JPH09148988A - 光ファイバ伝送路への光中継器設置方法、並びに光ファイバ中継伝送路 - Google Patents

光ファイバ伝送路への光中継器設置方法、並びに光ファイバ中継伝送路

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JPH09148988A
JPH09148988A JP7304443A JP30444395A JPH09148988A JP H09148988 A JPH09148988 A JP H09148988A JP 7304443 A JP7304443 A JP 7304443A JP 30444395 A JP30444395 A JP 30444395A JP H09148988 A JPH09148988 A JP H09148988A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
transmission line
repeater
noise
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JP7304443A
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English (en)
Inventor
Toru Hirai
透 平井
Yukio Minami
幸雄 南
Tadashi Yano
匡 矢野
Masamichi Kawagome
正道 河込
Takashi Mori
隆司 茂利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送品質が確保された状態として、光送信器
・光受信器間伝送媒体としての光ファイバ伝送路上に1
個の光増幅光中継器を設置すること。 【解決手段】 光送信器1・光受信器2間での光ファイ
バ全長l(既知)、区間1光ファイバ100の長さをl
1 として、長さl1 を0≦l1 ≦lの範囲内で仮想的に
変えた場合に、所望の伝送速度に対する光受信器2での
S/Nを所定式より定量的に求めた上、S/Nが設定S
/N以上となる長さl1 が光増幅光中継器20の設置許
容範囲として定量的に求められるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信器から光フ
ァイバ伝送路上に送信される光信号が、その光ファイバ
伝送路途中に1個のみ設置された、光増幅器を含む光中
継器を介し光受信器で受信される際での光ファイバ伝送
路への光中継器設置方法、更には、光送信器からの光信
号が光受信器でS/N良好として受信されるべく、光フ
ァイバ伝送路途中に光中継器が1個のみ最適に設置され
てなる光ファイバ中継伝送路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、長距離光ファイバ中継伝送シ
ステムにおいては、光信号は光ファイバ中継伝送路途中
に等間隔に設置された複数の光中継器(光増幅器を含
む)各々を順次介し伝送されているのが実情である。一
方、中継伝送距離が比較的短いながらも、少なくとも1
個の光中継器が必要とされる光ファイバ中継伝送システ
ム(1中継伝送システムと称す)も実際に往々にして存
在しているが、このような1中継伝送システムでの問題
点としては、1個の光中継器が光ファイバ伝送路上の如
何なる位置に設置されるのが最適であるか、その設置上
での許容範囲が特定される必要があることが挙げられる
ものとなっている。通常は、光ファイバ伝送路上の中央
位置付近に設置されればよいが、問題は、その中央位置
付近への設置が地理的・周囲環境等を理由(例えば設置
周囲環境が水中である場合)として不適当であって、そ
の中央位置から相当離れた位置に設置せざるを得ない場
合や、その中央位置から相当離れた特定位置への設置が
強く望まれていたり、あるいは強く要求されている場合
である。これは、中央位置から相当離れた位置に設置さ
れる場合には、果たして、伝送品質が許容され得るか否
かが事前に把握される必要があるからである。
【0003】一方、以上のような事情とは別に、光信号
は光増幅器でその伝送速度によることなく光増幅され得
ることから、光増幅動作に関しては、伝送速度の変更に
柔軟性を以て対処し得るものとなっている。したがっ
て、光増幅器を含む光中継器に対しても、伝送速度の変
更に対し柔軟性を以て対処することが期待されるところ
であるが、このような期待がある反面では、例えばある
対向局間での設備拡張等に伴い、より高速な伝送速度が
要求された場合に、光中継器自体は勿論のこと、その設
置位置も変更することなく、送信局、受信局各々での装
置変更だけで済ませたいといった期待や要求ががあるこ
ともまた事実である。しかしながら、伝送速度に応じ受
信感度が異なることに起因して、光中継器の設置位置如
何によっては、ある伝送速度では伝送品質が満足され得
ても、それ以外の伝送速度では満足され得ない場合が予
想されるなど、伝送速度の大幅な変更が将来的に予想さ
れる場合は、光中継器自体は勿論のこと、その設置位置
も変更することなく、その大幅な伝送速度変更に融通性
を以て対処し得るよう、光中継器はその置位置が予め十
分に検討される必要があるものとなっている。
【0004】因みに、ここで、1中継伝送システムでの
事情を多段中継伝送システムでのそれと比較すれば、多
段中継伝送システムの場合には、光増幅器各々で累積さ
れた自然放出光による光中継器の利得飽和やS/N劣化
を回避すべく、光中継器各々には狭帯域光フィルタが使
用されるものとなっている。これに対し、1中継伝送シ
ステムでは、自然放出雑音による光中継器の利得飽和を
考える必要がなく、狭帯域光フィルタが不要とされる場
合もあり得るものとなっている。狭帯域光フィルタが使
用されていない光中継器では、例えば設備の変更等によ
り今後伝送速度を変更する必要が生じ、それに応じて光
送信器が変更される場合であっても、光送信器での光源
波長を狭帯域光フィルタの中心波長に合せるといった波
長選別が不要とされることから、伝送速度の変更に対し
てもより柔軟性を以て対処し得るものとなっている。こ
のように、1中継伝送システムには、光源波長や伝送速
度に対し光増幅が行われる光中継器を採用することによ
って、あらゆる伝送速度に対しても、必要十分な伝送品
質を維持し得るべく、光中継器が設置されることが望ま
れており、また、同時に要求されているものである。
【0005】なお、この種技術に関するものとしては、
例えば「光増幅器とその応用」((株)オーム社、平成4
年5月30日発行、頁28ー30)が挙げられる。これ
による場合、k個のインラインアンプを用い、光信号が
1R多中継伝送される際でのS/Nについて記述された
ものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1中継伝送
システムにおいては、光増幅光中継器の光ファイバ伝送
路上への設置位置により、光中継器の利得や自然放出光
が光受信器でのS/Nに与える影響が異なっていること
から、光増幅光中継器の設置位置が検討されるに際して
は、これら事情が十分考慮される必要があるものとなっ
ている。より詳細に説明すれば、一般に、光増幅器で
は、その光入力レベルが低い程に利得が大きく、利得が
大きいということは、光伝送距離が増大させ得ることを
意味したものとなっている。しかしながら、光増幅器へ
の光入力レベルが低過ぎる場合には、中継器による自然
放出光出力の信号光出力に対する割合が増大する結果と
して、伝送品質の劣化は免れ得なくなるというものであ
る。更に、光信号の伝送速度上での変更の可能性が将来
的に予想される場合は、これをも考慮の上、光増幅光中
継器の設置位置が検討されなければならないものであ
る。
【0007】本発明の第1の目的は、光信号のある伝送
速度に対し、必要十分な伝送品質が確保された状態とし
て、光送信器・光受信器間伝送媒体としての光ファイバ
伝送路上に1個の光増幅光中継器が設置される場合に、
その光中継器の光ファイバ伝送路上への設置許容範囲が
容易に定量的に特定された上、その範囲内の任意位置に
光増幅光中継器が設置され得る光ファイバ伝送路への光
中継器設置方法、更には、そのような設置許容範囲内の
任意位置に1個の光増幅光中継器が設置されてなる光フ
ァイバ中継伝送路を供するにある。本発明の第2の目的
は、光信号の伝送速度の変更に対し、必要十分な伝送品
質が確保された状態として、光送信器・光受信器間伝送
媒体としての光ファイバ伝送路上に1個の光増幅光中継
器がそのまま設置される場合に、その光中継器の光ファ
イバ伝送路上への設置許容範囲が容易に定量的に特定さ
れた上、その範囲内の任意位置に光増幅光中継器が設置
され得る光ファイバ伝送路への光中継器設置方法、更に
は、そのような設置許容範囲内の任意位置に1個の光増
幅光中継器が設置されてなる光ファイバ中継伝送路を供
するにある。本発明の第3の目的は、光信号の伝送速度
の変更に対し、必要十分な伝送品質が確保された状態と
して、光送信器・光受信器間伝送媒体としての上り/下
り光ファイバ伝送路上の同一位置に1個の光増幅光中継
器がそのまま設置される場合に、その光中継器の上り/
下り光ファイバ伝送路上への設置許容範囲が容易に定量
的に特定された上、その範囲内の任意同一位置に光増幅
光中継器が設置され得る光ファイバ伝送路への光中継器
設置方法、更には、そのような設置許容範囲内の任意同
一位置に1個の光増幅光中継器が設置されてなる光ファ
イバ中継伝送路を供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、光フ
ァイバ伝送路の全長l(=l1 +l2 )が既知、光送信
器からの光ファイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範
囲内で可変として、該光ファイバ伝送路長さl1 の位置
に光中継器が仮想的に設置されるものとして、光信号受
信用フォトダイオードを含む光受信器でのS/Nが設定
S/N以上となる光ファイバ伝送路長さl1 の範囲を所
定の式から求めた上、該範囲内の任意位置に光中継器を
設置することで達成され、また、光ファイバ中継伝送路
としては、光中継器が光ファイバ伝送路上に該範囲内で
の設置状態として設置せしめられていることで達成され
る。
【0009】上記第2の目的はまた、光ファイバ伝送路
の全長l(=l1 +l2 )が既知、光送信器からの光フ
ァイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範囲内で可変と
して、該光ファイバ伝送路長さl1 の位置に光中継器が
仮想的に設置されるものとして、光信号受信用フォトダ
イオードを含む光受信器でのS/Nが設定S/N以上と
なる光ファイバ伝送路長さl1 の範囲を、複数種類の光
信号伝送速度各々について所定の式から求めた上、光信
号伝送速度各々について求められた範囲のうち、相互に
重複する範囲内の任意位置に光中継器を設置することで
達成され、また、光ファイバ中継伝送路としては、光中
継器が光ファイバ伝送路上に該範囲内での設置状態とし
て設置せしめられていることで達成される。
【0010】上記第3の目的は、上り/下り光ファイバ
伝送路の全長l(=l1 +l2 )が既知、光送信器から
の上り/下り光ファイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦l
の範囲内で可変として、該上り/下り光ファイバ伝送路
長さl1 の位置に光中継器が仮想的に設置されるものと
して、光信号受信用フォトダイオードを含む光受信器で
のS/Nが設定S/N以上となる上り/下り光ファイバ
伝送路長さl1 の範囲を、複数種類の光信号伝送速度各
々について所定の式から求めた上、光信号伝送速度各々
について求められた範囲のうち、相互に重複する範囲内
の任意同一位置に光中継器を設置することで達成され、
また、光ファイバ中継伝送路としては、光中継器が上り
/下り光ファイバ伝送路上に該範囲内に同一位置状態と
して設置せしめられていることで達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明すれば、1中継伝送システムにおいて、光送信器
から光ファイバ伝送路上に送信される光信号が、その光
ファイバ伝送路途中に1個のみ設置された、光増幅光中
継器を介し光受信器で受信されるに際し、その光中継器
の光ファイバ伝送路上での最適な設置位置を、以下の数
式1(数式1についは、後に実施例の項で詳述)よりあ
る範囲内での任意位置として定量的に求めようというも
のである。
【0012】
【数1】
【0013】具体的には、光ファイバ伝送路の全長l
(=l1 +l2 )が既知、光送信器からの光ファイバ伝
送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範囲内で可変として、そ
の光ファイバ伝送路長さl1 の位置に光中継器が仮想的
に設置されるものとして、光信号受信用フォトダイオー
ドを含む光受信器でのS/Nが設定S/N以上となる光
ファイバ伝送路長さl1 の範囲が定量的に求められた
上、光ファイバ伝送路上のその範囲内の任意位置に光増
幅光中継器を設置しようというものである。光信号の伝
送速度Bが定まれば、その伝送速度対応に光増幅光中継
器の光ファイバ伝送路上でのその設置許容範囲が求めら
れるわけである。したがって、伝送速度の大幅な変更が
将来的に予想される場合に、光中継器自体は勿論のこ
と、その設置位置も変更することなく、その大幅な伝送
速度変更に融通性を以て対処するには、変更が想定され
る伝送速度各々についても設置許容範囲を求めた後、こ
れら伝送速度(現状の伝送速度を含む)相互間で重複す
る範囲を共通設置許容範囲として求めた上、共通設置許
容範囲内の任意位置に光中継器が設置されるようにすれ
ばよいものである。このような事情は、上り/下り光フ
ァイバ伝送路上の同一位置に1個の光中継器が設置され
る場合でも同様である。
【0014】
【実施例】さて、本発明を具体的な実施例1〜3各々に
ついて順次説明すれば、先ず図1は実施例1での光中継
伝送路の一例での構成を示したものである。図示のよう
に、光送信器1として構成されてなる送信部10から区
間1光ファイバ100上には、光信号(変調状態)がそ
の出力レベルPout(Tx) として出力された上、区間1光
ファイバ100を介し、一旦光中継器20に入力される
ものとなっている。光中器20自体はインラインアンプ
(希土類添加ファイバ増幅器)52および狭帯域光フィ
ルタ61から構成されており、したがって、区間1光フ
ァイバ100上からの光信号は先ずインラインアンプ5
2で利得G2 として光増幅された上、狭帯域光フィルタ
61を介し区間2光ファイバ200に出力されるものと
なっている。その後、光信号は区間2光ファイバ200
を介し、光受信器(アバランシェフォトダイオ−ド型光
受信器)2として構成されてなる受信部30で受信され
たものとなっている。
【0015】ここで、光送信器1・光受信器2間での光
ファイバ全長がl(既知)、区間1光ファイバ100、
区間2光ファイバ200それぞれの長さをl1 、l2
(l=l1 +l2 )として、区間1光ファイバ100の
長さl1 を0≦l1 ≦lの範囲内で仮想的に変えた場合
に、光受信器2でのS/Nは既述の数式1より求められ
るものとなっている。その数式中、分母の値は伝送帯域
Δfに依存しており、光信号の伝送速度Bとの間には2
Δf=Bの関係が成立していることから、したがって、
光受信器2で必要十分な伝送品質が確保されるべく、し
きい値としてのS/Nが設定されれば、S/Nが設定S
/N以上となる長さl1 が光中継器20の設置許容範囲
として定量的に求められるものである。
【0016】但し、数式1中、 M:光信号受信用フォトダイオードの増倍係数 R:光受信器における感受率 Pout(Tx):光送信器からの光信号出力レベル L1:伝送路長さl1 でのファイバ損失 G2:光増幅器における利得 L2:伝送路長さl2 でのファイバ損失 σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 である。
【0017】図2にはPout(Tx) 、光受信器2への光信
号入力レベルPin (Rx)およびインラインアンプ52への
光信号入力レベルPin (amp) の諸量関係が示されている
が、Pin (Rx)はPout(Tx) 、L1 、G2 およびL2 の関
数として、以下の数式2として表現され得るものであ
る。
【0018】
【数2】
【0019】また、上記数式2中のL1 ,L2 は単位長
さ当たりのファイバ損失をα[dB/km]として、dB表示で
それぞれ以下のように与えられる。
【0020】
【数3】
【0021】更に、数式1の分母における項σT ,σ
s ,σsp-sp ,σsig-sp,σs-spは具体的に以下のよう
に表現されるものとなっている。
【0022】
【数4】
【0023】但し、上記数式4中、 KB :ボルツマン定数 T:温度 RL :負荷抵抗 Fn :回路雑音指数 q:電気素量 FA :過剰雑音指数 Id :受信器の暗電流 Δνopt :自然放出光の帯域 Psp:自然放出光出力 Ssp:自然放出光のスペクトル密度 である。Psp、Sspはまた、それぞれ以下のように表現
され得るものである。
【0024】
【数5】
【0025】
【数6】
【0026】但し、 hν:光子のエネルギ− nsp2 :インラインアンプの反転分布係数 である。
【0027】更にまた、インラインアンプ52の利得G
2 の値はその光信号入力レベルPin(amp) に依存する
が、仮にインラインアンプ52における励起光源出力レ
ベルが一定値に設定されているとすれば、G2 は以下の
ように求められるものとなっている。
【0028】
【数7】
【0029】但し、 G0 :インラインアンプの小信号利得 Ps :インラインアンプの飽和出力 である。
【0030】また、本実施例1において、インラインア
ンプ52への光信号入力レベルPin(amp)はPout
(Tx) 、L1 の関数として、以下のように表現され得
る。
【0031】
【数8】
【0032】さて、本実施例1において、用いられるパ
ラメータの値を、α=0.3[dB/km]、l=200[km]、
Pout(Tx) =0[dBm]、G0 =35[dB]、 nsp2 =2.
5、Δνopt =125[GHz]、Ps =9[dBm]、R=1[A
/W]、M=10、FA =5、Id =2[nA]、RL =1[k
Ω]、Fn =2、T=300[K]、hν=1.28*10
-19[J]、KB =1.38*10-23[JK-1]、q=1.6*1
-19[c]とし、しかも、伝送品質の確保上、光受信器2
で要求されているS/Nを22[dB] として、先ず伝送
速度B=155.52[Mb/s]の場合を考える。この場合
での計算結果を図3に示す。横軸は区間1光ファイバ1
00の長さl1 を、また、縦軸は光受信器2のS/Nを
示すが、図3からも判るように、矢印で示す範囲が光中
継器20の許容設置範囲として定量的に求められたもの
となっている。この許容設置範囲内に光中継器20が設
置される場合は、光受信器2で要求されているS/Nが
満足され得るものである。
【0033】次に、図4に示すように、対向局間で双方
向に光信号が伝送される場合(伝送速度B=155.5
2[Mb/s])を考える。図4において、上側が上り方向、
下側が下り方向であり、本実施例においては、上り方
向、下り方向各々に対しては同一箇所に光中継器が設置
されるものとして、上りの区間1光ファイバ101と下
りの区間2光ファイバ202の長さは等しく、上りの区
間2光ファイバ201と下りの区間1光ファイバ102
の長さも等しいと仮定されたものとなっている。さて、
この場合での上り方向、下り方向各々でのS/Nを、上
りの区間1光ファイバ101の長さl1 の関数として図
5に示す。双方向光伝送が行われる場合には、図5の矢
印で示す設置許容範囲内に光中継器が設置されればよい
が、同一箇所への光中継器の設置という制約がある関係
上、その設置許容範囲は片方向光伝送でのそれに比し小
さくなることは否めないものとなっている。
【0034】更に、伝送速度Bが622.08[Mb/s]で
あるとして、片方向光伝送が行われる場合での結果を図
6に、双方向光伝送が行われる場合での結果を図7にそ
れぞれ示す。伝送速度が大なる程に、設置許容範囲が小
さくなることは否めないものとなっている。更にまた、
伝送速度として、2種類の伝送速度155.52[Mb/
s],622.08[Mb/s]で片方向光伝送が行われる場合
での結果を図8に、双方向光伝送が行われる場合での結
果を図9にそれぞれ示す。
【0035】以上の結果からも判るように、結局、片方
向光伝送が行われる場合には、設置許容範囲は大なる伝
送速度に依存して小さくなり、また、同一箇所への光中
継器の設置という制約の下で双方向光伝送が行われる場
合にも、同様な傾向が見受けられるものである。
【0036】次に、実施例2について説明すれば、図1
0は実施例2における光中継伝送路の一例での構成を示
したものである。図示のように、図1に示した光中継伝
送路と実質的に異なるところは、受信部30の構成のみ
である。本実施例での受信部30は、プリアンプ(前置
増幅器)53、狭帯域光フィルタ61および光受信器
(pinフォトダイオ−ド型光受信器)3から構成され
ているものである。これら構成要素のうち、プリアンプ
53はインラインアンプ52と同様、希土類添加ファイ
バ増幅器として構成されており、区間2光ファイバ20
0上からの入力光信号は利得G3 で増幅された上、光受
信器3側に出力されたものとなっている。
【0037】さて、本実施例2でも、実施例1と同様、
光送信器1・光受信器3間での光ファイバ全長がl(既
知)、区間1光ファイバ100、区間2光ファイバ20
0それぞれの長さをl1 、l2 (l=l1 +l2 )とし
て、区間1光ファイバ100の長さl1 を0≦l1 ≦l
の範囲内で仮想的に変えた場合に、光受信器3でのS/
Nは既述の数式1より求められるものとなっている。但
し、本実施例2では、受信部30での構成の相違、即
ち、プリアンプ53が新たに用いられていることと、光
受信器3としてアバランシェフォトダイオ−ド型ではな
く、pinフォトダイオ−ド型が用いられていることに
よって、既述の数式1,4におけるM、FA は、M=
1、FA =1に変更される一方、既述の数式2,6、即
ち、光受信器3への光信号入力レベルPin (Rx) 、自然
放出光スペクトル密度Sspは、それぞれ以下のように変
更される。
【0038】
【数9】
【0039】
【数10】
【0040】本実施例2での要部光信号入出力レベルの
諸量関係は図11に示すようであり、また、本実施例2
に用いられたパラメータの値は、G3 =20[dB]、n
sp3 =2.5、M=1、FA =1、Δνopt =125[GH
z]とし、それ以外のパラメータ(α、l、Pout (Tx)
0 、nsp2 、Ps 、R、RL、Id 、Fn 、T、h
ν、KB 、q)については、実施例1でのものと同一と
した。
【0041】本実施例2においても、光受信器3に要求
されるS/Nが22[dB]であるとして、図12に伝送速
度B=2.48832[Gb/s]の場合での計算結果を示
す。これについては明らかであるので、特に説明は要し
ない。また、図13には、対向局間で双方向に光信号伝
送が行われる場合での光中継伝送路の一例での構成が示
されているが、伝送速度B=2.48832[Gb/s]とし
て、上り/下り対局間で双方向光伝送が行われる場合で
の計算結果を図14に示す。更に、図15に伝送速度1
55.52[Mb/s],622.08[Mb/s],2.48832
[Gb/s]に対する、光受信器におけるS/Nの区間1光フ
ァイバ長依存特性を、図16に伝送速度155.52[Mb
/s],622.08[Mb/s],2.48832[Gb/s]に対す
る、上り/下り方向光受信器におけるS/Nの区間1光
ファイバ長依存特性をそれぞれ示す。何れの場合にも、
伝送速度2.48832[Gb/s]が考慮されているが故
に、設置許容範囲は相当狭くなっていることが判る。
【0042】最後に、実施例3について説明すれば、図
17はその実施例3における光中継伝送路の一例での構
成を示したものである。図示のように、図1に示した光
中継伝送路と実質的に異なるところは、送信機10の構
成と中継器の構成である。その中継器には狭帯域フイル
タが存在しなく、また、送信部10はブ−スタアンプ
(希土類添加ファイバ増幅器)51が追加された状態と
して構成されており、光送信器1からの、光信号出力レ
ベルがPout(Tx) の光信号はブ−スタアンプ51で利得
1 で増幅された上、区間1光ファイバ100上に出
力されたものとなっている。また、ブ−スタアンプ51
が追加された関係上、既述の数式2,6,8、即ち、光
受信器2への光信号入力レベルPin (Rx) 、自然放出光
スペクトル密度Ssp、およびインラインアンプ52への
光信号入力レベルPin (amp)は、それぞれ以下のように
変更されたものとなる。
【0043】
【数11】
【0044】
【数12】
【0045】
【数13】
【0046】さて、本実施例3での要部光信号入出力レ
ベルの諸量関係は図18に示すようであり、また、ブ−
スタアンプ51からの光信号出力レベルG1*Pout(Tx)
は一定とし、しかも、計算に用いられるパラメータの値
は、G1 =14[dB]、nsp1=2.5、Δνopt =4.4
[THz]、l=250[km]であるとして、それ以外のパラ
メータ(α、Pout (Tx) 、 G0 、 nsp2 、Ps 、R、
M、FA 、Id 、RL、Fn 、T、hν、KB 、q)に
ついては、実施例1でのものと同一とした場合に、伝送
速度622.08[Mb/s]に対する計算結果を図19とし
て、伝送速度622.08[Mb/s],2.48832[Gb/s]
に対するものを図20としてそれぞれ示す。何れの場合
にも、光受信器2に要求されるS/Nを22[dB] とし
て、図19では、伝送速度622.08[Mb/s]に対する
設置許容範囲が、また、図20では、伝送速度622.
08[Mb/s],2.48832[Gb/s]に対するそれが求めら
れたものとなっている。
【0047】なお、以上の説明では、送信部、受信部に
それぞれブースタアンプ、プリアンプが同時に追加され
ている実施例について積極的に説明されていないが、実
施例2,3での説明よりして、そのような実施例は容易
に類推可能となっており、そのような実施例も本発明の
範疇に含まれるものであることは明らかである。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1,2に
よる場合には、光信号のある伝送速度に対し、必要十分
な伝送品質が確保された状態として、光送信器・光受信
器間伝送媒体としての光ファイバ伝送路上に1個の光増
幅光中継器が設置される場合に、その光中継器の光ファ
イバ伝送路上への設置許容範囲が容易に定量的に特定さ
れた上、その範囲内の任意位置に光増幅光中継器が設置
され得る光ファイバ伝送路への光中継器設置方法、更に
は、そのような設置許容範囲内の任意位置に1個の光増
幅光中継器が設置されてなる光ファイバ中継伝送路が、
また、請求項3,4による場合は、光信号の伝送速度の
変更に対し、必要十分な伝送品質が確保された状態とし
て、光送信器・光受信器間伝送媒体としての光ファイバ
伝送路上に1個の光増幅光中継器がそのまま設置される
場合に、その光中継器の光ファイバ伝送路上への設置許
容範囲が容易に定量的に特定された上、その範囲内の任
意位置に光増幅光中継器が設置され得る光ファイバ伝送
路への光中継器設置方法、更には、そのような設置許容
範囲内の任意位置に1個の光増幅光中継器が設置されて
なる光ファイバ中継伝送路が、更に、請求項5,6によ
れば、光信号の伝送速度の変更に対し、必要十分な伝送
品質が確保された状態として、光送信器・光受信器間伝
送媒体としての上り/下り光ファイバ伝送路上の同一位
置に1個の光増幅光中継器がそのまま設置される場合
に、その光中継器の上り/下り光ファイバ伝送路上への
設置許容範囲が容易に定量的に特定された上、その範囲
内の任意同一位置に光増幅光中継器が設置され得る光フ
ァイバ伝送路への光中継器設置方法、更には、そのよう
な設置許容範囲内の任意同一位置に1個の光増幅光中継
器が設置されてなる光ファイバ中継伝送路がそれぞれ得
られたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1における光中継伝送
路の一例での構成を示す図
【図2】図2は、図1における光送信器からの光信号出
力レベル、光増幅器(インラインアンプ)への光信号入
力レベル、光受信器への光信号入力レベルの諸量関係を
示す図
【図3】図3は、伝送速度155.52[Mb/s]に対す
る、光受信器におけるS/Nの区間1光ファイバ長依存
特性を示す図
【図4】図4は、対向局間で双方向に光信号伝送が行わ
れる場合での、実施例1に係る光中継伝送路の一例での
構成を示す図
【図5】図5は、伝送速度155.52[Mb/s]に対す
る、上り/下り方向光受信器におけるS/Nの区間1光
ファイバ長依存特性を示す図
【図6】図6は、伝送速度622.08[Mb/s]に対す
る、光受信器におけるS/Nの区間1光ファイバ長依存
特性を示す図。
【図7】図7は、伝送速度622.08[Mb/s]に対す
る、上り/下り方向光受信器におけるS/Nの区間1光
ファイバ長依存特性を示す図
【図8】図8は、伝送速度155.52[Mb/s],622.
08[Mb/s]に対する、光受信器におけるS/Nの区間1
光ファイバ長依存特性を示す図
【図9】図9は、伝送速度155.52[Mb/s],622.
08[Mb/s]に対する、上り/下り方向光受信器における
S/Nの区間1光ファイバ長依存特性を示す図
【図10】図10は、本発明の実施例2における光中継
伝送路の一例での構成を示す図
【図11】図11は、図10における光送信器からの光
信号出力レベル、光増幅器(インラインアンプ)への光
信号入力レベル、光増幅器(インラインアンプ)からの
光信号出力レベル、光受信器への光信号入力レベルの諸
量関係を示す図
【図12】図12は、伝送速度2.48832[Gb/s]に
対する、光受信器におけるS/Nの区間1光ファイバ長
依存特性を示す図
【図13】図13は、対向局間で双方向に光信号伝送が
行われる場合での、実施例2に係る光中継伝送路の一例
での構成を示す図
【図14】図14は、伝送速度2.48832[Gb/s]に
対する、上りおよび下りの光受信器におけるS/Nの区
間1光ファイバ長依存性。
【図15】図15は、伝送速度155.52[Mb/s],6
22.08[Mb/s],2.48832[Gb/s]に対する、光受
信器におけるS/Nの区間1光ファイバ長依存特性を示
す図
【図16】図16は、伝送速度155.52[Mb/s],6
22.08[Mb/s],2.48832[Gb/s]に対する、上り
/下り方向光受信器におけるS/Nの区間1光ファイバ
長依存特性を示す図
【図17】図17は、本発明の実施例3における光中継
伝送路の一例での構成を示す図
【図18】図18は、図17における光送信器からの光
信号出力レベル、光増幅器(ブースタアンプ)からの光
信号出力レベル、光増幅器(インラインアンプ)への光
信号入力レベル、光増幅器(インラインアンプ)からの
光信号出力レベル、光受信器への光信号入力レベルの諸
量関係を示す図
【図19】図19は、伝送速度622.08[Mb/s]に対
する、光受信器におけるS/Nの区間1光ファイバ長依
存特性を示す図
【図20】図20は、伝送速度622.08[Mb/s],2.
48832[Gb/s]に対する、光受信器におけるS/Nの
区間1光ファイバ長依存特性を示す図
【符号の説明】
1…光送信器、2…(アバランシェフォトダイオ−ド
型)光受信器、3…(pinフォトダイオ−ド型)光受
信器、20…光中継器、51…ブ−スタアンプ、52…
インラインアンプ、53…プリアンプ、61…狭帯域光
フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河込 正道 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 茂利 隆司 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信器から光ファイバ伝送路上に送信
    される光信号が、該光ファイバ伝送路途中に1個のみ設
    置された、光増幅器を含む光中継器を介し光受信器で受
    信される際での光中継器の光ファイバ伝送路への設置方
    法であって、光ファイバ伝送路の全長l(=l1 +l
    2 )が既知、光送信器からの光ファイバ伝送路長さl1
    が0≦l1 ≦lの範囲内で可変として、該光ファイバ伝
    送路長さl1 の位置に光中継器が仮想的に設置されるも
    のとして、光信号受信用フォトダイオードを含む光受信
    器でのS/Nが設定S/N以上となる光ファイバ伝送路
    長さl1 の範囲を以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、該範囲内の任意位置に光中継器が設置さ
    れるようにした光ファイバ伝送路への光中継器設置方
    法。
  2. 【請求項2】 光送信器から光ファイバ伝送路上に送信
    される光信号が、該光ファイバ伝送途中に1個のみ設置
    された、光増幅器を含む光中継器を介し光受信器で受信
    されるべく構成された、光送信器・光受信器間伝送媒体
    としての光ファイバ中継伝送路であって、光ファイバ伝
    送路の全長l(=l1 +l2 )が既知、光送信器からの
    光ファイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範囲内で可
    変として、該光ファイバ伝送路長さl1 の位置に光中継
    器が仮想的に設置されるものとして、光信号受信用フォ
    トダイオードを含む光受信器でのS/Nが設定S/N以
    上となる光ファイバ伝送路長さl1 の範囲を以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、該範囲内の任意位置に光中継器が設置さ
    れてなる構成の光ファイバ中継伝送路。
  3. 【請求項3】 光送信器から光ファイバ伝送路上に送信
    される光信号が、該光ファイバ伝送路途中に1個のみ設
    置された、光増幅器を含む光中継器を介し光受信器で受
    信される際での光中継器の光ファイバ伝送路への設置方
    法であって、光ファイバ伝送路の全長l(=l1 +l
    2 )が既知、光送信器からの光ファイバ伝送路長さl1
    が0≦l1 ≦lの範囲内で可変として、該光ファイバ伝
    送路長さl1 の位置に光中継器が仮想的に設置されるも
    のとして、光信号受信用フォトダイオードを含む光受信
    器でのS/Nが設定S/N以上となる光ファイバ伝送路
    長さl1 の範囲を、複数種類の光信号伝送速度各々につ
    いて以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、光信号伝送速度各々について求められた
    範囲のうち、相互に重複する範囲内の任意位置に光中継
    器が設置されるようにした光ファイバ伝送路への光中継
    器設置方法。
  4. 【請求項4】 光送信器から光ファイバ伝送路上に送信
    される光信号が、該光ファイバ伝送途中に1個のみ設置
    された、光増幅器を含む光中継器を介し光受信器で受信
    されるべく構成された、光送信器・光受信器間伝送媒体
    としての光ファイバ中継伝送路であって、光ファイバ伝
    送路の全長l(=l1 +l2 )が既知、光送信器からの
    光ファイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範囲内で可
    変として、該光ファイバ伝送路長さl1 の位置に光中継
    器が仮想的に設置されるものとして、光信号受信用フォ
    トダイオードを含む光受信器でのS/Nが設定S/N以
    上となる光ファイバ伝送路長さl1 の範囲を、複数種類
    の光信号伝送速度各々について以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、光信号伝送速度各々について求められた
    範囲のうち、相互に重複する範囲内の任意位置に光中継
    器が設置されてなる構成の光ファイバ中継伝送路。
  5. 【請求項5】 光送信器から上り/下り光ファイバ伝送
    路上に送信される光信号が、該上り/下り光ファイバ伝
    送路途中の同一位置に1個のみ設置された、光増幅器を
    含む光中継器を介し光受信器で受信される際での光中継
    器の光ファイバ伝送路への設置方法であって、上り/下
    り光ファイバ伝送路の全長l(=l1+l2 )が既知、
    光送信器からの上り/下り光ファイバ伝送路長さl1
    0≦l1 ≦lの範囲内で可変として、該上り/下り光フ
    ァイバ伝送路長さl1 の位置に光中継器が仮想的に設置
    されるものとして、光信号受信用フォトダイオードを含
    む光受信器でのS/Nが設定S/N以上となる上り/下
    り光ファイバ伝送路長さl1 の範囲を、複数種類の光信
    号伝送速度各々について以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、光信号伝送速度各々について求められた
    範囲のうち、相互に重複する範囲内の任意同一位置に光
    中継器が設置されるようにした光ファイバ伝送路への光
    中継器設置方法。
  6. 【請求項6】 光送信器から上り/下り光ファイバ伝送
    路上に送信される光信号が、該上り/下り光ファイバ伝
    送途中の同一位置に1個のみ設置された、光増幅器を含
    む光中継器を介し光受信器で受信されるべく構成され
    た、光送信器・光受信器間伝送媒体としての光ファイバ
    中継伝送路であって、上り/下り光ファイバ伝送路の全
    長l(=l1 +l2 )が既知、光送信器からの上り/下
    り光ファイバ伝送路長さl1 が0≦l1 ≦lの範囲内で
    可変として、該上り/下り光ファイバ伝送路長さl1
    位置に光中継器が仮想的に設置されるものとして、光信
    号受信用フォトダイオードを含む光受信器でのS/Nが
    設定S/N以上となる上り/下り光ファイバ伝送路長さ
    1 の範囲を、複数種類の光信号伝送速度各々について
    以下の式 S/N=Y/X 但しY=(MRPin (Rx)2 X=σT 2+σs 2+σsp-sp 2+σsig-sp 2+σs-sp 2 M:光信号受信用アバランシェフォトダイオードの増倍
    係数 R:光受信器における感受率 Pin (Rx):光受信器への光信号入力レベル σT: 熱雑音 σs: ショット雑音 σsp-sp:自然放出雑音間のビ−ト雑音 σsig-sp:光信号と自然放出雑音間のビ−ト雑音 σs-sp:ショット雑音と自然放出雑音間のビ−ト雑音 から求めた上、光信号伝送速度各々について求められた
    範囲のうち、相互に重複する範囲内の任意同一位置に光
    中継器が設置されてなる構成の光ファイバ中継伝送路。
JP7304443A 1995-11-22 1995-11-22 光ファイバ伝送路への光中継器設置方法、並びに光ファイバ中継伝送路 Pending JPH09148988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7035493B2 (en) 2001-09-27 2006-04-25 Sharp Kabushiki Kaisha Optical communication system
JP2011029890A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Fujitsu Ltd ネットワーク設計装置およびネットワーク設計方法

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US7035493B2 (en) 2001-09-27 2006-04-25 Sharp Kabushiki Kaisha Optical communication system
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