JPH09151751A - ガスタービン内部軸封装置 - Google Patents

ガスタービン内部軸封装置

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JPH09151751A
JPH09151751A JP7310688A JP31068895A JPH09151751A JP H09151751 A JPH09151751 A JP H09151751A JP 7310688 A JP7310688 A JP 7310688A JP 31068895 A JP31068895 A JP 31068895A JP H09151751 A JPH09151751 A JP H09151751A
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Japan
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gas turbine
cooling air
air
shaft sealing
temperature
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JP7310688A
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English (en)
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Seiichi Tanabe
清一 田辺
Keizo Tsukagoshi
敬三 塚越
Tadao Yashiki
忠雄 屋敷
Kenichi Arase
謙一 荒瀬
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガスタービンの高温回転体を冷却
する低温の外部冷却空気が、静止部と回転部の隙間を通
って燃焼ガス中へ流入するのを防止するためのガスター
ビン内部軸封装置に関する。従来、隙間のシールは、外
部冷却空気で行っていたため、燃焼ガス中への流入が供
給される外部冷却空気の40%にも達し、燃焼ガスを冷
却し、タービン熱効率を低下させる不具合があった。本
発明は、このような不具合を解消するガスタービン内部
軸封装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ガスタービンの回転部と静止
部との間の隙間をシールする非接触式の軸封装置の軸封
流体として、外部冷却空気の温度(150℃)より高温
の圧縮機の吐出空気(350℃)、若しくは静翼を冷却
した静翼冷却空気(400℃)を使用するようにした。
これにより、軸封装置を漏洩する軸封流体の量を低減で
きるとともに、漏洩する軸封流体の温度を上昇させるこ
とができるので、燃焼ガスの温度低下が少くなりタービ
ン熱効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温の燃焼ガス中
で作動するガスタービンの動翼、およびディスク等の高
温回転部を冷却する低温の外部冷却空気が、ガスタービ
ンの静止部と回転部との間の隙間を通って、燃焼ガス中
へ漏洩するのを低減するためのガスタービン内部軸封装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】1500℃程度の高温の燃焼ガスを通過
させ、動力を発生させる、高温ガス通路に配設された静
翼、若しくは動翼、ディスクからなる回転体等、高温部
の強度を保持するため、これら高温部の内部に低温の空
気を導入して、強度が保持できるメタル温度以下に冷却
するガスタービンが従来から使用されている。
【0003】図3は、このようなガスタービン高温部の
冷却構造を示すためのガスタービンの部分縦断面図であ
る。図に示されていない、軸流空気圧縮機(以下単に圧
縮機という)の吐出空気Bの一部は外部に抽出され、フ
ィルタ及びクーラを経て、除塵、冷却されて外部冷却空
気Aとして、図に示す冷却空気管1を介して、ガスター
ビンの内部に導入される。
【0004】冷却空気管1から導入された、この外部冷
却空気Aは、冷却空気管1に連結されたシールハウジン
グ2から、回転するシリンダ3にあけられた冷却空気供
給穴16を通って、シリンダ3と中間軸4およびディス
クアダプタ5で囲まれた環状通路17に流入し、カービ
ック継手6を介してディスクアダプタ5に結合された第
1段ディスク7の側面を外径方向に流れ、冷却した後、
第1段動翼8の翼根部から第1段動翼8の内部に穿設さ
れた、図示省略した冷却孔に流入して、第1段動翼8の
翼根部及び翼部を冷却する。
【0005】また、環状通路17を流れる外部冷却空気
Aの一部は、カービック継手6の頂隙を経てロータ内部
へ流入し、第1段ディスク7のボルト穴18に挿入され
た、スピンドルボルト9のすきま20を経て、後段側へ
流入して、後段側ロータの冷却に供される。
【0006】また、上述した冷却空気供給穴16を設け
回転する、回転部としてのシリンダ3、および中間軸4
の外周面と、静止部としてのシールハウジング2,1
0、およびシリンダカバー11の内周面との間には、複
数個の非接触型の軸封装置としてのラビリンスシール1
3が設置されている。このラビリンスシール13のう
ち、シリンダ3、および中間軸4の外周面とシールハウ
ジング2,10の内周面との間に設置された、前方のラ
ビリンスシール13Aには、軸封流体としてシールハウ
ジング10と中間軸4で囲まれ、圧縮機吐出側に連通し
た室21から、外部冷却空気A圧よりも高い圧力の圧縮
機からの吐出空気Bが供給されている。
【0007】また、ラビリンスシール13のうち、シリ
ンダ3の外周面とシリンダカバーの内周面との間に設置
された、後方のラビリンスシール13Bには、軸封流体
としてシリンダハウジング2から外部冷却空気Aが供給
される。
【0008】これらの軸封流体のうち、前方のラビリン
スシール13Aから漏洩した、圧縮機からの吐出空気B
は、シールハウジング2からの冷却空気Aと混合して、
冷却空気Aとともに、環状通路Pを通って流出する。ま
た、後方のラビリンスシール13Bからタービン側へ漏
洩した、ラビリンスシール13Aから漏洩した吐出空気
Bを一部混合した外部冷却空気Aは、第1段静翼12の
下流側へ流れて、高温ガス通路22を通過する燃焼ガス
C流へ合流する。
【0009】次に、高温ガス流路22の動翼8の上流側
に設置された第1段静翼12へは、静翼冷却空気Dとし
ての、約350℃の圧縮機の吐出空気Bの一部が、第1
段静翼12の内部に画成された冷却室23に流入し、第
1段静翼12を冷却し、約400℃程度に加熱されて、
第1段静翼の後縁に設けた穴24から流出して、燃焼ガ
スCの流れに合流する。なお、図において、シリンダカ
バー11は、支持具19を介して第1段静翼12を、ま
た、支持具14を介して燃焼器内筒15のそれぞれ内側
を、可撓自在に保持するようにしている。また、矢印
は、外部冷却空気A、圧縮機吐出空気B、燃焼ガスC、
および静翼冷却空気Dのそれぞれの流体の流れ方向を示
している。
【0010】しかしながら、上述した従来のガスタービ
ン高温部の冷却構造では、回転部としてのシリンダ3の
外周面と、静止部としてのシリンダカバー11の内周面
との間に設けた軸封装置としての、後方のラビリンスシ
ール13Bを通って、第1段静翼12の下流側の燃焼ガ
スC中へ流れる外部冷却空気Aの漏洩量が多くなり、ガ
スタービン熱効率低下の原因となっている。
【0011】すなわち、前述したように圧縮機の吐出空
気Bの一部が抽出されて、クーラにより、約150℃に
冷却された外部冷却空気Aは、シールハウジング2を通
ってラビリンスシール13Bを通過する間に、シリンダ
3の外周面、シリンダカバー11の内周面を、それぞれ
冷却し、昇温するものの、低温であるため、粘度が小さ
く、ラビリンスシール13Bから漏洩する量が多くな
る。ちなみに、比較的小出力のガスタービンに採用され
ている冷却構造の場合、ラビリンスシール13Bから燃
焼ガスCへの漏洩量は、供給された外部冷却空気Aの量
の約40%にも達する。
【0012】このように、ラビリンスシール13Bから
漏洩する外部冷却空気Aの量が多くなると、第1段静翼
12から第1段動翼8に流入する、約1500℃程度の
燃焼ガスCの温度を低下させることとなり、ガスタービ
ン熱効率低下の原因となる不具合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
ガスタービン高温部の冷却構造の不具合を解消するた
め、低温の外部冷却空気が、ガスタービンの回転部と静
止部との間に設置された軸封装置から漏洩して、高温ガ
ス通路を流れる燃焼ガス流へ合流するのを低減して、ガ
スタービン熱効率を向上させることのできるガスタービ
ン内部軸封装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の請求
項1に示すガスタービン内部軸封装置は、次の手段とし
た。 (1)ガスタービンの回転部と静止部との間に形成され
る隙間から、動翼、およびディスク等からなり、高温度
になる回転体を冷却するための低温の外部冷却空気が、
燃焼ガス中へ漏洩するのを防止するため、外部冷却空気
の温度より高温の空気を軸封流体として導入して、シー
ルを行う非接触型の軸封装置を回転部と静止部との間の
隙間に設けた。
【0015】本発明のガスタービン内部軸封装置は、上
記(1)の手段により、 (1’)温度の上昇につれて、増加する粘土のため軸封
装置から漏洩する空気の量は、シールを行う空気の温度
上昇とともに、絶対温度の平方根に比例して減少する。
従って、高温回転体の冷却を行うため、ガスタービンの
内部に導入された外部冷却空気は、軸封装置に供給され
た比体積の大きい高温空気からなる軸封流体によって軸
封され、回転部と静止部との隙間を通って燃焼ガス中へ
流出する漏洩量が減少する。これにより、低温の外部冷
却空気の混合による、燃焼ガスの温度低下が軽減され、
ガスタービン熱効率が向上する。
【0016】また、本発明の請求項2に示すガスタービ
ン内部軸封装置は、上記(1)の手段に加え、次の手段
とした。 (2)軸封装置に軸封流体として、供給する高温の空気
として、圧縮機から吐出された約350℃の空気の一部
を静翼内部に供給して、燃焼ガスで加熱されて高温にな
った静翼を冷却して、約400℃に昇温した静翼冷却空
気を使用するようにした。
【0017】本発明のガスタービン内部軸封装置は、上
述(2)の手段により、上記(1’)に加え、 (2’)外部冷却空気は、クーラにより冷却されて、通
常150℃程度であり、また、ガスタービンの静翼冷却
済みの静翼冷却空気は、前述したように通常400℃程
度である。従って、非接触型の軸封装置を通過する空気
量は、外部冷却空気を軸封流体として使用した場合と比
較して、√150+273/400+273=0.79
2倍となる。しかも、軸封装置を通過する軸封流体、換
言すれば軸封装置から漏洩する軸封流体の大部分が静翼
冷却空気で占められ、外部冷却空気の量は大幅に減少す
る。このように、燃焼ガスに合流する軸封流体の量が、
2割程度減少するとともに、合流する軸封流体の大部分
が、従来の外部冷却流体より高温の静翼冷却済み空気に
なるため、軸封流体の混合による、燃焼ガスの温度低下
が著しく軽減され、ガスタービン熱効率を大きく向上さ
せることができる。
【0018】また、本発明の請求項3に示すガスタービ
ン内部軸封装置は、上記(1)の手段に加え、次の手段
とした。 (3)軸封装置に軸封流体として供給する高温の空気と
して、圧縮機から吐出される約350℃の空気の一部を
そのまま使用するものとした。
【0019】本発明のガスタービン内部軸封装置は、上
述(3)の手段により、上記(1’)に加え、 (3’)静翼の冷却との干渉が生せず、静翼の冷却が従
来と同様に行える。また、圧縮機から外部冷却空気よ
り、圧力の高い吐出空気が軸封装置に導入されるので、
外部冷却空気は、軸封装置内に流入せず、逆に回転体の
内部に流入する外部冷却空気の流れに向う、軸封装置内
の吐出空気の流れが生ずる。従って、外部冷却空気が軸
封装置内に流入することがなくなり、外部冷却空気が、
ガスタービンの回転部と静止部との間の隙間を通って、
燃焼ガス中に合流することがなくなる。また、軸封装置
から燃焼ガス中へ漏洩する軸封流体、すなわち、約35
0℃の圧縮機からの吐出空気の量は、外部冷却空気を軸
封流体として使用した場合と比較して、約0.82倍程
度に低減することができる。このように、燃焼ガスに合
流する軸封流体の量が、2割弱減少するとともに、合流
する軸封流体が、従来の外部冷却流体より高温の圧縮機
からの吐出空気になるため、燃焼ガスの温度低下が著し
く軽減され、ガスタービン熱効率を大きく向上させるこ
とができるとともに、静翼の冷却構造に制約を加えるこ
とがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガスタービン内部
軸封装置の実施の一形態を、図面にもとづき説明する。
なお、実施の一形態を示す図面において、図3に示す符
番と同一符番のものは、同一部材、若しくは類似する部
材につき、説明を省略する。
【0021】図1は、本発明のガスタービン内部軸封装
置の実施の第1形態を適用した、ガスタービン高温部冷
却構造を示すガスタービン部分縦断面図である。図に示
すように、圧縮機からの吐出空気Bを供給して、第1段
静翼12を冷却した静翼冷却空気Dの一部は、静翼イン
ナシュラウド25に設けられた開口51から流出し、シ
リンダカバー11の内部に径方向に穿設された吐出空気
通路52を経て、シリンダカバー11の内周に凹設され
た軸封室53に流入する。この軸封室53は、シリンダ
カバー11の内周面とシリンダ3の外周面の間、すなわ
ち、ガスタービンの静止部と回転部との間に形成される
隙間から、外部冷却空気Aの燃焼ガスC中への漏洩を防
止するため、軸封装置として3列設けられる後方のラビ
リンスシール13Bの2列目と3列目の間に設けられて
いる。
【0022】このように、ラビリンスシール13Bの軸
封流体として供給する高温の空気として、圧縮機から吐
出された約350℃の空気の一部を、第1段静翼12内
部に供給して、燃焼ガスCで加熱されて高温になった第
1段静翼12を冷却して、約400℃に昇温した、静翼
冷却空気Dの一部を使用するようにしたので、ラビリン
スシール13Bを通過する空気量は、外部冷却空気を軸
封装置として使用した場合と比較して0.792倍と低
減することができる。また、ラビリンスシール13Bを
漏洩して、燃焼ガスCに合流する軸封流体の大部分が静
翼冷却空気Dであり、ラビリンスシール13Bから漏洩
し、燃焼ガスCに合流する外部冷却空気Aの量を、大幅
に低減させることができる。
【0023】このように、燃焼ガスCに合流する軸封流
体の量が、減少するとともに、合流する軸封流体の大部
分が、外部冷却流体Aより高温の静翼冷却空気Dになる
ため、燃焼ガスCの温度低下が著しく軽減され、ガスタ
ービン熱効率は大きく向上する。
【0024】次に、図2は本発明のガスタービン内部軸
封装置の実施の第2形態を適用したガスタービン高温部
冷却構造を示すガスタービン部分縦断面図である。図に
示すように、図1に示す第1形態と同様に、ラビリンス
シール13Bの第2列目と第3列目の間のシリンダカバ
ー11内周面に凹設された軸封室53には、軸封室開口
54を介して、圧縮機の吐出口から約350℃の吐出空
気Bが供給される。この軸封室53に供給された吐出空
気Bの一部は、第2列目のラビリンスシール13B、お
よび第1列目のラビリンスシール13Bの軸封を行うと
ともに、前方へ漏洩して、シールハウジング2内に導入
された外部冷却空気Aと混合して、シリンダ3にあけら
れた冷却空気供給穴16から環状通路17へ流出する。
【0025】また、軸封室53に供給された吐出空気B
の残りは、第3列目のラビリンスシール13Bの軸封を
行うとともに、後方へ漏洩し、燃焼ガスCと合流する。
なお、ラビリンスシール13Bを後方へ漏洩し、第1段
静翼12の下流側へ流れる吐出空気Bは、環状通路17
を通過し、ディスク7の側面を冷却し、シリンダ3に穿
設した冷却空気排出穴55から流出する、外部冷却空気
Aと混合した、第1列目、第2列目のラビリンスシール
13Bを前方へ漏洩し吐出空気Bと合流して、燃焼ガス
Cに合流する。
【0026】このように、ラビリンスシール13Bの軸
封流体として供給する高温の空気として、圧縮機から吐
出される約350℃の空気の一部をそのまま使用するよ
うにしたので、圧縮機から外部冷却空気Aより圧力の高
い吐出空気Bが、ラビリンスシール13Bに供給される
ので、第2列目から第1列目のラビリンスシール13B
を通り、外部冷却空気Aの通過側に向うラビリンスシー
ル13B内の吐出空気Bの流れが、ラビリンスシール1
3B内に生じる。これにより、外部冷却空気がラビリン
スシール13に流入することがなくなり、外部冷却空気
Aが、ラビリンスシール13Bを設置したガスタービン
の回転部と静止部、すなわちシリンダ3の外周面とシリ
ンダカバー11内周面との間の隙間を通って燃焼ガス中
に合流することがなくなる。
【0027】また、ラビリンスシールBから燃焼ガスC
中へ漏洩する軸封流体、すなわち、約350℃の圧縮機
からの吐出空気Bの量は、外部冷却空気Aを軸封流体と
して使用した場合と比較して約0.82倍程度に減少さ
せることができる。このように、燃焼ガスに合流する軸
封流体の量が、2割弱減少するとともに、合流する軸封
流体が、従来の外部冷却流体より高温の圧縮機からの吐
出空気になるため、燃焼ガスの温度低下が著しく軽減さ
れ、ガスタービン熱効率を大きく向上させることができ
る。
【0028】さらに、実施の第1形態と異なり、本実施
の形態のガスタービン内部軸封装置は、第1段静翼12
の冷却系との干渉が生せず、第1段静翼の冷却構造を従
来と同様にすることができ、第1段静翼12の冷却系の
設計に制約を加えることがない利点もある。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガスタービ
ン内部軸封装置によれば、特許請求の範囲に示す構成に
より、ガスタービンの回転部と静止部との隙間から燃焼
ガス中に合流する、ガスタービンの高温回転部を冷却す
る低温の外部冷却空気の量を低減できるとともに、この
隙間から漏洩して燃焼ガス中に合流する軸封流体の温度
を上昇させることができる。これにより、燃焼ガスの温
度低下を抑えることができガスタービンの熱効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービン内部軸封装置の実施の第
1形態を示す縦断面図、
【図2】本発明の実施の第2形態を示す縦断面図、
【図3】従来のガスタービン高温部冷却構造を示すガス
タービン部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 冷却空気管 2 シールハウジング 3 シリンダ 4 中間軸 5 ディスクアダプタ 6 カービック継手 7 第1段ディスク 8 第1段動翼 9 スピンドルボルト 10 シールハウジング 11 シリンダカバー 12 第1段静翼 13 ラビリンスシール 13A 前方のラビリンスシール 13B 後方のラビリンスシール 14 支持具 15 燃焼器内筒 16 冷却空気供給穴 17 環状通路 18 ボルト穴 19 支持具 20 隙間 21 室 22 高温ガス通路 23 静翼冷却室 24 静翼後縁穴 25 静翼インナシュラウド 51 開口 52 吐出空気通路 53 軸封室 54 軸封室開口 55 冷却空気排出穴 A 外部冷却空気 B 圧縮機吐出空気 C 燃焼ガス D 静翼冷却空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒瀬 謙一 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機から吐出された空気を冷却した低
    温の外部冷却空気で、動翼、およびディスクからなる高
    温回転体を強制冷却するようにしたガスタービンの静止
    部と回転部の間に非接触の軸封装置を設けて、前記外部
    冷却空気が燃焼ガス中へ漏洩するのを低減するためのガ
    スタービン内部軸封装置において、前記軸封装置に供給
    され、シールを行う軸封流体に、前記外部冷却空気の温
    度より高い高温空気を使用したことを特徴とするガスタ
    ービン内部軸封装置。
  2. 【請求項2】 前記高温空気が、前記圧縮機から静翼内
    部に供給され、前記静翼を冷却した静翼冷却空気である
    ことを特徴とする請求項1のガスタービン内部軸封装
    置。
  3. 【請求項3】 前記高温空気が、前記圧縮機から前記軸
    封装置へ直接供給された吐出空気であることを特徴とす
    る請求項1のガスタービン内部軸封装置。
JP7310688A 1995-11-29 1995-11-29 ガスタービン内部軸封装置 Withdrawn JPH09151751A (ja)

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