JPH09154462A - 集魚用まき餌入れ容器 - Google Patents

集魚用まき餌入れ容器

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Publication number
JPH09154462A
JPH09154462A JP33607695A JP33607695A JPH09154462A JP H09154462 A JPH09154462 A JP H09154462A JP 33607695 A JP33607695 A JP 33607695A JP 33607695 A JP33607695 A JP 33607695A JP H09154462 A JPH09154462 A JP H09154462A
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JP
Japan
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split
peripheral wall
cylinder
bait
split cylinder
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Application number
JP33607695A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Abe
裕充 阿部
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SUNNY SHOJI KK
Original Assignee
SUNNY SHOJI KK
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Publication date
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Publication of JPH09154462A publication Critical patent/JPH09154462A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まき餌を容易に充填することができる集魚用
まき餌入れ容器の提供。 【解決手段】 頂壁(5)を有する第1分割筒(3)と
底壁(6)を有する第2分割筒(4)を枢軸(34)で結合
し、第2分割筒を第1分割筒から開いてまき餌をすく
い、第2分割筒を第1分割筒に対して閉じるものであっ
て、第2分割筒(4)が相対的に大径な周壁部(10)と,
小径な周壁部(15)と,これらの周壁部(10)と周壁部(15)
を一体に結合する段状の壁部(16)で形成され、第1分割
筒(3)は第2分割筒(4)の大径な周壁部(10)に枢軸
(34)で枢着され、小径な周壁部(15)にまき餌放出用の窓
(17)が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集魚用まき餌入れ容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来集魚用まき餌入れ容器として、外筒
とその中に組み込まれた内筒を具備し、両筒の相対的な
上下動にてまき餌が放出されるものがあり、内筒の中に
まき餌を充填する方法として、内筒を外筒から抜き出し
てその内筒でまき餌をすくい、この内筒を外筒内に挿入
するものが知られている。このまき餌入れ容器は、外筒
と内筒の相対的な抜き出しと挿入の操作が面倒であり、
ひいては容器内へのまき餌の充填が面倒である。そこ
で、本願出願人は、2片1組の相補的な分割筒をその下
端にて枢着し、一方の分割筒を他方の分割筒から開いて
まき餌をすくい、これらの分割筒を互いに閉じて結合す
るように構成されて、まき餌を容器内に充填することが
簡単にできるまき餌入れ容器を出願し、その内容は既に
公開されている(特開平7−255343号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公開されたまき餌
入れ容器では、相対的に開いた一方の分割筒の分割面の
開口面が小さいので、この分割筒でまき餌をすくう場合
に、分割筒内の奥まで充分に充填することができず、手
で押し込まなければならず、不便であった。
【0004】本発明は上記に鑑み、まき餌と容器内に充
分に充填することが簡単にでき、しかも、ぬるぬるした
まき餌やその汁が容器の握り部に流れず、容器をしっか
り握ることができるものを提供するものである。本発明
はまた、まき餌入れ容器の組立分解が容易であり、開閉
操作が円滑になされ、開状態の保持が確実になされるも
のを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、2片1組で相補的な第1分割筒と第2分割
筒をその下方にて横方向の枢着手段で開閉可能に結合し
て筒状のまき餌の収容室を形成し、上記第2分割筒でそ
の開放状態にてまき餌をすくい、この第2分割筒を閉じ
て相手の第1分割筒との間にまき餌を充填するように構
成されたものにおいて、上記第2分割筒は、その枢着部
分と分割面の開口面の先端との間の相対的に大径な周壁
部と,枢着部分と底壁との間の相対的に小径な周壁部
と,これらの大径な周壁部と小径な周壁部とを一体に連
結する段状の壁部を有し、上記小径な周壁部は手で握る
ことができる程度の大きさに形成されている。また、ま
た両分割筒を枢着する手段として、T字形の枢軸とこれ
らの枢軸が通過するほゞ長方形の軸受孔を用い、これら
の枢軸と軸受孔は、両分割筒が閉じた状態にて、結合ま
たは分解が可能であり、開いた状態にては互いにくいち
がって分解できない。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明の第1実施
例を示している。この実施例において、まき餌入れ容器
は、主として縦方向の分割面(1),(2)を有する2
片1組で相補的な第1分割筒(3)と第2分割筒(4)
をその下方にて枢着手段で開閉可能に結合して筒状のま
き餌収容室を形成する。一方の第1分割筒(3)はその
上端に両分割筒の頂部を閉じる頂壁(5)(図4)を有
し、他方の第2分割筒(4)はその下端に両分割筒の底
を閉じる底壁(6)を有し、両筒をロック手段で結合す
るように構成されている。この容器内にまき餌を充填す
る方法は、第2分割筒(4)を第1分割筒(3)から開
いてこれでまき餌をすくい、この第2分割筒(4)を第
1分割筒(3)に対して閉じて互いに結合する。
【0007】分割筒(3)は、その分割面(1)がほゞ
垂直な縦方向に延び、分割された弧状の部分周壁部
(7)が後述の内外両筒の結合のために180度を越え
ている(図7)。この部分周壁部(7)は、その下部に
ほゞ角形の切込み(8)が分割面(1)と反対側の位置
に形成されて後述のように両分割筒(3),(4)の開
きを助ける。これらの分割面(1)と切込み(8)で挟
まれた一対の部分(9)は細長の回転腕として使用さ
れ、この各回転腕(9)が枢着手段で分割筒(4)の大
径な周壁部(10)の下部に枢着されている。分割筒(3)
の上部には円形の周壁部(11)を介して円錐形の頂壁
(5)(図4)が一体に連設されている。この頂壁
(5)はその頂点に道糸(図示略)の連結に使用される
結合部材(12)が結合されている。
【0008】分割筒(4)は、その枢着部分(13)と分割
面(2)の先端(14)との間の相対的に大径な周壁部(1
0)と,枢着部分(13)と底壁(6)との間の相対的に小径
な周壁部(15)と,これらの大径な周壁部(10)と小径な周
壁部(15)とを一体に連結する段状の壁部(16)を有し、上
記小径な周壁部(15)は手で握ることができる程度の大き
さに形成され、この周壁部(15)にまき餌放出用の窓(17)
を設けている。分割筒(4)の分割面(2)は、その大
径な周壁部(10)の上端(14)から中間まで斜めの縦方向に
延びてまき餌をすくいやすい形状に形成されて部分周壁
部(18)を形成し、周壁部(10)の中間から下端までは円形
の周壁部(19)が形成されている。分割筒(4)の周壁部
(10)は、分割筒(3)の回転腕(9)が前記のように枢
着手段で枢着され、周壁部(15)はその下端に円錐形状の
底壁(6)が一体に連設され、この底壁(6)で周壁部
(10),(15)の全開口面(20)(図4)を窓(17)を除いて閉
じる。従って、分割筒(3)の開口面も底壁(6)で間
接的に閉じられる。
【0009】分割筒(3)の頂壁(5)は比較的大きな
水の通孔(21)が形成され、分割筒(4)の部分周壁部(1
8)と円形周壁部(19)と底壁(6)は比較的小さな水の通
孔(22),(23)が形成されていて、まき餌が窓(17)から放
出されるのを助ける。底壁(6)はまたその最も深い底
部におもりや仕掛等の連結用の結合部材(24)が一体に形
成されている。尚分割筒(3)の部分周壁部(7)は水
の通孔が形成されていないので、分割筒(3)全体を成
型する型の製作が容易であるが、この成型型の製作の点
はさておいて、窓(17)からのまき餌放出の機能を重視す
れば水の通孔(図示せず)を部分周壁部(7)に形成し
てもよい。
【0010】分割筒(4)は、その小径の周壁部(15)の
円形周壁部分(25)(図4)と,この周壁部分(25)に連ら
なる窓(17)の上端から下端までに対応する部分周壁部(2
6)(図4)におねじ(27)が形成されている。このおねじ
(27)の部分に調節リング(28)がそのめねじ(29)(図4)
で螺合されている。調節リング(28)は図においては、窓
(17)が完全に開いた位置をとっている。その位置にて、
調節リング(28)を矢印方向(図2)に回転させると、こ
のリング(28)は下方に螺進して窓(17)を部分的から全面
的に閉じるまで、その開口面積を変化させる。この変化
にて、窓(17)からのまき餌の散布量をまき餌の種類に応
じて最適に調節することができる。
【0011】分割筒(3)は、その頂壁(5)(図4)
に、この頂壁と同形の円錐状の調節キャップ(29)が回転
可能にかぶせられ、このキャップ(29)は頂壁(5)にね
じ(30)と道糸用の連結部材(12)で結合されている(図
4)。これらのねじ(30)と連結部材(12)との締付力で調
節キャップ(29)を所定の調節位置に保持している。従っ
て、この調節キャップ(29)は水の抵抗力や一寸とさわっ
たぐらいの力では回転しない。調節キャップ(29)は、頂
壁(5)に穿設された角形の水の通孔(21)と同一の通孔
(31)が同一間隙で同数(4個)設けられている。調節キ
ャップ(29)が回転すると、この調節キャップの通孔(31)
が頂壁(5)の通孔(21)と完全に一致する状態から互い
に部分的に一致する状態を経て、完全に一致しない状態
まで変化する。この変化により、通孔(31)と(21)の共通
の開口面積が調節される。その結果、分割筒(4)の窓
(17)からのまき餌の散布状態を、まき餌の種類にて最適
に設定することができる。
【0012】分割筒(3),(4)が互いに嵌合してい
ると、分割筒(3)の部分周壁部(7)と回転腕(9)
の弧状面が分割筒(4)の部分周壁部(18)と円形周壁部
(19)の弧状面に180度を越えた状態で嵌合し、さらに
回転腕(9)の弧状面が分割筒( )の弧状面に両分割
筒(3),(4)の枢着部(13)を含む上下方向の中心線
に対してその両側にまたがって嵌合する関係にあるの
で、これらの嵌合自体が分割筒(3),(4)を互いに結
合するロック手段として働く(図6,図7)。
【0013】分割筒(3)と分割筒(4)を互いに枢着
する枢着手段は、分割筒(4)の大径周壁部(10)の円形
周壁部(19)の下部から横方向に起立する軸部(32)と,該
軸部の先端からその直径線上の両方向(両分割筒3,4
で囲まれた空間の中心線の延びる方向)に延びる頭部(3
3)でT字形に形成された枢軸(34)と、分割筒(3)の回
転腕(9)に穿たれて軸部(32)と回転可能に嵌合する軸
孔部(35)と,該軸孔部からその直径線上の両方向(両分
割筒3,4で囲まれた空間の中心線の延びる方向)に延
びて頭部(33)の通過を許容する孔部(36)で形成された軸
受孔(37)で構成されている(図8)。分割筒(3)と分
割筒(4)が閉じられた状態にて、孔部(36)は頭部(33)
と一致して軸受孔(37)を枢軸(34)に嵌合させたり、枢軸
(34)から外したりすることができる(図2,図8)。分
割筒(3)が分割筒(4)に対して開くと、孔部(36)は
頭部(33)とくいちがって軸受孔(37)が枢軸(34)から外
れるのを阻止する(図5,図8)。しかも、一対の回転
腕(9)は、その細幅のために、互いに遠ざかる方向に
弾力に抗して開きやすい。従って、軸受孔(37)を枢軸(3
4)に嵌めたり、枢軸(34)から外したりすることが容易で
ある。また後述のように両分割筒(3),(4)の開閉
を容易にする。
【0014】分割筒(3)の回転腕(9)は、補強用の
筒状壁(38)(図8)が軸受孔(37)を囲む位置に起立さ
れ、この筒状壁(38)にて回転腕(9)が互いに相反する
方向に拡縮する際に、軸受孔(37)に達するひびが回転腕
(9)にはいるのを阻止する。
【0015】分割筒(3),(4)を互いに開くと、分
割筒(3)の回転腕(9)の軸孔部(35)が分割筒(4)
の軸部(32)を回転しながらその軸部(32)上を外方向に摺
動し、分割筒(3)の分割面(1),(1)間が分割筒
(4)の部分周壁部(18)と周壁部(19)で拡開されて両分
割筒(3),(4)の部分周壁部(7),(18)と周壁部
(19)と回転腕(9)自身のロック手段のロックが自動的
に解除され、分割筒(4)を分割筒(3)に対してほゞ
90度開くことができる(図5)。この際分割筒(3)
の切込み(8)がこの分割筒の開き角度を大きくするた
めに貢献している。
【0016】開いた分割筒(4)でまき餌をシャベルの
ようにすくって、分割筒(3)に対して枢軸(34)を回転
中心として閉じると、まき餌が分割筒(3),(4)の
収容室内に充填される。この閉じる際、分割筒(3)の
分割面(1),(1)間が拡開して分割筒(4)に嵌合
して収縮し、両分割筒(3),(4)を自動的に両分割
筒の部分周壁部(7),(18)と回転腕(9)と周壁部(1
9)のロック手段で結合する。
【0017】まき餌が充填された容器が海中を所定の水
深まで沈下する間は、まき餌は分割筒(4)の窓(17)か
ら放出されない。容器が所定の水深に達したときに竿を
上下させて道糸を介して容器を上下に振ると、まき餌が
分割筒(4)の窓(17)から海中に間欠的に散布される。
【0018】図9は第2実施例を示し、分割筒(4)の
円錐形の底壁(6)は分割筒(4)の小径な周壁部(15)
と別体に形成され、この底壁(6)はこの底壁と一体の
周壁部(39)が小径な周壁部(15)の外周におねじとめねじ
で螺合して結合され、上記周壁部(15)は前記調節リング
(28)が分割筒(4)の小径な周壁部(15)から抜けるのを
阻止するストッパ−として使用される。
【0019】図10は第3実施例を示し、調節キャップ
(29)が省略されて、頂壁(5)のみが分割筒(3)に設
けられていて、この頂壁(5)に水の通孔(21)が形成さ
れると共に道糸連結用の結合部材(12)が一体に形成され
ている。
【0020】図11は第4実施例を示し、分割筒(4)
はその底壁(6)が平らに形成され、この底壁(6)に
周壁(40)を有する板状のキャップ(41)を重ね、このキャ
ップにさらに錘(42)を重ねて、これらの底壁(6)とキ
ャップ(41)と錘(42)をねじ(43)で互いに結合し、上記キ
ャップの周壁(40)は前記調節リング(28)が分割筒(4)
の小径な周壁部(15)から抜けるのを阻止するストッパ−
として使用される。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように、縦方向の分割面
(1),(2)を有する2片1組で相補的な第1分割筒
(3)と第2分割筒(4)をその下方にて横方向の枢着
手段で開閉可能に結合して筒状のまき餌の収容室を形成
し、一方の第1分割筒(3)はその上端に両分割筒の頂
部を閉じる頂壁(5)を有し、他方の第2分割筒(4)
はその下端に両分割筒の底部を閉じる底壁(6)を有
し、これらの分割筒間にはそれらを互いに分離可能に結
合するロック手段が設けられ、上記第2分割筒(4)で
その開放状態にてまき餌をすくい、この第2分割筒
(4)を閉じて相手の第1分割筒(3)との間にまき餌
を充填するように構成されたものにおいて、上記第2分
割筒(4)は、その枢着部分(13)と分割面(2)の先端
(14)との間の相対的に大径な周壁部(10)と, 枢着部分(1
4)と底壁(6)との間の相対的に小径な周壁部(15)と,
これらの大径な周壁部(10)と小径な周壁部(15)とを一体
に連結する段状の壁部(16)を有し、上記小径な周壁部(1
5)は手で握ることができる程度の大きさに形成され、こ
の周壁部(15)にまき餌放出用の窓(17)を設けいるので、
まき餌を容器内に充分に充填することが簡単にでき、し
かもまき餌をすくう際にそのぬるぬるしたまき餌やその
まき餌の汁の流れが大径な周壁部(10)と小径な周壁部(1
5)との間の段部で切られて、小径な周壁部(15)に流れ
ず、そのために周壁部(15)を握る手がすべらずしっかり
握ることができ、また小径な周壁部(15)はその大きさに
て握りやすく便利であり、またまき餌は窓(17)から好適
に散布される。本発明はまた、第1分割筒(3)と第2
分割筒(4)との枢着手段は、第2分割筒(4)から横
方向に起立する軸部(32)と,該軸部の先端からその直径
線上の両方向に延びる頭部(33)でT字形に形成された枢
軸(34)と、第1分割筒(3)に穿たれて軸部(32)と回転
可能に嵌合する軸孔部(35)と,該軸孔部(35)からその直
径線上の両方向に延びて頭部(33)の通過を許容する孔部
(36)で形成された軸受孔(37)を具備し、第1分割筒
(3)と第2分割筒(4)が閉じられた状態にて、孔部
(36)は頭部(33)と一致して軸受孔(37)を枢軸(34)に嵌合
させたり、枢軸(34)から外したりすることができ、第1
分割筒(3)が第2分割筒(4)に対して開くと、孔部
(36)は頭部(33)とくいちがって軸受孔(37)が枢軸(34)
から外れるのを阻止するように構成されているので、第
1分割筒(3)と第2分割筒(4)の組立分解が容易で
あり、開閉操作が円滑になされ、開状態の保持が確実に
なされる。本発明はまた、枢着手段の軸受孔(37)が、第
1分割筒(3)の部分周壁部(7)の下端の分割面
(1)と切込み(8)で挟まれた回転腕(9)に穿設さ
れているので、回転腕(9)の拡縮が容易であり、その
ために軸受孔(37)と枢軸(34)の結合と分解が一層容易で
ある。本発明はまた補強用の筒状壁(38)が回転腕(9)
に軸受孔(37)を囲む位置に起立されているので、軸受孔
(37)が破損しない。本発明はまた、第2分割筒(4)の
窓(17)の開口面積が調節リング(28)で調節されるので、
種々のまき餌によってその散布を最適にすることができ
る。本発明はまた、第1分割筒(3)の頂壁(5)の上
面に調節キャップ(29)が回転可能にかぶせられ、頂壁
(5)と調節キャップ(29)に水通過用の孔(21,31)が形
成され、調節キャップの回転にて孔(21,31)間の共通の
開口面積が調節されるので、まき餌の散布がより一層好
適になされる。本発明はまた、両分割筒(3),(4)
のロック手段として、少なくとも第1分割筒(3)の部
分周壁部(7)が180度を越え、この部分周壁部
(7)が相手方の第2分割筒(4)の大径な周壁部(10)
に抱持状に嵌合して両分割筒(3),(4)を結合する
ので、両分割筒はロック操作とその解除操作がきわめて
容易である。本発明はまた、第2分割筒(4)の底壁
(6)が第2分割筒(4)の小径な周壁部(15)と別体に
形成され、この底壁(6)は小径な周壁部(15)に、底壁
(6)と一体の周壁部(39)が小径な周壁部(15)の外周に
めねじとおねじで螺合して結合され、上記周壁部(39)は
前記調節リング(28)が第2分割筒(4)の小径な周壁部
(15)から抜けるのを阻止するストッパ−として使用され
るように構成されているので、調節リング(28)を周壁部
(15)に螺合することと、ストッパ−の構成が簡単であ
る。本発明はまた、第2分割筒(4)はその平らな底壁
(6)に、周壁(40)を有する板状のキャップ(41)を重
ね、このキャップにさらに錘(42)を重ねて、これらの底
壁(6)とキャップ(41)と錘(42)をねじ(43)で互いに結
合し、上記キャップの周壁(40)は前記調節リング(28)が
第2分割筒(4)の小径な周壁部(15)から抜けるのを阻
止するストッパ−として使用されるように構成されてい
るので、これも前記と同様に、調節リング(28)を周壁部
(15)に螺合することと、ストッパ−の構成が簡単であ
り、かつ錘(42)を含むストッパ−の組立が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のまき餌入れ容器の第1実施例の正面図
である。
【図2】図1のまき餌入れ容器の右側面図である。
【図3】図1のまき餌入れ容器の背面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のまき餌入れ容器の開放状態を示す一部縦
断右側面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】図2のC−C線断面図である。
【図8】図1のまき餌入れ容器の枢着手段の斜視図であ
る。
【図9】本発明のまき餌入れ容器の第2実施例で、図4
に類似の一部省略縦断面図である。
【図10】本発明のまき餌入れ容器の第3実施例で、図4
に類似の一部省略縦断面図である。
【図11】本発明のまき餌入れ容器の第4実施例を示し、
図4に類似の一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
1 分割面 2 分割面 3 第1分割筒 4
第2分割筒 5 頂壁 6 底壁 9 回転腕 10 大径な周壁部 1
3 枢着部分 15小径な周壁部 16 段状壁部
17 窓 28 調節リング 29調節キャッ
プ 32 軸部 33 頭部 34 枢軸 3
5 軸孔部 36 孔部 37 軸受孔 38 補強用筒状壁
41 キャップ 42錘 43 ねじ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の分割面(1),(2)を有する
    2片1組で相補的な第1分割筒(3)と第2分割筒
    (4)をその下方にて横方向の枢着手段で開閉可能に結
    合して筒状のまき餌の収容室を形成し、一方の第1分割
    筒(3)はその上端に両分割筒の頂部を閉じる頂壁
    (5)を有し、他方の第2分割筒(4)はその下端に両
    分割筒の底部を閉じる底壁(6)を有し、これらの分割
    筒間にはそれらを互いに分離可能に結合するロック手段
    が設けられ、上記第2分割筒(4)でその開放状態にて
    まき餌をすくい、この第2分割筒(4)を閉じて相手の
    第1分割筒(3)との間にまき餌を充填するように構成
    されたものにおいて、上記第2分割筒(4)は、その枢
    着部分(13)と分割面(2)の先端(14)との間の相対的に
    大径な周壁部(10)と,枢着部分(13)と底壁(6)との間
    の相対的に小径な周壁部(15)と,これらの大径な周壁部
    (10)と小径な周壁部(15)とを一体に連結する段状の壁部
    (16)を有し、上記小径な周壁部(15)は手で握ることがで
    きる程度の大きさに形成され、この周壁部(15)にまき餌
    放出用の窓(17)を設けたことを特徴とする集魚用まき餌
    入れ容器。
  2. 【請求項2】 前記第2分割筒(4)はその小径な周壁
    部(15)の外周に調節リング(28)が螺合され、この調節リ
    ング(28)がその回転に伴う螺進にて小径な周壁部(15)の
    まき餌放出用の窓(17)の開口面積を調節する請求項1記
    載の集魚用まき餌入れ容器。
  3. 【請求項3】 前記第1分割筒(3)は、その頂壁
    (5)に水通過用の孔(21)が設けられ、さらにこの頂壁
    (5)に水通過用の孔(31)用の孔を有する調節キャップ
    (29)が回転可能にかぶせられ、この調節キャップ(29)の
    回転にて、上記頂壁(5)の孔(21)と調節キャップ(29)
    の孔(31)の重合する開口面積を調節する請求項1または
    2に記載の集魚用まき餌入れ容器。
  4. 【請求項4】 前記第1分割筒(3)と第2分割筒
    (4)を互いに結合するロック手段として、少なくとも
    第1分割筒(3)の弧状壁面が180度を越え、この弧
    状壁面にて相手側の第2分割筒(4)大径な周壁部(10)
    を抱持状に嵌合して結合するように構成された請求項1
    から3までのいずれかに記載の集魚用まき餌入れ容器。
  5. 【請求項5】 前記第1分割筒(3)と第2分割筒
    (4)との枢着手段は、第2分割筒(4)から横方向に
    起立する軸部(32)と該軸部の先端からその直径線上の両
    方向に延びる頭部(33)でT字形に形成された枢軸(34)
    と,第1分割筒(3)に穿たれて軸部(32)と回転可能に
    嵌合する軸孔部(35)と,該軸孔部からその直径線上の両
    方向に延びて頭部(33)の通過を許容する孔部(36)で形成
    された軸受孔(37)を具備し、第1分割筒(3)と第2分
    割筒(4)が閉じられた状態にて、孔部(36)は頭部(33)
    と一致して軸受孔(37)を枢軸(34)に嵌合させたり、枢軸
    (34)から外したりすることができ、第1分割筒(3)が
    第2分割筒(4)に対して開くと、孔部(36)は頭部(33)
    とくいちがって、軸受孔(37)が枢軸(34)から外れるのを
    阻止するように構成された請求項1から4までのいずれ
    かに記載の集魚用まき餌入れ容器。
  6. 【請求項6】 前記第1分割筒(3)は、その部分周壁
    部(7)の下部にその分割面(1)と該分割面と反対側
    の切込み(8)で挟まれた細長の回転腕(9)が形成さ
    れ、この回転腕に前記軸受孔(37)が穿設されると共に補
    強用の筒状壁(38)が軸受孔(37)を囲む位置に起立され、
    第2分割筒(4)は、その大径な周壁部(10)の下部に前
    記枢軸(34)が起立される請求項5記載の集魚用まき餌入
    れ容器。
  7. 【請求項7】 前記第2分割筒(4)の底壁(6)は第
    2分割筒(4)の小径な周壁部(15)と別体に形成され、
    この底壁(6)は小径な周壁部(15)に、この底壁(6)
    と一体の周壁部(39)が小径な周壁部(15)の外周に螺合し
    て結合され、上記底壁(6)の周壁部(39)は前記調節リ
    ング(28)が第2分割筒(4)の小径な周壁部(15)から抜
    けるのを阻止するストッパ−として使用される請求項1
    から6までのいずれかに記載の集魚用まき餌入れ容器。
  8. 【請求項8】 第2分割筒(4)はその底壁(6)が平
    らに形成され、この底壁に錘(42)がとりつけられた請求
    項1から6までのいずれかに記載の集魚用まき餌入れ容
    器。
  9. 【請求項9】 前記第2分割筒(4)は、その平らな底
    壁(6)に周壁(40)を有する板状のキャップ(41)を重
    ね、このキャップにさらに錘(42)を重ねて、これらの底
    壁(6)とキャップ(41)と錘(42)をねじ(43)で互いに結
    合し、上記キャップの周壁(40)は前記調節リング(28)が
    第2分割筒(4)の小径な周壁部(15)から抜けるのを阻
    止するストッパ−として使用される請求項8記載の集魚
    用まき餌入れ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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