JPH09151971A - 作業機のptoクラッチ構造 - Google Patents

作業機のptoクラッチ構造

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JPH09151971A
JPH09151971A JP31027795A JP31027795A JPH09151971A JP H09151971 A JPH09151971 A JP H09151971A JP 31027795 A JP31027795 A JP 31027795A JP 31027795 A JP31027795 A JP 31027795A JP H09151971 A JPH09151971 A JP H09151971A
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
spring
bearing
clutch housing
pto
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Pending
Application number
JP31027795A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
賢二 松田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機のPTOクラッチにブレーキを設ける
ものにおいて、そのブレーキの小型化と低廉化を図る 【解決手段】 PTOクラッチ13を、内装バネ18に
よってクラッチ入り側に付勢されるとともに、そのクラ
ッチハウジング26が出力側となる多板摩擦クラッチで
構成し、前記クラッチハウジング26をミッションケー
ス8に回転自在かつ軸心方向に変位可能に支持し、前記
バネ18に抗してクラッチ切り操作するに伴って前記バ
ネ18の反力がクラッチハウジング26に作用するよう
構成し、このバネ反力によってクラッチハウジング26
がミッションケース8壁に押圧されて制動されるよう構
成してある

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芝刈機やトラクタ
等における作業機のPTOクラッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業機の一例である芝刈機のPT
Oクラッチには、PTOクラッチを切った後の、モーア
のブレードの慣性回転を制止する手段として、例えば、
特開平4‐19225号公報に示されるように、PTO
クラッチのクラッチハウジングの外周面に摺接するドラ
ム式のブレーキを設けたもの、或いは、特開平6‐13
7349号公報に示されるように、PTOクラッチの出
力ギアと伝動下手側の咬合ギアとをはすばギアに構成し
て、PTOクラッチの切りに伴うに伝動下手側ギアの慣
性力による逆トルクによりPTOクラッチの出力ギアを
クラッチハウジング側に押付け可能に構成したディスク
式のブレーキを設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の手段によれば、
ブレーキ配設の為のスペースに伴う装置の大型化並びに
ブレーキ操作部材によるコストの増大の不都合があり、
又、後者の手段によれば、PTOクラッチの出力ギア並
びに伝動下手側の咬合ギアを特殊ギアに構成しなければ
ならず、また、出力ギアの軸芯方向の抜止めをはかる為
の製作加工が多く作業装置停止用ブレーキのコスト高を
招く不都合がある。
【0004】本発明は、作業装置を停止する為のブレー
キの小型化と低廉化とを図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、PTOクラッチを、内装バネによってクラッチ入り
側に付勢されるとともに、そのクラッチハウジングが出
力側となる多板摩擦クラッチで構成し、前記クラッチハ
ウジングをミッションケースに回転自在かつ軸芯方向に
変位可能に支持し、前記バネに抗してクラッチ切り操作
するに伴って前記バネの反力がクラッチハウジングに作
用するよう構成し、このバネ反力によってクラッチハウ
ジングがミッションケース壁に押圧されて制動されるよ
う構成してある。 〔作用〕図2に示すように、作業装置へのPTOクラッ
チ13が、シフトフォーク19の右側への操作により切
り操作されると、バネ18の反力によって支持部材22
が右側に押圧され、ドライブプレート20とクラッチデ
ィスク25との間に隙間が生じクラッチが切り操作され
るとともに、ベアリング28を介してクラッチハウジン
グ26がミッションケース8壁に押圧されクラッチハウ
ジング26の慣性回転が停止される。 〔効果〕このように、PTOクラッチのクラッチハウジ
ングをミッションケースに回転自在かつ軸芯方向に変位
可能に支持し、且つ、クラッチ切り時のバネの反力を利
用してクラッチハウジングをミッションケース壁に押し
当ててブレーキを掛けるように構成してあるから、クラ
ッチハウジングに装着のベアリングとミッションケース
壁に形成のベアリング孔の嵌合を緩くする簡単な加工
で、作業装置を停止するためのブレーキ装置の小型化と
コストの低廉化を図ることができる。
【0006】請求項2に記載の本発明は、前記クラッチ
ハウジングを、ミッションケース壁にベアリングを介し
て支持し、前記ベアリングの内輪をクラッチハウジング
に一体回転可能に嵌合連結するとともに、前記ベアリン
グの外輪をミッションケース壁に軸心方向にスライド変
位可能に内嵌し、前記内輪の端部とミッションケース壁
との間にブレーキ板を介在してある。 〔作用〕ベアリングの端面をブレーキ面に利用すること
によって、PTOクラッチのクラッチハウジングの端面
をブレーキ面に利用する場合のように、別途、ブレーキ
面の製作加工を行なう必要がない。つまり、ベアリング
は機械加工されたものであり、その端面は精度が良い。
他方、PTOクラッチのクラッチハウジングは、一般
に、鋳物によって製作される。従って、PTOクラッチ
のクラッチハウジングの端面をブレーキ面に利用する場
合には、ブレーキ面の製作加工を行なう必要があるけれ
ども、ベアリングの端面をブレーキ面に利用する場合に
は、別途、ブレーキ面の製作加工を行なう必要がない。 〔効果〕上記構成の結果、ベアリングと孔との嵌め合い
を緩くする簡単な構成でPTOクラッチのクラッチハウ
ジングにブレーキをかけることができるものであり乍ら
ブレーキ面の製作加工が不要になり、よりコストの低廉
化が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を乗用
芝刈機に付いて説明する。図1に示すように、この乗用
芝刈機は、走行機体1の前・後輪2,3の間にモーア4
を装備したミッドマウント型の乗用芝刈機であって、機
体前部のエンジン5から伝動軸6を介して静油圧式無段
変速装置(HST)7に伝動し、そのHST7からミッ
ションケース8内のギア伝動装置を介して後輪3を駆動
するとともに、ミッションケース8から突出のミッドP
TO軸9、ジョイント軸10を介してモーア4を駆動可
能に構成してある。
【0008】次に、ミッションケース内の伝動構造に付
いて説明する。図4に示すように、HST7のモータ軸
7bの出力はピニオン軸11を介してデフ装置12に伝
達され、HST7のポンプ軸7aの出力は、PTOクラ
ッチ13、第1中間軸14を介してリアPTO軸15に
伝達される一方、第2中間軸16並びにピニオン軸11
に相対回転自在に装着のカウンタギア17を介してミッ
ドPTO軸9に伝達される。前記第1中間軸14には、
クラッチギア14aが設けられており、リアPTO軸1
5とミッドPTO軸9とに動力を伝達する状態と、リア
PTO軸15のみ動力伝達する状態とに切換え可能に構
成されている。
【0009】次に、PTOクラッチに付いて説明する。
図2に示すように、このPTOクラッチ13は、スプリ
ング18により、常時、入り付勢された多板式の摩擦ク
ラッチであって、PTOクラッチレバー(図示せず)に
連係のシフトフォーク19によって操作可能に構成され
ている。前記PTOクラッチ13は、ドライブプレート
20、プレシャープレート21、これらを支持する支持
部材22並びにプレシャープレート21を操作するシフ
ト部材24からなる駆動側部材13Aと、クラッチディ
スク25、クラッチハウジング26、出力軸27からな
る従動側部材13Bとから構成されており、シフトフォ
ーク19がスプリング18の付勢力に抗して右側に操作
されるとHST7のポンプ軸7aに装着のシフト部材2
4が右側に操作されてドライブプレート20とクラッチ
ディスク25との間に隙間が生じクラッチ切り、シフト
フォーク19が実線に示す元の位置に操作されるとスプ
リング18の付勢力によりシフト部材24が左側に押圧
されてプレシャープレート21を介してドライブプレー
ト20とクラッチディスク25とが圧接されクラッチ入
り可能に構成されている。
【0010】前記PTOクラッチ13のクラッチハウジ
ング26はポンプ軸7aにベアリング28を介して相対
回転自在に支持されるとともに、ミッションケース8に
第1ベアリング29並びに第2ベアリング35を介して
相対回転自在に支持され、前記ベアリング29の端面と
ミッションケース8壁との間にブレーキとしてのブレー
キ板30が介在されている。前記ブレーキ板30は、そ
の側面に固着したブレーキシュー30aがベアリング2
9の内輪29aの端面に摺接するとともに、図3に示す
ように、外周部に設けられた突起30bとミッションケ
ース8壁に形成のベアリング嵌入用孔31に設けられた
凹部31aにより周り止めが図られている。前記ベアリ
ング29は、内輪29aをクラッチハウジング26に一
体回転可能に嵌合連結するとともに、外輪29bをミッ
ションケース8壁に軸芯方向にスライド変位可能に内嵌
してある。つまり、ベアリング29とベアリング嵌入用
孔31との嵌合を緩くしてある。また、第2ベアリング
35も前記第1ベアリング29と同様に、内輪35aを
出力軸27に一体回転可能に嵌合連結するとともに、外
輪35bとベアリング嵌入用孔36との嵌合を緩くして
外輪35bをミッションケース8壁に対して軸芯方向に
スライド変位可能に内嵌してある。
【0011】従って、通常、クラッチが入り状態にある
時は、プレシャープレート21を介してドライブプレー
ト20とクラッチディスク25とが圧接状態にあり、ス
プリング18の付勢力はクラッチハウジング26に作用
していない。クラッチを切るとスプリング18の反発力
により支持部材22が機体後方、つまり、紙面右側にス
ライドし、ベアリング28を介してクラッチハウジング
26を機体後方に押圧し、ベアリング29を介してブレ
ーキ板30をミッションケース8壁に強く押し付けて制
動が働くようになっている。
【0012】図5及び図6に示すように、この乗用芝刈
機においては、HST7のチャージポンプ32からの油
をコントロールバルブ33を介してモーアのリフトシリ
ンダ34を駆動可能可能に構成してある。そして、リフ
トシリンダ34のコントロールバルブ33をHST7に
直付けしてチャージポンプ32からコントロールバルブ
33への油路aを形成する配管とコントロールバルブ3
3からHST7への油路bを形成する配管の省略化を図
ってある。
【0013】〔別実施の形態〕上記実施の形態において
は、ベアリング29とミッションケース8壁との間にブ
レーキ板30を介在させたが、PTOクラッチのクラッ
チハウジングを直接ミッションケース壁に当付け可能に
構成しても良い。
【0014】また、PTOクラッチのクラッチハウジン
グをミッションケースに回転自在に支持するベアリング
は滑り軸受けであっても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用芝刈機の全体側面図
【図2】PTOクラッチの縦断側面図
【図3】ブレーキ板の正面図
【図4】ミッションの伝動系を示す概略図
【図5】静油圧式無段変速装置上部の側面図
【図6】油圧回路図
【符号の説明】
8 ミッションケース 13 PTOクラッチ 18 バネ 26 クラッチハウジング 29 ベアリング 29a 内輪 29b 外輪 30 ブレーキ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTOクラッチ(13)を、内装バネ
    (18)によってクラッチ入り側に付勢されるととも
    に、そのクラッチハウジング(26)が出力側となる多
    板摩擦クラッチで構成し、前記クラッチハウジング(2
    6)をミッションケース(8)に回転自在かつ軸芯方向
    に変位可能に支持し、前記バネ(18)に抗してクラッ
    チ切り操作するに伴って前記バネ(18)の反力がクラ
    ッチハウジング(26)に作用するよう構成し、このバ
    ネ反力によってクラッチハウジング(26)がミッショ
    ンケース(8)壁に押圧されて制動されるよう構成して
    ある作業機のPTOクラッチ構造。
  2. 【請求項2】 前記クラッチハウジング(26)を、ミ
    ッションケース(8)壁にベアリング(29)を介して
    支持し、前記ベアリング(29)の内輪(29a)をク
    ラッチハウジング(26)に一体回転可能に嵌合連結す
    るとともに、前記ベアリング(29)の外輪(29b)
    をミッションケース(8)壁に軸芯方向にスライド変位
    可能に内嵌し、前記内輪(29a)の端部とミッション
    ケース(8)壁との間にブレーキ板(30)を介在して
    ある請求項1記載の作業機のPTOクラッチ構造。
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