JPH09155504A - 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法 - Google Patents

鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法

Info

Publication number
JPH09155504A
JPH09155504A JP7318007A JP31800795A JPH09155504A JP H09155504 A JPH09155504 A JP H09155504A JP 7318007 A JP7318007 A JP 7318007A JP 31800795 A JP31800795 A JP 31800795A JP H09155504 A JPH09155504 A JP H09155504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
casting
shape data
designed
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7318007A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Nishi
昇一 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7318007A priority Critical patent/JPH09155504A/ja
Publication of JPH09155504A publication Critical patent/JPH09155504A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練作業者のノウハウによる設計に頼ることな
く、鋳型設計に要する時間を短縮する。 【解決手段】シリンダヘッドの2次元又は3次元データ
を入力した後、入力されたシリンダヘッドの2次元又は
3次元データに基づいてシリンダヘッドの概略寸法及び
選択条件を読み取り、EWSにおいてサーバに格納され
た各データに基づいて、最適な中子型の「取り個数」、
「オフセット量」、「レイアウトパターン」を自動設計
し、基本的なレイアウトがなされ、この基本的なレイア
ウトが終了した時点で、ブロープレートの吹き込み口数
Nを算出され、最終的なレイアウトを決定することによ
り、関連図面が自動的に設計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造用鋳型成形型
の自動設計装置に関し、例えば、自動車におけるシリン
ダヘッドの鋳造用鋳型成形型を自動設計可能とする鋳造
用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の鋳造用鋳型成形型の設計において
は、熟練した設計者の勘に頼るところが大きく、例え
ば、以下の中子のブロー成形における設計工程を手作業
により行っていた。
【0003】被鋳造部品の設計→鋳造型に対する製品の
レイアウト→中子型を設計→中子型に基づくブローヘッ
ドの設計→ブローヘッドに基づくブローノズルの設計。
【0004】また、上記技術に関連した従来例として、
特開平2−217134号公報には、完成品の設計デー
タに基づいてソフトモデルを構築すると共に、この完成
品ソフトモデルに取代等を付加した木型用立体ソフトモ
デルを構築し、このソフトモデルに基づいて木型加工用
NCデータを作成して木型を加工し、この木型を用いて
鋳型を製作する金型の製造方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
手作業による鋳造用鋳型成形型の設計においては、熟練
作業者の経験に頼っているために、鋳型に形成される中
子等の品質が一定にならず不良率が悪化したり、作業者
の経験に基づくノウハウ的な要素が高いため他の作業者
に伝承しにくいといった問題がある。
【0006】また、特開平2−217134号公報に開
示された技術では、木型用立体ソフトモデルを構築する
際に、中子や中子を支持する巾木等の設計は既に他で手
作業により完成していることが前提となり、また、これ
らの設計データのレイアウト等の取り込みは手作業によ
り行う必要があり、結果的に中子や中子を支持する巾木
等の設計やレイアウト等に要する時間が余計にかかり設
計時間の短縮化を図るのに限界がある。また、設計変更
等のため新たな鋳型を設計する場合に、木型用立体ソフ
トモデルを再度構築する必要があり、設計に要する手間
をより合理化して汎用的にできない。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、熟練作業者のノウ
ハウによる設計に頼ることなく、鋳型設計に要する時間
を短縮でき、鋳型設計に際してより汎用的に利用できる
鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決し、
目的を達成するために、この発明に係わる鋳造用鋳型成
形型の自動設計装置は、以下の特徴を備える。即ち、鋳
型の概略形状データ毎に鋳型成形型に関する鋳型のレイ
アウトパターンを予め複数種類格納しておく格納手段
と、設計対象となる鋳型の概略形状データを入力する入
力手段と、前記設計対象となる鋳型の概略形状データに
基づいて、複数種類のレイアウトパターンから最適なレ
イアウトパターンを選択する選択手段と、前記選択手段
により選択されたレイアウトパターンに、前記設計対象
となる鋳型の詳細形状データを取り込む取込み手段とを
具備する。
【0009】また、この発明に係わる鋳造用鋳型成形型
の自動設計装置は、以下の特徴を備える。即ち、鋳型の
概略形状データ毎に鋳型成形型に関する鋳型のレイアウ
トパターンを予め複数種類格納しておく格納手段と、設
計対象となる鋳型の概略形状データを入力する入力手段
と、前記設計対象となる鋳型の概略形状データに基づい
て、複数種類のレイアウトパターンから最適なレイアウ
トパターンを選択する選択手段と、前記選択手段により
選択されたレイアウトパターンに、前記設計対象となる
鋳型の詳細形状データを取り込む取込み手段と、前記鋳
型成形型内に中子を成形するための吹き込み口の口数を
設定する設定手段とを具備する。
【0010】また、この発明に係わる鋳造用鋳型成形型
の自動設計方法は、以下の特徴を備える。即ち、鋳型の
概略形状データ毎に鋳型成形型に関する鋳型のレイアウ
トパターンを予め複数種類格納しておき、設計対象とな
る鋳型の概略形状データを入力する工程と、前記設計対
象となる鋳型の概略形状データに基づいて、複数種類の
レイアウトパターンから最適なレイアウトパターンを選
択する工程と、前記選択工程において選択されたレイア
ウトパターンに、前記設計対象となる鋳型の詳細形状デ
ータを取り込む工程とを具備する。
【0011】以上のように、本発明の鋳造用鋳型成形型
の自動設計装置及び設計方法においては、鋳型の概略形
状データ毎に鋳型成形型に関する鋳型のレイアウトパタ
ーンを予め複数種類格納しておき、設計対象となる鋳型
の概略形状データを入力して、設計対象となる鋳型の概
略形状データに基づいて、複数種類のレイアウトパター
ンから最適なレイアウトパターンを選択し、選択された
レイアウトパターンに、設計対象となる鋳型の詳細形状
データを取り込むことにより鋳造用鋳型成形型が自動設
計される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施形態に
つき添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】以下では、本実施形態の鋳造用鋳型成形型
の自動設計装置に関し、一例としてシリンダヘッドの鋳
造用鋳型のキャビティ内部に設置される中子を成形する
ための中子型と呼ばれる金型の自動設計について説明す
るが、本実施形態の中子型の自動設計は、鋳造用鋳型成
形型の設計や自動車部品以外の金型設計にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0014】<中子造型機の説明>図1は、本実施形態
の中子造型機の平面図である。また、図2は、図1の正
面図であり、図3は、図1の側面図である。図4は、シ
リンダヘッドを成形するための鋳造型の断面図である。
【0015】図1〜図3において、本実施形態の中子造
型機1は、所謂、水平割シェル型造型機であり、フレー
ム2上に下型ダイベース3が固定され、この下型ダイベ
ース3上に中子型の下型4が位置ズレしないように載置
されている。また、上型5は、上型ダイベース6に位置
ズレしないように固定されている。この上型ダイベース
6は、不図示の可動機構により上下動可能となってお
り、上型5は、この上型ダイベース6の動作に追随して
上下する。また、下型ダイベース3の下方には、下型エ
ジェクトプレート12が不図示の押し出し機構により上
下動可能となっている。下型エジェクトプレート12に
は、上方に立設するエジェクトピン7が設けられてお
り、中子型内部に存在する中子9を下方からエジェクト
ピン7により押し出して、中子型から離型する。
【0016】図2に示すように、下型4と上型5とを閉
じた状態での中子型は、内部にウォータジャケットの形
状の中子9を作るキャビティ8が形成されている。ま
た、図4に示すように、中子9は、シリンダヘッドの外
観形状を形成する鋳造型20のキャビティ内部に配置さ
れて、キャビティ21内部にアルミ溶湯を流し込むこと
によりシリンダヘッドにウォータジャケットを形成す
る。また、中子は砂で形成され、鋳造型では形成するこ
とのできないウォータジャケット中子9、オイルジャケ
ット中子14、吸排気ポート中子13として鋳造型内部
に設置される。
【0017】図3に示すように、上型ダイベース6の上
方には、キャビティ8内部に中子9を形成するための砂
の吹き込み口10aが形成されたブロープレート10が
上下動可能に設けられ、砂を吹き込む際には上型ダイベ
ース6上にブロープレート10が配置されて不図示の砂
を吐出するためのブローヘッドから中子体積分の砂を吹
き込むようになっている。また、ブロープレート10の
上方には、砂の吹き込みが終了した後、中子を上型5か
ら離型するためのノックアウトプレート11が上下動可
能に設けられ、離型時において、ブロープレート10の
吐出口を挿通してノックアウトピン11aが中子に当接
して離型する。
【0018】図5は、図3に示すブロープレートの平面
図である。図6は、図3に示すノックアウトプレートの
平面図である。
【0019】図5、図6において、ブロープレート10
の吹き込み口10aの口数は、後述するように中子の見
かけ重量(中子の体積)とブロー容量(吹き込み口から
の吐出量)によって決定される。また、ノックアウトプ
レート11のノックアウトピン11aの取り付け位置
は、ブロープレート10の吹き込み口10aのレイアウ
トに基づいて決定される。
【0020】<中子型の自動設計>次に、上述した中子
型の具体的な設計方法について説明する。
【0021】本実施形態における、中子造型機1におけ
る中子型のレイアウトや、ブロープレートの吹き込み口
の口数等の設計は、例えば、ウォータジャケットの中子
型を設計する場合には、シリンダヘッドの2次元又は3
次元データを入力することにより自動的に設計される。
以下に、ウォータジャケットの中子型の設計を一例とし
て、本実施形態の設計手法について説明する。
【0022】(設計装置)先ず、本実施形態の中子型の
設計装置について説明する。図7は、本実施形態の中子
型を自動設計するための設計装置のブロック図である。
【0023】図7において、設計装置100は、所謂、
エンジニアリングワークステーション(以下、EWSと
略称する)であり、キーボード等の入力装置を有するコ
ンピュータ等の端末101が複数接続されている。各端
末101は、サーバ103から設計データ等を入出力す
ることにより各端末において設計作業等を行なえるよう
になっている。サーバ103には、ハードディスク等に
記憶された設計データ等のデータベース104が格納さ
れている。また、各端末101において設計された図面
データやサーバ103に格納された各種データを出力す
るためのプリンタ等の出力装置が接続されている。
【0024】(設計方法)次に、本実施形態のウォータ
ジャケット中子型の設計方法について説明する。
【0025】図8は、本実施形態のウォータジャケット
の中子型の設計方法を説明する図である。
【0026】図8に示すように、本実施形態のウォータ
ジャケット中子型の設計では、予めサーバ103に入力
条件として「形状の種類」及び「判断基準」、選択条件
として「シリンダの取付け可否」及び「離型位置」、入
力条件に基づく設計結果として「取り個数」、「オフセ
ット量」、「レイアウトパターン」の各データを格納し
ておく。
【0027】具体的に説明すると、「形状の種類」と
は、シリンダヘッドの概略寸法であり、シリンダヘッド
の長さl及び幅dである。「判断基準」とは、中子型に
対するレイアウトパターンを決定するためのシリンダヘ
ッドの長さl及び幅dの基準値である。「シリンダの取
付け可否」とは、「形状の種類」に基づくシリンダの取
付け可否を表わす。シリンダは、中子型に、中子を支持
するための巾木を支持するために用いられ、シリンダの
取付け可否によって中子造型機における中子型の搬送位
置等の搬送条件が決まる。離型位置とは、中子を上型、
下型のいずれで離型するかを表している。また、「取り
個数」とは、「形状の種類」に基づく中子の1度に成形
できる個数を表わす。「オフセット量」とは、中子の種
類に応じて決定される中子型に必要な配置関係を表わ
し、中子成形に必要な熱容量によって決定される。「オ
フセット量」に示す「W/J」はウォータジャケット中子
のオフセット量、「O/J」はオイルジャケットのオフセ
ット量、「SIDE」は鋳型の側面部分に配置されるサイド
中子のオフセット量、「WAKU」は鋳型の枠まわりに配置
される中子のオフセット量、「PORT」は吸気ポートや排
気ポート等のオフセット量を夫々表している。「レイア
ウトパターン」とは、「形状の種類」に応じて決定され
た中子型のレイアウトパターンである。
【0028】実際の設計においては、設計者は、先ず、
シリンダヘッドの2次元又は3次元データを入力する。
その後、入力されたシリンダヘッドの2次元又は3次元
データに基づいてシリンダヘッドの概略寸法を読み取
り、選択条件を選択することにより、EWS100にお
いてサーバ103に格納された上記各データに基づい
て、最適な中子型の「取り個数」、「オフセット量」、
「レイアウトパターン」を自動設計し、基本的なレイア
ウトがなされるようになっている。即ち、図8に示すよ
うに、小さく短い形状のものの取り個数が多くなるよう
に、シリンダの取付可否、離型位置の関係に基づいて支
障のないような配列方向が設定され、これらの関係は所
要のオフセット量を確保できるように設定される。この
基本的なレイアウトが終了した時点で、後述するブロー
プレートの吹き込み口数Nを算出され、最終的なレイア
ウトを決定することにより、図3に示すノックアウトプ
レート11のノックアウトピン11aの取り付け位置や
ブロープレートに組み付けられるブローノズル等の関連
図面が自動的に設計される。例えば、前述の図1に示す
中子型のレイアウトパターンは、図8に示す入力条件と
して「形状の種類E」の場合の設計結果を表している。
【0029】(ブロープレートの吹き込み口数の設計)
次に、ブロープレートの吹き込み口数の設計方法につい
て説明する。
【0030】前述のように、ブロープレートの吹き込み
口数は、中子の見かけ重量(中子の体積)とブロー容量
(吹き込み口からの吐出量)によって決定される。
【0031】例えば、ブロー条件として、 吹き込み時間:3sec 吹き込み圧力:3.0kg/cm^2(^2は、2乗を意味
する) ブロー口径:φ8mm とすると、吐出量は、 吐出量:375g となる。このブロー条件及び吐出量は、各種の中子の大
きさに基づいて実験により予め算出されている。
【0032】この吐出量に基づいて、吹き込み口数N
は、 N=中子の見かけ重量/375=L・B・h・w/37
5 但し、L:中子の長さ B:中子の幅 h:中子の厚さ w:砂の比重 により算出される。
【0033】以上のように、吹き込み口数Nが算出され
ると、吹き込み口数Nの値に基づいて、図3に示すノッ
クアウトプレート11のノックアウトピン11aの取り
付け位置や、図9に示すブロープレート10に組み付け
られるブローノズル15等の関連図面が自動的に設計さ
れる。
【0034】(制御フロー)次に、具体的な制御フロー
について説明する。図10は、シリンダヘッドの2次元
又は3次元データを用いて中子型のレイアウト及び関連
図面を設計する場合の制御フローチャートである。
【0035】図10において、処理が開始されると、ス
テップS2において、製品の設計データとして、シリン
ダヘッドの2次元又は3次元データを入力する。その
後、ステップS4では、入力されたシリンダヘッドの2
次元又は3次元データに基づいてシリンダヘッドの概略
寸法を読み取り、選択条件を選択することにより、ステ
ップS6で、EWS100においてサーバ103に格納
された最適な中子型の「取り個数」、「オフセット
量」、「レイアウトパターン」が演算され、ステップS
8にて、基本的なレイアウトが自動設計される。この基
本的なレイアウトが終了した後、ステップS10におい
て、端末から「体積計算はしてありますか?」と聞いて
くるので、Yes又はNoを入力して、Yesのときは
体積を数値入力し、Noのときは上述の中子の見かけ重
量を計算されて、ブロープレートの吹き込み口数Nが算
出される。この時、ステップS2にて入力された設計デ
ータが3次元データならば、中子の体積計算は3次元デ
ータに基づいて容易に算出できる。その後、ステップS
12において、設計者側にて、最終的なレイアウトを決
定することにより、ステップS14で図3に示すノック
アウトプレート11のノックアウトピン11aの取り付
け位置等の関連図面が自動的に設計される。
【0036】以上のように、中子型の設計において、予
めEWSに入力条件として「形状の種類」及び「判断基
準」、選択条件として「シリンダの取付け可否」及び
「離型位置」、入力条件に基づく設計結果として「取り
個数」、「オフセット量」、「レイアウトパターン」の
各データを格納しておくことにより、設計者において
は、製品の設計データとして、例えば、シリンダヘッド
の2次元又は3次元データを入力するだけで、中子型の
レイアウトやブロープレート等の関連図面が自動設計で
きるので、型設計に要する時間を短縮でき、型設計に際
してより汎用的に利用できる。
【0037】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施形態を修正又は変更したものに適用可能であ
る。例えば、本実施形態の中子型の設計は、鋳造用鋳型
成形型の設計や自動車部品以外の金型設計にも適用で
き、鋳造用鋳型成形型等の金型は中子型と同様の手順に
より設計され、ブロー成形される。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の鋳造用鋳型成形
型の自動設計装置及び設計方法においては、鋳型の概略
形状データ毎に鋳型成形型に関する鋳型のレイアウトパ
ターンを予め複数種類格納しておき、設計対象となる鋳
型の概略形状データを入力して、設計対象となる鋳型の
概略形状データに基づいて、複数種類のレイアウトパタ
ーンから最適なレイアウトパターンを選択し、選択され
たレイアウトパターンに、設計対象となる鋳型の詳細形
状データを取り込むことにより鋳造用鋳型成形型が自動
設計されるので、熟練作業者のノウハウによる設計に頼
ることなく、鋳型設計に要する時間を短縮でき、鋳型設
計に際してより汎用的に利用できる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の中子造型機の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】シリンダヘッドを成形するための鋳造型の断面
図である。
【図5】図3に示すブロープレートの平面図である。
【図6】図3に示すノックアウトプレートの平面図であ
る。
【図7】本実施形態の中子型を自動設計するための設計
装置のブロック図である。
【図8】本実施形態のウォータジャケットの中子型の設
計方法を説明する図である。
【図9】本実施形態のブロープレートにブローノズルを
組み付け設計した状態を示す断面図である。
【図10】シリンダヘッドの2次元又は3次元データを
用いて中子型のレイアウト及び関連図面を設計する場合
の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1…中子造型機 3…下型ダイベース 4…下型 5…上型 6…上型ダイベース 7…エジェクトピン 8…キャビティ 9…中子 10…ブロープレート 11…ノックアウトプレート 12…下型エジェクトプレート 20…鋳造型

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型の概略形状データ毎に鋳型成形型に
    関する鋳型のレイアウトパターンを予め複数種類格納し
    ておく格納手段と、 設計対象となる鋳型の概略形状データを入力する入力手
    段と、 前記設計対象となる鋳型の概略形状データに基づいて、
    複数種類のレイアウトパターンから最適なレイアウトパ
    ターンを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたレイアウトパターンに、
    前記設計対象となる鋳型の詳細形状データを取り込む取
    込み手段とを具備することを特徴とする鋳造用鋳型成形
    型の自動設計装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記鋳型の概略形状デ
    ータに基づいて、前記鋳型成形型に複数の鋳型をレイア
    ウトできるレイアウトパターンを選択することを特徴と
    する請求項1に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計装
    置。
  3. 【請求項3】 前記選択されたレイアウトパターンに応
    じて、鋳型の成形条件を選択可能となっていることを特
    徴とする請求項1に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計
    装置。
  4. 【請求項4】 前記鋳型の成形条件とは、型抜き構造
    と、搬送条件の少なくとも一方であることを特徴とする
    請求項3に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の鋳型をレイアウトする際に、
    前記鋳型成形型に配置される中子の成形に要する熱容量
    に基づいて各鋳型のオフセット量を設定することを特徴
    とする請求項2に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計装
    置。
  6. 【請求項6】 鋳型の概略形状データ毎に鋳型成形型に
    関する鋳型のレイアウトパターンを予め複数種類格納し
    ておく格納手段と、 設計対象となる鋳型の概略形状データを入力する入力手
    段と、 前記設計対象となる鋳型の概略形状データに基づいて、
    複数種類のレイアウトパターンから最適なレイアウトパ
    ターンを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたレイアウトパターンに、
    前記設計対象となる鋳型の詳細形状データを取り込む取
    込み手段と、 前記鋳型成形型内に中子を成形するための吹き込み口の
    口数を設定する設定手段とを具備することを特徴とする
    鋳造用鋳型成形型の自動設計装置。
  7. 【請求項7】 前記吹き込み口の口数に基づいて、該吹
    き込み口の位置を決定し、この吹き込み口の位置に基づ
    いて、ブローノズルを自動設計することを特徴とする請
    求項6に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計装置。
  8. 【請求項8】 鋳型の概略形状データ毎に鋳型成形型に
    関する鋳型のレイアウトパターンを予め複数種類格納し
    ておき、 設計対象となる鋳型の概略形状データを入力する工程
    と、 前記設計対象となる鋳型の概略形状データに基づいて、
    複数種類のレイアウトパターンから最適なレイアウトパ
    ターンを選択する工程と、 前記選択工程において選択されたレイアウトパターン
    に、前記設計対象となる鋳型の詳細形状データを取り込
    む工程とを具備することを特徴とする鋳造用鋳型成形型
    の自動設計方法。
  9. 【請求項9】 前記鋳型成形型内に中子を成形するため
    の吹き込み口の口数を設定する工程を更に具備すること
    を特徴とする請求項8に記載の鋳造用鋳型成形型の自動
    設計方法。
  10. 【請求項10】 前記吹き込み口の口数に基づいて、該
    吹き込み口の位置を決定し、この吹き込み口の位置に基
    づいて、ブローノズルを自動設計することを特徴とする
    請求項9に記載の鋳造用鋳型成形型の自動設計方法。
JP7318007A 1995-12-06 1995-12-06 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法 Withdrawn JPH09155504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7318007A JPH09155504A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7318007A JPH09155504A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09155504A true JPH09155504A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18094452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7318007A Withdrawn JPH09155504A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09155504A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207033A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Mazda Motor Corp 設計支援方法、設計支援プログラム及び設計支援装置。
JP2017006986A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 株式会社日立製作所 金型鋳造鋳型における縦方向中子の設計方法および該金型鋳造鋳型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207033A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Mazda Motor Corp 設計支援方法、設計支援プログラム及び設計支援装置。
JP2017006986A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 株式会社日立製作所 金型鋳造鋳型における縦方向中子の設計方法および該金型鋳造鋳型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100199546B1 (ko) 사출 성형 금형의 설계 장치 및 그 설계 방법
CA2403952C (en) Method for the uphill casting of cast pieces in sand dies with controlled solidification
Dickens et al. Conversion of RP models to investment castings
US20010040017A1 (en) Method for machining sand block into sand molding elements including sand molds and sand cores for metal casting foundry operations
EP2520385A1 (en) Casting method and casting device for cast-metal object
KR102047273B1 (ko) 정밀주조용 코어를 포함하는 왁스 모델 제작 방법 및 장치
CN1084002C (zh) 制造模型用的方法
US7117055B2 (en) Process and system for designing molds and dies
JPH09155504A (ja) 鋳造用鋳型成形型の自動設計装置及び設計方法
Choi et al. A study on development of a die design system for diecasting
Straka et al. Design of manufacturing process of mould for Die Casting by EDM technology with the computer aided
CN112191803A (zh) 一种大型筒状钢锭模铸件的制造方法
JPH09155506A (ja) 鋳造用中子成形型の自動設計装置及び設計方法
Fuh et al. Development of a semi-automated die casting die design system
JP3264485B2 (ja) プレス金型部品の製造方法
Sirilertworakul et al. Computer prediction of location of heat centres in castings
KR101268117B1 (ko) 지식기반의 주조방안 자동설계 시스템 및 그 방법
CN221246870U (zh) 多箱造型的工装定位装置
CN215697755U (zh) 一种3d打印砂型铸造前伸支架
JP7300888B2 (ja) 鋳造条件決定方法
Zhang et al. Computer aided design of feeders for castings
CN118427901A (zh) 一种汽车覆盖件拉延模模具生成方法及系统
Natarajan et al. Analysis and Reduction of Casting Defects in Handwheel through Numerical Simulation
CN113319251A (zh) 用于压印滚筒铸件的快速制造方法
Jacobs Rapid tooling

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304