JPH09154267A - ロータリソレノイド - Google Patents

ロータリソレノイド

Info

Publication number
JPH09154267A
JPH09154267A JP33262395A JP33262395A JPH09154267A JP H09154267 A JPH09154267 A JP H09154267A JP 33262395 A JP33262395 A JP 33262395A JP 33262395 A JP33262395 A JP 33262395A JP H09154267 A JPH09154267 A JP H09154267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
pair
parts
coil
yoke portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33262395A
Other languages
English (en)
Inventor
Misao Kurata
操 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takano Co Ltd filed Critical Takano Co Ltd
Priority to JP33262395A priority Critical patent/JPH09154267A/ja
Publication of JPH09154267A publication Critical patent/JPH09154267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】組立工数及び部品コストの低減を図るととも
に、製品の特性及び品質の均一性を高める。 【解決手段】前後一対の軸受板11,12により回動自
在に支持されたロータ10に対向する一対の界磁ヨーク
部3a,3bと、各界磁ヨーク部3a,3bの端部から
延出した一対の連結ヨーク部4a,4bと、各連結ヨー
ク部4a,4bの先端同士を接続し、かつコイル13に
挿入するコイルヨーク部5からなるヨーク2を、一対の
界磁ヨーク部3a,3bを分離する方向に左右対称とな
る右ヨーク部6pと左ヨーク部6qに二分割するととも
に、右ヨーク部6pと左ヨーク部6qを一対の軸受板1
1,12により連結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双安定型のロータリ
ソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリソレノイドを図4及び図
5に符号30で示す。31は中心にシャフト32を有す
るロータであり、このロータ31の180°対称位置に
はN極又はS極に着磁した一対の磁極部33n,33s
を有する。また、34はヨークであり、ロータ31に対
向する一対の界磁ヨーク部35a,35bと、各界磁ヨ
ーク部35a,35bの端部から延出した一対の連結ヨ
ーク部36a,36bと、各連結ヨーク部36a,36
bの先端同士を接続し、かつコイル38を装填するコイ
ルヨーク部37からなる。
【0003】この場合、ヨーク34において、界磁ヨー
ク部35aと連結ヨーク部36a,さらに、界磁ヨーク
部35bと連結ヨーク部36bはそれぞれ鉄系焼結材料
により一体成型するとともに、コイルヨーク部37も鉄
系焼結材料により別体に成型し、ヨーク34はこれら三
点の部品を組合わせて構成する。したがって、組付時に
は固定ネジ39a,39bを用いて、コイル38を装填
したコイルヨーク部37の両端を各連結ヨーク部36
a,36bの先端に結合する。
【0004】また、40,41はロータ31を回動自在
に支持する前後一対の軸受板であり、それぞれ界磁ヨー
ク部35a,35bに固定する。なお、42,43はコ
イル38を励磁するための直流電源、44,45はコイ
ル38に接続する直流電源42又は43を選択する切換
スイッチである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のロータリソレノイド30は次のような解決すべき課題
が存在した。
【0006】第一に、ヨーク34の部品点数が三点とな
り、また、組付に二個の固定ネジ39a,39bを必要
とするため、部品点数が増加することに伴うコストアッ
プを招く。
【0007】第二に、ヨーク34の組付に際し、固定ネ
ジ39a,39bを用いてコイルヨーク部37の両端
を、各連結ヨーク部36a,36bの先端に結合する工
程が必要となるなど、組立工数の増加を招く。
【0008】第三に、ヨーク34の組付時に、界磁ヨー
ク部35aと35bの間隔にバラつきを生じやすいた
め、製品の特性及び品質の均一性が損なわれる。
【0009】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、組立工数及び部品コストの
低減を図るとともに、製品の特性及び品質の均一性を高
めることができるロータリソレノイドの提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、前後一対の軸受板11,12により回動自在に支持
されたロータ10に対向する一対の界磁ヨーク部3a,
3bと、各界磁ヨーク部3a,3bの端部から延出した
一対の連結ヨーク部4a,4bと、各連結ヨーク部4
a,4bの先端同士を接続し、かつコイル13に挿入す
るコイルヨーク部5からなるヨーク2を備えるロータリ
ソレノイド1を構成するに際して、ヨーク2を、一対の
界磁ヨーク部3a,3bを分離する方向に左右対称とな
る右ヨーク部6pと左ヨーク部6qに二分割するととも
に、右ヨーク部6pと左ヨーク部6qを一対の軸受板1
1,12により連結固定してなることを特徴とする。こ
の場合、好適な実施の形態により、右ヨーク部6p及び
左ヨーク部6qはそれぞれ複数の珪素鋼板14…を積層
した積層型ヨークを用いる。
【0011】これにより、ヨーク2を構成する部品点数
は、右ヨーク部6pと左ヨーク部6qの二点となり、右
ヨーク部6pと左ヨーク部6qは一対の軸受板11,1
2により連結固定される。したがって、ヨーク部同士の
ネジ止めは不要になる。また、右ヨーク部6pと左ヨー
ク部6qが当接するため、同時に界磁ヨーク部3a,3
bの位置決めも行われる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る最適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係るロータリソレノイド
1の構成部品について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0014】10は中心にシャフト21を有するロータ
であり、このロータ10の180°対称位置にはN極又
はS極に着磁した一対の磁極部22n,22sを有す
る。
【0015】2はヨークであり、左右対称の右ヨーク部
6pと左ヨーク部6qからなる。右ヨーク部6pはロー
タ10に対向する界磁ヨーク部3aと、界磁ヨーク部3
aの端部から延出した連結ヨーク部4aと、連結ヨーク
部4aの先端から直角方向に延出し、コイル13に挿入
するコイルヨーク半部5aからなる。一方、左ヨーク部
6qはロータ10に対向する界磁ヨーク部3bと、界磁
ヨーク部3bの端部から延出した連結ヨーク部4bと、
連結ヨーク部4bの先端から直角方向に延出したコイル
ヨーク半部5bからなる。
【0016】この場合、右ヨーク部6pと左ヨーク部6
qは、それぞれ複数の珪素鋼板14…を積層した積層型
ヨークを用いる。右ヨーク部6pと左ヨーク部6qは左
右対称であるため、図3に示す一種類の珪素鋼板14を
右ヨーク部6pと左ヨーク部6qに共用できる。なお、
23…は界磁ヨーク部3a,3bの各二個所に設けたネ
ジの挿通孔である。また、コイルヨーク半部5a及び5
bはコイルヨーク部5を構成する。
【0017】一方、13はコイルボビンに予め巻回され
たコイルである。また、11,12は前後一対の軸受板
であり、各軸受板11,12の中央にはロータ10のシ
ャフト21を回動自在に支持する軸受部24…を有する
とともに、四隅近傍にはネジの挿通孔25…を有する。
【0018】次に、ロータリソレノイド1の組立方法に
ついて説明する。まず、右ヨーク部6pのコイルヨーク
半部5aと左ヨーク部6qのコイルヨーク半部5bを、
それぞれコイル13の中心孔に両側から挿入する。これ
により、右ヨーク部6pと左ヨーク部6qの先端同士が
当接し、磁気的に接続されることにより、連続したコイ
ルヨーク部5が構成される。この場合、コイルヨーク半
部5aと5bの先端同士の当接は、界磁ヨーク部3aと
3bを位置決めすることになるため、界磁ヨーク部3a
と3bの間隔がバラつくことなく、製品の特性及び品質
の均一性が高められる。
【0019】次いで、界磁ヨーク部3aと3b間にロー
タ10を配した後、一方の軸受板11を界磁ヨーク部3
a及び3bの前面に当接させるとともに、他方の軸受板
12を界磁ヨーク部3a及び3bの後面に当接させる。
この際、ロータ10のシャフト21の両端は軸受板11
と12の軸受孔24…にそれぞれ収容される。そして、
固定ネジ26…を、軸受板11に設けた挿通孔25…、
界磁ヨーク部3a,3bに設けた挿通孔23…及び軸受
板12に設けた挿通孔25…に通し、軸受板12側でナ
ット締めすれば、軸受板11,12と界磁ヨーク部3
a,3bは一体化され、組立は完了する。
【0020】なお、27x,27yはコイル13を励磁
するための直流電源、28x,28yはコイル13に接
続する直流電源27x,27yを選択する切換スイッチ
である。これにより、切換スイッチ28x,28yをそ
れぞれ一方側に切換えれば、コイル13に直流電源27
xから正方向に電流が流れるため、ロータ10は正方向
に回動変位するとともに、切換スイッチ28x,28y
をそれぞれ他方側に切換えれば、コイル13に直流電源
27yから逆方向に電流が流れるため、ロータ10は逆
方向に回動変位する双安定型のロータリソレノイド1と
して機能する。なお、この場合、ロータ10の回動角度
範囲を規制する不図示の規制機構が設けられている。
【0021】よって、本実施例に係るロータリソレノイ
ド1によれば、ヨーク2の部品点数は右ヨーク部6pと
左ヨーク部6qの二点となり、右ヨーク部6pと左ヨー
ク部6qは一対の軸受板11,12により連結固定され
るため、ヨーク部同士のネジ止めは不要になり、ヨーク
2に係わる製造工数及びコストの低減が図られる。ま
た、右ヨーク部6pと左ヨーク部6qが当接するため、
同時に界磁ヨーク部3a,3bの位置決めも行われ、製
品の特性及び品質の均一性が高められる。さらに、ヨー
ク2を珪素鋼板を積層した積層型ヨークにしたため、鉄
系焼結材料を用いた焼結型ヨークに比べて飽和磁束密度
が大きくなり、トルクを15%程度高めることができ
る。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の精
神を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明は、前後一対の軸受
板により回動自在に支持されたロータに対向する一対の
界磁ヨーク部と、各界磁ヨーク部の端部から延出した一
対の連結ヨーク部と、各連結ヨーク部の先端同士を接続
し、かつコイルに挿入するコイルヨーク部からなるヨー
クを備えるロータリソレノイドにおいて、ヨークを、一
対の界磁ヨーク部を分離する方向に左右対称となる右ヨ
ーク部と左ヨーク部に二分割するとともに、右ヨーク部
と左ヨーク部を一対の軸受板により連結固定してなるた
め、次のような顕著な効果を奏する。
【0024】 ヨーク部同士のネジ止めが不要にな
り、ヨークに係わる製造工数及びコストの低減を図るこ
とができる。
【0025】 右ヨーク部と左ヨーク部が当接するた
め、同時に界磁ヨーク部の位置決めも行われ、製品の特
性及び品質の均一性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリソレノイドの原理構成
図、
【図2】同ロータリソレノイドの外観斜視図、
【図3】同ロータリソレノイドに使用する珪素鋼板の正
面図、
【図4】従来の技術に係るロータリソレノイドの原理構
成図、
【図5】同ロータリソレノイドの外観斜視図、
【符号の説明】
1 ロータリソレノイド 2 ヨーク 3a 界磁ヨーク部 3b 界磁ヨーク部 4a 連結ヨーク部 4b 連結ヨーク部 5 コイルヨーク部 6p 右ヨーク部 6q 左ヨーク部 10 ロータ 11 軸受板 12 軸受板 13 コイル 14… 珪素鋼板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後一対の軸受板により回動自在に支持
    されたロータに対向する一対の界磁ヨーク部と、各界磁
    ヨーク部の端部から延出した一対の連結ヨーク部と、各
    連結ヨーク部の先端同士を接続し、かつコイルに挿入す
    るコイルヨーク部からなるヨークを備えるロータリソレ
    ノイドにおいて、前記ヨークを、一対の界磁ヨーク部を
    分離する方向に左右対称となる右ヨーク部と左ヨーク部
    に二分割するとともに、前記右ヨーク部と前記左ヨーク
    部を前記一対の軸受板により連結固定してなることを特
    徴とするロータリソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記右ヨーク部及び前記左ヨーク部はそ
    れぞれ複数の珪素鋼板を積層した積層型ヨークを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリソレノイド。
JP33262395A 1995-11-27 1995-11-27 ロータリソレノイド Pending JPH09154267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33262395A JPH09154267A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ロータリソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33262395A JPH09154267A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ロータリソレノイド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09154267A true JPH09154267A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18257026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33262395A Pending JPH09154267A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 ロータリソレノイド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09154267A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7078992B2 (en) 2002-12-24 2006-07-18 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Rotary solenoid
JP2008200201A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Minebea Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2016534511A (ja) * 2013-08-20 2016-11-04 梁智全LIANG, Chih‐Chuan 双安定リレー及び双安定アクチュエータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7078992B2 (en) 2002-12-24 2006-07-18 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Rotary solenoid
JP2008200201A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Minebea Co Ltd ロータリーソレノイド
JP2016534511A (ja) * 2013-08-20 2016-11-04 梁智全LIANG, Chih‐Chuan 双安定リレー及び双安定アクチュエータ
US9934924B2 (en) 2013-08-20 2018-04-03 Chih-Chuan Liang Bistable relay and bistable actuator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09154267A (ja) ロータリソレノイド
JP2021517742A (ja) 磁石モジュールの製造方法
JP3664271B2 (ja) 多極着磁用ヨーク
JP2722497B2 (ja) 両側式リニアパルスモータ
JPH0719698B2 (ja) 有極形電磁石装置
JP2680932B2 (ja) リニアパルスモータの鉄心構造
JP3458922B2 (ja) ボイスコイル形リニアモータ
JPH0833304A (ja) ボイスコイル形リニアモータ
JPH0140164Y2 (ja)
JPH0134837Y2 (ja)
JPH0183303U (ja)
JPH0523307Y2 (ja)
JPH03164057A (ja) リニアモータ
JPS61125020U (ja)
JPS622952Y2 (ja)
JPH0462910A (ja) 電磁クランパー
JPS6017549U (ja) 有極リレ−
JPS6159314U (ja)
JPH0577281A (ja) 多極異方性樹脂磁石成形用金型
JPH0386773U (ja)
JPS61142415U (ja)
JPS6237854U (ja)
JPH0372609A (ja) 磁極体ブロックおよびその製造方法
JPS6192018U (ja)
JPS6221509U (ja)