JPH09151041A - エレベータ用空調設備の制御装置 - Google Patents
エレベータ用空調設備の制御装置Info
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- JPH09151041A JPH09151041A JP7314323A JP31432395A JPH09151041A JP H09151041 A JPH09151041 A JP H09151041A JP 7314323 A JP7314323 A JP 7314323A JP 31432395 A JP31432395 A JP 31432395A JP H09151041 A JPH09151041 A JP H09151041A
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- car
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空調設備を有効に動作させ、エレベータを含
めた建物全体を効率よく空調し、エレベータ利用客が快
適にエレベータを利用することができるエレベータ用空
調設備の制御装置の提供。 【解決手段】 エレベータ用空調制御装置30に、乗り
かご20内と各階ホール10にエレベータ利用者の人数
を検出する人数検出手段12、22と、それらの人数を
検出した時刻を認識する時刻認識手段33と、これらの
手段から得られた情報によりエレベータの利用人数の多
い階床と時間帯を分析、学習する分析学習手段34b
と、交通量の多い時間帯の交通流に沿って快適度を演算
する快適度演算手段34cと、演算された快適度を比較
する快適度比較手段34dと、その結果に基づき空調設
備の動作設定値を変更する動作設定手段34eを設け
る。
めた建物全体を効率よく空調し、エレベータ利用客が快
適にエレベータを利用することができるエレベータ用空
調設備の制御装置の提供。 【解決手段】 エレベータ用空調制御装置30に、乗り
かご20内と各階ホール10にエレベータ利用者の人数
を検出する人数検出手段12、22と、それらの人数を
検出した時刻を認識する時刻認識手段33と、これらの
手段から得られた情報によりエレベータの利用人数の多
い階床と時間帯を分析、学習する分析学習手段34b
と、交通量の多い時間帯の交通流に沿って快適度を演算
する快適度演算手段34cと、演算された快適度を比較
する快適度比較手段34dと、その結果に基づき空調設
備の動作設定値を変更する動作設定手段34eを設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ用空調
設備の制御装置に関するものである。
設備の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エレベータを快適に利用してもら
うために、乗りかごに冷房装置を備え、乗りかご内に冷
気を供給することが行われている。また、エレベータ乗
りかご内とエレベータホールの環境状態を比較すること
でエレベータの環境を快適に保っている。なお、この種
のものとして特開平4−101985号を挙げることが
できる。
うために、乗りかごに冷房装置を備え、乗りかご内に冷
気を供給することが行われている。また、エレベータ乗
りかご内とエレベータホールの環境状態を比較すること
でエレベータの環境を快適に保っている。なお、この種
のものとして特開平4−101985号を挙げることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
では、エレベータホールがどの階床でも同じ環境である
とは限らないため、ある階床でエレベータを利用すると
きには不快にならなくても他の階床では不快な気分にな
ることがあるという問題がある。
では、エレベータホールがどの階床でも同じ環境である
とは限らないため、ある階床でエレベータを利用すると
きには不快にならなくても他の階床では不快な気分にな
ることがあるという問題がある。
【0004】また、エレベータ乗りかごだけで快適度を
維持しようとすると、エレベータに乗るときには快適で
あっても、エレベータを降りたときに利用者が不快に感
じるという問題がある。
維持しようとすると、エレベータに乗るときには快適で
あっても、エレベータを降りたときに利用者が不快に感
じるという問題がある。
【0005】本発明の目的はこのような現状に鑑み、エ
レベータおよびエレベータホールに設けられる空調設備
を有効に動作させ、エレベータ利用者が快適にエレベー
タを利用することができるエレベータ用空調設備の制御
装置を提供することにある。
レベータおよびエレベータホールに設けられる空調設備
を有効に動作させ、エレベータ利用者が快適にエレベー
タを利用することができるエレベータ用空調設備の制御
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、エレベータ
用空調設備の制御装置において、エレベータ乗りかご内
の環境状態を計測する環境状態検出手段と、該乗りかご
内の乗客数を検出する人数検出手段と、各階のエレベー
タホールの環境状態を計測する環境状態検出手段と、該
各階のホールの人数を検出する人数検出手段と、エレベ
ータ利用者の環境状態を設定する環境状態設定手段と、
時刻を認識する時刻認識手段を備え、前記乗りかご内人
数検出手段と前記各階ホール人数検出手段から得られた
情報と、前記時刻認識手段からの情報によりエレベータ
の利用者数の多い階床とその時間帯を分析、学習する分
析学習手段と、前記分析学習手段により得られた情報を
記憶する記憶手段と、前記乗りかご内の環境状態検出手
段と前記各階ホールの環境状態検出手段の情報と、前記
エレベータ利用者の環境状態設定手段の情報から、所定
の算式に基づいて快適度値を演算する快適度値演算手段
と、演算された快適度値の比較を行う快適度値比較手段
と、前記分析学習手段により得られた情報と前記快適度
値演算手段の結果に基づき空調設備の動作設定値を変更
する動作設定手段とを備えることにより達成される。
用空調設備の制御装置において、エレベータ乗りかご内
の環境状態を計測する環境状態検出手段と、該乗りかご
内の乗客数を検出する人数検出手段と、各階のエレベー
タホールの環境状態を計測する環境状態検出手段と、該
各階のホールの人数を検出する人数検出手段と、エレベ
ータ利用者の環境状態を設定する環境状態設定手段と、
時刻を認識する時刻認識手段を備え、前記乗りかご内人
数検出手段と前記各階ホール人数検出手段から得られた
情報と、前記時刻認識手段からの情報によりエレベータ
の利用者数の多い階床とその時間帯を分析、学習する分
析学習手段と、前記分析学習手段により得られた情報を
記憶する記憶手段と、前記乗りかご内の環境状態検出手
段と前記各階ホールの環境状態検出手段の情報と、前記
エレベータ利用者の環境状態設定手段の情報から、所定
の算式に基づいて快適度値を演算する快適度値演算手段
と、演算された快適度値の比較を行う快適度値比較手段
と、前記分析学習手段により得られた情報と前記快適度
値演算手段の結果に基づき空調設備の動作設定値を変更
する動作設定手段とを備えることにより達成される。
【0007】本発明は上記のように構成したので、一定
時間ごとにエレベータ利用者の人数が各検出手段によっ
て検出される。この検出された値によってエレベータ利
用者の多く集まる階床と、その時間帯、人の流れを分
析、学習するので、エレベータとエレベータホールの空
調設備の動作を、エレベータ利用者が常に快適な場所に
移動できるよう、時間帯によってあらかじめ制御できる
ので、エレベータ利用者はエレベータを利用する際に不
快な気分になることはなく、また、過不足のない運転効
率で空調設備を制御することができる。
時間ごとにエレベータ利用者の人数が各検出手段によっ
て検出される。この検出された値によってエレベータ利
用者の多く集まる階床と、その時間帯、人の流れを分
析、学習するので、エレベータとエレベータホールの空
調設備の動作を、エレベータ利用者が常に快適な場所に
移動できるよう、時間帯によってあらかじめ制御できる
ので、エレベータ利用者はエレベータを利用する際に不
快な気分になることはなく、また、過不足のない運転効
率で空調設備を制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0009】図1は本発明のエレベータ用空調設備の制
御装置の実施形態を示すブロック図である。
御装置の実施形態を示すブロック図である。
【0010】各階エレベータホール10(以下「ホー
ル」と称す)に設置されるエレベータホール環境状態検
出装置11は各階ホール10の温度を検出する温度セン
サ1a、各階ホール10の気流を検出する気流センサ2
a、各階ホール10の輻射温度を検出する輻射温度セン
サ3a、各階ホール10の湿度を検出する湿度センサ4
aで構成される。このエレベータホール環境状態検出装
置11は各階ホール10の快適度を示す、後述するPM
V値を演算するためのものであり、これら4つのセンサ
の検出する値と、後述するエレベータ利用者の着衣量を
設定する着衣量設定装置31a、前記エレベータ利用者
の活動量を設定する活動量設定装置31bで設定される
データを加えた6つの要素を用いてホール10のPMV
値が演算される。
ル」と称す)に設置されるエレベータホール環境状態検
出装置11は各階ホール10の温度を検出する温度セン
サ1a、各階ホール10の気流を検出する気流センサ2
a、各階ホール10の輻射温度を検出する輻射温度セン
サ3a、各階ホール10の湿度を検出する湿度センサ4
aで構成される。このエレベータホール環境状態検出装
置11は各階ホール10の快適度を示す、後述するPM
V値を演算するためのものであり、これら4つのセンサ
の検出する値と、後述するエレベータ利用者の着衣量を
設定する着衣量設定装置31a、前記エレベータ利用者
の活動量を設定する活動量設定装置31bで設定される
データを加えた6つの要素を用いてホール10のPMV
値が演算される。
【0011】エレベータ乗りかご20(以下「かご」と
称す)内に設置されるエレベータ乗りかご内環境状態検
出装置21は、かご20内の温度を検出する温度センサ
1b、かご20内の気流を検出する気流センサ2b、か
ご20内の輻射温度を検出する輻射温度センサ3b、か
ご20内の湿度を検出する湿度センサ4bで構成され
る。同様に、前記エレベータ利用者の着衣量を設定する
着衣量設定装置31a、前記エレベータ利用者の活動量
を設定する活動量設定装置31bで構成されるエレベー
タ利用者環境状態設定装置31で設定されたデータを加
え6つの要素を用いてかご20内のPMV値が演算され
る。
称す)内に設置されるエレベータ乗りかご内環境状態検
出装置21は、かご20内の温度を検出する温度センサ
1b、かご20内の気流を検出する気流センサ2b、か
ご20内の輻射温度を検出する輻射温度センサ3b、か
ご20内の湿度を検出する湿度センサ4bで構成され
る。同様に、前記エレベータ利用者の着衣量を設定する
着衣量設定装置31a、前記エレベータ利用者の活動量
を設定する活動量設定装置31bで構成されるエレベー
タ利用者環境状態設定装置31で設定されたデータを加
え6つの要素を用いてかご20内のPMV値が演算され
る。
【0012】ここで、本実施形態において、快適度には
温度環境の快適指標としてデンマークのFanger教
授が提唱した国際規格ISO7730の平均予想温冷感
申告PMV(Predicted Mean Vot
e)を用いて説明している。平均予想温冷感申告PMV
は温熱4要素と呼ばれる温度、湿度、輻射温度、気流
と、活動量、着衣量からなる人間側の要素の併せて6要
素から演算を行い指標を求めている。この指標は簡単な
数値で示され、+3の時は暑い、+2の時は暖かい、+
1の時はやや暖かい、0の時はどちらでもない、−1の
時はやや涼しい、−2の時は涼しい、−3の時は寒いと
いう熱的感覚尺度で表している。
温度環境の快適指標としてデンマークのFanger教
授が提唱した国際規格ISO7730の平均予想温冷感
申告PMV(Predicted Mean Vot
e)を用いて説明している。平均予想温冷感申告PMV
は温熱4要素と呼ばれる温度、湿度、輻射温度、気流
と、活動量、着衣量からなる人間側の要素の併せて6要
素から演算を行い指標を求めている。この指標は簡単な
数値で示され、+3の時は暑い、+2の時は暖かい、+
1の時はやや暖かい、0の時はどちらでもない、−1の
時はやや涼しい、−2の時は涼しい、−3の時は寒いと
いう熱的感覚尺度で表している。
【0013】エレベータ利用者は、かご20内でもエレ
ベータ待ち時間のホール10にいる状態でも移動はほと
んどないので、活動量設定装置31bで設定される活動
量は、一定の値が設定される。また、着衣量の値は、例
えば、一般的建物を利用する人の年間を通して調査した
着衣量を、統計的に解析して得られたものを用い、カレ
ンダー機能による通日値と統計的着衣量値とによって自
動的に得られる値を着衣量設定装置31aを用いて設定
する。さらに、天候や外気温等の日々変化する要素を検
出し、その検出された値によって着衣量値を適宜変更さ
せることも可能である。また、活動量の値も季節等によ
って適宜変更設定される。
ベータ待ち時間のホール10にいる状態でも移動はほと
んどないので、活動量設定装置31bで設定される活動
量は、一定の値が設定される。また、着衣量の値は、例
えば、一般的建物を利用する人の年間を通して調査した
着衣量を、統計的に解析して得られたものを用い、カレ
ンダー機能による通日値と統計的着衣量値とによって自
動的に得られる値を着衣量設定装置31aを用いて設定
する。さらに、天候や外気温等の日々変化する要素を検
出し、その検出された値によって着衣量値を適宜変更さ
せることも可能である。また、活動量の値も季節等によ
って適宜変更設定される。
【0014】この活動量、着衣量の値は、かご20内、
ホール10それぞれの快適度PMVを演算する際に同一
の値を用いる。
ホール10それぞれの快適度PMVを演算する際に同一
の値を用いる。
【0015】各階ホール10には各階ホール人数検出装
置12が設けられ、エレベータを待つ人、エレベータか
ら降りる人を検出する。また、かご20内にも人数検出
装置22が設けられ、それぞれエレベータの利用者を検
出する。
置12が設けられ、エレベータを待つ人、エレベータか
ら降りる人を検出する。また、かご20内にも人数検出
装置22が設けられ、それぞれエレベータの利用者を検
出する。
【0016】エレベータホール環境状態検出装置11、
エレベータ乗りかご内環境状態検出装置21、各階ホー
ル人数検出装置12、かご内人数検出装置22で検出さ
れるデータはアナログデータであるためA/Dコンバー
タ32a、32b、32c、32dが設けられ、デジタ
ルデータに変換している。
エレベータ乗りかご内環境状態検出装置21、各階ホー
ル人数検出装置12、かご内人数検出装置22で検出さ
れるデータはアナログデータであるためA/Dコンバー
タ32a、32b、32c、32dが設けられ、デジタ
ルデータに変換している。
【0017】変換された各データ、および前記着衣量
値、活動量値は記憶部34aに一時記憶される。快適度
値演算部34bでは、エレベータホール環境状態検出装
置11、エレベータ乗りかご内環境状態検出装置21、
環境状態設定装置31より得られた値が前記記憶部34
aより取り出され、後述する交通流の情報によって比較
が必要と設定された階床のホール10の快適度値Ph
1、Ph2・・・・・とかご20内の快適度値Pkを演
算する。
値、活動量値は記憶部34aに一時記憶される。快適度
値演算部34bでは、エレベータホール環境状態検出装
置11、エレベータ乗りかご内環境状態検出装置21、
環境状態設定装置31より得られた値が前記記憶部34
aより取り出され、後述する交通流の情報によって比較
が必要と設定された階床のホール10の快適度値Ph
1、Ph2・・・・・とかご20内の快適度値Pkを演
算する。
【0018】また、時刻を認識するための、例えば、制
御装置に内蔵されたタイマー33等により、一定時間ご
とに前記人数検出装置12、22が作動し、時刻と、そ
の時間に検出された値は記憶部34aに一時記憶され、
分析学習部34dにおいて取り出されて、各時間ごとの
エレベータ利用者の移動の過程とその量(交通流、量)
が分析、学習され、再び記憶部34aに記憶される。前
記分析学習部34dより得られた情報によって各時刻に
快適度PMVの比較が必要な階床が学習、設定され、快
適度比較部34cにおいて前記必要階床ホール10の快
適度値Ph1、Ph2・・・・・とかご20内の快適度
値Pkが比較される。
御装置に内蔵されたタイマー33等により、一定時間ご
とに前記人数検出装置12、22が作動し、時刻と、そ
の時間に検出された値は記憶部34aに一時記憶され、
分析学習部34dにおいて取り出されて、各時間ごとの
エレベータ利用者の移動の過程とその量(交通流、量)
が分析、学習され、再び記憶部34aに記憶される。前
記分析学習部34dより得られた情報によって各時刻に
快適度PMVの比較が必要な階床が学習、設定され、快
適度比較部34cにおいて前記必要階床ホール10の快
適度値Ph1、Ph2・・・・・とかご20内の快適度
値Pkが比較される。
【0019】ここで、快適指標PMVの快適範囲は−
0.5<PMV<+0.5とされているので、基準とな
るかご20内の快適度値Pkは、常にこの範囲に入って
いるよう制御される。快適指標PMVは、この基準とす
るかご20内の快適度値Pkに合わせ、その時刻の交通
流に添って同一になるよう動作設定部34eにより空調
設備の動作設定が行われる。例えば、ある時刻T1に
は、1階から4階への人の流れが学習、記憶されている
と、時刻T1の一定時刻前T(1−α)から、1階ホー
ル10、かご20内、4階ホールの快適度値Ph1、P
k、Ph4が同一になるよう目標温度、目標湿度等の動
作設定が行われる。
0.5<PMV<+0.5とされているので、基準とな
るかご20内の快適度値Pkは、常にこの範囲に入って
いるよう制御される。快適指標PMVは、この基準とす
るかご20内の快適度値Pkに合わせ、その時刻の交通
流に添って同一になるよう動作設定部34eにより空調
設備の動作設定が行われる。例えば、ある時刻T1に
は、1階から4階への人の流れが学習、記憶されている
と、時刻T1の一定時刻前T(1−α)から、1階ホー
ル10、かご20内、4階ホールの快適度値Ph1、P
k、Ph4が同一になるよう目標温度、目標湿度等の動
作設定が行われる。
【0020】これらの機器により制御装置30は構成さ
れており、この制御装置30から出力される動作設定値
に基づき空調設備動作指令装置35から必要階ホール1
0、かご20内の各空調設備40、41の目標温度、目
標湿度等の動作指令を出力することで各空調設備40、
41は動作することになる。
れており、この制御装置30から出力される動作設定値
に基づき空調設備動作指令装置35から必要階ホール1
0、かご20内の各空調設備40、41の目標温度、目
標湿度等の動作指令を出力することで各空調設備40、
41は動作することになる。
【0021】図2は本制御装置を用いたエレベータの概
略を示す説明図である。
略を示す説明図である。
【0022】かご20にはエレベータ乗りかご内環境状
態検出装置21とかご内人数検出装置22が設けられて
おり、各階ホール10にはエレベータホール環境状態検
出装置11と各階ホール人数検出装置12とエレベータ
ホール用空調設備41が設けられており、機械室50に
は制御装置30と空調設備動作指令装置35とエレベー
タ用空調設備40が設けられている。この構成により、
エレベータホール用空調設備41は各階ホールの冷房、
除湿等を行い、設定されたホールを快適な状態にする。
エレベータ用空調設備40では昇降路内の冷房、除湿等
を行い冷却された昇降路内の空気をかご20内に取り入
れることによりかご20内を快適な状態とする。本実施
形態では昇降路内を冷房する方法を例に説明するが、エ
レベータ側のPMV演算要素の検出は、かご20内にお
いて実施されるため、エレベータ用空調設備40をかご
20に設置し、直接かご20内を冷却する場合において
も本実施形態は有効である。
態検出装置21とかご内人数検出装置22が設けられて
おり、各階ホール10にはエレベータホール環境状態検
出装置11と各階ホール人数検出装置12とエレベータ
ホール用空調設備41が設けられており、機械室50に
は制御装置30と空調設備動作指令装置35とエレベー
タ用空調設備40が設けられている。この構成により、
エレベータホール用空調設備41は各階ホールの冷房、
除湿等を行い、設定されたホールを快適な状態にする。
エレベータ用空調設備40では昇降路内の冷房、除湿等
を行い冷却された昇降路内の空気をかご20内に取り入
れることによりかご20内を快適な状態とする。本実施
形態では昇降路内を冷房する方法を例に説明するが、エ
レベータ側のPMV演算要素の検出は、かご20内にお
いて実施されるため、エレベータ用空調設備40をかご
20に設置し、直接かご20内を冷却する場合において
も本実施形態は有効である。
【0023】また、本実施形態では冷房時について述べ
ているが、かご20内の暖房を行っている場合にも、同
じ要領で操作を行うことにより同様にかご20内を快適
にすることが可能である。
ているが、かご20内の暖房を行っている場合にも、同
じ要領で操作を行うことにより同様にかご20内を快適
にすることが可能である。
【0024】次に本実施形態の動作の説明を、図3と図
4に示すフローチャートを用いて行う。
4に示すフローチャートを用いて行う。
【0025】まず、図3において、各階ホール10とか
ご20内の環境状態である温度、気流、輻射温度、湿度
を各センサによって検出する(ステップS1、S2)。
ステップS3でエレベータ利用者の環境状態である着衣
量、活動量の値を設定する。ステップS4では、ステッ
プS1〜S3で得られた各値が分析学習装置34に伝え
られて各階ホール10、かご20内のそれぞれの快適度
値Ph1、Ph2・・・・・、Pkが演算、記憶され
る。
ご20内の環境状態である温度、気流、輻射温度、湿度
を各センサによって検出する(ステップS1、S2)。
ステップS3でエレベータ利用者の環境状態である着衣
量、活動量の値を設定する。ステップS4では、ステッ
プS1〜S3で得られた各値が分析学習装置34に伝え
られて各階ホール10、かご20内のそれぞれの快適度
値Ph1、Ph2・・・・・、Pkが演算、記憶され
る。
【0026】ここで、図4では、ステップS11におい
てタイマー33等によってある一定時間ごとに時刻が確
認され、ステップS12にすすむ。ステップS12にお
いては人数検出装置22によってかご内の人数を検出
し、ステップS13で各階ホール人数検出装置12によ
って各階のホール10の人数を検出する。ステップS1
4ではステップS11で認識された時刻とステップS1
2、S13で得られた情報から、交通流および交通量を
算出し、ステップS15においてそれらの情報を記憶す
る。
てタイマー33等によってある一定時間ごとに時刻が確
認され、ステップS12にすすむ。ステップS12にお
いては人数検出装置22によってかご内の人数を検出
し、ステップS13で各階ホール人数検出装置12によ
って各階のホール10の人数を検出する。ステップS1
4ではステップS11で認識された時刻とステップS1
2、S13で得られた情報から、交通流および交通量を
算出し、ステップS15においてそれらの情報を記憶す
る。
【0027】図3において、ステップS5では、タイマ
ー等により時刻が確認され、交通量の増える一定時間前
Tn−αが確認され、ステップS6にすすむ。ステップ
S6では、分析学習装置34によって、図4のフローチ
ャートにより得られた各時間ごとの交通流の情報から、
かご20内の快適度を基準とした場合に、どの階床のホ
ール10を快適にするかを設定する。ステップS7で
は、必要場所ごとの空調設備の温湿度等の動作設定値を
設定し、ステップS8によって空調設備動作指令装置3
5に送られた動作設定値の情報に従い、かご20内の快
適度値Pkが快適範囲にはいるように、また、その時間
のエレベータ利用者の多い階床ホールがかご内の快適度
値と同一になるよう各エレベータホール用空調設備41
の動作設定値の算出が行われる。ステップS9において
交通流に含まれるすべての場所において快適度値が一定
であるかを判断し、一定になるまで制御を繰り返す。
ー等により時刻が確認され、交通量の増える一定時間前
Tn−αが確認され、ステップS6にすすむ。ステップ
S6では、分析学習装置34によって、図4のフローチ
ャートにより得られた各時間ごとの交通流の情報から、
かご20内の快適度を基準とした場合に、どの階床のホ
ール10を快適にするかを設定する。ステップS7で
は、必要場所ごとの空調設備の温湿度等の動作設定値を
設定し、ステップS8によって空調設備動作指令装置3
5に送られた動作設定値の情報に従い、かご20内の快
適度値Pkが快適範囲にはいるように、また、その時間
のエレベータ利用者の多い階床ホールがかご内の快適度
値と同一になるよう各エレベータホール用空調設備41
の動作設定値の算出が行われる。ステップS9において
交通流に含まれるすべての場所において快適度値が一定
であるかを判断し、一定になるまで制御を繰り返す。
【0028】このように、本実施例によれば、各時間の
交通流にあわせてあらかじめ同一の快適度の環境を作り
出すことができるので、エレベータを利用する人々が常
に快適感を維持できる。
交通流にあわせてあらかじめ同一の快適度の環境を作り
出すことができるので、エレベータを利用する人々が常
に快適感を維持できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、エレベータを利用する
人数と、そのときの時刻が各検出手段によって検出され
る。この検出された値によってエレベータ利用者の多く
集まる階床と、その時間帯、人の流れを分析、学習する
ので、エレベータ乗りかごとエレベータホールの空調設
備の動作を時間帯によってあらかじめ制御できるので、
エレベータ利用者はエレベータを利用する際に不快な気
分になることはなく、また、過不足のない運転効率で空
調設備を制御することができるという効果がある。
人数と、そのときの時刻が各検出手段によって検出され
る。この検出された値によってエレベータ利用者の多く
集まる階床と、その時間帯、人の流れを分析、学習する
ので、エレベータ乗りかごとエレベータホールの空調設
備の動作を時間帯によってあらかじめ制御できるので、
エレベータ利用者はエレベータを利用する際に不快な気
分になることはなく、また、過不足のない運転効率で空
調設備を制御することができるという効果がある。
【図1】本発明のエレベータ用空調設備の制御装置の一
実施形態を示すブロック図である。
実施形態を示すブロック図である。
【図2】本制御装置を用いたエレベータの概略を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本制御装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】本制御装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
11 エレベータホール環境状態検出手段 12 各階ホール人数検出手段 20 エレベータ乗りかご 21 エレベータ乗りかご内環境状態検出手段 22 かご内人数検出手段 30 制御手段 31 エレベータ利用者環境状態設定手段 33 時刻認識手段 34 分析学習装置 34a 記憶部 34b 分析学習部 34c 快適度演算部 34d 快適度比較部 34e 動作設定部 40 エレベータ用空調設備 41 エレベータホール用空調設備
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 エレベータ用空調設備の制御装置におい
て、エレベータ乗りかご内の環境状態を計測する環境状
態検出手段と、該乗りかご内の乗客数を検出する人数検
出手段と、各階のエレベータホールの環境状態を計測す
る環境状態検出手段と、該各階のホールの人数を検出す
る人数検出手段と、エレベータ利用者の環境状態を設定
する環境状態設定手段と、時刻を認識する時刻認識手段
を備え、前記乗りかご内人数検出手段と前記各階ホール
人数検出手段から得られた情報と、前記時刻認識手段か
らの情報によりエレベータの利用者数の多い階床とその
時間帯を分析、学習する分析学習手段と、前記分析学習
手段により得られた情報を記憶する記憶手段と、前記乗
りかご内の環境状態検出手段と前記各階ホールの環境状
態検出手段の情報と、前記エレベータ利用者の環境状態
設定手段の情報から、所定の算式に基づいて快適度値を
演算する快適度値演算手段と、演算された快適度値の比
較を行う快適度値比較手段と、前記分析学習手段により
得られた情報と前記快適度値演算手段の結果に基づき空
調設備の動作設定値を変更する動作設定手段とを備えた
ことを特徴とするエレベータ用空調設備の制御装置。 - 【請求項2】 前記分析学習手段により得られた情報に
よって、エレベータおよびエレベータホールの利用が始
まる前に、あらかじめ空調設備を運転しておくことを特
徴とする請求項1記載のエレベータ用空調設備の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314323A JPH09151041A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | エレベータ用空調設備の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7314323A JPH09151041A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | エレベータ用空調設備の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151041A true JPH09151041A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18051963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7314323A Pending JPH09151041A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | エレベータ用空調設備の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151041A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102897611A (zh) * | 2007-04-13 | 2013-01-30 | 株式会社日立制作所 | 电梯轿厢的功率控制设备 |
JP2013175049A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの人数計測装置、これを備えるエレベータ、および複数のエレベータがそれぞれ人数計測装置を備えるエレベータシステム |
US10527309B2 (en) | 2015-09-17 | 2020-01-07 | Carrier Corporation | Building air conditioning control system and control method thereof |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314323A patent/JPH09151041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102897611A (zh) * | 2007-04-13 | 2013-01-30 | 株式会社日立制作所 | 电梯轿厢的功率控制设备 |
JP2013175049A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの人数計測装置、これを備えるエレベータ、および複数のエレベータがそれぞれ人数計測装置を備えるエレベータシステム |
US10527309B2 (en) | 2015-09-17 | 2020-01-07 | Carrier Corporation | Building air conditioning control system and control method thereof |
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