JPH09148041A - 端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着装置

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JPH09148041A
JPH09148041A JP32808195A JP32808195A JPH09148041A JP H09148041 A JPH09148041 A JP H09148041A JP 32808195 A JP32808195 A JP 32808195A JP 32808195 A JP32808195 A JP 32808195A JP H09148041 A JPH09148041 A JP H09148041A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バレルの変形に起因して圧着不良や給送不良
が起きるのを防ぐ。 【解決手段】 フィードカム15に切られたカム溝17
のうち、送り爪14を前進位置で停止させるのに機能す
る停止部17bが、入り口から少し入った位置から下端
にわたって左側に拡幅して形成され、逃がし部17cが
設けられる。フィードカム15は、第2引張コイルばね
30の弾縮力により反時計回り方向に揺動付勢され、フ
ォロワローラ20は常にカム溝17の左側面に当接され
る。切断が完了してシャーブレード12が上昇する際に
は、フォロワローラ20がカム溝17の逃がし部17c
と対応してフィードカム15が後方に揺動することで、
前進していた送り爪14が所定量後退し、端子金具aへ
の係止が解除される。シャーブレード12は、次の端子
金具a以降を後方に追いやって離反させつつ上昇するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦方向に連鎖状に
形成された端子金具を間欠的に給送しつつ順次に圧着す
る形式の端子圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の端子圧着装置の作動の概
要を説明すると以下のようである。すなわち図6に示す
ように、端子金具aは縦方向に連鎖状に形成され、ガイ
ドレール上をカム装置で進退駆動される送り爪41によ
り一定ピッチずつ間欠的に前進されて、最先端の端子金
具aが順次に圧着位置Aに給送される。その圧着位置A
では、クリンパが下降して固定のアンビルとの間でバレ
ルc、dを挟圧することにより電線fへの圧着が行われ
るのと同時に、クリンパとともに下降したシャーブレー
ド42により、圧着された端子金具aとその後方の端子
金具aとの間が切断され、クリンパならびにシャーブレ
ード42が上昇後退したのち、上記の動作が順次に繰り
返される。
【0003】そして、シャーブレード42が後退する
際、摩擦係合により次の端子金具aのインシュレーショ
ンバレルdが一緒になって持ち上げられ、ワイヤバレル
cとの間で曲げ変形するおそれがあるので、それを防ぐ
ためにストッパ43を設け、持ち上げられたインシュレ
ーションバレルdをストッパ43に当てて跳ね返らせる
ことで、上記のような曲げ変形が生ずるのを防止する手
段が講じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら端子金具
aの材質によって、例えば粘り気の強い材質で形成され
ていると、切断バリの影響でシャーブレード42と切断
部分との摩擦係合がさらに強くなることがあり、その場
合は、インシュレーションバレルdのストッパ43への
当たりが非常に強くなるため、インシュレーションバレ
ルdが開き変形するおそれがある。
【0005】そうすると、引き続いて圧着位置Aに送ら
れて圧着作業が行われた場合に、図7(A)に示すよう
に、インシュレーションバレルdの片方が開いてしまっ
たり、同図(B)に示すように、インシュレーションバ
レルdの突き合わせ位置がずれてしまったりといった、
圧着不良ができるおそれがあった。また、インシュレー
ションバレルdの変形の態様によっては、それが引っ掛
かりとなって、端子金具aの給送詰まりが出るおそれも
あった。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、端子金具の圧着不良や給送不良が起き
るのを防止し得る機能を付加した端子圧着装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、縦方向に連鎖状に
形成された端子金具を、カム装置により進退駆動される
送り部材で一定ピッチずつ間欠的に前進させ、最先端の
端子金具を順次に圧着位置に給送して、上下の型の間で
バレルを挟圧することにより電線への圧着を行うととも
に、進退駆動される切断刃により前記圧着された端子金
具とその後方の端子金具との間を切断するようにした端
子圧着装置において、前記カム装置は、前記切断刃が切
断を完了して後退する際に、前記送り部材を所定量後退
させるように構成されているところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、縦方向に連鎖状に形成された端子金具を給送案内す
る案内体と、挟圧型と切断刃とを備えて進退駆動される
駆動体と、送り部材を備えて移動可能に設けられた被動
体と、前記被動体と駆動体のいずれか一方に設けられて
送り部と停止部とを備えたカム面と、前記被動体と駆動
体の他方に設けられて前記カム面と係合されるカムフォ
ロワとを具備し、前記駆動体の進出時には、カムフォロ
ワがカム面の送り部を移動する間に前記送り部材を前進
させ、一連の端子金具を一定ピッチ前送りして最先端の
端子金具を圧着位置に給送するとともに、前記カムフォ
ロワがカム面の停止部を移動する間は、前記送り部材に
よる端子金具の送りを停止しつつ、前記挟圧型によりバ
レルを圧着し、かつ前記切断刃により前記圧着された端
子金具とその後方の端子金具の間を切断し、前記駆動体
の後退時には、カムフォロワがカム面の停止部と送り部
とを順次に移動しつつ、前記挟圧型と切断刃ならびに送
り部材を元位置に復動させるようにした端子圧着装置に
おいて、前記カム面の停止部には、少なくとも前記切断
刃が切断を完了して後退する際に、前記カムフォロワの
相対的な移動を許容しつつ前記被動体を後退させて、前
記送り部材を所定量後退させるように機能する逃がし部
が形成されている構成としたところに特徴を有する。請
求項3の発明は、請求項2の発明において、前記カムフ
ォロワを前記カム面の逃がし部に当接する方向に付勢す
る付勢手段が設けられている構成としたところに特徴を
有する。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明の作用は以下
のようである。切断が完了して切断刃が後退する際に
は、カム装置の機能によって前進していた送り部材が所
定量後退し、端子金具への係止が解除される。それによ
り、圧着された端子金具よりも後方の端子金具は送り部
材が後退した分だけ後退可能となる。したがって切断刃
は、次の端子金具を後方に追いやって切断刃から離反さ
せつつ後退することができる。そのため、例えば次の端
子金具のバレルがストッパ等に押し付けられて変形する
ことが防止される。すなわち、端子金具が圧着位置に送
られる前にバレルが変形することが防止でき、バレルを
正規に圧着できるとともに、正確かつ円滑に端子金具の
給送を行うことができる効果が得られる。
【0009】請求項2の発明によれば、切断が完了して
切断刃が後退する際には、カムフォロワがカム面の逃が
し部と対応して、カムフォロワが相対的に逃がし部に向
けて移動しつつ被動体が後退し、それに伴い前進してい
た送り部材が所定量後退して、端子金具への係止が解除
される。それにより、圧着された端子金具よりも後方の
端子金具は送り部材が後退した分だけ後退可能となっ
て、切断刃は、次の端子金具を後方に追いやって切断刃
から離反させつつ後退することができる。同じく、端子
金具のバレルがストッパ等に押し付けられて変形するこ
とが防止され、バレルを正規に圧着できるとともに、正
確かつ円滑に端子金具の給送を行うことができる。
【0010】請求項3の発明によれば、付勢手段によっ
てカムフォロワが確実にカム面の逃がし部に向けて逃が
され、送り部材の所定量の後退機能を確実に果たすこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。まず、本実施形態に係
る端子圧着装置の全体構造を図1により説明する。本体
1の下部の正面には、端子金具aを給送案内するガイド
レール2が水平姿勢で設置されている。端子金具aは、
図5に示すように、相手の端子金具と嵌合接続される本
体部bの後方に、ワイヤバレルcとインシュレーション
バレルdとが形成された構造であって、多数の端子金具
aが両バレルc、dが開いた状態でブリッジeを介して
縦方向に連鎖して形成されており、ロール状に巻回され
た状態から、インシュレーションバレルdを前方に向け
た姿勢でロールから繰り出されつつ、ガイドレール2に
沿って図1の右側から左側に向けて給送されるようにな
っている。そのガイドレール2の先端側には圧着位置A
が設けられている。
【0012】その圧着位置Aには、端子金具aの両バレ
ルc、dの下面を受けるアンビル3、4が固設されてい
るとともに、端子金具aの上方側には、図示しない駆動
装置の出力軸5に連結されて昇降駆動される昇降体6が
設けられており、その昇降体6には、上記のアンビル
3、4との間でバレルc、dをかしめ圧着するためのク
リンパ7、8が取り付けられている。また、アンビル
3、4の後方位置(図1の右側)には、スリット溝11
を設けた固定刃10が固設されており、そのスリット溝
11の直上位置に、シャーブレード12が昇降体6に取
り付けられて設けられている。シャーブレード12が固
定刃10のスリット溝11に嵌入しつつ下降されること
で、圧着された端子金具aとその後方の端子金具aの間
のブリッジeが切断されるようになっている。
【0013】本体1の右側上部には、送り爪14を下端
に設けたフィードカム15が軸16を中心として揺動自
由に支持されている。そのフィードカム15には、詳し
くは後記するように、フィードカム15の長さ方向に対
して傾斜した送り部17aと、フィードカム15の長さ
方向と平行な停止部17bとが連設されたカム溝17が
形成されており、そのカム溝17内に、昇降体6から突
設された支持体19上に軸支されたフォロワローラ20
が嵌合されている。
【0014】フィードカム15の下端には上記した送り
爪14が設けられている。この送り爪14は、調節ねじ
22の螺進によりスライドされる調節部材23上に、軸
24を中心に回動自由に支持されているとともに、その
後端とフィードカム15の側面との間に装着された第1
の引張コイルばね25の弾力により、同図の反時計回り
方向、すなわち先端がガイドレール2側に向けて突出す
る方向に回動付勢されている。
【0015】また、上記したガイドレール2における本
体1から後方に突出した部分は、トンネル状に形成され
ており、そのトンネル部の天井面の前端からは、送り爪
14の先端を摺接させつつつ案内する案内板27が延設
されているとともに、後端からは、端子金具aの上面を
弾力的に押さえて整列する端子押え28が延設されてい
る。
【0016】すなわち、図1に示す状態から昇降体6が
下降すると、フォロワローラ20が垂直方向に下降しつ
つカム溝17の送り部17aに沿って転動することで、
フィードカム15が軸16回りに同図の時計回り方向に
揺動される。それに伴い、送り爪14がその先端を案内
板27に摺接させつつ前進して、ガイドレール2上の途
中の端子金具aにおけるワイヤバレルcの後面側に突き
当たり(図5(A)の実線を参照)、引き続きフィード
カム15が同方向に揺動して送り爪14が前進すること
により一連の端子金具aが押し出され、フィードカム1
5が垂直姿勢まで揺動してフォロワローラ20がカム溝
17の停止部17bに掛かったところで送り爪14の前
進が停止し、この間に端子金具aが一定ピッチ送られて
最先端の端子金具aが圧着位置Aに送られる。
【0017】さらに昇降体6が下降すると、両バレル
c、dがアンビル3、4とクリンパ7、8との間で挟圧
され、それにより電線fの端末に両バレルc、dがかし
め圧着されるとともに、シャーブレード12により上記
の圧着された端子金具aとその後方の端子金具aの間の
ブリッジeが切断される。
【0018】そして、圧着と切断とが完了したら、昇降
体6が上昇復動することでクリンパ7、8とシャーブレ
ード12とが上方に退避し、途中から送り爪14が上記
と逆の経路を辿って元位置に復帰する。この間に圧着さ
れた端子金具aが圧着位置Aから取り出され、再度昇降
体6が下降することによって上記の動作が繰り返され、
端子金具aの圧着と切断とが順次に行われるようになっ
ている。
【0019】さて本実施形態では、フィードカム15に
切られたカム溝17の形状に改良が加えられている。す
なわち図2に示すように、カム溝17のうちの送り爪1
4を前進位置で停止させるのに機能する停止部17b
が、その入り口から少し入った位置から下端にわたり、
同図の左側に所定寸法拡幅して形成され、その拡幅部分
により逃がし部17cが形成されている。
【0020】また、フィードカム15と上記した端子押
え28との間には、第2の引張コイルばね30が装着さ
れている。詳細には、図3に示すように、フィードカム
15の右側面の下端部には、上記した調節部材23の調
節ねじ22を受けるべくコ字形の受け板32がねじ33
により固着され、その受け板32の下側の脚に取付孔3
4が開口されるとともに、端子押え28の後方延出端に
も取付孔35が開口されており、第2引張コイルばね3
0は、その両端のフックを両取付孔34、35に引っ掛
けることで装着されている。
【0021】したがって、この第2引張コイルばね30
の弾縮力によって、フィードカム15には軸16回りに
図1の反時計回り方向の揺動力が付勢され、フォロワロ
ーラ20が常にカム溝17の左側面に当接されるように
なっている。
【0022】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作動を説明する。図1に示す状態から昇降体
6が下降すると、既述したようにフォロワローラ20が
カム溝17の送り部17aに沿って転動することで、フ
ィードカム15が時計回り方向に揺動され、送り爪14
が案内板27に沿って前進したのち、さらに途中の端子
金具aのワイヤバレルcの後面側を押すことで一連の端
子金具aが押し出され、フォロワローラ20がカム溝1
7の停止部17bの入り口に入ったところで送り爪14
の前進が停止し、この間に端子金具aが一定ピッチ送ら
れて最先端の端子金具aが圧着位置に送られる。
【0023】その後さらに昇降体6が下降することによ
り、圧着位置Aにある端子金具aの両バレルc、dがア
ンビル3、4とクリンパ7、8との間で挟圧され、電線
fの端末に両バレルc、dがかしめ圧着されるととも
に、図5(A)に示すように、シャーブレード12によ
り上記の圧着された端子金具aと、その後方の端子金具
aの間のブリッジeが切断される。
【0024】この間に、図4の鎖線に示すように、フォ
ロワローラ20がカム溝17の逃がし部17cに入った
ところで、フィードカム15は第2引張コイルばね30
の弾力を受けて、フォロワローラ20が逃がし部17c
の左側面に当接するまで図1の反時計回り方向に所定角
度揺動される。したがって、逃がし部17cに入ったフ
ォロワローラ20は、それ以降逃がし部17cの左側面
上を転動することとなる。そして、フィードカム15が
所定角度反時計回り方向に揺動することによって、送り
爪14が、図5(A)の鎖線に示すように、係止してい
た端子金具aのワイヤバレルcの後方に所定寸法後退す
る。これにより一連の端子金具aは、上記の送り爪14
が後退した分、その後退が許容される状態となる。
【0025】上記のように圧着位置Aにおける端子金具
aの圧着と切断とが完了したら、昇降体6が上昇復動す
ることでクリンパ7、8とシャーブレード12とが上方
に退避する。フォロワローラ20がカム溝17の逃がし
部17cを転動する間は、送り爪14が前進位置から所
定寸法後退しているため、シャーブレード12が切断部
分を上昇する際には、図5(B)に示すように、次の端
子金具aをそれ以降の一連の端子金具aともどもガイド
レール2に沿って後方に追いやって、シャーブレード1
2から離反させつつ上昇することができる。このため、
次の端子金具aのインシュレーションバレルdを一緒に
引き上げてストッパ37に押し付けるといったことがな
くなり、それに起因してインシュレーションバレルdを
変形させることが防止される。なお、シャーブレード1
2の上昇により端子金具aが一緒に引き上げられても、
インシュレーションバレルdのストッパ37への当接は
非常に弱く、変形を生じる程には至らない。
【0026】そして、昇降体6の昇降途中でフォロワロ
ーラ20がカム溝17の送り部17aに入って、そこを
上昇転動することから、フィードカム15が図1の反時
計回り方向に揺動されつつ送り爪14が元の後退位置に
復帰される。続いて再度昇降体6が下降することによっ
て、上記の動作、すなわち端子金具aの給送と、圧着位
置Aでの端子金具aの圧着と切断とが繰り返し行われる
のであって、上記のように、次に圧着される端子金具a
を正規の形状で給送できるので、端子詰まりを起こすこ
となく円滑に給送でき、またバレルの圧着作業も正規に
行われる。
【0027】このように本実施形態によれば、圧着され
た端子金具aと次の端子金具aの間のブリッジeの切断
が完了してシャーブレード12が後退する際には、カム
溝17における逃がし部17cの機能により前進位置に
あった送り爪14が所定量後退して、端子金具aへの係
止が解除されるから、シャーブレード12は次以降の端
子金具aを後方に追いやって離反させつつ上昇すること
ができ、それにより次の端子金具aのインシュレーショ
ンバレルdがストッパ37に押し付けられて変形するこ
とがない。すなわち、端子金具aが圧着位置Aに送られ
る前にバレルdが変形することが防止できるから、バレ
ルdを正規に圧着できるとともに、正確かつ円滑に端子
金具aの給送を行うことができる。
【0028】また上記した送り爪14の所定量の後退機
能は、カム溝17の停止部17bに逃がし部17cを形
成することと、フォロワローラ20をその逃がし部17
cの所定のカム面に当接するように付勢するための第2
引張コイルばね30とを設けるだけで実現できる。すな
わち既存の装置に対して、逃がし部17cを有するカム
溝17を設けたフィードカム15に交換し、また既存の
受け板32と端子押え28に取付孔34、35を開けて
第2引張コイルばね30を装着するだけで簡単に対応す
ることができる。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0030】(1)上記実施形態では、フィードカム1
5を揺動付勢するための第2引張コイルばね30を装着
するに当たって、調節ねじ22の受け板32と端子押え
28の間に取り付けるようにしたが、その取付位置は上
記に限らず、要はフィードカム15と他の固定物との間
に取り付けるようにすればよい。
【0031】(2)また上記実施形態とは逆に、カム溝
を昇降体側に、フォロワローラをフィードカム側に設け
るようにしてもよい。 (3)本発明は、上記実施形態に例示したカム溝にフォ
ロワローラを嵌合した形式のカム装置を用いたものに限
らず、円周カムにフォロワを当接させたもの等、他の形
式のカム装置を用いたものにも同様に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体構造を示す一部切欠
正面図である。
【図2】フィードカムの正面図である。
【図3】フィードカムの揺動付勢構造を示す部分斜視図
である。
【図4】フィードカムの動作を示す正面図である。
【図5】切断動作を示す概略正面図である。
【図6】従来例の切断動作を示す概略正面図である。
【図7】圧着不良状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…圧着位置 a…端子金具 c…ワイヤバレル d…インシュレーションバレル e…ブリッジ f…電線 2…ガイドレール(案内) 3、4…アンビル 6…昇降体(駆動体) 7、8…クリンパ(挟圧型) 12…シャーブレード(切断刃) 14…送り爪(送り部材) 15…フィードカム(被動体) 17…カム溝(カム面) 17a…送り部 17b…停止部 17c…逃がし部 20…フォロワローラ(カムフォロワ) 30…第2引張コイルばね(付勢手段) 37…ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に連鎖状に形成された端子金具
    を、カム装置により進退駆動される送り部材で一定ピッ
    チずつ間欠的に前進させ、最先端の端子金具を順次に圧
    着位置に給送して、上下の型の間でバレルを挟圧するこ
    とにより電線への圧着を行うとともに、進退駆動される
    切断刃により前記圧着された端子金具とその後方の端子
    金具との間を切断するようにした端子圧着装置におい
    て、 前記カム装置は、前記切断刃が切断を完了して後退する
    際に、前記送り部材を所定量後退させるように構成され
    ていることを特徴とする端子圧着装置。
  2. 【請求項2】 縦方向に連鎖状に形成された端子金具を
    給送案内する案内体と、 挟圧型と切断刃とを備えて進退駆動される駆動体と、 送り部材を備えて移動可能に設けられた被動体と、 前記被動体と駆動体のいずれか一方に設けられて送り部
    と停止部とを備えたカム面と、 前記被動体と駆動体の他方に設けられて前記カム面と係
    合されるカムフォロワとを具備し、 前記駆動体の進出時には、カムフォロワがカム面の送り
    部を移動する間に前記送り部材を前進させ、一連の端子
    金具を一定ピッチ前送りして最先端の端子金具を圧着位
    置に給送するとともに、前記カムフォロワがカム面の停
    止部を移動する間は、前記送り部材による端子金具の送
    りを停止しつつ、前記挟圧型によりバレルを圧着し、か
    つ前記切断刃により前記圧着された端子金具とその後方
    の端子金具の間を切断し、前記駆動体の後退時には、カ
    ムフォロワがカム面の停止部と送り部とを順次に移動し
    つつ、前記挟圧型と切断刃ならびに送り部材を元位置に
    復動させるようにした端子圧着装置において、 前記カム面の停止部には、少なくとも前記切断刃が切断
    を完了して後退する際に、前記カムフォロワの相対的な
    移動を許容しつつ前記被動体を後退させて、前記送り部
    材を所定量後退させるように機能する逃がし部が形成さ
    れていることを特徴とする端子圧着装置。
  3. 【請求項3】 前記カムフォロワを前記カム面の逃がし
    部に当接する方向に付勢する付勢手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の端子圧着装置。
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