JPH09153006A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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Publication number
JPH09153006A
JPH09153006A JP31240695A JP31240695A JPH09153006A JP H09153006 A JPH09153006 A JP H09153006A JP 31240695 A JP31240695 A JP 31240695A JP 31240695 A JP31240695 A JP 31240695A JP H09153006 A JPH09153006 A JP H09153006A
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JP31240695A
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Inventor
Takashi Arai
隆 新井
Masakazu Nakamura
正和 中村
Yasuhiro Ono
恭裕 大野
Makoto Okazaki
眞 岡崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2Mビット幅とMビット幅とに共用
できる共通バスを介してスプリットバス転送方式により
共通メモリに対してデータ転送を行うデータ転送装置に
関し、簡単な手法で、共通メモリ空間アクセスが2Mビ
ットバス幅とMビットバス幅のいずれでも可能であるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】共通バス調停装置は、送信側バスインタフ
ェースからのオーダが該オーダ中のコマンドに基づいて
該共通バスをMビット幅で用いて共通メモリ空間アクセ
スするデータ転送と認識した時に、受信側バスインタフ
ェースに代理して規定位置で受信開始通知ステータス
(受信開始OKステータス)を返送するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2Mビット幅とM
ビット幅とに共用できる共通バスを介してスプリットバ
ス転送方式により共通メモリに対してデータ転送を行う
データ転送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、共通バスを2Mビット幅とMビッ
ト幅に共用してデータ転送を行うシステムとしては、例
えば特開平3−171246号に記載されたようなシス
テムがある。また、共通バスを介して共通メモリに対し
てデータ転送を行うシステムとしては、例えば特開平3
−296159号に記載されたようなシステムがある。
さらに、共通バスを用いてスプリットバス転送方式でデ
ータ転送を行うシステムとしては、例えば特開平5−1
36787号に記載されたようなシステムがある。
【0003】図19には、上記のような従来技術を用い
て構成した、2Mビット幅とMビット幅で使用できる共
通バスを介してスプリットバス転送方式によりデータ転
送を行うデータ転送システムの一例が示される。このデ
ータ転送システムでは、共通バスに接続されている装置
が2Mビット幅データを扱う装置である場合には、共通
バスを2Mビットバス幅で用いてデータ転送を行い、一
方、Mビット幅データを扱う装置である場合には、共通
バスをMビットバス幅で用いてデータ転送を行うことに
より、一つのシステムの中にMビット幅データを扱う装
置と2Mビット幅データを扱う装置とを混在させること
を可能にしている。
【0004】図19において、1は共通バスであり、2
組のMビット幅のバスと制御バスからなる。よってこの
共通バス1はMビット幅の一方の組だけを用いればMビ
ットバス幅となり、両方の組を用いれば2Mビットバス
幅となる。制御バスは送信許可信号や受信許可信号、各
種ステータス信号を送信するためのものである。
【0005】この共通バス1にはバスインタフェース
(BIF)12、13、14・・・、共通バス調停装置
(BC)2が接続される。バスインタフェース12、1
3、14・・・はそれらに接続されたCPU、メモリ、
入出力装置、ローカルバスなどと共通バス1との間のデ
ータ転送をインタフェースする回路である。共通バス調
停装置2は共通バスの使用権を調停する装置であり、送
信側バスインタフェースに対して送信許可信号、受信側
バスインタフェースに対して受信許可信号を制御バスを
介して送信することにより各バスインタフェースの共通
バスの使用を調停する。
【0006】図18にはこのデータ転送システムで送受
される共通バス転送データの内容が示される。転送デー
タとしては、コマンド(C)、アドレス(A)、通常の
データ(D)があり、それぞれMビットからなる。この
コマンド(C)とアドレス(A)でアクセス対象装置に
対するオーダ(すなわちデータの書込み要求、読出し要
求などのオーダ)が構成される。
【0007】コマンド(C)は、送信先ユニット番号D
U、送信元ユニット番号SU、共通バス幅転送情報B
W、リード/ライト情報RW、転送種別情報MD、その
他の情報ETCからなる。このうち、送信先ユニット番
号DUはデータ転送先の装置の番号(送信先ID)、送
信元ユニット番号SUはデータ転送元の装置の番号、共
通バス幅転送情報BWはMビットバス幅での転送か2M
ビットバス幅での転送かを示す情報、リード/ライト情
報RWはデータ書込みを要求するコマンドかデータ読出
しを要求するコマンドかを示す情報である。アドレス
(A)はアクセス対象装置(メモリ等)に対するリード
/ライト要求のコマンドである場合にそのリード/ライ
トの対象となるアドレスを示す情報である。
【0008】図20には共通バスを2Mビットバス幅で
用いた時のオーダ転送のタイムチャートが示され、また
図21には共通バスをMビットバス幅で用いた時のオー
ダ転送のタイムチャートが示される。さらに図22には
共通バスを2Mビットバス幅またはMビットバス幅で使
用とした時のオーダ転送プロトコルが示される。
【0009】2Mビットバス幅でのデータ転送時には、
図20に示すように、送信側バスインタフェースは、共
通バス調停装置2から送信許可信号を受けると、2Mビ
ットバス幅を用いて、データ転送の1サイクル目で、オ
ーダを構成するコマンド(C)とアドレス(A)を同時
に共通バス1に出力する。共通バス調停装置2は共通バ
ス1に出力されたこのオーダを監視していてそのコマン
ド中の送信先ユニット番号とアドレス(A)に基づいて
受信側バスインタフェースを判定し、その受信側バスイ
ンタフェースに対して受信許可信号を制御バスを介して
与える。受信側バスインタフェースは、このオーダを受
信すると、その受信から規定位置(スプリットバス方式
の規定では例えばオーダが出力された○印の位置から2
サイクル後)で受信開始OKステータスを返送する。ま
た最終データD2が出力されるとその受信から規定位置
(△印の位置から2サイクル目)で受信終了OKステー
タスを返送する。
【0010】一方、Mビットバス幅でのデータ転送時に
は、図21に示すように、送信側バスインタフェース
は、共通バス調停装置2から送信許可信号を受けると、
Mビットバス幅を用いて、データ転送の1サイクル目で
コマンド(C)を、2サイクル目でアドレス(A)を共
通バス1に出力する。共通バス調停装置2は共通バス1
に出力されたコマンド(C)を監視していてその送信先
ユニット番号に基づいて受信側バスインタフェースを判
定し、その受信側バスインタフェースに対して受信許可
信号を制御バスを介して与える。受信側バスインタフェ
ースは、このコマンド(C)を受信すると、その受信か
ら規定位置(スプリットバス方式の規定ではコマンドC
が出力された○印の位置から2サイクル後)で受信開始
OKステータスを返送する。また最終データD2が出力
されるとその受信から規定位置(△印の位置から2サイ
クル目)で受信終了OKステータスを返送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】データ転送システム内
に共通メモリ(CM)が存在する場合、一般に共通メモ
リはシステム中に複数台が備えられ(ここでは便宜上個
々を共通メモリ単位と称する)、個々の共通メモリ単位
がそれぞれバスインタフェースを介して共通バスに接続
されている。かかる共通メモリに対してデータのリード
/ライトを行う場合、複数の共通メモリ単位に対して一
連の重複しないアドレスをあからじめ与えておき、その
アドレスによってどの共通メモリ単位がアクセスされた
かが分かるようにしている。
【0012】送信側バスインタフェースから共通メモリ
に対するアクセス(以下、共通メモリ空間アクセスと称
する)を行う場合には、オーダのコマンド(C)中の送
信先ユニット番号DUには送信先が共通メモリであるこ
とを示す情報(転送制御コマンド情報(CM−ID等)
であって、個々の共通メモリ単位を示す情報ではない)
を入れ、アドレス(A)に共通メモリ中のアクセスしよ
うとするアドレスを入れることで、「転送制御コマンド
(CM−ID等)+メモリアドレス」で宛先の共通メモ
リ単位を特定して共通メモリ空間にアクセスする。した
がって、受信側バスインタフェースでは、コマンド
(C)とアドレス(A)の双方を監視することにより、
そのオーダが自分に接続された共通メモリ単位に対する
アクセスかを判定することができる。これは共通バス1
上のオーダを監視している共通バス調停装置2について
も同様であり、その双方を監視することにより受信側バ
スインタフェースを特定して受信許可信号を与えること
ができる。
【0013】かかる共通メモリ空間アクセスを行う場
合、共通バス1を2Mビットバス幅で用いる場合には、
データ転送の第1サイクル目で、コマンド(C)とアド
レス(A)からなるオーダを同時に共通バス1に出力す
るため、共通バス調停装置2も他のバスインタフェース
も次の第2サイクル目にはそのオーダがどのバスインタ
フェース宛のものか判定できるので、受信側バスインタ
フェースは規定位置である第3サイクル目には受信開始
OKステータスを送信側バスインタフェースに返送する
ことができる。
【0014】一方、図23に示されるように、共通バス
1をMビットバス幅で用いて共通メモリ空間アクセスに
行う場合には、データ転送の第1サイクル目ではコマン
ド(C)しか出力できないので、第2サイクル目では共
通バス調停装置2も他のバスインタフェースもそのオー
ダがどのバスインタフェース宛のものか判定できず、第
2サイクル目で出力されたアドレス(A)を受信した後
の第3サイクル目で宛先のバスインタフェースを特定で
きるようになる。このため、受信側バスインタフェース
が受信開始OKステータスを返送できるのは、送信側バ
スインタフェースからコマンド(C)が出力されてから
4サイクル後であり、規定位置(点線で示された位置)
では返送できない。送信側バスインタフェースは受信開
始OKステータスが規定位置で返送されて来ないと、障
害が発生したもの判定してその処理シーケンスを実行し
てしまい、結局、データ転送に失敗してしまう。
【0015】なお、共通メモリ単位が接続されている各
バスインタフェースは共通バス調停装置2と同様に、オ
ーダ中のコマンドにより第2サイクル目で共通メモリ空
間アクセスであることは認識できるが、これによって受
信開始OKステータスを規定位置で返送してしまうと、
上記共通メモリ単位が接続されている全てのバスインタ
フェースが受信開始OKステータスを同時に返送するこ
とになって、送信側バスインタフェースはこの受信開始
OKステータスを正常に受信できなくなる。
【0016】このように、Mビットバス幅で共通メモリ
空間アクセスを行う場合には、現在行われている2Mビ
ットバス幅でのデータ転送プロトコルと転送プロトコル
が異なるものになってしまう。この結果、現在行われて
いる2Mビットバス幅での転送プロトコル規定を厳守す
ると、Mビットバス幅での共通メモリ空間アクセスは不
可能になる。この対策として、共通メモリ空間アクセス
のために現在の2Mビットバス幅での転送プロトコルと
新たにMビットバス幅での転送プロトコルとを二つ用意
する方法も考えられるが、この場合、二つの転送プロト
コルを制御するための回路が必要となり、回路規模が大
となってしまう。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な手法で、共通メモリ空間アクセスが2
Mビットバス幅とMビットバス幅のいずれでも可能であ
るようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図2に本発明が適用され
るデータ転送システムの構成例を示す。図中、1は共通
バスであって、データ転送するための第1ビット幅(以
下、Mビット幅と記す)で構成されるバスと、第2ビッ
ト幅(以下、2Mビット幅と記す)で構成されるバス、
また転送制御するための制御バスからなる。この共通バ
ス1には共通バス調停装置2と複数のバスインタフェー
ス(BIF)3、4、5、6・・・が接続される。各バ
スインタフェース3、4、5、6・・・は、例えばバス
インタフェース3にはローカルバスを介してCPU(中
央処理装置)7と個別メモリ(IM)8が接続され、バ
スインタフェース4、5にはそれぞれ共通メモリ単位9
−1、9−2が接続され、バスインタフェース6にはD
MA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送装置等が接
続される。
【0019】かかるシステムでは、共通メモリ空間アク
セスは、CPU7もしくはDMA転送装置11から共通
メモリ9(共通メモリ単位9−1、9−2)に対して実
行される。共通メモリ単位9−1、9−2は、それが取
り扱うデータ幅に応じて、共通バス1の2Mビット幅バ
ス(例えば8バイトバス)あるいはMビット幅バス(例
えば4バイトバス)のいずれかに接続されている。共通
バス1のバス権調停は共通バス調停装置(BC)2によ
り行う。またバスインタフェース間のデータ転送はスプ
リットバス転送方式により行う
【0020】(1)かかるシステムにおいて、上述の課
題を解決するために、本発明に係るデータ転送装置は、
第1の形態として、共通バス調停装置は、送信側バスイ
ンタフェースからのオーダが該オーダ中のコマンドに基
づいて該共通バスをMビット幅で用いて共通メモリ空間
アクセスするデータ転送と認識した時に、受信側バスイ
ンタフェースに代理して規定位置で受信開始通知ステー
タス(受信開始OKステータス)を返送するように構成
する。
【0021】図1には、共通バスをMビット幅で用いて
共通メモリ空間アクセスを行う時のオーダ転送のタイム
チャートが示され、また、図3にはその時のオーダ転送
プロトコルが示される。これらの図から分かるように、
共通バスMビット幅での共通メモリ空間アクセスでは、
送信側バスインタフェースからコマンド(C)、アドレ
ス(A)が2サイクルを用いて送信されるため、受信側
バスインタフェースが自分に対してのオーダであるとの
受信判定は規定位置より遅れ、3サイクル目でなければ
できない。よって、規定位置で受信開始OKステータス
を返送できない。もし、共通メモリ空間アクセス可能な
全てのバスインタフェースがコマンド(C)のみをみて
共通メモリ空間アクセスと判定し、受信開始OKステー
タスを返送すると、共通バスで複数の返送ステータスが
衝突してしまい、送信側バスインタフェースはこれを受
信できない。
【0022】そこで、共通バス調停装置2は共通バス1
に転送されるオーダを監視し、コマンド(C)の送信先
ユニット番号DU(送信先ID)が共通メモリ空間(C
M−ID)である場合、受信側バスインタフェースに代
わって受信開始OKステータスを代理で返送する。よっ
て、規定位置で返送される受信開始通知ステータスは一
つだけになる。これにより、送信側バスインタフェース
はオーダが正常に受信されたものと見なして以降のデー
タ転送を行う。
【0023】この場合、送信側バスインタフェースにお
けるオータ転送の保証(オーダが正常に転送されたかど
うかの確認)は、受信終了時に受信側バスインタフェー
スから返送される受信終了OKステータスによって行
う。すなわち、未実装の共通メモリ空間へのアクセスや
パリティエラー等が発生したオーダである場合には、受
信終了NGステータスもしくは受信終了ステータス自身
が返送されないため、送信側バスインタフェースはオー
ダ転送が失敗したことを認識できる。
【0024】なお、受信側バスインタフェースはオーダ
が自分宛であることを認識した後に、受信開始通知ステ
ータスを返送してもしなくてもよい。
【0025】かかる構成のデータ転送装置によれば、共
通メモリ空間アクセスに対する共通バスの転送プロトコ
ルは、2Mビットバス幅あるいはMビットバス幅のいず
れの場合にも従来のままでよく、転送プロトコルの変更
は必要ない。
【0026】(2)また本発明に係るデータ転送装置
は、第2の形態として、図1のシステムにおいて、共通
バスをMビット幅で用いて共通メモリ空間アクセスする
データ転送を行う時には、受信側バスインタフェースは
送信側バスインタフェースからオーダを受信しても受信
開始通知ステータスを規定位置で返送せずに受信終了通
知ステータスは返送し、送信側バスインタフェースは受
信側バスインタフェースからの受信開始通知ステータス
の有無を無視し受信終了通知ステータスを受信すること
で共通メモリ空間アクセスによるデータ転送を完了する
ように構成する。
【0027】このデータ転送装置においては、送信側バ
スインタフェースは、共通バスMビット幅で共通メモリ
空間アクセスのデータ転送を行う場合、受信側バスイン
タフェースからの受信開始通知ステータスを無視して判
定等を行わない。
【0028】図4には、この第2の形態のデータ転送装
置においてMビットバス幅で共通メモリ空間アクセスを
行う際の転送プロトコルが示される。図1で説明したよ
うに、この第2の形態のデータ転送装置においても、受
信側バスインタフェースは受信開始OKステータスを規
定位置で返せない。よって、送信側バスインタフェース
は受信開始通知ステータスの受信の有無は無視し、共通
メモリ空間アクセスが正常に行われたか否かのの保証
は、データ転送終了時に受信側バスインタフェースから
返送される受信終了OKステータスによって行う。
【0029】このように、送信側バスインタフェースに
おいて受信開始通知ステータスの判定等を行わせないよ
うにするだけで、Mビットバス幅での共通メモリ空間ア
クセスが可能となり、回路規模は従来の共通メモリ空間
アクセスのMビットバス幅アクセスを行っていた時と変
わらない。よって、従来の回路規模を変えずに、Mビッ
トバス幅での共通メモリ空間アクセスが実現可能とな
る。
【0030】(3)また本発明に係るデータ転送装置
は、第3、第4の形態として、上述の第1、第2の形態
のデータ転送装置において、上記共通バス調停装置は、
送信側バスインタフェースからのオーダが該共通バスを
Mビット幅で用いて共通メモリ空間アクセスするデータ
転送と該オーダ中のコマンドに基づいて認識した時に、
共通メモリ空間アクセスを受信可能な全てのバスインタ
フェースに対して受信許可信号を与えるように構成す
る。
【0031】この受信許可信号は、共通バス調停装置2
が受信対象のバスインタフェースに対して受信許可を与
える信号であり、受信側バスインタフェースが受信開始
(終了)判定ステータスを返送することを許可する信号
ともなる。
【0032】データ転送プロトコルでこの受信許可信号
を採用しているシステムに本発明を適用する場合におい
ては、共通バス調停監視2が共通バス1の転送データを
監視していて送信側バスインタフェースからのオーダが
Mビットバス幅での共通メモリ空間アクセスと認めた場
合、共通バス調停装置2は共通メモリ空間アクセスを受
信可能な全てのバスインタフェース9−1、9−2・・
・に対して受信許可信号を通知する。受信側バスインタ
フェースはこの受信許可信号により送信側バスインタフ
ェースからのデータを受信することができる。また、受
信側バスインタフェースは受信許可信号が規定時刻に受
信できない場合には受信をやめる。
【0033】また、共通メモリ空間アクセスを受信可能
な全てのバスインタフェースのうちの受信側バスインタ
フェースでなかったバスインタフェースは、コマンド
(C)およびアドレス(A)を受信した時点で自己宛の
オーダでなかったことを判定できるから、その時点で転
送データの受信を止めて受信した転送データを廃棄すれ
ばよく、これにより、これらのバスインタフェースから
受信終了通知ステータスが返送されることを防止でき
る。
【0034】図5には本発明の第3の形態のデータ転送
装置、すなわちMビットバス幅での共通メモリ空間アク
セスと共通バス調停装置2が認めた場合に、共通バス調
停装置2が受信側バスインタフェースに代わって受信開
始判定ステータスを返送するとともに、共通メモリ空間
アクセスを受信可能な全てのバスインタフェースに対し
て受信許可信号を与える場合のプロトコルが示される。
【0035】この場合、共通バス調停装置2は、図1で
説明したと同じ理由でデータ転送の2ワード目では共通
メモリ空間アクセスされた特定の受信側バスインタフェ
ースを判定できないから、その受信側バスインタフェー
スにのみ受信許可信号を規定位置で出力することはでき
ない。よって、共通バス調停装置2は常に共通バス1に
送信されるコマンド(C)を監視し、そのコマンド
(C)の送信先ユニット番号Dが共通メモリ空間アクセ
ス(CM−ID)と認めた時には、受信側バスインタフ
ェースを一つに特定せずに、共通メモリ空間アクセスが
可能な全てのバスインタフェースに対して受信許可信号
を与える。もちろんシステム中の全バスインタフェース
に対して受信許可信号を与えるものであってもよい。
【0036】受信許可信号を与えられたバスインタフェ
ースは更にアドレス(A)を受信した時点で、コマンド
(C)中の共通メモリ空間アクセス(CM−ID)情報
とアドレス(A)とで受信側バスインタフェースを判定
し、その後のデータを引き続き受信するか否かを決め
る。共通メモリ空間においてのアドレスは、共通メモリ
9を構成する共通メモリ単位9−1、9−2・・・で重
複することがないため、バスインタフェースはCM−I
Dとアドレスで自分宛てのアクセスであるかどうかを受
信判定することが可能である。
【0037】また、共通バス調停装置2はこの受信許可
信号とともに受信側バスインタフェースに代理して受信
開始通知ステータスを送信側バスインタフェースに返送
する。この作用効果は第1の形態のデータ転送装置で説
明したので省略する。
【0038】このように、この第3の形態のデータ転送
装置によれば、転送プロトコル中に受信許可信号を採用
しているシステムにおいて、最も簡単な方法でMビット
バス幅での共通メモリ空間アクセスが可能となる。
【0039】図6には、本発明の第4の形態のデータ転
送装置、すなわち送信側バスインタフェースがMビット
幅での共通メモリ空間アクセスによるデータ転送を行う
場合、送信側バスインタフェースが受信開始通知ステー
タスの判定を行わない転送プロトコルにおいても、共通
バス調停装置2が共通メモリ空間アクセスの受信可能な
全てのバスインタフェースに対して受信許可信号を与え
るプロトコルが示される。
【0040】受信側バスインタフェースが受信許可信号
を規定位置で受信できない場合、送信側バスインタフェ
ースが受信開始通知ステータスの判定を行わないのであ
るから、受信許可信号は受信開始判定ステータスの返送
には必要でないが、受信側バスインタフェースが受信自
体をやめてしまうので、結局、Mビットバス幅での共通
メモリ空間アクセスが不可能になる。よって、共通バス
調停装置2は、共通バスのコマンド(C)のCM−ID
を検出して、共通メモリ空間アクセス可能な全てのバス
インタフェースに対して規定位置で受信許可信号を与え
ておくことで、受信側バスインタフェースがデータを受
信できるようにする。共通メモリ空間アクセス可能な全
てのバスインタフェースのうちの受信側バスインタフェ
ースでなかったものについての処理は、上述の第3の形
態のデータ転送装置の場合と同様である。
【0041】このように、この第4の形態のデータ転送
装置によれば、転送プロトコル中に受信許可信号を採用
しているシステムにおいて、最も簡単な方法でMビット
バス幅での共通メモリ空間アクセスが可能となる。
【0042】(4)また本発明に係るデータ転送装置
は、第5、第6の形態として、上記第1、第2の形態の
データ転送装置において、上記共通バスをMビット幅で
用いて共通メモリ空間アクセスするデータ転送を行う時
に、上記送信側バスインタフェースは、オーダを該共通
バスにMビットバス幅形式で出力するとともに、その1
ワード目で2Mビットバス幅形式でも出力し、上記共通
バス調停装置は該2Mビットバス幅形式のオーダから受
信側バスインタフェースを判定して該受信側バスインタ
フェースに受信許可信号を与えるように構成する。
【0043】Mビットバス幅での共通メモリ空間アクセ
スを行う際、送信側バスインタフェースは2Mビットバ
ス幅での共通メモリ空間アクセスと同様に、2Mビット
幅バスを通じてコマンド(C)とアドレス(A)をデー
タ転送の1サイクル目(1ワード目)に同時に出力し、
この2Mビット幅バスのデータを監視している共通バス
調停装置2に第2サイクル目で受信側バスインタフェー
スを認識させ、受信許可信号を受信対象のバスインタフ
ェースにのみ通知する。
【0044】図7にはMビットバス幅での共通メモリ空
間アクセスを行う場合のオーダ転送のタイムチャートが
示される。このシステムでは、共通メモリ空間にオーダ
を送信する装置は、共通バスの2Mビット幅に接続され
ていて、共通バス調停装置2も2Mビットバス幅に接続
されている。一方、受信側の共通メモリ単位はMビット
バス幅に接続されている。
【0045】通常、Mビットバス幅で共通メモリ空間ア
クセスを行う際、送信オーダは、コマンド(C)とアド
レス(A)を共通バス1のMビット幅に2サイクルにわ
たり出力する。受信側バスインタフェースでは、アドレ
ス(A)によって共通メモリ空間アクセスが自分宛てか
どうか判定するため、受信判定が遅延し、規定位置では
受信開始通知ステータスを返送できない。
【0046】そこで、送信側バスインタフェースと共通
バス調停装置2は2Mビットバス幅に接続されているの
を利用し、Mビットバス幅での共通メモリ空間アクセス
時にも、データ転送の第1サイクル目で2ビット幅バス
を通してコマンド(C)とアドレス(A)を共通バス調
停装置2にみせることにより、共通バス調停装置2が第
2サイクル目で受信先バスインタフェースを認識できる
ようにする。
【0047】図8には、本発明に係る第5の形態のデー
タ転送装置、すなわちMビットバス幅での共通メモリ空
間アクセスの受信側バスインタフェースを、2Mビット
バス幅での共通メモリ空間アクセスと同様な1サイクル
目の転送データにより共通バス調停装置2が認識して受
信側バスインタフェースに代わって受信開始通知ステー
タスを送信側バスインタフェースに返送し、かつ受信対
象バスインタフェースのみだけに受信許可信号を与える
プロトコルが示される。
【0048】この第5の形態のデータ転送装置では、M
ビットバス幅での共通メモリ空間アクセスにおいても、
送信側バスインタフェースが1サイクル目のみ2Mビッ
トバス幅での共通メモリ空間アクセスと同じにしてオー
ダを共通バス1に出力することにより、共通バス調停装
置2は通常方法(すなわち従来の2Mビットバス幅での
データ転送方法)で受信対象(送信先)バスインタフェ
ースを認識できる。よって、受信許可信号を受信対象バ
スインタフェースのみだけに規定位置で出力することが
可能となる。
【0049】図9には、本発明に係る第6の形態のデー
タ転送装置、すなわちMビットバス幅での共通メモリ空
間アクセスの受信側バスインタフェースを、2Mビット
バス幅でき共通メモリ空間アクセスと同様な1サイクル
目の転送データにより共通バス調停装置2が認識して受
信対象バスインタフェースのみだけに受信許可信号を与
え、受信対象バスインタフェースは受信開始通知ステー
タスの返送を行わなず、送信側バスインタフェースは受
信開始通知ステータスの判定等を行わない場合のプロト
コルを示す。
【0050】この第6の形態のデータ転送装置では、M
ビットバス幅での共通メモリ空間アクセスにおいても、
送信側バスインタフェースが1サイクル目のみ2Mビッ
トバス幅での共通メモリ空間アクセスと同じにしてオー
ダを共通バス1に出力することにより、共通バス調停装
置2は通常方法(すなわち従来の2Mビットバス幅での
データ転送方法)で受信対象(送信先)バスインタフェ
ースを認識できる。よって、受信許可信号を受信対象バ
スインタフェースのみだけに規定位置で出力することが
可能となる。
【0051】このように受信許可信号を受信対象バスイ
ンタフェースのみに出力するため、障害等(共通メモリ
空間のアドレス設定ミス)による受信対象外のバスイン
タフェースからの受信判定ステータスの返送を防止で
き、システムの信頼性の向上することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例として、M
ビットバス幅共通メモリ空間アクセスが可能なバスイン
タフェース回路におけるオーダ送信制御部の構成を説明
する。このバスインタフェース回路はCPU等が接続さ
れたローカルバスと共通バスとをインタフェースするも
のである。
【0053】図10にはこのバスインタフェース回路の
オーダ送信制御部のブロック図が示される。図中、20
はローカルバスオーダ受信制御部、21は送信バッフ
ァ、22は送信管理バッファ、23は共通バス送信管理
制御部、24は送信データ作成部である。
【0054】ローカルバスオーダ受信制御部20は、ロ
ーカルバス側に接続されたCPU、DAM転送装置等か
らのオーダの判定を行うものである。
【0055】送信バッファ21は、ローカルバスから受
信したオーダを共通バスへ送信する際、一時的にデータ
を蓄え、共通バスへオーダ送信できるのを待つものであ
る。
【0056】送信管理バッファ22は、送信バッファを
制御する信号を格納するものであり、また、ローカルバ
ス受信制御部20で判定したオーダの判定結果を格納
し、共通バスへのコマンド(C)を格納する。
【0057】共通バス送信管理制御部23は、送信管理
バッファ22から読み出したデータにより送信バッファ
21の読出し制御を行うものであり、また、共通バスへ
送信するデータの組立て制御を行う。
【0058】送信データ作成部24は、共通バス送信管
理制御部3からのデータの組立て制御に従って、送信バ
ッファ21からの読出しデータと送信管理バッファ22
からのデータを組み立てて、共通バスへ送信するオーダ
の作成を行うものである。
【0059】図11には上記オーダ送信制御部のローカ
ルバスオーダ受信判定部20の実施例が示される。この
実施例のローカルバスオーダ受信判定部は、2Mビット
バス幅共通メモリ空間アクセスの判定を制御レジスタを
用いて行う方式のものである。
【0060】メモリ/制御空間識別線からの信号に基づ
いて、ローカルバスから受信したオーダが、メモリ空間
アクセスか制御空間アクセスか判定する。その判定結果
に基づきセレクタ201によりアドレス/データ線が入
力されたアドレスをメモリ空間アドレスか制御空間アド
レスかに切り換える。
【0061】メモリ空間アクセス時は、アドレス/デー
タ線からのメモリ空間アドレスを比較器203に入力し
て、この比較器203において、制御レジスタ202に
格納されている個別メモリ−共通メモリ(IM−CM)
境界アドレスと比較し、個別メモリ(IM)へのアクセ
スか、共通メモリ(CM)へのアクセスかの識別を行
い、その識別結果をIM/CM空間識別結果線に出力す
る。この制御レジスタ202には個別メモリ空間のアド
レス領域と共通メモリ空間のアドレス領域の境界アドレ
スが記憶されている。
【0062】個別メモリ・アクセス時は制御レジスタ2
07から個別メモリ空間のIDを送信管理バッファ22
に書き込む。この制御レジスタ207にはIM空間I
D、CM空間ID、制御空間IDが格納されており、I
M/CM空間識別結果線または制御空間アクセス線から
の信号に応じたIDを送信管理バッファ22に出力す
る。
【0063】共通メモリ・アクセス時はバス幅指定制御
レジスタ204から送信先バス幅指定個別線を介して共
通バス幅転送情報を、また制御レベル207から送信先
ID線を介して共通メモリ空間IDをそれぞれ送信管理
バッファ22に書き込む。この制御レジスタ204は、
共通バスに対してMビット幅で転送するか2Mビット幅
で転送するかを判定し送信管理バッファ22にその転送
モードを指定する共通バス幅転送情報を送出するための
ものであり、その詳細は後述する。
【0064】また、受信したオーダ内容(リード/ライ
ト、メモリ/制御空間アクセス)と、送信バッファ21
のポインタアドレス(先頭アドレス)を送信管理バッフ
ァ22に書き込む。
【0065】制御空間アクセス時は、バスインタフェー
ス回路のレジスタに対してか、送信オーダによる制御空
間アクセスかの判定を制御レジスタ206のアドレスと
比較器205で比較して判定する。制御レジスタ206
にはこれを識別するための制御レジスタのアドレスが格
納されている。
【0066】判定の結果、送信制御空間アクセス時は制
御レジスタ207から制御空間IDを送信管理バッファ
22に書き込む。また、受信したオーダ内容(リード/
ライト、メモリ/制御空間アクセス)と、送信バッファ
21のポインタアドレス(先頭アドレス)を送信管理バ
ッファ22に書き込む。
【0067】ここで、特徴となる点は、共通メモリ空間
アクセス時の共通バス幅の判定を行う制御レジスタの構
成方法である。図12に共通バス判定を行う制御レジス
タ構成図を示す。図示するようにレジスタとしてBTY
P1、BTYP2の二つがある。
【0068】レジスタBTYP1は共通バス接続設定用
のものであり、バスインタフェースに接続される共通バ
スのビット幅に対応してMビットバスまたは2Mビット
バスが設定される。Mビットバス接続設定時は2Mビッ
ト幅転送は不可となる。2Mビットバス接続設定時は共
通バス幅としてMビット幅または2Mビット幅のいずれ
かを選択してデータ転送をすることを有効とする。
【0069】レジスタBTYP2は共通バス転送制御設
定用のものであり、受信オーダ中の転送モード指示に従
って共通バスへのデータ転送をMビットバスで行うか2
Mビットバスで行うかの制御情報を設定する。
【0070】 バスインタフェースが共通バスのMビ
ット幅に接続されている場合 レジスタBTYP1にMビット設定を行う。これによ
り、共通バスがMビットであるのに2Mビット幅転送指
示が行われてもMビット幅転送モードとなるので、共通
バスのビット幅と合わない2Mビット幅転送を行ってし
まうといった誤動作を防止できる。
【0071】 バスインタフェースが共通バスの2M
ビット幅に接続されていて、Mビット転送指示の場合 レジスタBTYP1に2Mビット設定する。また、転送
モード指示であるレジスタBTYP2にMビット幅転送
指示を設定する。
【0072】 バスインタフェースが共通バスの2M
ビット幅に接続されていて、2Mビット転送指示の場合 レジスタBTYP1に2Mビット設定する。また、転送
モード指示であるレジスタBTYP2に2Mビット幅転
送指示を設定する。
【0073】なお、制御レジスタ204のレジスタBT
YP1は誤動作を防止するためのものであって、転送モ
ードの指定自体はレジスタBTYP2のみでも制御可能
である。
【0074】図13には、このローカルバスオーダ受信
判定部のタイムチャート(Mビットバス幅での共通メモ
リ空間アクセス)が示される。この場合、メモリ/制御
空間識別線には「メモリアクセス」が、IM/CM制御
空間識別線には「CM空間アクセス」が、送信関バス幅
識別結果線には「送信バス4バイト幅」が、送信先ID
には「送信先CM−ID」がそれぞれ出力される。
【0075】このような制御レジスタにより転送モード
を判定すると、信頼性が高い制御が可能となる。
【0076】図14にはローカルバスオーダ受信部20
の他の実施例が示される。この他の実施例のローカルバ
スオーダ受信部20は、Mビットバス幅での共通メモリ
空間アクセスの判定を個別メモリ−共通メモリ(2M/
Mビットバス幅)境界アドレスによって判定し、転送バ
ス幅制御を行うものである。
【0077】この実施例は、前述の制御レジスタにより
共通バス送信バス幅制御する図11の実施例とほぼ同じ
構成であるが、相違点として、Mビットバス幅共通メモ
リ空間アクセス判定を、比較器203で受信アドレスと
個別メモリ−共通メモリ(2M/Mビットバス幅)境界
アドレスとを比較した時に同時に共通バス幅判定を行う
ようになっている。よって制御レジスタ204は除かれ
ている。
【0078】図15にはこの境界アドレス制御レジスタ
210での境界アドレスの設定例が示される。共通メモ
リ空間アドレスはアドレスが重複しないように設定され
ている。共通メモリ空間のアドレスを共通バス2Mビッ
ト幅に接続されている共通メモリ空間と共通バスMビッ
ト幅に接続されている共通メモリ空間とに分けることに
より、受信アドレスを参照するだけでいずれのバス幅で
転送するかの共通バス幅判定が可能である。
【0079】図15においては、“00・・0”から
“8F・・F”までを個別(IM)空間アドレスエリ
ア、“90・・0”から“BF・・F”までを2Mビッ
ト幅アクセス時のCM空間アドレスエリア、“C0・・
0”から“FF・・F”までをMビット幅アクセス時の
CM空間アドレスエリアとしている。
【0080】このように、アドレスの宛先を変えるだけ
で、簡単に共通バス幅の2M/Mビットバス幅の制御が
でき、オーダ送信(Mビットバス幅共通メモリ空間アク
セス)が可能となる。
【0081】図16には共通バス送信制御部の実施例が
示される。送信バッファ読出しアドレス制御部25は送
信管理バッファ21の読出しデータ(ポインタアドレ
ス、送信バス幅識別情報)により送信バッファ21の読
出し制御を行う。セレクタ27は、共通バス送信制御部
26からのコマンド/アドレス・データ選択信号線に従
って、送信バッファ21からの送信バッファ読出しデー
タと送信管理バッファ22からの送信管理読出しデータ
とを選択し、コマンド(C)とアドレス(A)の送信デ
ータを作成する。この時の生成データは、共通バス送信
データとして共通バスに送出する。共通バスMビットバ
ス幅指定時は、共通バス送信制御部26からのデータ組
立線(バス幅指定線)に従って、セレクタ28で上位デ
ータと下位データのセレクトを行い、共通バス送信デー
タを作りかえ、共通バスに送出する。図17には上記動
作を行う共通バス送信制御部(Mビットバス幅共通メモ
リ空間アクセス)のタイムチャートが示される。
【0082】以上に述べたバスインタフェースを用いて
前記の「課題を解決するための手段」の項で詳述したし
た各種形態でのMビットバス幅での共通メモリ空間アク
セスを行う。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来行っていた方法を大幅に変更することなく共通バス
Mビットバス幅での共通メモリ空間アクセスのデータ転
送が可能となり、2M/Mビットバス幅の混在の転送も
可能となる。
【0084】また、バス幅を拡張しシステムの向上を図
り、ハードウェア規模が増大したシステムに対して、シ
ステム性能を考慮した上で、本発明を適応することによ
り、ハードウェアの規模縮小、コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対して共通バス調停装
置が受信開始OKステータスを送信するタイムチャート
である。
【図2】本発明が適用されるデータ転送システムの構成
例を示す図である。
【図3】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対して共通バス調停装
置が受信開始OKステータスを送信するプロトコルを示
すシーケンス図である。
【図4】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対して送信側バスイン
タフェースが受信開始OKステータスを受信判定しない
プロトコルを示すシーケンス図である。
【図5】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対して共通バス調停装
置が受信許可信号と共に受信開始OKステータスを代理
で送信するプロトコルを示すシーケンス図である。
【図6】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対して共通バス調停装
置が受信許可信号を送信すると共に送信側バスインタフ
ェースが受信開始OKステータスを受信判定しないプロ
トコルを示すシーケンス図である。
【図7】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対してMビット幅転送
の1ワード目を、2Mビット幅転送形式でオーダを送信
するタイムチャートである。
【図8】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対してMビット幅転送
の1ワード目を、2Mビット幅転送形式でオーダを送信
し、かつ共通バス調停装置が受信開始OKステータスを
代理で送信するプロトコルのシーケンス図である。
【図9】本発明における共通バスMビット幅時の共通メ
モリ空間アクセスのオーダ転送に対してMビット幅転送
の1ワード目を、2Mビット幅転送形式でオーダを送信
し、送信側バスインタフェースが受信開始OKステータ
スを受信判定しないプロトコルを示すシーケンス図であ
る。
【図10】本発明の実施例としてのバスインタフェース
におけるオーダ送信制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】実施例のオーダ送信制御部におけるローカル
バスオーダ受信判定部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】実施例のローカルバスオーダ受信判定部にお
けるバス幅指定制御レジスタの構成例を示す図である。
【図13】実施例のオーダ送信制御部におけるローカル
バスオーダ受信判定部の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図14】実施例のオーダ送信制御部におけるローカル
バスオーダ受信判定部の他の構成例を示すブロック図で
ある。
【図15】ローカルバスオーダ受信判定部の他の構成例
におけるアドレス境界判定の設定例を示す図である。
【図16】本発明の実施例としてのバスインタフェース
における共通バス送信制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図17】実施例の共通バス送信制御部の動作を示すタ
イムチャートである。
【図18】共通バス転送データの内容を示す図である。
【図19】データ転送システムの共通バス接続形態を示
す図である。
【図20】共通バス2Mビット幅時のオーダ転送を示す
タイムチャートである。
【図21】共通バスMビット幅での共通メモリ空間アク
セス以外の時のオーダ転送を示すタイムチャートであ
る。
【図22】共通バス2M/Mビット幅での共通メモリ空
間アクセス以外の時のオーダ転送プロトコルを示すシー
ケンス図である。
【図23】共通バスMビット幅での共通メモリ空間アク
セス時のオーダ転送の問題点を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 共通バス 2 共通バス調停装置 3〜6、12〜14 バスインタフェース 7 CPU 8 個別メモリ 9 共通メモリ 11 DMA転送装置 20 ローカルバスオーダ受信制御部 21 送信バッファ 22 送信管理バッファ 23 共通バス送信管理制御部 24 送信データ作成部 25 送信バッファ読出しアドレス制御部 26 共通バス送信制御部 27、28 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 恭裕 栃木県小山市城東3丁目18番1号 富士通 ディジタル・テクノロジ株式会社内 (72)発明者 岡崎 眞 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ビット幅またはその倍数である第2ビ
    ット幅でデータ転送ができる共通バスと、 該共通バスにそれぞれ接続される複数のバスインタフェ
    ースであって、それぞれに接続された装置と該共通バス
    とのインタフェースを行うものと、 該共通バスに接続されて該共通バスの使用を調停する共
    通バス調停装置とを備え、スプリットバス転送方式によ
    りバスインタフェース間でデータ転送を行うデータ転送
    装置において、 該共通バス調停装置は、送信側バスインタフェースから
    のオーダが該オーダ中のコマンドに基づいて該共通バス
    を第1ビット幅で用いて共通メモリ空間アクセスするデ
    ータ転送と認識した時に、受信側バスインタフェースに
    代理して規定位置で受信開始通知ステータスを返送する
    ように構成したデータ転送装置。
  2. 【請求項2】共通メモリ空間アクセスにあたって、バス
    インタフェースでの第1ビット幅か第2ビット幅かの判
    定を、バス幅指定する制御レジスタによって行うように
    構成した請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 【請求項3】共通メモリ空間アクセスにあたって、バス
    インタフェースでの第1ビット幅か第2ビット幅かの判
    定を、ローカルバスより受信したアドレスと、共通メモ
    リ空間のアドレスを第1/第2ビットバス幅に分割した
    境界アドレスとを比較することで行うように構成した請
    求項1記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】第1ビット幅またはその倍数である第2ビ
    ット幅でデータ転送ができる共通バスと、 該共通バスにそれぞれ接続される複数のバスインタフェ
    ースであって、それぞれに接続された装置と該共通バス
    とのインタフェースを行うものと、 該共通バスに接続されて該共通バスの使用を調停する共
    通バス調停装置とを備え、スプリットバス転送方式によ
    りバスインタフェース間でデータ転送を行うデータ転送
    装置において、 該共通バスを第1ビット幅で用いて共通メモリ空間アク
    セスするデータ転送を行う時には、受信側バスインタフ
    ェースは送信側バスインタフェースからオーダを受信し
    ても受信開始通知ステータスを規定位置で返送せずに受
    信終了通知ステータスは返送し、送信側バスインタフェ
    ースは受信側バスインタフェースからの規定位置の受信
    開始通知ステータスの有無を無視し受信終了通知ステー
    タスを受信することで共通メモリ空間アクセスによるデ
    ータ転送を完了するように構成したデータ転送装置。
  5. 【請求項5】上記共通バス調停装置は、送信側バスイン
    タフェースからのオーダが該共通バスを第1ビット幅で
    用いて共通メモリ空間アクセスするデータ転送と該オー
    ダ中のコマンドに基づいて認識した時に、共通メモリ空
    間アクセスを受信可能な全てのバスインタフェースに対
    して受信許可信号を与えるように構成した請求項1〜4
    のいずれかに記載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】上記共通バスを第1ビット幅で用いて共通
    メモリ空間アクセスするデータ転送を行う時に、上記送
    信側バスインタフェースは、オーダを該共通バスに第1
    ビットバス幅形式で出力するとともにその1ワード目で
    第2ビットバス幅形式でも出力し、上記共通バス調停装
    置は該第2ビットバス幅形式のオーダから受信側バスイ
    ンタフェースを判定して該受信側バスインタフェースに
    受信許可信号を与えるように構成した請求項1〜4のい
    ずれかに記載のデータ転送装置。
JP31240695A 1995-11-30 1995-11-30 データ転送装置 Withdrawn JPH09153006A (ja)

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