JPH09144457A - 掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置 - Google Patents
掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置Info
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- JPH09144457A JPH09144457A JP32791995A JP32791995A JPH09144457A JP H09144457 A JPH09144457 A JP H09144457A JP 32791995 A JP32791995 A JP 32791995A JP 32791995 A JP32791995 A JP 32791995A JP H09144457 A JPH09144457 A JP H09144457A
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- chuck
- chuck pieces
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転駆動装置に掘削作業軸を軸方向摺動自在
に貫通させた掘削機において、掘削作業軸をスリップす
ることなく確実にチャックするチャック装置を提供す
る。 【解決手段】 支持材に昇降自在に支持された回転駆動
装置に、外側面に複数本のスプラインを有する掘削作業
軸を、該スプラインを介して回転伝達可能の状態で、軸
方向摺動自在に貫通させた掘削作業機において、上記ス
プラインに長手方向に適宜間隔をあけて係止切欠を設
け、上記掘削作業軸を囲み且つ該掘削作業軸と共に回転
可能の筒状ホルダーを上記回転駆動装置に回転自在に支
持させ、上記筒状ホルダーに、上記スプラインの係止切
欠に係脱自在の複数のチャックピースを上記スプライン
がわへ進退自在に支持させ、上記チャックピースを進退
させる駆動手段を装備した、掘削作業機における掘削作
業軸のチャック装置。
に貫通させた掘削機において、掘削作業軸をスリップす
ることなく確実にチャックするチャック装置を提供す
る。 【解決手段】 支持材に昇降自在に支持された回転駆動
装置に、外側面に複数本のスプラインを有する掘削作業
軸を、該スプラインを介して回転伝達可能の状態で、軸
方向摺動自在に貫通させた掘削作業機において、上記ス
プラインに長手方向に適宜間隔をあけて係止切欠を設
け、上記掘削作業軸を囲み且つ該掘削作業軸と共に回転
可能の筒状ホルダーを上記回転駆動装置に回転自在に支
持させ、上記筒状ホルダーに、上記スプラインの係止切
欠に係脱自在の複数のチャックピースを上記スプライン
がわへ進退自在に支持させ、上記チャックピースを進退
させる駆動手段を装備した、掘削作業機における掘削作
業軸のチャック装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持材に昇降自在
に支持された回転駆動装置に掘削軸、撹拌軸等の掘削作
業軸を回転伝達可能で軸方向摺動自在に貫通させた掘削
作業機において、上記掘削作業軸に掘進用荷重、押込み
力等の作業用負荷を加える等のため、該掘削作業軸を軸
方向摺動不能にロックするチャック装置に関する。
に支持された回転駆動装置に掘削軸、撹拌軸等の掘削作
業軸を回転伝達可能で軸方向摺動自在に貫通させた掘削
作業機において、上記掘削作業軸に掘進用荷重、押込み
力等の作業用負荷を加える等のため、該掘削作業軸を軸
方向摺動不能にロックするチャック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、下部に撹拌羽根を有する角軸から
なる撹拌軸を回転駆動装置に軸方向摺動自在に貫通した
この種掘削撹拌機において、上記撹拌軸に回転駆動装置
全体の高重量を掘進用荷重として加えるため、該撹拌軸
を回転駆動装置に軸方向摺動不能にロックするチャック
装置として、上記撹拌軸の左右外側面に一対の爪レバー
を配置し、両爪レバーを油圧シリンダにより揺動させ
て、各爪レバーの多数突起を有する締着面を撹拌軸の左
右外側面に圧接させ、それにより上記撹拌軸を軸方向摺
動不能にロックする構造のものが知られている。
なる撹拌軸を回転駆動装置に軸方向摺動自在に貫通した
この種掘削撹拌機において、上記撹拌軸に回転駆動装置
全体の高重量を掘進用荷重として加えるため、該撹拌軸
を回転駆動装置に軸方向摺動不能にロックするチャック
装置として、上記撹拌軸の左右外側面に一対の爪レバー
を配置し、両爪レバーを油圧シリンダにより揺動させ
て、各爪レバーの多数突起を有する締着面を撹拌軸の左
右外側面に圧接させ、それにより上記撹拌軸を軸方向摺
動不能にロックする構造のものが知られている。
【０００３】しかし、上記の従来チャック装置では、上
記爪レバーの締着面で撹拌軸外側面を激しく擦傷するば
かりでなく、締着してもスリップし易く、特に擦傷の多
数ついた軸外側面ではスリップの欠点が著しい。
記爪レバーの締着面で撹拌軸外側面を激しく擦傷するば
かりでなく、締着してもスリップし易く、特に擦傷の多
数ついた軸外側面ではスリップの欠点が著しい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、掘削作業軸
の外側面に損傷を与えることなく確実に締着できるチャ
ック装置を提供することを課題とする。
の外側面に損傷を与えることなく確実に締着できるチャ
ック装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を逹成する本発
明は、支持材に昇降自在に支持された回転駆動装置に、
外側面に複数本のスプラインを有する掘削作業軸を、該
スプラインを介して回転伝達可能の状態で、軸方向摺動
自在に貫通させた掘削作業機において、上記スプライン
に長手方向に適宜間隔をあけて係止切欠を設け、上記掘
削作業軸を囲み且つ該掘削作業軸と共に回転可能の筒状
ホルダーを上記回転駆動装置に回転自在に支持させ、上
記筒状ホルダーに、上記スプラインの係止切欠に係脱自
在の複数のチャックピースを上記スプラインがわへ進退
自在に支持させ、上記チャックピースを進退させる駆動
手段を装備した、掘削作業機における掘削作業軸のチャ
ック装置の構成である。以下図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
明は、支持材に昇降自在に支持された回転駆動装置に、
外側面に複数本のスプラインを有する掘削作業軸を、該
スプラインを介して回転伝達可能の状態で、軸方向摺動
自在に貫通させた掘削作業機において、上記スプライン
に長手方向に適宜間隔をあけて係止切欠を設け、上記掘
削作業軸を囲み且つ該掘削作業軸と共に回転可能の筒状
ホルダーを上記回転駆動装置に回転自在に支持させ、上
記筒状ホルダーに、上記スプラインの係止切欠に係脱自
在の複数のチャックピースを上記スプラインがわへ進退
自在に支持させ、上記チャックピースを進退させる駆動
手段を装備した、掘削作業機における掘削作業軸のチャ
ック装置の構成である。以下図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【０００６】
【実施例】図１において、ベースマシン（１）の前端部
に支持材として垂直に支持されたマスト（２）の前面に
ガイドレール（３）、（３）を長手方向全長に敷設し、
該ガイドレールの上下に上部キャリヤ（４）および下部
キャリヤ（５）をそれぞれ昇降自在に支持させると共
に、トップシーブ（６）から垂下されたワイヤ（７）、
（８）により各キャリヤ（４）、（５）を昇降自在に吊
支し、該キャリヤ（４）、（５）にそれぞれモータおよ
び減速機を含む２組づつの上部回転駆動装置（９）、
（９）、下部回転駆動装置（１０）、（１０）を搭載
し、これら回転駆動装置に一対の掘削撹拌軸（１１）、
（１１）を互に平行状態で接続してある。上記掘削撹拌
軸（１１）、（１１）はそれぞれ外周面に４本のスプラ
イン（１３）…を９０度間隔に有する外側中空軸（１
２）と、該外側軸（１２）内に回転自在に挿通された内
側中空軸（１２ａ）とからなり、その一方の外側軸（１
２）、（１２）を上記下部駆動装置（１０）、（１０）
にスプライン（１３）…、（１３）…による回転伝達状
態で軸方向摺動自在に貫通すると共に、各軸上端を上記
上部キャリヤ（４）に支承された一対の継手にそれぞれ
接続し、他方の内側軸（１２ａ）、（１２ａ）の各上端
を上記上部駆動装置（９）、（９）の各出力軸にそれぞ
れ接続し、これら内、外側軸（１２）、（１２ａ）およ
び（１２）、（１２ａ）の各下端に、両軸の協動により
回転される撹拌装置（１４）、（１４）を連結してあ
る。本発明のチャック装置は、上記外側軸（１２）、
（１２）に下部キャリヤ（５）および下部駆動装置（１
０）、（１０）全体の重量を掘進用負荷として加えるべ
く、該下部駆動装置（１０）、（１０）にそれぞれ設け
てある。（１５）は掘削刃である。
に支持材として垂直に支持されたマスト（２）の前面に
ガイドレール（３）、（３）を長手方向全長に敷設し、
該ガイドレールの上下に上部キャリヤ（４）および下部
キャリヤ（５）をそれぞれ昇降自在に支持させると共
に、トップシーブ（６）から垂下されたワイヤ（７）、
（８）により各キャリヤ（４）、（５）を昇降自在に吊
支し、該キャリヤ（４）、（５）にそれぞれモータおよ
び減速機を含む２組づつの上部回転駆動装置（９）、
（９）、下部回転駆動装置（１０）、（１０）を搭載
し、これら回転駆動装置に一対の掘削撹拌軸（１１）、
（１１）を互に平行状態で接続してある。上記掘削撹拌
軸（１１）、（１１）はそれぞれ外周面に４本のスプラ
イン（１３）…を９０度間隔に有する外側中空軸（１
２）と、該外側軸（１２）内に回転自在に挿通された内
側中空軸（１２ａ）とからなり、その一方の外側軸（１
２）、（１２）を上記下部駆動装置（１０）、（１０）
にスプライン（１３）…、（１３）…による回転伝達状
態で軸方向摺動自在に貫通すると共に、各軸上端を上記
上部キャリヤ（４）に支承された一対の継手にそれぞれ
接続し、他方の内側軸（１２ａ）、（１２ａ）の各上端
を上記上部駆動装置（９）、（９）の各出力軸にそれぞ
れ接続し、これら内、外側軸（１２）、（１２ａ）およ
び（１２）、（１２ａ）の各下端に、両軸の協動により
回転される撹拌装置（１４）、（１４）を連結してあ
る。本発明のチャック装置は、上記外側軸（１２）、
（１２）に下部キャリヤ（５）および下部駆動装置（１
０）、（１０）全体の重量を掘進用負荷として加えるべ
く、該下部駆動装置（１０）、（１０）にそれぞれ設け
てある。（１５）は掘削刃である。
【０００７】チャック装置の構造は次のようである。初
めに下部駆動装置（１０）について説明する。図２、
４、６において、下部キャリヤ（５）に固定されたギヤ
ケーシング（１６）の一側上にモータ（１７）および減
速機（１８）を設置すると共に、その出力軸のギヤケー
シング（１６）内への突出端部に小歯車（１９）を固着
し、これと平行に、ギヤケーシング（１６）内に、外周
面に歯を有する両端開放の円筒状大歯車（２０）をベア
リング（２１）、（２１）を介して回転自在に支承する
と共に該大歯車（２０）の両端をギヤケーシング（１
６）の上下面に開放させ、これら小歯車（１９）と大歯
車（２０）の間にアイドル歯車（２２）をかみ合わせ、
この大歯車（２０）の内面に、上記外側軸（１２）のス
プライン（１３）…と係合すべきスプライン溝（１３
ａ）…を有する両端開放の円筒状回転筒（２３）を固定
し、該回転筒（２３）内に上記外側軸（１２）を、その
スプライン（１３）…とスプライン溝（１３ａ）…の係
合により回転伝達可能の状態で、軸方向摺動自在に挿通
保持している。
めに下部駆動装置（１０）について説明する。図２、
４、６において、下部キャリヤ（５）に固定されたギヤ
ケーシング（１６）の一側上にモータ（１７）および減
速機（１８）を設置すると共に、その出力軸のギヤケー
シング（１６）内への突出端部に小歯車（１９）を固着
し、これと平行に、ギヤケーシング（１６）内に、外周
面に歯を有する両端開放の円筒状大歯車（２０）をベア
リング（２１）、（２１）を介して回転自在に支承する
と共に該大歯車（２０）の両端をギヤケーシング（１
６）の上下面に開放させ、これら小歯車（１９）と大歯
車（２０）の間にアイドル歯車（２２）をかみ合わせ、
この大歯車（２０）の内面に、上記外側軸（１２）のス
プライン（１３）…と係合すべきスプライン溝（１３
ａ）…を有する両端開放の円筒状回転筒（２３）を固定
し、該回転筒（２３）内に上記外側軸（１２）を、その
スプライン（１３）…とスプライン溝（１３ａ）…の係
合により回転伝達可能の状態で、軸方向摺動自在に挿通
保持している。
【０００８】上記外側軸（１２）のスプライン（１３）
…に、長手方向に適宜間隔をあけてスプラインの一部を
切欠した係止切欠（２４）…をそれぞれ形成してある。
…に、長手方向に適宜間隔をあけてスプラインの一部を
切欠した係止切欠（２４）…をそれぞれ形成してある。
【０００９】一方、上記円筒状大歯車（２０）の開放上
端に、上記外側軸（１２）を囲む円筒状ホルダー（２
５）を固定し、該ホルダー（２５）の上部に、上記スプ
ライン（１３）…に対応する位置で四角の窓（２６）…
を開設し、該窓（２６）…に直方体状のチャックピース
（２７）…を半径方向へ進退自在に保持させ、該チャッ
クピース（２７）…は、特に図７に示すように後端面か
ら前方へ切りこむバネ受け溝（２８）を設けると共に後
端部左右側面に従動ピン（２９）、（２９）を突設した
もので、バネ保持枠（３０）…に一端を保持されたされ
たコイルバネ（３１）（３１）、…により常時スプライ
ン（１３）…がわへ弾発されている。
端に、上記外側軸（１２）を囲む円筒状ホルダー（２
５）を固定し、該ホルダー（２５）の上部に、上記スプ
ライン（１３）…に対応する位置で四角の窓（２６）…
を開設し、該窓（２６）…に直方体状のチャックピース
（２７）…を半径方向へ進退自在に保持させ、該チャッ
クピース（２７）…は、特に図７に示すように後端面か
ら前方へ切りこむバネ受け溝（２８）を設けると共に後
端部左右側面に従動ピン（２９）、（２９）を突設した
もので、バネ保持枠（３０）…に一端を保持されたされ
たコイルバネ（３１）（３１）、…により常時スプライ
ン（１３）…がわへ弾発されている。
【００１０】上記バネ保持枠（３０）…は、図７に示す
ようにコ字状枠体の底部内側面に突設されたバネ受けピ
ン（３２）（３２）、…にコイルバネ（３１）（３
１）、…の各一端を保持させたもので、上記チャックピ
ース（２７）…の後端部を間隔をあけて囲んだ状態で、
上記ホルダー（２５）の外周面に固定してある。
ようにコ字状枠体の底部内側面に突設されたバネ受けピ
ン（３２）（３２）、…にコイルバネ（３１）（３
１）、…の各一端を保持させたもので、上記チャックピ
ース（２７）…の後端部を間隔をあけて囲んだ状態で、
上記ホルダー（２５）の外周面に固定してある。
【００１１】上記チャックピース（２７）…の進退駆動
装置は次のようである。上記円筒状ホルダー（２５）に
おける上記チャックピース（２７）…より下部に昇降リ
ング（３３）を軸方向へ摺動自在に被嵌すると共に該リ
ング（３３）上に環状テーブル（３４）を固定し、この
テーブル（３４）上に主動カム（３５）…を固定し、該
主動カム（３５）…は、図７に示すように上から谷部、
傾斜部ついで山部と連続するカム面（３６）を有する２
枚の板カム（３７）、（３７）を基板（３８）上に間隔
をあけて平行に起立したもので、そのカム面（３６）、
（３６）を上記チャックピース（２７）の従動ピン（２
９）、（２９）に内側から圧接させた状態で、基板（３
８）を上記テーブル（３４）上に固定してある。
装置は次のようである。上記円筒状ホルダー（２５）に
おける上記チャックピース（２７）…より下部に昇降リ
ング（３３）を軸方向へ摺動自在に被嵌すると共に該リ
ング（３３）上に環状テーブル（３４）を固定し、この
テーブル（３４）上に主動カム（３５）…を固定し、該
主動カム（３５）…は、図７に示すように上から谷部、
傾斜部ついで山部と連続するカム面（３６）を有する２
枚の板カム（３７）、（３７）を基板（３８）上に間隔
をあけて平行に起立したもので、そのカム面（３６）、
（３６）を上記チャックピース（２７）の従動ピン（２
９）、（２９）に内側から圧接させた状態で、基板（３
８）を上記テーブル（３４）上に固定してある。
【００１２】上記主動カム（３５）…全体を同期的に昇
降させる駆動手段として、本例では３本のカム昇降用油
圧シリンダ（３９）…を上記ギヤケーシング（１６）上
に連結すると共に、上記昇降リング（３３）の外周にベ
アリングを介して回転自在に係合された作動リング（４
０）に上記各油圧シリンダ（３９）…のピストンロッド
（４１）…を連結し、それにより油圧シリンダ（３９）
を伸縮駆動させれば、作動リング（４０）および昇降リ
ング（３３）が昇降し、テーブル（３４）上の主動カム
（３５）…を同期的に昇降させて、その各カム面（３
６）…によりチャックピース（２７）…を進退させる。
降させる駆動手段として、本例では３本のカム昇降用油
圧シリンダ（３９）…を上記ギヤケーシング（１６）上
に連結すると共に、上記昇降リング（３３）の外周にベ
アリングを介して回転自在に係合された作動リング（４
０）に上記各油圧シリンダ（３９）…のピストンロッド
（４１）…を連結し、それにより油圧シリンダ（３９）
を伸縮駆動させれば、作動リング（４０）および昇降リ
ング（３３）が昇降し、テーブル（３４）上の主動カム
（３５）…を同期的に昇降させて、その各カム面（３
６）…によりチャックピース（２７）…を進退させる。
【００１３】（４２）は上記作動リング（４０）の共回
り防止アームで、ギヤケーシング（１６）上に固定され
たカバー（４３）のストッパー（４４）に係止させてあ
る。
り防止アームで、ギヤケーシング（１６）上に固定され
たカバー（４３）のストッパー（４４）に係止させてあ
る。
【００１４】上例の作用を次に説明する。図２のように
チャックピース（２７）…をスプラインの係止切欠（２
４）…に係止させた状態で、上部および下部回転駆動装
置（９）（９）、（１０）（１０）の始動により一対の
掘削撹拌軸（１１）、（１１）を回転させ、その掘削刃
（１５）、（１５）および撹拌装置（１４）、（１４）
による掘削撹拌を開始し、それと共に下部キャリヤ
（５）を吊支するワイヤ（８）をゆるめることにより下
部キャリヤ（５）および下部駆動装置（１０）、（１
０）全体の重量を、ホルダー（２５）を経てチャックピ
ース（２７）…により回転する外側軸（１２）に掘進用
荷重として加え、それにより確実な掘進を行わせる。そ
の際チャックピース（２７）…が係止切欠（２４）…に
係止するから、外側軸（１２）の軸方向移動を確実に阻
止し、掘進用荷重を継続的に付荷する。
チャックピース（２７）…をスプラインの係止切欠（２
４）…に係止させた状態で、上部および下部回転駆動装
置（９）（９）、（１０）（１０）の始動により一対の
掘削撹拌軸（１１）、（１１）を回転させ、その掘削刃
（１５）、（１５）および撹拌装置（１４）、（１４）
による掘削撹拌を開始し、それと共に下部キャリヤ
（５）を吊支するワイヤ（８）をゆるめることにより下
部キャリヤ（５）および下部駆動装置（１０）、（１
０）全体の重量を、ホルダー（２５）を経てチャックピ
ース（２７）…により回転する外側軸（１２）に掘進用
荷重として加え、それにより確実な掘進を行わせる。そ
の際チャックピース（２７）…が係止切欠（２４）…に
係止するから、外側軸（１２）の軸方向移動を確実に阻
止し、掘進用荷重を継続的に付荷する。
【００１５】下部駆動装置（１０）、（１０）が最下位
に降下したら、カム昇降用油圧シリンダ（３９）…の伸
長駆動により主動カム（３５）…を上昇させ、そのカム
面（３６）…により従動ピン（２９）…を介してチャッ
クピース（２７）…を後退させ、図３のように係止切欠
（２４）…から離脱させる。その状態で、上記ワイヤ
（８）を巻き上げて下部キャリヤ（５）を上昇させると
共に上記油圧シリンダ（３９）の縮小駆動により主動カ
ム（３５）…を降下させ、それによりチャックピース
（２７）…をコイルバネ（３１）…の弾発によりスプラ
イン（１３）…上に圧接させつつ下部駆動装置（１０）
全体が上昇する。チャックピース（２７）…が上位の係
止切欠（２４）…の位置に移動すると、バネ（３１）…
の弾発力により自動的に係止切欠（２４）…に係止し、
そこでワイヤ（８）をゆるめて掘進用荷重を加えて再び
掘進撹拌を行う。
に降下したら、カム昇降用油圧シリンダ（３９）…の伸
長駆動により主動カム（３５）…を上昇させ、そのカム
面（３６）…により従動ピン（２９）…を介してチャッ
クピース（２７）…を後退させ、図３のように係止切欠
（２４）…から離脱させる。その状態で、上記ワイヤ
（８）を巻き上げて下部キャリヤ（５）を上昇させると
共に上記油圧シリンダ（３９）の縮小駆動により主動カ
ム（３５）…を降下させ、それによりチャックピース
（２７）…をコイルバネ（３１）…の弾発によりスプラ
イン（１３）…上に圧接させつつ下部駆動装置（１０）
全体が上昇する。チャックピース（２７）…が上位の係
止切欠（２４）…の位置に移動すると、バネ（３１）…
の弾発力により自動的に係止切欠（２４）…に係止し、
そこでワイヤ（８）をゆるめて掘進用荷重を加えて再び
掘進撹拌を行う。
【００１６】他の使用例として、掘削作業軸に押込み力
を加える場合は、マストに反力をとった押込み用油圧シ
リンダにより下部駆動装置（１０）全体を下方へ押圧す
る。
を加える場合は、マストに反力をとった押込み用油圧シ
リンダにより下部駆動装置（１０）全体を下方へ押圧す
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明の掘削作業機における掘削作業軸
のチャック装置によれば、掘削作業軸のスプラインに設
けた係止切欠にチャックピースを係止することにより、
掘削作業軸をスリップすることなく確実にチャックする
ことができ、それにより掘削作業軸に掘進用荷重、押込
み力等の作業用負荷を確実に継続的に加えることができ
るのである。
のチャック装置によれば、掘削作業軸のスプラインに設
けた係止切欠にチャックピースを係止することにより、
掘削作業軸をスリップすることなく確実にチャックする
ことができ、それにより掘削作業軸に掘進用荷重、押込
み力等の作業用負荷を確実に継続的に加えることができ
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】掘削撹拌機の側面図である。
【図２】下部回転駆動装置の拡大縦断面図である。
【図３】シャッター装置の一部省略拡大縦断面図であ
る。
る。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線断面図である。
【図５】図３のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】図２のＶＩ−ＶＩ線断面図である。
【図７】チャックピース、バネ保持枠および主動カムの
拡大斜面図である。
拡大斜面図である。
２ マスト １０ 下部回転駆動装置 １１ 掘削撹拌軸 １３ スプライン ２４ 係止切欠 ２５ ホルダー ２７ チャックピース ３９ カム昇降用油圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 支持材に昇降自在に支持された回転駆動
装置に、外側面に複数本のスプラインを有する掘削作業
軸を、該スプラインを介して回転伝達可能の状態で、軸
方向摺動自在に貫通させた掘削作業機において、 上記スプラインに長手方向に適宜間隔をあけて係止切欠
を設け、 上記掘削作業軸を囲み且つ該掘削作業軸と共に回転可能
の筒状ホルダーを上記回転駆動装置に回転自在に支持さ
せ、 上記筒状ホルダーに、上記スプラインの係止切欠に係脱
自在の複数のチャックピースを上記スプラインがわへ進
退自在に支持させ、 上記チャックピースを進退させる駆動手段を装備した、
掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32791995A JPH09144457A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32791995A JPH09144457A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09144457A true JPH09144457A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18204471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32791995A Pending JPH09144457A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 掘削作業機における掘削作業軸のチャック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09144457A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299459A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Bauer Maschinen Gmbh | 掘削装置及び掘削方法 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP32791995A patent/JPH09144457A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009299459A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Bauer Maschinen Gmbh | 掘削装置及び掘削方法 |
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