JPH09151388A - 耐熱性潤滑油組成物 - Google Patents

耐熱性潤滑油組成物

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JPH09151388A
JPH09151388A JP33258795A JP33258795A JPH09151388A JP H09151388 A JPH09151388 A JP H09151388A JP 33258795 A JP33258795 A JP 33258795A JP 33258795 A JP33258795 A JP 33258795A JP H09151388 A JPH09151388 A JP H09151388A
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JP
Japan
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bis
lubricating oil
ether
polyphenyl
oil composition
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Application number
JP33258795A
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English (en)
Inventor
Makoto Kanbara
誠 神原
Atsunao Kobori
敦尚 小堀
Yoshinobu Nakamura
良信 中村
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苛酷な使用条件、特に高温条件下における
使用に耐え得る耐熱・耐酸化性および耐摩耗性に優れた
耐熱性潤滑油組成物を提供すること。 【解決手段】(a)ポリフェニルエーテルおよび/また
はその炭化水素置換体、(b)次の一般式[I]: (上記一般式[I]において、R1 、R2 およびR3
は、互いに同一であってもまたは相異なるものであって
もよく、各々、水素原子または炭素数1〜24の炭化水
素基であり、x、y、zは、互いに同一であってもまた
は相異なるものであってもよく、各々、1〜4の整数で
あり、mは1〜3の整数である。)で表されるポリフェ
ニルチオエーテル、ならびに(c)リン系耐摩耗剤とを
含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組成物を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性潤滑油組成
物に関するものであり、さらに詳しくは、ポリフェニル
エーテル、ポリフェニルチオエーテルおよびリン系耐摩
耗剤を含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機械装置および動力装置等の技術
進歩による高性能化、高効率化に伴い、苛酷な使用条件
に耐え得る高度の品質を有する潤滑油が要求されてい
る。例えば、ジェットエンジン、ガスタービン、ターボ
エンジン等は高温度で運転されるため、これらのエンジ
ンには、特に、耐熱性および耐酸化性の優れた潤滑油が
不可欠なものとなっている。
【0003】従って、従来から、例えば、ジェットエン
ジン油の基油として、ペンタエリスリトールまたはトリ
メチロールプロパンの如きヒンダードアルコールと脂肪
酸とのエステルが提案されているが、さらに、高度の耐
熱・耐酸化性を有する耐熱性潤滑油として、2環〜6環
の芳香環を酸素原子で結合した構造のポリフェニルエー
テルが提案されている。
【0004】しかしながら、ポリフェニルエーテルは、
優れた耐熱・耐酸化性を有するものの流動点が高く、粘
度指数が低く、耐摩耗性にも難点があり、苛酷な潤滑条
件下で使用するにはエンジン内摺動面での摩耗損失の増
加を抑制することが必要となるなど、高品質潤滑油とし
て改良すべき点がある。
【0005】従って、ポリフェニルエーテルにアルキル
基を付加させることにより、流動点、粘度指数、引火点
等の物性を改良する試みが行なわれているが、耐熱・耐
酸化性が低下するという問題が生ずる。このような背景
のもとに、ポリフェニルエーテル固有の長所が生かさ
れ、耐熱・耐酸化性に加えて耐摩耗性が共に優れ、さら
に、流動点、粘度指数も改良された潤滑油の開発が切望
されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
耐熱性潤滑油の開発状況に鑑み、従来の潤滑油では達成
困難であった苛酷な使用条件、特に高温条件下における
使用に耐え得る耐熱・耐酸化性および耐摩耗性に優れ、
実用的価値の高い耐熱性潤滑油組成物を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、ポリ
フェニルエーテルと3環〜5環の芳香環を有するポリフ
ェニルチオエーテルとリン系耐摩耗剤との三者の混合物
からなる潤滑油組成物がポリフェニルエーテルまたはポ
リフェニルチオエーテルとリン系耐摩耗剤との各々単独
の配合では達成し得ない優れた耐熱・耐酸化性と耐摩耗
性を有し、加えて、優れた潤滑性能を有し、上記課題を
解決できることを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0008】かくして、本発明によれば、(a)4環の
芳香環を有するポリフェニルエーテルおよび/またはそ
の炭化水素置換体、(b)次の一般式[I]:
【0009】
【化1】 (上記一般式[I]において、R1 、R2 およびR3
は、互いに同一であってもまたは相異なるものであって
もよく、各々、水素原子または炭素数1〜24の炭化水
素基であり、x、yおよびzは、互いに同一であっても
または相異なるものであってもよく、各々、1〜4の整
数であり、mは1〜3の整数である。)で表されるポリ
フェニルチオエーテルならびに(c)リン系耐摩耗剤を
含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組成物が提供さ
れる。
【0010】また、本発明によれば、好ましい実施の態
様として、 (a)ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル
(m,m−4P3E)、ビス(o−フェノキシフェニ
ル)エーテル(o,o−4P2E)およびm−フェノキ
シフェノキシm−ビフェニル(m,m−4P2E)の群
から選択される少なくとも一種のポリフェニルエーテ
ル、(b)一般式[I]:
【0011】
【化1】 (上記一般式[I]において、R1 、R2 およびR3
は、互いに同一であってもまたは相異なるものであって
もよく、各々、水素原子または炭素数1〜24の炭化水
素基であり、x、yおよびzは、互いに同一であっても
または相異なるものであってもよく、各々、1〜4の整
数であり、mは1〜3の整数である。)で表されるポリ
フェニルチオエーテルならびに(c)リン系耐摩耗剤を
含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組成物、 (a)4環の芳香環を有するポリフェニルエーテル
および/またはその炭化水素置換体、(b)化学式
(1):
【0012】
【化3】 で表されるm−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン
(m−3P2T)、化学式(2):
【0013】
【化4】 で表されるビス(m−フェニルメルカプトフェニル)サ
ルファイド(m,m−4P3T)、および化学式
(3):
【0014】
【化5】 で表されるm−ビス(m−フェニルメルカプトフェニル
メルカプト)ベンゼン(m,m,m−5P4T)の群か
ら選択される少なくとも一種のポリフェニルチオエーテ
ル、ならびに(c)リン系耐摩耗剤を含有させた混合物
からなる耐熱性潤滑油組成物、 (a)ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル
(m,m−4P3E)、ビス(o−フェノキシフェニ
ル)エーテル(o,o−4P2E)およびm−(フェノ
キシフェノキシm−ビフェニル(m,m−4P2E)の
群から選択される少なくとも一種のポリフェニルエーテ
ル、(b)m−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン
(m−3P2T)、ビス(m−フェニルメルカプトフェ
ニル)サルファイド(m,m−4P3T)およびm−ビ
ス(フェニルメルカプトフェニルメルカプト)ベンゼン
(m,m,m−5P4T)の群から選択される少なくと
も一種のポリフェニルチオエーテル、および(c)リン
酸エステルを含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組
成物、および 前記ポリフェニルエーテル10重量%〜90重量%
と前記ポリフェニルチオエーテル10重量%〜90重量
%との混合物に前記リン系耐摩耗剤を組成物全重量基準
で0.1重量%〜9重量%含有させた混合物を提供する
ことができる。
【0015】本発明の特徴は、ポリフェニルエーテルお
よび3環〜5環の芳香環を有するポリフェニルチオエー
テルに各々単独に耐摩耗剤を配合してもいずれも耐摩耗
性に劣るにも拘らず、ポリフェニルエーテルおよびポリ
フェニルチオエーテルの両者を混合し、これに耐摩耗剤
を配合することにより、耐熱・耐酸化性と耐摩耗性とが
共に改良され、同時に流動点、粘度指数等の物性も改良
された潤滑油組成物を提供できることにある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0017】ポリフェニルエーテル 本発明の耐熱性潤滑油組成物の成分として用いられるポ
リフェニルエーテルは、芳香環を酸素原子で結合した構
造を有するものであり、従来、公知のポリフェニルエー
テルを用いることができるが、分子内に芳香環を4環有
するものが好ましい。
【0018】本発明により用いられるポリフェニルエー
テルにおいて、エーテル結合はいずれの位置でつながっ
たものでもよいが、低流動点確保の観点からメタ位のも
のが好ましい。
【0019】従って、本発明において用いられるポリフ
ェニルエーテルを具体的に例示すると、ビス(m−フェ
ノキシフェニル)エーテル(m,m−4P3E)、m−
フェノキシフェニルp−フェノキシフェニルエーテル
(m,p−4P3E)、m−フェノキシフェニルo−フ
ェノキシフェニルエーテル(m,o−4P3E)、ビス
(p−フェノキシフェニル)エーテル(p,p−4P3
E)、p−フェノキシフェニルo−フェノキシフェニル
エーテル(p,o−4P3E)、ビス(o−フェノキシ
フェニル)エーテル(o,o−4P3E)、ビス(フェ
ノキシフェニル)エーテル異性体混合物(mix−4P
3E)、m−フェノキシフェニルm−ビフェニル(m,
m−4P2E)等を挙げることができ、これらのうち、
常態で液状のもの一種または二種以上が選択されて用い
られる。
【0020】また、ポリフェニルエーテルの炭化水素置
換体も用いることができ、炭化水素基としては直鎖状ま
たは分岐状アルキル基が好ましい。アルキル基としては
炭素数1〜24、特に5〜20のものが用いられる。ポ
リフェニルエーテル炭化水素置換体としてはポリフェニ
ルエーテル1分子あたり1〜4個のアルキル基を結合し
たものが用いられるが、具体的には、例えば、モノアル
キルビス(m−フェノキシフェノキシ)エーテル(R−
m,m−4P3E)、モノアルキルm−フェノキシフェ
ノキシm−ビフェニル(R−m,m−4P2E)、モノ
アルキルm−フェノキシフェノキシo−ビフェニル(R
−m,o−4P2E)およびジアルキルm−フェノキシ
フェノキシo−ビフェニル(R2 −m,o−4P2E)
等が挙げられる。
【0021】特に好ましいポリフェニルエーテルとして
は、ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル(m,m
−4P3E)、m−フェノキシフェノキシm−ビフェニ
ル(m,m−4P2E)等が挙げられる。
【0022】前記m−フェノキシフェニルm−ビフェニ
ル(m−4P2E)として市販の株式会社松村石油研究
所製S3103を利用することができる。
【0023】ポリフェニルチオエーテル 本発明の耐熱性潤滑油組成物に用いられるポリフェニル
チオエーテルは、芳香環を硫黄原子で結合した構造のも
のであり、下記の一般式[I]:
【0024】
【化1】 で表される。
【0025】上記一般式[I]において、R1 、R2
よびR3 は、互いに同一であってもまたは相異なるもの
であってもよく、各々、水素原子または炭素数1〜24
の炭化水素基である。R1 、R2 よびR 3のすべてが水
素原子の化合物は、炭化水素非置換ポリフェニルチオエ
ーテルを表す。炭化水素基としては、例えば、炭素数1
〜24の直鎖状または分岐状アルキル基;炭素数2〜2
4の直鎖状または分岐状アルケニル基;炭素数6〜24
のシクロアルキル基;炭素数6〜24のアリール基等が
挙げられる。アリール基は、置換基として炭素数1〜1
2のアルキル基または炭素数2〜12のアルケニル基を
有していてもよい。好ましい炭化水素基は、炭素数6〜
20のアルキル基であり、具体的には、ヘキシル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシ
ル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペ
ンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オク
タデシル基、ノナデシル基、エイコシル基等およびこれ
らの分岐を有するものが用いられる。特に炭素数8〜1
8のものが好ましい。炭化水素基はポリフェニルチオエ
ーテル芳香環のいずれの位置に結合したものでもよい。
【0026】上記一般式[I]において、x、yおよび
zは、互いに同一であってもまたは相異なるものであっ
てもよく、各々、1〜4の整数である。
【0027】上記一般式[I]において、mは1〜3の
整数であり、本発明のポリフェニルチオエーテルには3
個〜5個の芳香環を含有する化合物が包含される。
【0028】また、ポリフェニルチオエーテルのチオエ
ーテル結合は、芳香環のいずれの位置で結合するもので
もよいが、流動性保持の観点から、メター位で結合する
ものが好適である。
【0029】従って、一般式[I]で表されるポリフェ
ニルチオエーテルとしては、炭化水素非置換ポリフェニ
ルチオエーテルおよび炭化水素置換ポリフェニルチオエ
ーテルを用いることができる。
【0030】炭化水素非置換ポリフェニルチオエーテル
は、次の一般式[II]:
【0031】
【化2】 (上記一般式[II]において、mは1〜3の整数であ
る。)で表され、本発明にとって、耐熱・耐酸化性およ
び耐摩耗性の改良に加え、潤滑油組成物の物性、例えば
粘度、粘度指数の改良の観点から、特に好ましい化合物
である。
【0032】炭化水素非置換ポリフェニルチオエーテル
を具体的に例示すれば、次の如きものである。すなわ
ち、m−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(m−3
P2T)、o−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン
(o−3P2T)、p−ビス(フェニルメルカプト)ベ
ンゼン(p−3P2T)、ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン異性体混合物(mix−3P2T)、ビス(m
−フェニルメルカプトフェニル)サルファイド(m,m
−4P3T)、ビス(o−フェニルメルカプトフェニ
ル)サルファイド(o,o−4P3T)、ビス(p−フ
ェニルメルカプトフェニル)サルファイド(p,p−4
P3T)、m−フェニルメルカプトフェニルP−フェニ
ルメルカプトフェニルサルファイド(m,p−4P3
T)、m−フェニルメルカプトフェニルo−フェニルメ
ルカプトフェニルサルファイド(m,o−4P3T)、
p−フェニルメルカプトフェニルo−フェニルメルカプ
トフェニルサルファイド(p,o−4P3T)、ビス
(フェニルメルカプトフェニル)サルファイド異性体混
合物(mix−4P3T)、m−ビス(m−フェニルメ
ルカプトフェニルメルカプト)ベンゼン(m,m,m−
5P4T)、1−(m−フェニルメルカプトフェニルメ
ルカプト)−3−(p−フェニルメルカプトフェニルメ
ルカプト)ベンゼン(m,m,p−5P4T)、p−ビ
ス(m−フェニルメルカプトフェニルメルカプト)ベン
ゼン(m,p,m−5P4T)、1−(m−フェニルメ
ルカプトフェニルメルカプト)−4−(p−フェニルメ
ルカプトフェニルメルカプト)ベンゼン(m,p,p−
5P4T)、m−ビス(p−フェニルメルカプトフェニ
ルメルカプト)ベンゼン(p,m,p−5P4T)、p
−ビス(p−フェニルメルカプトフェニルメルカプト)
ベンゼン(p,p,p−5P4T)、o−ビス(m−フ
ェニルメルカプトフェニルメルカプト)ベンゼン(m,
o,m−5P4T)、m−ビス(o−フェニルメルカプ
トフェニルメルカプト)ベンゼン(o,m,o−5P4
T)、p−ビス(o−フェニルメルカプトフェニルメル
カプト)ベンゼン(o,p,o−5P4T)、o−ビス
(o−フェニルメルカプトフェニルメルカプト)ベンゼ
ン(o,o,o−5P4T)およびビス(フェニルメル
カプトフェニルメルカプト)ベンゼン異性体混合物(m
ix−5P4T)等が挙げられる。
【0033】また、炭化水素置換ポリフェニルチオエー
テルの具体例として、前記の如き炭素数6〜20のアル
キル基を分子内に1個〜3個結合させて得られるモノ、
ジまたはトリアルキルポリフェニルチオエーテルが挙げ
られる。例えば、モノアルキルm−ビス(フェニルメル
カプト)ベンゼン(R−m−3P2T)、ジアルキルm
−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(R2 −m−3
P2T)、トリアルキルm−ビス(フェニルメルカプ
ト)ベンゼン(R3 −m−3P2T)のほか、ビス(m
−フェニルメルカプトフェニル)サルファイド(m,m
−4P3T)、m−ビス(m−フェニルメルカプトフェ
ニルメルカプト)ベンゼン(m,m,m−5P4T)の
アルキル化物が例示される。
【0034】上記のポリフェニルチオエーテルはその一
種または二種以上が用いられる。
【0035】上記例示の化合物のなかでも本発明の潤滑
油組成物にとって、炭化水素非置換ポリフェニルチオエ
ーテルが好適であり、m−ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン(m−3P2T)、o−ビス(フェニルメルカ
プト)ベンゼン(o−3P2T)、p−ビス(フェニル
メルカプト)ベンゼン(p−3P2T)およびビス(m
−フェニルメルカプトフェニル)サルファイド(m,m
−4P3T)等が挙げられ、また、m−ビス(m−フェ
ニルメルカプトフェニルメルカプト)ベンゼン(m,
m,m−5P4T)等も耐熱・耐酸化性改善および潤滑
油組成物の物性調整の観点から特に有用である。
【0036】上記の炭化水素非置換ポリフェニルチオエ
ーテルとして好ましい化合物を化学式で示すならば次の
通りである。すなわち、m−ビス(フェニルメルカプ
ト)ベンゼン(m−3P2T)が化学式(1):
【0037】
【化3】 で表され、ビス(m−フェニルメルカプトフェニル)サ
ルファイド(m,m−4P3T)が化学式(2):
【0038】
【化4】 で表され、さらに、m−ビス(フェニルメルカプトフェ
ニルメルカプト)ベンゼン(m,m,m−5P4T)が
化学式(3):
【0039】
【化5】 で表され、o−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン
(o−3P2T)が化学式(4):
【0040】
【化6】 で表される。
【0041】上記ポリフェニルチオエーテルは如何なる
方法で製造したものでもよいが、m−ビス(フェニルメ
ルカプト)ベンゼンを例にとってその製造方法を説明す
ると、先ず、チオフェノール金属塩およびm−ジハロゲ
ノベンゼンを銅触媒の存在下において反応させることに
より、m−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(m−
3P2T)を含有する生成物を調製し(前段反応)、m
−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(m−3P2
T)は、この前段反応の生成物から所望留分を採取する
ことにより得ることができる。
【0042】次に、炭化水素置換m−トリフェニルチオ
エーテルを調製するにはm−ビス(フェニルメルカプ
ト)ベンゼンをルイス酸触媒の存在下においてα−オレ
フィンと反応させてアルキルm−ビス(フェニルメルカ
プト)ベンゼン(R−m−3P2T)を生成させること
ができる(後段反応)。
【0043】前段反応においては、反応溶媒として、N
−メチル−2−ピロリドン、N−プロピル−2−ピロリ
ドン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等
の極性溶媒を用いることができる。チオフェノール金属
塩としては、チオフェノールナトリウム塩、チオフェノ
ールカリウム塩等を、また、銅触媒としては塩化第一
銅、塩化第二銅の如き銅塩化物、酸化第一銅、酸化第二
銅の如き銅酸化物等を使用することができる。m−ジハ
ロベンゼンとして、m−ジプロモベンゼン、m−ジクロ
ルベンゼンを挙げることができる。チオフェノール金属
塩とm−ジハロベンゼンとを3:1〜2:1の割合で混
合し、160℃〜210℃の温度で反応に供する。後段
反応では前段反応で得られたm−ビス(フェニルメルカ
プト)ベンゼン1モルに対し0.3モル〜3モルのα−
オレフィンを混合し、80℃〜100℃の温度で反応に
供する。後段反応で用いるルイス酸触媒としては、フッ
化ホウ素、塩化アルミニウム等を挙げることができる。
【0044】上記の如くして得られた反応生成物から、
減圧蒸留等の方法により、所定の留分を採取し、アルキ
ルm−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(R−m−
3P2T)を単離することができる。
【0045】リン系耐摩耗剤 本発明の耐熱性潤滑油組成物に用いられる耐摩耗剤とし
ては、リン系化合物が好ましく、下記の一般式[II
I]
【0046】
【化7】 で表されるリン酸エステル系化合物およびこれらの化合
物のアミン塩のほか、ジチオリン酸金属塩(例えば亜鉛
塩)等が挙げられる。上記一般式[III]においてR
4 〜R6 は水素原子、アルキル基、アリール基またはベ
ンジル基であり、これらは互いに同一であってもまたは
相異なるものであってもよい。X1 〜X4は、酸素原子
または硫黄原子であり、nは0または1の整数である。
【0047】上記一般式[III]の化合物として、ト
リアルキルホスフェート、トリアリールホスフェート、
トリアリールホスフォロチオネート、トリアルキルホス
フォネート、トリアリールホスフォネート、トリアルキ
ルホスフィネート、トリアリールホスフィネート、トリ
アルキルホスファイト、トリアリールホスファイト等の
リン酸エステル系化合物、すなわち、正リン酸エステ
ル、亜リン酸エステルおよびこれらの部分エステル等が
挙げられるが、本発明によれば、特に、次の一般式[I
V]で表される正リン酸エステルが好ましい。
【0048】
【化8】 上記一般式[IV]において、R7 〜R9 は、互いに同
一であってもまたは相異なるものであってもよく、各
々、炭素数1〜18の炭化水素基であり、例えば、炭素
数1〜13の直鎖状または分岐状アルキル基;炭素数2
〜13の直鎖状または分岐状アルケニル基;炭素数6〜
18のシクロアルキル基;炭素数6〜18のアリール基
が挙げられる。アリール基は、炭素数1〜12のアルキ
ル基を有するものでもよい。特に好ましい炭化水素基
は、アルキル基およびアリール基であり、アルキル基と
しては、炭素数4〜10のものが好適であり、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基
等が例示される。また、アリール基としてはフェニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等が挙げられ
る、アリール基を有するリン酸エステルを具体的に例示
すると、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、ベンジルジフェニルホスフェート、エチルジ
フェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェー
ト、ジクレジルフェニルホスフェート、エチルフェニル
ジフェニルホスフェート、ジエチルフェニルフェニルホ
スフェート、プロピルフェニルジフェニルホスフェー
ト、ジプロピルフェニルフェニルホスフェート、トリエ
チルフェニルフェニルホスフェート、トリプロピルフェ
ニルホスフェート、ブチルフェニルジフェニルホスフェ
ート、ジブチルフェニルフェニルホスフェート、トリブ
チルフェニルホスフェート、プロピルフェニルフェニル
ホスフェート等を挙げることができ、これらの化合物の
一種または二種以上が用いられるが、特に、トリクレジ
ルホスフェートが好ましい。リン系耐摩耗剤、特に、リ
ン酸エステルは、有効量、すなわち、潤滑油組成物全重
量基準で、0.1重量%〜9重量%、好ましくは0.5
重量%〜8重量%、特に好ましくは、1重量%〜7重量
%の範囲で用いることができる。
【0049】潤滑油組成物 本発明の耐熱性潤滑油組成物は、(a)芳香環4環のポ
リフェニルエーテルと(b)芳香環3環〜5環のポリフ
ェニルチオエーテルおよび(c)リン系耐摩耗剤とを含
有するものである。その混合割合は、基油として、
(a)ポリフェニルエーテル10重量%〜90重量%に
対し、(b)ポリフェニルチオエーテルを90重量%〜
10重量%混合し、(c)リン系耐摩耗剤を潤滑油組成
物全重量基準で、0.1重量%〜9重量%混合する。好
ましい混合割合は、同様に、(a)ポリフェニルエーテ
ル15重量%〜60重量%、(b)ポリフェニルチオエ
ーテル85重量%〜40重量%、(c)リン系耐摩耗剤
0.5重量%〜8重量%であり、特に好ましい混合割合
は、(a)ポリフェニルエーテル35重量%〜55重量
%、(b)ポリフェニルチオエーテル65重量%〜45
重量%、(c)リン酸耐摩耗剤1重量%〜7重量%であ
る。ポリフェニルエーテルとポリフェニルチオエーテル
とを上記割合で混合することにより、流動点を低下さ
せ、所望の粘度の潤滑油基油を得ることができる。この
混合基油の耐摩耗性は各々単独では耐摩耗剤を用いた場
合でも劣悪な結果を示すのに対し、改善され、耐熱・耐
酸化性もさらに向上させることができる。ポリフェニル
エーテルの混合割合が10重量%未満では耐摩耗性が劣
り、他方、90重量%を超えた場合も同様に耐摩耗性が
低下し、さらに潤滑性にも難点が生ずる。
【0050】本発明の耐熱性潤滑油組成物として、ポリ
フェニルエーテルとポリフェニルチオエーテルの両者を
混合することにより通常、100℃における動粘度が2
cSt〜15cSt、特に3cSt〜10cStのもの
が得られるが、高粘度ポリフェニルエーテルと炭化水素
非置換ポリフェニルチオエーテル、例えば、m−ビス
(フェニルメルカプト)ベンゼンとを混合することによ
り、物性の制御された潤滑油組成物を得ることができ
る。
【0051】本発明の耐熱性潤滑油組成物には添加剤と
して、上記耐摩耗剤に加えて、さらに、必要に応じ、例
えば、酸化防止剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、腐
蝕防止剤、金属不活性剤等を適宜添加することができ
る。
【0052】金属不活性剤としては、例えば、ベンゾト
リアゾール、チアジアゾール等を挙げることができ、こ
れらは、通常、0.01重量%〜3重量%の割合で使用
することができる。
【0053】以上の如くして得られた耐熱性潤滑油組成
物は、高温で使用されるジェットエンジン油、ターボチ
ャージャエンジン油、超耐熱断熱エンジン油、ガスター
ビン油、無段変速機油、拡散ポンプ油、ロータリーポン
プ油、含油プラスチック油、含油軸受油、耐放射線用潤
滑油等として使用可能である。
【0054】
【実施例】次に実施例および比較例により本発明を詳細
に説明するが、本発明は、これらの実施例等により何ら
制限されるものではない。
【0055】本発明の潤滑油組成物の性能評価には腐蝕
酸化安定度試験法および四球試験法を採用した。これら
の試験法について以下に説明する。
【0056】腐蝕酸化安定度試験(COS試験) 本試験法はUSAF MIL−L−23699規格に準
拠して定められ、試料油を100ml採り、酸化触媒と
してAg、Al、Fe、Tiを用い、230℃の温度で
72時間、毎時5リットルの割合で空気を吹き込み、酸
化処理を行なった後、酸化処理前後の金属片重量変化、
粘度変化、全酸価変化および酸化処理後のスラッジ生成
量を測定する。
【0057】上記試験項目中、金属片重量変化は、酸化
処理前後の金属片の重量変化/表面積について±0.2
mg/cm2 以下を合格とする。粘度変化は、40℃に
おける動粘度変化率(%)であり、全酸価変化は、全酸
価の差(mgKOH/g)であり、スラッジ生成量は、
酸化処理後の試料油をミリポア社製の孔径10μmのフ
ィルターで濾過した後の残留分の試料油100mlに対
する重量(mg/100ml)である。
【0058】四球試験 シェル四球試験機による摩耗試験において、ASTM
D2596−82に基づいて、次の試験条件を採用し、
試験球として下記の三種の材質のものを各実施例で示す
ように回転球と固定球として用いた。30分間運転後の
3個の固定球の平均摩耗痕直径(mm)を求めた。
【0059】 試験条件:温度( ℃) : 80 荷重(kg) : 30 回転数(rpm) : 1,200 試験球 : SUJ−2(高炭素クロム鋼) M−50(耐熱鋼) Si34 (窒化珪素質セラミックス) 実施例1 m−フェノキシフェノキシm−ビフェニル(m,m−4
P2E)66重量%とm−ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン(m−3P2T)34重量%を混合し、これに
トリクレジルホスフェートを組成物全重量基準で4重量
%添加し、40℃および100℃の動粘度が各々、4
3.8cStおよび5.0cStであり、流動点が−1
5.0℃の潤滑油組成物を得た。得られた潤滑油組成物
を腐蝕酸化安定度試験および四球試験による性能評価に
供したところ表1に示す結果を得た。
【0060】実施例2 ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル(m,m−4
P3E)70重量%とm−ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン(m−3P2T)30重量%の混合物にトリク
レジルホスフェートを組成物全重量基準で4重量%添加
し、40℃および100℃の動粘度が各々33.2cS
tおよび4.5cStであり、流動点が−27.0℃の
潤滑油組成物を得た。腐蝕酸化安定度試験および四球試
験による性能評価の結果を表1に示す。
【0061】比較例1 m−フェノキシフェノキシm−ビフェニル(m,m−4
P2E)66重量%とm−ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン(m−3P2T)34重量%を混合し、表1に
示す性状の潤滑油組成物を得た。得られた潤滑油組成物
を腐蝕酸化安定度試験および四球試験による性能評価に
供したところ表1に示す結果を得た。
【0062】比較例2 ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル(m,m−4
P3E)70重量%とm−ビス(フェニルメルカプト)
ベンゼン(m−3P2T)30重量%を混合し、表1に
示す性状の潤滑油組成物を得た。得られた潤滑油組成物
を腐蝕酸化安定度試験および四球試験による性能評価に
供したところ表1に示す結果を得た。
【0063】比較例3 m−フェノキシフェノキシm−ビフェニル(m,m−4
P2E)にトリクレジルホスフェートを組成物全重量基
準で4重量%添加し、表1に示す性状の潤滑油組成物を
得た。潤滑油組成物の腐蝕酸化安定度試験および四球試
験による性能評価の結果を表1に示す。
【0064】比較例4 m−ビス(フェニルメルカプト)ベンゼン(m−3P2
T)にトリクレジルホスフェートを組成物全重量基準で
4重量%添加し、表1に示す性状の潤滑油組成物を得
た。腐蝕酸化安定度試験および四球試験による性能評価
の結果を表1に示す。
【0065】比較例5 ビス(m−フェノキシフェノキシ)エーテル(m,m−
4P3E)にトリクレジルホスフェートを組成物全重量
基準で4重量%添加し、表1に示す性状の潤滑油組成物
を得た。得られた潤滑油組成物を腐蝕酸化安定度試験お
よび四球試験による性能評価に供したところ表1に示す
結果を得た。
【0066】
【表1】 注記 1)m−フェノキシフェノキシm−ビフェニル(m,m
−4P2E):株式会社松村石油研究所製S3103 2)ビス(m−フェノキシフェニル)エーテル(m,m
−4P3E):試作品 実施例および比較例から明らかなように、本発明に係る
ポリフェニルエーテル、ポリフェニルチオエーテルおよ
びリン系耐摩耗剤とからなる耐熱性潤滑油組成物の腐蝕
酸化安定度試験および四球試験による性能評価の結果
が、ポリフェニルエーテルとポリフェニルチオエーテル
の各々とリン系耐摩耗剤との混合物の結果に比して格段
優れており、耐熱・耐酸化性および耐摩耗性が極めて優
れた耐熱性潤滑油組成物を提供できたものと判断され
る。特に、ポリフェニルエーテルおよびポリフェニルチ
オエーテルの両者共、単独では四球試験において耐摩耗
性がいずれも劣るが、両者の混合により、著しく改善さ
れたことは、極めて特異的なものである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、4環の
芳香環を有するポリフェニルエーテルと3環〜5環の芳
香環を有するポリフェニルチオエーテルとを配合した混
合物からなる耐熱性潤滑油組成物に関するものであり、
苛酷な使用条件下においても優れた耐熱・耐酸化性を有
すると共に優れた耐摩耗性を有する耐熱性潤滑油組成物
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 30:06 30:10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)4環の芳香環を有するポリフェニ
    ルエーテルおよび/またはその炭化水素置換体、(b)
    下記一般式[I]: 【化1】 (上記一般式[I]において、R1 、R2 およびR3
    は、互いに同一であってもまたは相異なるものであって
    もよく、各々、水素原子または炭素数1〜24の炭化水
    素基であり、x、y、zは、互いに同一であってもまた
    は相異なるものであってもよく、各々、1〜4の整数で
    あり、mは、1〜3の整数である。)で表されるポリフ
    ェニルチオエーテル、ならびに(c)リン系耐摩耗剤を
    含有させた混合物からなる耐熱性潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリフェニルチオエーテルが下記一
    般式[II]: 【化2】 (上記一般式[II]において、mは1〜3の整数であ
    る。)で表される化合物である請求項1記載の耐熱性潤
    滑油組成物。
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