JPH09154097A - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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JPH09154097A
JPH09154097A JP7312004A JP31200495A JPH09154097A JP H09154097 A JPH09154097 A JP H09154097A JP 7312004 A JP7312004 A JP 7312004A JP 31200495 A JP31200495 A JP 31200495A JP H09154097 A JPH09154097 A JP H09154097A
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image
unit
encoder
compressed
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Katsuhiro Kanamori
克洋 金森
Shin Yamada
伸 山田
Yasuhiro Kikuchi
康弘 菊池
Koji Taniguchi
幸治 谷口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は放送を自動受信、蓄積しネットワー
クや表示端末に合わせた映像編集を行って効率的に映像
を検索し閲覧することを目的とする。 【解決手段】 映像入力制御部101で録画番組を記録
し、第1の映像編集部113で全フレームキャプチャを
前提にした第1のエンコーダ、デコーダを用いてシーン
チェンジ検出とインデクス画像生成が行われる。映像出
力部106から第2の映像編集部114へ送られた映像
は動画圧縮標準方式を用いた第2のエンコーダ、デコー
ダで縮小映像の等時間間隔サンプリングであるストロボ
ピクチャを生成し、圧縮映像へのランダムアクセスを高
速化する頭出し再生テーブルを作成する。表示端末部1
15においては、圧縮映像を再生するデコーダと、イン
デクス画像表示手段とストロボピクチャ再生手段と映像
表示部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声を含む映像
を、地上波放送、衛星放送、ケーブルテレビ、ビデオテ
ープなどから入力して再生時にユーザに応じた映像再生
方法を提供するための映像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、知られている放送受信記録再生装
置として特開平6−105280号公報がある。放送映
像はVTRなどを介在せずに直接リアルタイムに圧縮・
ディスク装置に録画され、圧縮映像を伸張してから映像
のシーン変化を検出して間引き映像を生成し、同様にデ
ィスク装置に蓄積される。ユーザは間引き映像から短時
間で見たいシーンを選択し、番組の途中から映像を再生
できる。これによって従来家庭用VTRで予約録画する
場合、番組を探すのに多くの時間がかかっていた、とい
う問題が解決されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1に特開平6−10
5280号公報で示す構成では、単体システムで映像圧
縮と再生する場合を記載しており、間引き画像からみた
い映像を探し、どの部分に記録されている番組でもディ
スク装置から即座に映像を再生できると想定されてい
る。しかし、現実には圧縮映像を蓄積するサーバと映像
再生を行うクライアントがコンピュータネットワークに
接続されており、ネットワークの速度限界により通常の
映像再生が困難な場合やクライアントで使用している計
算機能力の限界から映像再生が困難な場合もある。この
場合には間引き画像、すなわちインデクス画像から見た
い映像を選択した後に、映像再生のための別の手段が必
要になるという課題がある。また、近年はWWWブラウ
ザのような手段によりインターネットへ地球的な規模で
映像を提供することも行われており、その場合にはクラ
イアント側の端末状態や回線容量をあらかじめ知ること
はほぼ不可能であるから大きな課題となる。
【0004】第2に放送映像では、シーン切り替えは編
集作業によりワイプ、デゾルブ、スライドなど特殊な編
集効果が多用される。これら編集効果などのシーンチェ
ンジ検出については、1秒30フレームある映像の全フ
レームの画像処理が前提になる。TV放送をリアルタイ
ムに圧縮蓄積する場合、この秒30フレームのレートで
のキャプチャと圧縮の性能を満たすものとして、MPE
Gリアルタイムエンコーダがある。しかしMPEGのリ
アルタイムのエンコード処理は非常に負荷がかかりソフ
トウエアでの実現は難しく、一方ハードウエアは高価で
通常の家庭やオフィスでは用いることはできない。した
がって特開平6−105280号公報で示す構成では、
安価なシステム構成がとれないという課題がある。ま
た、MPEGエンコード手法はフレーム間圧縮を用いて
おり、時間方向の編集、やサンプリングなどユーザ好み
の表示を自由に行う場合に障害になる。
【0005】第3に、コンピュータを用いたシステムで
ニュース放送などを連日決まった時間に記録し、ビデオ
サーバに取り込み、インデクス付けをして加工する、な
どの作業は非常に人手を要し、工程の全自動化が求めら
れる。その際に映像管理情報として放送がシステムで記
録された日付と時間を用いることが多い。ところがニュ
ース番組などで深夜近くの放送の番組では、しばしば深
夜以降に前日分のニュース放送を行っており、映像管理
情報の日付とニュース内容の日付にずれを生じる課題が
ある。
【0006】本発明は、以上のような課題の解決を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明では、まず、ネットワーク自身の回線容量とネ
ットワークに接続された表示端末自体の性能によっては
映像を通常に再生表示できない場合に対応するために、
映像編集装置において、シーン先頭縮小画像であるイン
デクス画像を生成するインデクス画像生成手段と、縮小
映像の等時間間隔サンプリングであるストロボピクチャ
を生成するストロボピクチャ生成手段と前記インデクス
画像にて指定された映像へのランダムアクセスを高速化
するための情報である頭出し再生テーブルの作成部とを
備える構成としたものであり、表示側においては、圧縮
映像を再生するデコーダと、インデクス画像表示手段と
ストロボピクチャ再生手段と映像表示部とを備える表示
端末部で構成される。
【0008】つぎにフレーム内映像符号化アルゴリズム
(モーションJPEGなど)を用いて映像を全フレーム
分キャプチャして録画し圧縮蓄積する第1のエンコーダ
と、圧縮映像を蓄積する第1のディスク装置と圧縮映像
をフレームごとに伸張再生する第1のデコーダと、映像
を外部へ送出する映像出力部と映像のシーンチェンジ検
出処理手段とからなる第1の映像編集部を備える。第1
の映像編集部では、映像をキャプチャして圧縮記録し、
次に1フレームづつ伸張してフレーム画像ごとに処理す
ることにより、秒30フレームの精度で映像シーンを検
出できる。シーンチェンジ検出処理はかならずしもリア
ルタイムには行われず数時間を要することもある。さら
に伸張された映像は、アナログ信号、デジタル信号、い
ずれかの形態にて次の第2の映像編集部に送られる。映
像信号を今度はフレーム間映像符号化アルゴリズム(M
PEGなど)を用いてエンコードする第2のエンコーダ
と、圧縮映像を蓄積する第2のディスク装置と頭出し再
生テーブル生成部とからなる第2の映像編集部を備え
る。
【0009】さらに、映像入力制御部はテレビ番組情報
をネットワーク、その他の手段により取得して、番組の
放送時間の変更に対処し、深夜以降の放送でも放送内容
と番組とが食い違わないようにするため該当番組の開始
以前にあらかじめ起動し、その後エンコーダを起動す
る。また、番組を確実に録画するために番組開始以前に
録画を開始し、番組の放映時間より長時間録画をするよ
うに構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、各種の映像を入力する映像入力制御部と、前記映像
入力制御部で入力された映像を編集してインデックス画
像を生成する第1の映像編集部と、前記第1の映像編集
部の出力を編集してストロボピクチャを生成する第2の
映像編集部と、前記第1の映像編集部及び第2の映像編
集部の出力を表示する表示端末部とを具備する映像処理
装置であり、確実なシーンチェンジ検出と標準圧縮方式
のエンコーダ構成の両立という課題を解決する、という
作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、第1の
映像編集部が、映像入力制御部で入力された映像をキャ
プチャして録画し圧縮蓄積する第1のエンコーダと、前
記第1のエンコーダで圧縮された第1の圧縮映像を蓄積
する第1のディスク装置と、前記第1の圧縮映像をフレ
ーム毎に伸張する第1のデコーダと、前記第1のデコー
ダで伸張された映像のシーンチェンジを検出し、前記の
シーンチェンジの先頭の画像を集めたインデクス画像フ
ァイルを作成するシーンチェンジ検出部と、前記第1の
デコーダで伸張された映像を出力する映像出力部とを備
える請求項1記載の映像処理装置であり、確実なシーン
チェンジ検出と標準圧縮方式のエンコーダ構成の両立と
いう課題を解決する、という作用を有する。
【0012】また、システムは、あらかじめインデクス
画像、圧縮映像の他にストロボピクチャを生成、蓄積し
ておく。このストロボピクチャは、シーン検出手段によ
って得られるシーン先頭画面であるインデクス画像とは
異なり、サイズ縮小された映像を等時間間隔でサンプリ
ングした画像である。低速なネットワークや低速な映像
端末において、映像をインデクス画像から選択した後に
通常再生の代わりにストロボピクチャ再生を行うことに
よりネットワークの容量の制限や表示端末自体の性能不
足にかかわらずユーザが映像の概要をすばやく把握する
ことができるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、第2の
映像編集部が、第1の映像編集部から出力された映像を
再びエンコードする第2のエンコーダと、前記第2のエ
ンコーダで圧縮された第2の圧縮映像を蓄積する第2の
ディスク装置と、前記第2の圧縮映像を伸張する第2の
デコーダと、前記第2の圧縮映像及びシーンチェンジ検
出部の出力からストロボピクチャを作成するストロボピ
クチャ作成部と、前記第2の圧縮映像及びシーンチェン
ジ検出部の出力から頭出し再生テーブルを作成する頭出
し再生テーブル生成部とを備える請求項2記載の映像処
理装置であり、確実なシーンチェンジ検出と標準圧縮方
式のエンコーダ構成の両立という課題を解決する、とい
う作用を有する。
【0014】また、システムは、あらかじめインデクス
画像、圧縮映像の他にストロボピクチャを生成、蓄積し
ておく。このストロボピクチャは、シーン検出手段によ
って得られるシーン先頭画面であるインデクス画像とは
異なり、サイズ縮小された映像を等時間間隔でサンプリ
ングした画像である。低速なネットワークや低速な映像
端末において、映像をインデクス画像から選択した後に
通常再生の代わりにストロボピクチャ再生を行うことに
よりネットワークの容量の制限や表示端末自体の性能不
足にかかわらずユーザが映像の概要をすばやく把握する
ことができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項4に記載の発明は、表示端
末部が、第2の圧縮映像を伸張する第3のデコーダと、
インデクス画像ファイルの画像を出力するインデクス画
像表示手段と、ストロボピクチャを出力するストロボピ
クチャ表示手段と、前記第3のデコーダ、インデクス画
像表示手段及びストロボピクチャ表示手段の出力を表示
する映像表示部とを備える請求項3記載の映像処理装置
であり、確実なシーンチェンジ検出と標準圧縮方式のエ
ンコーダ構成の両立という課題を解決する、という作用
を有する。
【0016】また、システムは、あらかじめインデクス
画像、圧縮映像の他にストロボピクチャを生成、蓄積し
ておく。このストロボピクチャは、シーン検出手段によ
って得られるシーン先頭画面であるインデクス画像とは
異なり、サイズ縮小された映像を等時間間隔でサンプリ
ングした画像である。低速なネットワークや低速な映像
端末において、映像をインデクス画像から選択した後に
通常再生の代わりにストロボピクチャ再生を行うことに
よりネットワークの容量の制限や表示端末自体の性能不
足にかかわらずユーザが映像の概要をすばやく把握する
ことができるという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、映像入力制御部
はテレビ番組情報をネットワーク、その他の手段により
取得して、該当番組の開始以前にあらかじめ起動し、そ
の後エンコーダを起動し、番組の長さより長時間録画を
するもので、たとえば1週間内の各曜日における特定番
組の放送時間の変更に自動的に対処でき、システムの時
計やハードウエア装置に起因する時間誤差の影響をなく
し、目的の番組映像を確実に録画できる、という作用を
有する。
【0018】請求項6記載の発明は、第1のエンコーダ
は映像をフレーム内圧縮する手段を採用することにより
映像のリアルタイムでのキャプチャーと圧縮蓄積をきわ
めて簡単かつ安価に実現でき、さらに各フレームの伸張
を簡単したまま、映像の処理を高精度にできる、という
作用を有する。
【0019】請求項7記載の発明は第2のエンコーダは
映像をフレーム間圧縮するMPEGなどの標準的な映像
圧縮手段手段を採用することにより映像の高効率な圧縮
蓄積を実現し、同時に音声情報も付与でき、ユーザが満
足する画質での映像再生を効率的に可能にする、という
作用を有する。
【0020】請求項8記載の発明は、映像出力部が第1
のデコーダにより伸張された映像をアナログ信号として
外部に出力する。その際、映像の先頭部と最後尾部に各
々マーカー映像を短時間挿入する。第2のエンコーダで
は、このアナログ信号を受信し、第1のエンコーダとは
異なるフレームレートでキャプチャ、圧縮を行うが、こ
の後に再び伸張して前記のマーカ検出部を行うことによ
り、映像本体部分の開始フレームと終了フレームを確実
に特定できる。全体としてリアルタイムできわめて短時
間で第2のエンコードが完了する、という作用を有す
る。
【0021】請求項9記載の発明は、映像出力部は第1
のデコーダにより伸張された映像をデジタル信号として
出力する。この場合には、再び第2のエンコーダにおい
て圧縮されるが、特にこの形態ではソフトウエアでの圧
縮となり、やや長時間は必要であるが映像キャプチャ用
のハードウエアを使用しないためきわめて自由度が高
い、という作用を有する。
【0022】請求項10記載の発明は、表示端末部は映
像編集装置に接続されたATMなど高速コンピュータネ
ットワークに接続された高速映像表示用端末であり、ネ
ットワークでの転送可能な情報量が多いく、かつ伸張、
表示能力が優れているために圧縮映像をオーディオを含
めて通常に再生できる、という作用を有する。
【0023】請求項11記載の発明は、表示端末部はイ
ーサネットなど通常のコンピュータネットワークに接続
された映像表示用端末であり、ネットワークでの転送可
能な情報量が少ない、あるいは伸張表示能力が不足して
いるために圧縮映像をオリジナル通りに伸張し、再生す
ることは不可能であるが、一覧表示であるインデクス画
像と、ストロボピクチャ、およびオーディオを再生でき
る、という作用を有する。以下、本発明の実施の形態に
ついて、図1から図11を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の全体構
成図を示し、101の映像入力制御部は、衛星放送など
の放送電波を受信し、ビデオ映像信号を102のエンコ
ーダにてキャプチャし映像をデジタル圧縮し、103の
ディスクに蓄積する。このエンコーダの圧縮方法として
はリアルタイム圧縮が可能で映像オーディオともに圧縮
できる方式であれば何でも構わない。映像が従来のVT
Rなどを経由して記録されないために、ビデオテープへ
の録画による画質の劣化がなくなり、VTRの頭出しな
どのキャプチャ時の煩雑な制御も不要になる。映像入力
制御部101は家庭用VTRのタイマー録画とおなじ
く、あらかじめ決められた録画開始時間にシステムを起
動し、キャプチャと圧縮を行い、録画終了時間にシステ
ムをストップする。これによって所望の番組が連日、あ
るいは毎週録画できる。ところが、いくらシステムの時
計が正確でも、放送番組の開始時間が放送局の番組編成
の都合により1週間単位程度に不規則に変動したり、ス
ポーツ中継などの影響で当日になって放送時間が突然変
更されたりする。本発明においては、映像入力制御部は
テレビ番組情報をネットワーク、映像自身、その他の手
段により適宜自動的に取得し、第1の問題を解決する。
各放送局は、インターネットを利用して自社のホームペ
ージを公開しているがこの情報の中に1週間の番組編成
を開示している放送局も存在する。この情報をシステム
が自動的に取得して所望の番組の開始時間を知ることが
できる。これにより1週間単位程度の番組変更の情報は
得ることができ、映像入力制御部は確実に番組を録画で
きる。これらの情報を取得、処理して所望の番組の録画
開始時間は、あらかじめ録画時間テーブルにただしく蓄
積されているものとする。番組の録画における別の問題
点として、システムのメカ二ズム部分、たとえばディス
ク装置などにおいて、微少な時間遅れを生じるために、
正確な時間からやや遅れてから録画が開始されてしまう
ことがある。したがって映像入力制御部は、番組を確実
に録画するため番組開始数秒前に録画を開始し、番組の
放映時間より数秒後まで長時間録画をするようにあらか
じめ構成されているものとする。
【0025】録画された番組の管理上の問題として、深
夜以降の放送でも放送内容と番組とが食い違わないよう
にするため該当番組の開始以前にあらかじめ起動し、そ
の後エンコーダを起動するように構成されている。図2
において詳細に記す。本日のニュース番組(名称を仮
に"TOD"とする)が25分番組として連日深夜に放送さ
れており、それを、連日録画圧縮してファイル名称をTO
Dmmddとして記録し管理するシステムを想定する。ここ
でmmは月、ddは日付であり、今日が11月1日であれ
ば、ファイル名称は、TODNov1となる。番組の標準放送
時間帯は時刻23:35から25分間であるが1週間の放送
スケジュールは不規則で、放送が遅い曜日では、時刻0:
30から放送されるものとする。このような番組を自動録
画するため従来は1週間分の録画時間テーブルを用意
し、このテーブルから本日の録画開始時間T_startを取
得し、時刻T_startに録画処理を行うプログラムを起動
し、25分間の録画を実行していた。しかしながらファ
イル名称の決定部201、202は本プログラムの起動
時に実行されるため、11月1日が標準時間帯の放送日
であれば、正しくTODNov1なる名称になるものの、放送
が遅い曜日であれば、TODNov2となって、ニュースと日
付の対応がとれなくなる。そこで本発明では、図2の下
段に示すように、連日決まった時間T_everyにまず第1
のプログラム203が起動され、録画ファイル名はその
時点での日付から決定する。第1のプログラム203
は、録画時間テーブルから本日の録画開始時間T_Rec_
startを調べて、録画を行う第2のプログラム204を
自動実行させる。このため、11月1日のニュース放送
が遅い場合の時間帯でもファイル名は正しくTODNov1と
なる。この処理の流れを図3に示す。システムは連日、
T_everyの時刻に起動され、初期化処理301を実行し
た後、録画ファイル名称を302のように現在の日付か
ら決定する。次に303において、図1には記載されて
いない録画時間テーブルを読み出し、本日の録画開始時
間T_Rec_startを読みだし、その時間までまつ。ここ
までが図2における203に相当する処理になる。T_r
ec_start以降に処理304で録画、すなわち映像のキ
ャプチャとリアルタイム圧縮を行いう。ここで録画時間
T_Lengthは前記のように番組の確実な録画のために2
5分よりも長い時間とする。、処理305では、この映
像に対して図2の録画以降に行われる図2には書いてい
ない映像編集処理を施す。
【0026】録画処理が終了した時点で、第1のディス
ク装置103には、ニュース映像が25分間圧縮記録さ
れている。これを第1の圧縮映像とする。音声は同時に
キャプチャされ、別ファイルとして記録蓄積されてい
る。また、第1のエンコード・デコードは、シーンチェ
ンジ検出処理など、あくまで映像処理、映像編集のため
に映像を蓄積するものであってエンドユーザが実際に目
にするものではない。したがって視覚特性を利用した高
圧縮率の映像圧縮方式よりも、映像の持つ情報を保存し
た圧縮方式をとるべきである。そこで簡単なハードウエ
ア装置で圧縮と伸張が可能しかも秒30フレーム程度の
キャプチャが可能なモーションJPEGなどの方式を採
用する。この方式はフレーム内圧縮方式のために圧縮率
は低く、標準的な動画圧縮方式でない、音声を同時に圧
縮することができない、などの欠点を持っているの映像
処理のみに用いるには好適である。
【0027】以降、前記305の映像編集処理を第1の
映像編集部113、第2の映像編集部114を用いて行
う部分について説明していく。図4は、前記305の映
像編集処理の流れ図である。処理401での映像出力
は、録画によって、第1のエンコーダ102により、映
像をデジタル圧縮し、第1のディスク装置103に蓄積
された映像を第1のディスク装置103から第1のデコ
ーダ104により読み出しリアルタイム伸張して映像出
力部106から第2の映像編集部へ送る。ここで映像信
号は、デジタル、アナログのいずれのビデオ映像として
出力することも可能である。しかしデジタル信号で出力
する場合でも第1のエンコード時にモーションJPEG
などのいわゆるロッシィな圧縮を用いる場合には、一度
伸張してからの再度の圧縮による画質劣化は避けられな
い。また本実施形態においては第2のエンコーダ107
が映像キャプチャ機能と圧縮機能とをハードウエアとし
て持っている場合を想定している。これらの理由から、
本実施形態では映像出力部106は伸張された映像を一
旦アナログビデオ信号にまで変換して第2の映像編集部
114の第2のエンコーダ107に入力する形態を採用
している。これによって第2のエンコードがリアルタイ
ムに行え、全体の処理時間の短縮に貢献する。
【0028】ビデオ信号まで伸張され再び第2のエンコ
ードをする際に第1、第2のエンコードで、各々デジタ
ル化された映像本体の開始フレームと末尾フレームを正
確に一致させるため、マーカ映像を映像の開始以前と末
尾以降に数秒付加する。マーカとは、カラー調整用の
「カラーバー」など対象映像とは明らかに異なる映像で
ある。本実施形態では、デジタル的にカラーバー映像を
10秒程度の長さだけ生成し映像出力部で、(1)カラ
ーバー映像、(2)第1の記録映像25分、(3)カラ
ーバー映像の順序にて隙間無く連続してビデオ出力して
いる。
【0029】401の映像出力と同期して、第2の映像
編集部114では、処理402において第2のエンコー
ダ107によって、ビデオ信号をキャプチャしてリアル
タイム圧縮し、第2のディスク装置112に蓄積する。
第2のエンコーダ107では、第1のエンコーダとは異
なり、表示端末部115でエンドユーザが映像、音声の
再生を行う前提のもとに、標準的な動画圧縮方式で圧縮
率が高く音声も一緒に圧縮可能なMPEGなどの方式を
用いる。ただし、MPEGの秒30フレームでのリアル
タイムキャプチャとビデオとオーディオを多重化したエ
ンコードを行うにはきわめて高い計算能力を必要とし高
価なハードウエアが必要になる。本発明においては通常
のワークステーションで使用可能なビデオ映像のみのエ
ンコードを行うハードウエアを想定している。この前提
ではビデオ信号として入力される映像は秒18フレーム
(18fps)程度のレートでMPEGビデオストリー
ムに圧縮するのが限界である。これでも、表示端末側の
性能やネットワーク容量を考慮すれば、十分な映像品質
ということができる。図5は処理402の内容を示した
ものである。映像信号とオーディオ信号は、前記のハー
ドウエアでキャプチャされリアルタイムにMPEGビデ
オストリーム501とオーディオファイル502として
別々にデジタル記録される。次にオーディオエンコード
処理で、オーディオファイルがMPEGオーディオスト
リーム503にソフトウエア的に変換され、MPEGビ
デオストリームとMPEGオーディオストリームとが別
個に第2のディスク装置112内に生成される。
【0030】次に403のシステムエンコード処理では
システムエンコーダ108において、ビデオストリー
ム、オーディオストリームを多重化させてMPEGシス
テムストリーム504が作成され、これを第2の圧縮映
像として第2のディスク装置112に蓄積する。システ
ムストリームはMPEGにおいて映像と音声を同期して
再生するための標準的なフォーマットでありデジタル映
像をネットワーク上の様々なマシン上で汎用的に扱うた
めに、この処理を行う。第2の映像編集部におけるシス
テムストリームの作成処理は、後述するシーンチェンジ
検出処理の実行時間に並行して行うことができ処理時間
が短縮できる。
【0031】システムエンコード処理と並行して、第1
の映像編集部113のシーンチェンジ検出部105にお
いてシーンチェンジ検出処理404が行われる。図6に
シーンチェンジ検出の概要を記す。第1のディスク装置
103から第1の圧縮映像601が1フレームごとに伸
張され、所定のシーンチェンジ検出処理602が行わ
れ、最終的にシーンチェンジ検出結果ファイル603と
ダイジェストデータファイル604、シーン先頭縮小画
像を集めたインデクス画像ファイル605が生成され
る。シーンチェンジとは映像の切り替わり場所である
が、特に放送素材では様々なカメラワークと編集効果に
よる人工的なシーンチェンジがあり、各々の特性を生か
して検出が精度よく行われるようにしてある。本発明で
は計4種類のシーンチェンジ検出方法を組み合わせて使
用している。
【0032】短時間長型の検出処理606は前映像から
後映像までの変化が5フレーム以内に収まるカメラ切り
替えなどのすばやいシーンチェンジを対象とする。画像
を16ブロックに分割し、各ブロックごとのカラーヒス
トグラムを計算し、連続フレームどうしで類似度を算出
する。時間軸上でこの類似度が減少から増加にいたる箇
所をシーンチェンジ候補とする。映像移動型の検出処理
607は「引き抜き」など前映像が次第に移動して除去
されて後映像が出現するタイプの編集効果を検出するた
めのものである。連続フレームどうしで画素の輝度差が
規定値以上ある箇所の面積(画素変化面積)の時間的変
化が所期には大きく、次第に減少していくまでの間をシ
ーンチェンジ候補とする。画素合成型の検出処理608
は「デゾルブ」など前映像と後映像が合成されながら次
第に変化していくタイプの編集効果を検出するためのも
のである。画像のエッジ強度の和が時間的に下に凸形状
を呈する箇所をシーンチェンジ候補とする。画素置換型
の検出処理609は「ワイプ」など、前映像が後映像に
一部分から次第に大きく置き換わっていくタイプの編集
効果を検出するためのものである。これらの検出方法に
より、検出されたシーンチェンジ箇所は、シーンチェン
ジ検出ファイル603に格納され、後でインデクス画像
生成のために使用される。
【0033】ここで、シーンチェンジ検出結果ファイル
のテーブル内容につき(表1)で説明する。
【0034】
【表1】 (表1)において、上から5段まではヘッダ情報であ
り、シーンチェンジとは無関係である。本ファイルで
は、フレーム数表記をする場合には全て30フレーム/
秒の意味で使用されるが、以降これを明確に表現するた
めに「フレーム(30)」という表現を用いることとす
る。TOTAL 14400は、全フレーム(30)数
であり、この例では映像が14400フレーム(3
0)、すなわち8分間あることを示す。MFNUMは、
第2のエンコード時の情報であり、第2の圧縮映像の全
フレーム(30)数を示す。全述のように第2のエンコ
ーダでは、全フレームの圧縮は期待できないために、フ
レーム数は8910枚に減少している。CBARS、C
BAREの2項目は、映像前後のマーカ映像のフレーム
数である。これらは後述するマーカ映像検出後に記入さ
れる項目であり、シーンチェンジ検出直後には空欄であ
る。次のFPS 17.97は第2のエンコード時の情
報であり、エンコード時の秒あたりのフレーム数を示
す。前記TOTALと(MFNUM−CBARS−CB
ARE)の比と 30とFPSの比は、ほぼ等しいが、
このFPS値は第2のエンコーダ107から得られる情
報である。START以降はシーンチェンジ結果、記入
される項目であり、START(フレーム(30)番号
000000)からTO(フレーム(30)番号000
004)までが1つのシーンで、次のCUT(フレーム
(30)番号000005)において、シーンチェンジ
が検出され、そこからTO(フレーム番号00010
6)までが1つの連続するシーンになっていることを意
味する。CUT、WIPE,DISLV,OTHERと
いうタグは、検出されたシーンチェンジの種類に相当
し、それぞれ短時間長型、映像置換型、画素合成型、映
像移動型を意味する。
【0035】シーンチェンジ検出処理では、シーンチェ
ンジ検出されたフレーム、すなちシーンの先頭のフレー
ムを縮小して保存する。本実施例では現フレーム画像が
640x480画素の画像である場合、縦横4分の1、あるいは
8分の1に縮小処理された160x120画素、あるいは80x60
画素の画像とする。これらの画像は別個の画像ファイル
であり、第1のディスク装置に蓄えられ、後のインデク
ス画像生成に用いられる。
【0036】シーンチェンジ検出部105では、同時に
ダイジェストデータファイル604が作成される。 ダ
イジェストデータファイルは、映像をストロボピクチャ
再生する場合に類似して冗長な映像部分を少なくし、効
果的に表示するための情報ファイルである。以下、後述
するストロボピクチャが、秒3コマを基準として作成さ
れる場合を説明する。この時、ストロボピクチャは10
フレーム(30)づつサンプリングして解像度を縮小す
ることで作成される。そこで図6における伸張映像で、
規定のサンプリング間隔である10フレーム(30)お
きに次々に基準画像との類似度を計算し、類似度がしき
い値以下の場合にダイジェストデータファイルにフレー
ム番号を書き出し、同時に基準画像を現在フレームの画
像に切り替える。以下順次繰り返してダイジェストデー
タファイルを作成する。次に、インデクス画像作成処理
が行われる。インデクス画像生成処理ではシーンチェン
ジ検出時に、縮小され、蓄積された複数の縮小画像群が
1つのファイルにまとめて、第2のディスク装置112
に蓄積保存される。
【0037】第1の映像編集部113でシーンチェンジ
検出処理が終了後、第2の映像編集部114において、
マーカ映像検出処理404が行われる。この処理は第1
の映像編集部113からビデオ信号として出力された映
像を第2の映像編集部114にて受信した後、開始フレ
ーム位置のずれを明確にし、補正するために必要であ
る。図7を用いてマーカ映像検出部109によるマーカ
映像検出につき説明する。まず、第2のエンコーダ10
7にて第1の圧縮映像とは異なるキャプチャレート、た
とえば18fpsなどのレートでキャプチャされ圧縮さ
れた第2の圧縮映像701のビデオストリームを第2の
デコーダ116により再生順の先頭から順次伸張する。
以降18fpsのレートでのフレームをフレーム(18)
と表現することとする。この映像は出力時に先頭、末尾
にマーカ映像が付加されている。そこで先頭画像702
がマーカ映像であることを仮定し順次、次のフレーム
(18)と先頭画像702との類似度を計算していく。
類似度がしきい値以下になった箇所703のフレーム
(18)番号Sを検出し、映像先頭のマーカ映像フレー
ム数(18)とする。次に圧縮映像のビデオストリーム
の再生順の末尾から1フレームずつ伸張する。再び、末
尾画像705がマーカ映像であることを仮定して、順次
末尾画像との類似度を計算していき、類似度がしきい値
以下になった箇所704のフレーム番号N−Eおよび全
フレーム(18)数Nから、Eを求めて末尾マーカ映像
フレーム(18)数とする。次に、シーンチェンジ検出
結果ファイルの前述の2項目であるCBARS、CBR
AEにS,およびEを記載するのであるが、シーンチェ
ンジ検出結果ファイルでは、フレーム数はフレーム(3
0)にて表現されているので、フレーム番号補正部70
6においてフレーム番号補正を行う。フレーム番号補正
は、表1に示すようにシーンチェンジ検出結果ファイル
707にFPSとして記載されているのでこれを用いて
【0038】
【数1】 にて行われる。以上で、CBARS、CBAREが記載
され、改めてシーンチェンジ検出結果ファイル708が
完成する。
【0039】次に第2の映像編集部114の頭出し再生
用テーブル生成部108において頭出し再生用テーブル
作成処理405を行う。これは、第1の映像編集部11
3でのシーンチェンジ検出結果ファイルから指定された
シーンチェンジフレーム番号から第2の映像編集部11
4での映像への頭出し再生を高速に行う目的で、システ
ムストリームにまでエンコードされた第2の圧縮映像を
解析しながらシステムストリームの任意フレームからの
デコード開始場所までの第2のディスク装置112上で
のシーク量を取得するためのテーブルを作成する処理で
ある。図8は頭出し再生用テーブル作成処理を示す。
【0040】頭出し再生用テーブルは、シーンチェンジ
検出結果ファイルから指定されたシーンチェンジフレー
ム番号によってマーカ映像を含んだ第2の圧縮映像を頭
出しするものであり、再びフレーム数の対応が問題とな
る。シーンチェンジ検出結果ファイルでのシーン先頭フ
レーム(30)から、頭出しすべきシーンのフレーム
(18)を求めるためには、
【0041】
【数2】 が使用される。801はMPEGシステムストリームを
読み込み、ストリーム中に含まれるパックスタートコー
ド、およびパケットスタートコードを検出しそれらのコ
ード位置を記憶しビデオパケットとオーディオパケット
の分離をするシステムコード検出手段である。802は
複数のビデオパケットを1本のシステムストリームとし
て解析するビデオパケット解析手段、803は複数のオ
ーディオパケットを1本のオーディオストリームとして
解析するオーディオパケット解析手段である。805
は、複数のビデオパケットからピクチャコード,GOP
コードを含むビデオパケットを検出するパケット内コー
ド検出手段である。806はピクチャコード数をカウン
トし,GOPコードを検出する度に各GOPコード直前
までの累積フレーム数とパケット内のGOPコード以降
のピクチャコードを出力するビデオフレーム算出手段で
ある。807はビデオストリームデコード時のパラメー
タ、総フレームなどの情報を記憶しておくビデオストリ
ーム情報記憶手段である。808は805においてGO
Pコードを検出する度に、パケット内フレーム数、累積
フレーム数、ストリーム先頭からパックヘッダまでの接
待オフセットバイト数、パックヘッダからパケットヘッ
ダまでの相対オフセットバイト数をまとめるビデオ頭出
し再生レコード作成手段である。809から812まで
はオーディオについて以上と同様の解析処理を行う。テ
ーブル作成手段804は以上のビデオ頭出し再生レコー
ド、オーディオ頭出し再生レコードを集めてテーブル化
して、頭出し再生テーブルファイルを作成する。頭出し
再生テーブルファイルは、以上のようにランダムアクセ
スしやすい複数の固定長レコードに、フレームからMP
EGシステムストリームオフセットまでのランダムアク
セスを可能にする情報が記載されており、MPEGシス
テムストリーム映像の頭出し再生を高速にするためのフ
ァイルである。
【0042】次に第2の映像編集部114のストロボピ
クチャ生成部110においてストロボピクチャ作成処理
406が行われる。図9は、ストロボピクチャ作成処理
を示す図である。ストロボピクチャとは、映像を時間的
に、たとえば秒3コマ程度にサンプリングして、フィル
ムイメージに映像を表示することにより、映像の時間的
な流れを瞬時に空間的に把握させるものである。また、
ネットワーク通信容量が小さい場合でもオーディオ情報
に付加する縮小映像を送りたい場合に使用されるもので
ある。再びシーンチェンジ検出結果テーブルファイルか
ら、FPSを読みとりサンプリング間隔決定手段から、
以下の式でフレーム数(18)でのサンプリング間隔n
を求める。
【0043】
【数3】 サンプリングされた画像は縦横2分の1程度に縮小処理
されて集められストロボピクチャファイルを生成する。
以上で、映像の編集処理は終了する。以上のような一連
の処理を実行すると、第2のディスク装置112上に以
下のファイルが生成される。 (1)第2の圧縮映像ファイル(MPEGビデオストリ
ーム) (2)オーディオファイル (3)MPEGオーディオストリーム (4)MPEGシステムストリームファイル (5)シーンチェンジ検出結果テーブルファイル (6)ダイジェストデータファイル (7)頭出し再生テーブルファイル (8)インデクス画像ファイル (9)ストロボピクチャファイル これらのうち、(1)のMPEGビデオストリームは
(4)のMPEGシステムストリームが生成された時点
で不要になる。その他のファイルはそれぞれ表示端末に
よって適宜使用される。図10、図11は、映像編集が
終了し各ファイルが図1における第2のディスク装置1
12に格納されている状態を示す。図10はコンピュー
タネットワークが10MBPS程度の通信速度しか確保でき
ず、しかも表示端末もPCなどを想定している。ネット
ワークは構内ネットワークとして他の様々なマシンが接
続されている。このような一般的なネットワーク形態で
映像をネットワーク配信することは他のサービスへの圧
迫となり現実的ではない。表示端末のPC(パーソナル
コンピュータ)としても一般ビジネスアプリケーション
を動かしながらの動画表示は負荷が重い。そこで、本実
施形態では表示端末部115では、インデクス画像表示
手段117によるインデクス画像(オーディオなし)表
示とストロボピクチャ表示手段118によるストロボピ
クチャ(オーディオなし)表示とストロボピクチャにオ
ーディオを同期させる機能としての映像表示のみとす
る。つまり映像表示手段1007は、第2の圧縮映像を
ネットワーク受信することはしない。そして高品質な動
画再生が必要な場合、ローカルな画像サーバを各表示端
末部115に設置する。ローカルな映像サーバとして
は、簡単なものとしてアナログ光ディスク、あるいは第
2の圧縮映像ファイルをコピーしたメディアがあげら
れ、映像とオーディオがあらかじめ録画されているもの
とする。表示端末部115ではエンドユーザが制御手段
1001に指令することにより、シーンチェンジ検出結
果テーブルファイル1002を読みこむ。次にサーバプ
ロセス1003がインデクス画像ファイルを必要な部分
のみ送出し、表示端末部115ではクライアントプロセ
ス1004がインデクス画像を受信し、映像表示部11
9に表示する。サーバプロセスとクライアントプロセス
はネットワーク上で大容量の映像ファイルなどを全部読
むことなしに必要な部分のみをストリームとしてリアル
タイムに送出するために用意されている。このサーバプ
ロセスとクライアントプロセスの機能により、たとえ
ば、ユーザがインデクス画像によって頭出ししたい映像
の部分を指定した場合、表示制御手段1001は、サー
バプロセス1005に該当フレームからストロボピクチ
ャファイルを送出するように指令し、サーバプロセス1
005はストロボピクチャファイルを任意位置からネッ
トワークへ送出し、クライアントプロセス1006は、
ストロボピクチャファイルおよびオーディオファイルを
読みこんで映像表示手段1007は映像表示部にストロ
ボピクチャを、オーディオをスピーカに出力する。この
時、ストロボピクチャだけを表示することもむろん可能
である。また、ストロボピクチャ表示において類似した
画像が並ぶことをさけたければダイジェストデータファ
イルを読み込み、類似度が低いストロボピクチャのみを
表示することによって冗長度を下げることも可能であ
る。
【0044】また、ローカルな映像サーバ1008を設
ければ、1008に指令することによってインデクス画
像で指定されたフレーム番号から頭出しされた映像を高
画質な動画オーディオ同期出力として得ることが出来
る。これらの表示機能はすべて表示制御手段によってユ
ーザインタフェースと一緒に制御され、エンドユーザに
自由に映像にアクセスすることを許す。
【0045】図11は、コンピュータネットワークが16
0MBのATMなどを使用し、表示端末部115としても高性
能ワークステーションなどを用いる系、あるいは、ネッ
トワーク自体の性能は低いが映像専用のネットワークが
用意されている系である。ここでも、インデクス画像表
示とストロボピクチャ表示としては図10と同様のデー
タの流れを呈するが、映像表示の場合に、表示制御手段
が頭出し再生テーブルファイル1101を読み込んでお
く。それを元に、ユーザがインデクス画像によって頭出
し再生したい部分を指定すると、第2の圧縮映像ファイ
ル1102内の任意位置までシークし、シーク位置より
第2の圧縮映像ファイルをサーバプロセス1003が送
出し、クライアントプロセス1104が圧縮映像を受信
して第3のデコーダ1105へ送る。第3のデコーダで
は、頭出しMPEGシステムストリームのデコード開始
位置を前記頭出し再生テーブルから取得し、ビデオスト
リームとオーディオストリームに分離して、ビデオ映像
を映像表示部へ、オーディオをスピーカへ出力する。
【0046】以上のようにエンドユーザは、インデクス
画像を指定することにより、ストロボピクチャ、オーデ
ィオ付きのストロボピクチャ、通常映像を、映像の任意
の場所から即座に頭出しして再生することができる。
【0047】なお、本実施の形態では、図1における映
像出力部106は映像をアナログビデオ、オーディオ信
号として出力しているが、デジタル出力することも可能
である。この場合には、第1の映像編集部113での映
像出力部106にけるマーカ映像付加と、第2の映像編
集部114でのマーカ映像検出部109は不要になる。
また、第1のディスク装置103と第2のディスク装置
112も便宜上、分離されているが同一でもよい。ま
た、第2の映像編集部114におけるシステムエンコー
ダ108は第2のエンコーダ107がシステムストリー
ムまで作成するものであれば不必要である。
【0048】また、第2のデコーダ116と第3のデコ
ーダは同じものでも良い。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によればまず、ネッ
トワーク自身の回線容量とネットワークに接続された表
示端末自体の性能によっては映像を通常に再生表示でき
ない場合に対応するために、ストロボピクチャ再生表示
という手段をとってすべてのユーザに相応の映像データ
供給を可能にしている。
【0050】つぎにフレーム内映像符号化アルゴリズム
(モーションJPEGなど)を用いて映像を全フレーム
分キャプチャしチェンジ検出処理手段などに向けて最適
化し、次にフレーム間映像符号化アルゴリズム(MPE
Gなど)を用いて再エンコードすることによりユーザ表
示用の圧縮映像を作成する構成をとることによりコス
ト、性能的に効率的な映像編集を可能にしている。
【0051】さらに、映像入力制御部は完全無人化での
番組録画をねらい、番組の放送時間が曜日ごとに変更さ
れても録画管理情報はこれに対処できる、などという有
利な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるシステム構成を示す
【図2】同実施形態における録画時間の変動に対処する
【図3】同実施形態におけるシステムの動作全体の流れ
【図4】同実施形態における映像編集処理の流れ図
【図5】同実施形態における第2のエンコードとシステ
ムエンコードを示す図
【図6】同実施形態におけるシーンチェンジ検出処理を
示す図
【図7】同実施形態におけるストロボピクチャ作成処理
を示す図
【図8】同実施形態における頭出し再生テーブル作成を
示す図
【図9】同実施形態におけるストロボピクチャ作成を示
す図
【図10】同実施形態における低速コンピュータネット
ワークにおけるデータの流れを示す図
【図11】同実施形態における高速コンピュータネット
ワークにおけるデータの流れを示す図
【符号の説明】
101 映像入力制御部 102 第1のエンコーダ 103 第1のディスク装置 104 第1のデコーダ 105 シーンチェンジ検出部 106 映像出力部 107 第2のエンコーダ 108 システムエンコーダ 109 マーカ映像検出部 110 ストロボピクチャ生成部 111 頭出し再生テーブル生成部 112 第2のディスク装置 113 第1の映像編集部 114 第2の映像編集部 115 表示端末部 116 第2のデコーダ 117 インデクス画像表示手段 118 ストロボピクチャ表示手段 119 映像表示部 120 第3のデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 幸治 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を入力する映像入力制御部と、前記
    映像入力制御部で入力された映像を編集してインデック
    ス画像を生成する第1の映像編集部と、前記第1の映像
    編集部の出力を編集してストロボピクチャを生成する第
    2の映像編集部と、前記第1の映像編集部及び第2の映
    像編集部の出力を表示する表示端末部とを具備する映像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の映像編集部が、映像入力制御部で
    入力された映像をキャプチャして録画し圧縮蓄積する第
    1のエンコーダと、前記第1のエンコーダで圧縮された
    第1の圧縮映像を蓄積する第1のディスク装置と、前記
    第1の圧縮映像をフレーム毎に伸張する第1のデコーダ
    と、前記第1のデコーダで伸張された映像のシーンチェ
    ンジを検出し、前記のシーンチェンジの先頭の画像を集
    めたインデクス画像ファイルを作成するシーンチェンジ
    検出部と、前記第1のデコーダで伸張された映像を出力
    する映像出力部とを備える請求項1記載の映像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 第2の映像編集部が、第1の映像編集部
    から出力された映像を再びエンコードする第2のエンコ
    ーダと、前記第2のエンコーダで圧縮された第2の圧縮
    映像を蓄積する第2のディスク装置と、前記第2の圧縮
    映像を伸張する第2のデコーダと、前記第2の圧縮映像
    及びシーンチェンジ検出部の出力からストロボピクチャ
    を作成するストロボピクチャ作成部と、前記第2の圧縮
    映像及びシーンチェンジ検出部の出力から頭出し再生テ
    ーブルを作成する頭出し再生テーブル生成部とを備える
    請求項2記載の映像処理装置。
  4. 【請求項4】 表示端末部が、第2の圧縮映像を伸張す
    る第3のデコーダと、インデクス画像ファイルの画像を
    出力するインデクス画像表示手段と、ストロボピクチャ
    を出力するストロボピクチャ表示手段と、前記第3のデ
    コーダ、インデクス画像表示手段及びストロボピクチャ
    表示手段の出力を表示する映像表示部とを備える請求項
    3記載の映像処理装置。
  5. 【請求項5】 映像入力制御部がテレビ番組情報を取得
    して、該当テレビ番組の開始以前に第1のエンコーダを
    起動し、前記テレビ番組の放映時間より長時間録画をす
    ることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載
    の映像処理装置。
  6. 【請求項6】 第1のエンコーダが映像をフレーム内圧
    縮することにより映像のリアルタイムでのキャプチャー
    と圧縮蓄積を実現し、さらにフレーム毎の伸張を簡単に
    することを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記
    載の映像処理装置。
  7. 【請求項7】 第2のエンコーダが映像をフレーム間圧
    縮することにより映像の高効率な圧縮蓄積を実現し、同
    時に音声情報も付与することを特徴とする請求項2ない
    し6のいずれかに記載の映像処理装置。
  8. 【請求項8】 映像出力部が第1のデコーダにより伸張
    された映像をアナログ信号として出力し、圧縮映像の先
    頭部と最後尾部に各々マーカ映像を短時間挿入し、前記
    マーカ映像を挿入された映像を外部へ送出するものであ
    り、第2のエンコーダが前記マーカ映像を検出する機能
    を有し、映像本体部分の特定を確実にすることを特徴と
    する請求項2ないし7のいずれかに記載の映像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 映像出力部が第1のデコーダにより伸張
    された映像をデジタル信号又はデジタル化されたファイ
    ルとして出力し、再び第2のエンコーダにおいて圧縮さ
    れることを特徴とする請求項2ないし7のいずれかに記
    載の映像処理装置。
  10. 【請求項10】 表示端末部が第1及び第の2映像編集
    部に接続された高速コンピュータネットワークに接続さ
    れ、インデクス画像とストロボピクチャと通常映像を全
    て見ることができる高速映像表示用端末である請求項1
    ないし9のいずれかに記載の映像処理装置。
  11. 【請求項11】 表示端末部がコンピュータネットワー
    クに接続され、インデクス画像とストロボピクチャを見
    ることができる映像表示用端末である請求項1ないし9
    のいずれかに記載の映像処理装置。
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