JPH09151606A - コンクリートの鉛直移送装置 - Google Patents

コンクリートの鉛直移送装置

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Publication number
JPH09151606A
JPH09151606A JP31323395A JP31323395A JPH09151606A JP H09151606 A JPH09151606 A JP H09151606A JP 31323395 A JP31323395 A JP 31323395A JP 31323395 A JP31323395 A JP 31323395A JP H09151606 A JPH09151606 A JP H09151606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
flexible
frame body
flexible cylinder
transport pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31323395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Sogo
茂幸 十河
Shigeru Aoki
茂 青木
Takayoshi Hirata
隆祥 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH09151606A publication Critical patent/JPH09151606A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート輸送管の閉塞を防止し、落下に
伴う品質への悪影響を排除すること。 【解決手段】 鉛直移送装置は、輸送管10と、輸送管
10の鉛直部分の途中に介装される落下速度調整部12
とを備えている。調整部12は、可撓性筒体14と、枠
体16と、一対のロールバー18と、複数のバネ20と
を備えている。可撓性筒体14の両端開口部には、肉厚
部14aが一体に形成されていて、この肉厚部14a内
に、輸送管10の端部が液密状態で嵌着されている。一
対のロールバー18は、可撓性筒体14を挟むようにし
て、対向配置されている。各ロールバー18は、枠体1
6の側面にヒンジ結合された一対の支持アーム22によ
り、枠体16に対して、揺動自在に支持されている。バ
ネ20は、一対のロールバー18を相互に近接する方向
に付勢し、ロールバー18に挟まれた可撓性筒体14の
内周面同士を当接させて、可撓性筒体14を閉塞させて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートの鉛直
移送装置に関し、特に、鉛直方向に延設された輸送管内
に落下供給されるコンクリートの落下速度を調整するこ
とができる鉛直移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】混練されたコンクリートを鉛直下方に移
送する場合、管内でコンクリートを自由落下させると、
この自由落下に伴う負圧が生じたり、あるいは、コンク
リート構成材料の比重差などにより、材料分離が生じ、
トレミー管やポンプ圧送管が閉塞することがある。この
ような問題を回避するために、従来は、コンクリートの
鉛直移送経路の途中にループ管を設けたり、あるいは、
鉛直部分に連なる水平部分にバルブを設けて、自重によ
る自由落下の速度を制御していた。
【0003】しかしながら、このような従来の落下速度
の制御手段には、以下に説明する技術的課題が存在して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ループ管を
設置する手段では、広い空間を必要とし、もし万一閉塞
した時の改修に非常に手間がかかる。また、バルブによ
る流量ないしは速度の調整では、バルブの液密性が不完
全であると、コンクリート中の水分が加圧脱水されて、
閉塞するおそれが有るとともに、水平部分にバルブを設
けた構成では、落下高さは、減少しないので、負圧によ
る閉塞が生じることがある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、コンクリ
ートの落下高さを小さくすることで、品質に悪影響を及
ぼさず、かつ、閉塞のおそれがないコンクリートの鉛直
移送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コンクリートが落下供給される中空筒状
の輸送管と、この輸送管の鉛直部分の途中に介装される
落下速度調整部とを備えたコンクリートの鉛直移送装置
であって、前記落下速度調整部は、分断された前記輸送
管の端部間に嵌着接続される可撓性筒体と、この可撓性
筒体の外周に設けられる枠体と、前記枠体に揺動自在に
支持され、前記可撓性筒体を挟むようにして対向設置さ
れる一対のロールバーと、前記ロールバーを相互に近接
する方向に付勢し、前記可撓性筒体の内周面同士を当接
させて、前記可撓性筒体を閉塞するバネとを備え、前記
輸送管に供給された前記コンクリートの圧力が一定以上
になると、前記可撓性筒体を前記バネの付勢力に抗して
押し広げて、前記コンクリートを落下させるようにし
た。このように構成されたコンクリートの鉛直移送装置
によれば、輸送管内にコンクリートを連続供給し、可撓
性筒体の閉塞部分に一定以上の圧力が加わると、可撓性
筒体がバネの付勢力に抗して広がり、可撓性筒体の開口
部分からコンクリートが適度の速度で流下し、このよう
に作動する落下速度調整部が輸送管の鉛直部分の途中に
設けられているので、コンクリートの落下高さも小さく
なる。この場合、前記バネは、前記枠体に一端が固定さ
れ、前記ロールバーの支持アームを貫通して延びるネジ
ロッドの外周に設けられ、このネジロッドの他端に螺着
されるナットを、前記ネジロッドに沿って移動させるこ
とにより、前記可撓性筒体の全開圧力を調整することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1および図
2は、本発明にかかるコンクリートの鉛直移送装置の一
実施例を示している。同図に示す鉛直移送装置は、コン
クリートが、上部側から落下供給される中空筒状の輸送
管10と、この輸送管10の鉛直部分の途中に介装され
る落下速度調整部12とを備えている。
【0008】落下速度調整部12は、可撓性筒体14
と、枠体16と、一対のロールバー18と、複数のバネ
20とを備えている。可撓性筒体14は、輸送管10と
ほぼ同じ内径の円筒状のものであって、両端が開口して
いる。そして、この両端開口部には、それぞれ肉厚部1
4aが一体に形成されていて、この肉厚部14a内に、
分断された輸送管10の端部が液密状態で嵌着されてい
る。
【0009】枠体16は、ほぼ正方形状に組み立てられ
た額縁状のものであって、可撓性筒体14の上部側の肉
厚部14aの外周に外嵌固定されている。一対のロール
バー18は、円形断面のロッドであって、可撓性筒体1
4の軸方向の中心位置にあって、可撓性筒体14を挟む
ようにして、対向配置されている。各ロールバー18
は、枠体16の側面にヒンジ結合された一対の支持アー
ム22により、枠体16に対して、揺動自在に支持され
ている。
【0010】バネ20は、一対のロールバー18を相互
に近接する方向に付勢し、ロールバー18に挟まれた可
撓性筒体14の内周面同士を当接させて、可撓性筒体1
4を閉塞させている。この実施例では、各バネ20は、
コイルバネから構成され、それぞれネジロッド24の外
周に設置されている。各ネジロッド24は、その一端が
枠体16の下面に固設され、他端側が支持アーム22に
設けられた貫通孔内に挿通されて外方に延設されてい
る。
【0011】そして、各ネジロッド24の先端側には、
それぞれワッシャ25を介在させてナット26が螺着さ
れている。バネ20は、ワッシャ25と支持アーム22
との間に圧縮された状態で介装されている。この構成に
よれば、ナット26をネジロッド24に沿って移動させ
ることにより、バネ20による付勢力(バネ圧)を変更
することができるので、可撓性筒体14の全開圧力を調
整することができる。
【0012】以上のように構成された鉛直移送装置にお
いて、輸送管10の上方からコンクリートが落下供給さ
れると、可撓性筒体14がバネ20の付勢力により閉塞
されているので、供給されたコンクリートは、この閉塞
部分の上方に順次堆積され、このコンクリートの圧力が
一定以上になると、コンクリートの圧力により、可撓性
筒体14の閉塞部分がバネ20の付勢力に抗して押し広
げられ、広がった部分からコンクリートが落下する。
【0013】しかも、このように作動する落下速度調整
部12は、輸送管10の鉛直部分の途中に設けられてい
るので、コンクリートの落下高さも小さくなる。従っ
て、上記構成の鉛直移送装置によれば、落下高さを制限
することにより、負圧の大きさが小さくなり、負圧に伴
う閉塞を回避することができるとともに、過剰な落下速
度に伴うコンクリートの品質への悪影響を回避すること
ができる。また、上記構成のコンクリートの鉛直移送装
置によれば、通常構造の輸送管10に可撓性筒体14を
嵌着固定するだけで簡単に設置することができる。
【0014】なお、上記実施例で示した落下速度調整部
12の全開圧力の調節は、例えば、バネ20を取り替え
ることで行ってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかるコンクリートの鉛直移送装置によれば、
従来のコンクリート輸送管に挿入接続するだけで、コン
クリートの落下高さを小さくすることができ、過剰落下
高さに伴う品質への悪影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるコンクリートの鉛直移送装置の
一実施例を示す設置状態の斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
10 輸送管 12 落下速度調整部 14 可撓性筒体 16 枠体 18 ロールバー 20 バネ 22 支持アーム 24 ネジロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートが落下供給される中空筒状
    の輸送管と、この輸送管の鉛直部分の途中に介装される
    落下速度調整部とを備えたコンクリートの鉛直移送装置
    であって、 前記落下速度調整部は、分断された前記輸送管の端部間
    に嵌着接続される可撓性筒体と、この可撓性筒体の外周
    に設けられる枠体と、前記枠体に揺動自在に支持され、
    前記可撓性筒体を挟むようにして対向設置される一対の
    ロールバーと、前記ロールバーを相互に近接する方向に
    付勢し、前記可撓性筒体の内周面同士を当接させて、前
    記可撓性筒体を閉塞するバネとを備え、 前記輸送管に供給された前記コンクリートの圧力が一定
    以上になると、前記可撓性筒体を前記バネの付勢力に抗
    して押し広げて、前記コンクリートを落下させることを
    特徴とするコンクリートの鉛直移送装置。
  2. 【請求項2】 前記バネは、前記枠体に一端が固定さ
    れ、前記ロールバーの支持アームを貫通して延びるネジ
    ロッドの外周に設けられ、このネジロッドの他端に螺着
    されるナットを、前記ネジロッドに沿って移動させるこ
    とにより、前記可撓性筒体の全開圧力を調整することを
    特徴とする請求項1記載のコンクリートの鉛直移送装
    置。
JP31323395A 1995-11-30 1995-11-30 コンクリートの鉛直移送装置 Pending JPH09151606A (ja)

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JPH09151606A true JPH09151606A (ja) 1997-06-10

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JP31323395A Pending JPH09151606A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 コンクリートの鉛直移送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0830926A2 (de) * 1996-09-23 1998-03-25 Mst-Bau GesmbH Betoncontainer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0830926A2 (de) * 1996-09-23 1998-03-25 Mst-Bau GesmbH Betoncontainer
EP0830926A3 (de) * 1996-09-23 1999-08-11 Mst-Bau GesmbH Betoncontainer

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