JPH09144521A - エンジンオイルクーラーへのオイルライン取出用オイルブロック - Google Patents

エンジンオイルクーラーへのオイルライン取出用オイルブロック

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JPH09144521A
JPH09144521A JP32654995A JP32654995A JPH09144521A JP H09144521 A JPH09144521 A JP H09144521A JP 32654995 A JP32654995 A JP 32654995A JP 32654995 A JP32654995 A JP 32654995A JP H09144521 A JPH09144521 A JP H09144521A
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Yukio Moriya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンオイルの温度による油温コントロー
ル機能と圧力差(油圧差)を利用したエンジン本体等の
保護機能を併したオイルブロックを提供すること。 【解決手段】 ブロック体21に、一端がエンジンブロ
ックの導出側と接続され、かつ他端がオイルクーラーの
導入側と接続されるオイル導入ねじ孔22と、一端がエ
ンジンブロックの導入側と接続され、かつ他端がオイル
クーラーの導出側と接続されるオイル導出ねじ孔23が
並列状に貫設されるとともに、これらねじ孔22、23
と直交する装着孔内には、形状記憶合金体46の作用に
よりその弁体45が作動するサーモスタット40が横設
され、該サーモスタット40の作動、不作動により油温
コントロールとエンジン本体等の保護がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
オイルを冷やすために装着されるオイルクーラーへのオ
イルラインを取り出すため、エンジンブロックとオイル
クーラーとの間に装着されるオイルブロックに関するも
のである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来におけるこの種オ
イルブロックとしては、サーモスタットが装着されてい
ないオイルクーラーキットが用いられていて、エンジン
ブロックから出たオイルの流れるライン(オイルブロッ
ク、ホース、オイルクーラーにつながる流路)は全てつ
ながっているため、車両物損事故等によりオイルクーラ
ー、該オイルクーラーの導入ホース、導出ホースがつぶ
れてオイルの流路が塞がれて流れがストップした場合
や、エンジンオイル交換を全くしないで乗り続けたこと
によってオイルクーラーの内部が汚れ、オイルが異常に
流れにくくなった場合には、エンジン本体およびオイル
ライン内の圧力(油圧)が異常に上昇して、オイル洩れ
や破損等を起こす原因にもなるという問題点があった。
【0003】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、エンジンオイルの
温度による油温コントロール機能と圧力差(油圧差)を
利用したエンジン本体等の保護機能を併有したオイルブ
ロックを提供することにある。
【0004】また、本発明のもう一つの目的は、エンジ
ンブロック等に何らの加工を施すことなく、素人でも簡
単に油温計と油圧計を装着できて、運転状態と関係のあ
るエンジン内部のオイルの油温や油圧を正確に知ること
ができるオイルブロックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ため、本発明は、オイルブロック本体と、該オイルブロ
ック本体内に装着のサーモスタットを含み、前記オイル
ブロック本体は、ブロック体の厚み方向に、一端がエン
ジンブロックの導出側と接続され、かつ他端がオイルク
ーラーの導入側と接続されるオイル導入ねじ孔と、一端
が前記エンジンブロックの導入側と接続され、かつ他端
が前記オイルクーラーの導出側と接続されるオイル導出
孔が並列状態で貫設されるとともに、これら二つのねじ
孔との直交方向には、前記サーモスタットの装着孔が設
けられて形成され、前記サーモスタットは、ねじ栓体
と、該ねじ栓体の中心に軸を介して固着された形状記憶
合金体受と、該受に固着の軸に移動可能に遊挿されたつ
ば状弁体と、該つば状弁体と前記受との間に巻着介装さ
れた形状記憶合金体と、前記つば状弁体と前記軸先端部
に固着の止め輪間に介装されたバイアススプリングによ
り構成され、該サーモスタットは、そのねじ栓体が前記
サーモスタット装着孔におけるねじ孔部に螺着され、か
つ軸先端部がサーモスタット装着孔の先端面に設けられ
た挿入孔に挿入されて横設され、エンジンオイルが冷え
ている低温時においては、前記サーモスタットにおける
前記形状記憶合金体が収縮状態にあって、前記サーモス
タット装着孔内におけるオイル導入ねじ孔とオイル導出
ねじ孔との連通口が開放されていて、前記エンジンブロ
ックよりのオイルは前記オイルクーラーに導入されない
でエンジンブロックに戻り、オイルが温まった高温時に
おいては、前記形状記憶合金体が伸長して移動せられた
つば状弁体により前記連通口が閉塞され、前記エンジン
ブロックからのオイルは前記オイルクーラーに導入され
る構成を特徴とし、また、前記オイルブロック本体は、
そのブロック部に前記オイル導入ねじ孔とオイル導出ね
じ孔に直交状に連通する二つのねじ孔が設けられて形成
され、これら二つのねじ孔には各センサーを介して油温
計と油圧計が装着されてエンジンオイルの温度と油圧が
検知可能な構造とされた構成を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照し、その作用と共に説明する。本オイルブロック1
は、図7および図8に示されているように、エンジンブ
ロック2とオイルクーラー3間のオイル流路に装着され
るものである。更に説明すれば、図7はサンドイッチタ
イプで、図中4は、一側面がエンジンブロック2に装着
され、かつ他側面にはオイルフィルター5が装着された
オイルブロック、6は、オイルブロック4の一方のねじ
孔(図示しない)と後述の本オイルブロック1の一方の
ねじ孔と接続されたホース、7は、後述の本オイルブロ
ック1の一方のねじ孔他端とオイルクーラー3の導入側
と接続されたホース、8は、オイルクーラー3の導出側
と後述の本オイルブロック1の他方のねじ孔他端と接続
されたホース、9は、後述の本オイルブロック1の他方
のねじ孔一端とオイルブロック4の他方のねじ孔(図示
しない)と接続されたホースを示す。図7との対応部分
に同一符号が附されて示された図8はバイパスタイプ
で、図中10は、エンジンブロック2に装着のバイパス
アダプター、11は、バイパスブラケット12を介して
装着のオイルフィルター、13は、バイパスアダプター
10の一端と本オイルブロック1の一方のねじ孔一端と
接続されたホース、14は、本オイルブロック1の他方
のねじ孔一端とオイルフィルター11の一端と接続され
たホース、15は、オイルフィルター11の他端とバイ
パスアダプター10の他端と接続されたホースを示す。
【0007】上記2タイプにおいて使用される本オイル
ブロック1の一例が図1から図6に示されている。これ
ら図において、本オイルブロック1は、オイルブロック
本体と該オイルブロック本体内に装着のサーモスタット
とを含んでいる。
【0008】オイルブロック本体20は、好ましくは耐
触性等に優れた軽金属製であって、矩形状ブロック体2
1の短手厚み方向の両端側には、並列状にオイル導入ね
じ孔22とオイル導出ねじ孔23が貫設されるととも
に、ブロック体21の長手厚み方向の中央部位には、オ
イル導出ねじ孔23側より同心状の大径ねじ孔部25と
大径孔部26および小径孔部27を有し、かつオイル導
入ねじ孔23とオイル導出ねじ孔22と直交状に連通す
るサーモスタット装着孔24が設けられ、大径孔部26
と小径孔部27とで段部付の連通口28が形成され、更
にオイル導入ねじ孔22側端面には、後述するサーモス
タットの軸先端部が挿入される挿入孔29が設けられ、
また、ブロック体21の中央部位とオイル導入ねじ孔2
2側の端縁部には、複数の本オイルブロック装着ねじ孔
30が設けられている。
【0009】サーモスタット40は、図4から図6に例
示されているように、オイルブロック本体20の大径ね
じ孔部25に螺着されるねじ栓体41と、該ねじ栓体4
1の中心部位に軸42を介して固着された形状記憶合金
体受43と、該受43の中心部位に固着の軸44に移動
可能に遊挿されたつば状弁体45と、該弁体45の一端
側と受43との間に巻着介装された形状記憶合金体46
と、弁体45の他端側と軸体44の先端部周溝47に係
止の止め輪48により移動規制のスプリング受49との
間に介装されたバイアススプリング50より構成され、
該サーモスタット40は、そのねじ栓体41が大径ねじ
孔部25に螺着され、かつ軸44の先端部が挿入孔29
に挿入されて装着孔24内に横設されている。
【0010】なお、形状記憶合金体46の記憶させてい
る形状はスプリングで、温度上昇によって記憶設定され
たスプリングの形状、長さに戻り、強さも大きくなって
いく。例えば、温度75℃の場合にスプリングの強さ
2.5kgf/cm2、80℃の場合3.0kgf/cm2
85℃の場合3.3kgf/cm2、90℃の場合3.5
kgf/cm2、150℃の場合3.9kgf/cm2、30
℃以下の場合0kgf/cm2となる。また、つば状弁体
45は、形状記憶合金体46とバイアススプリング50
の互いの強さのバランスで作動して、オイルの流れをコ
ントロールするものであり、また、バイアススプリング
50は形状記憶合金体46の実用作動を決定する役目を
果たし、伸縮時の強さ、線径、巻数、長さ等の諸条件が
重要となる。
【0011】次に、本オイルブロック1の動作について
図7から図10を参照して説明する。エンジンが起動さ
れると、エンジンオイルは未だ冷えていて低温であるた
め、サーモスタット40における形状記憶合金体46は
収縮状態にあって弁体45はバイアススプリング50の
作用により押圧されていて、連通口28は開放されてい
る(図9参照)ため、オイルは本オイルブロック1を介
してホース7、オイルクーラー3、ホース8、9の内部
を満たし(図7参照)、またはホース7、オイルクーラ
ー3、ホース8、14、オイルフィルター11、ホース
15の内部を満たし(図8参照)、これら内部には全て
同じ圧力(油圧)がかかる。液体は抵抗の小さい(少な
い)方に流れるという性質から、ホース6、またはホー
ス13からのオイルは本オイルブロック1でUターンし
てホース9、またはホース14に戻る。更に説明すれ
ば、オイルクーラー3におけるコア内部はオイルを冷却
するために通路が狭くなっているため、ホース内部より
も抵抗が大きい。したがって、エンジンオイル冷間時に
おけるサーモスタット40の不動作の場合のエンジンオ
イルの流れは、エンジンブロック2→オイルブロック4
→ホース6→本オイルブロック1におけるオイル導入ね
じ孔22→小径孔部27、連通口28、大径孔部26→
オイル導出ねじ孔23→ホース9の経路で流れ、または
エンジンブロック2→バイパスアダプター10→ホース
13→本オイルブロック1におけるオイル導入ねじ孔2
2→小径孔部27、連通口28、大径孔部26→オイル
導出ねじ孔23→ホース14→オイルフィルター11→
ホース15→バイパスアダプター10の経路で、それぞ
れオイルクーラー3には導入されないでエンジンブロッ
ク2に流れる。
【0012】エンジンオイルが温まって高温になってく
ると、サーモスタット40における形状記憶合金体46
が伸長して、弁体45はバイアススプリング50の弾力
に抗して移動せられ、該弁体45により連通口28は閉
塞される(図10参照)ので、エンジンブロック2から
のオイルは、オイルブロック4→ホース6→本オイルブ
ロック1におけるオイル導入ねじ孔22→ホース7→オ
イルクーラー3→ホース8→本オイルブロック1におけ
るオイル導出ねじ孔23→ホース9→オイルブロック4
→オイルフィルター5→エンジンブロック2の経路で流
れ、またはエンジンブロック2→バイパスアダプター1
0→ホース13→本オイルブロック1におけるオイル導
入ねじ孔22→ホース7→オイルクーラー3→ホース8
→本オイルブロック1におけるオイル導出ねじ孔23→
ホース14→オイルフィルター11→ホース15→バイ
パスアダプター10→エンジンブロック2の経路で流
れ、いずれのタイプにおいても、エンジンオイルは全て
オイルクーラー3のコアを通って冷却される。したがっ
て、サーモスタット40における弁体45の開閉温度を
エンジンオイルの適温に合わせれば、必要な時にエンジ
ンオイルがオイルクーラー3に流れることになり、例え
ば、冬、エンジンをかけてエンジンが温まるまではオイ
ルクーラーへオイルが行かないため、暖機が早まり、ま
た、冬、走行中オイルクーラーで冷えすぎて、油温が下
がれば自動的にサーモスタットが作動して、オイルクー
ラーに行かなくなり、オーバークールを防ぐことができ
る。また、夏は早くサーモスタットが作動して、オイル
クーラーにオイルが廻り、オーバーヒートを防ぐことが
できる。
【0013】次に、本オイルブロック1のトラブル発生
時におけるエンジン本体等の保護機能について説明す
る。例えば、図7に示されたサンドイッチタイプにおい
て、車両物損事故等によりオイルクーラー3、ホース
7、8がつぶれてオイルの流路が塞がれた場合、サーモ
スタット40における弁体45が連通口28を開放して
圧力(油圧)を逃がし(リリーフさせ)、オイルをホー
ス6→本オイルブロック1→ホース9でUターンさせて
オイルをエンジンブロック2に戻し、エンジン本体の保
護か計られる。更に図9および図10を参照して詳しく
説明すれば、エンジンオイルの温度(油温)が90℃、
サーモスタット40におけるバイアススプリング50の
縮み時の強さが1.0kgf/cm2、サーモスタット4
0における形状記憶合金体46の90℃時の強さが3.
5kgf/cm2の条件下で、トラブル発生前(図9の状
態)においては、ホース6を通ってオイル導入ねじ孔2
2から入ったオイルは、サーモスタット40における弁
体45が連通口28を閉塞しているため、矢印で示され
ているように、必然的にそのままオイル導入ねじ孔22
を流れホース7を通ってオイルクーラー3に入り、ホー
ス8を通ってオイル導出ねじ孔23を流れホース9へと
抜ける。この時、サーモスタット弁体45には形状記憶
合金体46の強さ3.5kgf/cm2が弁体45を閉塞
する方向にかかっているが、弁体45を介して向き合う
バイアススプリング50が1.0kgf/cm2の強さで
開放する方向にかかっているため、実際に弁体45によ
り連通口28を閉塞してしている力〔有効発生圧力〕は
2.5kgf/cm2になる。そこで、前記トラブルが発
生して、図10に×印で示されているように、ホース7
へのオイル流路が閉ざされると、同図に示されているよ
うに、オイル導入ねじ孔22から入ったオイルは行き場
を失って圧力(油圧)を上昇し始め、その圧力(油圧)
が2.5kgf/cm2以上になると、サーモスタット弁
体45により連通口28を閉塞している有効発生圧力を
超えることになって弁体45が押し開かれ、オイル導入
ねじ孔22からのオイルは矢印で示されているように、
連通口28、大径孔部26内をバイパスしてオイル導出
ねじ孔23からホース9を通ってエンジンブロック2に
戻り、エンジン本体は保護される。この本オイルブロッ
ク1のセーフティリリーフ機能の動作は図8に示されて
いるバイパスタイプの場合においても同様である。
【0014】次に、本発明のもう一つの目的とするオイ
ルの油温や油圧を検知する構成並びに作用につき説明す
る。図1から図10との対応部分に同一符号を附して示
す図11から図15において、オイルブロック本体20
は、そのブロック体21における取付ねじ孔30との対
向面側の中央部位縦方向にオイル導入ねじ孔22とオイ
ル導出ねじ孔23とに直交状に連通する二つのねじ孔5
1、52が設けられて、これら二つのねじ孔51、52
には、別に用意されたアダプター、センサー(図示しな
い)を介して油温計と油圧計(図示しない)が装着さ
れ、運転状態と密接に関係のあるエンジンオイルの温度
と油圧が検知され、これら検知の必要がない場合におい
ては、図15に示されているように、二つのねじ孔5
1、52は栓体53、54の螺着によりメクラをされて
前記同様の通常状態で使用される構造となっている。
【0015】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、エンジンオ
イルの温度による油温コントロールと圧力差(油圧差)
を利用したエンジン本体等の保護が計られるとともに、
素人でも簡単に油温計と油圧計を装着できて、運転状態
と密接に関係のあるエンジン内部のオイルの油温や油圧
を正確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルブロックの一例での平面図
である。
【図2】同上のA方向から見た端面図である。
【図3】図1のB−Bに沿った断面図である。
【図4】サーモスタットの側面図である。
【図5】図4のC方向から見た端面図である。
【図6】図4の縦断面図である。
【図7】本オイルブロックの使用態様の一例を示す説明
図である。
【図8】本オイルブロックの使用態様の他例を示す説明
図である。
【図9】サーモスタットの動作状態とオイルの流れとの
関係を示す一部断面の平面的説明図である。
【図10】サーモスタットの不動作状態とオイルの流れ
との関係を示す一部断面の平面的説明図である。
【図11】本発明に係るオイルブロックの他例を示す平
面図である。
【図12】同上のD方向から見た端面図である。
【図13】図11の底面図である。
【図14】図11のE−E線に沿った断面図である。
【図15】二つのねじ孔に栓体でメクラをした状態での
底面図である。
【符号の説明】
2 エンジンブロック 3 オイルクーラー 20 オイルブロック本体 21 ブロック体 22 オイル導入ねじ孔 23 オイル導出ねじ孔 24 サーモスタット装着孔 28 連通口 29 挿入孔 40 サーモスタット 41 ねじ栓体 42 軸 43 形状記憶合金体受 44 軸 45 つば状弁体 46 形状記憶合金体 48 止め輪 50 バイアススプリング 51、52 ねじ孔
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルブロック本体と、該オイルブロッ
    ク本体内に装着のサーモスタットを含み、前記オイルブ
    ロック本体は、ブロック体の厚み方向に、一端がエンジ
    ンブロックの導出側と接続され、かつ他端がオイルクー
    ラーの導入側と接続されるオイル導入ねじ孔と、一端が
    前記エンジンブロックの導入側と接続され、かつ他端が
    前記オイルクーラーの導出側と接続されるオイル導出孔
    が並列状態で貫設されるとともに、これら二つのねじ孔
    との直交方向には、前記サーモスタットの装着孔が設け
    られて形成され、前記サーモスタットは、ねじ栓体と、
    該ねじ栓体の中心に軸を介して固着された形状記憶合金
    体受と、該受に固着の軸に移動可能に遊挿されたつば状
    弁体と、該つば状弁体と前記受との間に巻着介装された
    形状記憶合金体と、前記つば状弁体と前記軸先端部に固
    着の止め輪間に介装されたバイアススプリングにより構
    成され、該サーモスタットは、そのねじ栓体が前記サー
    モスタット装着孔におけるねじ孔部に螺着され、かつ軸
    先端部がサーモスタット装着孔の先端面に設けられた挿
    入孔に挿入されて横設され、エンジンオイルが冷えてい
    る低温時においては、前記サーモスタットにおける前記
    形状記憶合金体が収縮状態にあって、前記サーモスタッ
    ト装着孔内におけるオイル導入ねじ孔とオイル導出ねじ
    孔との連通口が開放されていて、前記エンジンブロック
    よりのオイルは前記オイルクーラーに導入されないでエ
    ンジンブロックに戻り、オイルが温まった高温時におい
    ては、前記形状記憶合金体が伸長して移動せられたつば
    状弁体により前記連通口が閉塞され、前記エンジンブロ
    ックからのオイルは前記オイルクーラーに導入される構
    成を特徴とするエンジンオイルクーラーへのオイルライ
    ン取出用オイルブロック。
  2. 【請求項2】 前記オイルブロック本体は、そのブロッ
    ク部に前記オイル導入ねじ孔とオイル導出ねじ孔に直交
    状に連通する二つのねじ孔が設けられて形成され、これ
    ら二つのねじ孔には各センサーを介して油温計と油圧計
    が装着されてエンジンオイルの温度と油圧が検知可能な
    構造とされた請求項1のエンジンオイルクーラーへのオ
    イルライン取出用オイルブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62160711U (ja) * 1986-03-31 1987-10-13
JPH0614415A (ja) * 1992-06-24 1994-01-21 Hitachi Ltd 電動車用制御装置

Patent Citations (2)

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