JPH0914895A - ゲーム機の標的支持装置及びこれを用いた対戦ゲーム機 - Google Patents

ゲーム機の標的支持装置及びこれを用いた対戦ゲーム機

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JPH0914895A
JPH0914895A JP18088695A JP18088695A JPH0914895A JP H0914895 A JPH0914895 A JP H0914895A JP 18088695 A JP18088695 A JP 18088695A JP 18088695 A JP18088695 A JP 18088695A JP H0914895 A JPH0914895 A JP H0914895A
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JP
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weight
game machine
bullet
targets
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JP18088695A
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Yoshihide Kumada
良英 熊田
Yoshihiro Inaba
嘉広 稲葉
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標的の支持機構からスプリング等の弾性部材
を排除することにより、弾等の当たり力に応じて標的に
自然な反応動作を行わせることができるようにする。 【構成】 標的4a〜4bを前後両方向(X−X’)へ
倒すことができるように支持する標的支持装置である。
前後方向(X−X’)に対して直角方向に延びる支持軸
線Pを中心として標的を回転自在に支持する支軸21
と、標的と一体に設けられた可動プレート22と、支持
軸線Pから所定間隔だけ離れて可動プレート22に回転
自在に接続された一対の上リンク24と、それらの上リ
ンクに回転自在に接続されて一対の2節リンクを構成す
ると共にそれらの下端が互いに回転自在に接続された一
対の下リンク25と、下リンク25の接続点に接続され
たソレノイドプランジャ27と、そしてそのプランジャ
を磁気的に吸引するソレノイドコイル28とを有する標
的支持装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲーム機に用いられる
標的を支持するための標的支持装置に関する。特に、複
数のプレイヤが対戦する対戦ゲーム機のために使用され
る標的を支持するのに好適な標的支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような対戦ゲーム機として
実公平6−49333号公報に開示されたものがある。
この対戦ゲーム機では、互いに対向して配設された一対
の水鉄砲の中間位置に複数の標的を倒れ移動可能に配設
する。対戦するプレイヤが水鉄砲を操作して標的に水を
命中させると、その標的が相手側へ倒れて得点となる。
【0003】標的をどちらのプレイヤ側へも倒れること
ができるようにするには、標的を前後の両方向へ倒れ移
動できるように支持することが必要である。本従来装置
では、圧縮スプリングを用いて標的を摩擦力によって支
持することにより、標的に水が当たったときにはその圧
力により摩擦力に抗して標的を傾き移動させて最終的に
倒れるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の標的支持機構では、スプリングに起因する摩擦力によ
って標的を支持するので、標的の動き方が不自然であっ
てプレイヤがゲームに馴染み難いという問題があった。
また、複数個の標的を一直線状ではなく非一直線状に配
列する場合に、それらの標的を個々独立に支持すること
が非常に難しいという問題もあった。
【0005】本発明は、従来装置における上記の問題点
を解消するためになされたものであって、標的の支持機
構からスプリング等の弾性部材を排除することにより、
水や弾等といった媒体の当たり力に応じて標的に自然な
反応動作を行わせることができるようにすることを目的
とする。また、非一直線状に配列される複数の標的の個
々に支持機構を付随して設置することにより、標的の倒
れ動作及び起立動作を個々の標的ごとに独立して実行で
きるようにすることを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る標的支持装置は、例えば図5に示すよ
うに、標的4a〜4eを倒れ移動させるべき方向である
前後方向(矢印X−X’方向)に対して直角方向(すな
わち、図5の紙面に対して直角方向)に延びる支持軸線
Pを中心として標的4a〜4eを倒れ移動自在に支持す
るための標的支持手段として、支軸21を有している。
標的4a〜4eを倒れ移動自在とするためには、支軸2
1をベアリング等によってケーシング20に対して自由
に回転できるように支持した上で、その支軸21に標的
4a〜4eを回転不能に固着するとう支持方法が考えら
れる。また、それに代えて、支軸21をケーシング20
に回転不能に固着した上で、その支軸21に標的4a〜
4eを自由に回転できるように取り付けるという支持方
法も考えられる。
【0007】本発明に係る標的支持装置は、さらに、標
的4a〜4eと一体に設けられていて上記支持軸線Pに
対して直角方向に延びる可動部材22と、上記支持軸線
Pから所定間隔だけ離れてそれらの一端が上記可動部材
22に回転自在に接続されると共にそれらの他端が互い
に回転自在に接続された一対の2節リンク24,25
と、その2節リンクの接続点に接続された重り部材27
と、その重り部材27を標的4a〜4eから離れる方向
へ移動させる重り移動手段28とを有している。2節リ
ンクは、例えば、上リンク24と下リンク25とを互い
に回転自在に接続することによって構成される。また、
図5の場合は、重り部材27が電磁ソレノイド26のプ
ランジャによって構成され、重り移動手段28が電磁ソ
レノイド26のコイルによって構成されているが、重り
部材及び重り移動手段はその他の任意の構造とすること
ができる。
【0008】上記の目的を達成するため本発明に係る対
戦ゲーム機は、複数のプレイヤが弾を標的に当ててその
標的を相手側へ倒すことを競う対戦ゲーム機であって、
対戦するプレイヤのそれぞれへ向かう方向である前後方
向に関して標的を倒れ移動可能に支持するための標的支
持装置として、上記の構成より成る本発明に係る標的支
持装置を用いたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明に係る標的支持装置では、重り部材27
が自重FP によって2節リンク24,25を下方向へ引
っ張ることにより、力が釣り合った状態で標的4a〜4
eが図示の起立位置に保持される。矢印E又は矢印F方
向から弾等が標的に当たる場合、その当たり力が重り2
7の重量FP に比べて小さいときには、標的4a〜4e
は前後方向(矢印X−X’)方向へゆらゆらと揺動する
だけで倒れることはない。これに対し、弾等の当たり力
が重り27の重量FP に比べて大きいと、標的4a〜4
eの重量FH が重り部材27の重量FP に打ち勝って標
的が前後いずれかの方向へ倒れる。
【0010】以上のように、本発明では、スプリング等
といった弾性部材に起因する摩擦力によって標的を支持
するのではなく、重りの釣り合いによって標的を支持す
るようにしてあるので、弾等といった飛翔体が標的に当
たるとき、その標的は当たり力に応じた自然な反応動作
を行う。また、標的を支持するための構造が非常に簡単
であって、しかも非常に小型であるので、非一直線状に
配列される複数の標的の個々にその支持機構を付随して
設置することが簡単にできる。このように、複数の標的
の個々に支持機構を付設すれば、標的の倒れ動作及び起
立動作を個々の標的ごとに独立して実行できるようにな
るので、ゲームを長時間中断することなく連続して円滑
に行うことができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る対戦ゲーム機の一実施
例を示している。この対戦ゲーム機は、筐体1の両端位
置に互いに対向するように配設された一対の弾発射装置
2a及び2bと、それらの弾発射装置2a,2bの間の
筐体1の上面に設けられたフィールド3と、そして、そ
のフィールド3の上に配設された複数、実施例の場合は
5個の標的4a〜4eとを有している。フィールド3の
中央部の両脇には、LED等の発光素子を用いて構成さ
れた表示装置5a及び5bが配設される。表示装置5a
は弾発射装置2a側のプレイヤについての得点を表示
し、他方の表示装置5bは弾発射装置2b側のプレイヤ
についての得点を表示する。各弾発射装置2a,2bの
前面位置には門型のパイプ6a及び6bが固定設置さ
れ、それらのパイプ間に張り渡されたネット35によっ
てフィールド3の上方が覆われている。このネット35
により、弾の飛び出しが防止される。
【0012】図3に示すように、各標的4a〜4eは一
直線状ではなくて非一直線状に配置されている。図示の
例では、標的4a及び4bの一対及び標的4d及び4e
の一対が、それぞれ、一直線L1及びL2上に乗り、標
的4cがそれらの中間位置に配置されるという配列状態
が採用されている。しかしながらこの配列状態に代え
て、それらの標的4a〜4eをバラバラ状態すなわち無
秩序の状態に配列することもできる。標的の数も5個以
外の任意の数にすることができる。また、図2に示すよ
うに、中央の標的4cの高さは、両サイドの標的4a,
4b,4d及び4eの高さよりも高く設定されている。
なお、これに代えて、全ての標的4a〜4dを互いに異
なる高さに設定することもできる。
【0013】筐体1の内部には、図2に示すように、弾
発射装置2aに弾7を補給するための弾補給装置8a及
び弾発射装置2bに弾7を補給するための弾補給装置8
bが設けられている。本実施例では弾7として、卓球競
技で用いられるような軽くて硬質で反撥し易い性質のボ
ールを用いる。弾補給装置8a,8bは、それぞれ、フ
ィールド3から落下した弾7を回収して保有するホッパ
9と、そのホッパ9の底部に配設されたスクリュー10
と、そのスクリュー10を回転駆動するコンベアモータ
11と、そしてホッパ9と弾発射装置2a,2bとを結
ぶ弾搬送管12とを有している。
【0014】スクリュー10は、図4に示すように、そ
の外周に螺旋羽根17を有している。コンベアモータ1
1が作動してその出力軸が回転するとスクリュー10も
回転し、そのとき、螺旋羽根17の回転によって弾7が
弾搬送管12の中へ押し出される。弾搬送管12の中に
は、スクリュー10によって押し出された弾7が詰まっ
ている。弾搬送管12は可撓性を有するゴム、合成樹脂
等によって形成されていて、弾発射装置2a,2bのケ
ーシング18が上下左右のあらゆる方向へ移動する場合
でも、その移動に自由に追従できるようになっている。
【0015】図1に戻って、弾発射装置2a,2bは、
それぞれ、ケーシング18の後端位置にプレイヤの両手
によって握られる一対のグリップ13a及び13bを有
している。これらのグリップ13a,13bには、図4
に示すように、プレイヤによって操作されるトリガレバ
ー15が設けられる。図4では、一方のグリップ13a
だけが示してあるが、もう一方のグリップ13bにも同
様のトリガレバーが設けられている。これらのトリガレ
バー15は、常時は、スプリングその他の弾性部材によ
って押されて矢印Bで示す突出位置に位置する。プレイ
ヤが弾7を発射したいと思うときは、トリガレバー15
を矢印A方向へ操作する。
【0016】また、弾発射装置2a,2bのケーシング
18の先端部分には、互いに接触又は近接する一対の円
盤形状の回転体14が設けられる。これらの回転体14
は、例えば硬質ゴムその他の弾性体によって形成され
る。これらの回転体の少なくとも一方には弾出し用モー
タ16が連結され、このモータによって各回転体14が
駆動されて矢印C方向へ回転する。弾補給装置8a,8
bの弾搬送管12の先端は回転体14の後方位置(図の
左方位置)まで延びており、スクリュー10の回転によ
って弾7が弾搬送管12の中へ押し込まれると、弾搬送
管12の先端から弾7が1個づつ一対の回転体14の間
へ供給される。一対の回転体14の間に供給された弾7
は、両回転体14から付与される摩擦力によって回転体
14の前方(図の右方)へ高速で放出、すなわち発射さ
れる。
【0017】弾発射装置2a,2bのケーシング18
は、図2に示すように、ユニバーサルジョイント33を
介して筐体1に接続されており、よって、ケーシング1
8の先端、すなわち弾7の発射口は、プレイヤによって
操縦されることにより上下左右のあらゆる方向へ向けて
自由に旋回及び傾動できる。
【0018】図1において、一方の弾発射装置2aに近
い位置にある標的4a及び4bの弾発射装置2aの側に
は、得点を表す「1」の数字が書き込まれている。ま
た、中間位置にある標的4cの弾発射装置2aの側に
は、得点を表す「2」の数字が書き込まれている。さら
に、弾発射装置2aから遠い位置にある標的4d及び4
eの弾発射装置2aの側には、得点を表す「3」の数字
が書き込まれている。
【0019】一方、図1では見ることができないが、も
う一方の弾発射装置2bの側から各標的4a〜4eを見
ると、その弾発射装置2bに近い位置にある標的4d及
び4eの弾発射装置2bの側には、得点を表す「1」の
数字が書き込まれ、中間位置にある標的4cの弾発射装
置2bの側には、得点を表す「2」の数字が書き込ま
れ、さらに、弾発射装置2bから遠い位置にある標的4
a及び4bの弾発射装置2bの側には、得点を表す
「3」の数字が書き込まれている。
【0020】図2に示すように、各標的4a〜4eは標
的支持装置19によって支持されている。これらの標的
支持装置19は、各標的4a〜4eを矢印Dで示すよう
に、一対の弾発射装置2a及び2bへ向かって前後方向
へ倒れ移動できるように支持すると共に、各標的を倒れ
状態から起立状態へと立て直すための標的起立手段とし
ての作用をも兼ねる。左側の弾発射装置2aから発射さ
れた弾7aが標的4a〜4bに当たれば、それらの標的
は相手側、すなわち弾発射装置2bの方向へ倒れる。反
対に、右側の弾発射装置2bから発射された弾7bが標
的4a〜4bに当たれば、それらの標的は相手側、すな
わち弾発射装置2aの方向へ倒れる。
【0021】標的支持装置19は、例えば図5に示すよ
うに構成される。この標的支持装置19は、概ね直方体
形状の箱形のケーシング20と、ケーシング20の上端
に設けられていて紙面に対して直交する方向に延びる支
軸21に回転自在に支持された可動プレート22とを有
している。標的4a〜4eはこの可動プレート22の上
面にネジその他の締結手段によって固着されている。支
軸21の中心に位置する支持軸線Pが標的4a〜4eの
回転中心となる。可動プレート22には支軸21を間に
挟んで一対のピン23,23が間隔を開けて設けられ、
それらのピンにそれぞれ1個の上リンク24,24が回
転自在に接続されている。各上リンク24の下端には下
リンク25,25が回転自在に接続され、それらの下リ
ンクの下端は電磁ソレノイド26のプランジャ27の先
端に回転自在に接続されている。上リンク24及びそれ
に回転自在に接続された下リンク25は2節リンクを構
成している。上リンク24には背板24aが形成されて
おり、上リンク24と下リンク25が図示のように一直
線となるとき、その背板24aが下リンク25にぶつか
り、これにより、上下リンク24及び25の接続点が図
示の状態よりも内側方向へ折れ曲がることを防止してい
る。
【0022】可動プレート22は支軸21を中心として
自由に回転できる状態にあるが、図示の状態では、プラ
ンジャ27の重量FP によって上下リンク24及び25
が下方向へ引かれることにより、図示の起立位置に力的
に釣り合った状態で保持されている。標的4a〜4eを
矢印E又は矢印Fで示すように指等で前後方向から軽く
押すと、鎖線G又は鎖線Hで示すように、プランジャ2
7の重量FP に抗して標的4a〜4eを容易にX−X’
方向へ傾けることができる。X−X’方向は、弾発射装
置2a又は2b(図3参照)に向かう方向であって、標
的から見れば自らの前後方向ということになる。しかし
ながら、標的の傾き量が小さくてその重量FH による支
軸21のまわりのモーメントがプランジャ27の重量F
P による支軸21のまわりのモーメントよりも小さい限
り、標的から指等を離せばその標的はプランジャ27の
重量FP によって起立位置へ復帰する。このことは、標
的4a〜4eに弾7が当たったとしても、その当たり力
が小さくて標的を大きく傾けることができなければ、標
的は起立位置へ戻ってしまい、それを倒すことができな
いということを示している。
【0023】標的4a〜4eに当たる弾7の当たり力が
大きくて標的4a〜4eが大きく傾く場合には、その傾
き角度がある臨界角度を越えるときに、標的重量FH
よる支軸21のまわりのモーメントがプランジャ27の
重量FP による支軸21のまわりのモーメントよりも大
きくなり、その結果、図6に示すように標的4a〜4e
がその自重FH によって倒れる。この状態のときソレノ
イド26のコイル28に通電すれば、プランジャ27が
電磁的に下方へ吸引され、この結果、上下リンク24及
び25が下方へ引かれて標的4a〜4bが図5に示す起
立位置へ戻される。
【0024】標的4a〜4eと一体になって回転する可
動プレート22の下端には検知片29が固定されてい
る。そして、ケーシング20に固定された標的倒れ検知
手段としての一対の透過型光センサ30a及び30bが
検知片29を検知する。光センサ30a及び30bの出
力信号は、図7に示すように、コンピュータのCPU
(中央処理装置)31へ送られる。CPU31は、メモ
リ32内に格納されたプログラムに従って、検知片29
が一対の光センサ30a及び30bをどのように通過す
るかによって、標的4a〜4eが倒れたこと及びその倒
れ方向を判定する。
【0025】CPU31は、標的4a〜4eの倒れた方
向に応じて表示装置5a,5bの得点表示を制御し、さ
らに電磁ソレノイド26の動作を制御する。弾発射装置
2a,2bのトリガレバー15の出力信号はCPU31
へ送られ、CPU31は送られたその信号に基づいて弾
補給装置8a,8bのコンベアモータ11の動作及び弾
出し用モータ16の動作を制御する。
【0026】以下、上記構成より成る対戦ゲーム機につ
いてその動作を説明する。図1において、複数のプレイ
ヤが2つのグループに分かれて弾発射装置2a及び2b
の前に立ち、グリップ13a及び13bを手で握る。ゲ
ームが開始されると、プレイヤは、標的4a〜4eのう
ち倒したいと思う標的を狙ってトリガレバー15を引
く。トリガレバー15が引かれると、コンベアモータ1
1(図2)が回転してスクリュー10が回転し、螺旋羽
根17によって弾7が弾搬送管12から弾発射装置2
a,2bへ供給される。供給された弾7は、高速回転す
る回転体14によって標的4a〜4eへ向けて発射され
る。スクリュー10は、トリガレバー15が引かれてい
る間は回転し続けて弾7を弾発射装置2a及び2bへ供
給し続け、よって、弾発射装置2a及び2bは短時間に
多数の弾7を連射する。例えば、1秒間に数個の弾7を
連射する。
【0027】発射された弾7が首尾良く目標とする標的
に所定以上の力で当たると、その標的は図6に示すよう
に、弾7を発射したプレイヤに対する相手側プレイヤの
方向へ倒れ、その倒れた向きがセンサ30a及び30b
によって検知される。CPU31は、倒れた標的に割り
当てられた得点が「1」,「2」,「3」のうちのいず
れかであるかを判定し、さらに標的を倒した弾発生装置
が弾発生装置2aであるか、あるいは弾発生装置2bで
有るかを判定し、表示装置5a又は5bのうち該当する
弾発生装置に対応するものに関する得点表示を該当する
得点分だけ加算する。所定の時間内に高得点を挙げたプ
レイヤ、又は所定の高得点を早く獲得したプレイヤが勝
となる。標的4a〜4eが前後いずれかの方向に倒れて
から所定時間が経過すると、当該標的に付属するソレノ
イド26(図6)が通電してプランジャ27が引かれ、
その結果、標的4a〜4eが図5に示す起立位置へと戻
されて、再び射撃の対象となる。
【0028】以上のように本実施例では、図3に示すよ
うに、標的4a〜4eは非一直線状に配置され、それら
の標的に向けて弾7が放出されるので、弾7は複数の標
的間で跳ね返って複雑な飛行を行う。これにより、プレ
イヤは多様化したゲーム内容を体験できる。また、本実
施例では、重りの釣り合いによって標的を支持するよう
にしてあるので、弾等といった飛翔体が標的に当たると
き、その標的は当たり力に応じた自然な反応動作を行
う。また、標的を支持するための構造が非常に簡単であ
って、しかも非常に小型であるので、非一直線状に配列
される複数の標的の個々にその支持機構を付随して設置
することが簡単にできる。
【0029】以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、上記実施例では弾発射手段を使って
弾を標的に向けて発射するようにしたが、そのような弾
発射手段を使うことなくプレイヤが自らの手によって弾
を発射、すなわち投げるようにすることもできる。標的
の数は5個に限られない。標的の形状も図示の実施例の
ような円形状に限られない。標的に割り当てられる得点
も図示の実施例に限られない。弾7の材質、形状、重量
等も図示の実施例に限られない。弾発射装置2a,2b
は図示の実施例以外に種々の構造のものを採用できる。
また、弾発射装置の数は、対戦する2組のプレイヤに対
して上記実施例のような1対1の個数に限定されるもの
でなく、2対2、3対3、あるいは2対3等といったよ
うに種々の数の組み合わせに設定できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の標的支持装置及び請求項
3記載の対戦ゲーム機によれば、スプリング等といった
弾性部材に起因する摩擦力によって標的を支持するので
はなく、重りの釣り合いによって標的を支持するように
したので、弾等といった飛翔体が標的に当たるとき、そ
の標的は当たり力に応じた自然な反応動作を行う。よっ
て、これを見るプレイヤは違和感を感じることなくゲー
ムに熱中できる。
【0031】また、標的を支持するための構造が非常に
簡単であって、しかも非常に小型であるので、複数個の
標的を非一直線状に配列する場合でも、それらの標的の
個々にその支持機構を付随して設置することが簡単にで
きる。このように、複数の標的の個々に支持機構を付設
すれば、標的の倒れ動作及び起立動作を個々の標的ごと
に独立して実行できるようになるので、ゲームを長時間
中断することなく連続して円滑に行うことができる。
【0032】請求項2記載の標的支持装置及び請求項4
記載の対戦ゲーム機によれば、1個の電磁プランジャに
よって重り部材及び重り移動手段の両方の働きを兼用で
きるので、標的に倒れ動作及び起立動作を付与するため
の支持機構をより一層簡単且つ小型に構成できる。この
ことは、フィールド内に多数の標的を非一直線状に設置
するときのように、標的のための支持機構を設置するた
めの空間的な余裕が少ない場合に特に有効である。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対戦ゲーム機の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す対戦ゲーム機の正面断面図である。
【図3】図1に示す対戦ゲーム機の平面図である。
【図4】図1の対戦ゲーム機に用いられる弾発射装置及
び弾補給装置の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る標的支持装置の一実施例を示す正
面断面図である。
【図6】図5の標的が倒れた状態を示す図である。
【図7】図1の対戦ゲーム機に用いられる電気制御系の
一例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 筐体 2a,2b 弾発射装置 3 フィールド 4a〜4e 標的 5a,5b 得点表示装置 6a,6b パイプ 7 弾 8a,8b 弾補給装置 9 ホッパ 10 スクリュー 11 コンベアモータ 12 弾搬送管 13a,13b グリップ 14 弾発射用回転体 15 トリガレバー 16 弾出し用モータ 17 螺旋羽根 18 ケーシング 19 標的支持装置 20 ケーシング 21 支軸(標的支持手段) 22 可動プレート(可動部材) 23 ピン 24 2節リンクの上リンク 25 2節リンクの下リンク 26 電磁ソレノイド 27 プランジャ(重り部材) 28 コイル(重り移動手段) 29 検知片 30a,30b 光センサ FP プランジャの重量 FH 標的の重量 P 支持軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標的を前後両方向へ倒すことができるよ
    うに支持するゲーム機の標的支持装置において、 上記の前後方向に対して直角方向に延びる支持軸線を中
    心として標的を倒れ移動自在に支持する標的支持手段
    と、 標的と一体に設けられていて上記支持軸線に対して直角
    方向に延びる可動部材と、 上記支持軸線から所定間隔だけ離れてそれらの一端が上
    記可動部材に回転自在に接続されると共にそれらの他端
    が互いに回転自在に接続された一対の2節リンクと、 上記2節リンクの接続点に接続された重り部材と、そし
    てその重り部材を標的から離れる方向へ移動させる重り
    移動手段とを有することを特徴とするゲーム機の標的支
    持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の標的支持装置において、
    重り部材及び重り移動手段を電磁ソレノイドによって構
    成し、その電磁ソレノイドのプランジャを重り部材とし
    て用い、通電によってそのプランジャを電磁的に吸引す
    るコイルを重り移動手段として用いることを特徴とする
    ゲーム機の標的支持装置。
  3. 【請求項3】 複数のプレイヤが弾を標的に当ててその
    標的を相手側へ倒すことを競う対戦ゲーム機であって、
    対戦するプレイヤのそれぞれへ向かって標的を前後両方
    向へ倒すことができるように支持するための標的支持装
    置を有しており、その標的支持装置は、 上記の前後方向に対して直角方向に延びる支持軸線を中
    心として標的を倒れ移動自在に支持する標的支持手段
    と、 標的と一体に設けられていて上記支持軸線に対して直角
    方向に延びる可動部材と、 上記支持軸線から所定間隔だけ離れてそれらの一端が上
    記可動部材に回転自在に接続されると共にそれらの他端
    が互いに回転自在に接続された一対の2節リンクと、 上記2節リンクの接続点に接続された重り部材と、そし
    てその重り部材を標的から離れる方向へ移動させる重り
    移動手段とを有することを特徴とする対戦ゲーム機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の対戦ゲーム機において、
    重り部材及び重り移動手段を電磁ソレノイドによって構
    成し、その電磁ソレノイドのプランジャを重り部材とし
    て用い、通電によってそのプランジャを電磁的に吸引す
    るコイルを重り移動手段として用いることを特徴とする
    対戦ゲーム機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034435A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Namco Bandai Games Inc メダルゲーム装置
CN107044802A (zh) * 2017-01-23 2017-08-15 刘秋来 一种可调打靶装置

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