JPH09153867A - 電波伝搬シミュレータ - Google Patents

電波伝搬シミュレータ

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Publication number
JPH09153867A
JPH09153867A JP7312991A JP31299195A JPH09153867A JP H09153867 A JPH09153867 A JP H09153867A JP 7312991 A JP7312991 A JP 7312991A JP 31299195 A JP31299195 A JP 31299195A JP H09153867 A JPH09153867 A JP H09153867A
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JP
Japan
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base station
propagation
point
building
distance
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Withdrawn
Application number
JP7312991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ito
伊藤  潔
Toshihiro Komi
利宏 小見
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Masanori Matsubara
誠憲 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電波伝搬シミュレータに関し、スト
リートマイクロセル方式における受信レベルの推定を可
能とした電波伝搬シミュレータの提供を課題とする。 【解決手段】 地図データをメッシュ分割し、メッシュ
毎の所定位置を受信レベル計算点とするステップと、基
地局アンテナ、建物及び受信レベル計算点の各位置と高
さとに基づき基地局と各受信レベル計算点との間に存在
する建物の有無を識別すると共に、建物無しの場合は空
間を直線的に伝搬する見通し内道路伝搬波の伝搬損失を
求め、また建物有りの場合は曲がりのある道路に沿って
折れ線的に伝搬する見通し外道路伝搬波の伝搬損失を求
めるステップと、該求めた伝搬損失に基地局及び必要な
ら移動局の各諸元を加味して受信レベル計算点における
受信レベルを算出するステップとを備える。好ましく
は、基地局より発した電波が建物上端で回折し、移動局
に到る建物回折波の伝搬損失を求めるステップを備え、
該求めた建物回折波の伝搬損失を見通し外道路伝搬波の
伝搬損失に並列に合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電波伝搬シミュレー
タに関し、更に詳しくは屋外低アンテナ高基地局を有す
る移動通信システムのゾーン設計や置局設計等に適用し
て好適なる電波伝搬シミュレータに関する。移動通信シ
ステムではゾーン設計や置局設計を行なう際に移動局に
おける受信レベルの推定を行う。また移動通信システム
{特に、PHS(Personal Handy phon System)や小電
力無線等}では、基地局が低アンテナ高である場合も少
なくなく、この場合の基地局の電波は周辺の建物に閉ざ
され、道路に沿って伝搬することになる。そこで、係る
場合の任意受信点における受信レベルを正確に推定でき
る電波伝搬シミュレータの提供が望まれる。
【0002】
【従来の技術】従来は、受信レベル推定エリアのメッシ
ュ分割を行なうと共に、地形、建物、道路等の地図デー
タに基づきメッシュ毎の平均建物高、平均道路幅等の諸
条件を算出し、求めた諸条件と基地局諸元とによりメッ
シュ毎の受信レベルを算出するものが知られている(特
開平4−100417号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記メッシュ
毎に平均建物高等の諸条件を算出する方法は、例えば自
動車携帯電話の如く、高い基地局アンテナで広いエリア
をカバーするような所謂大ゾーン方式には有効である
が、基地局アンテナ高が周辺の建物高よりも低く(例え
ば、路上から数m)、よって基地局の電波が周辺の建物
に閉ざされ、道路に沿って伝搬する様な所謂ストリート
マイクロセル方式における受信レベルの推定を行なうこ
とはできない。
【0004】本発明の目的は、ストリートマイクロセル
方式における受信レベルの推定を可能とした電波伝搬シ
ミュレータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の電波伝
搬シミュレータは、地図データをメッシュ分割し、メッ
シュ毎の所定位置(例えば格子点)を受信レベル計算点
とするステップと、基地局アンテナ、建物及び受信レベ
ル計算点の各位置と高さとに基づき基地局と各受信レベ
ル計算点との間に存在する建物の有無を識別すると共
に、建物無しの場合は空間を直線的に伝搬する見通し内
道路伝搬波の伝搬損失を求め、また建物有りの場合は
曲がりのある道路に沿って折れ線的に伝搬する見通し外
道路伝搬波の伝搬損失を求めるステップと、該求めた
伝搬損失に基地局及び必要なら移動局の各諸元を加味し
て受信レベル計算点における受信レベルを算出するステ
ップとを備えるものである。
【0006】本発明(1)によれば、建物無しの場合は
空間を直線的に伝搬する見通し内道路伝搬波の伝搬損
失を求め、また建物有りの場合は曲がりのある道路に沿
って折れ線的に伝搬する見通し外道路伝搬波の伝搬損
失を求めるので、ストリートマイクロセル方式における
受信レベルの正確な推定が可能となる。好ましくは、本
発明(2)においては、基地局より発した電波が建物上
端で回折し、移動局に到る建物回折波の伝搬損失を求
めるステップを備え、該求めた建物回折波の伝搬損失
を見通し外道路伝搬波の伝搬損失に並列に合成する。
従って、見通し外道路における受信レベルの精度が向上
する。
【0007】また好ましくは、本発明(3)において
は、地図データは、地形、道路、建物、建物階層を含む
住宅地図データに標高データを加味して得られる。従っ
て、市販の住宅地図データ及び標高データを利用できる
と共に、基地局と各受信レベル計算点との間に存在する
建物の有無を正確に識別できる。また、建物回折波の
伝搬経路を適正にモデル化できる。
【0008】また好ましくは、本発明(4)において
は、建物高は、建物の階層データに所定数を乗算して得
られる。従って、市販の住宅地図データより有効な建物
高が得られる。また好ましくは、本発明(5)において
は、見通し内道路伝搬波の伝搬損失は、基地局からの
距離に応じて自由空間伝搬損失式又は平面大地近似式に
より算出する。
【0009】地形によっては遠くまで見通せる道路等も
存在するので、基地局からの距離に応じて自由空間伝搬
損失式と平面大地近似式とを使い分ければ、推定レベル
の精度が向上する。また好ましくは、本発明(6)にお
いては、自由空間伝搬損失式と平面大地近似式とを使い
分ける識別距離は、周波数と基地局及び移動局の各アン
テナ高とに基づき決定する。
【0010】直接波が有効な距離と、地球表面の回折波
が有効な距離との間の境界点は周波数と基地局及び移動
局の各アンテナ高とに依存する。また好ましくは、本発
明(7)においては、自由空間伝搬損失式は基地局−移
動局間の距離と周波数とに依存し、また平面大地近似式
は基地局−移動局間の距離と基地局及び移動局の各アン
テナ高とに依存する。
【0011】また好ましくは、本発明(8)において
は、見通し外道路伝搬波の伝搬損失は、基地局から道
路の曲がり地点までの伝搬距離による損失と、道路の曲
がりによる損失と、道路の曲がり地点から受信レベル計
算点までの伝搬距離による損失との合計により算出す
る。従って、複雑な電波伝搬特性を簡単なアルゴリズム
で能率良く解析できる。
【0012】また好ましくは、本発明(9)において
は、基地局から道路の曲がり地点までの伝搬距離による
損失は自由空間伝搬損失式又は平面大地近似式に基づき
算出し、道路の曲がりによる損失は該道路の曲がり地点
までの伝搬距離に基づき算出し、道路の曲がり地点から
受信レベル計算点までの伝搬距離による損失は基地局か
ら該道路曲がり地点までの距離に応じて決定される道路
の曲がり後の減衰定数及び基地局−受信レベル計算点間
の総合伝搬距離と道路曲がり地点−受信レベル計算点間
の距離との比により算出する。
【0013】見通し外道路伝搬波の場合も、基地局か
ら道路の曲がり地点までの伝搬距離による損失は見通し
内道路伝搬波による損失と同様に扱える。従って、こ
の部分の処理が共通化され、能率良い演算が行える。ま
た好ましくは、本発明(10)においては、基地局から
受信レベル計算点に至る見通し外道路伝搬波の伝搬経
路が複数ある場合は、合計の伝搬損失が最小となる伝搬
経路を割り出す。
【0014】従って、最終的に移動局に有効な受信レベ
ルを正確に割り出せる。また好ましくは、本発明(1
1)においては、建物回折波の伝搬損失は、基地局及
び移動局の各アンテナ及び建物の各高さ依存し、建物上
端の回折点にナイフェッジ回折近似式を適用して算出す
る。なお、建物回折波の伝搬損失を合成するか否かは
任意である。例えば建物高が非常に高く、建物回折波
の効果が期待できないと判断されたような場合には、建
物回折波の伝搬損失の演算又はその合成を省略しても
良い。
【0015】また好ましくは、本発明(12)において
は、各受信レベル計算点の算出結果を、受信レベルに応
じた濃淡パターン又は色によりメッシュ毎に表示するス
テップを備える。従って、任意推定エリアにおける全受
信レベルの状況を容易に把握でき、ゾーン設計や置局設
計を容易に行える。
【0016】また好ましくは、本発明(13)において
は、受信レベルの算出結果が得られないメッシュについ
ては隣接するメッシュの受信レベルのデータより推定す
る。従って、予め建物内や水系等の部分を受信レベル計
算点から除外して処理負担を軽減できると共に、除外し
たメッシュ部分の受信レベルも容易に補間できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態による電波伝搬シミュレータの構成を示
す図で、図において11は電波伝搬シミュレータの主制
御・処理を行うCPU、12はCPU11が実行する図
3〜図6の電波伝搬シミュレーション処理等のプログラ
ムを記憶するROM,RAM等よりなるプログラムメモ
リ(PMEM)、13は地図データや演算結果の受信レ
ベルデータ等を表示するディスプレイ(DISP)、1
4は演算結果のハードコピーをとるプリンタ(PR
N)、15は電波伝搬シミュレーション処理に必要な各
種情報を入力するキーボード(KBD)、16は電波伝
搬シミュレーション処理に係る地図データや演算結果の
情報を記憶するRAM等のデータメモリ(DMEM)、
17は市販の住宅地図データや標高データ等を読み込む
ためのディスク装置/テープ装置等よりなる2次記憶装
置(SMEM)、18はマウス等からなるポインティン
グデバイス(PD)、19はCPU11の共通バスであ
る。
【0018】図示しないが、プログラムの実効により実
現される機能ブロックとしては、大きく分けてデータコ
ンバージョン部とシミュレーション部とがある。データ
コンバージョン部では、予め住宅地図データ(例えばゼ
ンリンZmap−TOWN)に50mメッシュ標高デー
タ(例えば国土地理院)を合成すると共に、住宅地図デ
ータの持つ建物階層データより建物高データ(ビル:階
層×4m、マンション:階層×3.5m、その他:5m
一律)を作成し、電波伝搬シミュレーションを行なうた
めのデータベース(地図データ)とする。
【0019】シミュレーション部は、上記地図データ及
び演算に必要な付加データに基づき、推定エリアの受信
レベルを算出し、算出結果を画面に表示する。以下、シ
ミュレーション部の処理を詳細に説明する。図3は実施
の形態による電波伝搬シミュレーション処理のフローチ
ャート、図8〜図12は実施の形態による受信経路探査
処理を説明する図(1)〜(5)である。
【0020】図3において、ステップS1ではコンバー
ト後の住宅地図データを画面に表示する{図8(A)参
照}。ステップS2では画面上で受信レベル推定エリア
の指定を行う。図8(A)において、例えば画面上で受
信レベル推定エリアの左上端をマウスクリックし、更に
矩形枠を伸ばして右下端をマウスクリックし、該矩形枠
で囲まれる範囲を受信レベルの計算エリアとする。
【0021】ステップS3では例えば画面の左上端を原
点として計算エリアのメッシュ分割を行う{図8(B)
参照}。メッシュの大きさはパラメータ指定可能(但
し、デフォルト値は5m)であり、任意の値をキーボー
ド又はマウスで指定する。メッシュ分割により端数部分
が生じた場合は、そのまま表示する。なお、メッシュ表
示のON/OFFを選択できる。
【0022】ステップS4では受信電圧計算点の検索を
行う{図9(A)参照}。例えば上記メッシュ分割した
各格子点を受信電圧レベルの計算点とする。但し、建物
や水系等による閉領域に含まれる格子点は計算の対象外
とする。更に、各受信電圧計算点に対して左上端から右
下端に向けて順に番号を付し、各計算点を番号で識別す
る。
【0023】ステップS5では基地局位置(○印)を指
定する{図9(B)参照}。なお、基地局位置は複数を
指定可能である。基地局毎の演算は独立して行える。基
地局位置は閉領域(建物,水系等)以外の場所にマウス
クリックにより指定する。この例では計算点「13,1
4,19,20」で囲まれる位置に基地局を指定してい
る。
【0024】ここで、後述のステップS9の受信レベル
算出処理で行われる受信経路の探査処理を説明してお
く。なお、図22は実施の形態によるメモリの記憶態様
を説明する図で、併せて参照されたい。 <見通し内計算点と見通し外計算点>図10(A)にお
いて、基地局−受信電圧計算点間を2次元的に直線で結
び、その間に建物がない場合を見通し内計算点(●印)
とする。
【0025】見通し内計算点には後述の見通し内道路伝
搬損失計算式{式(1)〜式(6)}を適用し、求めた
値を受信電圧計算点毎にメモリする{図22(A)参
照}。ここで、メモリ内の斜線(格子点番号4.8等)
は見通し外の格子点であるためデータは入れずに空白に
しておく。図10(B)において、基地局−受信電圧計
算点間を2次元的に直線で結び、その間に建物が有る場
合を見通し外計算点(□印)とする。
【0026】見通し外計算点には後述の見通し外道路伝
搬損失計算式{式(7)〜式(27)}及び建物回折波
損失計算式{式(28)〜式(42)}を適用する。見
通し外の場合は、更に何回曲がりまで計算するかを選択
できる。この例では0〜3回目曲がりまでを選択可能で
ある。また建物回折波損失も計算をさせるか否かを選択
できる。 <1回曲がり計算点の探査>図11において、ある見通
し内計算点から直接に見通せる点を1回曲がり計算点と
する。
【0027】1回曲がり計算点の求め方は、先ずある見
通し内計算点から、全ての見通し外計算点までを直線で
結ぶ。図11(A)は見通し内計算点7から全ての見通
し外計算点を直線で結んだ場合を示している。次に、見
通し内計算点−見通し外計算点間の直線上に遮る建物が
ない点を例えば「点7を1回目曲がり点とする1回曲が
り計算点」と認識する。図11(B)は、点7を1回目
曲がり点とする1回曲がり計算点「8,15,16,1
7,23,25」(×印)を示している。
【0028】以下、同様にして全見通し内計算点−見通
し外計算点について夫々に直線をひき1回曲がり計算点
を検索する。この場合に、複数の1回目曲がり点を通る
ような1回曲がり計算点が存在し得る。例えば1回曲が
り計算点25は複数の点「7,14,19,20,2
6,27」を1回目曲がり点とする1回曲がり計算点と
なる。この場合は最終的に最も伝搬損失の少ない経路
(例えば最短経路)が選ばれる。
【0029】1回曲がりの受信電圧計算には後述の式
(7)〜式(13)を適用する。 <2回曲がり計算点の探査>図12において、上記1回
曲がり計算点から見通せる点を2回曲がり計算点とす
る。2回曲がり計算点の求め方は、まずある1回曲がり
計算点から1回曲がり計算点以外の見通し外計算点を直
線で結ぶ。図12(A)は1回曲がり計算点16から全
ての1回曲がり計算点以外の見通し外計算点「4,9,
22,30」を直線で結んだ場合を示している。
【0030】次に、これらの直線上で遮る建物がない点
を例えば「点16を2回目曲がり点とする2回曲がり計
算点」と認識する。図12(B)は、点16を2回目曲
がり点とする2回曲がり計算点「4,9,30」(○
印)を示している。以下、同様にして全1回曲がり計算
点−1回曲がり計算点以外の見通し外計算点について夫
々に直線をひき、2回曲がり計算点を検索する。
【0031】2回曲がりの受信電圧計算には後述の式
(14)〜式(20)を適用する。 <3回曲がり計算点の探査>上記2回曲がり計算点から
見通せる点を3回曲がり計算点とする。以下、同様であ
る。3回曲がりの受信電圧計算には後述の式(21)〜
式(27)を適用する。
【0032】かくして、推定エリア内の各受信レベル計
算点は見通し内計算点又は見通し外計算点(1回曲が
り、2回曲がり及び3回曲がり)となる。見通し外計算
点について求めた値を受信電圧計算点毎にメモリする
{図22(B)参照}。例えばメモリ内の斜線(格子点
番号1,2,3,5等)は見通し内計算点であるためデ
ータは入れずに空白にしておく。
【0033】なお、上記見通し外計算点については、別
途に建物回折波損失が計算され、メモリ内の対応する格
子点番号に記憶される{図22(C)}。そして、見通
し外道路伝搬損失と建物回折波損失とが並列合成され、
メモリ内の対応する格子点番号に記憶される{図22
(D)}。図3に戻り、ステップS6ではパラメータ指
定を行う。
【0034】図7に一例のパラメータ指定条件を示す。
パラメータ種別としては、基地局アンテナ高[m],移
動局アンテナ高[m],周波数[MHZ ],基地局アン
テナ利得[dBi],移動局アンテナ利得[dBi],
送信出力[mW],受信電圧しきい値[dBμV]等が
ある。夫々についてデフォルト値、及び指定範囲、指定
ステップ等の条件が規定されている。
【0035】ステップS7では計算式(都市,郊外,そ
の他等)の指定を行う。市街地構造により伝搬定数が異
なるためである。但し、「その他」の指定においては実
験等により得られた値を任意に入力可能とする。ステッ
プS8では計算条件(道路曲がり回数0〜3回、建物回
折波合成の実行/非実行等)を指定する。
【0036】ステップS9では受信電圧レベルを計算す
る。算出した受信レベルデータは各計算メッシュ点に対
応するメモリ内に格納される。以下、詳細に説明する。
図4〜図6は実施の形態による受信レベル算出処理のフ
ローチャート(1)〜(3)で、図4は見通し内道路伝
搬波の処理、図5は見通し外道路伝搬波の処理、図6は
建物回折波の処理を夫々示している。また、図13,図
14は実施の形態による受信電圧計算処理を説明する図
(1),(2)であり、併せて参照されたい。
【0037】図13(A)は見通し内における基地局と
移動局の位置関係を示している。図4において、基地局
アンテナ実効高hbBを式(1)により求める。
【0038】
【数1】
【0039】 ここで、hbB :基地局アンテナ実効高 [m] hb1 :基地局アンテナ地上高 [m] hm1 :移動局アンテナ地上高 [m] h1 :基地局位置標高値 [m] h2 :移動局位置標高値 [m] 但し、hbB<1[m]となる場合は、hbB=1[m]と
して受信電圧計算を行う。<計算式分岐距離の計算>自
由空間伝搬損失式と平面大地近似式とを使い分けるため
の分岐距離Dを式(2)により求める。
【0040】
【数2】
【0041】 ここで、D :分岐距離 [m] f :周波数 [MHZ ] hbB :基地局アンテナ実効高 [m] hm1 :移動局アンテナ地上高 [m] 但し、D>500[m]となる場合はD=500[m]
として受信電圧計算を行う。
【0042】基地局−移動局間の3次元直線距離d(0)
を式(3)により求める。
【0043】
【数3】
【0044】 ここで、d(0) :基地局−移動局間の直線距離(3次元) [m] d :基地局−移動局間の直線距離(2次元) [m] hbB :基地局アンテナ実効高 [m] なお、後述の1回目曲がり以上を計算する場合は、移動
局を1回目曲がり地点に置いたと想定して、 d1 :基地局−1回目曲がり地点間の直線距離(3次元)[m] d :基地局−1回目曲がり地点間の直線距離(2次元)[m] となる。なお、本実施の形態では1回目曲がり地点以降
の距離d2 ,d3 等については2次元距離で扱うが、別
段の誤差は生じない。 <見通し内伝搬損失の計算>D≦500[m]かつD>
(0) 、又はD>500[m]かつd(0) ≦500
[m]の場合における伝搬損失L(0) は式(4)により
求める。
【0045】
【数4】
【0046】 ここで、L(0) :伝搬損失 [dB] f :周波数 [MHZ ] d(0) :基地局−移動局間の直線距離(3次元) [m] 式(4)は自由空間伝搬損失式を示しており、基地局−
移動局間の距離d(0)と周波数fとに依存している。
【0047】D≦500[m]かつD≦d(0) の場合に
おける伝搬損失L(0) は式(5)により求める。
【0048】
【数5】
【0049】 ここで、L(0) :伝搬損失 [dB] hbB :基地局アンテナ実効高 [m] hm1 :移動局アンテナ地上高 [m] d(0) :基地局−移動局間の直線距離(3次元) [m] 式(5)は平面大地近似式を示しており、基地局−移動
局間の距離d(0) と基地局及び移動局の各アンテナ高と
に依存している。
【0050】D>500[m]かつd(0) >500
[m]の場合における伝搬損失L(0) は式(6)により
求める。
【0051】
【数6】
【0052】 ここで、L(0) :伝搬損失 [dB] f :周波数 [MHZ ] d(0) :基地局−移動局間の直線距離(3次元) [m] である。 <見通し外道路伝搬損失の計算>1回曲がり以上の伝搬
損失を計算する場合は図5の処理に進む。 《1回曲がりによる伝搬損失の計算》最初に上記<見通
し内伝搬損失の計算>で求めた基地局−1回目曲がり地
点間距離d1 (3次元)及び基地局から1回目曲がり地
点までの伝搬損失L1 を認識しておく{図13(B)参
照}。
【0053】1回目曲がり地点における損失L1Mを式
(7)により求める。
【0054】
【数7】
【0055】 ここで、L1M :伝搬損失 [dB] d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離(3次元) [m] 伝搬損失L1Mの計算は基地局−1回目曲がり地点間距離
1 により計算式を使い分ける。1回目曲がり後におけ
る減衰定数α1 を式(8)により求める。
【0056】
【数8】
【0057】 ここで、α1 :1回目曲がり後の減衰定数 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離(3次元) [m] 一般に都市部では建物により電波が道路に閉じ込められ
ていると考えられ、電波は道路に沿って遠くまで届く。
一方、郊外部(平地や住宅地)ではその傾向が少ない。
【0058】1回目曲がり地点−移動局間距離d2 を式
(9)により求める。
【0059】
【数9】
【0060】 ここで、d2 :1回目曲がり地点−移動局間の直線距離(2次元)[m] x1,1 :1回目曲がり地点の平面座標 x2,2 :移動局の平面座標 1回曲がりによる基地局−移動局間の総合距離d(1)
式(10)により求める。
【0061】
【数10】
【0062】 ここで、d(1) :基地局−移動局間の1回曲がり総合距離 [m] × :基地局位置 ○ :移動局位置 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離(3次元) [m] d2 :1回目曲がり地点−移動局間距離(2次元) [m] 総合伝搬距離と基地局−1回目曲がり地点間距離の比β
1 を式(11)により求める。
【0063】
【数11】
【0064】 ここで、β1 :距離の比 × :基地局位置 ○ :移動局位置 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−移動局間距離 [m] 1回目曲がり地点−移動局間の伝搬損失L2 を式(1
2)により求める。
【0065】
【数12】
【0066】 ここで、L2 :伝搬損失 [dB] α1 :1回目曲がり後の減衰定数 β1 :距離の比 1回曲がりによる基地局−移動局間の総合伝搬損失L
(1) を式(13)により求める。
【0067】
【数13】
【0068】 ここで、L(1) :総合伝搬損失 [dB] L1 :伝搬損失 [dB] L1M :伝搬損失(式7) [dB] L2 :伝搬損失(式12) [dB] 《2回曲がりによる伝搬損失の計算》最初に上記《1回
曲がりによる伝搬損失の計算》までに求めた基地局−1
回目曲がり地点間距離d1 、1回目曲がり地点−2回目
曲がり地点間距離d2 及び基地局から1回目曲がり地点
までの損失L1 、1回目曲がり地点における損失L1M
1回目曲がり地点から2回目曲がり地点までの損失L2
を認識しておく{図14(A)参照}。
【0069】2回目曲がり地点における伝搬損失L2M
式(14)により求める。
【0070】
【数14】
【0071】2回目曲がり後における減衰定数α2 を式
(15)により求める。
【0072】
【数15】
【0073】 ここで、α2 :2回目曲がり後の減衰定数 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] 2回目曲がり地点−移動局間距離d3 を式(16)によ
り求める。
【0074】
【数16】
【0075】 ここで、d3 :2回目曲がり地点−移動局間の直線距離(2次元)[m] x2,2 :2回目曲がり地点の平面座標 x3,3 :移動局の平面座標 2回曲がりによる基地局−移動局間の総合距離d(2)
式(17)により求める。
【0076】
【数17】
【0077】 ここで、d(2) :基地局−移動局間の総合距離 [m] d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] d3 :2回目曲がり地点−移動局間距離 [m] × :基地局位置 ○ :移動局位置 総合伝搬距離と基地局−2回目曲がり地点間距離の比β
2 を式(18)により求める。
【0078】
【数18】
【0079】 ここで、β2 :距離の比 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] d(2) :基地局−移動局間の総合距離 [m] 2回目曲がり地点から移動局までの距離による伝搬損失
3 を式(19)により求める。
【0080】
【数19】
【0081】 ここで、L3 :伝搬損失 [dB] α2 :2回目曲がり後の減衰定数(式15) β2 :距離の比(式18) 2回曲がりによる基地局−移動局間の総合伝搬損失L
(2) を式(20)により求める。
【0082】
【数20】
【0083】 ここで、L(2) :総合伝搬損失 [dB] L1 :伝搬損失 [dB] L1M :伝搬損失 [dB] L2 :伝搬損失 [dB] L2M :伝搬損失(式14) [dB] L3 :伝搬損失(式19) [dB] 《3回曲がりによる伝搬損失の計算》最初に上記《2回
曲がりによる伝搬損失の計算》までに求めた基地局−1
回目曲がり地点間距離d1 、1回目曲がり地点−2回目
曲がり地点間距離d2 、2回目曲がり地点−3回目曲が
り地点間距離d3 、及び基地局から1回目曲がり地点ま
での損失L1 、1回目曲がり地点における損失L1M、1
回目曲がり地点から2回目曲がり地点までの損失L2
2回目曲がり地点における損失L2M、2回目曲がり地点
から3回目曲がり地点までの損失L3 を認識しておく
{図14(B)参照}。
【0084】3回目曲がり地点における伝搬損失L3M
式(21)により求める。
【0085】
【数21】
【0086】3回目曲がり後における減衰定数α3 を式
(22)により求める。
【0087】
【数22】
【0088】 ここで、α3 :3回目曲がり後の減衰定数 d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] d3 :2回目曲がり地点−3回目曲がり地点間距離 [m] 3回目曲がり地点−移動局間距離d4 を式(23)によ
り求める。
【0089】
【数23】
【0090】 ここで、d4 :3回目曲がり地点−移動局間の直線距離(2次元)[m] x3,3 :3回目曲がり地点の平面座標 x4,4 :移動局の平面座標 3回曲がりによる基地局−移動局間の総合距離d(3)
式(24)により求める。
【0091】
【数24】
【0092】 ここで、d(3) :基地局−移動局間の総合距離 [m] d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] d3 :2回目曲がり地点−3回目曲がり地点間距離 [m] d4 :3回目曲がり地点−移動局間距離 [m] × :基地局位置 ○ :移動局位置 総合伝搬距離と基地局−3回目曲がり地点間距離の比β
3 を式(25)により求める。
【0093】
【数25】
【0094】 ここで、β3 :距離の比 d(3) :基地局−移動局間の総合距離 [m] d1 :基地局−1回目曲がり地点間距離 [m] d2 :1回目曲がり地点−2回目曲がり地点間距離 [m] d3 :2回目曲がり地点−3回目曲がり地点間距離 [m] 3回目曲がり地点から移動局までの距離による伝搬損失
4 を式(26)により求める。
【0095】
【数26】
【0096】 ここで、L4 :伝搬損失 [dB] α3 :3回目曲がり後の減衰定数(式22) β3 :距離の比(式25) 3回曲がりによる基地局−移動局間の総合伝搬損失L
(3) を式(27)により求める。
【0097】
【数27】
【0098】 ここで、L(3) :総合伝搬損失 [dB] L1 :伝搬損失 [dB] L1M :伝搬損失 [dB] L2 :伝搬損失 [dB] L2M :伝搬損失 [dB] L3 :伝搬損失 [dB] L3M :伝搬損失(式21) [dB] L4 :伝搬損失(式26) [dB] である。
【0099】建物回折波損失を合成する場合は図6の処
理に進む。 <建物回折波損失の計算>図15は実施の形態による建
物回折波損失計算処理を説明する図である。式(28)
により基地局アンテナ地上高、移動局アンテナ地上高、
建物地上高に夫々の位置の標高値を加える。
【0100】
【数28】
【0101】 ここで、hb :基地局アンテナ高 [m] hb1 :基地局アンテナ地上高 [m] h1 :基地局位置標高 [m] hm :移動局アンテナ高 [m] hm1 :移動局アンテナ地上高 [m] h2 :移動局位置標高 [m] hT :建物高 [m] ht1 :建物地上高 [m] h3 :建物位置標高 [m] 但し、標高値は50mメッシュ標高データ(国土地理
院)に基づく。
【0102】基地局−移動局間における建物の有無に関
わらず、式(29)により基地局−移動局間の直線距離
を3次元的に算出する。
【0103】
【数29】
【0104】 ここで、d(0) :基地局−移動局間の直線距離(3次元) [m] d :基地局−移動局間の直線距離(2次元) [m] hbB :基地局アンテナ実効高(式1) [m] 次に、計算で使用する建物回折高を求める。図16〜図
19は実施の形態による建物回折高算出処理を説明する
図(1)〜(4)である。
【0105】図16は(基地局アンテナ高)<(最高建
物高)の場合で、かつ基地局アンテナ高−最高建物高間
及び移動局アンテナ高−最高建物高間を結ぶ直線上に視
界を遮る建物が有る場合の処理を示している。図16
(A)において、最高建物高ht (即ち、hT )より基
地局と移動局とに向けて夫々に直線,を引く。
【0106】図16(B)において、基地局側では直線
を遮る建物の有無を検索する。但し、複数有る場合は
基地局に一番近い側の建物とする。この例では点Rb
基地局側回折点の平面位置となる。一方、移動局側では
直線を遮る建物の有無を検索する。但し、複数有る場
合は移動局に一番近い側の建物とする。この例では点R
m が移動局側回折点の平面位置となる。
【0107】図16(C)において、平面位置Rb から
平面位置Rm に至る高さht (即ち、hT )の建物を想
定し、両エッジの点Rb ,Rm を建物回折点(回折点の
高さ)とする。そして、地図データに基づき基地局−基
地局側回折点間距離d5 、基地局側回折点−移動局側回
折点間距離d6 、移動局側回折点−移動局間距離d7
夫々求める。
【0108】図17は(基地局アンテナ高)<(最高建
物高)の場合で、かつ基地局アンテナ高−最高建物高間
及び移動局アンテナ高−最高建物高間を結ぶ直線上に視
界を遮る建物が無い場合の処理を示している。この場合
は、図17(B)に示す如く、各回折点Rb ,Rm は最
高建物の両エッジに存在する。
【0109】図18は(基地局アンテナ高)≧(最高建
物高)の場合で、かつ移動局アンテナ高−最高建物高間
を結ぶ直線上に視界を遮る建物が有る場合の処理を示し
ている。図18(A)において、最高建物高ht (即
ち、hT )より移動局に向けて直線を引く。更に、直
線を遮る建物の有無を検索し、この例では点Rm が移
動局側回折点の平面位置となる。
【0110】図18(B)において、点Rm の平面位置
に高さht (hT )の建物を想定し、これを建物回折点
(回折点の高さ)R1 とする。そして、地図データに基
づき基地局−回折点間距離d8 、回折点−移動局間距離
9 を夫々求める。図19は(基地局アンテナ高)≧
(最高建物高)の場合で、かつ移動局アンテナ高−最高
建物高間を結ぶ直線上に視界を遮る建物が無い場合の処
理を示している。
【0111】この場合は、図19(B)に示す如く、回
折点Rm (R1 )は最高建物のエッジに存在する。以上
により、hb <ht (即ち、hb <hT )の場合は基地
局−基地局側回折点間距離d5 、基地局側回折点−移動
局側回折点間距離d6 、移動局側回折点−移動局間距離
7 を式(30)により求める。
【0112】
【数30】
【0113】 ここで、d5 :基地局−基地局側回折点間距離 [m] d6 :基地局側回折点−移動局側回折点間距離 [m] d7 :移動局側回折点−移動局間距離 [m] xb,b :基地局の平面座標 x1,1 :基地局側回折点の平面座標 x2,2 :移動局側回折点の平面座標 xm,m :移動局の平面座標 またhb ≧ht (即ち、hb ≧hT )の場合は基地局−
回折点間距離d8 、回折点−移動局間距離d9 を式(3
1)により求める。
【0114】
【数31】
【0115】 ここで、d8 :基地局−回折点間距離 [m] d9 :回折点−移動局間距離 [m] xb,b :基地局の平面座標 x1,1 :回折点の平面座標 xm,m :移動局の平面座標 基地局−移動局間の直線距離d(0) により伝搬損失L0K
を求める。
【0116】この場合に、D≦500[m]かつD>d
(0) 、又はD>500[m]かつd (0) ≦500[m]
の場合は式(32)により求める。
【0117】
【数32】
【0118】 ここで、L0K :伝搬損失 [dB] f :周波数 [MHZ ] d(0) :基地局−移動局間の直線距離 [m] 又は、D≦500[m]かつD≦d(0) の場合は式(3
3)により求める。
【0119】
【数33】
【0120】 ここで、L0K :伝搬損失 [dB] hbB :基地局アンテナ実効高 [m] hm1 :移動局アンテナ地上高 [m] d(0) :基地局−移動局間の直線距離 [m] 又は、D>500[m]かつd(0) >500[m]の場
合は式(34)により求める。
【0121】
【数34】
【0122】 ここで、L0K :伝搬損失 [dB] f :周波数 [MHZ ] d(0) :基地局−移動局間の直線距離 [m] 更に、図16又は図17の場合は基地局側及び移動局側
の各回折点における回折損失を求める。
【0123】基地局側回折点Rb における回折係数U1
を式(35)により求める。
【0124】
【数35】
【0125】回折損失L1Kを式(36)により求める。
【0126】
【数36】
【0127】移動局側回折点Rm における回折係数U2
を式(37)により求める。
【0128】
【数37】
【0129】回折損失L2Kを式(38)により求める。
【0130】
【数38】
【0131】上記式(35)〜式(38)において、 Rb :基地局側回折点 Rm :移動局側回折点 hb :基地局アンテナ高 [m] hm :移動局アンテナ高 [m] ht :最高建物高 [m] f :周波数 [MHZ ] d5 :基地局−基地局側回折点間の距離 [m] d6 :基地局側回折点−移動局側回折点間の距離 [m] d7 :移動局側回折点−移動局間の距離 [m] r1 :回折点Rb における第1フレネル半径 [m] r2 :回折点Rm における第1フレネル半径 [m] T1 :仮想基地局アンテナ高 [m] T2 :仮想移動局アンテナ高 [m] hc1 :リッジクリアランス [m] hc2 :リッジクリアランス [m] U1 :クリアランス係数 U2 :クリアランス係数 L1K :基地局側回折点における損失 [dB] L2K :移動局側回折点における損失 [dB] である。
【0132】また、図18又は図19の場合は回折点R
1 における回折損失を求める。回折点R1 における回折
係数Uを式(39)により求める。
【0133】
【数39】
【0134】回折損失L3Kを式(40)により求める。
【0135】
【数40】
【0136】式(39),式(40)において、 R1 :回折点 d8 :基地局−回折点間の距離 [m] d9 :回折点−移動局間の距離 [m] f :周波数 [MHZ ] hb :基地局アンテナ高 [m] hm :移動局アンテナ高 [m] ht :最高建物高 [m] r :回折点における第1フレネル半径 [m] hc :回折高 [m] U :クリアランス係数 L3K :回折損失 [dB] である。
【0137】図16又は図17の場合は建物回折波によ
る伝搬損失L(4) を式(41)により求める。
【0138】
【数41】
【0139】 ここで、L(4) :建物回折損失 [dB] L0K :基地局−移動局間損失 [dB] L1K :基地局側回折損失 [dB] L2K :移動局側回折損失 [dB] また、図18又は図19の場合は建物回折波による伝搬
損失L(5) を式(42)により求める。
【0140】
【数42】
【0141】 ここで、L(5) :建物回折損失 [dB] L0K :基地局−移動局間損失 [dB] L3K :回折損失 [dB] なお、以上の伝搬損失の計算を進める際に、受信電圧し
きい値を越えた場合は以後の損失計算を中断する。受信
電圧しきい値をこえるか否かの判定は式(43)により
行う。
【0142】
【数43】
【0143】 ここで、Ls :伝搬損失 [dB] P :送信出力 [mW] Gb :基地局アンテナ利得 [dBi] Gm :移動局アンテナ利得 [dBi] E :受信電圧しきい値 [dBμV] 例えば2回目曲がり伝搬損失計算の場合において、 P =20 [mW] Gb =2.14[dBi] Gm =2.14[dBi] E =5 [dBμV] とすると、1回目曲がり計算点の損失と経路の認識によ
り L1 =70[dB],L1M=8[dB],L2 =40
[dB] Ls =L1 +L1M+L2 =70+8+40 =118[dB] となる。判定式は、 118>10LOG1020+2.14+2.14+11
3−5 118>125.28 により、この式は成り立たないので、次の計算に進む。
【0144】更に、式14より、 L2M=15[dB] Ls =L1 +L1M+L2 +L2M =133[dB] となる。判定式は、 133>125.28 により、この式は成り立つので、ここで伝搬損失計算を
中断する。 <見通し外の総合伝搬損失>図5において、基地局−移
動局間が見通し外にある場合の伝搬損失を、見通し外道
路伝搬波損失及び建物回折波損失の合成により求める。
合成は、夫々の伝搬損失を真数に変換してから行なう。
【0145】 Lr =10LOG10r b =10LOG10b ここで、Lr :見通し外道路伝搬波損失 [dB] Lb :建物回折波損失 [dB] Xr :Lr の真数 Xb :Lb の真数 また、並列合成により、 1/XL =1/Xr +1/Xb の関係が成り立つ。ここで、XL はXr ,Xb の総合真
数値である。
【0146】見通し外の総合伝搬損失Lを式(44)に
より求める。
【0147】
【数44】
【0148】 ここで、L :伝搬損失(見通し外) [dB] <受信電圧の計算>図4において、見通し内、又は見通
し外の伝搬損失Lに基づき受信電圧を式(45)により
求める。
【0149】
【数45】
【0150】 ここで、E :受信電圧 [dBμV] P :送信出力 [mW] Gb :基地局アンテナ利得 [dBi] Gm :移動局アンテナ利得 [dBi] L :伝搬損失 [dB] 図3に戻り、ステップS10では受信レベル算出結果の
表示を行う。
【0151】表示の種類には、 パラメータ表示 受信レベル分布図表示 受信レベル指定表示 サービスエリア表示 等が考えられる。
【0152】 パラメータ表示では以下の項目を表示
する。 基地局アンテナ高 [m] 移動局アンテナ高 [m] 周波数 [MHZ ] 基地局アンテナ利得 [dBi] 移動局アンテナ利得 [dBi] 送信出力 [mW] 受信電圧しきい値 [dBμV] 受信レベル分布図表示では、地図データ上の各メッ
シュを受信電圧別に階調パターン表示又は階調塗色表示
する。
【0153】図20,図21は実施の形態による受信電
圧分布の表示態様を示す図(1),(2)である。図2
0(A)において、例えば受信電圧分布(0〜100d
BμV)の値を10dB分割で階調塗色表示する。即
ち、各受信電圧計算点の計算結果を、計算点の上下左右
方向に夫々1/2メッシュの範囲における受信電圧とし
て塗色する。このとき建物、水系内は塗色しないことと
する。
【0154】この場合に、受信電圧計算を行わない格子
点の上下左右方向の1/2メッシュの範囲については、
図示の如く空白となってしまい、実用上不便である。こ
の場合は、周辺の受信レベル計算点における受信レベル
データより塗色できない部分の受信レベルを推定するこ
とにより閉領域以外を隈なく塗色することが可能とな
る。例えば、空白部分の受信電圧は、該空白領域を4分
割し、隣接する領域の受信電圧の平均をとることとす
る。
【0155】図20(B)において、空白部分Aa に隣
接する領域は11c と18b である。ここで、隣接する
領域とは、領域aにおいては上と左、領域bにおいては
上と右、領域cにおいては左と下、領域dにおいては右
と下の各領域とする。例えば領域Aa の受信電圧E(A
a )は領域11,18の受信電圧の平均により得られ
る。
【0156】 E(Aa )={E(11)+E(18)}/2 ところで、領域Ac の隣接する領域は18d とCa
る。しかるに、領域Ca(格子点C)は受信電圧データ
を持たないので領域18d のみの受信電圧データだけを
使用する。 E(Ac )=E(18) また、領域Ad のようにいずれの隣接する領域にも受信
電圧データを持たない場所については、上記によりE
(Bc )とE(Cb )とを計算させた後に、それらの平
均によって算出させる。以下、同様にして全空白領域に
ついての計算を行う。
【0157】以上の結果、図21に示すような表示が得
られる。 受信レベル指定表示では、例えば指定した受信レベ
ル値以上のメッシュ一色塗色表示を行う。 サービスエリア表示では、例えば1基地局がカバー
し得るサービスエリアを基地局毎に異色塗色表示する。
【0158】また、補助機能として指定点測定機能(指
定点における受信レベル及び基地局と移動局間の距離等
を表示する機能)も有する。図3に戻り、ステップS1
1では演算結果を2次メモリ17に保存する。必要なプ
リンタ14にプリントする。ステップS12では指定パ
ラメータや指定条件を変えて再演算するか否かを判別
し、再演算の指令入力がある時はステップS3に戻る。
また、再演算の指令入力が無い場合は処理を終了する。
【0159】なお、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構成、制
御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言
うまでも無い。
【0160】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、ストリ
ートマイクロセル方式における移動通信システムの受信
レベルの正確な推定が可能となり、ゾーン又は置局の机
上設計が容易となる上、サービスエリアの拡大や収容移
動局数の増大を図るための基地局位置変更、基地局の新
設、基地局諸元の変更が容易に行なえ、柔軟な設計が可
能となる。更には、ゾーン設計又は置局設計を行なう際
の電波伝搬実験も含めた工数削除の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による電波伝搬シミュレータの構成
を示す図である。
【図3】実施の形態による電波伝搬シミュレーション処
理のフローチャートである。
【図4】実施の形態による受信レベル算出処理のフロー
チャート(1)である。
【図5】実施の形態による受信レベル算出処理のフロー
チャート(2)である。
【図6】実施の形態による受信レベル算出処理のフロー
チャート(3)である。
【図7】実施の形態による一例のパラメータ指定条件を
説明する図である。
【図8】実施の形態による受信経路探査処理を説明する
図(1)である。
【図9】実施の形態による受信経路探査処理を説明する
図(2)である。
【図10】実施の形態による受信経路探査処理を説明す
る図(3)である。
【図11】実施の形態による受信経路探査処理を説明す
る図(4)である。
【図12】実施の形態による受信経路探査処理を説明す
る図(5)である。
【図13】実施の形態による受信電圧計算処理を説明す
る図(1)である。
【図14】実施の形態による受信電圧計算処理を説明す
る図(2)である。
【図15】実施の形態による建物回折波損失計算処理を
説明する図である。
【図16】実施の形態による建物回折高算出処理を説明
する図(1)である。
【図17】実施の形態による建物回折高算出処理を説明
する図(2)である。
【図18】実施の形態による建物回折高算出処理を説明
する図(3)である。
【図19】実施の形態による建物回折高算出処理を説明
する図(4)である。
【図20】実施の形態による受信電圧分布の表示態様を
示す図(1)である。
【図21】実施の形態による受信電圧分布の表示態様を
示す図(2)である。
【図22】実施の形態によるメモリの記憶態様を説明す
る図である。
【符号の説明】
11 CPU 12 プログラムメモリ 13 ディスプレイ 14 プリンタ 15 キーボード 16 データメモリ 17 2次記憶装置 18 ポインティングデバイス 19 共通バス
フロントページの続き (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 松原 誠憲 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データをメッシュ分割し、メッシュ
    毎の所定位置を受信レベル計算点とするステップと、 基地局アンテナ、建物及び受信レベル計算点の各位置と
    高さとに基づき基地局と各受信レベル計算点との間に存
    在する建物の有無を識別すると共に、建物無しの場合は
    空間を直線的に伝搬する見通し内道路伝搬波の伝搬損失
    を求め、また建物有りの場合は曲がりのある道路に沿っ
    て折れ線的に伝搬する見通し外道路伝搬波の伝搬損失を
    求めるステップと、 該求めた伝搬損失に基地局及び必要なら移動局の各諸元
    を加味して受信レベル計算点における受信レベルを算出
    するステップとを備えることを特徴とする電波伝搬シミ
    ュレータ。
  2. 【請求項2】 基地局より発した電波が建物上端で回折
    し、移動局に到る建物回折波の伝搬損失を求めるステッ
    プを備え、該求めた建物回折波の伝搬損失を見通し外道
    路伝搬波の伝搬損失に並列に合成することを特徴とする
    請求項1の電波伝搬シミュレータ。
  3. 【請求項3】 地図データは、地形、道路、建物、建物
    階層を含む住宅地図データに標高データを加味して得ら
    れることを特徴とする請求項1の電波伝搬シミュレー
    タ。
  4. 【請求項4】 建物高は、建物の階層データに所定数を
    乗算して得られることを特徴とする請求項3の電波伝搬
    シミュレータ。
  5. 【請求項5】 見通し内道路伝搬波の伝搬損失は、基地
    局からの距離に応じて自由空間伝搬損失式又は平面大地
    近似式により算出することを特徴とする請求項1の電波
    伝搬シミュレータ。
  6. 【請求項6】 自由空間伝搬損失式と平面大地近似式と
    を使い分ける識別距離は、周波数と基地局及び移動局の
    各アンテナ高とに基づき決定することを特徴とする請求
    項5の電波伝搬シミュレータ。
  7. 【請求項7】 自由空間伝搬損失式は基地局−移動局間
    の距離と周波数とに依存し、また平面大地近似式は基地
    局−移動局間の距離と基地局及び移動局の各アンテナ高
    とに依存することを特徴とする請求項5の電波伝搬シミ
    ュレータ。
  8. 【請求項8】 見通し外道路伝搬波の伝搬損失は、基地
    局から道路の曲がり地点までの伝搬距離による損失と、
    道路の曲がりによる損失と、道路の曲がり地点から受信
    レベル計算点までの伝搬距離による損失との合計により
    算出することを特徴とする請求項1の電波伝搬シミュレ
    ータ。
  9. 【請求項9】 基地局から道路の曲がり地点までの伝搬
    距離による損失は自由空間伝搬損失式又は平面大地近似
    式に基づき算出し、道路の曲がりによる損失は該道路の
    曲がり地点までの伝搬距離に基づき算出し、道路の曲が
    り地点から受信レベル計算点までの伝搬距離による損失
    は基地局から該道路曲がり地点までの距離に応じて決定
    される道路の曲がり後の減衰定数及び基地局−受信レベ
    ル計算点間の総合伝搬距離と道路曲がり地点−受信レベ
    ル計算点間の距離との比により算出することを特徴とす
    る請求項8の電波伝搬シミュレータ。
  10. 【請求項10】 基地局から受信レベル計算点に至る見
    通し外道路伝搬波の伝搬経路が複数ある場合は、合計の
    伝搬損失が最小となる伝搬経路を割り出すことを特徴と
    する請求項1項の電波伝搬シミュレータ。
  11. 【請求項11】 建物回折波の伝搬損失は、基地局及び
    移動局の各アンテナ及び建物の各高さ依存し、建物上端
    の回折点にナイフェッジ回折近似式を適用して算出する
    ことを特徴とする請求項2の電波伝搬シミュレータ。
  12. 【請求項12】 各受信レベル計算点の算出結果を、受
    信レベルに応じた濃淡パターン又は色によりメッシュ毎
    に表示するステップを備えることを特徴とする請求項1
    の電波伝搬シミュレータ。
  13. 【請求項13】 受信レベルの算出結果が得られないメ
    ッシュについては隣接するメッシュの受信レベルのデー
    タより推定することを特徴とする請求項12の電波伝搬
    シミュレータ。
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