JPH09143964A - フロート式温水取水口 - Google Patents
フロート式温水取水口Info
- Publication number
- JPH09143964A JPH09143964A JP7344695A JP34469595A JPH09143964A JP H09143964 A JPH09143964 A JP H09143964A JP 7344695 A JP7344695 A JP 7344695A JP 34469595 A JP34469595 A JP 34469595A JP H09143964 A JPH09143964 A JP H09143964A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- water intake
- water
- hot water
- type hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Barrages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貯水池の水面付近の温水を自動的、且つ確実
に取水出来る安価な取水口を提供する。 【構成】 浮力材であるポリエチレン発泡体2と、ポリ
エチレン発泡体2を覆う金属板3と、金属板3の下部に
垂設された2枚の平板4と、2枚の平板の間に横設され
た天板5と、天板に固定された管固定金具7と、ポリエ
チレン製の可撓管8より成るフロート式温水取水口。
に取水出来る安価な取水口を提供する。 【構成】 浮力材であるポリエチレン発泡体2と、ポリ
エチレン発泡体2を覆う金属板3と、金属板3の下部に
垂設された2枚の平板4と、2枚の平板の間に横設され
た天板5と、天板に固定された管固定金具7と、ポリエ
チレン製の可撓管8より成るフロート式温水取水口。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯水池、湖沼等の
表層温水を安価な設備で且つ確実に取水できる取水口に
関するものである。
表層温水を安価な設備で且つ確実に取水できる取水口に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】かんがいの計画に当っては、用水につい
て水量とともに水温を考慮しなければならない。水温は
作物の成育・収量に大きく影響し、作物の種類・品種・
成育時期のほか、栽培条件・気象環境などにより多少の
差はあるが、それぞれについて適当な、また許容される
限界が考えられる。水稲の成育について、有意的な被害
が現われるのは、低水温で25〜21℃以下と考えられ
ている。このような冷水被害に対する対策としては、水
源については貯水池における温水取水等が行なわれてい
る。貯水池の温水取水としては、通常、図5に示す様
に、堤11の内側斜面に沿って設置された取水管15に
複数の取水口16を設け,水面の推移に伴い、巻き上げ
ハンドル17を操作して水面10付近の取水口を開口し
他の取水口を閉めることにより、水面付近の温水を取水
し、堤11の中に設けられた取水管12を通って、取水
路14に流す設備がある。しかしながら、この従来の取
水設備では取水口が固定式の為、表面付近の温水を正確
に取水できるとは限らないし、複数個の取水口を手動で
開閉しなければならず、手間がかかる事と、設備が大掛
かりになり、設備費が高くつく事が欠点であった。
て水量とともに水温を考慮しなければならない。水温は
作物の成育・収量に大きく影響し、作物の種類・品種・
成育時期のほか、栽培条件・気象環境などにより多少の
差はあるが、それぞれについて適当な、また許容される
限界が考えられる。水稲の成育について、有意的な被害
が現われるのは、低水温で25〜21℃以下と考えられ
ている。このような冷水被害に対する対策としては、水
源については貯水池における温水取水等が行なわれてい
る。貯水池の温水取水としては、通常、図5に示す様
に、堤11の内側斜面に沿って設置された取水管15に
複数の取水口16を設け,水面の推移に伴い、巻き上げ
ハンドル17を操作して水面10付近の取水口を開口し
他の取水口を閉めることにより、水面付近の温水を取水
し、堤11の中に設けられた取水管12を通って、取水
路14に流す設備がある。しかしながら、この従来の取
水設備では取水口が固定式の為、表面付近の温水を正確
に取水できるとは限らないし、複数個の取水口を手動で
開閉しなければならず、手間がかかる事と、設備が大掛
かりになり、設備費が高くつく事が欠点であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、貯水池等の表面付近の温水を正確、且つ自動的に取
水し、水田及び畑に冷水被害の生じない適温範囲の水を
供給出来る安価な取水口を提供することにある。
は、貯水池等の表面付近の温水を正確、且つ自動的に取
水し、水田及び畑に冷水被害の生じない適温範囲の水を
供給出来る安価な取水口を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフロート式温水
取水口は、独立気泡構造を有する合成樹脂発泡体を浮力
材とするフロートの下部に可撓管よりなる取水口を取付
けたことを特徴とする。本発明において、合成樹脂発泡
体とは、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、
ポリスチロール等の独立気泡構造を有する各種合成樹脂
発泡体が適用出来るが、耐候性、耐水性、非吸水性、経
済性等の面からポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共合
体等を基材とするポリエチレン系発泡体が好ましい。本
発明において、浮力材と、浮力材を覆う金属板、該金属
板の下部に垂設された2枚の平板と、2枚の平板の間に
横設された天板と、天板の下に固定された管固定金具
と、可撓管より成るフロート式温水取水口が、水面付近
の温水を正確に取水でき、且つ可撓管を確実にフロート
の下部に固定出来るので好ましい。
取水口は、独立気泡構造を有する合成樹脂発泡体を浮力
材とするフロートの下部に可撓管よりなる取水口を取付
けたことを特徴とする。本発明において、合成樹脂発泡
体とは、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、
ポリスチロール等の独立気泡構造を有する各種合成樹脂
発泡体が適用出来るが、耐候性、耐水性、非吸水性、経
済性等の面からポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共合
体等を基材とするポリエチレン系発泡体が好ましい。本
発明において、浮力材と、浮力材を覆う金属板、該金属
板の下部に垂設された2枚の平板と、2枚の平板の間に
横設された天板と、天板の下に固定された管固定金具
と、可撓管より成るフロート式温水取水口が、水面付近
の温水を正確に取水でき、且つ可撓管を確実にフロート
の下部に固定出来るので好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において合成樹脂発泡体
は、ポリエチレン系発泡体が好ましく、発泡倍率は、好
ましくは、10〜40倍である。発泡倍率が10倍未満
であると、浮力を得る為に、大きな浮力材が必要になる
し、発泡倍率が40倍を越えると浮力は大きいが、硬さ
と耐久性に劣る傾向がある。ポリエチレン系発泡体の製
造方法は特に制限されないが、大きな厚みを必要とする
ため、加圧一段発泡又は二段発泡法によって製造される
厚物の架橋ポリエチレン系発泡体が好ましい。浮力材の
大きさは、ステンレス板の重量との関係で特に制限され
ないが、例えば、100x40x16cmで、約60K
gの浮力を得る。ステンレス板の重量が約20Kgであ
ると約10cm水面上に上部が出ることになる。
は、ポリエチレン系発泡体が好ましく、発泡倍率は、好
ましくは、10〜40倍である。発泡倍率が10倍未満
であると、浮力を得る為に、大きな浮力材が必要になる
し、発泡倍率が40倍を越えると浮力は大きいが、硬さ
と耐久性に劣る傾向がある。ポリエチレン系発泡体の製
造方法は特に制限されないが、大きな厚みを必要とする
ため、加圧一段発泡又は二段発泡法によって製造される
厚物の架橋ポリエチレン系発泡体が好ましい。浮力材の
大きさは、ステンレス板の重量との関係で特に制限され
ないが、例えば、100x40x16cmで、約60K
gの浮力を得る。ステンレス板の重量が約20Kgであ
ると約10cm水面上に上部が出ることになる。
【0006】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例を説明す
るが、本発明のフロート式温水取水口は下記実施例に何
等制限されるものではない。図1は、本発明の一実施例
を示すフロート式温水取水口の斜視図、図2は正面図、
図3は側面図、図4は本発明のフロート式温水取水口の
取り付け例を示す貯水池の断面図、図5は従来の温水取
水設備を取り付けた貯水池の断面図を示している。図1
において、1は本発明のフロート式温水取水口、2は浮
力材であるポリエチレン発泡体(三和化工株式会社製
商品名:サンペルカ L−1400,みかけ密度:0.
062g/cm3、基材:低密度ポリエチレン)、3は
浮力材1を覆う金属板であるステンレス板、4はステン
レス板3の下部に垂設された2枚のステンレス製の平
板、5は2枚の平板4の間に横設されたステンレス製の
天板、6は2枚の平板4に開口された複数個の縦穴で、
天板5の側面に固定されたボルトを通し、ナットで閉め
て固定している。7は天板5の下に固定されて管固定金
具であり、8はポリエチレン製の可撓管、9は可撓管8
の取水口、10は貯水池の水面である。縦穴6の中を天
板5のボルトをスライドさせることによって、取水口9
の水深を適正な範囲に調節出来る。取水口9の上部は水
面10の下10〜15cmであることが好ましく、取水
口9が水面下10cm未満になると波の影響で空気の入
ることがあるので好ましくなく、水面下15cmを越え
ると水温が下がり、好ましくない。可撓管8はポリエチ
レン製が通常用いられ、それ自身は比重が1未満であ
り、管固定金具により、水面下に押えられる事になる。
図4において、水面10近くの温水は、本発明のフロー
ト式温水取水口1から取水され、ポリエチレン製の可撓
管8、堤11中の取水管12及び開閉器13を通って、
取水路14に流れ、水田又は畑に供給される。
るが、本発明のフロート式温水取水口は下記実施例に何
等制限されるものではない。図1は、本発明の一実施例
を示すフロート式温水取水口の斜視図、図2は正面図、
図3は側面図、図4は本発明のフロート式温水取水口の
取り付け例を示す貯水池の断面図、図5は従来の温水取
水設備を取り付けた貯水池の断面図を示している。図1
において、1は本発明のフロート式温水取水口、2は浮
力材であるポリエチレン発泡体(三和化工株式会社製
商品名:サンペルカ L−1400,みかけ密度:0.
062g/cm3、基材:低密度ポリエチレン)、3は
浮力材1を覆う金属板であるステンレス板、4はステン
レス板3の下部に垂設された2枚のステンレス製の平
板、5は2枚の平板4の間に横設されたステンレス製の
天板、6は2枚の平板4に開口された複数個の縦穴で、
天板5の側面に固定されたボルトを通し、ナットで閉め
て固定している。7は天板5の下に固定されて管固定金
具であり、8はポリエチレン製の可撓管、9は可撓管8
の取水口、10は貯水池の水面である。縦穴6の中を天
板5のボルトをスライドさせることによって、取水口9
の水深を適正な範囲に調節出来る。取水口9の上部は水
面10の下10〜15cmであることが好ましく、取水
口9が水面下10cm未満になると波の影響で空気の入
ることがあるので好ましくなく、水面下15cmを越え
ると水温が下がり、好ましくない。可撓管8はポリエチ
レン製が通常用いられ、それ自身は比重が1未満であ
り、管固定金具により、水面下に押えられる事になる。
図4において、水面10近くの温水は、本発明のフロー
ト式温水取水口1から取水され、ポリエチレン製の可撓
管8、堤11中の取水管12及び開閉器13を通って、
取水路14に流れ、水田又は畑に供給される。
【0007】
【発明の効果】上述の様に、本発明のフロート式温水取
水口によれば、水面近くの温水を自動的に、且つ確実に
取水出来、設備費が安価であり、耐久性に優れ、水田及
び畑に確実且つ安価に温水を供給出来、冷水害が生じな
い。
水口によれば、水面近くの温水を自動的に、且つ確実に
取水出来、設備費が安価であり、耐久性に優れ、水田及
び畑に確実且つ安価に温水を供給出来、冷水害が生じな
い。
【図1】本発明のフロート式温水取水口を示した斜視図
である。
である。
【図2】本発明のフロート式温水取水口を示した側面図
である。
である。
【図3】本発明のフロート式温水取水口を示した正面図
である。
である。
【図4】本発明のフロート式温水取水口を施工した貯水
池の断面図である。
池の断面図である。
【図5】従来の温水取水装置の断面図である。
1 本発明のフロート式温水取水口 2 ポリエチレン発泡体 3 ステンレス板 4 平板 5 天板 6 縦穴 7 管固定金具 8 ポリエチレン製の可撓管 9 取水口 10 水面 11 堤 12 取水管 13 開閉器 14 取水路 15 手水管 16 取水口 17 巻き上げハンドル
Claims (3)
- 【請求項1】 独立気泡構造を有する合成樹脂発泡体を
浮力材とするフロートの下部に可撓管よりなる取水口を
取付けたことを特徴とするフロート式温水取水口。 - 【請求項2】 合成樹脂発泡体がポリエチレン系発泡体
である請求項1記載のフロート式温水取水口。 - 【請求項3】 浮力材と、浮力材を覆う金属板と、該金
属板の下部に垂設された2枚の平板と、2枚の平板の間
に横設された天板と、天板に固定された管固定金具と、
可撓管より成る請求項1又は2記載のフロート式温水取
水口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7344695A JPH09143964A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | フロート式温水取水口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7344695A JPH09143964A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | フロート式温水取水口 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09143964A true JPH09143964A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18371269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7344695A Pending JPH09143964A (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | フロート式温水取水口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09143964A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016078781A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 株式会社近畿開発 | 太陽光発電装置 |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP7344695A patent/JPH09143964A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016078781A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 株式会社近畿開発 | 太陽光発電装置 |
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