JPH09154403A - 芝生カーペット、その製造方法、及び、その使用方法 - Google Patents

芝生カーペット、その製造方法、及び、その使用方法

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JPH09154403A
JPH09154403A JP7349961A JP34996195A JPH09154403A JP H09154403 A JPH09154403 A JP H09154403A JP 7349961 A JP7349961 A JP 7349961A JP 34996195 A JP34996195 A JP 34996195A JP H09154403 A JPH09154403 A JP H09154403A
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turf
stalk
carpet
medium
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JP7349961A
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English (en)
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Kimiyoshi Hamano
公義 浜野
Mitsuharu Dobashi
光治 土橋
Yoshihiro Fukase
佳洋 深瀬
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MINITSUTO GLASS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】芝生カーペット自体の引張強度を更に高めると
ともに、製造期間を短縮し、移植の際の根付きを良く
し、冬季等にも緑を保つ芝生の造成に役立つ芝生カーペ
ットを提供する。 【解決手段】排水孔のある合成樹脂フィルムを敷き、そ
の上に松科樹皮薄片や砂等の培地と芝の匍匐茎の裁断片
の混合物を15〜40mmの厚さに敷設し、通常の方法
で芝を育成するとともに、徒長した上茎部を刈り込み、
目砂を補給して、匍匐茎の成長を促進し交絡させること
によって、引張強度の高い芝生カーペットを製造する。
更に、細かい換気孔を有するフィルムで覆うことにより
製造期間を短縮し、芝生カーペットの匍匐茎の芝とは異
なる季節に繁茂する芝の種子を播き発芽させることによ
り四季を通じて緑を維持することができようにし、移植
地の表面を芝生カーペットの培地と類似のものとするこ
とより根付きを良くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、ゴルフ場、
サッカーグラウンド、公園、堤防等の土地に新しく芝生
を造成する際、又は、既に植えつけられている芝生を、
全面的に張り替えたり部分的に補修したりする際に使用
される移植用の芝生に関するものである。本発明に係わ
る芝生カーペットは、特に引張強度が高く、それを上手
に使用すれば、その根付がよくなり、また、移植後は四
季を通じて繁茂させることができ、更に、一時的に、屋
上、展示会場、イベント会場等に設置し回収し再利用す
ることもできるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、新しい造成地や芝生の補修地に芝
生を移植する際には、芝生の栽培地から育成された芝生
を短冊型に剥ぎとり、それを運搬して移植していた。し
かしながら、このような方法で芝生を移植するには、芝
生の剥ぎとり、運搬、植付け等に多くの人手を必要と
し、また、移植用の芝生にはかなり重量があり、かなり
の労力を必要とした。このような問題を解決する一つの
方法として移植用芝生の長尺化が試みられた。例えば、
特公昭50−21373号公報には、フィルム上に可撓
性の網目構造体を敷き、その上で芝生を育成して、芝の
根を網目構造体に絡ませることによって長尺化された芝
担持積層物が開示されている。また、特開昭51−11
9108号公報には、底部に不透水性のシートを配し、
その上に網状マットを配した芝生マットが開示されてい
る。しかしながら、このような方法で移植された芝生の
根の間には、網目構造体や網状マット等の異物が残り、
それが鳥等につつかれて地上に露出したり、それが人の
足にひっかかったり、更に、そこから芋づるのように芝
生の剥離が広がったりする等の問題があった。
【0003】このような移植された芝生に異物が残ると
いう問題を解決するための方法としては、例えば、特開
昭50−142314号公報にとして開示された稲マッ
トように、稲のように草丈の高いものであれば、網目構
造体の代わりに、白クローバのような草丈の低い植物の
根を利用することも考えられる。しかしながら、このよ
うな方法は、草丈の低い芝生の場合には応用することが
できない。一方、特開昭53−75035号には、網目
構造体の代わりに、最終的に腐食されるものであって、
不定型、偏平で摩擦係数の大きい松科等の樹皮の破砕薄
片を使用して堆肥の層を作り、それに芝生を育成して、
樹皮堆肥層と芝生の根自体を支持組織とする芝生カーペ
ットが開示されている。しかしながら、この芝生カーペ
ットは、網目構造体等の異物がないというだけであっ
て、そのカーペットとしての引張強度は、極めて不充分
なものであった。
【0004】このような芝生カーペットの引張強度の不
足という問題を解決するため、本出願人は、特開平4−
148618号公報において、前述の芝生カーペットを
改良して、下葉の交錯した芝生からなる上層、最大長3
〜8mm、厚さ0.2〜2mmの大きさのものが30重
量%以上を占める松科等の不定形樹皮薄片を主体とする
培地と上層の芝生の根本部とそれから伸長した根からな
る中層、及び、中層の芝生の根本部から中層を貫通して
伸長した根が織物状に絡み合って形成された下層からな
り、5mの高さに吊り下げても千切れることがないほど
引張強度の高い芝生カーペットに係わる発明を開示し
た。
【0005】前述の特開平4−148618号公報に開
示された芝生カーペットは、非常に優れたものである
が、ゴルフ場等に多くみられる砂の含有量の非常に多い
土地等に移植した場合、根づき難いという問題があっ
た。そこで、本発明者は、このような問題を解決するた
め、下葉の交絡した芝生からなる上層、主として砂30
〜70容量%、ピートモス20〜60容量%、及び、ゼ
オライト5〜20容量%からなる培地と上層の芝生の根
本部とそれから伸長した根からなる厚さ15〜40mm
の中層、並びに、中層の芝生の根本部から中層を貫通し
て伸長した根が織物状に絡み合って形成された下層から
なる芝生カーペット、及び、その製造方法に係わる発明
を完成し、特願平6−332760号として、特許出願
した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特願平6−33276
0号として特許出願された発明に係わる芝生カーペット
は、特開平4−148618号公報に開示された芝生カ
ーペットの根づき難いという問題を解決するものではあ
るが、偏平不定型で吸湿性で摩擦係数の高い樹皮薄片の
代わりに、粒状で不吸湿性でさらさらした砂を使用して
いるので、芝生カーペットの形保持性が低下し、それに
ともなって引張強度が低下することは避けることができ
なかった。また、充分な引張強度を得ようとすると、中
層から下層に突き出た根がフィルム上を匍匐し充分に交
絡して必要な引張強度に達するまでに長期間を要した。
このような観点から、本発明が解決しようとする課題
は、芝生カーペットの引張強度を更に高めるとともに、
かつ、芝生カーペットの製造期間を短縮するともに、芝
生カーペットの根付きをよくし、かつ、冬季等のオフシ
ーズンにおいても緑を保つ芝生の造成に役立つ芝生カー
ペットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前述の課題
を解決するため、種々の研究の結果、芝の匍匐茎の裁断
片を種子と同じように取り扱う方法等の種々の新しい知
見を見いだし、本発明を完成した。それらは、下層が、
主として、松科樹皮薄片等からなる培地と、交絡した匍
匐茎からなり、中層が、主として、松科樹皮粉末及び目
砂のいずれか一方又はその両方と、交絡した匍匐茎から
なり、上層が、主として前記匍匐茎から生育した芝生か
らなることを特徴とする芝生カーペット(以下「第1発
明」という)、下層が、主として、松科樹皮薄片等から
なる培地と、交絡した匍匐茎からなり、中層が、主とし
て、松科樹皮粉末及び目砂のいずれか一方又はその両方
と、交絡した匍匐茎からなり、上層が、主として、前記
匍匐茎から生育した芝と、この芝とは異なる季節に繁殖
する種類であって種子から発芽した芝からなることを特
徴とする芝生カーペット(以下「第2発明」という)、
下層が、主として、砂、ピートモス、ゼオライト等から
なる培地と、交絡した匍匐茎からなり、中層が、主とし
て、目砂と、交絡した匍匐茎からなり、上層が、主とし
て前記匍匐茎から生育した芝生からなることを特徴とす
る芝生カーペット(以下「第3発明」という)、下層
が、主として、砂、ピートモス、ゼオライト等からなる
培地と、交絡した匍匐茎からなり、中層が、主として、
目砂と、交絡した匍匐茎からなり、上層が、主として、
前記匍匐茎から生育した芝と、この芝とは異なる季節に
繁殖する種類であって種子から発芽した芝からなること
を特徴とする芝生カーペット(以下「第4発明」とい
う)、ほぼ水平で平坦な土地に、所々に排水孔が設けら
れた合成樹脂フィルムを敷き、その上に、松科樹皮薄片
等からなる培地と匍匐茎によって繁殖しうる種類の芝生
の匍匐茎の細断片とを混合したものを厚さ15〜40m
mに敷設し、散水して芝本体と匍匐茎の成長を促し、更
に、外部の環境と芝の生育に合わせて散水・追肥等を行
い、徒長した芝生の上茎部を刈り込み、浮き出た匍匐茎
が隠れるように松科樹皮粉末又は目砂を補給して、匍匐
茎の成長を促進して匍匐茎を交絡させた後、又は、更に
この匍匐茎を有する芝とは異なる季節に繁殖する種類の
芝の種子を播き発芽させた後、敷設された合成樹脂フィ
ルムから、培地ごと生育した芝生や匍匐茎を剥離するこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の芝生カーペ
ットの製造方法(以下「第5発明」という)、ほぼ水平
で平坦な土地に、所々に排水孔が設けられた合成樹脂フ
ィルムを敷き、その上に、砂、ピートモス、ゼオライト
等からなる培地と匍匐茎によって繁殖しうる種類の芝生
の匍匐茎の細断片とを混合したものを、厚さ15〜40
mmに敷設し、散水して芝本体と匍匐茎の成長を促し、
更に、外部の環境と芝の生育に合わせて散水・追肥等を
行い、徒長した芝生の上茎部を刈り込み、浮き出た匍匐
茎が隠れるように目砂を補給して、匍匐茎の成長を促進
して匍匐茎を交絡させた後、又は、更にこの匍匐茎を有
する芝とは異なる季節に繁殖する種類の芝の種子を播き
発芽させた後、敷設された合成樹脂フィルムから、培地
ごと生育した芝生や匍匐茎を剥離することを特徴とする
請求項3又は請求項4記載の芝生カーペットの製造方法
(以下「第6発明」という)、合成樹脂フィルム上に敷
設された培地と芝生の匍匐茎の細片との混合物の層の上
を、外部の環境と芝の生育に合わせて、1m当たり1
00〜400個の内径1.5〜3.0mmの孔を有する
透明な合成樹脂フィルムで覆い、その内側に混合物の層
から蒸発した水蒸気を凝結させると同時に、内部を外気
より高温に保ち、芝の成長を促進することを特徴とする
請求項5又は請求項6記載の芝生カーペットの製造方法
(以下「第7発明」という)、芝生移植予定地の地表
を、必要に応じて多少削りとって耕した後、主として、
砂、ピートモス、ゼオライト等からなる請求項2記載の
培地と類似の土壌物質を敷設し、その上に請求項3又は
請求項4記載の芝生カーペットを敷設して、芝生の根付
きの向上を図ることを特徴とする請求項3又は請求項4
記載の芝生カーペットの使用方法(以下「第8発明」と
いう)、及び、芝生カーペットを移植した後、その芝生
カーペットに使用された芝生と繁茂季節が異なり、か
つ、種子から生育しうる種類の芝の種子を播いて、四季
を通じて芝生が繁茂するようにしたことを特徴とする請
求項1又は請求項3記載の芝生カーペットの使用方法
(以下「第9発明」という)からなる発明である。
【0008】第1発明ないし第4発明において、下層
は、培地と交絡した匍匐茎からなることを特徴としてい
る。前述の特開平4−148618号公報に開示された
芝生カーペットにおいては、下層は、織物状にまで交絡
した芝の根からなっていたが、第1発明ないし第4発明
では、芝生カーペットの引張強度を、主として匍匐茎で
持たせているので、匍匐茎を単に交絡させるだけでよ
く、必ずしも、匍匐茎や芝の根を織物状になるまで密に
交絡させることを必要としない。従って、通常、下層は
培地と交絡した匍匐茎からなる。
【0009】第1発明において、下層を構成する培地
は、主として松科樹皮薄片からなることを特徴としてい
る。松科樹皮薄片は、杉科樹皮細片のように嵩高な繊維
状でなく、それなりに比重があり不定形鱗状で、吸湿性
があり摩擦係数が高いので、層状に重なり合うと相当の
形保持性を有する。この形保持性は、樹皮薄片の大きさ
が、大きいほど高いが、あまり大きくなると芝の生育密
度に疎密を生じるので好ましくない。前述の特開平4−
148618号公報に開示された芝生カーペットにおい
て使用される松科等の不定型樹皮薄片は、最大長3〜8
mm、厚さ0.2〜2mmの大きさのものが30重量%
以上あることを要件としているが、第1発明に係わる芝
生カーペットは、引張強度が、単なる根の絡み合いだけ
でなく、匍匐茎によって得られるので、必ずしもこの範
囲の限定されず、多少細かいものでもよい。また、培地
には、松科樹皮薄片の他にピートモスや固形肥料等を含
んでいてもよい。芝の匍匐茎は、このような培地中へ伸
びて行くので、下層は培地と匍匐茎からなる。中層を構
成する松科樹皮粉末及び目砂は、芝の成長にともなって
培地上を匍匐する匍匐茎を覆うために添加されたもので
ある。従って、中層もこれら後から添加された目砂等と
匍匐茎からなる。上層は、匍匐茎から成長した芝生から
なるが、下層及び中層の匍匐茎で充分な引張強度が得ら
れるので、前述の特開平4−148618号公報に開示
された芝生カーペットのように、必ずしも下葉が交錯し
ていなくてもよい。
【0010】第2発明に係わる芝生カーペットは、その
上層が、第1発明に係わる芝生カーペットでは単に匍匐
茎から成長した芝生からなるのに対して、匍匐茎から生
育した芝と、この芝とは異なる季節に繁殖する種類であ
って種子から発芽した芝からなることを特徴としてい
る。異なる季節に繁殖する種類とは、例えば、匍匐茎が
ティフトン等の暖地型の芝のものであれば、上層は、こ
の暖地型の芝と、種子から発芽したペレニアルライグラ
ス、トールフェスク、ラフブルーグラス等の寒地型の芝
からなる。また、匍匐茎から出ているのがケンタッキー
ブルーグラス等の寒地型の芝で、種子から発芽している
のがバーミューダグラス等の暖地型の芝であってもよ
い。
【0011】第3発明に係わる芝生カーペットは、第1
発明に係わる芝生カーペット及び第2発明に係わる芝生
カーペットの軽くてしなやかで高い引張強度を有すると
いう特性を多少犠牲にしても、移植地の土壌への根付き
をよくしようとするものである。このような観点から、
第2発明に係わる芝生カーペットにおいて、下層を構成
する培地は、主として、砂、ピートモス、ゼオライトか
らなるが、その他に固形肥料等を含んでいてもよい。ま
た、特願平6−332760号として出願した発明で
は、培地は、主として、砂30〜70容積%、ピートモ
ス20〜60容積%、ゼオライト5〜20容積%からな
るが、この第3発明に係わる芝生カーペットでは、引張
強度が、単なる根の絡み合いだけでなく、匍匐茎によっ
て得られるので、必ずしもこの範囲に限定されない。下
層はこのような培地と匍匐茎からなる。また、中層は後
から添加された目砂と匍匐茎からなる。また、上層は芝
生からなるが、必ずしも下葉が交錯していなくてもよ
い。
【0012】第4発明に係わる芝生カーペットは、その
上層が、第3発明に係わる芝生カーペットでは単に匍匐
茎から成長した芝生からなるのに対して、第2発明と同
じように、匍匐茎から生育した芝と、この芝とは異なる
季節に繁殖する種類であって種子から発芽した芝からな
ることを特徴としている。例えば、上層が、匍匐茎から
出ているティフトン等の暖地型の芝と、種子から発芽し
たペレニアルライグラス、トールフェスク、ラフブルー
グラス等の寒地型の芝からなる場合や、匍匐茎から出て
いるケンタッキーブルーグラス等の寒地型の芝と、種子
から発芽しているバーミューダグラス等の暖地型の芝か
らなる場合等がある。
【0013】第3発明及び第4発明において、下層の培
地に使用されるピートモスは、狭義には、泥炭化された
ミズゴケをいいうが、一般には、泥炭を苔状又は繊維状
にしたものであって、草花や植木等の根覆いに使用され
るものをいう。また、広義には、泥炭が、沼沢地や湖等
の水底に枯れた植物の遺体が堆積し炭化したものである
が、完全に黒化せず黄褐色又は赤褐色で、繊維状で元の
植物の組織を肉眼に見分けることができることから、ま
た、石炭のような燃料でないこと区別するためか、泥炭
そのものをピートモスともいう。ここで使用するピート
モスは、広義のピートモスであって、繊維状のものや苔
状のものだけでなく、粗粉状ものや団粒状のものをも含
む。また、ゼオライトは、無機質交換体とも呼ばれ、母
体が無機質であるイオン交換体をいい、典型的なもの
は、けい酸質交換体であって、SiO四面体を母体と
しアルミン酸基(−AlO)を交換基としている。天
然には、ふっ石類やかいりょく石等として産出する。ま
た、カオリン、石英、炭酸ナトリウムから乾式法で合成
され、更に、けい酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム
等から湿式法で合成することができる。一般に市販され
ているゼオライトは、圧縮強度を上げ、吸収能力を高め
るため、天然のふっ石等を焼成して製造されている。こ
こで使用されるゼオライトは、イオン交換能力があり、
アンモニアやカリウム等の肥料を保持する能力があれ
ば、どのようなものでもよいが、できれば、天然産のも
のであって、焼成したものであることが好ましい。
【0014】第5発明及び第6発明において、ほぼ水平
で平坦な土地に敷かれる合成樹脂フィルムは、芝の匍匐
茎や根が地中深く伸長するのを阻止するためのもので、
余分な水を排出させるため所々に排水孔が設けられてい
る。通常、この合成樹脂フィルムの厚さは、20〜50
μm、排水孔の大きさは、直径0.5〜2mm、排水孔
の密度は、1m当たり100個程度あればよい。
【0015】第5発明及び第6発明において、培地に匍
匐茎裁断片として混合される芝の種類は、匍匐茎で繁殖
するものであればどのような種類でもよい。芝には、種
子だけで繁殖するものと、種子と匍匐茎とで繁殖するも
のとがある。また、種子と匍匐茎とで繁殖するもので
も、種子が多く発芽力も強いが匍匐茎による繁殖力が弱
いものや、種子が少なく発芽力も弱いが匍匐茎による繁
殖力が強いものがある。また、匍匐茎についても、地中
と地上の両方に伸びて行くものと、地上だけを匍匐する
だけのものとがある。一般に、暖地型の芝には、高温な
季節では栄養繁殖するのに適しているので、匍匐茎で繁
殖するものが多く、その中には、ノシバ、バミューダグ
ラス、バッファローグラス等のように、地中と地上とに
匍匐茎を伸ばし繁殖するものや、カーペットグラス、セ
ンチピードグラスのように地上だけに匍匐茎を伸ばし繁
殖するものがある。寒地型の芝には、寒冷な季節を種子
で凌ぐ必要があるので、ケンタッキーブルーグラス等の
若干のものを除いて、匍匐茎を出さずに種子繁殖するも
のが多い。また、一般に、芝の匍匐茎の成長は気温が高
いほど速くなる。従って、短期間で第1ないし第4発明
に係わる芝生カーペットを作成するには、高温に強い暖
地型の芝を使用した方が有利になる。
【0016】また、匍匐茎の裁断片は、あまり長いと培
地との混合するのが困難になり、短か過ぎると匍匐茎が
枯死するおそれがでてくる。通常、その長さが2〜10
cm程度であることが好ましい。また、このような培地
と匍匐茎の裁断片の混合物は、通常、有翼の攪拌機に培
地と適当にほぐした匍匐茎とを投入して、匍匐茎を裁断
すると同時に両者を混合することによっても製造され
る。
【0017】第5発明及び第6発明において、合成樹脂
フィルム上に敷設される培地と匍匐茎の裁断片の混合物
の厚さは、薄い方が好ましいが、あまり薄いと生育した
芝生に疎密が生じるので、15mm以上あった方がよ
い。また、あまり厚いと、培地中の匍匐茎の密度が低く
なり匍匐茎が互いに交絡し難くなるので、40mmを超
えない方がよい。
【0018】第5発明及び第6発明における芝の育成
は、特に匍匐茎を育成して、互いに交絡させることに重
点がおかれる。そのために、散水・追肥が行い、徒長し
た上茎部を刈り込み、浮き出た匍匐茎が隠れるように目
砂等を補給する。この目砂等には、第3発明では、培地
に使用した松科樹皮薄片を製造する際に発生した松科樹
皮粉末を使用してもよいし、通常の目砂を使用してもよ
い。松科樹皮粉末は、目砂に比べて匍匐茎を隠す力は弱
いが、それを使用して製造された芝生カーペットは、軽
く可撓性に優れたものになる。
【0019】第5発明において、匍匐茎を有する芝とは
異なる季節に繁殖する種類の芝の種子を播き発芽させる
ことを必要とするのは、第2発明に係わる芝生カーペッ
トを製造する場合であり、第6発明において、匍匐茎を
有する芝とは異なる季節に繁殖する種類の芝の種子を播
き発芽させることを必要とするのは、第4発明に係わる
芝生カーペットを製造する場合である。この芝の種子を
播く時期は、あまり早すぎると、芝生カーペット本体の
芝の日照が少なくなり匍匐茎の成長が遅くなるおそれが
あり、また、あまり遅すぎると、芝生カーペットの捲き
取り、運搬中に芝の種子が剥離するおそれがある。従っ
て、この芝の種子は、芝生カーペットの完成直前までに
充分発芽しているように、その種子の発芽所要日数を考
慮して、播くことが好ましい。
【0020】第7発明において、培地と芝生の匍匐茎の
細片との混合物の層の上を覆うフィルムは、芝の成長に
必要な日光を透過するものであって、フィルムの内外で
二酸化炭素や酸素を含む空気の交換でき、かつ、水蒸気
の拡散を妨げて内側に水滴として凝縮させうる細孔を有
することが必要であり、このような要求を満たすものと
して、1m当たり100〜400個の内径1.5〜
3.0mmの孔を有する透明な合成樹脂フィルムが使用
される。特に、本発明を実施するに当たって、暖地型の
芝の生育最適気温が27〜35℃であり、地中の匍匐茎
の生育最適地温が24〜29℃であるので、第5発明及
び第6発明に係わる芝生カーペットの製造方法におい
て、匍匐茎の裁断片として暖地型の芝を選択し、このよ
うなフィルムを使用して気湿及び地温を高めて、地中の
匍匐茎の生育を促進して、芝生カーペットの製造期間を
短縮するために使用される。また、このようなフィルム
は、寒冷時に、芝や培地を保温して芝の生育を維持する
ためも用いられる。
【0021】第8発明は、第3発明及び第4発明に係わ
る芝生カーペットの移植地の土壌への根付きを更によく
するための方法である。従って、第8発明における請求
項3又は請求項4記載の培地と類似の土壌物質は、第3
発明又は第4発明に係わる芝生カーペットの培地と移植
地の本来の土壌との中間の特性を有するものであること
が好ましい。
【0022】第9発明は、第1発明又は第3発明に係わ
る芝生カーペットを移植地に移植した後、芝生カーペッ
トの製造の際に匍匐茎の裁断片として使用した芝の種類
と繁茂季節が異なる芝の種類の種子を播いて、芝生カー
ペットに使用した芝が休眠状態に入って枯れても、種子
から発芽した芝が生育して緑を保つようにする方法であ
る。特に、第5発明による第1発明の芝生カーペットの
製造方法、及び、第6発明による第3発明に係わる芝生
カーペットの製造方法において、匍匐茎の裁断片として
暖地型の芝を選択し、第7発明に係わる芝生カーペット
の製造方法に従って、フィルムを使用して気温及び地温
を高めて、地中の匍匐茎の生育を促進して、短期間で製
造した芝生カーペットを移植した場合、寒地型の芝の種
子を播くことによって、冬季、芝生カーペットを構成す
る暖地型の芝が休眠状態に入り枯れても、寒地型の芝が
生育して緑を保つことができ、芝生の造成が極めて効率
的になる。
【0023】
【作用】第1発明ないし第4発明に係わる芝生カーペッ
トは、いずれも、幾つかの芝の株を連結した匍匐茎を交
絡させているので、匍匐茎を出さない芝の根を交絡させ
た場合より、かなり高い引張強度を有する。更に、第1
発明及び第2発明に係わる芝生カーペットは、培地とし
て、不定型鱗状で、吸湿性があり摩擦係数が高い松科樹
皮薄片を使用しているので、高い型保持性を有し、しな
やかでロール状に捲き易く、軽量で運搬に便利である。
第3発明及び第4発明に係わる芝生カーペットは、培地
として、砂等の移植地の土壌と近い材料を使用している
ので、移植地への根づきが良好である。更に、第2発明
及び第4発明に係わる芝生カーペットは、匍匐茎裁断片
から生育した芝と、それとは繁茂季節が異なる芝とが混
在しているので、夏期冬季を通して緑を保つ芝生を造成
するのに役立つ。
【0024】第5発明及び第6発明において、芝生カー
ペットの製造過程で、芝の種子の代わりに、匍匐茎の裁
断片が使用できるようになったので、交絡した匍匐茎を
主体とした第1発明ないし第4発明に係わる芝生カーペ
ットを製造することが可能になった。また、匍匐茎を交
絡させると同時に、匍匐茎を有する芝とは異なる季節に
繁殖する種類の芝の種子を播き発芽させることによっ
て、夏期冬季を通して緑を保つ芝生カーペットを製造す
ることが可能になった。第7発明では、培地を多数の細
孔を有する透明なフィルムで覆うが、そのフィルムが、
芝の生育に必要な日光を透過し、細孔が芝の生育に必要
な二酸化炭素を導入し生成した酸素を排出すると同時
に、培地等から蒸発した水蒸気の拡散を阻害して、フィ
ルムの内側に水滴として凝縮させ、蒸発の際に培地等か
ら奪われた蒸発潜熱の大部分を凝縮潜熱として回収して
いるので、フィルム内部を高温に保つことができ、芝の
生育が促進される。
【0025】第8発明では、芝生移植予定地の地表を、
第3発明又は第4発明に係わる芝生カーペットの培地と
類似のものに変えているので、これら芝生カーペットの
移植予定地への根付きがよくなる。また、第9発明で
は、第1発明又は第3発明に係わる芝生カーペットを移
植した後、その芝生とは繁茂季節が異なる種類の芝の種
子を播くので、芝生カーペットに使用された芝が枯れて
休眠する季節でも、播かれた種子から発芽した芝が生育
しているので、夏期冬季を通して緑を保つことができ
る。
【0026】
【実施例】
1. 第1発明及び第2発明に係わる芝生カーペットの
製造 休耕田に、長さ約112m、幅約30mの土地を平坦に
ならし、その周囲に幅約20cm、深さ約10cmの排
水溝を巡らせて、育成地を作り、その上に、1m当た
り約400個のほぼ等間隔に開けられた半径約0.5m
mの排水孔を有する厚さ20μm、幅1.5m、長さ1
00mのポリエチレンフィルムを、間隔を開けて、6列
敷き、その第1列、第2及び第3列のフィルムの上に、
培地として、赤松の樹皮を粉砕して7mm目の篩を通過
する薄片50kg、暖地型のバミューダグラスから改良
され種子を生ぜず匍匐茎だけで栄養繁殖するティフトン
芝を別途に育成し上茎を刈り取った後採取された匍匐茎
10kg、肥料300gを有翼の攪拌機に入れて匍匐茎
を裁断すると同時に混合し、10cm以上の匍匐茎が殆
どなくなるまで攪拌して得られたものを、20mmの厚
さに敷設し、第1列及び第2列だけ1m当たり約20
0個の内径2mmの孔を有する透明なポリエチレンフィ
ルムで覆った他は、第1列ないし第3列とも同様に、5
月上旬から約5月間、芝の生育状態に合わせて、撒水、
追肥、上茎部の刈り込みを行い、通常の方法で芝を育成
した。第1列及び第2列の芝の生育状況は第3列よりも
20日速かった。また、4月半後(芝生カーペット採取
予定日約2週間前)に、第2列だけに寒地型のペレニア
ルライグラスの種子を1m当たり50g播き発芽させ
育成した。このようにして第1列ないし第3列の苗床か
ら得られた芝生カーペットは、いずれも、これまで得ら
れたもの中で最も高い引張強度を有していた。これらを
別の休耕地に移植し、第1列の芝生カーペットを移植し
た所だけにペレニアルライグラスの種子を1m当たり
50g播いて、移植した芝生を育成した。その結果、冬
になると、第3列の芝生カーペットを移植した所の芝は
枯れたが、第1列及び第2列の芝生カーペットを移植し
た所ではペレニアルライグラスの緑が保持された。
【0027】2. 第3発明及び第4発明に係わる芝生
カーペットの製造 前記実施例における第4列、第5列及び第6列のフィル
ムの上に、平均粒径1mmの天竜川産の天然砂40k
g、北海道産の繊維状ピートモス10kg、暖地型のテ
ィフトン芝の匍匐茎10kg、肥料300gを有翼の攪
拌機に入れて匍匐茎を裁断すると同時に混合し、10c
m以上の匍匐茎が殆どなくなるまで攪拌して得られたも
のを、20mmの厚さに敷設し、第4列及び第5列だ
け、1m当たり約200個の内径2mmの孔を有する
透明なポリエチレンフィルムで覆った他は、第4列ない
し第6列とも、5月上旬から約5月間、芝の生育状態に
合わせて、撤水、追肥、上茎部の刈り込みを行い、通常
の方法で芝を育成した。第4列及び第5列の芝の生育状
況は第6列よりも20日速かった。また、4月半後(芝
生カーペット採取予定日約2週間前)に、第5列だけに
寒地型のペレニアルライグラスの種子を1m当たり5
0g播き発芽させ育成した。このようにして第4列ない
し第6列の苗床から得られた芝生カーペットは、いずれ
も高い引張強度を有していた。一方、別の休耕地に、第
4列及び第5列の芝生カーペットを移植する所だけ、掘
り起こして前記の天竜川の砂を約50%混合して整地し
た後、これらの芝生カーペットを移植した。その後、第
4列の芝生カーペットを移植した所だけにペレニアルラ
イグラスの種子を1m当たり50g播いて、移植した
芝生を育成した。その結果、冬になると、第6列の芝生
カーペットを移植した所の芝は枯れたが、第4列及び第
5列の芝生カーペットを移植した所ではペレニアルライ
グラスの緑が保持された。また、第4列及び第5列の芝
生カーペットを移植した所の根付きは、第6列の芝生カ
ーペットを移植した所よりも良好であった。
【0028】
【発明の効果】第1発明ないし第4発明に係わる芝生カ
ーペットは、前述のような構成と作用を有するので、従
来の芝生カーペットに比べて非常に高い引張強度を有す
るだけでなく、軽くて柔軟性に富み、又は、移植後の根
付きが良好で、その一部は夏期冬季を通して緑を維持で
きるという効果をもたらす。また、第5発明及び第6発
明に係わる製造方法は、このような芝生カーペットの製
造を可能にし、第7発明に係わる製造方法は、このよう
な芝生カーペットの製造期間を短縮するという効果をも
たらす。また、第8発明に係わる使用方法は、移植後の
芝生カーペットの根付きをよくし、第9発明に係わる使
用方法は、冬季等特定の季節に枯れる芝を使用した芝生
カーペットを移植した場合でも、冬季でも枯れないよう
にする効果をもたらす。従って、本発明は、ゴルフ場、
サッカーグラウンド、公園、堤防等に芝生を造成した
り、既存の芝生を全面的に張り替えたり、部分的に補修
したりする際に、その工事を非常に効率化すると同時
に、移植後の芝生の品質を高く維持するのに役立ち、国
民生活における環境の向上を通して、国民の福祉に大き
く寄与するものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層が、主として、松科樹皮薄片等から
    なる培地と、交絡した匍匐茎からなり、中層が、主とし
    て、松科樹皮粉末及び目砂のいずれか一方又はその両方
    と、交絡した匍匐茎からなり、上層が、主として前記匍
    匐茎から生育した芝生からなることを特徴とする芝生カ
    ーペット
  2. 【請求項2】 下層が、主として、松科樹皮薄片等から
    なる培地と、交絡した匍匐茎からなり、中層が、主とし
    て、松科樹皮粉末及び目砂のいずれか一方又はその両方
    と、交絡した匍匐茎からなり、上層が、主として、前記
    匍匐茎から生育した芝と、この芝とは異なる季節に繁殖
    する種類であって種子から発芽した芝からなることを特
    徴とする芝生カーペット
  3. 【請求項3】 下層が、主として、砂、ピートモス、ゼ
    オライト等からなる培地と、交絡した匍匐茎からなり、
    中層が、主として、目砂と、交絡した匍匐茎からなり、
    上層が、主として前記匍匐茎から生育した芝生からなる
    ことを特徴とする芝生カーペット
  4. 【請求項4】 下層が、主として、砂、ピートモス、ゼ
    オライト等からなる培地と、交絡した匍匐茎からなり、
    中層が、主として、目砂と、交絡した匍匐茎からなり、
    上層が、主として、前記匍匐茎から生育した芝と、この
    芝とは異なる季節に繁殖する種類であって種子から発芽
    した芝からなることを特徴とする芝生カーペット
  5. 【請求項5】 ほぼ水平で平坦な土地に、所々に排水孔
    が設けられた合成樹脂フィルムを敷き、その上に、松科
    樹皮薄片等からなる培地と匍匐茎によって繁殖しうる種
    類の芝生の匍匐茎の細断片とを混合したものを厚さ15
    〜40mmに敷設し、散水して芝本体と匍匐茎の成長を
    促し、更に、外部の環境と芝の生育に合わせて散水・追
    肥等を行い、徒長した芝生の上茎部を刈り込み、浮き出
    た匍匐茎が隠れるように松科樹皮粉末又は目砂を補給し
    て、匍匐茎の成長を促進して匍匐茎を交絡させた後、又
    は、更にこの匍匐茎を有する芝とは異なる季節に繁殖す
    る種類の芝の種子を播き発芽させた後、敷設された合成
    樹脂フィルムから、培地ごと生育した芝生や匍匐茎を剥
    離することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の芝
    生カーペットの製造方法
  6. 【請求項6】 ほぼ水平で平坦な土地に、所々に排水孔
    が設けられた合成樹脂フィルムを敷き、その上に、砂、
    ピートモス、ゼオライト等からなる培地と匍匐茎によっ
    て繁殖しうる種類の芝生の匈釦茎の細断片とを混合した
    ものを、厚さ15〜40mmに敷設し、散水して芝本体
    と匍匐茎の成長を促し、更に、外部の環境と芝の生育に
    合わせて散水・追肥等を行い、徒長した芝生の上茎部を
    刈り込み、浮き出た匍匐茎が隠れるように目砂を補給し
    て、匍匐茎の成長を促進して匍匐茎を交絡させた後、又
    は、更にこの匍匐茎を有する芝とは異なる季節に繁殖す
    る種類の芝の種子を播き発芽させた後、敷設された合成
    樹脂フィルムから、培地ごと生育した芝生や匍匐茎を剥
    離することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の芝
    生カーペットの製造方法
  7. 【請求項7】 合成樹脂フィルム上に敷設された培地と
    芝生の匍匐茎の細片との混合物の層の上を、外部の環境
    と芝の生育に合わせて、1m当たり100〜400個
    の内径1.5〜3.0mmの孔を有する透明な合成樹脂
    フィルムで覆い、その内側に混合物の層から蒸発した水
    蒸気を凝結させると同時に、内部を外気より高温に保
    ち、芝の成長を促進することを特徴とする請求項5又は
    請求項6記載の芝生カーペットの製造方法
  8. 【請求項8】 芝生移植予定地の地表を、必要に応じて
    多少削りとって耕した後、主として、砂、ピートモス、
    ゼオライト等からなる請求項2記載の培地と類似の土壌
    物質を敷設し、その上に請求項3又は請求項4記載の芝
    生カーペットを敷設して、芝生の根付きの向上を図るこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4記載の芝生カーペ
    ットの使用方法
  9. 【請求項9】 芝生カーペットを移植した後、その芝生
    カーペットに使用された芝生と繁茂季節が異なり、か
    つ、種子から生育しうる種類の芝の種子を播いて、四季
    を通じて芝生が繁茂するようにしたことを特徴とする請
    求項1又は請求項3記載の芝生カーペットの使用方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120052A (ja) * 1999-11-01 2001-05-08 Nisshoku Corp 植生マットとその製造方法および施工方法
CN109315232A (zh) * 2018-11-05 2019-02-12 潘淑苓 一种用棉毯培育的无土草毯
CN110431954A (zh) * 2019-09-04 2019-11-12 北京市农林科学院 一种提高马蔺种子萌发率的方法

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