JPH09147105A - 図面閉領域の抽出方法 - Google Patents

図面閉領域の抽出方法

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JPH09147105A
JPH09147105A JP30236795A JP30236795A JPH09147105A JP H09147105 A JPH09147105 A JP H09147105A JP 30236795 A JP30236795 A JP 30236795A JP 30236795 A JP30236795 A JP 30236795A JP H09147105 A JPH09147105 A JP H09147105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グリッド状の補助線が印刷された用紙に手書き
または印刷された図面の閉領域を抽出する場合に,線の
蛇行,切れまたはかすれがあっても,それらの影響を小
さくし,精度よく閉領域を抽出できるようにする。 【解決手段】パターンマップ作成処理10により,各グリ
ッド交点の複数方向の線分の有無を検出し,線分の有無
に応じてグリッド交点の状態パターンを決定し,パター
ンマップを作成する。閉領域抽出処理20により,パター
ンマップにおけるグリッド交点の状態パターンから,経
路探索方向の優先順位に基づき閉領域の輪郭となる経路
を順次探索し,開始点に到達した経路を閉領域として抽
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,イメージスキャナ
等を介して入力される手書きまたは印刷された図面情報
から自動的に閉領域を抽出する方法に関し,特に,対象
とする図面は結合部の角度が数種類に限定されている線
分を基本構成として持つものとし,その線分からなる閉
領域を,線のかすれや切れまたは雑音があっても抽出で
きるようにした図面閉領域の抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】手書きまたは印刷された図面を自動認識
する場合,図面を構成する線分や閉領域の抽出処理が必
要になる。閉領域の抽出方法としては,領域の内部や外
部の境界点追跡を行う手法が使われてきた。しかし,従
来の境界点追跡の技術では,線のかすれや切れの存在に
よって,隣接する別々の領域が結合して1つの領域とし
て抽出されたり,閉領域として抽出できないといった問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,従来の図面
閉領域の抽出方法における上記の問題を解決し,正確に
印刷された図面だけでなく,線のかすれや切れの多い手
書き図面にも対応できる新しい閉領域抽出方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の図面閉領域の抽
出方法では,上記課題を解決するために,(1)イメー
ジスキャナ等を介して得られたラスタデータを,線分の
始終点パターンを使って格納する手法と,(2)始終点
パターンを使って輪郭追跡を行い,閉領域を抽出する手
法とを用いる。
【0005】図1は,本発明の処理の流れを示す図であ
る。図1において,10はパターンマップ作成処理,2
0は閉領域抽出処理の過程を表す。パターンマップ作成
処理10は,2値データの図面情報が入力されると,グ
リッド状の補助線が印刷された用紙上のグリッド交点か
ら複数の方向に延びるグリッド線上に線分の探索領域を
設定し,各方向に対して線分の有無を判定し(S1
1),線分の有無に応じて符号を割り当て,存在する各
方向の線分の組み合わせによりグリッド交点の状態パタ
ーンを決定し,全グリッド交点について状態パターンを
決定してパターンマップを作成する(S12)過程であ
る。
【0006】閉領域抽出処理20は,パターンマップか
ら閉領域探索の開始点を見つけ(S21),開始点のグ
リッド交点パターンから次方向の優先順位に基づき次の
点を決定して次経路を決定し(S22),決定した経路
を閉領域の輪郭として(S23),閉領域を抽出する過
程である。
【0007】各グリッド交点の状態パターンは,例えば
グリッド交点から延びるグリッド線の線分の数に応じた
桁(ビットまたはビット群)を含む符号であって,その
各線分に対応する符号中の各桁の位置が所定の方向から
左回りまたは右回りに現れる線分の方向の順番になるよ
うに定められた符号で表される。経路探索における探索
方向の優先順位は,この状態パターンを表す符号におけ
る既知の経路方向の桁の次の桁位置から順番に桁の並び
に従って定められる。
【0008】本発明のパターンマップ作成処理10で
は,線分の始終点パターンを用いて各グリッド交点ごと
の状態パターンのパターンマップを作成するため,手書
きによる線の蛇行を修正し,切れやかすれを減少させる
ことができる。
【0009】また,閉領域抽出処理20では,前記パタ
ーンマップを用いてグリッド交点間の線分の接続を判定
するようにしているため,線分の切れやかすれに影響さ
れにくくなるとともに,雑音による影響をも除外するこ
とができる。また,輪郭の経路探索方向の優先順位を,
状態パターンに割り当てた符号の桁(ビットまたはビッ
ト群)の並びに従って決定できるようにすることによ
り,簡単な論理による効率のよい探索を実現することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の図面閉領域の抽出方法
は,グリッド状の補助線が記された用紙を用いて作成さ
れた回路配線を示す論理回路図面,間取りの空間配置を
示す間取り図面などの様々な図面における閉領域の自動
抽出処理に利用することができる。
【0011】図2は,それら図面を書き込むための用紙
にドロップアウト・カラーなどで記されたグリッド状の
補助線の例を示す図である。この補助線は,等間隔に交
点ができるように,いくつかの方向に,平行な線を等間
隔で引いたものである。図2(A)は,縦と横方向の2
種類の補助線であり,図2(B)は,これに左右の斜め
45度の補助線を加えたものである。
【0012】以下,本発明の実施の一形態として,間取
り図面中の閉領域抽出に本発明を適用した場合について
説明する。間取り図面専用の用紙には,通常,基準線と
して図2(A)に示すような縦横の線が等間隔に引かれ
ている。この図面上の基準線をグリッド線,基準線の交
点をグリッド交点と呼ぶこととする。
【0013】間取り図面を構成する多くの要素(壁,建
具,畳,階段等)のサイズが,グリッド線の間隔の整数
倍で表現される。このため,この専用用紙に間取り図面
を書く場合,大部分の線分がグリッド線上に書かれ,さ
らにその線分の始終点はグリッド交点上に書かれる。本
発明の閉領域の抽出方法は,この特徴を利用するもので
あり,図面要素を構成する線分をグリッド線上に書くこ
とを筆記条件として,グリッド線上に書かれた図面要素
を構成する線分が作る閉領域を抽出対象とする。
【0014】図1に示す本発明の処理手順を詳細に説明
する。パターンマップ作成処理10で,入力された2値
のラスタデータを本発明のパターンマップへ変換し,次
に,閉領域抽出処理20で閉領域の輪郭部分の探索を行
う。
【0015】まず,パターンマップ作成処理10につい
て説明する。パターンマップとは,図面上のグリッド交
点部分を通過する線分の状態を,予め用意していた線分
の状態パターンとマッチングさせ,適合した状態パター
ンのパターンコードを記録したデータのことである。手
書きで書かれた間取り図面を,イメージスキャナを介し
て得られるラスタデータに変換し,そこからパターンマ
ップを生成する。
【0016】このとき用いるパターンコードは,2進数
に変換した場合に,その各桁とグリッド交点から延びる
各方向とが対応したものとする。つまり,線分が存在し
ている方向に対応しているパターンコードの桁は1と
し,存在していない方向に対応している桁は0とする。
【0017】例えば,図3に示すように,グリッド交点
から4方向に延びるパターンでは,パターンコードは2
進数表現で4桁であり,N方向(上方向)は第1桁に,
E方向(右方向)は第2桁に,S方向(下方向)は第3
桁に,W方向(左方向)は第4桁に対応する。これらす
べての方向に,記入された線分が存在している場合に
は,その対応する各桁がすべて1(1,1,1,1)と
なる。
【0018】本実施例で使われる図面において,印刷さ
れたグリッド線の線分が水平方向と垂直方向の2種類で
あるとした場合,グリッド交点のパターンは,図4に示
すような16パターンである。状態パターンの決定で
は,図面中のグリッド交点を中心に上下左右の4方向に
関して,書かれた線分の有無を判定し,存在した線分の
組み合わせでパターンを決定する。
【0019】図5は,グリッド交点付近における線分の
有無の判定方法の例を説明する図である。図5(A)
は,線分の有無の判定対象となるグリッド交点を示す。
図5(B)に示すように,グリッド交点の近辺において
グリッド交点を中心に4方向に線分の探索領域を設定す
る。この領域を線分の方向と垂直な方向に1列ずつ走査
し,黒画素が存在する列を1,存在しない列を0とす
る。こうしてすべての列を走査した結果,1となった列
が,あるしきい値を越えている場合に,線分が存在して
いると判定する。
【0020】図5(C)に各方向の黒画素の存在の割合
を示す。ここで,しきい値を4/7とすると,上,右,
下の3方向に線分が存在し,左方向のみ存在していない
と判定される。この結果,図5(A)に示すグリッド交
点は,図4に示すグリッド交点の16パターンのうち,
パターン7と判定され,パターンコード〔0111〕が
付与される。こうして,すべてのグリッド交点につい
て,パターンを判定し,パターンコードを付与すること
により,パターンマップを作成する。
【0021】図6は,手書きの図面データをパターンマ
ップに変換した例を示す。図6(A)に示す図面データ
のすべてのグリッド交点について,状態パターンを決定
する。グリッド交点P1は,図4に示すグリッド交点パ
ターンのうち,パターン6と合致すると判定し,パター
ンマップのグリッド交点P1の位置に「6」を格納す
る。同様にグリッド交点P2は,図4に示すグリッド交
点パターンのうち,パターンAと合致すると判定し,パ
ターンマップのグリッド交点P2の位置に「A」を格納
する。この処理をすべてのグリッド交点について行うこ
とにより,図6(B)に示すようなパターンマップが得
られる。
【0022】図7は,パターンマップ作成処理の処理フ
ローチャートである。図7において,ステップS31で
は,グリッド交点からグリッド線上に所定の大きさの線
分探索領域を設定する。
【0023】ステップS32では,各方向の探索領域内
の線分の有無を,図5で説明した方法により判定する。
ステップS33では,線分の有無の判定結果により,線
分の存在する方向の組み合わせから状態パターンを決定
する。
【0024】ステップS34では,パターンマップ上の
該当するグリッド交点の位置に決定した状態パターンを
示す値(パターンコード)を格納する。ステップS35
によりすべてのグリッド交点についての処理が終了した
かどうかを判定し,終了していなければ,ステップS3
1へ戻って同様に処理を繰り返す。すべてのグリッド交
点について終了したならば,パターンマップ作成処理を
終了する。
【0025】このパターンマップ作成処理10の特徴
は,図6に示すように図面上のすべてのグリッド交点に
ついてパターンコード化したデータを作成すること,各
パターンコードは,図5に示すように,多少の線の途切
れやかすれに影響されないように,一定範囲の広さで画
素をチェックして求めること,パターンコードを2進数
表現した場合の各桁が,図3に示すように,グリッド交
点の各方向の線分状態と対応していることである。
【0026】次に,閉領域抽出処理20について説明す
る。閉領域抽出処理20は,先に,パターンマップ作成
処理10で生成したパターンマップを利用し,図面閉領
域の境界点を探索する処理である。
【0027】その手順は,まずパターンマップから開始
点の候補を見つける。次に,その開始点のグリッド交点
の状態パターンをもとに,次点への経路探索方向の優先
順位に基づいて,閉領域の輪郭上の次のグリッド交点を
決定する。このとき,線分が進んできた方向に対し,次
のグリッド交点の状態パターンがその方向(前の交点の
方向)に線分が存在するものでなければ,線分が連続し
ているとは言えないので,その確認処理を行う。さら
に,同様に次々と次経路を決定していく。経路が開始点
に戻った時点で,一つの閉領域の輪郭を表す経路が抽出
されたことになる。図面上に他の開始点候補があれば,
そのグリッド交点を第2の開始点として,同様に上記処
理を繰り返す。
【0028】本実施例では,探索開始点とするグリッド
交点の状態パターンを,図4に示す状態パターンのうち
パターン6,7,E,Fの4パターンとして,パターン
マップ上にそのいずれかのパターンコードがあった場合
に,そのグリッド交点を探索開始点とする。開始点から
の探索方向は右方向とする。この後の経路探索に関して
は,図8に示すように,経路の進行方向に対して左回り
の優先順位(右方向,直進方向,左方向,後進方向)と
する。
【0029】このとき,前述したように2進数変換した
パターンコードの各桁が,どの方向に線分が延びている
かを表しているので,以下のような処理で経路探索を行
うことができる。なお,各桁と各方向の対応は図3で示
したとおりである。
【0030】図6に示す図面データをもとに具体的に説
明する。図面データの左上からラスタスキャンを行って
いくと,グリッド交点P1(パターン6)が最初の開始
点としてピックアップされる。開始点からの経路探索の
進行方向は右方向としているため,第2点の候補はグリ
ッド交点P2となる。
【0031】ここで,グリッド交点P1とP2の接続状
態をチェックする。接続しているかどうかは,グリッド
交点P1を始点,グリッド交点P2を終点としたとき,
終点側のパターンが始点方向に線の延びているものであ
るかどうかで判断する。すなわち,終点のP2にとって
始点のP1は図3のW方向(左)の位置にあるので,グ
リッド交点P2の状態パターンにおいて,このW方向の
位置に線分が存在すれば,グリッド交点P1とグリッド
交点P2は接続していると判断する。図3に示すよう
に,W方向(左)の位置はビット列で4桁目にあたるた
め,パターンコードの第4桁目が1であれば,線分が存
在することになる。
【0032】ここで,グリッド交点P2のパターンコー
ドはA(=1010)であるため,グリッド交点P1と
グリッド交点P2は接続していると判断する。これによ
ってグリッド交点P2が第2点となる。第3点以降は,
図8に示すように後進方向の次(進行方向に対して右方
向)から左回りの優先順位の方向でその候補点を決めて
いく。
【0033】この経路探索の左回りの優先順位をパター
ンコードのビット列の表現で言えば,4桁目→3桁目→
2桁目→1桁目→4桁目→・・・の順(ただし,最優先
の桁は進行方向に対して右方向の桁)となる。つまり,
優先順位は進行方向を表す桁に対して,右側へシフトし
た桁が最も高くなる。第2点のグリッド交点P2(パタ
ーンA=1010)では,開始点であるグリッド交点P
1(パターン6=0110)からの進行方向が4桁目で
あったので,次方向で最も優先順位の高いのは3桁目
(S方向)となる。第2点のグリッド交点P2はパター
ンA=1010であり,パターンコードの第3桁目は0
であるためこの方向には進めない。次に優先順位が高い
方向は第2桁目であり,この桁は1となっているため,
第2桁目,つまり図3におけるE方向(右の方向)に進
み,第3点候補をグリッド交点P3とする。
【0034】上記と同様に第2点と第3点とのグリッド
交点間の接続状態をチェックする。第2点のグリッド交
点P2はグリッド交点P3からみてW方向(左)である
ため,先ほどと同様にパターンコードのビット列表現で
第4桁目をチェックする。グリッド交点P3は,パター
ンE=1110であるため,第4桁目が1となっており
接続していると判断する。さらに第4点候補について考
える。第3点では第2点からの進行方向が第4桁目であ
ったので,最も優先順位の高い方向は第3桁目である。
グリッド交点P3は,パターンE=1110で,第3桁
目は1となっているので,線分は存在しておりこの方向
が,第4点目の最初の探索方向として選択される。この
経路探索を繰り返し,開始点に到達した時点で探索を終
了する。続いて,次の開始点を探索し,同様に閉領域抽
出のための経路探索を行っていく。
【0035】図9は,閉領域抽出処理の処理フローチャ
ートである。ステップS41では,パターンマップから
探索の開始点を検出し,それを処理対象のグリッド交点
Ps とする。
【0036】ステップS42では,次点への経路の探索
方向の優先順位に従って,現在のグリッド交点Ps の状
態パターンから次のグリッド交点Pe を決定する。ステ
ップS43では,次のグリッド交点Pe の状態パターン
から,現在のグリッド交点Ps と次のグリッド交点Pe
との間の線分の存在を確認する。
【0037】ステップS44では,線分の存在を確認で
きたかどうかを判定し,確認できた場合にはステップS
45の処理へ進み,確認できない場合にはステップS4
2へ戻り,次の優先順位の探索方向について経路を探索
する。
【0038】ステップS45では,2つのグリッド交点
Ps とグリッド交点Pe 間の線分を経路とし,グリッド
交点Pe を次の処理対象のグリッド交点Ps とする。ス
テップS46では,グリッド交点Ps が探索の開始点で
あるかどうかを判定する。グリッド交点Ps が探索の開
始点であれば,ステップS47の処理を行い,グリッド
交点Ps が開始点でなければ,ステップS42へ戻る。
【0039】ステップS47では,決定された経路を閉
領域の輪郭として抽出する。ステップS48では,他に
開始点候補があるかどうかを判定し,他に開始点候補が
あればステップS41へ戻って同様に処理を繰り返し,
なければ処理を終了する。
【0040】この閉領域抽出処理20の特徴は,図8に
示すように,次方向の探索優先順位を進行方向に対して
左回り(または右回り)の一定の順序としていること,
パターンマップ上のパターンコードを使って,線分の有
無をチェックし,経路を探索すること,パターンコード
を使って閉領域を探索しているため,線分の間の途切れ
やかすれに影響されないこと,パターンコードの各桁
が,図3に示すようにグリッド交点の各方向の線分と対
応しているため,次方向探索が容易であることである。
【0041】以上のように,本発明はグリッド交点の状
態パターンを使って閉領域探索を行っているため,線分
途中の切れやかすれに影響されずに閉領域の抽出を行う
ことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば,パターンマップ作成処
理により,手書きによる線の蛇行を修正するとともに,
線の切れやかすれを減少させることができる。また,閉
領域抽出処理により,線の切れやかすれに影響されにく
くするとともに,閉領域の輪郭をなす線分以外の雑音に
よる影響を除外して,閉領域抽出処理の精度を高めるこ
とができる。
【0043】また,グリッド交点の状態を示すパターン
コードを,その各桁が各線分の方向に対応したものと
し,次方向の探索優先順位を考慮して定めた桁の並びで
表すことにより,次方向の探索を容易にかつ効率よく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理の流れを説明する図である。
【図2】図面用紙に記される補助線の例を示す図であ
る。
【図3】グリッド交点のパターンコード化の例を説明す
る図である。
【図4】グリッド交点の状態パターンの例を示す図であ
る。
【図5】グリッド交点付近における線分の有無の判定方
法の例を説明する図である。
【図6】パターンマップの例を示す図である。
【図7】パターンマップ作成処理の処理フローチャート
である。
【図8】経路探索方向の優先順位を説明する図である。
【図9】閉領域抽出処理の処理フローチャートである。
【符号の説明】
10 パターンマップ作成処理 20 閉領域抽出処理

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリッド状の補助線が印刷された用紙上
    に,手書きまたは印刷された図面の閉領域を抽出する方
    法であって,グリッド交点から複数の方向に延びるグリ
    ッド線上に線分の探索領域を設定し,前記各方向に対し
    て線分の有無を判定し,線分の有無に応じて符号を割り
    当て,存在する各方向の線分の組み合わせによりグリッ
    ド交点の状態パターンを決定し,全グリッド交点につい
    て状態パターンを決定してパターンマップを作成する過
    程と,前記パターンマップから閉領域探索の開始点を見
    つけ,開始点のグリッド交点パターンから順次,所定の
    経路探索方向の優先順位に基づき次の点を決定して,次
    経路を決定する過程とを有することを特徴とする図面閉
    領域の抽出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の図面閉領域の抽出方法に
    おいて,前記経路探索方向の優先順位は,第1点から第
    2点への接続が検出されて次に接続される第3点を求め
    るとき,第2点から第1点へ向かう方向を基準として,
    左回りまたは右回りに現れるグリッド線の線分方向の順
    番であり,前記状態パターンを表す符号の線分方向に応
    じた桁の並びに従って決められることを特徴とする図面
    閉領域の抽出方法。
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Cited By (4)

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