JPH09155242A - 静電植毛装置 - Google Patents
静電植毛装置Info
- Publication number
- JPH09155242A JPH09155242A JP34555995A JP34555995A JPH09155242A JP H09155242 A JPH09155242 A JP H09155242A JP 34555995 A JP34555995 A JP 34555995A JP 34555995 A JP34555995 A JP 34555995A JP H09155242 A JPH09155242 A JP H09155242A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- work
- electric field
- bare
- pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極とアースされたワークの間に形成される
電界を強化し、且つ、アースされたワークと電極の接触
を防止する。 【解決課題】 植毛室内に設ける裸電極のアースされた
ワークを配置する側に絶縁材で被覆された電極を配置す
る構成とした。
電界を強化し、且つ、アースされたワークと電極の接触
を防止する。 【解決課題】 植毛室内に設ける裸電極のアースされた
ワークを配置する側に絶縁材で被覆された電極を配置す
る構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、静電植毛装置に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】静電植毛装置は、少なくとも排気装置に
継がる固気分離機構を配し、ワーク（アースされた被植
毛物）の搬入排出口を備え、パイル（短繊維）の供給、
並びに回収機構を備え、高圧静電気発生装置から送られ
た静電気を放電する電極を備えた植毛室内で、電極とア
ースされたワークとの間に電界を発生させ、この電界の
間を、上方から、或は下方から又は側方からパイルを通
過させて、電極配置位置を通過するパイルに帯電させ、
このパイルをワーク面に静電引着すると言うダウン方
式、アップ方式、サイド方式と言う各様の型式に構成し
ていることは周知の事実である。
継がる固気分離機構を配し、ワーク（アースされた被植
毛物）の搬入排出口を備え、パイル（短繊維）の供給、
並びに回収機構を備え、高圧静電気発生装置から送られ
た静電気を放電する電極を備えた植毛室内で、電極とア
ースされたワークとの間に電界を発生させ、この電界の
間を、上方から、或は下方から又は側方からパイルを通
過させて、電極配置位置を通過するパイルに帯電させ、
このパイルをワーク面に静電引着すると言うダウン方
式、アップ方式、サイド方式と言う各様の型式に構成し
ていることは周知の事実である。
【０００３】この内、サイド方式の装置には、図１に示
す型式の装置がある。この型式の装置は、パイル供給装
置１から絶縁支持されたシュート電極２面にパイル３を
落下させ、シュート電極２の先端と、ワーク４を対向し
て位置させて植毛しようとするものである。この型式の
装置は、シュート電極２面を滑降したパイル３をシュー
ト電極２面の先端辺から、ワーク４に向かって飛ばせる
ため、植毛範囲の上下巾が狭くなり、上下に巾広のワー
ク４を植毛するには不向きである。
す型式の装置がある。この型式の装置は、パイル供給装
置１から絶縁支持されたシュート電極２面にパイル３を
落下させ、シュート電極２の先端と、ワーク４を対向し
て位置させて植毛しようとするものである。この型式の
装置は、シュート電極２面を滑降したパイル３をシュー
ト電極２面の先端辺から、ワーク４に向かって飛ばせる
ため、植毛範囲の上下巾が狭くなり、上下に巾広のワー
ク４を植毛するには不向きである。
【０００４】また、図２に示す型式の装置がある。この
型式の装置は、パイル供給装置１から、絶縁支持された
対向する枠型電極２Ａの外側にパイル３を落下させ、対
向する枠型電極２Ａの間にワーク４を位置させて植毛を
使用とするものである。この型式の装置は、ワーク４が
上下に長尺であるものであるときは、下部の植毛性が低
下すると言う不都合がある。
型式の装置は、パイル供給装置１から、絶縁支持された
対向する枠型電極２Ａの外側にパイル３を落下させ、対
向する枠型電極２Ａの間にワーク４を位置させて植毛を
使用とするものである。この型式の装置は、ワーク４が
上下に長尺であるものであるときは、下部の植毛性が低
下すると言う不都合がある。
【０００５】更に、従来のサイド方式の静電植毛装置に
は、上記したような不都合があるので、その不都合を解
消し、上下に巾広のワークでも、また、表面に極端な凸
凹が形成されたワークにも均一な植毛が可能なサイド方
式の静電植毛装置を提供しようとするため、図３に示す
ように植毛室内にワーク通路をはさんで電極１１、１１
を対向させて配し、対向電極１１、１１の外側にワーク
通路に向ってパイルと強風を吹き出す強風吹出し機構を
配したパイル吹き付けノズル１３を対向して配置した型
式の静電植毛装置を本発明者が開発した。
は、上記したような不都合があるので、その不都合を解
消し、上下に巾広のワークでも、また、表面に極端な凸
凹が形成されたワークにも均一な植毛が可能なサイド方
式の静電植毛装置を提供しようとするため、図３に示す
ように植毛室内にワーク通路をはさんで電極１１、１１
を対向させて配し、対向電極１１、１１の外側にワーク
通路に向ってパイルと強風を吹き出す強風吹出し機構を
配したパイル吹き付けノズル１３を対向して配置した型
式の静電植毛装置を本発明者が開発した。
【０００６】上記発明は、上記の如くワーク１２対し
て、パイル１５を電界作用だけでなく、強風吹付手段を
併用する構成とされているので、ワークの大きさ、表面
形状如何に拘らず、均一な静電植毛ができると言う従来
装置にない長所がある。
て、パイル１５を電界作用だけでなく、強風吹付手段を
併用する構成とされているので、ワークの大きさ、表面
形状如何に拘らず、均一な静電植毛ができると言う従来
装置にない長所がある。
【０００７】しかし、上記いずれの型式の装置にあって
も、ワークと電極を直接対向させているので、何らかの
原因でワークが電極に接触したときは、大事故の原因と
もなりかねない危険性をもっている。
も、ワークと電極を直接対向させているので、何らかの
原因でワークが電極に接触したときは、大事故の原因と
もなりかねない危険性をもっている。
【０００８】更に、従来の静電植毛の考え方は、電極と
は、ワークに引着させるパイルに帯電させること、並び
に電極とワークとの間に電界を形成させるための機能を
もつものとの考え方に基いて各種型式の装置が成り立っ
ていた。
は、ワークに引着させるパイルに帯電させること、並び
に電極とワークとの間に電界を形成させるための機能を
もつものとの考え方に基いて各種型式の装置が成り立っ
ていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、静電植毛装
置における従来の電極に対する考え方に立って、電極と
ワークの間に発生する電界を更に強力にし、且つ、上記
したような裸電極とワークの接触による事故を未然に防
止しようとするものである。
置における従来の電極に対する考え方に立って、電極と
ワークの間に発生する電界を更に強力にし、且つ、上記
したような裸電極とワークの接触による事故を未然に防
止しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するために、植毛室内に設ける裸電極のアースされた
ワークを配置する側に、絶縁材で被覆された電極を配設
した静電植毛装置として構成した。
成するために、植毛室内に設ける裸電極のアースされた
ワークを配置する側に、絶縁材で被覆された電極を配設
した静電植毛装置として構成した。
【００１１】
【作用】本発明は、上記の如く構成されているので、電
極とワークの間に強力な電界を発生させ、且つ、裸電極
とワークの接触事故を防止できる。
極とワークの間に強力な電界を発生させ、且つ、裸電極
とワークの接触事故を防止できる。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を説明する。静電植毛の原理
は、図１、図２、図３に示すように、電極とアースされ
たワークを対向させ、パイルを電極側から供給して、供
給されたパイルが電極を通過する際、帯電し、帯電した
パイルが、電極と該ワークの間に発生する電界中をアー
スされたワークに向かって飛翔し、該ワークの表面に静
電気の力によって引着されると言うものである。この電
極は、電極を剥き出しにした裸電極である。
は、図１、図２、図３に示すように、電極とアースされ
たワークを対向させ、パイルを電極側から供給して、供
給されたパイルが電極を通過する際、帯電し、帯電した
パイルが、電極と該ワークの間に発生する電界中をアー
スされたワークに向かって飛翔し、該ワークの表面に静
電気の力によって引着されると言うものである。この電
極は、電極を剥き出しにした裸電極である。
【００１３】従って、この裸電極に何等の事情によっ
て、ワークが植毛操作中に接触した場合、アーク放電を
起こし、大事故につながる。
て、ワークが植毛操作中に接触した場合、アーク放電を
起こし、大事故につながる。
【００１４】本発明は、これを防止するためと、裸電極
とワークとの間に生ずる電界を強力なものとするため、
絶縁材で被覆した電極を配した。
とワークとの間に生ずる電界を強力なものとするため、
絶縁材で被覆した電極を配した。
【００１５】以下、本発明を図４に示す図面により説明
する。図中２１は、植毛室（図示しない）或はパイル吹
付装置内に配置された裸電極で、２２は、裸電極の対向
位置に配置されたアースされたワークである。２３は、
裸電極２１とアースされたワーク２２の間に配置される
絶縁材で被覆した電極である。この配置状態下で、裸電
極２２と、絶縁材で被覆した電極２３にそれぞれ高電圧
を静電気を印加する。そしてパイル２４の供給を常法に
従って行う。
する。図中２１は、植毛室（図示しない）或はパイル吹
付装置内に配置された裸電極で、２２は、裸電極の対向
位置に配置されたアースされたワークである。２３は、
裸電極２１とアースされたワーク２２の間に配置される
絶縁材で被覆した電極である。この配置状態下で、裸電
極２２と、絶縁材で被覆した電極２３にそれぞれ高電圧
を静電気を印加する。そしてパイル２４の供給を常法に
従って行う。
【００１６】この操作により、パイル２４は、裸電極２
１を通過する際帯電し、裸電極２１を通過して、裸電極
２１とアースされたワーク２２の間に形成される電界に
よって、アースされたワーク２２に向かって飛翔し、静
電気の力によってアースされたワーク２２の表面に引着
されることは従来の手段と同じである。
１を通過する際帯電し、裸電極２１を通過して、裸電極
２１とアースされたワーク２２の間に形成される電界に
よって、アースされたワーク２２に向かって飛翔し、静
電気の力によってアースされたワーク２２の表面に引着
されることは従来の手段と同じである。
【００１７】ところで本発明は、パイル２４が裸電極２
１側からワーク２２に向かって飛翔する電界を強化する
ため裸電極２１とワーク２２の間に絶縁材で被覆した電
極２３を配置した。これによって、絶縁材で被覆した電
極２３は、該ワーク２２との間に電界を生じ、裸電極２
１とワーク２２の間に生じた電界を相乗的に強化する。
１側からワーク２２に向かって飛翔する電界を強化する
ため裸電極２１とワーク２２の間に絶縁材で被覆した電
極２３を配置した。これによって、絶縁材で被覆した電
極２３は、該ワーク２２との間に電界を生じ、裸電極２
１とワーク２２の間に生じた電界を相乗的に強化する。
【００１８】この電界強化現象を起こす絶縁材で被覆し
た電極２３を配置したことによって、絶縁材で被覆した
電極２３に該ワーク２２が何等かの事情で接触しても、
絶縁材で被覆した電極２３は絶縁材で被覆されているた
め、アーク放電を起こさない。勿論、剥き出しの裸電極
２１と該ワーク２２の間に絶縁材で被覆した電極２３が
配されているので、該ワーク２２は剥き出しの裸電極２
１に接触する虞は全くない。
た電極２３を配置したことによって、絶縁材で被覆した
電極２３に該ワーク２２が何等かの事情で接触しても、
絶縁材で被覆した電極２３は絶縁材で被覆されているた
め、アーク放電を起こさない。勿論、剥き出しの裸電極
２１と該ワーク２２の間に絶縁材で被覆した電極２３が
配されているので、該ワーク２２は剥き出しの裸電極２
１に接触する虞は全くない。
【００１９】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、裸電極とアース
されたワークの間に発生させる電界を強化し、従って、
パイルのワークに対する引着力を強化するとともに、電
極と該ワークとの接触による事故防止を完全に果たすこ
とができる。
されたワークの間に発生させる電界を強化し、従って、
パイルのワークに対する引着力を強化するとともに、電
極と該ワークとの接触による事故防止を完全に果たすこ
とができる。
【図１】従来のサイド方式の静電植毛装置の略図であ
る。
る。
【図２】従来のサイド方式の静電植毛装置の略図であ
る。
る。
【図３】従来のサイド方式の静電植毛装置の略図であ
る。
る。
【図４】本発明の実施例を示す略図である。
２１ 裸電極 ２２ ワーク ２３ 電極 ２４ パイル
Claims (1)
- 【請求項１】 植毛室内に設ける裸電極のアースされた
ワークを配置する側に、絶縁材で被覆された電極を配設
したことを特徴とする静電植毛装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34555995A JPH09155242A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 静電植毛装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34555995A JPH09155242A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 静電植毛装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155242A true JPH09155242A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18377414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34555995A Pending JPH09155242A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 静電植毛装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09155242A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6537375B1 (en) * | 1998-03-24 | 2003-03-25 | Saar-Gummiwerk Gmbh | Method and device for applying different colored flocks to profiled joints |
| JP2008194673A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-08-28 | Arimitsu Industry Co Ltd | 静電噴霧装置 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP34555995A patent/JPH09155242A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6537375B1 (en) * | 1998-03-24 | 2003-03-25 | Saar-Gummiwerk Gmbh | Method and device for applying different colored flocks to profiled joints |
| JP2008194673A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-08-28 | Arimitsu Industry Co Ltd | 静電噴霧装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4726812A (en) | Method for electrostatically charging up solid or liquid particles suspended in a gas stream by means of ions | |
| US4066041A (en) | Apparatus for electrostatically applying coating material to articles and the like | |
| US3336903A (en) | Electrostatic coating apparatus | |
| US5749529A (en) | Method of producing corona discharge and electrostatic painting system employing corona discharge | |
| JPS5923866B2 (ja) | 静電的塗布装置 | |
| US6276618B1 (en) | Electrostatic powder spray gun | |
| JP2872248B2 (ja) | イオン集束手段を備えたイオン印刷装置 | |
| JPH09155242A (ja) | 静電植毛装置 | |
| EP0697255A2 (en) | Method and apparatus for electrostatic powder coating | |
| US4811689A (en) | Electrostatic powder coating apparatus | |
| JPH0271861A (ja) | 加湿装置 | |
| JPS56155661A (en) | Generation of static electricity and apparatus therefor | |
| JPH09155241A (ja) | 静電植毛装置 | |
| JP2603098Y2 (ja) | 金属製ホッパ | |
| JP3850960B2 (ja) | 静電粉体塗着法 | |
| JP4194279B2 (ja) | 静電粉体塗着法 | |
| JPH08117668A (ja) | 接着剤塗布方法及びその装置 | |
| JPS59230653A (ja) | 印刷機排紙部のパウダ−塗着装置 | |
| JPS6268754A (ja) | パウダ−散布装置 | |
| JPH08323250A (ja) | 粒子の荷電方法及び荷電装置 | |
| CA1088298A (en) | Process and apparatus for the electrostatic deposition of powder to a grounded metallic substrate | |
| JPS55114576A (en) | Electric charge controlling method | |
| JPH04108563A (ja) | 植毛加工法 | |
| JPS57189156A (en) | Corona charger | |
| JPH08323248A (ja) | 静電植毛方法および静電植毛装置 |