JPH09144650A - 圧縮機及び圧縮機に使用されるコイルバネの設計方法 - Google Patents
圧縮機及び圧縮機に使用されるコイルバネの設計方法Info
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- JPH09144650A JPH09144650A JP30576195A JP30576195A JPH09144650A JP H09144650 A JPH09144650 A JP H09144650A JP 30576195 A JP30576195 A JP 30576195A JP 30576195 A JP30576195 A JP 30576195A JP H09144650 A JPH09144650 A JP H09144650A
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- cylinder
- piston
- compressor
- spring
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/001—Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
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- Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Springs (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルバネの寿命を延ばし、ひいては圧縮機
の寿命を延ばすことができる技術を提供する。 【解決手段】 内部空洞を有するシリンダと、前記シリ
ンダ内に挿入され、シリンダ内面との間に外部と連絡す
る空洞を画定し、所定のストロークで往復駆動して前記
空洞内のガスを圧縮し、圧縮ガスを外部に供給するピス
トンと、前記ピストンを前記シリンダ内の中立点に支持
するコイルバネとを有し、前記ストロークの半分をL
〔mm〕、前記コイルバネの有効巻数をn、材料の直径
をd〔mm〕、コイル平均径をD〔mm〕、バネ材料の
横弾性係数をG〔kgf/mm2 〕、引張強さをσ
B 〔kgf/mm2 〕、応力修正係数をκとしたとき、 κLGd/(πnD2 σB )≦0.12 を満足する。
の寿命を延ばすことができる技術を提供する。 【解決手段】 内部空洞を有するシリンダと、前記シリ
ンダ内に挿入され、シリンダ内面との間に外部と連絡す
る空洞を画定し、所定のストロークで往復駆動して前記
空洞内のガスを圧縮し、圧縮ガスを外部に供給するピス
トンと、前記ピストンを前記シリンダ内の中立点に支持
するコイルバネとを有し、前記ストロークの半分をL
〔mm〕、前記コイルバネの有効巻数をn、材料の直径
をd〔mm〕、コイル平均径をD〔mm〕、バネ材料の
横弾性係数をG〔kgf/mm2 〕、引張強さをσ
B 〔kgf/mm2 〕、応力修正係数をκとしたとき、 κLGd/(πnD2 σB )≦0.12 を満足する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機及び圧縮機
用コイルバネの設計方法に関し、特に長寿命のコイルバ
ネを有する圧縮機の技術に関する。
用コイルバネの設計方法に関し、特に長寿命のコイルバ
ネを有する圧縮機の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機は、例えばスターリング冷凍機等
に組み込まれて使用される。スターリング冷凍機は例え
ば赤外線カメラのセンサの冷却に使用される。このよう
な赤外線センサは半導体回路等の製品の検査、コンビナ
ートのパイプライン等の設備の安全確認等に用いられて
いる。
に組み込まれて使用される。スターリング冷凍機は例え
ば赤外線カメラのセンサの冷却に使用される。このよう
な赤外線センサは半導体回路等の製品の検査、コンビナ
ートのパイプライン等の設備の安全確認等に用いられて
いる。
【0003】スターリング冷凍機に組み込まれて使用さ
れる圧縮機は、シリンダ内に挿入されたピストンを往復
駆動して圧力が脈動する圧縮ガスを冷凍機に供給する。
ピストンを往復駆動する方法には、モータの回転運動を
カム機構で往復運動に変換する方法、あるいはピストン
をコイルバネでシリンダ内の中立点に支持し、電磁力で
直接往復駆動する方法等がある。直接往復駆動する方法
の方が、圧縮機の小型化等に有利であるため、スターリ
ング冷凍機には通常この方法を用いてピストンを駆動す
る圧縮機が組み込まれる。
れる圧縮機は、シリンダ内に挿入されたピストンを往復
駆動して圧力が脈動する圧縮ガスを冷凍機に供給する。
ピストンを往復駆動する方法には、モータの回転運動を
カム機構で往復運動に変換する方法、あるいはピストン
をコイルバネでシリンダ内の中立点に支持し、電磁力で
直接往復駆動する方法等がある。直接往復駆動する方法
の方が、圧縮機の小型化等に有利であるため、スターリ
ング冷凍機には通常この方法を用いてピストンを駆動す
る圧縮機が組み込まれる。
【0004】ピストンをコイルバネで支持する圧縮機に
おいては、ピストンはコイルバネ及びシリンダ内の圧縮
ガスによるガスバネで規定されるバネ定数とピストンの
質量とによって定まる共振周波数を有する。この共振周
波数をピストンの往復駆動の周波数に一致させ、ピスト
ンをより効率的に駆動する。
おいては、ピストンはコイルバネ及びシリンダ内の圧縮
ガスによるガスバネで規定されるバネ定数とピストンの
質量とによって定まる共振周波数を有する。この共振周
波数をピストンの往復駆動の周波数に一致させ、ピスト
ンをより効率的に駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧縮機の寿命は赤外線
カメラの寿命を左右する要因になる。このように圧縮機
が組み込まれた装置の長寿命化のために、圧縮機の長寿
命化が望まれている。
カメラの寿命を左右する要因になる。このように圧縮機
が組み込まれた装置の長寿命化のために、圧縮機の長寿
命化が望まれている。
【0006】本発明の目的は、コイルバネの寿命を延ば
し、ひいては圧縮機の寿命を延ばすことができる技術を
提供することである。
し、ひいては圧縮機の寿命を延ばすことができる技術を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮機は、内部
空洞を有するシリンダと、前記シリンダ内に挿入され、
シリンダ内面との間に外部と連絡する空洞を画定し、所
定のストロークで往復駆動して前記空洞内のガスを圧縮
し、圧縮ガスを外部に供給するピストンと、前記ピスト
ンを前記シリンダ内の中立点に支持するコイルバネとを
有し、前記ストロークの半分をL〔mm〕、前記コイル
バネの有効巻数をn、材料の直径をd〔mm〕、コイル
平均径をD〔mm〕、バネ材料の横弾性係数をG〔kg
f/mm 2 〕、引張強さをσB 〔kgf/mm2 〕、応
力修正係数をκとしたとき、
空洞を有するシリンダと、前記シリンダ内に挿入され、
シリンダ内面との間に外部と連絡する空洞を画定し、所
定のストロークで往復駆動して前記空洞内のガスを圧縮
し、圧縮ガスを外部に供給するピストンと、前記ピスト
ンを前記シリンダ内の中立点に支持するコイルバネとを
有し、前記ストロークの半分をL〔mm〕、前記コイル
バネの有効巻数をn、材料の直径をd〔mm〕、コイル
平均径をD〔mm〕、バネ材料の横弾性係数をG〔kg
f/mm 2 〕、引張強さをσB 〔kgf/mm2 〕、応
力修正係数をκとしたとき、
【0008】
【数3】κLGd/(πnD2 σB )≦0.12 を満足する。
【0009】本発明の圧縮機用コイルバネの設計方法
は、シリンダ内に挿入され、コイルバネで中立点に支持
されたピストンを所定のストロークで往復駆動してシリ
ンダ内のガスを圧縮して、圧縮ガスを外部に供給する圧
縮機の耐用往復駆動回数を決める工程と、前記耐用往復
駆動回数をN、前記ストロークの半分をL〔mm〕、前
記コイルバネの有効巻数をn、材料の直径をd〔m
m〕、コイル平均径をD〔mm〕、バネ材料の横弾性係
数をG〔kgf/mm2 〕、引張強さをσB 〔kgf/
mm2 〕、応力修正係数をκとしたとき、
は、シリンダ内に挿入され、コイルバネで中立点に支持
されたピストンを所定のストロークで往復駆動してシリ
ンダ内のガスを圧縮して、圧縮ガスを外部に供給する圧
縮機の耐用往復駆動回数を決める工程と、前記耐用往復
駆動回数をN、前記ストロークの半分をL〔mm〕、前
記コイルバネの有効巻数をn、材料の直径をd〔m
m〕、コイル平均径をD〔mm〕、バネ材料の横弾性係
数をG〔kgf/mm2 〕、引張強さをσB 〔kgf/
mm2 〕、応力修正係数をκとしたとき、
【0010】
【数4】κLGd/(πnD2 σB )≦−0.0125
×log(N)+0.2375 を満足するように前記コイルバネを設計する工程とを含
む。
×log(N)+0.2375 を満足するように前記コイルバネを設計する工程とを含
む。
【0011】JIS B2704からコイルバネの耐用
往復駆動回数1×1019回の上限応力係数を求めると約
0.24となる。しかし、上限応力係数が約0.24と
なるように設計したコイルバネを圧縮機に使用して往復
駆動すると、1×1019回の耐用往復駆動回数を得るこ
とはできなかった。
往復駆動回数1×1019回の上限応力係数を求めると約
0.24となる。しかし、上限応力係数が約0.24と
なるように設計したコイルバネを圧縮機に使用して往復
駆動すると、1×1019回の耐用往復駆動回数を得るこ
とはできなかった。
【0012】JIS規格では、コイルバネに圧縮もしく
は引張のいずれか一方の応力しか加わらないという条件
で上限応力係数の基準が示されている。圧縮機のコイル
バネには、圧縮及び引張の両応力が加わるため、JIS
規格をそのまま適用できないものと考えられる。上限応
力係数が約0.12となるように設計すると、1×10
19回以上の往復駆動に耐えることができた。
は引張のいずれか一方の応力しか加わらないという条件
で上限応力係数の基準が示されている。圧縮機のコイル
バネには、圧縮及び引張の両応力が加わるため、JIS
規格をそのまま適用できないものと考えられる。上限応
力係数が約0.12となるように設計すると、1×10
19回以上の往復駆動に耐えることができた。
【0013】また、上限応力係数が、目標とする耐用往
復駆動回数に対応するJIS規格から求めた上限応力係
数の約1/2となるようにコイルバネを設計することに
より、所望の耐用往復駆動回数を得ることができる。
復駆動回数に対応するJIS規格から求めた上限応力係
数の約1/2となるようにコイルバネを設計することに
より、所望の耐用往復駆動回数を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照して圧縮機の構造を説
明する。図1はピストン対向型圧縮機の断面図を示す。
ヨーク5の図の左右の端面から中心に向かって円形断面
を有する凹部19が形成され、凹部の底面とヨーク5の
側面とを連絡する管路2が形成されている。ヨーク5は
管路2を含む平面に関して左右対称の構造とされてい
る。凹部19の内周面はシリンダとして機能する。ヨー
ク5で構成されたシリンダ内にピストン7が挿入され、
シリンダとピストンにより圧縮室4が画定されている。
圧縮室4は管路2に連続し、圧縮ガスは管路2を通って
外部に供給される。
明する。図1はピストン対向型圧縮機の断面図を示す。
ヨーク5の図の左右の端面から中心に向かって円形断面
を有する凹部19が形成され、凹部の底面とヨーク5の
側面とを連絡する管路2が形成されている。ヨーク5は
管路2を含む平面に関して左右対称の構造とされてい
る。凹部19の内周面はシリンダとして機能する。ヨー
ク5で構成されたシリンダ内にピストン7が挿入され、
シリンダとピストンにより圧縮室4が画定されている。
圧縮室4は管路2に連続し、圧縮ガスは管路2を通って
外部に供給される。
【0015】ヨーク5の左右の端面には、凹部19の周
囲を取り囲むように円周方向に沿って溝3が画定されて
いる。溝3の外周側の側面は、ヨーク5に取り付けられ
た円環状の永久磁石17の内周面及び永久磁石17に取
り付けられた筒状のケース1の開口端の内周面により画
定されている。ケース1の他端は閉じられている。
囲を取り囲むように円周方向に沿って溝3が画定されて
いる。溝3の外周側の側面は、ヨーク5に取り付けられ
た円環状の永久磁石17の内周面及び永久磁石17に取
り付けられた筒状のケース1の開口端の内周面により画
定されている。ケース1の他端は閉じられている。
【0016】ヨーク5、永久磁石17及びケース1の開
口端近傍によりU字状の磁路が形成され、溝3に厚さ方
向の磁界が発生する。ピストン7のシリンダ外側の端部
はフランジ状に形成され、溝3に係合する可動コイル1
6がこのフランジ状部分に取り付けられている。ピスト
ン7はコイルバネ8を介してケース1の閉端側の端面に
弾性的に取り付けられ、シリンダ内の中立点に支持され
ている。
口端近傍によりU字状の磁路が形成され、溝3に厚さ方
向の磁界が発生する。ピストン7のシリンダ外側の端部
はフランジ状に形成され、溝3に係合する可動コイル1
6がこのフランジ状部分に取り付けられている。ピスト
ン7はコイルバネ8を介してケース1の閉端側の端面に
弾性的に取り付けられ、シリンダ内の中立点に支持され
ている。
【0017】ケース1の外側には、一端が閉じた筒状の
保圧容器18が配置されている。保圧容器18の開口端
はヨーク5に接続され、内部を気密に保っている。保圧
容器16を内部から外部に貫通する電流端子6が取り付
けられ、電流端子6を通して可動コイル16に電流が供
給される。可動コイル16に交流電流を流すと、可動コ
イル16は永久磁石17の磁場により図の横方向の力を
受け、ピストンを往復駆動する。
保圧容器18が配置されている。保圧容器18の開口端
はヨーク5に接続され、内部を気密に保っている。保圧
容器16を内部から外部に貫通する電流端子6が取り付
けられ、電流端子6を通して可動コイル16に電流が供
給される。可動コイル16に交流電流を流すと、可動コ
イル16は永久磁石17の磁場により図の横方向の力を
受け、ピストンを往復駆動する。
【0018】ピストン7が軸方向に変位すると、コイル
バネ8から復元力を受けるが、圧縮室4に封入されたガ
スの圧縮、膨張によるガスバネによっても復元力を受け
る。すなわち、ピストン7は、ガスバネとコイルバネ8
の合成バネ定数、及び可動部分の質量から求まる固有の
共振周波数を有する。この共振周波数が、可動コイル1
6に流す電流の周波数に同期するように設計することに
より、効率よくピストンを駆動することができる。
バネ8から復元力を受けるが、圧縮室4に封入されたガ
スの圧縮、膨張によるガスバネによっても復元力を受け
る。すなわち、ピストン7は、ガスバネとコイルバネ8
の合成バネ定数、及び可動部分の質量から求まる固有の
共振周波数を有する。この共振周波数が、可動コイル1
6に流す電流の周波数に同期するように設計することに
より、効率よくピストンを駆動することができる。
【0019】次に、コイルバネ8の設計方法について説
明する。合成バネ定数をkc 、可動部分の質量をmとす
ると、共振周波数fr は、
明する。合成バネ定数をkc 、可動部分の質量をmとす
ると、共振周波数fr は、
【0020】
【数5】 fr =(1/2π)(kc /m)1/2 …(1) となる。式(1)から、駆動周波数(通常は、商用電源
の周波数)と可動部分の質量が決まると、適正な合成バ
ネ定数kc が求まる。ガスバネ定数は、圧縮室4に封入
されたガス量で決まる。適正なコイルバネ定数は、合成
バネ定数からガスバネ定数を引いた値とすればよい。
の周波数)と可動部分の質量が決まると、適正な合成バ
ネ定数kc が求まる。ガスバネ定数は、圧縮室4に封入
されたガス量で決まる。適正なコイルバネ定数は、合成
バネ定数からガスバネ定数を引いた値とすればよい。
【0021】コイルバネの材料の直径をd〔mm〕、横
弾性定数をG〔kgf/mm2 〕、有効巻数をn、コイ
ル平均径をD〔mm〕とすると、コイルバネのバネ定数
kは、
弾性定数をG〔kgf/mm2 〕、有効巻数をn、コイ
ル平均径をD〔mm〕とすると、コイルバネのバネ定数
kは、
【0022】
【数6】 k=G×d4 /(8×n×D3 ) …(2) となる。従って、コイルバネのバネ定数が決まれば、式
(2)を満足するようにコイルバネを設計すればよい。
(2)を満足するようにコイルバネを設計すればよい。
【0023】次に、図2を参照してコイルバネの耐用往
復駆動回数について説明する。図2(A)は、JIS
B2704に参考図として示されている上限応力係数、
下限応力係数と耐用往復駆動回数との関係を示すグラフ
である。横軸は下限応力係数τmin /σB 、縦軸は上限
応力係数τmax /σB を表す。ここで、τmin、τmax
は、それぞれねじり修正応力τ〔kgf/mm2 〕の最
小値、最大値を表し、σB は材料固有の引張強さを表
す。
復駆動回数について説明する。図2(A)は、JIS
B2704に参考図として示されている上限応力係数、
下限応力係数と耐用往復駆動回数との関係を示すグラフ
である。横軸は下限応力係数τmin /σB 、縦軸は上限
応力係数τmax /σB を表す。ここで、τmin、τmax
は、それぞれねじり修正応力τ〔kgf/mm2 〕の最
小値、最大値を表し、σB は材料固有の引張強さを表
す。
【0024】ねじり修正応力τは、
【0025】
【数7】 τ=8κDP/(πd3 ) …(3) と表される。ここで、κは修正応力係数であり、c=D
/dとして
/dとして
【0026】
【数8】 κ=(4c−1)/(4c−4)+0.615/c …(4) で表される。P〔kgf〕はバネにかかる荷重であり、
バネの自然長からの変位をx〔mm〕として、
バネの自然長からの変位をx〔mm〕として、
【0027】
【数9】 P=kx …(5) と表される。
【0028】図2(A)の原点から右上方に延びる直線
は、上限応力係数と下限応力係数との比γが一定の線を
示している。また、右上端から左下方に延びる直線は耐
用往復駆動回数が一定の線を示している。
は、上限応力係数と下限応力係数との比γが一定の線を
示している。また、右上端から左下方に延びる直線は耐
用往復駆動回数が一定の線を示している。
【0029】圧縮機に使用されるコイルバネは、バネの
自然長を中心にして圧縮及び伸長の両方向に変位するた
め、バネにかかる荷重Pの最小値はバネが自然長の時で
あり、その大きさは0である。このときのねじり修正応
力係数τは、式(3)から0になるため、下限応力係数
τmin /σB も0である。
自然長を中心にして圧縮及び伸長の両方向に変位するた
め、バネにかかる荷重Pの最小値はバネが自然長の時で
あり、その大きさは0である。このときのねじり修正応
力係数τは、式(3)から0になるため、下限応力係数
τmin /σB も0である。
【0030】従って、耐用往復駆動回数は、図2(A)
のγ=0の直線(図の左端の縦線)に着目すればよい。
γ=0の直線と耐用往復駆動回数を示す直線との交点か
ら上限応力係数が求まる。このようにして、下限応力係
数が0の場合の耐用往復駆動回数と上限応力係数との関
係を求めることができる。
のγ=0の直線(図の左端の縦線)に着目すればよい。
γ=0の直線と耐用往復駆動回数を示す直線との交点か
ら上限応力係数が求まる。このようにして、下限応力係
数が0の場合の耐用往復駆動回数と上限応力係数との関
係を求めることができる。
【0031】図2(B)は、下限応力係数が0の場合の
耐用往復駆動回数と上限応力係数との関係を示す。横軸
は耐用往復駆動回数、縦軸は上限応力係数を表す。所望
の耐用往復駆動回数を得るためには、上限応力係数が図
の曲線で示す上限応力係数よりも小さくなるように設計
する必要がある。
耐用往復駆動回数と上限応力係数との関係を示す。横軸
は耐用往復駆動回数、縦軸は上限応力係数を表す。所望
の耐用往復駆動回数を得るためには、上限応力係数が図
の曲線で示す上限応力係数よりも小さくなるように設計
する必要がある。
【0032】バネの自然長を中心にして圧縮及び伸長の
両方向にほぼ同量だけ変位する場合、バネの最大変位を
L(ストロークは2×L)とすると、バネに加わる最大
荷重Pmax は、式(5)から、
両方向にほぼ同量だけ変位する場合、バネの最大変位を
L(ストロークは2×L)とすると、バネに加わる最大
荷重Pmax は、式(5)から、
【0033】
【数10】 Pmax =k×L …(6) となる。従って上限応力係数τmax /σB は、式
(2)、(3)、(6)から、
(2)、(3)、(6)から、
【0034】
【数11】 τmax /σB =κLGd/(πnD2 σB ) …(7) となる。なお、κは式(4)からコイルの平均径Dと材
料の直径dが決まれば一意に定まる。
料の直径dが決まれば一意に定まる。
【0035】各種条件を変えて作製したコイルバネの耐
用往復駆動回数を実験により測定した。バネ材料とし
て、横弾性係数Gが8000kgf/mm2 のピアノ線
をを使用した。
用往復駆動回数を実験により測定した。バネ材料とし
て、横弾性係数Gが8000kgf/mm2 のピアノ線
をを使用した。
【0036】材料の直径dが1.0mm、有効巻数nが
10回、コイル平均径Dが5.5mmのコイルバネのバ
ネ定数kは、式(2)から、0.601kgf/mmで
ある。直径dが1.0mmのピアノ線の引張強さσB は
約225kgf/mm2 である。このコイルバネを自然
長を中心にして半ストロークLが5mmとなるように圧
縮伸長を繰り返す場合、上限応力係数τmax /σB は、
式(7)から、約0.239となる。
10回、コイル平均径Dが5.5mmのコイルバネのバ
ネ定数kは、式(2)から、0.601kgf/mmで
ある。直径dが1.0mmのピアノ線の引張強さσB は
約225kgf/mm2 である。このコイルバネを自然
長を中心にして半ストロークLが5mmとなるように圧
縮伸長を繰り返す場合、上限応力係数τmax /σB は、
式(7)から、約0.239となる。
【0037】上限応力係数が0.239のとき、図2
(B)から耐用往復駆動回数は1×109 回と求まる。
実際にこのコイルバネを半ストローク5mmで往復駆動
したところ、1.8×107 回の駆動で破断した。図2
(B)から期待される往復駆動回数よりもほぼ2桁小さ
い値であった。
(B)から耐用往復駆動回数は1×109 回と求まる。
実際にこのコイルバネを半ストローク5mmで往復駆動
したところ、1.8×107 回の駆動で破断した。図2
(B)から期待される往復駆動回数よりもほぼ2桁小さ
い値であった。
【0038】次に、材料の直径dが0.8mm、有効巻
数nが12回、コイル平均径Dが5.5mmのコイルバ
ネを作製した。このバネのバネ定数kは、約0.205
kgf/mmである。直径dが0.8mmのピアノ線の
引張強さσB は約235kgf/mm2 である。このコ
イルバネを上記と同様の条件で往復駆動したところ、
1.4×109 回往復駆動しても破断しなかった。この
ときの、上限応力係数τ max /σB は、約0.120で
あり、図2(B)の曲線で示す上限応力係数の約1/2
である。
数nが12回、コイル平均径Dが5.5mmのコイルバ
ネを作製した。このバネのバネ定数kは、約0.205
kgf/mmである。直径dが0.8mmのピアノ線の
引張強さσB は約235kgf/mm2 である。このコ
イルバネを上記と同様の条件で往復駆動したところ、
1.4×109 回往復駆動しても破断しなかった。この
ときの、上限応力係数τ max /σB は、約0.120で
あり、図2(B)の曲線で示す上限応力係数の約1/2
である。
【0039】上記1番目の実験例のように、図2(B)
の実線から求まる耐用往復駆動回数が得られなかった理
由は、以下のように考察される。JIS B2704で
規定されている耐用往復駆動回数は、コイルバネに圧縮
歪または引張歪のいずれか一方の歪が加わっている場合
の値である。一方、圧縮機で使用されるコイルバネは、
自然長を中心として、圧縮及び引張の両方に変位する。
このため、圧縮歪と引張歪の両方が周期的に加わる。こ
のように、圧縮歪と引張歪の両方が加わるため、図2
(B)の実線から予測される耐用往復駆動回数よりも少
ない寿命しか得られないと考えられる。従って、上記2
番目の実験例のように圧縮機用のコイルバネを設計する
場合には、安全係数として2倍程度の余裕を持たせるこ
とが好ましい。
の実線から求まる耐用往復駆動回数が得られなかった理
由は、以下のように考察される。JIS B2704で
規定されている耐用往復駆動回数は、コイルバネに圧縮
歪または引張歪のいずれか一方の歪が加わっている場合
の値である。一方、圧縮機で使用されるコイルバネは、
自然長を中心として、圧縮及び引張の両方に変位する。
このため、圧縮歪と引張歪の両方が周期的に加わる。こ
のように、圧縮歪と引張歪の両方が加わるため、図2
(B)の実線から予測される耐用往復駆動回数よりも少
ない寿命しか得られないと考えられる。従って、上記2
番目の実験例のように圧縮機用のコイルバネを設計する
場合には、安全係数として2倍程度の余裕を持たせるこ
とが好ましい。
【0040】この考察から、上限応力係数が図2(B)
の曲線で示す上限応力係数のほぼ1/2になるように設
計すると、所望の耐用往復駆動回数を得ることできると
考えられる。すなわち、所望の耐用往復駆動回数Nが決
まっている場合、上限応力係数が図2(B)の破線より
も下になるようにバネを設計すればよい。
の曲線で示す上限応力係数のほぼ1/2になるように設
計すると、所望の耐用往復駆動回数を得ることできると
考えられる。すなわち、所望の耐用往復駆動回数Nが決
まっている場合、上限応力係数が図2(B)の破線より
も下になるようにバネを設計すればよい。
【0041】すなわち、
【0042】
【数12】 τmax /σB ≦−0.0125×log(N)+0.2375 …(8) を満足するように設計すればよい。式(8)は、式
(7)を用いて、
(7)を用いて、
【0043】
【数13】 κLGd/(πnD2 σB )≦−0.0125×log(N)+0.2375 …(9) と変形できる。
【0044】圧縮機を商用電源(50/60Hz)で駆
動する場合、通常1×109 回程度の耐用駆動回数のコ
イルバネが要望される。1×109 回程度の耐用駆動回
数を得るためには、図2(B)の破線から、上限応力係
数が0.12以下になるように設計することが望ましい
ことがわかる。
動する場合、通常1×109 回程度の耐用駆動回数のコ
イルバネが要望される。1×109 回程度の耐用駆動回
数を得るためには、図2(B)の破線から、上限応力係
数が0.12以下になるように設計することが望ましい
ことがわかる。
【0045】なお、実際にコイルバネを設計する場合に
は、ピストンが駆動周波数と同一の周波数で共振するよ
うにバネ定数と可動部分の質量とを決める。バネ定数が
きまると、式(2)を満たすようにコイルバネを設計す
る。このとき、同時に式(9)をも満たすように設計す
る。また、適当な条件が見い出せない場合は、バネ定数
と可動部分の質量とを見直してもよい。
は、ピストンが駆動周波数と同一の周波数で共振するよ
うにバネ定数と可動部分の質量とを決める。バネ定数が
きまると、式(2)を満たすようにコイルバネを設計す
る。このとき、同時に式(9)をも満たすように設計す
る。また、適当な条件が見い出せない場合は、バネ定数
と可動部分の質量とを見直してもよい。
【0046】上記条件を満たすように設計されたコイル
バネを用いた圧縮機は、スターリング冷凍機、パルス管
冷凍機等の冷却用ガスの圧縮機として使用することがで
きる。これにより、冷凍機の寿命の延長が期待できる。
バネを用いた圧縮機は、スターリング冷凍機、パルス管
冷凍機等の冷却用ガスの圧縮機として使用することがで
きる。これにより、冷凍機の寿命の延長が期待できる。
【0047】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮機に使用されるコイルバネの寿命を延ばすことが可
能になる。圧縮機の寿命が延びれば、この圧縮機を使用
した装置において、圧縮機の交換周期が長くなり維持管
理の省力化につながる。
圧縮機に使用されるコイルバネの寿命を延ばすことが可
能になる。圧縮機の寿命が延びれば、この圧縮機を使用
した装置において、圧縮機の交換周期が長くなり維持管
理の省力化につながる。
【図1】ピストン対向型圧縮機の断面図である。
【図2】コイルバネの上限応力係数、下限応力係数と耐
用往復駆動回数との関係、及び下限応力係数が0の場合
の上限応力係数と耐用往復駆動回数との関係を示すグラ
フである。
用往復駆動回数との関係、及び下限応力係数が0の場合
の上限応力係数と耐用往復駆動回数との関係を示すグラ
フである。
1 ケース 2 管路 3 溝 4 圧縮室 5 ヨーク 6 電流端子 7 ピストン 8 コイルバネ 16 可動コイル 17 永久磁石 18 保圧容器 19 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 内部空洞を有するシリンダと、 前記シリンダ内に挿入され、シリンダ内面との間に外部
と連絡する空洞を画定し、所定のストロークで往復駆動
して前記空洞内のガスを圧縮し、圧縮ガスを外部に供給
するピストンと、 前記ピストンを前記シリンダ内の中立点に支持するコイ
ルバネとを有し、 前記ストロークの半分をL〔mm〕、前記コイルバネの
有効巻数をn、材料の直径をd〔mm〕、コイル平均径
をD〔mm〕、バネ材料の横弾性係数をG〔kgf/m
m2 〕、引張強さをσB 〔kgf/mm2 〕、応力修正
係数をκとしたとき、 【数1】κLGd/(πnD2 σB )≦0.12 を満足する圧縮機。 - 【請求項2】 シリンダ内に挿入され、コイルバネで中
立点に支持されたピストンを所定のストロークで往復駆
動してシリンダ内のガスを圧縮して、圧縮ガスを外部に
供給する圧縮機の耐用往復駆動回数を決める工程と、 前記耐用往復駆動回数をN、前記ストロークの半分をL
〔mm〕、前記コイルバネの有効巻数をn、材料の直径
をd〔mm〕、コイル平均径をD〔mm〕、バネ材料の
横弾性係数をG〔kgf/mm2 〕、引張強さをσ
B 〔kgf/mm2〕、応力修正係数をκとしたとき、 【数2】κLGd/(πnD2 σB )≦−0.0125
×log(N)+0.2375 を満足するように前記コイルバネを設計する工程とを含
む圧縮機用コイルバネの設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7305761A JP2902584B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 圧縮機及び圧縮機に使用されるコイルバネの設計方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7305761A JP2902584B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 圧縮機及び圧縮機に使用されるコイルバネの設計方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144650A true JPH09144650A (ja) | 1997-06-03 |
JP2902584B2 JP2902584B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=17949036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7305761A Expired - Fee Related JP2902584B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 圧縮機及び圧縮機に使用されるコイルバネの設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902584B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003016140A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Advanex Inc | ばね設計システム |
JP2003016139A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Advanex Inc | ばね設計システム |
KR100456867B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량 현가장치용 스프링의 설계방법 |
JP2006097626A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Hitachi Housetec Co Ltd | 電磁振動式ダイアフラムポンプ |
JP2006258313A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | パルス管冷凍機およびパルス管冷凍機搭載装置 |
JP2008511789A (ja) * | 2004-08-30 | 2008-04-17 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | リニア圧縮機 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP7305761A patent/JP2902584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003016140A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Advanex Inc | ばね設計システム |
JP2003016139A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Advanex Inc | ばね設計システム |
KR100456867B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량 현가장치용 스프링의 설계방법 |
JP2008511789A (ja) * | 2004-08-30 | 2008-04-17 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | リニア圧縮機 |
JP2006097626A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Hitachi Housetec Co Ltd | 電磁振動式ダイアフラムポンプ |
JP2006258313A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | パルス管冷凍機およびパルス管冷凍機搭載装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2902584B2 (ja) | 1999-06-07 |
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