JPH09155608A - 旋盤用チャック - Google Patents

旋盤用チャック

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Publication number
JPH09155608A
JPH09155608A JP31919895A JP31919895A JPH09155608A JP H09155608 A JPH09155608 A JP H09155608A JP 31919895 A JP31919895 A JP 31919895A JP 31919895 A JP31919895 A JP 31919895A JP H09155608 A JPH09155608 A JP H09155608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
chuck
grasping
peripheral surface
gripping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31919895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Komatsu
康夫 小松
Toshiji Tomiyama
利治 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP31919895A priority Critical patent/JPH09155608A/ja
Publication of JPH09155608A publication Critical patent/JPH09155608A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物を異なる寸法のものに変更するとき
に、迅速に爪の内接径を変更することができる旋盤用チ
ャックを提供すること。 【解決手段】 旋盤用チャック10は、回転体12に被
着した放射状作動爪14に掴持爪16を交換可能に設け
たものである。放射状作動爪14には一対のガイド板1
8が固着されており、作動爪14の内縁に掴持爪収納部
20が凹設されている。ガイド板18にはボールプラン
ジャ22が埋設されており、掴持爪16に形成されたノ
ッチ穴24にボール26が係合することにより、掴持爪
16は作動爪14に軽保持される。掴持爪16の外周面
及び掴持爪収納部20の内周面は互いに補完する調芯円
錐面に形成され、掴持爪16の外周面及び掴持爪収納部
20の内周面は、互いに円弧面で当接するとともに縮径
するテーパ面で当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC旋盤や汎用旋
盤等に使用されるチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の旋盤用チャックは、例えば油圧作
動式チャック30を例にすると、図3の如く、回転体3
2の端面に被加工物を掴持する複数の放射状爪34を設
け、この爪34を油圧により求心方向に作動させるもの
である。爪34は回転体32の端面に設けたセレーショ
ンに係合しており、それぞれの爪34はボルト36によ
り回転体32に被着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なチャック30の場合、爪34のストロークは僅かであ
る。被加工物の寸法が異なると、その度に爪34の位置
を変更しなければならない。爪34の位置を変更するに
は、それぞれの爪34に対応するボルト36を緩め、回
転体32に形成されたセレーションに合わせて爪34の
位置を変更し、爪34の芯振れがないことを確認した
後、ボルト36を締め込んで爪34を所定位置に固定す
ることが必要となる。このような作業はおおよそ300
〜360秒程度要し、被加工物の変更による段取作業が
ある度に、生産効率の低下を招く。また、段取作業中
に、セレーションの噛み合わせ間違えによる芯振れ事故
や、ボルトの締め忘れによる爪や被加工物の脱落事故を
起こす問題も含んでいる。なお、油圧作動式チャックで
なく、機械的に爪を求心方向に作動させるチャックにお
いても、爪のストロークを変更するにはかなりの工数を
要する。
【0004】本発明の目的は、被加工物を異なる寸法の
ものに変更するときに、迅速に爪の内接径を変更するこ
とができる旋盤用チャックを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、回転
体の端面に求心方向に変位する複数の放射状作動爪を被
着し、該作動爪の内縁に被加工物の掴持爪を嵌脱自在に
保持する掴持爪収納部を凹設し、該収納部の内周面と前
記掴持爪の外周面とに互いに補完する調芯円錐面を形成
した旋盤用チャックにより前記課題を解決した。
【0006】
【作用】寸法が異なる掴持爪を多数準備しておき、各種
被加工物に合わせて所定の掴持爪を選択し、その掴持爪
を収納部に装着させる。例えば、作動爪にボールプラン
ジャを設けるとともに、掴持爪にノッチ穴を設けること
により、掴持爪は作動爪に軽保持される。
【0007】作動爪を求心方向に変位させると、掴持爪
は被加工物に外接する。掴持爪の外周面と収納部の内周
面とは調芯円錐面で補完しているので、被加工物に外接
した掴持爪は、調芯円錐面において作動爪に対して周方
向に調芯するとともに作動爪に楔合する。従って、掴持
爪を作動爪に嵌脱自在に保持させた場合にあっても、チ
ャックの回転中に、掴持爪の芯振れや掴持爪の離脱が阻
止される。
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明による旋盤用チャック
の実施例を示す。本発明の旋盤用チャック10は、回転
体12に被着した放射状作動爪14に掴持爪16を交換
可能に設けたものである。放射状作動爪14は、従来の
チャックの如くセレーションに係合させてその位置を変
更させるように構成してもよく、回転体12に対して完
全に固定するように構成してもよい。また、本実施例の
場合、放射状作動爪14は油圧により求心方向に変位す
るが、機械式チャックのように手作業で求心方向に変位
させてもよい。
【0009】放射状作動爪14には一対のガイド板18
が固着されており、作動爪14の内縁に掴持爪収納部2
0が凹設される。ガイド板18には対向する平行当接面
が形成されており、被加工物に大きな力が作用したと
き、掴持爪16が周方向にずれることを防止している。
なお、ガイド板18を設けることなく、作動爪14自体
に掴持爪収納部を凹設してもよい。
【0010】また、図2の如く回転体12にセレーショ
ンを設ける場合、掴持爪16とセレーションとの干渉を
避けるために、作動爪14に段部を設けて収納部20を
形成する必要があるが、掴持爪14を回転体12に固着
する場合には、このような段部は必ずしも必要でない。
【0011】ガイド板18にはボールプランジャ22が
埋設されており、掴持爪16に形成されたノッチ穴24
にボール26が係合することにより、掴持爪16は作動
爪14に軽保持される。この構成により、掴持爪16は
作動爪14に対して嵌脱自在となり、被加工物Wの寸法
に応じて迅速に掴持爪14を交換することができる。
【0012】掴持爪16の外周面及び掴持爪収納部20
の内周面は互いに補完する調芯円錐面に形成されてい
る。すなわち、掴持爪16の外周面及び掴持爪収納部2
0の内周面は、互いに円弧面で当接し得るとともに縮径
するテーパ面で当接し得る。ボールプランジャ22を利
用して掴持爪16を作動爪14に対して嵌脱自在に保持
させたため、掴持爪16は収納部20内で遊動を避けが
たいが、掴持爪16が被加工物Wを掴持するときに生じ
る反力を利用して、掴持爪16の遊動を排除することが
できる。掴持爪16と作動爪14が互い補完する円錐面
はチャックを正面から見たときに円弧状であるため、掴
持爪16は被加工物Wを掴持したとき作動爪14に対し
て位置決めされる。すなわち、掴持爪16は作動爪14
に対して自己調芯する。また、図2の如く、チャックを
軸断面でみたとき、円錐面は外方に向って縮径するテー
パ状である。テーパ角は5°程度で十分である。従っ
て、掴持爪16は加工物Wを掴持したとき作動爪14に
押し付けられる。そして、チャックの回転中は掴持爪1
6に遠心力が作用するので、被加工物Wの有無にかかわ
らず、掴持爪16が作動爪14が離脱することもない。
以上のように、本発明の旋盤用チャックは、チャックと
して機能を十分に果たした上で、被加工物Wの変更時の
段取時間を大幅に縮減することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、回転体の端面に作動爪を設け
るとともに掴持爪を作動爪に嵌脱自在に保持させたの
で、掴持爪のみを交換するだけで、迅速且つ瞬時に異な
る寸法の被加工物をチャックに掴持させることができ
る。従って、被加工物を掴持する爪の変位量が小なる油
圧作動式チャックや、被加工物を掴持する爪を変位させ
るのに工数を要する一般的な機械式チャックに比べ、被
加工物の変更に伴う段取時間を大きく短縮することがで
きるので、その実用的効果は著大である。また、従来で
は、セレーションの位置決めを誤った場合には芯振れ事
故等を生じることがあったが、本発明では、単に所定の
掴持爪を交換するだけで、チャックを異なる寸法の被加
工物に対応させることができるので、かかる事故が発生
することもない。
【0014】そして、掴持爪と作動爪とを調芯円錐面同
士で補完させたので、掴持爪が被加工物を把持したと
き、その反力が円錐面に作用する。従って、掴持爪は円
弧状の円錐面によって作動爪に対して調芯し、アンバラ
ンス荷重が規制されて芯振れによる事故が抑止される。
また、掴持爪はテーパ状の円錐面によって回転体側に押
し付けられるので、被加工物を掴持した後は回転中であ
ってもそれ自身が回転体から離脱することがない。その
ため、チャックの安全面を縮減することなく、段取時間
の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による旋盤用チャックの部分拡大正面
図である。
【図2】 図1の旋盤用チャックの断面図である。
【図3】 従来の旋盤用チャックの正面図である。
【符号の説明】
10 旋盤用チャック 12 回転体 14 作動爪 16 掴持爪 18 ガイド板 20 掴持爪収納部 22 ボールプランジャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の端面に求心方向に変位する複数
    の放射状作動爪を被着し、該作動爪の内縁に被加工物の
    掴持爪を嵌脱自在に保持する掴持爪収納部を凹設し、該
    収納部の内周面と前記掴持爪の外周面とに互いに補完す
    る調芯円錐面を形成したことを特徴とする、旋盤用チャ
    ック。
JP31919895A 1995-12-07 1995-12-07 旋盤用チャック Pending JPH09155608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31919895A JPH09155608A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 旋盤用チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31919895A JPH09155608A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 旋盤用チャック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09155608A true JPH09155608A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18107516

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31919895A Pending JPH09155608A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 旋盤用チャック

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207570A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社北川鉄工所 チャック機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207570A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社北川鉄工所 チャック機構
CN110636918A (zh) * 2017-05-10 2019-12-31 株式会社北川铁工所 夹头机构
JPWO2018207570A1 (ja) * 2017-05-10 2020-03-26 株式会社北川鉄工所 チャック機構
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