JPH09146972A - 自然言語対話型情報処理装置 - Google Patents

自然言語対話型情報処理装置

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JPH09146972A
JPH09146972A JP7305841A JP30584195A JPH09146972A JP H09146972 A JPH09146972 A JP H09146972A JP 7305841 A JP7305841 A JP 7305841A JP 30584195 A JP30584195 A JP 30584195A JP H09146972 A JPH09146972 A JP H09146972A
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JP
Japan
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semantic
pronoun
storage unit
search condition
unit
Prior art date
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Application number
JP7305841A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouji Torii
肖史 鳥居
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指示代名詞の指示対象を特定する。 【解決手段】 検索命令文を形態素解析部が形態素解析
し、指示代名詞解析部が文脈記憶部を参照して指示代名
詞の指示対象を特定する。構文意味解析部は、構文意味
規則記憶部を参照して構文意味解析を行い、入力意味表
現を文脈記憶部に追加する。検索処理部は、当該情報を
検索して出力意味表現を生成し、応答生成部は、出力意
味表現を文脈記憶部に追加すると共に、出力意味表現を
自然言語等を用いて出力する。n番目の文に含まれる指
示代名詞「それら」の指示対象を特定する場合、指示代
名詞解析部はiにnを代入し、iを1減算して、文脈記
憶部内のi番目の入出力意味表現が「論理和を含む検索
条件」又は「個数が複数である検索結果」の条件を満た
すか調査し、条件を満たすまで減算と調査を繰り返し、
その後当該検索条件又は検索結果を指示対象として特定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然言語で表現さ
れた入力文に対応した所望の応答を出力する自然言語対
話型情報処理装置に関し、例えば、自然言語インターフ
ェースを備えた情報検索システムに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報検索システム等の対話型情報
処理装置では、不特定ユーザーが簡易に利用できるよう
にするために、自然言語対話による情報検索が行われて
いる。
【0003】情報検索システムとユーザーとの間のユー
ザーインターフェース(マン−マシンインターフェー
ス)として、ユーザーによる自然言語の入力には、キー
ボード、マイクロフォン、ディジタイザ、OCR装置等
が用いられ、情報検索システムの応答には、ディスプレ
イ、プリンタ、スピーカ等が用いられている。
【0004】ユーザーインターフェースから入力された
自然言語の文脈処理には、「ある時点での入力文に指示
代名詞が含まれるかどうかを判定し、指示代名詞が含ま
れるなら、一つ前の入力文の意味表現中の検索条件を、
現在の入力文の意味表現の検索条件とする」という方法
が広く使用されていて、指示代名詞を利用して円滑に対
話ができるようになっていた(文献『絹川博之、“表階
層モデルに基づく自然言語インターフェース処理方
式”、情報処理学会論文誌、Vol.27、No.5、
pp.499−509、(1986)』)。
【0005】図2は、このような文脈処理を行い会議室
情報を提示する情報検索システムとユーザーが対話して
いる様子を示す図である。ここで、ユーザーの入力文の
意味表現は、検索命令文であり、検索命令文は検索条件
と提示条件からなるとする。また、検索条件は、データ
の集合を表す論理式であり、属性の論理結合で表される
とする。提示情報は検索条件で表されるデータの集合に
関して提示する情報であるとする。
【0006】5番目の文には、指示代名詞「それ」が含
まれていているので、1つ前の入力文(3番目の文)の
検索条件である「名前が第1会議室である会議室」を5
番目の検索条件として検索を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文脈処理を行い指示代名詞を利用して対話する情報検索
システムでは、指示代名詞の性質に応じた処理ができな
いという問題点があった。
【0008】図3は、会議室情報を提示する従来の情報
検索システムとユーザーが対話している様子を示す図で
ある。5番目の文には、指示代名詞「それら」が含まれ
ていているので、1つ前の入力文(3番目の文)の検索
条件である「名前が第1会議室である会議室」を5番目
の検索条件とする。
【0009】しかし、それまでにおこなった対話の内容
と、指示代名詞「それら」が複数を指すものであること
を考慮すると、ユーザーの意図する検索条件は「名前が
第1会議室と第2会議室である会議室」であり、当該情
報検索システムは、ユーザーの意図した検索条件を得て
いない。
【0010】このように、指示代名詞の性質によって
は、従来の方法ではうまくいかないことがある。
【0011】指示代名詞が備えている様々な性質から、
指示代名詞を分類することができる。図4に、指示代名
詞を指示代名詞が指示する対象である指示対象とその数
に着目したときの分類例を示す。
【0012】指示対象の欄の属性とは、検索条件中のあ
る属性であり、且つ指示代名詞の指示対象になっている
属性のことである。一般的に、属性は属性名と属性値か
らなり、例えば属性値が「1時から3時」であるとする
と属性名は「時間」になる。
【0013】数の欄の「単複」は、指示対象が単数であ
る場合も複数である場合もありえることを示している。
【0014】また、提示情報がある検索条件で示された
データの集合に関して提示不可能なことがある。例え
ば、会議室情報を提示する情報検索システムにおいて、
提示情報「空いている時間」は、会議室の集合に関して
は提示可能であるが、会議室の備品の集合を表す検索条
件に関しては不可能である。逆に、提示情報「新しいか
古いか」は、備品の集合を表す検索条件に関しては提示
可能であるが、会議室の集合を表す検索条件に関しては
提示不可能である。従来の情報検索システムにおいて
は、一つ前の入力文の意味表現中の検索条件を、現在の
入力文の意味表現の検索条件とするこのように処理を行
っていたために、このような提示情報と検索条件の関係
を考慮して適切な処理を行えなかった。
【0015】本発明の自然言語対話型情報処理装置は、
指示代名詞の持つさまざまな性質に応じて、あるいはな
提示情報と検索条件の関係を考慮して適切な処理を行う
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
文を形態素解析する形態素解析手段と、この形態素解析
手段からの解析結果に構文意味規則を適用して入力文の
構文解析及び意味解析を行い入力文の意味表現を生成す
る構文意味解析手段と、この意味表現に対応する応答を
出力する応答生成手段とを備えて、自然言語で表現され
た入力文に対応した所望の応答を出力する自然言語対話
型情報処理装置において、以下の手段を備えたことを特
徴とする。
【0017】すなわち、複数の意味表現を記憶できる意
味表現記憶部と、入力文の意味表現を意味表現記憶部に
記憶させる入力意味表現格納手段と、出力する応答の意
味表現を意味表現記憶部に記憶させる出力意味表現格納
手段と、入力文に指示代名詞が含まれていた場合に、意
味表現記憶部に記憶された情報を検索して、当該指示代
名詞の指示対象を特定する指示対象特定手段とを備え、
構文意味解析手段が、この指示対象特定手段の特定した
指示対象を参照して入力文の意味表現を生成する。
【0018】請求項1の発明の自然言語対話型情報処理
装置では、複数の意味表現を記憶できる意味表現記憶部
を備え、入力意味表現格納手段が入力文の意味表現を意
味表現記憶部に記憶させ、さらに、出力意味表現格納手
段が出力する応答の意味表現を意味表現記憶部に記憶さ
せて、入力文に指示代名詞が含まれていた場合には、指
示対象特定手段が、意味表現記憶部に記憶された複数の
意味表現を検索して、当該指示代名詞の指示対象を的確
に特定する。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、指示対象特定手段が、指示代名詞の種類毎にその性
質に応じた意味表現記憶部の指示対象検索条件をあらか
じめ記憶しておく指示代名詞性質別分類部を備え、指示
代名詞性質別分類部に記憶された当該指示代名詞に対応
した指示対象検索条件に従い意味表現記憶部に記憶され
た情報を検索して当該指示代名詞の指示対象を特定する
ことを特徴とする。
【0020】請求項2の発明の自然言語対話型情報処理
装置では、指示代名詞性質別分類部が指示代名詞の種類
毎にその性質に応じた意味表現記憶部の指示対象検索条
件をあらかじめ記憶しておき、指示対象特定手段が、指
示代名詞性質別分類部に記憶された当該指示代名詞に対
応した指示対象検索条件に従い意味表現記憶部に記憶さ
れた情報を検索し指示代名詞の性質に適した指示対象を
特定する。
【0021】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、指示対象特定手段が、検索条件と提示情報の関係を
あらかじめ記憶しておく検索条件−提示情報関係記憶部
を備え、入力文が検索条件と提示情報とからなる場合
に、検索条件−提示情報関係記憶部に記憶された検索条
件と提示情報の関係を満たすように意味表現記憶部に記
憶された情報を検索して当該指示代名詞の指示対象を特
定することを特徴とする。
【0022】請求項3の発明の自然言語対話型情報処理
装置では、検索条件−提示情報関係記憶部が検索条件と
提示情報の関係をあらかじめ記憶しておき、入力文が検
索条件と提示情報とからなる場合に、指示対象特定手段
が検索条件−提示情報関係記憶部に記憶された検索条件
と提示情報の関係を満たすように意味表現記憶部に記憶
された情報を検索して指示対象を特定する。
【0023】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、指示対象特定手段が、指示代名詞の種類毎にその性
質に応じた意味表現記憶部の指示対象検索条件をあらか
じめ記憶しておく指示代名詞性質別分類部と、検索条件
と提示情報の関係をあらかじめ記憶しておく検索条件−
提示情報関係記憶部とを備え、指示代名詞性質別分類部
に記憶された当該指示代名詞に対応した指示対象検索条
件に従い意味表現記憶部に記憶された情報を検索し、入
力文が検索条件と提示情報とからなる場合には検索条件
−提示情報関係記憶部に記憶された検索条件と提示情報
の関係を満たすように、当該指示代名詞の指示対象を特
定することを特徴とする。
【0024】請求項4の発明の自然言語対話型情報処理
装置では、指示代名詞性質別分類部が、指示代名詞の種
類毎にその性質に応じた意味表現記憶部の指示対象検索
条件をあらかじめ記憶して、検索条件−提示情報関係記
憶部が、検索条件と提示情報の関係をあらかじめ記憶し
ておき、指示対象特定手段が、指示代名詞性質別分類部
に記憶された当該指示代名詞に対応した指示対象検索条
件に従い意味表現記憶部に記憶された情報を検索し、入
力文が検索条件と提示情報とからなる場合には検索条件
−提示情報関係記憶部に記憶された検索条件と提示情報
の関係を満たすように、指示対象を特定する。
【0025】請求項1〜4の発明において、指示代名詞
の指示対象と属性とを合成して検索条件を合成する指示
対象属性合成手段をさらに備え、構文意味解析手段が、
この指示対象属性合成手段の合成した検索条件を参照し
て入力文の意味表現を生成するようにすることが好まし
い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、情報検索システムに適用し
た本発明による自然言語対話型情報処理装置の実施の形
態を、図面を参照しながら詳述する。
【0027】(第1の実施の形態)図5は、第1の実施
の形態における情報検索システムの機能構成を示したも
のであるが、実際には、第1の実施の形態の情報検索シ
ステムは、大容量の補助記憶装置を備えた計算機システ
ムで実現されており、そのハードウェア構成は省略す
る。
【0028】第1の実施の形態における情報検索システ
ムは、機能的には、図5に示すように、形態素解析部
1、指示代名詞解析部2、文脈記憶部3、構文意味解析
部4、構文意味規則記憶部5、検索処理部6及び応答生
成部7から構成されている。
【0029】形態素解析部1は、ユーザーが図示しない
ユーザーインターフェースを介して入力した文字列を読
み込み、当該文字列を単語の列に解析し、かつそれぞれ
の品詞を特定するものである。
【0030】指示代名詞解析部2は、形態素解析部1の
解析結果を基にして指示代名詞が含まれていた場合に、
文脈記憶部に記憶されている情報を参照して、指示代名
詞が指す指示対象を特定するものである。
【0031】文脈記憶部3は、ユーザーと情報検索シス
テムとの対話の始まりからの全ての入出力意味表現(入
力文の意味表現と検索結果の意味表現)を記憶するもの
である。
【0032】構文意味解析部4は、構文意味規則記憶部
に格納された情報を参照して、入力文の構文解析及び意
味解析をおこない、入力文の意味表現である検索命令文
を生成して、この検索命令文を文脈記憶部3に格納する
ものである。
【0033】構文意味規則記憶部5は、構文意味解析部
4が構文解析及び意味解析を行うのに必要な構文意味規
則を記憶しているものである。
【0034】検索処理部6は、検索命令を実行して、検
索結果の意味表現を生成するものである。
【0035】応答生成部7は、検索結果の意味表現の形
式で文脈記憶部3に書き込み、その意味表現に応じて自
然言語や図表でシステムの応答を生成し、出力するもの
である。
【0036】以下に、第1の実施の形態の情報検索シス
テムの動作を説明する。
【0037】最初に、図6のフローチャートを参照しな
がら、第1の実施の形態の情報検索システムの大まかな
処理の流れを説明する。
【0038】ユーザーが入力した文字列(検索命令文)
を、形態素解析部1が単語の列に解析し、かつそれぞれ
の品詞を特定して、指示代名詞が含まれる場合には、指
示代名詞解析部2が文脈記憶部3を参照しながら指示代
名詞の指す指示対象を特定する(ステップ601〜60
3)。
【0039】次に、構文意味解析部4が、構文意味規則
記憶部5に格納された情報を参照して、入力文の構文解
析及び意味解析を行い、入力意味表現を文脈記憶部3に
追加する(ステップ604,605)。
【0040】検索処理部6は、構文意味解析部4の解析
結果に基づいて図示しない情報格納部の検索処理を行い
検索結果の意味表現を生成し、応答生成部7は、検索結
果の意味表現を文脈記憶部3に格納すると共に、検索結
果の意味表現に応じて自然言語や図表等を用いてユーザ
ーに応答する(ステップ606〜608)。
【0041】このように、構文意味解析部4と応答生成
部7が文脈記憶部3に入出力意味表現を追加して、指示
代名詞解析部2が文脈記憶部に格納された入出力意味表
現を参照して指示代名詞の特定を行う。
【0042】指示代名詞解析部は、指示代名詞の性質に
よって、その性質に応じた処理を行う。図7に、指示代
名詞の性質とその性質に対応する処理との関係の一例を
示す。図7の中の「それら」を例にすると、「それら」
に対応する処理は「直前の出力から入力文と出力の意味
表現を時間軸と逆方向に遡り、最初に見つかる論理和を
含む検索条件、あるいは個数が複数である検索結果を指
示対象とする。」となる。
【0043】図3で示した動作例(「それら」を含む)
を基に、説明を加える。
【0044】図3では、ユーザーが5番目の文(「それ
ら」を含む検索命令文)を入力して、これから情報検索
システムが所望の処理をしてユーザーに対して検索結果
を出力するところである。この時点で、既に文脈記憶部
3に記憶されている情報を図8に示す。
【0045】まず、形態素解析部1が、当該文字列を単
語の列に解析し、かつそれぞれの品詞を特定してから、
指示代名詞解析部2が動作を開始する。指示代名詞解析
部2は、5番目の文に「それら」が含まれるので、「そ
れら」に対応した処理を行う。
【0046】指示代名詞解析部2が「それら」に対応し
た処理を行う動作の詳細を図1のフローチャートを参照
しながら、説明する。
【0047】現在の入力文が5番目の文であるので、指
示代名詞解析部2は変数iに5を代入する(ステップ1
01)。
【0048】次に、指示代名詞解析部2は、iの値を1
つ減らして、文脈記憶部3に格納されたi番目(4番
目)の入出力意味表現を調べる。4番目の入出力意味表
現は、「検索結果:(時間;1時から2時まで)」であ
るので、「論理和を含む検索条件」と「個数が複数であ
る検索結果」の両方の条件のどちらも満たさないので、
指示代名詞解析部2は、iの値を1つ減らして、i番目
(3番目)の入出意味表現を調べる。この場合も条件を
満たさないので、指示代名詞解析部2は、iの値を1つ
減らして、i番目(2番目)の入出意味表現を調べる。
文脈記憶部3に格納された2番目の入出力意味表現は、
「検索結果:(名前;第1会議室),(名前;第2会議
室)」であるので、「個数が複数である検索結果」の条
件を満たすので、指示代名詞の指示対象の検索を終え
て、「検索結果:(名前;第1会議室),(名前;第2
会議室)」を指示代名詞「それら」の指す指示対象とす
る(ステップ102〜105)。
【0049】続いて、構文意味解析部4は、構文意味規
則部5に格納されれている構文意味規則を参照して構文
解析及び意味解析を行い、「検索条件:(名前;第1会
議室)or(名前;第2会議室)」と「提示情報:明後
日、空いている時間」を文脈記憶部3に追加する。
【0050】その後、検索処理部6は、当該情報の検索
を行う。ここでは、検索結果として、「名前が第1会議
室である会議室は、1時から3時まで」、「名前が第2
会議室である会議室は、一日中」を得たとする。応答生
成部7は、この出力意味表現を文脈記憶部3に追加する
と共に、ユーザーに対して、例えば、「第1会議室は1
時から3時まで空いています。第2会議室は一日中空い
ています。」と出力する。
【0051】最終的に、ユーザーが5番目の文を入力し
て、情報検索システムが応答を返すまでの間に文脈記憶
部3に追加された情報(5,6番目の入出力意味表現)
は図9のようになる。
【0052】次回、ユーザーが7番目の文を入力したと
きには、今回追加した6番目の文から順に指示代名詞の
指す指示対象を検索していくことになる。
【0053】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、複数の意味表現を記憶できる文脈記憶部を備え、構
文意味解析部が入力文の意味表現を文脈記憶部に記憶し
て、さらに、応答生成部が検索結果の意味表現を文脈記
憶部に記憶して、入力文に指示代名詞が含まれていた場
合には、指示代名詞解析部が、文脈記憶部に記憶された
複数の意味表現を検索して、当該指示代名詞の指示対象
を特定するようにしたので、ユーザーと情報検索システ
ムの間の一連の対話の中から指示代名詞の性質に応じて
最適な指示対象を特定することができる。
【0054】(第2の実施の形態)図10は、第2の実
施の形態における情報検索システムの機能構成を示した
ものであり、第1の実施の形態の構成に加え関係検査部
8、検索条件−提示情報関係記憶部9を備えている。な
お、第1の実施形態と同一、対応部分には同一符号を付
して示した。
【0055】形態素解析部1、文脈記憶部3、構文意味
規則記憶部5、検索処理部6及び応答生成部7は、第1
の実施の形態と同様に機能するのでその説明は省略す
る。
【0056】指示代名詞解析部2は、形態素解析部1の
解析結果を基にして指示代名詞が含まれていた場合に、
文脈記憶部に記憶されている情報を参照して、指示代名
詞が指す指示対象を特定するものであり、基本的には第
1の実施の形態と同様に機能するが、図1のステップ1
01の動作は、ユーザーが検索命令文を入力してから情
報検索システムが当該検索命令文に対する応答を返すま
での間に、最初の一回だけおこなう。
【0057】構文意味解析部4は、構文意味規則記憶部
に格納された情報を参照して、入力文の構文意味解析を
おこない、入力文の意味表現である検索命令文を生成す
るものである。第2の実施の形態の構文意味解析部4
は、検索命令文を文脈記憶部3に格納しない。
【0058】関係検査部8は、検索命令文に指示代名詞
が含まれている場合には、検索命令文が検索条件−提示
情報関係記憶部9に格納されている検索条件と提示情報
の関係を満たしているかどうかを判定するものである。
また、関係検査部8は、検索命令文が検索条件と提示情
報の関係を満たしている場合、又は検索命令文に指示代
名詞が含まれていない場合に検索命令文を文脈記憶部3
に格納する。
【0059】検索条件−提示情報関係記憶部9は、あら
かじめ、検索条件と提示できる提示情報との関係を記憶
しておくものであり、関係検査部8から参照される。
【0060】図11に、検索条件−提示情報関係記憶部
9に格納されている検索条件と提示できる提示情報との
関係の一例を示す。提示情報が「時間」であるなら、検
索条件は会議室の集合であり、提示情報が「新しいか古
いか」であるなら、検索条件は備品の集合であるものと
する。以下では、この検索条件と提示できる提示情報の
関係を用いて第2の実施の形態の情報検索システムの動
作を説明する。
【0061】図12にユーザーと情報検索システムとの
対話の様子を示す。ユーザーが、これから5又は5’番
目の文(指示代名詞「それら」を含む)を入力しようと
しているところであることを示している。
【0062】この時点で、既に文脈記憶部3に記憶され
ている情報を図13に示す。
【0063】このような状態で、5番目の文(≠5’番
目の文)が入力されたときの各部の動作を図14のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。ステップ1403
の動作の詳細は、図1のフローチャートで示した動作と
ほぼ同じである。なお、ステップ1401,1407〜
1409の動作は第1の実施の形態と同じであるので説
明は省略する。
【0064】現在の入力文が5番目の文であるので、指
示代名詞解析部2は変数iに5を代入する。次に、指示
代名詞解析部2は、iの値を1つ減らして、文脈記憶部
3に格納されたi番目(4番目)の入出力意味表現を調
べる。4番目の入出力意味表現は、「検索結果:(備
品;ホワイト・ボード),(備品:OHP)」であるの
で、「個数が複数である検索結果」の条件を満たしてい
るので、指示代名詞の指示対象の検索を終えて、「検索
結果:(備品;ホワイト・ボード),(備品:OH
P)」を指示代名詞「それら」の指す指示対象とする
(ステップ1403)。
【0065】続いて、構文意味解析部4は、構文意味規
則部5に格納されれている構文意味規則を参照して構文
解析及び意味解析を行い、「検索条件:(備品;ホワイ
ト・ボード)or(備品;OHP)」と「提示情報:明
後日、空いている時間」を得る(ステップ1404)。
【0066】関係検査部8は、検索条件−提示情報関係
記憶部9に格納されている情報を参照して、検索条件と
提示できる提示情報との関係を満たすかどうか調べる。
「提示情報が「時間」であるなら、検索条件は会議室の
集合である。」の関係を満たしていないので、制御は指
示代名詞解析部2に戻る(ステップ1405)。
【0067】指示代名詞解析部2は、変数iに5を代入
せずに(最初の一回だけ行う)、iの値を1つ減らし
て、文脈記憶部3に格納されたi番目(3番目)の入出
力意味表現を調べる。3番目の入出力意味表現は、「検
索条件(名前;第1会議室)」であるので、「個数が複
数である検索結果」と「論理和を含む検索条件」のどち
らの条件も満たしていないので、指示代名詞解析部2
は、iの値を1つ減らして、文脈記憶部3に格納された
i番目(2番目)の入出力意味表現を調べる。2番目の
入出力意味表現は、「検索結果:(名前;第1会議
室),(名前;第2会議室)」であるので、「個数が複
数である検索結果」の条件を満たしているので、指示代
名詞の指示対象の検索を終えて、「検索結果:(名前;
第1会議室),(名前;第2会議室)」を指示代名詞
「それら」の指す指示対象とする(ステップ140
3)。
【0068】続いて、構文意味解析部4は、構文意味規
則部5に格納されれている構文意味規則を参照して構文
解析及び意味解析を行い、「検索条件:(名前;第1会
議室)or(名前;第2会議室)」と「提示情報:明後
日、空いている時間」を得る(ステップ1404)。
【0069】関係検査部8は、検索条件−提示情報関係
記憶部9に格納されている情報を参照して、検索条件と
提示できる提示情報との関係を満たすかどうか調べる。
「提示情報が「時間」であるなら、検索条件は会議室の
集合である。」の関係を満たしているので、関係検査部
8は入力意味表現を文脈記憶部3に追加する(ステップ
1405,1406)。
【0070】なお、上記の例は当てはまらないが、ユー
ザーの入力した検索命令文に指示代名詞が含まれないと
きは、指示代名詞解析部2は何も処理を行わずに、制御
が構文意味解析部4に移る。その後構文意味解析部4は
入力文の構文解析及び意味解析をして、関係検査部8
は、関係検査をおこなわずに、入力意味表現を文脈記憶
部3に追加する(ステップ1402,1410,140
6)。
【0071】以上、5番目の文が入力されたときの動作
を説明したが、5’番目の文が入力されたときは、「検
索条件:(備品;ホワイト・ボード)or(備品;OH
P)」が得られ、この場合も検索条件と提示できる提示
情報との関係を考慮した適切な指示代名詞の指示対象が
得られる。
【0072】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、複数の意味表現を記憶できる文脈記憶部を備え、関
係検査部が入力文の意味表現を文脈記憶部に記憶して、
さらに、応答生成部が検索結果の意味表現を文脈記憶部
に記憶して、入力文に指示代名詞が含まれていた場合に
は、指示代名詞解析部が、文脈記憶部に記憶された複数
の意味表現を検索すると共に関係検査部が検索条件−提
示情報関係記憶部に格納されている情報を参照して、検
索条件と提示できる提示情報との関係を満たすかどうか
調べて、関係を満たしていないときには再度指示代名詞
解析部が文脈記憶部に記憶された複数の意味表現を検索
して、当該指示代名詞の指示対象を特定するようにした
ので、ユーザーと情報検索システムの間の一連の対話の
中から指示代名詞の性質に応じて、さらに検索条件と提
示できる提示情報との関係を満たすように、指示対象を
特定することができる。ユーザーがデータの集合毎に情
報検索システムがどのような情報を提示できるかを知っ
ている場合には、特に有効である。
【0073】(第3の実施の形態)図15は、第1の実
施の形態における情報検索システムの機能構成を示した
ものであり、第1の実施の形態の構成に加え構文意味規
則記憶部10を備えている。なお、第1の実施形態と同
一、対応部分には同一符号を付して示した。構文意味解
析部4と第2の構文意味規則記憶部10以外の各部は第
1の実施の形態と同様に機能するのでその説明は省略す
る。
【0074】第2の構文意味規則記憶部10は、指示代
名詞と属性を組み合わせて検索条件を合成する構文意味
規則を記憶しているものである。なお、属性値から属性
が得られるものとする。
【0075】構文意味解析部4は、第1の構文意味規則
記憶部5に加えて第2の構文意味規則記憶部10に格納
された情報を参照して、入力文の構文解析及び意味解析
をおこない、入力文の意味表現である検索命令文を生成
して、この検索命令文を文脈記憶部3に格納するもので
ある。
【0076】以下に、第3の実施の形態の情報検索シス
テムの動作を説明する。
【0077】基本的な動作は、第1の実施の形態と同様
であるのでその説明は省略する。
【0078】ここでは、図3のユーザーと情報検索シス
テムとの対話において、5番目の文でユーザーが「それ
らと第3会議室は、明後日は空いていますか?」と入力
したときの構文意味解析部4の動作について説明する。
【0079】この文でユーザーは、指示代名詞「それ
ら」と指示代名詞以外の形態素「第3会議室」とを組み
合わせて検索条件を示している。指示代名詞「それら」
の指す内容は「名前が第1会議室である会議室と名前が
第2会議室である会議室」であるので、合成された検索
条件は「名前が第1会議室である会議室と名前が第2会
議室である会議室と名前が第3会議室である会議室」に
なる。
【0080】図16に、構文意味解析部4における上記
例文の構文意味解析の過程を表す構文木を示す。
【0081】構文意味解析部4は、第2の構文意味規則
記憶部10に格納された指示代名詞と属性を組み合わせ
て検索条件を合成する構文意味規則を参照して、入力文
の構文解析及び意味解析をおこない、指示代名詞「それ
ら」の指す内容「名前が第1会議室である会議室と名前
が第2会議室である会議室」と「第3会議室」とを組み
合わせて、検索条件「名前が第1会議室である会議室と
名前が第2会議室である会議室と名前が第3会議室であ
る会議室」を合成する。
【0082】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、第2の構文意味規則記憶部に指示代名詞と属性を組
み合わせて検索条件を合成する構文意味規則を記憶し
て、構文意味解析部が、第2の構文意味規則記憶部に記
憶された情報を参照して指示代名詞の指す指示対象とを
合成するようにしたので、第1の実施の形態の効果に加
え、指示代名詞を利用してユーザーと当該情報検索シス
テムの間でより柔軟な対話が可能となる。
【0083】(他の実施の形態)第1〜第3の実施の形
態では、指示代名詞解析部が検索命令文を文脈記憶部に
記憶するようにしたが、他の機能部が検索命令文を文脈
記憶部に記憶するようにしてもよい。同様に、出力意味
表現についても、他の機能部が文脈記憶部に記憶するよ
うにしてもよい。
【0084】また、第1〜第3の実施の形態では、「そ
れら」を例にして説明したが、他の指示代名詞にも同様
に適用できる。
【0085】さらに、第1〜第3の実施の形態において
は、日本語に適用したものを示したが、他の言語にも適
用できる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
意味表現を記憶できる意味表現記憶部を備え、入力意味
表現格納手段が入力文の意味表現を意味表現記憶部に記
憶して、さらに、出力意味表現格納手段が出力する応答
の意味表現を意味表現記憶部に記憶して、入力文に指示
代名詞が含まれていた場合には、指示対象特定手段が、
意味表現記憶部に記憶された複数の意味表現を検索し
て、当該指示代名詞の指示対象を特定するようにしたの
で、ユーザーと自然言語対話型情報処理システムの間の
一連の対話の中から最適な指示代名詞の指示対象を特定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の指示代名詞解析部の動作を
示すフローチャートである。
【図2】従来の情報検索システムの第1の動作例を示す
図である。
【図3】情報検索システムの動作例を示す図である。
【図4】指示代名詞の分類例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態の情報検索システムの機能構
成図である。
【図6】第1の実施の形態の情報検索システムの動作を
示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態における指示代名詞の性質と
指示代名詞解析部の処理との対応を示す図である。
【図8】第1の実施の形態の文脈記憶部に既に格納され
ている情報を示す図である。
【図9】第1の実施の形態の文脈記憶部に追加する情報
を示す図である。
【図10】第2の実施の形態の情報検索システムの機能
構成図である。
【図11】第2の実施の形態における検索条件と提示で
きる提示情報の関係を示す図である。
【図12】第2の実施の形態の情報検索システムの動作
例を示す図である。
【図13】第2の実施の形態の文脈記憶部に既に格納さ
れている情報を示す図である。
【図14】第2の実施の形態の情報検索システムの動作
を示すフローチャートである。
【図15】第3の実施の形態の情報検索システムの機能
構成図である。
【図16】第3の実施の形態の構文意味解析部での構文
意味解析過程を表す構文木を示す図である。
【符号の説明】
1 形態素解析部 2 指示代名詞解析部 3 文脈記憶部 4 構文意味解析部 5,10 構文意味規則記憶部 6 検索処理部 7 応答生成部 8 関係検査部 9 検索条件−提示情報関係記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力文を形態素解析する形態素解析手段
    と、この形態素解析手段からの解析結果に構文意味規則
    を適用して入力文の構文解析及び意味解析を行い入力文
    の意味表現を生成する構文意味解析手段と、この意味表
    現に対応する応答を出力する応答生成手段とを備えて、
    自然言語で表現された入力文に対応した所望の応答を出
    力する自然言語対話型情報処理装置において、 複数の意味表現を記憶できる意味表現記憶部と、 入力文の意味表現を上記意味表現記憶部に記憶させる入
    力意味表現格納手段と、 出力する応答の意味表現を上記意味表現記憶部に記憶さ
    せる出力意味表現格納手段と、 入力文に指示代名詞が含まれていた場合に、上記意味表
    現記憶部に記憶された情報を検索して、当該指示代名詞
    の指示対象を特定する指示対象特定手段とを備え、 上記構文意味解析手段が、この指示対象特定手段の特定
    した指示対象を参照して入力文の意味表現を生成するこ
    とを特徴とする自然言語対話型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記指示対象特定手段は、指示代名詞の
    種類毎にその性質に応じた上記意味表現記憶部の指示対
    象検索条件をあらかじめ記憶しておく指示代名詞性質別
    分類部を備え、 上記指示代名詞性質別分類部に記憶された当該指示代名
    詞に対応した指示対象検索条件に従い上記意味表現記憶
    部に記憶された情報を検索して当該指示代名詞の指示対
    象を特定することを特徴とする請求項1に記載の自然言
    語対話型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記指示対象特定手段は、検索条件と提
    示情報の関係をあらかじめ記憶しておく検索条件−提示
    情報関係記憶部を備え、 入力文が検索条件と提示情報とからなる場合に、上記検
    索条件−提示情報関係記憶部に記憶された検索条件と提
    示情報の関係を満たすように上記意味表現記憶部に記憶
    された情報を検索して当該指示代名詞の指示対象を特定
    することを特徴とする請求項1に記載の自然言語対話型
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記指示対象特定手段は、指示代名詞の
    種類毎にその性質に応じた上記意味表現記憶部の指示対
    象検索条件をあらかじめ記憶しておく指示代名詞性質別
    分類部と、 検索条件と提示情報の関係をあらかじめ記憶しておく検
    索条件−提示情報関係記憶部とを備え、 上記指示代名詞性質別分類部に記憶された当該指示代名
    詞に対応した指示対象検索条件に従い上記意味表現記憶
    部に記憶された情報を検索し、入力文が検索条件と提示
    情報とからなる場合には上記検索条件−提示情報関係記
    憶部に記憶された検索条件と提示情報の関係を満たすよ
    うに、当該指示代名詞の指示対象を特定することを特徴
    とする請求項1に記載の自然言語対話型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 指示代名詞の指示対象と属性とを合成し
    て検索条件を合成する指示対象属性合成手段をさらに備
    え、 上記構文意味解析手段が、この指示対象属性合成手段の
    合成した検索条件を参照して入力文の意味表現を生成す
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自然
    言語対話型情報処理装置。
JP7305841A 1995-11-24 1995-11-24 自然言語対話型情報処理装置 Pending JPH09146972A (ja)

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