JPH09155112A - フィルタープレスの運転管理方法 - Google Patents

フィルタープレスの運転管理方法

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JPH09155112A
JPH09155112A JP7317005A JP31700595A JPH09155112A JP H09155112 A JPH09155112 A JP H09155112A JP 7317005 A JP7317005 A JP 7317005A JP 31700595 A JP31700595 A JP 31700595A JP H09155112 A JPH09155112 A JP H09155112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
pressurized water
diaphragm
diaphragm portion
filter press
Prior art date
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Pending
Application number
JP7317005A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Miyamoto
弘明 宮本
Masahiro Kemizaki
正博 検見崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタープレスにおけるダイヤフラムの破
損を容易かつ早期に検出できるようにする。 【解決手段】 各ダイヤフラム部15に加圧水を供給し
てその圧力を濾室13内のケーキに作用させる際に、各
ダイヤフラム部15に流入する加圧水の流入量を流量計
18により測定して相互に比較し、流入量の大きいダイ
ヤフラム部15は、水漏れが発生していると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥の脱水などに
使用されるフィルタープレスの運転管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィルタープレス(加圧濾過
機)は、複数枚の濾板を接離自在に配列して各濾板間に
濾室を形成し、各濾室において濾過を行うようにしたも
のである。
【0003】図2および図3は、ケーキの脱水率を向上
させるための圧縮工程をも行えるようにしたフィルター
プレスの要部を示し、濾板1,2間に一対の濾布3,4
が配置されて濾室5が形成されており、各濾板1,2
に、濾室5およびその他の濾室(図示せず)を連通する
給泥口6および濾液排出口7が設けられている。また、
一方の濾板2に、加圧水導入口8と、この加圧水導入口
8を通じて導入される加圧水を受けて濾室5の中央側へ
膨らむダイヤフラム9とが設けられている。
【0004】このようなフィルタープレスでは、図2に
示したように、濾板1,2を閉じた状態において、給泥
口6より濾布4,5間に汚泥を圧入して濾過を行ない、
濾液排出口7より濾液を排出している。そして、濾布
4,5間に残留したケーキ10を、加圧水導入口8より
加圧水を導入してダイヤフラム9を濾室5の中央側へ膨
らせることにより圧縮脱水している。そして、圧縮脱水
終了後に、図3に示したように、濾板1,2を互いに離
間させて、ケーキ10を排出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなフィルタープレスでは通常、ゴム製またはプラ
スチック製のダイヤフラムを設けているので、圧縮脱水
操作を繰り返す間にダイヤフラムに破損が生じる。
【0006】そのため、目視によって水漏れの有無を調
べたり、あるいはケーキの脱水状態を確認しているが、
これらの方法では、破損の度合いが小さい初期には発見
できないという問題がある。加圧水の使用量を管理する
ことによっても水漏れの有無を調べているが、この方法
では、破損の有無はすぐに確認できるものの、どのダイ
ヤフラムに破損が生じたのかがわからないという問題が
ある。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、フィ
ルタープレスに設けたダイヤフラムの破損を容易かつ早
期に検出できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のフィルタープレスの運転管理方法は、接離
自在に配列した複数枚の濾板の間にそれぞれ一対の濾布
を配置して濾室を形成し、各濾室を形成する少なくとも
一方の濾板に、濾室外の加圧水供給手段に連通したダイ
ヤフラム部を設けたフィルタープレスにおいて、加圧水
供給手段よりダイヤフラム部に加圧水を供給して、加圧
水の圧力をダイヤフラム部を介し作用させることにより
濾室内のケーキを圧縮脱水するに際し、各ダイヤフラム
部に流入する加圧水の流入量を測定し、測定した流入量
を相互に比較して、いずれかのダイヤフラム部への流入
量が他のダイヤフラム部への流入量より大きいときに、
流入量の大きいダイヤフラム部に水漏れが発生している
と判定することにより、ダイヤフラム部の破損を検出す
るようにしたものである。
【0009】上記したフィルタープレスにおいてケーキ
の脱水が行われる際には、加圧水供給手段より供給され
る加圧水によってダイヤフラム部が徐々に膨らみ、濾室
内のケーキが、このダイヤフラム部により徐々に他方の
濾板の側へ押圧されて圧縮脱水される。
【0010】ケーキの圧縮脱水が十分になされたら、ケ
ーキはそれ以上圧縮されなくなり、ダイヤフラム部は膨
らむことができなくなるので、加圧水供給手段を駆動し
つづけても、水漏れの発生していないダイヤフラム部へ
は加圧水が流入しなくなる。一方、水漏れの発生してい
るダイヤフラム部へは、加圧水が流入し続ける。
【0011】この間に、各ダイヤフラム部への加圧水の
流入量が測定されていて、測定された流入量が相互に比
較される。ここで、流入量とは、総流入量、あるいは圧
縮脱水がほぼ終了した時点での単位時間当たりの流入量
を意味する。
【0012】そして、各ダイヤフラム部への流入量がほ
ぼ等しいときには、水漏れが発生していないと判定さ
れ、いずれかのダイヤフラム部への流入量が他のダイヤ
フラム部への流入量より大きいときには、流入量の大き
いダイヤフラム部に水漏れが発生していると判定され
る。このことより、ダイヤフラム部の破損が検出され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1に、本発明のフィルター
プレスの運転管理方法を実施可能なフィルタープレスの
概略図を示す。
【0014】フィルタープレスは、図2および図3を用
いて説明した従来のフィルタープレスとほぼ同様に構成
されており、複数枚の濾板11を互いに接離自在に配列
するとともに、濾板11,11間に一対の濾布12,1
2を配置して濾室13を形成し、各濾板11に、濾室1
3どうしを連通する給泥口および濾液排出口(図示せ
ず)を設けている。
【0015】また、濾室13を形成する少なくとも一方
の濾板11に、加圧水導入口14と、この加圧水導入口
14を通じて導入される加圧水を受けて濾室12の中央
側へ膨らむダイヤフラム部15とを設け、各加圧水導入
口14に連通する加圧水供給管16,17を濾室12の
外部に設けている。
【0016】そして、各加圧水供給管16に流量計18
を設け、各流量計18に、現場操作盤または中央制御室
に至る信号ライン19を設けている。以下、上記したフ
ィルタープレスの運転管理方法を説明する。
【0017】前述したのと同様にして、濾板11,11
を閉じた状態で、給泥口より濾布12,12間に汚泥な
どの処理対象物を圧入して濾過を行い、下方に流出する
濾液を濾液排出口より排出する。
【0018】その後、加圧水供給管16より加圧水導入
口14を通じてダイヤフラム部15に加圧水を供給し、
ダイヤフラム部15を濾室の中央側へ膨らませて、濾布
12,12間に残留したケーキを他方の濾板11の側へ
押圧して圧縮脱水する。
【0019】このとき、流量計18および信号ライン1
9を作動状態としておき、加圧水供給管16の内部を通
過する加圧水の流量を測定して、その流量データを現場
操作盤または中央制御室においてモニターする。
【0020】そして、各ダイヤフラム部15への加圧水
の総流入量を相互に比較し、各ダイヤフラム部15への
流入量がほぼ等しいときには、水漏れが発生していない
と判定し、いずれかのダイヤフラム部15への流入量が
他のダイヤフラム部15への流入量より大きいときに
は、流入量の大きいダイヤフラム部15に水漏れが発生
していると判定する。
【0021】あるいは、ケーキの圧縮脱水がほぼ終了し
た時点で、各ダイヤフラム部15への加圧水の単位時間
当たりの流入量を相互に比較し、各ダイヤフラム部15
への加圧水の流入が全て停止したとき、すなわち流入量
が全てほぼ0になったときには、水漏れが発生していな
いと判定し、いずれかのダイヤフラム部15への流入量
がそれより大きいときには、流入量の大きいダイヤフラ
ム部15に水漏れが発生していると判定する。
【0022】このようにしてダイヤフラム部15の破損
が検出されたときには、検出されたダイヤフラム部15
への加圧水の供給を停止するなど、速やかに処置を行
う。なお、流量計18として接点付流量計を用いれば、
加圧水供給管16の内部を通過する加圧水の流量が予め
設定した流量より大きいときに信号を発せしめることが
でき、ダイヤフラム部15が破損している旨の表示を出
すなど、遠方での確認が可能になる。接点付流量計18
に接続して制御手段を設ければ、流量計18からの信号
を受けて加圧水供給ポンプを停止するなど、フィルター
プレスに付随する種々の装置の運転を制御できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各ダイヤ
フラム部に加圧水を供給してその圧力を濾室内のケーキ
に作用させる際に、各ダイヤフラム部に流入する加圧水
の流入量を測定することによって、従来の目視等の方法
では発見できなかったようなダイヤフラム部の初期破損
を検出でき、破損が生じたダイヤフラム部の特定も行え
る。
【0024】また、加圧水の流入量の測定に接点付流量
計を用いるようにすれば、遠方での確認が可能になると
ともに、加圧水供給ポンプを停止するなど、フィルター
プレスに付随する種々の装置の運転制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルタープレスの運転管理方法を実
施可能なフィルタープレスの概略図である。
【図2】従来のフィルタープレスを濾板を閉じた状態で
示した断面図である。
【図3】図2に示したフィルタープレスを濾板を開いた
状態で示した断面図である。
【符号の説明】
11 濾板 12 濾布 13 濾室 15 ダイヤフラム部 16 加圧水供給管 18 流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離自在に配列した複数枚の濾板の間に
    それぞれ一対の濾布を配置して濾室を形成し、各濾室を
    形成する少なくとも一方の濾板に、濾室外の加圧水供給
    手段に連通したダイヤフラム部を設けたフィルタープレ
    スにおいて、加圧水供給手段よりダイヤフラム部に加圧
    水を供給して、加圧水の圧力をダイヤフラム部を介し作
    用させることにより濾室内のケーキを圧縮脱水するに際
    し、各ダイヤフラム部に流入する加圧水の流入量を測定
    し、測定した流入量を相互に比較して、いずれかのダイ
    ヤフラム部への流入量が他のダイヤフラム部への流入量
    より大きいときに、流入量の大きいダイヤフラム部に水
    漏れが発生していると判定することにより、ダイヤフラ
    ム部の破損を検出することを特徴とするフィルタープレ
    スの運転管理方法。
JP7317005A 1995-12-06 1995-12-06 フィルタープレスの運転管理方法 Pending JPH09155112A (ja)

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