JPH091443A - 測定装置 - Google Patents
測定装置Info
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- JPH091443A JPH091443A JP8032338A JP3233896A JPH091443A JP H091443 A JPH091443 A JP H091443A JP 8032338 A JP8032338 A JP 8032338A JP 3233896 A JP3233896 A JP 3233896A JP H091443 A JPH091443 A JP H091443A
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- measuring
- measuring device
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/0002—Arrangements for supporting, fixing or guiding the measuring instrument or the object to be measured
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B21/00—Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant
- G01B21/02—Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness
- G01B21/04—Measuring arrangements or details thereof, where the measuring technique is not covered by the other groups of this subclass, unspecified or not relevant for measuring length, width, or thickness by measuring coordinates of points
- G01B21/042—Calibration or calibration artifacts
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 機械の幾何学的および動的な精度を低経費で
検出でき、多面的に使用される、相対運動する二つの機
械部品の幾何学的および動的な精度を調整する測定装
置。 【解決手段】 一方の機械部品2に固定された基本体
3,他方の機械部品9に脱着可能に接続できる測定要素
8用の案内部7を有し、第一回転軸D1 の周りで基本体
3に対する構造部品6の回転を測定できる測角装置4,
測定目盛板10.1に対して相対運動する走査ユニット1
0.2を持つ。案内部7に沿った測定要素8の運動を構造
部品6の第一回転軸D1 に対して測長装置10,走査ユ
ニット10.2を有する測定移動台11を備えている。
検出でき、多面的に使用される、相対運動する二つの機
械部品の幾何学的および動的な精度を調整する測定装
置。 【解決手段】 一方の機械部品2に固定された基本体
3,他方の機械部品9に脱着可能に接続できる測定要素
8用の案内部7を有し、第一回転軸D1 の周りで基本体
3に対する構造部品6の回転を測定できる測角装置4,
測定目盛板10.1に対して相対運動する走査ユニット1
0.2を持つ。案内部7に沿った測定要素8の運動を構造
部品6の第一回転軸D1 に対して測長装置10,走査ユ
ニット10.2を有する測定移動台11を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相対運動する二
つの機械部品の幾何学的および動的な精度を管理する測
定装置に関する。
つの機械部品の幾何学的および動的な精度を管理する測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械は加工品に関する測定誤差、形
状誤差および位置誤差を与える誤差を含む。NC機械
(数値制御機械)では、制御および送り制御ループから
生じる動的な影響も加わる。これは、加工品に対する工
具が進む軌跡がプログラムされている軌跡からづれてい
ることを与える。
状誤差および位置誤差を与える誤差を含む。NC機械
(数値制御機械)では、制御および送り制御ループから
生じる動的な影響も加わる。これは、加工品に対する工
具が進む軌跡がプログラムされている軌跡からづれてい
ることを与える。
【0003】NC機械の精度を調べるためには、幾何学
的および動的な誤差を測定することになる。どんな場合
でも、選択された加工品に関して見本の加工を行い、次
いでこれを測定することができる。しかし、その場合、
誤差の原因を分析することが極度に困難である。何故な
ら、工具および切削条件の技術的な影響が加わるからで
ある。それ故、機械自体でプログラムされた軌跡からの
誤差を含む軌跡のづれを測定する方法と装置を開発しよ
うとしている。NC工作機械の幾何学精度を検査するた
め、若干の装置と方法が知られている。その場合、所謂
円形テストが益々重要になっている。円形テストによ
り、軌跡制御運転でのNC機械の動的特性の検査と機械
の幾何学形状に関する開示が可能なる。軌跡としては円
が推奨される。何故なら、円は全ての軌跡制御NC機械
により円補間の形にして実現できるかであり、円の測定
は比較的簡単に行えるからである。
的および動的な誤差を測定することになる。どんな場合
でも、選択された加工品に関して見本の加工を行い、次
いでこれを測定することができる。しかし、その場合、
誤差の原因を分析することが極度に困難である。何故な
ら、工具および切削条件の技術的な影響が加わるからで
ある。それ故、機械自体でプログラムされた軌跡からの
誤差を含む軌跡のづれを測定する方法と装置を開発しよ
うとしている。NC工作機械の幾何学精度を検査するた
め、若干の装置と方法が知られている。その場合、所謂
円形テストが益々重要になっている。円形テストによ
り、軌跡制御運転でのNC機械の動的特性の検査と機械
の幾何学形状に関する開示が可能なる。軌跡としては円
が推奨される。何故なら、円は全ての軌跡制御NC機械
により円補間の形にして実現できるかであり、円の測定
は比較的簡単に行えるからである。
【0004】円軌跡を発生させるには、規制制御NC工
作機械上で直線運動を行い互いに直交させて配置されて
いる二つの機械部品、例えば直交ステージの二つのユニ
ットを、合成運動として前記円軌跡が生じるように、正
弦・余弦則に従って同期的に移動させる。使用する二つ
の制御ループの動特性が制限されているため、および機
械的な不完全さと他の擾乱の影響のため、このように発
生させた円は誤差を含まない理想的な円から多かれ少な
かれづれている。例えば、通常送り速度が早くなると円
の歪みが増大して表れる速度の影響が顕著である。
作機械上で直線運動を行い互いに直交させて配置されて
いる二つの機械部品、例えば直交ステージの二つのユニ
ットを、合成運動として前記円軌跡が生じるように、正
弦・余弦則に従って同期的に移動させる。使用する二つ
の制御ループの動特性が制限されているため、および機
械的な不完全さと他の擾乱の影響のため、このように発
生させた円は誤差を含まない理想的な円から多かれ少な
かれづれている。例えば、通常送り速度が早くなると円
の歪みが増大して表れる速度の影響が顕著である。
【0005】円形テストでは、円形のづれを測定し、N
C機械の良さを推定するため結果を評価することが大切
である。米国特許第 4,435,905号明細書には、円形テス
トを実行する装置が開示されている。この装置は端部に
ボールを付けた棒で構成されている。これ等のボールは
各接合部に支承されている。測定するため、接合部の位
置が工具と加工品の位置に対応するように二つの接合部
がNC機械に固定されている。この棒は二つの部品で構
成され、これ等の部品は長手方向に移動できるように相
互に接続されているので、棒の長さを可変できる。二つ
の部品の相互の移動は組み込まれている測長装置により
検出される。棒の一端が円軌跡上で他端の周りを移動す
ると、測定値は円形のづれに相当する。
C機械の良さを推定するため結果を評価することが大切
である。米国特許第 4,435,905号明細書には、円形テス
トを実行する装置が開示されている。この装置は端部に
ボールを付けた棒で構成されている。これ等のボールは
各接合部に支承されている。測定するため、接合部の位
置が工具と加工品の位置に対応するように二つの接合部
がNC機械に固定されている。この棒は二つの部品で構
成され、これ等の部品は長手方向に移動できるように相
互に接続されているので、棒の長さを可変できる。二つ
の部品の相互の移動は組み込まれている測長装置により
検出される。棒の一端が円軌跡上で他端の周りを移動す
ると、測定値は円形のづれに相当する。
【0006】同じ問題は産業ロボットにも当てはまる。
ロボットの精度に関する情報を捕らえるために、ロボッ
トの手がプログラム化された軌跡に沿って移動すると
き、ロボットの手の軌跡誤差を測定する必要がある。産
業ロボットの軌跡精度を検査するためにも、円形テスト
が推奨される。しかし、この問題はNC機械よりも更に
複雑である。何故なら、軌跡発生に関して二つの運動部
品が関与するだけでなく、6つまでの動きが同期して重
なるからである。
ロボットの精度に関する情報を捕らえるために、ロボッ
トの手がプログラム化された軌跡に沿って移動すると
き、ロボットの手の軌跡誤差を測定する必要がある。産
業ロボットの軌跡精度を検査するためにも、円形テスト
が推奨される。しかし、この問題はNC機械よりも更に
複雑である。何故なら、軌跡発生に関して二つの運動部
品が関与するだけでなく、6つまでの動きが同期して重
なるからである。
【0007】特に回転関節を有する通常のクニックアー
ムロボットでは、これ等は、ロボット本体の3つの位置
関節とロボットハンドの3つの方位関節である。この種
の機械でも幾何学的および動的精度を測定するために
は、新しい装置が開発されている。この装置はドイツ特
許第 44 19 909 A1 号明細書に開示されているが、この
発明でも前提としている。
ムロボットでは、これ等は、ロボット本体の3つの位置
関節とロボットハンドの3つの方位関節である。この種
の機械でも幾何学的および動的精度を測定するために
は、新しい装置が開発されている。この装置はドイツ特
許第 44 19 909 A1 号明細書に開示されているが、この
発明でも前提としている。
【0008】ドイツ特許第 44 19 909 A1 号明細書によ
れば、測定装置はアームを回転可能に支承する慣性のな
い組込基本体で構成されていて、このアームは端部領域
に検査すべき機械部品に脱着可能に接続する走査要素の
半径方向の案内部を有する。走査要素の円軌跡のづれを
検出するため、走査要素に作用し、アームの回転軸に対
して半径方向に配置された測長装置がこのアームに固定
されている。更に、アームの端部領域に他の測長装置が
走査要素の軸方向に移動を測定するためアームの回転軸
に平行に配設されている。
れば、測定装置はアームを回転可能に支承する慣性のな
い組込基本体で構成されていて、このアームは端部領域
に検査すべき機械部品に脱着可能に接続する走査要素の
半径方向の案内部を有する。走査要素の円軌跡のづれを
検出するため、走査要素に作用し、アームの回転軸に対
して半径方向に配置された測長装置がこのアームに固定
されている。更に、アームの端部領域に他の測長装置が
走査要素の軸方向に移動を測定するためアームの回転軸
に平行に配設されている。
【0009】アームの回転軸に対して半径方向に配置さ
れている測長装置は非常に小さな測定領域を有する接触
子である。その結果、専ら所定の円軌跡の動きからのづ
れを測定できる。
れている測長装置は非常に小さな測定領域を有する接触
子である。その結果、専ら所定の円軌跡の動きからのづ
れを測定できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、機
械の幾何学的および動的な精度を低経費で検出でき、多
面的に使用できる測定装置を提供することにある。
械の幾何学的および動的な精度を低経費で検出でき、多
面的に使用できる測定装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、特にNC工作機械や産業ロボットのような自動
仕上げ装置または操作装置のNC制御された作業ヘッド
の相対運動する二つの機械部品2,9の幾何学的および
動的な精度を調整する測定装置にあって、 −一方の機械部品2に固定された基本体3, −他方の機械部品9に脱着可能に接続できる測定要素8
用の案内部7を有し、基本体3に回転可能に支承された
構造部品6, −第一回転軸D1 の周りで基本体3に対する構造部品6
の回転を測定できる測角装置4, −測定目盛板10.1とこの目盛板に対して相対運動する
走査ユニット10.2を有し、測定範囲が相対運動する二
つの機械部品2,9の可能な移動距離にほぼ相当し、案
内部7に沿った測定要素8の運動を検出ため構造部品6
の第一回転軸D1 に対して半径方向に設けてある測長装
置10, −測定移動台11と他方の機械部品9に脱着可能に接続
できるホルダー17との間の軸方向に移動を測定する少
なくとも他の一つの測長装置18〜21のホルダーであ
り、走査ユニット10.2を有する測定移動台11,を備
えていることにより解決されている。
により、特にNC工作機械や産業ロボットのような自動
仕上げ装置または操作装置のNC制御された作業ヘッド
の相対運動する二つの機械部品2,9の幾何学的および
動的な精度を調整する測定装置にあって、 −一方の機械部品2に固定された基本体3, −他方の機械部品9に脱着可能に接続できる測定要素8
用の案内部7を有し、基本体3に回転可能に支承された
構造部品6, −第一回転軸D1 の周りで基本体3に対する構造部品6
の回転を測定できる測角装置4, −測定目盛板10.1とこの目盛板に対して相対運動する
走査ユニット10.2を有し、測定範囲が相対運動する二
つの機械部品2,9の可能な移動距離にほぼ相当し、案
内部7に沿った測定要素8の運動を検出ため構造部品6
の第一回転軸D1 に対して半径方向に設けてある測長装
置10, −測定移動台11と他方の機械部品9に脱着可能に接続
できるホルダー17との間の軸方向に移動を測定する少
なくとも他の一つの測長装置18〜21のホルダーであ
り、走査ユニット10.2を有する測定移動台11,を備
えていることにより解決されている。
【0012】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、この発明の好適実施例を図面に基づき
より詳しく説明する。図1には、工作機械の移動台2の
上に固定されたこの発明による測定装置1が断面図にし
て示してある。この測定装置1は移動台2に固定するた
めに使用され、測角装置4のホルダーである基本体3で
構成されている。この基本体3は所定の回転軸D1 の周
りに構造部品6を回転可能に支承する精密で遊びのない
空気軸受5を有する。基本体3に対する構造部品6の回
転は、測角装置4,好ましくは増分式のロータリーエン
コーダで測定される。
より詳しく説明する。図1には、工作機械の移動台2の
上に固定されたこの発明による測定装置1が断面図にし
て示してある。この測定装置1は移動台2に固定するた
めに使用され、測角装置4のホルダーである基本体3で
構成されている。この基本体3は所定の回転軸D1 の周
りに構造部品6を回転可能に支承する精密で遊びのない
空気軸受5を有する。基本体3に対する構造部品6の回
転は、測角装置4,好ましくは増分式のロータリーエン
コーダで測定される。
【0015】回転可能に支承された構造部品6の上に
は、測定要素8を案内する直線案内部7がある。この測
定要素は工作機械のスピンドル9に脱着可能に連結して
いる。図2の平面図から分かるように、この直線案内部
7は構造部品6に対して測定要素8の正確な半径方向に
長さ運動を保証する。この保証のために、直線案内部7
は構造部品6と測定要素8の間の全移動距離にわたり、
特に好ましくは、移動台2とスピンドル9の間の可能な
全移動距離にわたり移動する。
は、測定要素8を案内する直線案内部7がある。この測
定要素は工作機械のスピンドル9に脱着可能に連結して
いる。図2の平面図から分かるように、この直線案内部
7は構造部品6に対して測定要素8の正確な半径方向に
長さ運動を保証する。この保証のために、直線案内部7
は構造部品6と測定要素8の間の全移動距離にわたり、
特に好ましくは、移動台2とスピンドル9の間の可能な
全移動距離にわたり移動する。
【0016】回転軸D1 に垂直に移動する基本体3と測
定要素8の間の直線運動を測定するため、直線案内部7
に平行に測長装置10が設けてある。この測長装置10
は測定本体10.1か成り、この測定本体は直線案内部7
に沿って増分式目盛板の形にして配設され、相対運動す
る機械部品2,9の可能な移動距離に少なくとも大体一
致する長さを有する。図示する実施例では、目盛板1
0.1は直線案内部7の平面に直接固定されている。目盛
板10.1の増分目盛は、位置に依存する電気信号を形成
するため周知の走査ユニット10.2で走査される。この
走査ユニット10.2は測定要素8の測定移動台11に位
置決めされている。
定要素8の間の直線運動を測定するため、直線案内部7
に平行に測長装置10が設けてある。この測長装置10
は測定本体10.1か成り、この測定本体は直線案内部7
に沿って増分式目盛板の形にして配設され、相対運動す
る機械部品2,9の可能な移動距離に少なくとも大体一
致する長さを有する。図示する実施例では、目盛板1
0.1は直線案内部7の平面に直接固定されている。目盛
板10.1の増分目盛は、位置に依存する電気信号を形成
するため周知の走査ユニット10.2で走査される。この
走査ユニット10.2は測定要素8の測定移動台11に位
置決めされている。
【0017】回転軸D1 に沿ったZ方向に軸方向運動
と、スピンドル9と測定移動台11の間の旋回運動を正
確に測定するため、測定要素8の中に全ての方向に傾く
回転可能な軸受が組み込まれている。この軸受は図4と
5により全体として一つの直線案内部13と3つの回転
軸D2,D3,D4 の周りの3つの回転軸受14,15,1
6で構成されている。
と、スピンドル9と測定移動台11の間の旋回運動を正
確に測定するため、測定要素8の中に全ての方向に傾く
回転可能な軸受が組み込まれている。この軸受は図4と
5により全体として一つの直線案内部13と3つの回転
軸D2,D3,D4 の周りの3つの回転軸受14,15,1
6で構成されている。
【0018】スピンドル9に測定要素8を固定するため
ホルダー17がある。このホルダー17は前記軸受13
〜16を介して測定移動台11に対して移動可能であ
る。直線案内部13は、図示する実施例の場合、測定移
動台11に固定された二つのボルト13.1と13.2で形
成され、これ等のボルトに対応する二つのブッシュ1
3.3と13.4が協働する。この等のブッシュにより、Z
方向である回転軸D2に沿った測定移動台11とホルダ
ー17の間の軸方向運動が可能になる。このZ方向の軸
方向運動は、少なくとも他の一つの測長装置18〜21
により測定される。図示する実施例では、この長手方向
の測定は複数の接触子18〜21で行われる。これ等の
接触子はホルダー17に固定され、接触子の接触ボルト
18.1〜21.1は回転軸D1 に対して直交する測定移動
台11の平面11.1の上に載っている。
ホルダー17がある。このホルダー17は前記軸受13
〜16を介して測定移動台11に対して移動可能であ
る。直線案内部13は、図示する実施例の場合、測定移
動台11に固定された二つのボルト13.1と13.2で形
成され、これ等のボルトに対応する二つのブッシュ1
3.3と13.4が協働する。この等のブッシュにより、Z
方向である回転軸D2に沿った測定移動台11とホルダ
ー17の間の軸方向運動が可能になる。このZ方向の軸
方向運動は、少なくとも他の一つの測長装置18〜21
により測定される。図示する実施例では、この長手方向
の測定は複数の接触子18〜21で行われる。これ等の
接触子はホルダー17に固定され、接触子の接触ボルト
18.1〜21.1は回転軸D1 に対して直交する測定移動
台11の平面11.1の上に載っている。
【0019】通常、回転軸D1 に平行である回転軸D2
の周りで測定移動台11に対するスピンドル9の回転運
動は回転軸受で保証される。回転軸D2 の周りの回転角
の測定は測角装置22で測定される。この測角装置の走
査ユニットはホルダー17,つまりスピンドル9に、ま
た測角装置の目盛円板は測定移動台11にそれぞれ連結
している。
の周りで測定移動台11に対するスピンドル9の回転運
動は回転軸受で保証される。回転軸D2 の周りの回転角
の測定は測角装置22で測定される。この測角装置の走
査ユニットはホルダー17,つまりスピンドル9に、ま
た測角装置の目盛円板は測定移動台11にそれぞれ連結
している。
【0020】測定移動台11に対するホルダー17の他
の回転運動は、回転軸受15を介して回転軸D3 の周り
で可能である。他の回転軸受16は回転軸D4 の周りで
測定移動台11に対するホルダー17の回転運動を可能
にする。回転軸D3 とD4 の周りにの回転運動は空間的
に配置された4つの接触子18〜21により測定され、
対称的に対向配置されている二つの接触子18,20と
19,21の長さの差が評価される。これ等の回転運動
は個々の回転軸D3 とD4 に装着された測角装置でも直
接測定される。
の回転運動は、回転軸受15を介して回転軸D3 の周り
で可能である。他の回転軸受16は回転軸D4 の周りで
測定移動台11に対するホルダー17の回転運動を可能
にする。回転軸D3 とD4 の周りにの回転運動は空間的
に配置された4つの接触子18〜21により測定され、
対称的に対向配置されている二つの接触子18,20と
19,21の長さの差が評価される。これ等の回転運動
は個々の回転軸D3 とD4 に装着された測角装置でも直
接測定される。
【0021】回転軸D2,D3 とD4 の周りに互いに独立
に回転運動を保証し、それにもかかわらず安定で、コン
パクトで、遊びのない軸受にするため、図示するジンバ
ル式の軸受が特に有利である。この軸受により、互いに
直交する3つの回転軸D2,D3 とD4 は共通の回転点で
交差する。この代わりに、軸受をボールキャップ内に回
転可能に支承されるボールで構成することもできる。
に回転運動を保証し、それにもかかわらず安定で、コン
パクトで、遊びのない軸受にするため、図示するジンバ
ル式の軸受が特に有利である。この軸受により、互いに
直交する3つの回転軸D2,D3 とD4 は共通の回転点で
交差する。この代わりに、軸受をボールキャップ内に回
転可能に支承されるボールで構成することもできる。
【0022】図3に示してあるように、平坦な面17.1
がホルダー17の上にも、また接触子18〜21が測定
移動台11の上にある。更に、回転軸D2 〜D4 の周り
の回転運動を測角装置で測定する場合、接触子18〜2
1の代わりにただ一つの測長装置を使用できる可能性も
ある。この場合には、測長装置の走査ヘッドが測定移動
台11の上に、また目盛板がホルダー17に固定されて
いる。当然、走査ヘッドをホルダー17の上にも固定で
きるが、これは、測定移動台11とホルダー17の電気
導線を評価装置に接続する必要があると言う難点があ
る。
がホルダー17の上にも、また接触子18〜21が測定
移動台11の上にある。更に、回転軸D2 〜D4 の周り
の回転運動を測角装置で測定する場合、接触子18〜2
1の代わりにただ一つの測長装置を使用できる可能性も
ある。この場合には、測長装置の走査ヘッドが測定移動
台11の上に、また目盛板がホルダー17に固定されて
いる。当然、走査ヘッドをホルダー17の上にも固定で
きるが、これは、測定移動台11とホルダー17の電気
導線を評価装置に接続する必要があると言う難点があ
る。
【0023】測定移動台11のボルト13.1と31.2
は、ホルダー17に固定されているブッシュ13.3と1
3.4と共に、測定移動台11とホルダー17の間の脱着
可能な継手を形成する。この脱着可能な継手は、図6に
示すように、自動的な装着を可能にする。工作機械の検
査を行いたいなら、例えばホルダー17は自動制御によ
り工具マガジンから取り出され、スピンドル9に固定さ
れる。従って、この運動の間にジンバル式のリンク結合
部14,15,16とホルダー17の間の所定の位置関
係は、ブッシュ13.3と13.4が付属するボルト13.1
と13.2に位置決めされるまで維持され、ブッシュ1
3.3,13.4は駆動可能な二つの電磁石23,24によ
り固定される。この固定は、電磁石23,24により二
つの固定部材25,26をブッシュ13.3,13.4の方
向に移動させ、図4に示す動作位置に達するまで、これ
等のブッシュと協働する。動作位置では、電磁石23,
24を止め、これにより固定部材25,26はバネ力に
より引き戻され、ブッシュ13.3,13.4との動作連結
が解除され、ホルダー17と測定移動台11の間の自由
運動が可能になる。
は、ホルダー17に固定されているブッシュ13.3と1
3.4と共に、測定移動台11とホルダー17の間の脱着
可能な継手を形成する。この脱着可能な継手は、図6に
示すように、自動的な装着を可能にする。工作機械の検
査を行いたいなら、例えばホルダー17は自動制御によ
り工具マガジンから取り出され、スピンドル9に固定さ
れる。従って、この運動の間にジンバル式のリンク結合
部14,15,16とホルダー17の間の所定の位置関
係は、ブッシュ13.3と13.4が付属するボルト13.1
と13.2に位置決めされるまで維持され、ブッシュ1
3.3,13.4は駆動可能な二つの電磁石23,24によ
り固定される。この固定は、電磁石23,24により二
つの固定部材25,26をブッシュ13.3,13.4の方
向に移動させ、図4に示す動作位置に達するまで、これ
等のブッシュと協働する。動作位置では、電磁石23,
24を止め、これにより固定部材25,26はバネ力に
より引き戻され、ブッシュ13.3,13.4との動作連結
が解除され、ホルダー17と測定移動台11の間の自由
運動が可能になる。
【0024】測定経過を全自動化するため、直線案内部
7と測長装置10を備えた基本体5もパレット交換機に
より工作機械の移動台2に数値制御されて位置決めされ
ると、特に有利である。この工程と装着工程の間に基本
体3と回転部品6の間の乱れて相対運動を防止するた
め、これ等の両方の部材は固定部材30により挟持され
る。他の固定部材31は構造部品6と測定移動台11の
間を挟み付けるためにある。両方の固定部材30,31
は、例えば図4の固定部材25,26のような電磁石で
制御される。
7と測長装置10を備えた基本体5もパレット交換機に
より工作機械の移動台2に数値制御されて位置決めされ
ると、特に有利である。この工程と装着工程の間に基本
体3と回転部品6の間の乱れて相対運動を防止するた
め、これ等の両方の部材は固定部材30により挟持され
る。他の固定部材31は構造部品6と測定移動台11の
間を挟み付けるためにある。両方の固定部材30,31
は、例えば図4の固定部材25,26のような電磁石で
制御される。
【0025】他の有利な構成では、成功した装着工程の
後に到達した最終位置を評価装置27に通報し、装着が
成功した時、初めて測定プログラムを自動的に経過させ
るため、測定移動台11および/またはホルダー17に
センサ、例えば無接触で動作するセンサが配置されてい
る。図7には、図1によるこの発明の測定装置の断面に
加えて、評価装置27が示してある。4つの接触子18
〜21の位置測定値P18〜P21は評価装置27の計数ユ
ニット27.1に導入され、それから両方の回転軸D3 と
D4 に周りの傾き角度を求める。他の計数ユニット2
7.3は測長装置10の位置測定値P10を評価するために
ある。評価ソフトウェヤ27.4により全ての測定結果か
ら静的および動的な位置のづれを求める。評価ユニット
27により固定部材30,31も別々な導線P30, P31
により駆動される。
後に到達した最終位置を評価装置27に通報し、装着が
成功した時、初めて測定プログラムを自動的に経過させ
るため、測定移動台11および/またはホルダー17に
センサ、例えば無接触で動作するセンサが配置されてい
る。図7には、図1によるこの発明の測定装置の断面に
加えて、評価装置27が示してある。4つの接触子18
〜21の位置測定値P18〜P21は評価装置27の計数ユ
ニット27.1に導入され、それから両方の回転軸D3 と
D4 に周りの傾き角度を求める。他の計数ユニット2
7.3は測長装置10の位置測定値P10を評価するために
ある。評価ソフトウェヤ27.4により全ての測定結果か
ら静的および動的な位置のづれを求める。評価ユニット
27により固定部材30,31も別々な導線P30, P31
により駆動される。
【0026】この発明により構成された測定装置1を用
いて、必ず狭くされた許容公差の限界で支配される仕上
がり処理を実現するため、初期運転の時だけでなく、使
用者自身でも設定された時間間隔の後、CNC機械の幾
何学精度を検査することが巡り戻って実現される。長さ
と角度の同時測定により、静的および動的なづれ特性量
をソフトウェヤで補償する誤差マトリックスを一義的に
設定できる。測定を時間経費と人員経費を少なくして実
行できる。所定の測定プログラムにより、繰り返し測定
は測定準備経費が少ない場合に実行される。
いて、必ず狭くされた許容公差の限界で支配される仕上
がり処理を実現するため、初期運転の時だけでなく、使
用者自身でも設定された時間間隔の後、CNC機械の幾
何学精度を検査することが巡り戻って実現される。長さ
と角度の同時測定により、静的および動的なづれ特性量
をソフトウェヤで補償する誤差マトリックスを一義的に
設定できる。測定を時間経費と人員経費を少なくして実
行できる。所定の測定プログラムにより、繰り返し測定
は測定準備経費が少ない場合に実行される。
【0027】基本的には、測定装置1は6つの自由度を
有する。その場合、4つの回転関節(回転軸D1,D2,D
3,D4 の周りの)および2つの並進(XとZ方向)の関
節により個々のづれを互いに無関係に排除することがで
きる。回転台3,6の角度情報P4 と測定移動台11の
半径方向の位置P10を用いて、極座標の2D評価が行え
る。
有する。その場合、4つの回転関節(回転軸D1,D2,D
3,D4 の周りの)および2つの並進(XとZ方向)の関
節により個々のづれを互いに無関係に排除することがで
きる。回転台3,6の角度情報P4 と測定移動台11の
半径方向の位置P10を用いて、極座標の2D評価が行え
る。
【0028】回転軸D2 の周りのスピンドル9と測定移
動台11の間の回転を測定する測角装置22を用いて、
案内部7に沿った直線運動の場合の偏揺角を測定する。
偏揺角は測角装置4と22の位置測定値P4 とP22の差
分で与えられる。更に、測角装置22を用いて補助軸の
状況を把握できる。これは、特にロボットあるいは工作
機械の制御された回転スピンドルでも有利である。
動台11の間の回転を測定する測角装置22を用いて、
案内部7に沿った直線運動の場合の偏揺角を測定する。
偏揺角は測角装置4と22の位置測定値P4 とP22の差
分で与えられる。更に、測角装置22を用いて補助軸の
状況を把握できる。これは、特にロボットあるいは工作
機械の制御された回転スピンドルでも有利である。
【0029】この発明による測長装置10により、小さ
な接触子の移動に限定されないので、円形テストでの円
の直径や長方形と多角形のような他の軌跡曲線の急激な
変化を調べることができる。測角装置4,22を使用し
て、真の角度測定が可能であり、送り速度と時間から角
度位置を計算することはない。測長装置10,18〜2
1および測角装置4,22は好ましくは光電増分系であ
るが、静電容量や磁気のような他の物理原理で動作して
もよい。測長装置10,18〜21としては干渉計も推
奨される。
な接触子の移動に限定されないので、円形テストでの円
の直径や長方形と多角形のような他の軌跡曲線の急激な
変化を調べることができる。測角装置4,22を使用し
て、真の角度測定が可能であり、送り速度と時間から角
度位置を計算することはない。測長装置10,18〜2
1および測角装置4,22は好ましくは光電増分系であ
るが、静電容量や磁気のような他の物理原理で動作して
もよい。測長装置10,18〜21としては干渉計も推
奨される。
【0030】評価ソフトウェヤ27.4および計数ユニッ
ト27.1,27.2,27.3は測定パソコンあるいはCN
C制御部に組み込むことができる。評価ソフトウェヤ2
7.4はCNC制御部を検査する可能な測定シーケンスを
含む。XY平面に対するCNC制御された工作機械の自
動化された急速除去のテストプログラムは以下の測定シ
ーケンスを含む。
ト27.1,27.2,27.3は測定パソコンあるいはCN
C制御部に組み込むことができる。評価ソフトウェヤ2
7.4はCNC制御部を検査する可能な測定シーケンスを
含む。XY平面に対するCNC制御された工作機械の自
動化された急速除去のテストプログラムは以下の測定シ
ーケンスを含む。
【0031】測定シーケンスの間、静的測定でも動的測
定でも、位置の外に傾き角度(偏揺,横揺,縦揺)や直
線からのづれも検出される。 * X方向の運動 − ISO 230 - 2による静的な評価を伴う位置測定(例え
ば5サイクル) −機械測定系に対して直接比較による動的測定 −ステップ幅を縮める場合、ステップ応答テスト * Y方向の運動 − ISO 230 - 2による静的な評価を伴う位置測定(例え
ば5サイクル) −機械測定系に対して直接比較による動的測定 −ステップ幅を縮める場合、ステップ応答テスト * 円形テスト −送り速度が遅い場合の時計回転方向の円形テスト −送り速度が遅い場合の逆時計回転方向の円形テスト −送り速度が早い場合の時計回転方向の円形テスト −送り速度が早い場合の逆時計回転方向の円形テスト * コーナーテスト −送り速度が遅い場合の時計回転方向のコーナーテスト −送り速度が遅い場合の逆時計回転方向のコーナーテス
ト −送り速度が早い場合の時計回転方向のコーナーテスト −送り速度が早い場合の逆時計回転方向のコーナーテス
ト 図8には、CNC機械で可能な動的テスト方法の幾つか
がリストされて、これに対する測定図形が示してある。
これ等の測定図形は制御のためCNC制御部の画面に表
示され、場合によって、プリンターで印字される。
定でも、位置の外に傾き角度(偏揺,横揺,縦揺)や直
線からのづれも検出される。 * X方向の運動 − ISO 230 - 2による静的な評価を伴う位置測定(例え
ば5サイクル) −機械測定系に対して直接比較による動的測定 −ステップ幅を縮める場合、ステップ応答テスト * Y方向の運動 − ISO 230 - 2による静的な評価を伴う位置測定(例え
ば5サイクル) −機械測定系に対して直接比較による動的測定 −ステップ幅を縮める場合、ステップ応答テスト * 円形テスト −送り速度が遅い場合の時計回転方向の円形テスト −送り速度が遅い場合の逆時計回転方向の円形テスト −送り速度が早い場合の時計回転方向の円形テスト −送り速度が早い場合の逆時計回転方向の円形テスト * コーナーテスト −送り速度が遅い場合の時計回転方向のコーナーテスト −送り速度が遅い場合の逆時計回転方向のコーナーテス
ト −送り速度が早い場合の時計回転方向のコーナーテスト −送り速度が早い場合の逆時計回転方向のコーナーテス
ト 図8には、CNC機械で可能な動的テスト方法の幾つか
がリストされて、これに対する測定図形が示してある。
これ等の測定図形は制御のためCNC制御部の画面に表
示され、場合によって、プリンターで印字される。
【0032】直線案内部7の全測定長にわたり測定装置
1の測定精度を保証し、非常に小さい軌道半径の円形テ
ストを行えるため、図9に示す実施例の測定装置1には
横案内部33が設けてある。この横案内部33は直線案
内部7と共に直交ステージ(XYステージ)を形成す
る。この直交ステージを用いてXY平面内で移動台2に
対するスピンドル9を移動させることができる。この横
案内部33は直線案内部7に対して垂直に配置されてい
る。その場合、横案内部33に沿った測定要素8の動き
は他の測長装置40により測定される。このため目盛板
40.1と走査ユニット40.2が設けてある。図示する実
施例では、走査ユニット10.2は案内部7に沿って移動
できる中間部品34に固定されている。この中間部品3
4は目盛板40.1を備えた横案内部33を担持してい
る。測定移動台11は走査ユニット40.2を担持し、直
線案内部7に垂直(X方向)に横案内部33に対して移
動する。横案内部33は案内ピンとして単に模式的に示
してある。測定移動台11の上には、既に説明したよう
に、ボルト13.1と13.2および平面11.1が配置され
ている。
1の測定精度を保証し、非常に小さい軌道半径の円形テ
ストを行えるため、図9に示す実施例の測定装置1には
横案内部33が設けてある。この横案内部33は直線案
内部7と共に直交ステージ(XYステージ)を形成す
る。この直交ステージを用いてXY平面内で移動台2に
対するスピンドル9を移動させることができる。この横
案内部33は直線案内部7に対して垂直に配置されてい
る。その場合、横案内部33に沿った測定要素8の動き
は他の測長装置40により測定される。このため目盛板
40.1と走査ユニット40.2が設けてある。図示する実
施例では、走査ユニット10.2は案内部7に沿って移動
できる中間部品34に固定されている。この中間部品3
4は目盛板40.1を備えた横案内部33を担持してい
る。測定移動台11は走査ユニット40.2を担持し、直
線案内部7に垂直(X方向)に横案内部33に対して移
動する。横案内部33は案内ピンとして単に模式的に示
してある。測定移動台11の上には、既に説明したよう
に、ボルト13.1と13.2および平面11.1が配置され
ている。
【0033】図10に示すように、独立した二つの測定
目盛板10.1と40.1の代わりに、共通の二次元測定目
盛板50.1も使用できる。この測定目盛板50.1は、構
造部品6に固定された、例えば周知の二次元交差格子で
あってもよい。交差格子50.1は二つの案内部7と33
の摺動運動(自由度)に平行に配置されている。特に交
差格子50.1を光電走査する走査ユニット50.2は測定
移動台11に固定されている。
目盛板10.1と40.1の代わりに、共通の二次元測定目
盛板50.1も使用できる。この測定目盛板50.1は、構
造部品6に固定された、例えば周知の二次元交差格子で
あってもよい。交差格子50.1は二つの案内部7と33
の摺動運動(自由度)に平行に配置されている。特に交
差格子50.1を光電走査する走査ユニット50.2は測定
移動台11に固定されている。
【0034】この付加的な横案内部33により、多面的
に使用できる測定装置1が提供できる。全ての測定で、
7つの自由度による冗長性を排除するため、測定要素8
が回転軸D1 の周りにも、横案内部33に沿っても移動
できることが保証されなければならない。これには、回
転軸D1 の周りの構造部品3の回転運動や横案内部33
に沿った長手方向の移動も阻止する必要がある(例えば
挟持する必要がある)。構造部品3の挟持は固定部材3
0により特に有利に行える。測定要素8を横案内部33
に対して長手方向の動きをクランプするため、他の固定
部材(図示せず)を設けるべきである。この固定部材は
電磁石でもよく、固定部材30と比較できる。
に使用できる測定装置1が提供できる。全ての測定で、
7つの自由度による冗長性を排除するため、測定要素8
が回転軸D1 の周りにも、横案内部33に沿っても移動
できることが保証されなければならない。これには、回
転軸D1 の周りの構造部品3の回転運動や横案内部33
に沿った長手方向の移動も阻止する必要がある(例えば
挟持する必要がある)。構造部品3の挟持は固定部材3
0により特に有利に行える。測定要素8を横案内部33
に対して長手方向の動きをクランプするため、他の固定
部材(図示せず)を設けるべきである。この固定部材は
電磁石でもよく、固定部材30と比較できる。
【0035】付加的な横案内部33の利点は、円形テス
トを行う場合、プログラムされた円軌跡の軸に対して回
転軸3を有する基本体3を中心合わせできる可能性にあ
る。偏心度の軸に平行な成分はプログラムされた円軌跡
の中心点を通り過ぎた時に直接表示される。更に、横案
内部33により回転軸D1 の中心位置に挟まることが防
止される。
トを行う場合、プログラムされた円軌跡の軸に対して回
転軸3を有する基本体3を中心合わせできる可能性にあ
る。偏心度の軸に平行な成分はプログラムされた円軌跡
の中心点を通り過ぎた時に直接表示される。更に、横案
内部33により回転軸D1 の中心位置に挟まることが防
止される。
【0036】より大きな利点は、測長装置40を用いた
位置測定で直線案内部7に垂直な測定精度が全測定長に
わたり(直線案内部7に沿った任意の位置で)一定であ
る点にある。これに反して、測角装置4を用いる極座標
の位置測定で、半径方向の測定位置が外向きに増加する
と、系の精度が低下する。特に図9と図10の実施例の
他の利点は、非常に小さい軌道半径の円形テストや自由
形テストが可動部品の比較的小さな慣性作用を持って長
手案内部と横案内部7,33に沿った動きによる制御と
駆動を独自に管理するために行える点にある。
位置測定で直線案内部7に垂直な測定精度が全測定長に
わたり(直線案内部7に沿った任意の位置で)一定であ
る点にある。これに反して、測角装置4を用いる極座標
の位置測定で、半径方向の測定位置が外向きに増加する
と、系の精度が低下する。特に図9と図10の実施例の
他の利点は、非常に小さい軌道半径の円形テストや自由
形テストが可動部品の比較的小さな慣性作用を持って長
手案内部と横案内部7,33に沿った動きによる制御と
駆動を独自に管理するために行える点にある。
【0037】将来、所謂ヘキサポッド(Hexapod)機械
(図11)は通常の工作機械の概念に対する最初の代替
えとなる。ヘキサポッド機械とは、機械の基本体61と
工具担持板62の間の連結が一連の入れ子式の足部63
により行われる工作機械である。この入れ子式の足部6
3の制御された長手方向に移動は工具担持板62と工具
の望ましい動きを与える。この機械の構造は、通常の移
動台系に比べて加工品に対して工具の傾きや回転をより
大きくする。それ故、位置と角度のづれの同時測定はよ
り大きな意義がある。この発明の測定装置1はその汎用
性によりヘキサポッドを測定するためにも適する。上記
実施例のこの発明により形成された測定装置1を用いる
この種のヘキサポッド機械が図11に示してある。求め
たづれ量は加工品の直交座標系に係わり、加工品への誤
差の影響の評価を容易にする。工作機械の上またはその
中の測定装置1は言わば加工品を表し、円形運動あるい
は自由形運動の間のづれの動的検出を可能にする。
(図11)は通常の工作機械の概念に対する最初の代替
えとなる。ヘキサポッド機械とは、機械の基本体61と
工具担持板62の間の連結が一連の入れ子式の足部63
により行われる工作機械である。この入れ子式の足部6
3の制御された長手方向に移動は工具担持板62と工具
の望ましい動きを与える。この機械の構造は、通常の移
動台系に比べて加工品に対して工具の傾きや回転をより
大きくする。それ故、位置と角度のづれの同時測定はよ
り大きな意義がある。この発明の測定装置1はその汎用
性によりヘキサポッドを測定するためにも適する。上記
実施例のこの発明により形成された測定装置1を用いる
この種のヘキサポッド機械が図11に示してある。求め
たづれ量は加工品の直交座標系に係わり、加工品への誤
差の影響の評価を容易にする。工作機械の上またはその
中の測定装置1は言わば加工品を表し、円形運動あるい
は自由形運動の間のづれの動的検出を可能にする。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の主要
な利点は、ここに提唱する測定装置が相対運動する機械
部品の全測定経路内で円運動や直線運動の測定にも汎用
的に適している点にある。どんな運動でも、直線と回転
運動の同時測定が行われるので、測定装置は全ての軸運
動を検出するロボット運動を検査するためにも適してい
る。測定装置の汎用的に使用できるにもかかわらず、こ
の装置を比較的単純にしかも頑丈に形成できる。何故な
ら、この測定装置が標準測定系で構成されているからで
ある。
な利点は、ここに提唱する測定装置が相対運動する機械
部品の全測定経路内で円運動や直線運動の測定にも汎用
的に適している点にある。どんな運動でも、直線と回転
運動の同時測定が行われるので、測定装置は全ての軸運
動を検出するロボット運動を検査するためにも適してい
る。測定装置の汎用的に使用できるにもかかわらず、こ
の装置を比較的単純にしかも頑丈に形成できる。何故な
ら、この測定装置が標準測定系で構成されているからで
ある。
【図1】 この発明の測定装置の横断面図、
【図2】 図1の測定装置の平面図、
【図3】 他の測定装置の横断面図、
【図4】 図1の測定要素の拡大断面図、
【図5】 線分V−Vに沿った図4の測定要素の断面
図、
図、
【図6】 取り外した状態の図1の測定要素の他の断面
図、
図、
【図7】 評価装置を備えたこの発明の測定装置の他の
断面図、
断面図、
【図8】 若干のテスト方法を示す図式、
【図9】 取り外した状態の他のの測定要素の断面図、
【図10】 取り外した状態の他のの測定要素の断面
図、
図、
【図11】 ヘキサポッド機械の側面図。
1 測定装置 2 移動台 3 基本体 4,22 測角装置 5,14,15,16 軸受 6 構造部品 7,13 直線案内部 8 測定要素 9 スピンドル 10,40 測長装置 10.1,40.1,50.1 目盛板 10.2,40.2,50.2 走査ユニット 11 測定移動台 13.1,13.2 ボルト 13.3,13.4 ブッシュ 17 ホルダー 18,19,20,21 接触子 23,24 電磁石 25,26,30,31 固定部材 27 評価装置 27.1,27.2,27.3 計数ユニット 27.4 評価ソフトウェヤ 33 横案内部 34 中間部品 61 機械の基本体 62 工具担持板 63 入れ子式足部 D1 〜D4 回転軸
Claims (17)
- 【請求項1】 特にNC工作機械や産業ロボットのよう
な自動仕上げ装置または操作装置のNC制御された作業
ヘッドの相対運動する二つの機械部品(2,9)の幾何
学的および動的な精度を調整する測定装置において、 −一方の機械部品(2)に固定された基本体(3), −他方の機械部品(9)に脱着可能に接続できる測定要
素(8)用の案内部(7)を有し、基本体(3)に回転
可能に支承された構造部品(6), −第一回転軸(D1 )の周りで基本体(3)に対する構
造部品(6)の回転を測定できる測角装置(4), −測定目盛板(10.1)とこの目盛板に対して相対運動
する走査ユニット(10.2)を有し、測定範囲が相対運
動する二つの機械部品(2,9)の可能な移動距離にほ
ぼ相当し、案内部(7)に沿った測定要素(8)の運動
を検出ため構造部品(6)の第一回転軸(D1 )に対し
て半径方向に設けてある測長装置(10), −測定移動台(11)と他方の機械部品(9)に脱着可
能に接続できるホルダー(17)との間の軸方向に移動
を測定する少なくとも他の一つの測長装置(18〜2
1)のホルダーであり、走査ユニット(10.2)を有す
る測定移動台(11),を備えていることを特徴とする
測定装置。 - 【請求項2】 ホルダー(17)と測定移動台(11)
の間には、互いに直交する少なくとも二つの第一および
第二回転軸(D3,D4 )を有する軸受(15,16)を
設け、前記回転軸の周りでホルダー(17)が測定移動
台(11)に対して旋回することを特徴とする請求項1
に記載の測定装置。 - 【請求項3】 第一および第二回転軸(D3,D4 )は測
定移動台(11)が案内部(7)に対して摺動する平面
に平行な一つの面内にあることを特徴とする請求項2に
記載の測定装置。 - 【請求項4】 ホルダー(17)と測定移動台(11)
の間には、前記回転軸(D3,D4 )に対して直交する第
四回転軸(D2 )を有する他の軸受(14)が設けてあ
ることを特徴とする請求項2または3に記載の測定装
置。 - 【請求項5】 軸受(14,15,16)は回転軸(D
2,D3,D4 )を形成する互いに直交する3つの関節軸を
有するジンバル式の軸受であることを特徴とする請求項
4に記載の測定装置。 - 【請求項6】 測定移動台(11)あるいはホルダー
(17)の上には接触表面(11.1)が設けてあり、対
向するホルダー(17)あるいは測定移動台(11)に
は接触表面(11.1)と作用する空間的に配分された少
なくとも3つの測長装置(18〜21)が固定され、ホ
ルダー(17)と測定移動台(11)の間に相対的な回
転があると、測長装置(18〜21)で測定できる接触
表面(11.1)と測長装置(18〜21)の間の間隔変
化が生じることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項
に記載の測定装置。 - 【請求項7】 第四回転軸(D2 )の周りで測定移動台
(11)とホルダー(17)の間の回転運動を測定する
ため、他の測角装置(22)が設けてあることを特徴と
する請求項4または5に記載の測定装置。 - 【請求項8】 前記3つの関節軸に測角装置(22)が
固定され、これ等の測角装置(22)を用いて三つの回
転軸(D2,D3,D4 )の周りのホルダー(17)と測定
要素(11)の間の回転運動を測定できることを特徴と
する請求項5に記載の測定装置。 - 【請求項9】 案内部(7)は相対運動する機械部品
(2,9)の少なくともほぼ可能な移動距離に相当する
長さを有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1
項に記載の測定装置。 - 【請求項10】 測定目盛板(10.1)は案内部(7)
に設けてあることを特徴とする請求項9に記載の測定装
置。 - 【請求項11】 測定要素8の測定移動台(11)とホ
ルダー(17)は継手(13.1〜13.4)を介して互い
に脱着可能に連結していることを特徴とする請求項1〜
10の何れか1項に記載の測定装置。 - 【請求項12】 継手は多数のボルト(13.1,13.
2)と対応するブッシュ(13.3,13.4)から成る直
線案内部であることを特徴とする請求項11に記載の測
定装置。 - 【請求項13】 ブッシュ(13.3,13.4)は回転軸
受(15)の関節軸に、またボルト(13.1,13.2)
は測定移動台(11)にそれぞれ配設され、第一直線案
内部(7)に垂直に、そして第一回転軸(D1 )に平行
にであることを特徴とする請求項12に記載の測定装
置。 - 【請求項14】 ホルダー(17)には複数の固定部材
(25,26)が設けてあり、これ等の固定部材はホル
ダー(17)と測定移動台(11)を組み立てる間、ブ
ッシュ(13.3,13.4)に嵌まり、接続を行った後に
係合を外すことができることを特徴とする請求項12に
記載の測定装置。 - 【請求項15】 他の案内部(33)に沿った測定要素
(8)の動きを検出する測長装置(40)が他の案内部
(33)に設けてあり、この他の案内部(33)は第一
案内部(7)に対する測定要素(8)の相対運動を可能
に、少なくとも第一回転軸(D1 )に対して直交方向を
向いた直線案内部であることを特徴とする請求項1〜1
4の何れか1項に記載の測定装置。 - 【請求項16】 請求項1〜14の測定装置(1)を備
えた自動仕上げ装置あるいは操作装置のNC制御された
作業ヘッド(9)の幾何学的および動的な精度を調整す
る方法において、ホルダー(17)の測定移動台(1
1)への装着は数値制御して行われることを特徴とする
方法。 - 【請求項17】 行われる装着はNC制御部に通報さ
れ、これにより相対運動する機械部品(2,9)を数値
制御して運動させる測定プログラムが開始することを特
徴とする請求項16に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE95102540:2 | 1995-02-23 | ||
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