:ごくわずかにゲル化が見られる。 ×:著しいゲル化が見られる。 使用性(とれ、べたつきのなさ)評価法 ○:専門パネル10名中6名以上が良好と回答した。 △:専門パネル10名中4名以上が良好と回答した。 ×:専門パネル10名中4名未満が良好と回答した。
【0036】「実施例6、比較例3、4」「表3」に酸
性染毛料の処方を示す。水溶性増粘剤は実施例2で製造
したものを使用した。調製法は常法に従った。得られた
各試料の粘度及びpHは「表3」のとおりであり、ほぼ
同程度であった。次にこれら各試料の安定性及び使用性
を評価した結果、実施例6は良好であった。これに対
し、比較例3は経時でゲル化し使用性に劣るものであっ
た。また、比較例4は経時で粘度が低下し使用性に劣る
ものであった。
【0037】
【表3】
【0038】「実施例7」「表4」にヘアジェルの処方
を示す。水溶性増粘剤は実施例3で製造したものを使用
した。常法により調製された実施例7はたれ落ちがない
良好な使用性を示すヘアジェルであった。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】本発明の水溶性増粘剤によれば、酸性下
あるいは塩水溶液中においても粘度を低下させることの
少ない耐酸性と耐塩性を有する水性の増粘ゲル化剤を提
供できる。例えば、医薬品や化粧品を含む広汎な分野に
利用できる。このような耐塩耐酸性のある合成高分子か
らなる水溶性増粘剤は、これまで、化粧品、医薬品を含
む広汎な分野において存在しない。
【0041】本発明の化粧料は、優れた耐酸性と耐塩性
を有しており、体表面の塩によって引き起される粘度低
下や離水現象が防げるため、上滑り感のない化粧料を提
供できる。また、同時配合する薬物の安定pH領域が弱
酸性であるため、通常では処方上pHの制限がある場合
でも本化粧料は全く問題なく、優れた安定性と使用性を
示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた水溶性増粘剤の400MH
z−NMRスペクトルである。
【図2】実施例1で得られた水溶性増粘剤のFT−IR
スペクトルである。
【図3】実施例2で製造した水溶性増粘剤の各pHにお
ける粘度をB型粘度計を用いて6rpm、25℃の条件
で測定した粘度測定結果である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33:26) (72)発明者 山口 道広 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル酸及びまたはその塩
    と、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸及びま
    たはその塩と、架橋性単量体とを共重合して得られる、
    もしくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して
    得られる水溶性増粘剤。
  2. 【請求項2】 前記水溶性増粘剤の(メタ)アクリル酸
    単位が45〜90モル%、(メタ)アクリルアミドアル
    キルスルホン酸単位が10〜55モル%含有され、更に
    架橋性単量体が0.001〜2.0モル%含有されること
    を特徴とする請求項1記載の水溶性増粘剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の水溶性増粘剤を
    配合したことを特徴とする化粧料。
JP34559695A 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 Expired - Fee Related JP3649299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34559695A JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34559695A JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09157130A true JPH09157130A (ja) 1997-06-17
JP3649299B2 JP3649299B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=18377667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34559695A Expired - Fee Related JP3649299B2 (ja) 1995-12-08 1995-12-08 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3649299B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000077093A1 (fr) * 1999-06-15 2000-12-21 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Composition polymere carboxylee
JP2003523373A (ja) * 2000-02-22 2003-08-05 カラー アクセス,インコーポレイティド ゲル化された水性化粧品組成物
EP1369435A2 (fr) * 1998-01-16 2003-12-10 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques, S.E.P.P.I.C. Latex épaississant, procédé de fabrication et applications en cosmétique
WO2004031314A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 Toagosei Co., Ltd. 水溶性増粘剤及び液状酸性洗浄剤
US6933356B2 (en) 2001-04-05 2005-08-23 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Particles of carboxylated polymer
EP1572140A2 (en) * 2002-12-18 2005-09-14 Nalco Company Skin care composition containing an anionic polymer
US7033600B1 (en) 1999-11-19 2006-04-25 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chemiques Seppic Inverse latex and use in cosmetics
WO2007063688A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Shiseido Company, Ltd. ゲル組成物
CN1330731C (zh) * 2002-10-04 2007-08-08 东亚合成株式会社 水溶性增稠剂与液体状酸性洗涤剂
KR100844181B1 (ko) * 2007-02-15 2008-07-04 애경정밀화학 주식회사 카르복시기 함유 중합체 제조용 조성물 및 이를 이용하여제조된 중합체
JP2008174504A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーン共重合体およびそれを含有する化粧料
JP2010517993A (ja) * 2007-02-20 2010-05-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 特殊なアニオン性増粘剤を含む、ケラチン繊維用染料
JP2011140462A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性化粧料
JP2012046536A (ja) * 1999-07-15 2012-03-08 Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh 水溶性ポリマーを含む化粧料
JP2015151336A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 住友精化株式会社 弱酸性化粧料用増粘剤、及び当該増粘剤を配合してなる弱酸性化粧料
WO2022049354A1 (fr) 2020-09-07 2022-03-10 Spcm Sa Utilisation dans des compositions hydroalcooliques d'un copolymere obtenu par polymerisation par precipitation

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1710259A3 (fr) * 1998-01-16 2006-12-06 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques, S.E.P.P.I.C. Composition cosmétique épaissie avec un latex inverse
EP1710259B1 (fr) 1998-01-16 2018-04-18 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques, S.E.P.P.I.C. Composition cosmétique épaissie avec un latex inverse
EP1369435A2 (fr) * 1998-01-16 2003-12-10 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques, S.E.P.P.I.C. Latex épaississant, procédé de fabrication et applications en cosmétique
EP1047716B1 (fr) * 1998-01-16 2006-12-06 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques-Seppic Latex epaississant, procede de fabrication et applications en cosmetique
WO2000077093A1 (fr) * 1999-06-15 2000-12-21 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Composition polymere carboxylee
US6869994B1 (en) 1999-06-15 2005-03-22 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Carboxylated polymer composition
JP2012046536A (ja) * 1999-07-15 2012-03-08 Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh 水溶性ポリマーを含む化粧料
US7033600B1 (en) 1999-11-19 2006-04-25 Societe D'exploitation De Produits Pour Les Industries Chemiques Seppic Inverse latex and use in cosmetics
JP2003523373A (ja) * 2000-02-22 2003-08-05 カラー アクセス,インコーポレイティド ゲル化された水性化粧品組成物
JP4764588B2 (ja) * 2000-02-22 2011-09-07 カラー アクセス,インコーポレイティド ゲル化された水性化粧品組成物
US6933356B2 (en) 2001-04-05 2005-08-23 Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. Particles of carboxylated polymer
US7449439B2 (en) 2002-10-04 2008-11-11 Toagosei Co., Ltd. Water-soluble thickener and liquid acidic detergent
WO2004031314A1 (ja) * 2002-10-04 2004-04-15 Toagosei Co., Ltd. 水溶性増粘剤及び液状酸性洗浄剤
CN1330731C (zh) * 2002-10-04 2007-08-08 东亚合成株式会社 水溶性增稠剂与液体状酸性洗涤剂
EP1572140A2 (en) * 2002-12-18 2005-09-14 Nalco Company Skin care composition containing an anionic polymer
EP1572140B1 (en) * 2002-12-18 2012-12-26 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Skin care composition containing an anionic polymer
WO2007063688A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Shiseido Company, Ltd. ゲル組成物
US7955608B2 (en) 2007-01-19 2011-06-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Silicone copolymer and cosmetics comprising the same
JP2008174504A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーン共重合体およびそれを含有する化粧料
KR100844181B1 (ko) * 2007-02-15 2008-07-04 애경정밀화학 주식회사 카르복시기 함유 중합체 제조용 조성물 및 이를 이용하여제조된 중합체
JP2010517993A (ja) * 2007-02-20 2010-05-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 特殊なアニオン性増粘剤を含む、ケラチン繊維用染料
JP2011140462A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Mitsubishi Pencil Co Ltd 水性化粧料
JP2015151336A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 住友精化株式会社 弱酸性化粧料用増粘剤、及び当該増粘剤を配合してなる弱酸性化粧料
WO2022049354A1 (fr) 2020-09-07 2022-03-10 Spcm Sa Utilisation dans des compositions hydroalcooliques d'un copolymere obtenu par polymerisation par precipitation
FR3113907A1 (fr) 2020-09-07 2022-03-11 Snf Sa Utilisation dans des compositions hydroalcooliques d’un copolymere obtenu par polymerisation par precipitation

Also Published As

Publication number Publication date
JP3649299B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09157130A (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
CA1292187C (en) Cross-linked cationic polymers for use in personal care products
US11065191B2 (en) Method for thickening a cosmetic formulation using an alkali swellable emulsion of a polymer with amps and which is rich in acrylic acid
US20020055585A1 (en) Rheology modifier for use in aqueous compositions
US5608021A (en) Cationic polymer thickener and process for preparing the same
JPH08252447A (ja) 水溶性両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
JP3695254B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP3681154B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP6359012B2 (ja) 親水性増粘剤及び化粧料組成物
MY141393A (en) Hair styling agents and compositions containing hydrophobic hair styling polymers
JPH09227329A (ja) 香粧品基剤および外用香粧品
US5416158A (en) Crosslinked carboxylic copolymers useful as rheological additives in personal care and pharmaceutical products
US6599979B2 (en) Carboxylated polymer composition
US6617372B2 (en) Process of making polymeric hydrogel products
JPH09141080A (ja) 水溶性架橋型両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
JP3644669B2 (ja) 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料
JP4286448B2 (ja) 重合方法および生成物ならびに生成物の使用
JPS61241378A (ja) 非水性液体の増粘方法
JPH0324254B2 (ja)
JPH09141079A (ja) 水溶性両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
JP4698275B2 (ja) 化粧料用水溶性増粘剤
JPH09141081A (ja) 水溶性架橋型両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料
JPS62270608A (ja) 水溶性アクリル系共重合体の製造方法
JPH07285832A (ja) 毛髪化粧料組成物
JP2005298831A (ja) 増粘剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Effective date: 20050107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050209

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees