JPH09153263A - 一体型リードサスペンション - Google Patents
一体型リードサスペンションInfo
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- JPH09153263A JPH09153263A JP8144279A JP14427996A JPH09153263A JP H09153263 A JPH09153263 A JP H09153263A JP 8144279 A JP8144279 A JP 8144279A JP 14427996 A JP14427996 A JP 14427996A JP H09153263 A JPH09153263 A JP H09153263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- gimbal
- load beam
- trace
- metal material
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/486—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】新規な積層構造体により相互接続部アセンブリ
とサスペンションアセンブリとを一体構造にした一体型
リードサスペンションを提供する。 【解決手段】積層シートからエッチング処理されて、磁
気読取り・書込みヘッドスライダをジンバル支持するよ
うにアクチュエータアームに取り付けられた一体型リー
ドサスペンションであって、先端部に隣接してスライダ
収容開口52を有している負荷ビーム32と、ヘッドスライ
ダ20の上表面積の半分より小さい領域に接着されるスラ
イダ接着パッド51とを有し、負荷ビーム32は、その表面
上にパターン化されたトレース71を有し、トレースの各
先端部は、スライダ収容開口内へ内向きに突出しかつパ
ターン化されて、スライダ収容開口内で少なくとも1つ
のジンバル軸線回りに取り付けられたスライダをジンバ
ル支持しており、トレース71の少なくとも1つはヘッド
スライダ20上の端子パッド59に電気接続される。
とサスペンションアセンブリとを一体構造にした一体型
リードサスペンションを提供する。 【解決手段】積層シートからエッチング処理されて、磁
気読取り・書込みヘッドスライダをジンバル支持するよ
うにアクチュエータアームに取り付けられた一体型リー
ドサスペンションであって、先端部に隣接してスライダ
収容開口52を有している負荷ビーム32と、ヘッドスライ
ダ20の上表面積の半分より小さい領域に接着されるスラ
イダ接着パッド51とを有し、負荷ビーム32は、その表面
上にパターン化されたトレース71を有し、トレースの各
先端部は、スライダ収容開口内へ内向きに突出しかつパ
ターン化されて、スライダ収容開口内で少なくとも1つ
のジンバル軸線回りに取り付けられたスライダをジンバ
ル支持しており、トレース71の少なくとも1つはヘッド
スライダ20上の端子パッド59に電気接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転可能なデータ
記憶装置の上方にヘッドアセンブリを位置決めする、デ
ィスク駆動装置のヘッドサスペンション(リードサスペ
ンション)アセンブリに関する。
記憶装置の上方にヘッドアセンブリを位置決めする、デ
ィスク駆動装置のヘッドサスペンション(リードサスペ
ンション)アセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】サスペンションアセンブリは、読取り・
書込みヘッドアセンブリを回転ディスクまたは他のデー
タ記憶装置の高速回転する表面から数ナノメートル離れ
た位置に位置決めするディスクドライブ内のばね構造体
である。サスペンションアセンブリは、正確に決定され
た位置に正確な力を加えてヘッドをディスク表面の方へ
押し付ける。ヘッドアセンブリは、サスペンションアセ
ンブリの下向きの力と、ヘッドがディスクに接近する時
に旋回中のディスクによって発生する空気流によるわず
かな揚力との均衡によって定められる高さでディスクの
(この尺度での)凹凸表面上を「浮動」する。
書込みヘッドアセンブリを回転ディスクまたは他のデー
タ記憶装置の高速回転する表面から数ナノメートル離れ
た位置に位置決めするディスクドライブ内のばね構造体
である。サスペンションアセンブリは、正確に決定され
た位置に正確な力を加えてヘッドをディスク表面の方へ
押し付ける。ヘッドアセンブリは、サスペンションアセ
ンブリの下向きの力と、ヘッドがディスクに接近する時
に旋回中のディスクによって発生する空気流によるわず
かな揚力との均衡によって定められる高さでディスクの
(この尺度での)凹凸表面上を「浮動」する。
【0003】ヘッドサスペンションアセンブリ(HS
A)は、サスペンションアセンブリと、ヘッドアセンブ
リと、電気相互接続部アセンブリとを備えている。相互
接続部アセンブリは、データ信号をヘッドアセンブリへ
送り、またそれから受け取るように構成された素子の集
合体である。HSAは、今日では最も一般的である磁気
ハードディスクドライブや、光学ディスクドライブ等の
他の形式のドライブに使用することができる。
A)は、サスペンションアセンブリと、ヘッドアセンブ
リと、電気相互接続部アセンブリとを備えている。相互
接続部アセンブリは、データ信号をヘッドアセンブリへ
送り、またそれから受け取るように構成された素子の集
合体である。HSAは、今日では最も一般的である磁気
ハードディスクドライブや、光学ディスクドライブ等の
他の形式のドライブに使用することができる。
【0004】サスペンションアセンブリには、2つのば
ね構造体、すなわち負荷ビームとジンバルとが設けられ
ており、その各々は剛性領域と可撓性ばね領域とを注意
深く釣り合わせた結合体である。負荷ビームは、横方向
の曲げこわさを与えてヘッドアセンブリに必要な負荷を
加えるように調整された構造の弾性ばねプレートであ
る。ジンバルは、サスペンションアセンブリ及び負荷ビ
ームの先端部に配置されたばねである。ジンバルは、負
荷ビームがたわんだりねじれた場合でもヘッドアセンブ
リをディスクの外形の上方に適当な向き(浮動姿勢)で
一定距離の位置に保持する。
ね構造体、すなわち負荷ビームとジンバルとが設けられ
ており、その各々は剛性領域と可撓性ばね領域とを注意
深く釣り合わせた結合体である。負荷ビームは、横方向
の曲げこわさを与えてヘッドアセンブリに必要な負荷を
加えるように調整された構造の弾性ばねプレートであ
る。ジンバルは、サスペンションアセンブリ及び負荷ビ
ームの先端部に配置されたばねである。ジンバルは、負
荷ビームがたわんだりねじれた場合でもヘッドアセンブ
リをディスクの外形の上方に適当な向き(浮動姿勢)で
一定距離の位置に保持する。
【0005】ヘッドアセンブリはジンバルに取り付けら
れており、空気軸受スライダに取り付けられたヘッド、
すなわち高感度読取り・書込みトランスジューサを設け
ている。ヘッドアセンブリは、また、データの受信及び
中継(信号の読み取り及び書き込み)を行うために相互
接続部アセンブリと相互接続できる構造の電気端子を備
えている。
れており、空気軸受スライダに取り付けられたヘッド、
すなわち高感度読取り・書込みトランスジューサを設け
ている。ヘッドアセンブリは、また、データの受信及び
中継(信号の読み取り及び書き込み)を行うために相互
接続部アセンブリと相互接続できる構造の電気端子を備
えている。
【0006】磁気読取り・書込みトランスジューサが電
気書き込み信号を小さい磁界に変換する。磁界が磁気デ
ィスク上に磁区図形を磁化する。磁界及びそれに伴った
配向のオーダによって、記憶データを表すビットコード
が定められる。磁気読み取りトランスジューサが、これ
らの磁区の上方を浮動する時にそれらを読み取って電気
信号に戻す。
気書き込み信号を小さい磁界に変換する。磁界が磁気デ
ィスク上に磁区図形を磁化する。磁界及びそれに伴った
配向のオーダによって、記憶データを表すビットコード
が定められる。磁気読み取りトランスジューサが、これ
らの磁区の上方を浮動する時にそれらを読み取って電気
信号に戻す。
【0007】サスペンションアセンブリは、その基端部
で剛性アームに、または直接的に線形または回転移動ア
クチュエータに取り付けることができる。アクチュエー
タは、HSAをディスク上のいずれの半径方向位置の上
方にも急速移動(続いて急停止)させる。そのようなH
SAの半径方向移動及びディスクの回転によって、ヘッ
ドはディスク表面上のいずれの位置にも迅速に到達でき
る。急激なストップ・アンド・ゴー移動によってHSA
に非常に高い応力が発生する。
で剛性アームに、または直接的に線形または回転移動ア
クチュエータに取り付けることができる。アクチュエー
タは、HSAをディスク上のいずれの半径方向位置の上
方にも急速移動(続いて急停止)させる。そのようなH
SAの半径方向移動及びディスクの回転によって、ヘッ
ドはディスク表面上のいずれの位置にも迅速に到達でき
る。急激なストップ・アンド・ゴー移動によってHSA
に非常に高い応力が発生する。
【0008】ヘッドアセンブリが磁気ディスクの表面に
接近して浮動するほど、より高密度に情報を記憶するこ
とができる(磁界の強さは浮動距離の二乗に比例するた
め、ヘッドの浮動隙間が小さいほど、情報の磁気「スポ
ット」が小さくなる)。ディスクドライブの製造者は、
100 ナノメートル(nm)=0.1 マイクロメートル(μ
m)(人の毛髪が約100 μmの厚さである)に近い浮動
隙間を達成しようと努力している。
接近して浮動するほど、より高密度に情報を記憶するこ
とができる(磁界の強さは浮動距離の二乗に比例するた
め、ヘッドの浮動隙間が小さいほど、情報の磁気「スポ
ット」が小さくなる)。ディスクドライブの製造者は、
100 ナノメートル(nm)=0.1 マイクロメートル(μ
m)(人の毛髪が約100 μmの厚さである)に近い浮動
隙間を達成しようと努力している。
【0009】しかし、回転しているディスク(約3600rp
m 以上の速度で回転している)と衝突すれば、ヘッド、
ディスクの表面及び記憶データが破壊されるため、ヘッ
ドアセンブリはディスクに接触(「クラッシュ」)して
はならない。
m 以上の速度で回転している)と衝突すれば、ヘッド、
ディスクの表面及び記憶データが破壊されるため、ヘッ
ドアセンブリはディスクに接触(「クラッシュ」)して
はならない。
【0010】増幅及び制御電子回路は、データ信号の処
理、ヘッドアセンブリへの送信及びそれからの受信を行
う。信号を伝達するためには動的「浮動」ヘッドと回路
との間に導体が必要である。従来のヘッドアセンブリ
は、一般的に銅線をプラスチックシート材に封入した2
つの導体で読取り・書込み回路ループを完成している。
最近の磁気抵抗ヘッドアセンブリは、4つ以上の独立的
な導体を必要とする。相互接続部アセンブリは、導体と
それに付随した絶縁体及びコネクタを備えている。
理、ヘッドアセンブリへの送信及びそれからの受信を行
う。信号を伝達するためには動的「浮動」ヘッドと回路
との間に導体が必要である。従来のヘッドアセンブリ
は、一般的に銅線をプラスチックシート材に封入した2
つの導体で読取り・書込み回路ループを完成している。
最近の磁気抵抗ヘッドアセンブリは、4つ以上の独立的
な導体を必要とする。相互接続部アセンブリは、導体と
それに付随した絶縁体及びコネクタを備えている。
【0011】HSAの設計者及び製造者は、競合する制
限的な構造要件に直面する。作動中、サスペンションア
センブリはヘッドアセンブリの正確な位置決めを変化さ
せる予測不可能な負荷及びバイアスを受けてはならな
い。サスペンションアセンブリは、ディスクの表面位相
の変動に瞬時に応答しなければならない。ヘッドの浮動
高さの変化はデータ密度及び正確度に重大な影響を与え
る可能性があり、衝突時にシステムを破壊することさえ
ある。
限的な構造要件に直面する。作動中、サスペンションア
センブリはヘッドアセンブリの正確な位置決めを変化さ
せる予測不可能な負荷及びバイアスを受けてはならな
い。サスペンションアセンブリは、ディスクの表面位相
の変動に瞬時に応答しなければならない。ヘッドの浮動
高さの変化はデータ密度及び正確度に重大な影響を与え
る可能性があり、衝突時にシステムを破壊することさえ
ある。
【0012】剛度(剛性)と剛直度(曲げこわさ)は断
面厚さの三乗に比例して増加する。空気流の変化に応答
し、浮動ヘッドを適当な向きに保持するため、サスペン
ションアセンブリは特に高感度ばね及ジンバル領域付近
で非常に薄く、高い可撓性を備えている。相互接続部ア
センブリの導体はサスペンションアセンブリの性能に対
して大きな影響力を持っている。導体の剛直度だけが、
ばね領域の剛度及び浮動性能に大きく影響する。薄いサ
スペンションの上部に載置された標準的な導体は、ばね
領域の剛直度を二倍以上にして、ディスクの表面のばら
つき、振動及び移動に対するばね領域の調節能力を低下
させる可能性がある。
面厚さの三乗に比例して増加する。空気流の変化に応答
し、浮動ヘッドを適当な向きに保持するため、サスペン
ションアセンブリは特に高感度ばね及ジンバル領域付近
で非常に薄く、高い可撓性を備えている。相互接続部ア
センブリの導体はサスペンションアセンブリの性能に対
して大きな影響力を持っている。導体の剛直度だけが、
ばね領域の剛度及び浮動性能に大きく影響する。薄いサ
スペンションの上部に載置された標準的な導体は、ばね
領域の剛直度を二倍以上にして、ディスクの表面のばら
つき、振動及び移動に対するばね領域の調節能力を低下
させる可能性がある。
【0013】サスペンションアセンブリにおいて最も薄
く最も繊細なばねであるジンバル領域に対する導体の影
響はさらに顕著である。ばね領域上に載置された導体
は、ばね領域がたわむ時に塑性変形(永久的に屈曲)し
てはならないが、それはそのような変形はばねの平常位
置への戻りを妨害してスライダにトルクを加えるからで
ある。
く最も繊細なばねであるジンバル領域に対する導体の影
響はさらに顕著である。ばね領域上に載置された導体
は、ばね領域がたわむ時に塑性変形(永久的に屈曲)し
てはならないが、それはそのような変形はばねの平常位
置への戻りを妨害してスライダにトルクを加えるからで
ある。
【0014】理想的なHSAは質量が低い部材で構成さ
れている。過大な質量によって発生する過大な慣性運動
量がオーバシュート誤差を生じる可能性がある。オーバ
シュート誤差は、位置決め移動中に運動量によってHS
A全体が予定停止点を通過移動した時に発生する。低質
量HSAは移動も容易になるため、多重プラッターディ
スクドライブにおいて動力を節約することができる。
れている。過大な質量によって発生する過大な慣性運動
量がオーバシュート誤差を生じる可能性がある。オーバ
シュート誤差は、位置決め移動中に運動量によってHS
A全体が予定停止点を通過移動した時に発生する。低質
量HSAは移動も容易になるため、多重プラッターディ
スクドライブにおいて動力を節約することができる。
【0015】HSAの製造は、いずれの商品の場合も同
様であるが、効率的でなければならない。製造段階の削
減が望ましい。破損したり不整合状態の構成部材はバイ
アス及び負荷を招き、有効製造歩留まりを大幅に低下さ
せる。複雑な形状や取り付け処理は高コストで、HSA
製造処理全体の信頼性を低下させる。
様であるが、効率的でなければならない。製造段階の削
減が望ましい。破損したり不整合状態の構成部材はバイ
アス及び負荷を招き、有効製造歩留まりを大幅に低下さ
せる。複雑な形状や取り付け処理は高コストで、HSA
製造処理全体の信頼性を低下させる。
【0016】問題点や予測できない負荷及びバイアスを
回避するため、正確な許容誤差が必要である。HSAの
製造及び組み付け処理において、許容誤差限界からのず
れの蓄積によって、ヘッドアセンブリの浮動姿勢に影響
を与える可能性がある平面偏差が発生する。最終製品の
HSAにおける静的横揺れ及び静的縦揺れトルクのパラ
メータは、これらの本来備わっている製造及び組み付け
許容誤差の蓄積に起因している。
回避するため、正確な許容誤差が必要である。HSAの
製造及び組み付け処理において、許容誤差限界からのず
れの蓄積によって、ヘッドアセンブリの浮動姿勢に影響
を与える可能性がある平面偏差が発生する。最終製品の
HSAにおける静的横揺れ及び静的縦揺れトルクのパラ
メータは、これらの本来備わっている製造及び組み付け
許容誤差の蓄積に起因している。
【0017】現在の相互接続部アセンブリの取り付け及
び設置は、一般的に手作業で行われている。手作業での
取り付けは不正確であると共に高コストである。敏感な
ジンバル領域では正確な導体設置が特に重要である。当
該分野ではデータ記憶密度を増加させるためにスライダ
/トランスジューサの寸法の小型化が進められているの
で、現在の相互接続装置の限界が読取り・書込み誤差の
潜在性を増加させ、データ記憶密度の上限を制限してい
る。
び設置は、一般的に手作業で行われている。手作業での
取り付けは不正確であると共に高コストである。敏感な
ジンバル領域では正確な導体設置が特に重要である。当
該分野ではデータ記憶密度を増加させるためにスライダ
/トランスジューサの寸法の小型化が進められているの
で、現在の相互接続装置の限界が読取り・書込み誤差の
潜在性を増加させ、データ記憶密度の上限を制限してい
る。
【0018】現在の相互接続技術を用いて、作業員は2
〜5本のワイヤをヘッドアセンブリに接着させるが、固
定具を用いてワイヤを操りながら、ヘッドアセンブリを
ステンレス鋼サスペンションに接着させる。次に、ピン
セットや工具を用いてワイヤを手作業で成形して、ヘッ
ドアセンブリとサンスペンションアセンブリとの間にサ
ービスループを形成し、またワイヤをサスペンションア
センブリ上の所定のワイヤ経路に沿って位置決めできる
ようにする。接着剤またはサスペンションに形成された
ワイヤ係留機構を用いてワイヤをサスペンションに留め
付ける。サービスループが引っ張られ過ぎないように、
またはそれが緩み過ぎていないように特別な注意が払わ
れる。
〜5本のワイヤをヘッドアセンブリに接着させるが、固
定具を用いてワイヤを操りながら、ヘッドアセンブリを
ステンレス鋼サスペンションに接着させる。次に、ピン
セットや工具を用いてワイヤを手作業で成形して、ヘッ
ドアセンブリとサンスペンションアセンブリとの間にサ
ービスループを形成し、またワイヤをサスペンションア
センブリ上の所定のワイヤ経路に沿って位置決めできる
ようにする。接着剤またはサスペンションに形成された
ワイヤ係留機構を用いてワイヤをサスペンションに留め
付ける。サービスループが引っ張られ過ぎないように、
またはそれが緩み過ぎていないように特別な注意が払わ
れる。
【0019】緊張状態のサービスループは、浮動姿勢誤
差を発生する望ましくないトルクをスライダに生じる。
緩んだサービスループではワイヤ垂れ下がって回転ディ
スクを擦る可能性がある。両状態共にディスク性能には
最悪である。スライダ及びワイヤの取り扱い処理中に、
ワイヤまたは繊細な負荷ビーム及びジンバルを破損させ
る危険がある。製造作業中に誤って曲がった負荷ビーム
またはジンバルは廃棄される。多くの場合にヘッドアセ
ンブリも修復が不可能で、ゴミの山を増やすことにな
る。
差を発生する望ましくないトルクをスライダに生じる。
緩んだサービスループではワイヤ垂れ下がって回転ディ
スクを擦る可能性がある。両状態共にディスク性能には
最悪である。スライダ及びワイヤの取り扱い処理中に、
ワイヤまたは繊細な負荷ビーム及びジンバルを破損させ
る危険がある。製造作業中に誤って曲がった負荷ビーム
またはジンバルは廃棄される。多くの場合にヘッドアセ
ンブリも修復が不可能で、ゴミの山を増やすことにな
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明は、新規な積層構造体により相互接続部アセ
ンブリとサスペンションアセンブリとを一体構造にした
一体型リードサスペンションを提供することを目的とし
ている。
て、本発明は、新規な積層構造体により相互接続部アセ
ンブリとサスペンションアセンブリとを一体構造にした
一体型リードサスペンションを提供することを目的とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項に記載の構成を備えている。本発
明の積層構造体は、相互接続部アセンブリの製造とサス
ペンションアセンブリの製造とを一体化することによっ
て、導体の手作業による取り扱い処理をなくす。取り扱
い処理を減らすことによって取り扱い処理による破損を
最小限に抑えることができ、従って破損部品が減少し、
製造歩留まりが増加する。サスペンションアセンブリ及
び相互接続部アセンブリが一緒に製造されるため、部品
の整合のばらつき(標準偏差)が最小になる。従って、
機械的作業中のエラーが減少する。導体配置が常に正確
であり、組み付け中のコスト及び時間が掛かる手作業に
よる取り付けを必要としない。取り扱い処理が少なく、
曲がった部品が少なく、また組み付け誤差が少ないこと
によって、浮動高さ性能の安定性が高まり、製造処理が
さらに効率的になる。
に、本発明は、請求項に記載の構成を備えている。本発
明の積層構造体は、相互接続部アセンブリの製造とサス
ペンションアセンブリの製造とを一体化することによっ
て、導体の手作業による取り扱い処理をなくす。取り扱
い処理を減らすことによって取り扱い処理による破損を
最小限に抑えることができ、従って破損部品が減少し、
製造歩留まりが増加する。サスペンションアセンブリ及
び相互接続部アセンブリが一緒に製造されるため、部品
の整合のばらつき(標準偏差)が最小になる。従って、
機械的作業中のエラーが減少する。導体配置が常に正確
であり、組み付け中のコスト及び時間が掛かる手作業に
よる取り付けを必要としない。取り扱い処理が少なく、
曲がった部品が少なく、また組み付け誤差が少ないこと
によって、浮動高さ性能の安定性が高まり、製造処理が
さらに効率的になる。
【0022】本発明は、ディスクドライブにおいてアク
チュエータアームに取り付けられる一体型リードサスペ
ンションである。磁気読取り・書込みヘッドスライダの
ジンバル支持を行うヘッドサスペンションは、構造金属
材料から構成されて基端部でアクチュエータアームに取
り付けられる形状になった負荷ビーム部材を結合してい
る。負荷ビーム部材は、先端部に隣接してスライダ収容
開口を設けている。この結合体は、負荷ビーム部材から
離して構造金属材料層から構成されたスライダ接着パッ
ドを備えている。スライダ接着パッドは、スライダの上
表面積の半分より小さいスライダ接着パッド領域に接着
される。
チュエータアームに取り付けられる一体型リードサスペ
ンションである。磁気読取り・書込みヘッドスライダの
ジンバル支持を行うヘッドサスペンションは、構造金属
材料から構成されて基端部でアクチュエータアームに取
り付けられる形状になった負荷ビーム部材を結合してい
る。負荷ビーム部材は、先端部に隣接してスライダ収容
開口を設けている。この結合体は、負荷ビーム部材から
離して構造金属材料層から構成されたスライダ接着パッ
ドを備えている。スライダ接着パッドは、スライダの上
表面積の半分より小さいスライダ接着パッド領域に接着
される。
【0023】負荷ビーム部材は、その表面上にパターン
化された少なくとも2つのトレースを備えており、前記
トレースの各々は導電材料の層から構成され、前記トレ
ースの少なくとも1つは負荷ビームの表面上にパターン
化されてそれから絶縁されている。また、トレースの少
なくとも2つの先端部がスライダ収容開口内へ内向きに
突出し、トレースの先端部はジンバル接着プレートの上
にパターン化されてそれを支持することによって、それ
に取り付けられたスライダをスライダ収容開口内で少な
くとも1つのジンバル軸線回りにジンバル運動できるよ
うにしており、またトレースの少なくとも1つはヘッド
スライダ上の端子パッドに電気接続される。
化された少なくとも2つのトレースを備えており、前記
トレースの各々は導電材料の層から構成され、前記トレ
ースの少なくとも1つは負荷ビームの表面上にパターン
化されてそれから絶縁されている。また、トレースの少
なくとも2つの先端部がスライダ収容開口内へ内向きに
突出し、トレースの先端部はジンバル接着プレートの上
にパターン化されてそれを支持することによって、それ
に取り付けられたスライダをスライダ収容開口内で少な
くとも1つのジンバル軸線回りにジンバル運動できるよ
うにしており、またトレースの少なくとも1つはヘッド
スライダ上の端子パッドに電気接続される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、米国特許出願番号第22
7,960 号「ジンバル相互接続部及び電気相互接続部アセ
ンブリ」及び米国特許出願番号第227,978 号「電気トレ
ース相互接続部アセンブリ」及び米国特許出願番号第24
9,117 号「ディスクドライブサスペンションアセンブリ
用の積層構造体の一部継続出願であり、以下図面にした
がって説明する。
7,960 号「ジンバル相互接続部及び電気相互接続部アセ
ンブリ」及び米国特許出願番号第227,978 号「電気トレ
ース相互接続部アセンブリ」及び米国特許出願番号第24
9,117 号「ディスクドライブサスペンションアセンブリ
用の積層構造体の一部継続出願であり、以下図面にした
がって説明する。
【0025】図1は、本発明に従って製作されたHSA
12の第1実施形態を示している。サスペンションは、長
手方向軸線18に整合した状態に示されている。参考とし
て本説明に含まれる前述の特許出願に詳細に記載されて
いるように、HSA12はステンレス鋼等の構造金属材料
からなる層と、ベリリウム銅合金等の導電金属材料から
なるシートと、両金属層の間に挿入されて接着剤で接着
された絶縁シート材料からなる層とで構成された積層シ
ートからエッチング処理によって形成される。
12の第1実施形態を示している。サスペンションは、長
手方向軸線18に整合した状態に示されている。参考とし
て本説明に含まれる前述の特許出願に詳細に記載されて
いるように、HSA12はステンレス鋼等の構造金属材料
からなる層と、ベリリウム銅合金等の導電金属材料から
なるシートと、両金属層の間に挿入されて接着剤で接着
された絶縁シート材料からなる層とで構成された積層シ
ートからエッチング処理によって形成される。
【0026】層状の構造金属材料からエッチング処理ま
たは切断された負荷ビーム32には、基端部33と、先端部
34と、基端部33に近接したベース領域と、剛性領域37
と、ベース領域及び剛性領域37間のばね領域36とが設け
られている。ばね領域36には、ばね領域36の剛直性を調
節できるように選択できる相対寸法のばね開口38が形成
されている。
たは切断された負荷ビーム32には、基端部33と、先端部
34と、基端部33に近接したベース領域と、剛性領域37
と、ベース領域及び剛性領域37間のばね領域36とが設け
られている。ばね領域36には、ばね領域36の剛直性を調
節できるように選択できる相対寸法のばね開口38が形成
されている。
【0027】図1〜図3に示されているように、一体型
リード相互接続回路は、負荷ビーム32の全長に渡って延
在している4つの導電トレース71と、導電トレース71を
負荷ビーム32に接着剤で絶縁的に接着させる対応の絶縁
領域91とを有している。個々の層の形状は図3にもっと
わかりやすく示されており、図3は層を互いに分解して
示している。
リード相互接続回路は、負荷ビーム32の全長に渡って延
在している4つの導電トレース71と、導電トレース71を
負荷ビーム32に接着剤で絶縁的に接着させる対応の絶縁
領域91とを有している。個々の層の形状は図3にもっと
わかりやすく示されており、図3は層を互いに分解して
示している。
【0028】トレースとヘッドスライダとの電気接続部
の第1実施形態が図2に、また第2及び第3実施形態が
それぞれ図4及び図5に示されている。さらなる適当な
電気回路接続手段は、例えば参考として本説明に含まれ
る前述の米国特許出願番号第249,117 号の図21〜図23に
示されている。
の第1実施形態が図2に、また第2及び第3実施形態が
それぞれ図4及び図5に示されている。さらなる適当な
電気回路接続手段は、例えば参考として本説明に含まれ
る前述の米国特許出願番号第249,117 号の図21〜図23に
示されている。
【0029】トレース71は、ヘッドアセンブリ20からの
電気信号をジンバル領域を横切ってHAS20に沿ってそ
の基端部より先へ増幅及び制御電子機器(図示せず)ま
で送る細長い弾性的な事前パターン化した導電体であ
る。トレース71には、基端部と、負荷ビームの先端部付
近の領域と、基端部73付近の負荷ビーム領域72と、領域
74より先のジンバル領域とが設けられている。トレース
71の幅及び厚さは、トレースの機械的剛直性及びその電
気抵抗の両方またはいずれか一方を変化させるために様
々な領域で、または領域内で変えることができる。
電気信号をジンバル領域を横切ってHAS20に沿ってそ
の基端部より先へ増幅及び制御電子機器(図示せず)ま
で送る細長い弾性的な事前パターン化した導電体であ
る。トレース71には、基端部と、負荷ビームの先端部付
近の領域と、基端部73付近の負荷ビーム領域72と、領域
74より先のジンバル領域とが設けられている。トレース
71の幅及び厚さは、トレースの機械的剛直性及びその電
気抵抗の両方またはいずれか一方を変化させるために様
々な領域で、または領域内で変えることができる。
【0030】トレース71の負荷ビーム領域72には、基部
ベース領域75と、中間ばね領域76と、先端剛性領域77と
が設けられている。本実施の形態では、トレース71のジ
ンバル領域がジンバルアセンブリの部品として機能す
る。トレース71に使用されているBeCu合金の機械的及び
電気的特性によって、第3層70は電気相互接続部アセン
ブリ内の導電体として機能するだけでなく、機械的ジン
バルばね部品としても機能することができる。本発明の
相互接続部アセンブリは、電気的相互接続部アセンブリ
及び機械的ジンバルばねの両方として機能するため、そ
れは一体型ジンバル/相互接続部アセンブリと呼ばれ
る。
ベース領域75と、中間ばね領域76と、先端剛性領域77と
が設けられている。本実施の形態では、トレース71のジ
ンバル領域がジンバルアセンブリの部品として機能す
る。トレース71に使用されているBeCu合金の機械的及び
電気的特性によって、第3層70は電気相互接続部アセン
ブリ内の導電体として機能するだけでなく、機械的ジン
バルばね部品としても機能することができる。本発明の
相互接続部アセンブリは、電気的相互接続部アセンブリ
及び機械的ジンバルばねの両方として機能するため、そ
れは一体型ジンバル/相互接続部アセンブリと呼ばれ
る。
【0031】本実施の形態では、トレース71の剛性領域
77が、相互接続部・サスペンションアセンブリ14の剛性
領域37にさらに剛度を追加することによって相互接続部
・サスペンションアセンブリの共振応答を変化させる強
化剛性領域としても機能している。図示の実施形態で
は、トレース71の剛性領域77は、剛性領域37の曲げ強さ
の補強を行い、従来の負荷ビームにその目的で通常使用
されているレールまたはフランジを必要としない。他の
用例では、サスペンションの所望性能特性を得るために
剛直性トレースと補強レールまたはフランジの両方を使
用してもよい。
77が、相互接続部・サスペンションアセンブリ14の剛性
領域37にさらに剛度を追加することによって相互接続部
・サスペンションアセンブリの共振応答を変化させる強
化剛性領域としても機能している。図示の実施形態で
は、トレース71の剛性領域77は、剛性領域37の曲げ強さ
の補強を行い、従来の負荷ビームにその目的で通常使用
されているレールまたはフランジを必要としない。他の
用例では、サスペンションの所望性能特性を得るために
剛直性トレースと補強レールまたはフランジの両方を使
用してもよい。
【0032】トレース71の剛性領域77の厚さ及び幅の両
方またはいずれか一方を増大させることによって、それ
らの電気抵抗を減少させながらそれらの剛度を高くする
ことができる。
方またはいずれか一方を増大させることによって、それ
らの電気抵抗を減少させながらそれらの剛度を高くする
ことができる。
【0033】図1では、トレース71がHSA12の基端部
33からわずかに延出しているだけである。トレース71
は、アクチュエータアーム(図示せず)上またはディス
クドライブ(図示せず)のフレーム上に設けられている
増幅及び処理回路まで延在させて戻すか、必要に応じて
中間配線ハーネスに接続することができる。
33からわずかに延出しているだけである。トレース71
は、アクチュエータアーム(図示せず)上またはディス
クドライブ(図示せず)のフレーム上に設けられている
増幅及び処理回路まで延在させて戻すか、必要に応じて
中間配線ハーネスに接続することができる。
【0034】サスペンションの第1実施形態について図
2にわかりやすく示されているように、ジンバル40がヘ
ッドスライダアセンブリ20のジンバル支持を行う。それ
は、アクチュエータの移動中に負荷ビーム32が受ける移
動及びねじれ、またはディスクの位相のわずかな変化に
無関係に、ヘッドアセンブリ20を回転ディスクの記録表
面に対して正確な取り付け向きでそれから最適距離に維
持する。
2にわかりやすく示されているように、ジンバル40がヘ
ッドスライダアセンブリ20のジンバル支持を行う。それ
は、アクチュエータの移動中に負荷ビーム32が受ける移
動及びねじれ、またはディスクの位相のわずかな変化に
無関係に、ヘッドアセンブリ20を回転ディスクの記録表
面に対して正確な取り付け向きでそれから最適距離に維
持する。
【0035】ここに開示されている本発明の第1実施形
態では、たわみ部が機械的ジンバル機能を行うだけでな
く、電気的機能も行っている。例えば、本発明の3つの
実施形態のすべてにおいて、負荷ビームに溶接する必要
がある別体のたわみ構造がまったくない。代わりに、リ
ードトレース71が、負荷ビームの長手方向軸線に沿って
延在して、たわみ領域内でジンバルねじりばね47として
機械的に作用している。
態では、たわみ部が機械的ジンバル機能を行うだけでな
く、電気的機能も行っている。例えば、本発明の3つの
実施形態のすべてにおいて、負荷ビームに溶接する必要
がある別体のたわみ構造がまったくない。代わりに、リ
ードトレース71が、負荷ビームの長手方向軸線に沿って
延在して、たわみ領域内でジンバルねじりばね47として
機械的に作用している。
【0036】リードトレース71のねじりばね47は、それ
ぞれ、集合的に従来の一体型ジンバルサスペンションの
ねじりばねと同じ機械的ばね機能を行うことができる厚
さ及び全体断面を備えている。
ぞれ、集合的に従来の一体型ジンバルサスペンションの
ねじりばねと同じ機械的ばね機能を行うことができる厚
さ及び全体断面を備えている。
【0037】特に、図2に示されているように、ねじり
ばね47は負荷ビーム32の主構造の先端部のシート材料に
よって支持されているのではない。それらは、たわみ領
域のねじりばね部分内に91等の誘電材料の層を上に設け
ても、設けなくてもよい。図1〜図3に示されている実
施形態では、導電トレース71のねじりばね部分47の上に
誘電材料を設けていない。
ばね47は負荷ビーム32の主構造の先端部のシート材料に
よって支持されているのではない。それらは、たわみ領
域のねじりばね部分内に91等の誘電材料の層を上に設け
ても、設けなくてもよい。図1〜図3に示されている実
施形態では、導電トレース71のねじりばね部分47の上に
誘電材料を設けていない。
【0038】一体型トレース導体を設けていない一体型
たわみサスペンションの場合と同様に、ジンバル運動可
能に取り付けられたヘッドスライダと負荷ビーム及びた
わみ部との間に隙間ができるようにたわみ領域が適当に
成形される。図1〜図3の実施形態の場合の成形線が、
図2にもっともわかりやすく示されている。ヘッドスラ
イダの上部の表面積全体がジンバルリング49内にはまる
ようにヘッドスライダの大きさをたわみ領域に対して相
当に小さくする場合、適切な作動に必要な成形の程度を
減少させるか、なくすことができるであろう。
たわみサスペンションの場合と同様に、ジンバル運動可
能に取り付けられたヘッドスライダと負荷ビーム及びた
わみ部との間に隙間ができるようにたわみ領域が適当に
成形される。図1〜図3の実施形態の場合の成形線が、
図2にもっともわかりやすく示されている。ヘッドスラ
イダの上部の表面積全体がジンバルリング49内にはまる
ようにヘッドスライダの大きさをたわみ領域に対して相
当に小さくする場合、適切な作動に必要な成形の程度を
減少させるか、なくすことができるであろう。
【0039】図2において、ヘッドスライダ20の上表面
に固定すべき接着パッド51が非対称であって、実質的に
ジンバルリング49で囲まれた領域内の空間の先端側の半
分だけに突出していることがわかるであろう。その空間
は、ジンバルリング49によって包囲された空間の、導電
トレース71の縦揺れねじれセグメント53によって定めら
れた縦揺れジンバル軸線に近接した部分であるとも言え
る。本実施の形態で非対称の接着パッド51を使用するの
は、導電トレースから上表面の電気信号パッドまでを電
気接続できるようにヘッドスライダ20の上表面全体を覆
わないようにするためである。
に固定すべき接着パッド51が非対称であって、実質的に
ジンバルリング49で囲まれた領域内の空間の先端側の半
分だけに突出していることがわかるであろう。その空間
は、ジンバルリング49によって包囲された空間の、導電
トレース71の縦揺れねじれセグメント53によって定めら
れた縦揺れジンバル軸線に近接した部分であるとも言え
る。本実施の形態で非対称の接着パッド51を使用するの
は、導電トレースから上表面の電気信号パッドまでを電
気接続できるようにヘッドスライダ20の上表面全体を覆
わないようにするためである。
【0040】図2に示されているように、第1実施形態
では縦揺れ軸線のねじりばねを与えるのが導電トレース
71だけである。言い換えると、図示の実施形態では、サ
スペンション及びトレースを形成する積層体は、トレー
スがジンバルねじりばね47として作用するトレース付近
の領域から絶縁層及びステンレス鋼層が取り除かれる。
非常に硬いばねを設けることを望む場合、エッチング処
理中に絶縁層及びステンレス鋼層を残すことができる。
図3は、エッチング後の積層体の3層を分解して示して
いる。図3において、非対称接着プレートがジンバルリ
ングステンレス層55内に示されている。この層内にスラ
イダ収容開口またはスライダ収容凹部52が形成されてい
る。
では縦揺れ軸線のねじりばねを与えるのが導電トレース
71だけである。言い換えると、図示の実施形態では、サ
スペンション及びトレースを形成する積層体は、トレー
スがジンバルねじりばね47として作用するトレース付近
の領域から絶縁層及びステンレス鋼層が取り除かれる。
非常に硬いばねを設けることを望む場合、エッチング処
理中に絶縁層及びステンレス鋼層を残すことができる。
図3は、エッチング後の積層体の3層を分解して示して
いる。図3において、非対称接着プレートがジンバルリ
ングステンレス層55内に示されている。この層内にスラ
イダ収容開口またはスライダ収容凹部52が形成されてい
る。
【0041】接着パッド51の上に重なったトレース71の
先端部分57は、サスペンションの長手方向軸線に整合し
ており、接着パッド51の縁部の上方へ突出してスライダ
20の上表面上の端子パッド59と接触できるようになって
いる。実際には、端子パッド自体に、ヘッドスライダの
端部壁の端子からその上表面上の端子パッドへ信号を送
るための導電材を設けてもよい。第1実施形態におい
て、取り付け部を製造する好適な方法では、トレース71
の突出端部57をヘッドスライダ20の上表面上の端子パッ
ド59に直接的に接着させる。スライダ20に接続された部
分57とジンバルリング49及びジンバルねじりばね47とし
て機能する部分との間にあるトレース71の部分61は、接
着パッド51で支持されている。
先端部分57は、サスペンションの長手方向軸線に整合し
ており、接着パッド51の縁部の上方へ突出してスライダ
20の上表面上の端子パッド59と接触できるようになって
いる。実際には、端子パッド自体に、ヘッドスライダの
端部壁の端子からその上表面上の端子パッドへ信号を送
るための導電材を設けてもよい。第1実施形態におい
て、取り付け部を製造する好適な方法では、トレース71
の突出端部57をヘッドスライダ20の上表面上の端子パッ
ド59に直接的に接着させる。スライダ20に接続された部
分57とジンバルリング49及びジンバルねじりばね47とし
て機能する部分との間にあるトレース71の部分61は、接
着パッド51で支持されている。
【0042】接着パッド51も一般的に、前述の米国特許
出願番号第249,117 号に従ってサスペンションの残りの
部分を形成するために使用されるものと同じ積層体から
製造される。
出願番号第249,117 号に従ってサスペンションの残りの
部分を形成するために使用されるものと同じ積層体から
製造される。
【0043】スライダ20は接着パッド51に固着される。
スライダを接着パッド51に取り付けた後、スライダ20の
端子59と導電トレース71との間を適当に電気接続するた
めに前述の米国特許出願番号第249,117 号に記載されて
いるものと同様なリード接続方法が用いられる。
スライダを接着パッド51に取り付けた後、スライダ20の
端子59と導電トレース71との間を適当に電気接続するた
めに前述の米国特許出願番号第249,117 号に記載されて
いるものと同様なリード接続方法が用いられる。
【0044】図4は、本発明の第2実施形態を示してい
る。やはりサスペンションは一体型ジンバルサスペンシ
ョンであって、別体のたわみ部を負荷ビームに取り付け
ていない。第2実施形態では、スライダの上表面領域が
ジンバルリング内にはまっているので、スライダはジン
バルリング領域内へ回動することができる。サスペンシ
ョンは、接着パッドの平面をサスペンション及びたわみ
部の残りの部分からずらすために成形線50' で成形され
るが、この成形は必要に応じて削除することができる。
る。やはりサスペンションは一体型ジンバルサスペンシ
ョンであって、別体のたわみ部を負荷ビームに取り付け
ていない。第2実施形態では、スライダの上表面領域が
ジンバルリング内にはまっているので、スライダはジン
バルリング領域内へ回動することができる。サスペンシ
ョンは、接着パッドの平面をサスペンション及びたわみ
部の残りの部分からずらすために成形線50' で成形され
るが、この成形は必要に応じて削除することができる。
【0045】第2実施形態はまた、接着パッド51' から
無支持状態には突出していないトレース57' を設けてい
る点でも第1実施形態とは異なっている。本実施の形態
では、ヘッドスライダ上の端子パッド59' との接続が、
ジャンパ61' 及び従来型ワイヤ接着技法を用いて行われ
る。
無支持状態には突出していないトレース57' を設けてい
る点でも第1実施形態とは異なっている。本実施の形態
では、ヘッドスライダ上の端子パッド59' との接続が、
ジャンパ61' 及び従来型ワイヤ接着技法を用いて行われ
る。
【0046】本発明の第3実施形態が図5に開示されて
いる。この実施形態では、トレース71”の先端部に隣接
した部分が縦揺れ軸線ねじりばね75になって、非対称接
着パッド51”を支持している。この実施形態は、トレー
ス71が縦揺れ軸線ねじりばね及び横揺れ軸線支持体とな
っている図1〜図3に示されている第1実施形態の構造
とは異なっている。
いる。この実施形態では、トレース71”の先端部に隣接
した部分が縦揺れ軸線ねじりばね75になって、非対称接
着パッド51”を支持している。この実施形態は、トレー
ス71が縦揺れ軸線ねじりばね及び横揺れ軸線支持体とな
っている図1〜図3に示されている第1実施形態の構造
とは異なっている。
【0047】第3実施形態では、トレース71”の先端部
57”がサスペンション軸線に整合してサスペンションの
基端部向きになっており、端部が接着プレート51”の支
持表面より突出することなく終了している。そのような
構造は、トレースをスライダ上の端子パッド59”に接続
するためにワイヤ接着技法を使用して取り付けられるジ
ャンパ61' を使用するのに適している。変更型の接続方
法として、個別には図示されていないが、第1実施形態
に関連して説明されているもとの全く同様にして接続す
るためにパッド51”の縁部の上方へ延出した細長いトレ
ース71”を設けてもよい。
57”がサスペンション軸線に整合してサスペンションの
基端部向きになっており、端部が接着プレート51”の支
持表面より突出することなく終了している。そのような
構造は、トレースをスライダ上の端子パッド59”に接続
するためにワイヤ接着技法を使用して取り付けられるジ
ャンパ61' を使用するのに適している。変更型の接続方
法として、個別には図示されていないが、第1実施形態
に関連して説明されているもとの全く同様にして接続す
るためにパッド51”の縁部の上方へ延出した細長いトレ
ース71”を設けてもよい。
【0048】本発明は以上の詳細に制限されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された構成から逸脱しない
範囲において様々な変更が可能である。
なく、特許請求の範囲に記載された構成から逸脱しない
範囲において様々な変更が可能である。
【図1】本発明によるヘッドサスペンションアセンブリ
の第1実施形態の斜視図である。
の第1実施形態の斜視図である。
【図2】図1に示されているヘッドサスペンションアセ
ンブリのジンバル部分及びスライダの詳細拡大図であ
る。
ンブリのジンバル部分及びスライダの詳細拡大図であ
る。
【図3】図1に示されているサスペンションアセンブリ
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図4】ヘッドサスペンションアセンブリの第2実施形
態のジンバル及びスライダの詳細拡大図である。
態のジンバル及びスライダの詳細拡大図である。
【図5】ヘッドサスペンションアセンブリの第3実施形
態のジンバル及びスライダの詳細拡大図である。
態のジンバル及びスライダの詳細拡大図である。
20 ヘッドスライダ 32 負荷ビーム 33 基端部 34 先端部 49 ジンバルリング 51 スライダ接着パッド 71 トレース
Claims (6)
- 【請求項1】 構造金属材料、絶縁材料及び導電性材料
の積層シートからエッチング処理されて、磁気読取り・
書込みヘッドスライダをジンバル支持するようにアクチ
ュエータアームに取り付けられる一体型リードサスペン
ションであって、 前記積層シートから構成されて、基端部で前記アームに
取り付けられる形状になっており、機械的特性が主に構
造金属材料の層によって決定され、また先端部に隣接し
てスライダ収容開口を有している負荷ビームと、 前記負荷ビームから離して前記構造金属材料層から構成
されて、スライダの上表面積の半分より小さいスライダ
接着パッド領域に接着されるスライダ接着パッドとを有
しており、 前記負荷ビームは、その表面上にパターン化された少な
くとも2つのトレースを備えており、前記トレースの各
々は導電材料の層から構成され、前記トレースの少なく
とも1つは負荷ビームの表面上にパターン化されて負荷
ビームから絶縁されており、前記トレースの各先端部
は、スライダ収容開口内へ内向きに突出しかつジンバル
接着プレート上にパターン化されて、スライダ収容開口
内で少なくとも1つのジンバル軸線回りに前記接着プレ
ート上に取り付けられたスライダをジンバル運動するた
めに支持しており、前記トレースの少なくとも1つは前
記ヘッドスライダ上の端子パッドに電気接続されること
を特徴とする一体型リードサスペンション。 - 【請求項2】 トレースは、スライダ接着パッドに取り
付けられたスライダの縦揺れ回転軸線に整合した状態で
スライダ収容開口内へ内向きに突出していることを特徴
とする請求項1に記載の一体型ヘッドサスペンション。 - 【請求項3】 トレースは、スライダ接着パッドに取り
付けられたスライダの横揺れ回転軸線に整合した状態で
スライダ収容開口内へ内向きに突出していることを特徴
とする請求項1に記載の一体型ヘッドサスペンション。 - 【請求項4】 磁気読取り・書込みヘッドスライダをジ
ンバル支持するようにアクチュエータアームに取り付け
られる一体型リードサスペンションであって、 構造金属材料から構成されて、基端部で前記アームに取
り付けられる形状になっており、先端部において一対の
平行で長手方向に延出した支持アーム間の位置にスライ
ダ収容凹部を設けている負荷ビームと、 前記構造金属材料層から構成されて、スライダを回動ジ
ンバル式に支持されるようにスライダの上表面積の半分
より小さい単一のスライダ接着パッド領域に接着される
スライダ接着パッドとを有しており、 前記負荷ビームは、その表面上にパターン化された少な
くとも2つの導電トレースを備えており、前記トレース
の各々は前記構造金属材料以外の導電材料の層から構成
され、前記トレースの少なくとも1つは負荷ビームの表
面から絶縁されており、少なくとも2つのトレースの一
方の先端部の各々が負荷ビームの支持アームの各々に沿
って進み、その先端部分が前記負荷ビームによって支持
されない状態でスライダ収容凹部内へ内向きに負荷ビー
ムの軸線に直交する向きで突出しており、スライダをス
ライダ収容凹部内で縦揺れ軸線回りにジンバル運動可能
に前記接着パッドを支持するだけでなく、信号を前記ス
ライダ上の端子から前記トレースに沿って送るために、
前記トレースが前記接着パッドに絶縁状態で接着されて
いることを特徴とする一体型リードサスペンション。 - 【請求項5】 磁気読取り・書込みヘッドスライダをジ
ンバル支持するようにアクチュエータアームに取り付け
られる、構造金属材料の層、導電金属材料シート、及び
金属層の間の絶縁材料の層からなる単一の積層シートか
ら形成される一体型リードサスペンションであって、 構造金属材料層をエッチング処理することによって、 基端部で前記アームに取り付けられる形状になってお
り、先端部に隣接してスライダ収容開口を設けている負
荷ビーム部材と、 スライダ収容開口内にはまる外周と、スライダを収容す
るように構成および配置されたジンバル開口を内部に形
成している内周とを備えているジンバルリングと、 スライダ収容開口内で縦揺れ軸線回りにスライダがジン
バル旋回できるようにスライダの上表面積の半分より小
さい単一の接着パッド領域にスライダを接着し、その接
着表面のほぼ全体がスライダの後半縁部に隣接して配置
される、非対対称構造のスライダ接着パッドとを形成す
るステップと、 導電金属材料層をエッチング処理することによって、少
なくとも2つのパターン化されたトレースを形成し、前
記トレースの少なくとも2つを負荷ビームの表面から絶
縁して負荷ビームに沿って延在させて、前記トレースの
先端部を負荷ビームで支持しないでスライダ収容開口内
へ内向きに突出させ、トレースの先端部をいずれの構造
金属材料によっても支持しないでスライダ収容開口内へ
内向きに突出させる一方で残った部分を前記ジンバルリ
ングに接着して、前記ジンバルリングをスライダ収容開
口内で横揺れ軸線回りにジンバル運動可能に支持するジ
ンバルばねとして機能させ、また前記トレースの先端部
をジンバルリングの外周の少なくとも一部分から絶縁し
てそれに沿って延在させて、前記トレースの先端部がジ
ンバル開口内へ内向きに、スライダの上表面に近接する
位置まで突出させて、トレースをスライダ上の電気端子
に電気接続しやすくするための導電体及び縦揺れ軸線ジ
ンバルばねの両方として機能させるステップと、 絶縁材料層をトレースのジンバルばね領域から、また負
荷ビーム、ジンバルリング及び接着パッドの、絶縁や他
の目的にそれを必要としない他の領域から除去するため
に、絶縁材料層をエッチング処理するステップと、を含
んでいる処理工程によって製造されることを特徴とする
一体型リードサスペンション。 - 【請求項6】 磁気読取り・書込みヘッドスライダをジ
ンバル支持するようにアクチュエータアームに取り付け
られる、構造金属材料の層、導電金属材料シート、及び
金属層の間の絶縁材料の層からなる単一の積層シートか
ら形成された一体型リードサスペンションであって、 構造金属材料層をエッチング処理することによって、 基端部で前記アームに取り付けられる形状になってお
り、先端部に隣接してスライダ収容開口を設けている負
荷ビーム部材と、 スライダ収容開口内で縦揺れ軸線回りにスライダがジン
バル旋回できるようにスライダの上表面積の半分より小
さい単一の接着パッド領域にスライダを接着し、その接
着表面のほぼ全体がスライダの後半縁部に隣接して配置
される、非対対称構造のスライダ接着パッドとを形成す
るステップと、 導電金属材料層をエッチング処理することによって、少
なくとも2つのパターン化されたトレースを形成し、前
記トレースの少なくとも2つを負荷ビームの表面から絶
縁して負荷ビームに沿って延在させて、前記トレースの
先端部をいずれの構造金属材料によっても支持しないで
スライダ収容開口内へ内向きに突出させることによっ
て、スライダをスライダ収容開口内でジンバル運動可能
に支持するジンバルばねとして、またトレースをスライ
ダ上の電気端子に電気接続しやすくするための導電体及
び縦揺れ軸線ジンバルばねとして機能させるステップ
と、 絶縁材料層をトレースのジンバルばね領域から、また負
荷ビーム、ジンバルリング及び接着パッドの、絶縁や他
の目的にそれを必要としない他の領域から除去するため
に、絶縁材料層をエッチング処理するステップと、を含
む処理工程によって製造されることを特徴とする一体型
リードサスペンション。
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