JPH09147831A - 筒形電池の負極端子構造 - Google Patents

筒形電池の負極端子構造

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JPH09147831A
JPH09147831A JP7302527A JP30252795A JPH09147831A JP H09147831 A JPH09147831 A JP H09147831A JP 7302527 A JP7302527 A JP 7302527A JP 30252795 A JP30252795 A JP 30252795A JP H09147831 A JPH09147831 A JP H09147831A
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Japan
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negative electrode
battery
electrode terminal
insulating washer
positive electrode
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JP7302527A
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English (en)
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Katsuhiro Yamashita
勝博 山下
Kuniyoshi Nishida
国良 西田
Akihide Izumi
彰英 泉
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池が一直線状に直列配列された場合におけ
る電池の誤接続防止。 【解決手段】 筒形電池の負極端子構造は、正極端子を
有する筒状正極缶12の開口端部12aにガスケット1
4を介して皿状負極板13が封止されて構成されてい
る。正極缶の開口端部の上面と皿状負極板の中央部の負
極端子面6との間には環状の絶縁ワッシャー16が配設
されている。この絶縁ワッシャー16の上側部分は皿状
負極板の負極端子面よりも若干突出した突出部17とな
っている。そして、2つの筒形電池の負極側端面どうし
が互いに突き合わされると、双方の突出部がそれぞれ相
手方の負極側端面に当接され、双方の負極板の間には間
隙が形成されるので、複数本の電池を一直線状に配列し
て直列に接続するときに、複数本の電池の少なくとも1
本が正負極入れ替えて配列された場合でも、当該電池の
負極端子が隣接する電池の負極端子に接続されず、電池
の誤接続が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ電池を代
表とする筒形電池の負極端子構造に係り、特に、複数本
の電池を極性方向を一致させて一直線状に直列に接続す
るときにおける電池の誤接続防止に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ電池を代表とする筒型電池は、
一般的に図12(a)に示すように、その両端面にそれ
ぞれ凸状の正極端子4と、平坦な負極端子面6とが設け
られている。図12(b)は、筒形電池の負極部周辺の
内部構造を示したものである。筒形電池は、筒状正極缶
12の開口端部12aにガスケット14を介し負極端子
6として皿状負極板13が封止されている構成となって
いる。前記負極端子面6は皿状負極板13の中央部に設
けられており、この負極端子面6と筒状正極缶12の開
口端部12aとの間には環状の絶縁ワッシャー7が配設
されている。また、筒状正極缶12の外周には外装材2
2が設けられ、外装材22の上端縁22aは絶縁ワッシ
ャー7の外周上縁部を被覆している。これにより前記絶
縁ワッシャー7は筒状正極缶12の開口端部12aと外
装材22の上端縁22aとの間に挾持された状態になっ
ている。このように絶縁ワッシャー7が配設されること
によって、電池が電池ボックス内に収容されたときに、
前記外装材22の上端縁22aが損傷したり破損してい
ても、電池ボックス側の接続端子と筒状正極缶12の開
口端部12aとの間に前記絶縁ワッシャー7が介在し
て、筒状正極缶12と皿状負極板13との短絡が防止さ
れる。
【0003】また、負極板13の負極端子面6は一般的
に電池ボックス側の接続端子が確実に接触するように、
電池の負極側端面と面一かあるいはその負極側端面より
も若干、例えば0.5mm程度突出している場合が多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記筒形電
池は、機器側の必要とする電圧が電池の定格電圧、例え
ば1.5Vを越えるような場合などにおいて、複数本直
列に接続される。この直列接続のために、複数本の電池
は、正負の極性方向が統一され、隣接する2つの電池の
異極端子同士が互いに突き合わされ、一直線状に配列さ
れる。
【0005】しかしながら、この配列に際し、図12
(c)に示すように、複数本の電池8のうち少なくとも
1本の電池8aが、ユーザーの誤挿入などが原因となっ
て、逆の極性方向、即ち正極と負極とが入れ替えて配列
されてしまうことがある。このように誤って配列された
電池8aは、図12(d)に示すように、相隣接する他
の電池8に対して同極どうしで接続されてしまう。この
ため、誤接続された電池8aの両端子間には他の電池8
で形成された電圧が印加される形となり、当該電池8a
は充電状態となることから、内部で電気分解が生じてガ
スの発生や液漏れの原因になる可能性が考えられた。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、複数本の電池が直列に配列され
るに際し、少なくとも1本の電池が逆方向に誤って配列
された場合に、電池の誤接続が防止されるような電池の
負極端子構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る筒形電池の負極端子構造
は、一端側に凸状の正極端子を備えた筒状正極缶の他端
側の開口端部にガスケットを介して皿状負極板を封止
し、該正極缶の該開口端部の上面と該皿状負極板の中央
部の負極端子面との間に環状の絶縁ワッシャーを配設
し、該正極缶の外周を覆う外装材の上端縁が該絶縁ワッ
シャーの上端外周縁部を被覆してなる筒形電池におい
て、該絶縁ワッシャーに該負極板の該負極端子面より上
方に突出する突出部を一体的に設け、2つの該筒形電池
の負極側端面どうしを互いに突き合わせた場合に、双方
の該突出部がそれぞれ相手方の該負極側端面に当接され
て、双方の該負極板の間に間隙が形成されるようにして
なる。
【0008】これにより、本発明に係る筒形電池の負極
端子構造では、絶縁ワッシャーの配設によって、従来と
遜色なく電池ボックス側の接続端子による筒状正極缶と
皿状負極端子との短絡を防止できる。その上、絶縁ワッ
シャーに突出部が設けられたことで、2つの筒形電池の
負極側端面が互いに突き合わされた場合には、双方の負
極板の間に間隙が形成されて2つの電池の負極端子どう
しは互いに接触し合うことがない。このため、複数本の
筒形電池を一直線状に配列して直列に接続する際、複数
本の電池のうち少なくとも1本が正負極入れ替えて逆の
極性方向に配列された場合でも、当該電池の負極端子と
相隣接する電池の負極端子とが互いに接続し合うことは
なく、電池の誤接続が防止される。
【0009】好ましくは、前記絶縁ワッシャーには外周
縁に沿って段部が形成され、前記外装材の前記上端縁が
該段部の前記正極缶側に係止してなる。これにより、外
装材の上端縁の厚みが段部に吸収されて、外装材の上端
縁が電池の負極側端面から外側にはみ出ることを防止で
き、電池挿入の際に機器側の接続端子などから外装材が
受ける擦傷などのダメージを軽減できる。
【0010】また、前記突出部は前記皿状負極板の前記
負極端子面を囲繞して環状に形成されているのが好まし
い。これにより、負極端子板の負極端子面が電池の負極
側端面よりも奥に位置するようになり、電池の誤接続が
より確実に防止される。
【0011】あるいは、前記突出部は1乃至複数の突起
からなるのが好ましい。これにより、電池ボックスに収
容されたとき、電池ボックス側の接続端子が平坦であっ
た場合に、突起が1つからなればこの突起がその接続端
子に当接しないように電池を挿入し、他方突起が複数か
らなれば複数の突起間にその接続端子を入り込ませるこ
とによって、電池ボックス側の接続端子と電池の負極端
子との接続を図ることが可能となる。
【0012】さらに好ましくは、前記絶縁ワッシャーは
前記正極缶の前記開口端部を囲繞するカップ部を備えて
いる。これにより、電池ボックス側の接続端子による筒
状正極缶と皿状負極端子との短絡をより確実に防止する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る筒形電池の負
極端子構造について、添付図面に基づき説明する。尚、
従来と同一の構成要素には同一の符合を付す。
【0014】図1は、本発明に係る筒形電池10の内部
構造を一部示したものである。この筒形電池10は、例
えばアルカリ電池などを代表とするLR6、LR03タ
イプといった電池であり、下端側に正極端子4を備えた
筒状正極缶12の上方開口端部12aに封口ガスケット
14を介して皿状負極板13を封止して構成されてい
る。皿状負極板13の中央部は平坦な負極端子面6とな
っており、この負極端子面6の外側には絶縁ワッシャー
16が設けられている。
【0015】図2は、前記筒形電池10の負極側内部構
造を示したものである。前記絶縁ワッシャー16は、樹
脂などの絶縁材で形成され、筒状正極缶12の開口端部
12aの上面と皿状負極板13の負極端子面6との間に
配設されている。この絶縁ワッシャー16は、図3
(a)及び(b)に示すように環状に形成されていて、
皿状負極板13の負極端子面6を囲繞するようになって
いる。絶縁ワッシャー16の下端には、内周縁に沿って
環状の嵌合突部18が一体的に設けられており、図2に
示すように、この嵌合突部18が正極缶12の開口端と
皿状負極板13との間に形成された環状溝部20内に嵌
合される。また、絶縁ワッシャー16はその外径が正極
缶12の平断面とほぼ等しくなり、正極缶12の開口端
部12aの上方を覆うようになっている。
【0016】さらに、本発明に係る絶縁ワッシャー16
は、従来に比べ肉厚が厚く形成されて、その上側部分に
負極板13の負極端子面6よりも若干、例えば0.3m
m程の厚みで突出する突出部17が設けられている。そ
して、正極缶12及び絶縁ワッシャー16の外周には厚
さ0.1mm程のフィルム状の外装材22が巻き付けら
れ、外装材22の上端縁22aが絶縁ワッシャー16の
外周上縁部を被覆しこれに密着している。これにより、
絶縁ワッシャー16は筒状正極缶12の開口端部12a
の上面と皿状負極板13の負極端子面6との間に係止し
ている。この他、絶縁ワッシャー16は接着や嵌合など
によって係止されても良い。
【0017】このように絶縁ワッシャー16が筒状正極
缶12の開口端部12aの上面と皿状負極板13の負極
端子面6との間に配設されていることで、電池10が電
池ボックスに収容されたとき、外装材22の上端縁22
aが損傷していたり破損していた場合でも、電池ボック
スの接続端子と筒状正極缶12の開口端部12aとの間
に絶縁ワッシャー16が介在して、電池ボックス側の接
続端子による筒状正極缶12と皿状負極端子13との短
絡を防止することができる。
【0018】これに加え、この絶縁ワッシャー16には
皿状負極板13の負極端子面6より突出する突出部17
が設けられているため、図4に示すように、2つの電池
10の負極側端面どうしが互いに突き合わされた場合に
は、双方の突出部17がそれぞれ外装材22の上端縁2
2aを介して相手方の突出部17に当接されて、双方の
皿状負極板13の間に間隙24が形成される。これによ
り、双方の負極端子6は互いに接触せず電気的に接続さ
れないことから、複数本の筒形電池10を一直線状に配
列して直列に接続する際、複数本の電池10のうち少な
くとも1本が正負極入れ替えて逆の極性方向に配列され
た場合でも、当該電池10の負極端子6と相隣接する電
池10の負極端子6とが互いに接触することをなくし、
電池10の誤接続を防止できる。これによって、電池1
0の充電が防止されて、これによって生じるガスの発生
や液漏れなどを軽減でき、電池10の安全性の向上を図
ることができる。
【0019】特に、突出部17は環状に形成されて皿状
負極板13の負極端子面6を囲繞しているので、皿状負
極板13の負極端子面6が電池10の負極側端面より奥
側に位置するようになり、電池10の誤接続がより確実
に防止される。
【0020】また、このように絶縁ワッシャー16を外
装材22で係止するようにすれば、絶縁ワッシャー16
の配設を簡単に行うことができる。
【0021】図5(a)及び(b)は、図3に示した絶
縁ワッシャー16の外周縁に沿って段部26が形成され
たところを示したものである。この段部26には、図6
に示すように、外装材22の上端縁22aが段部の正極
缶側に係止してなる。段部26の深さは、外装材22の
厚さに応じて適宜設定され、例えば外装材22の厚さが
0.1mmであれば、正極缶12外周への巻付により生
じた重ね合わせ部を考慮して0.2mm以上となる。こ
のように、外装材22の上端縁22aが段部26に密着
することで、外装材22の厚みが段部26に吸収され、
外装材22の外面が絶縁ワッシャー16の端面から突出
しなくなる。従って、電池挿入の際に電池ボックス側の
接続端子などから受ける擦傷などのダメージが軽減され
るとともに、絶縁ワッシャー16が外装材により係止さ
れている場合に、その脱落を防止することができる。
【0022】また、前記突出部17は、図7(a)及び
(b)に示すように、突起28からなる場合もある。こ
こでは2つの突起28が一体的に設けられており、共に
皿状負極板13の負極端子面6の外側に沿って円弧状に
形成されている。2つの突起28は、負極端子面6の周
りに180度間隔で配置され、皿状負極板13を挟み互
いに対向配置されている。また、2つの突起28の外側
には、絶縁ワッシャー16の外周縁に沿って前記外装材
22の上端縁22aの被覆代30が確保されている。
【0023】図8は、図7の絶縁ワッシャー16が電池
の負極側端面に設けられたところを示したものである。
ここで、皿状負極板13の負極端子面6は、突起28を
除いた絶縁ワッシャー16の上端面に対し面一あるいは
それよりも若干突出するようになる。これは、電池ボッ
クス側の接続端子の中には、電池との接触面が平坦に形
成されたものがあり、前述した環状の突出部17を備え
た電池では、このような接続端子に対し負極端子6を接
続させることができない。そこで、突出部17を突起2
8から構成することで、その接続面が平坦な接続端子で
も、この接続端子が2つの突起28の間に入り込むよう
に電池を挿入することにより、電池ボックス側の接続端
子と電池の負極端子6との接続を図ることが可能にな
る。特に、2つの突起28の間隔は接続端子が入り込み
易いように十分確保されているのが好ましい。尚、ここ
では、突起28が2つ設けられているが、3つ以上ある
いは1つであっても良く、突起28が1つからなる場合
には、突起28がその接続端子に当接しないように電池
を挿入する。また、突起28としては、図8に示すよう
に円弧状に形成される他、図9に示すような先端部分が
面取りされたものであっても良い。
【0024】さらに、絶縁ワッシャー16は、図10
(a)に示すように、紫外線硬化型樹脂から形成される
こともある。このとき絶縁ワッシャー16は、紫外線硬
化型樹脂が正極缶12の開口端部12a表面を被覆して
塗布されて硬化形成されるとともにさらにその被覆部の
外表面には、前記突出部として、紫外線硬化型樹脂によ
って図10(b)に示すような前述と同様の1乃至複数
の突起28が形成されたり、あるいは図10(c)に示
すような皿状負極板13の負極端子面6を囲繞する環状
突出部29が形成される。この紫外線硬化型樹脂は予め
別途成形された絶縁ワッシャー16に対して後から付着
形成可能であり、この紫外線硬化型樹脂を用いることに
よって絶縁ワッシャー16に対し突出部17を簡便に設
けることができる。
【0025】この他、絶縁ワッシャー16としては、図
11(a)に示すようにカップ部32を備えたものがあ
る。このカップ部32は、図11(b)に示すように、
正極缶12の開口端部12aを囲繞するもので、カップ
部32の内周縁には前記突出部として環状突出部29が
形成されている。この他、この突出部としては前述した
ような1乃至複数の突起などで形成される場合もある。
このように絶縁ワッシャー16がカップ部32を備える
ことで、電池ボックス側の接続端子による筒状正極缶1
2と皿状負極板13との短絡をより確実に防止すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】前記発明の実施の形態で説明したよう
に、本発明に係る筒形電池の負極端子構造によれば、正
極缶の開口端部の上面と皿状負極板の中央部の負極端子
面との間に環状の絶縁ワッシャーが配設されたことで、
従来と遜色なく、電池ボックスの接続端子による筒状正
極缶と皿状負極端板との短絡を防止することができる。
その上、絶縁ワッシャーには負極板の中央部の負極端子
面より上方に突出する突出部を設けたため、2つの電池
の負極側端面どうしが互いに突き合わされた場合には双
方の負極板の間に間隙が形成されることから、複数本の
電池を一直線上に配列して直列に接続する際、複数本の
電池のうち少なくとも1本が正負極入れ替えて逆の極性
方向に配列された場合でも電池の接続が行われず、誤接
続による電池の充電が防止されてガスの発生や液漏れな
どを軽減でき、電池の安全性の向上を図ることができ
る。また、このように絶縁ワッシャーに突出部を一体的
に設けているので、電池の組立において突出部の形成工
程を省くことができ、突出部形成によるコストアップを
防ぐことができるとともに、絶縁ワッシャーを外装材に
よって十分係止することができ、前記突出部を電池の負
極端部に強固に設けることができる。
【0027】さらに、絶縁ワッシャーの外周縁に沿って
段部が形成され、この段部に外装材の上端縁が段部の正
極缶側に係止してなれば、外装材の上端縁の厚みが段部
に吸収されて、外装材の外面は電池の負極側端面からよ
りもはみ出ることがなく、電池挿入の際に電池ボックス
側の接続端子などから受ける擦傷などのダメージが軽減
される。
【0028】また、前記突出部が環状に形成されて皿状
負極板の負極端子面を囲繞していれば、負極端子面が電
池の負極側端面より奥側に位置するようになり、電池の
誤接続がより確実に防止される。
【0029】また、前記突出部が1乃至複数の突起から
なれば、機器側の接続端子が平坦なものであった場合、
突起が1つであれば突起が機器側の接続端子に当接しな
いように電池を挿入し、また突起が複数であればその接
続端子を突起間に入り込ませることで、電池ボックス側
の接続端子と電池の負極端子面との接続を図ることが可
能となり、正常に使用するにあたり生じる弊害を軽減す
ることができる。
【0030】さらにまた、前記絶縁ワッシャーが正極缶
の開口端部を囲繞するカップ部を備えていれば、電池ボ
ックス側の接続端子による筒状正極缶と皿状負極端板と
の短絡をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒形電池の内部構造を一部示した
部分断面図である。
【図2】本発明に係る筒形電池の負極側の内部構造を示
した断面図である。
【図3】(a)本発明に係る絶縁ワッシャーの斜視図で
ある。 (b)本発明に係る絶縁ワッシャーの断面図である。
【図4】2つの筒形電池が互いに突き合わされた状態の
内部構造を示した断面図である。
【図5】(a)段部が形成された絶縁ワッシャーを示し
た斜視図である。 (b)段部が形成された絶縁ワッシャーを示した断面図
である。
【図6】図5の絶縁ワッシャーが配設された筒形電池の
負極側内部構造を示した断面図である。
【図7】(a)突起が形成された絶縁ワッシャーを示し
た斜視図である。 (b)突起が形成された絶縁ワッシャーを示した断面図
である。
【図8】図7の絶縁ワッシャーが配設された筒形電池の
負極側内部構造を示した断面図である。
【図9】(a)突起が設けられた絶縁ワッシャーを示し
た斜視図である。 (b)突起が設けられた絶縁ワッシャーを示した断面図
である。
【図10】(a)紫外線硬化型樹脂で形成された絶縁ワ
ッシャーが配設された筒形電池の負極側内部構造を示し
た断面図である。 (b)紫外線硬化型樹脂により突起が形成されたところ
を示した上面図である。 (c)紫外線硬化型樹脂により環状突出部が形成された
ところを示した上面図である。
【図11】(a)カップ部を備えた絶縁ワッシャーを示
した斜視図である。 (b)カップ部を備えた絶縁ワッシャーが配設された筒
形電池の負極側内部構造を示した断面図である。
【図12】(a)従来の筒形電池を示した説明図であ
る。 (b)従来の筒形電池の負極側内部構造を示した部分断
面図である。 (c)従来の筒形電池1本が誤配列された様子を示した
説明図である。 (d)従来の筒形電池の負極どうしが突き合わされた様
子を示した説明図である。
【符号の説明】
4 正極端子 6 負極端子面 7 絶縁ワッシャー 10 筒形電池 12 正極缶 12a 開口端部 13 皿状負極板 14 ガスケット 16 絶縁ワッシャー 17 突出部 18 嵌合突部 20 環状溝部 22 外装材 22a 上端縁 24 間隙 26 段部 28 突起 29 環状突出部 30 被覆代 32 カップ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に凸状の正極端子(4)を備えた
    筒状正極缶(12)の他端側の開口端部(12a)にガ
    スケット(14)を介して皿状負極板(13)を封止
    し、該正極缶(12)の該開口端部(12a)の上面と
    該皿状負極板(13)の中央部の負極端子面(6)との
    間に環状の絶縁ワッシャー(16)を配設し、該正極缶
    (12)の外周を覆う外装材(22)の上端縁(22
    a)が該絶縁ワッシャー(16)の上端外周縁部を被覆
    してなる筒形電池において、該絶縁ワッシャー(16)
    に該負極板(13)の該負極端子面(6)より上方に突
    出する突出部(17)を一体的に設け、2つの該筒形電
    池の負極側端面どうしを互いに突き合わせた場合に、双
    方の該突出部(17)がそれぞれ相手方の該負極側端面
    に当接されて、双方の該負極板(13)の間に間隙が形
    成されるようにしてなることを特徴とする筒形電池の負
    極端子構造。
  2. 【請求項2】 前記絶縁ワッシャー(16)には外周縁
    に沿って段部(26)が形成され、前記外装材(22)
    の前記上端縁(22a)が該段部(26)の前記正極缶
    (12)側に係止してなることを特徴とする請求項1記
    載の筒形電池の負極端子構造。
  3. 【請求項3】 前記突出部(17)は前記皿状負極板
    (13)の前記負極端子面(6)を囲繞して環状に形成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の筒
    形電池の負極端子構造。
  4. 【請求項4】 前記突出部(17)は1乃至複数の突起
    (28)からなることを特徴とする請求項1または2記
    載の筒形電池の負極端子構造。
  5. 【請求項5】 前記絶縁ワッシャー(16)は前記正極
    缶(12)の前記開口端部(12a)を囲繞するカップ
    部(32)を備えていることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項記載の筒形電池の負極端子構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101242135B1 (ko) * 2007-12-13 2013-03-12 삼성에스디아이 주식회사 원통형 이차 전지
JP2014207063A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 Fdkエナジー株式会社 電池
US9105897B2 (en) 2008-07-18 2015-08-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Cylindrical AAA alkaline dry battery

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