JPH0914097A - 燃料圧力制御装置 - Google Patents
燃料圧力制御装置Info
- Publication number
- JPH0914097A JPH0914097A JP7164153A JP16415395A JPH0914097A JP H0914097 A JPH0914097 A JP H0914097A JP 7164153 A JP7164153 A JP 7164153A JP 16415395 A JP16415395 A JP 16415395A JP H0914097 A JPH0914097 A JP H0914097A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂のクリープの発生を防止すると共に、少
ない部品点数で且つ組付け工数も少なくできる構成とす
ることを目的とする。 【構成】 燃料供給側と燃料還流側の少なくとも二つの
通路13、14が内部に形成された樹脂製の燃料分配管
10に取り付けられる燃料圧力制御装置において、燃料
分配管のフランジ部10aの少なくともその外周面に被
せられる金属板11と、金属板を介してフランジ部にか
しめられるハウジング12と、燃料供給側と燃料還流側
の通路間に位置し、両通路の連通及び遮断を切り換える
切換弁16、17と、両通路を遮断する方向に切換弁を
常時付勢する付勢手段21と、燃料分配管とハウジング
とで囲まれる空間を第1空間18と第2空間19とに分
けるダイヤフラム20とを備えたことを特徴とする燃料
圧力制御装置。
ない部品点数で且つ組付け工数も少なくできる構成とす
ることを目的とする。 【構成】 燃料供給側と燃料還流側の少なくとも二つの
通路13、14が内部に形成された樹脂製の燃料分配管
10に取り付けられる燃料圧力制御装置において、燃料
分配管のフランジ部10aの少なくともその外周面に被
せられる金属板11と、金属板を介してフランジ部にか
しめられるハウジング12と、燃料供給側と燃料還流側
の通路間に位置し、両通路の連通及び遮断を切り換える
切換弁16、17と、両通路を遮断する方向に切換弁を
常時付勢する付勢手段21と、燃料分配管とハウジング
とで囲まれる空間を第1空間18と第2空間19とに分
けるダイヤフラム20とを備えたことを特徴とする燃料
圧力制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料分配管に取り付け
られる燃料圧力制御装置に関する。
られる燃料圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば図4
及び図5に示されるようなものがある。図において、1
00は燃料分配管を示していて、この燃料分配管100
の端部近傍には、本発明に係る燃料圧力制御装置101
が取り付けられている。燃料圧力制御装置101は、燃
料分配管100内の燃料の圧力が所定値を越えないよう
にするために取り付けられているものであって、余分と
なる燃料を図示しない燃料タンクに還流させるものであ
る。
及び図5に示されるようなものがある。図において、1
00は燃料分配管を示していて、この燃料分配管100
の端部近傍には、本発明に係る燃料圧力制御装置101
が取り付けられている。燃料圧力制御装置101は、燃
料分配管100内の燃料の圧力が所定値を越えないよう
にするために取り付けられているものであって、余分と
なる燃料を図示しない燃料タンクに還流させるものであ
る。
【0003】燃料圧力制御装置101は、金属製のハウ
ジング102、103と、両ハウジング102、103
によって形成される内部空間を、燃料供給側通路104
及び燃料還流側通路105に連通する第1空間106と
エンジンのインテークマニホールドに連通する第2空間
107とに分けるダイヤフラム108と、燃料供給側通
路104と燃料還流側通路105との連通及び遮断の切
り換えを行う切換弁を構成する弁体109と、燃料供給
側通路104と燃料還流側通路105とを遮断する方向
に弁体109を常時付勢するスプリング111とから構
成されている。
ジング102、103と、両ハウジング102、103
によって形成される内部空間を、燃料供給側通路104
及び燃料還流側通路105に連通する第1空間106と
エンジンのインテークマニホールドに連通する第2空間
107とに分けるダイヤフラム108と、燃料供給側通
路104と燃料還流側通路105との連通及び遮断の切
り換えを行う切換弁を構成する弁体109と、燃料供給
側通路104と燃料還流側通路105とを遮断する方向
に弁体109を常時付勢するスプリング111とから構
成されている。
【0004】ハウジング102、103は、ダイヤフラ
ム108及び金属プレート112を狭持した状態でかし
め固定される。金属製のハウジング102には、供給管
113がロウ付け固定されて燃料供給側通路104が第
1空間106に連通し、更に、還流管114が金属プラ
グ115を介して取り付けられて燃料還流側通路105
は第1空間106に連通されている。還流管114の先
端部分には、弁座110が位置し、金属プラグ115に
一体的に固定されている。弁座110には、弁体109
に固定されたボール116にロウ付けされた鉄板116
aが当接することによって、燃料供給側通路104と燃
料還流側通路105とを遮断できるようになっている。
又、ハウジング103には、インテークマニホールドに
接続された連通管117が取り付けられていて、第2空
間107が連津孔117aを介してインテークマニホー
ルドに連通している。
ム108及び金属プレート112を狭持した状態でかし
め固定される。金属製のハウジング102には、供給管
113がロウ付け固定されて燃料供給側通路104が第
1空間106に連通し、更に、還流管114が金属プラ
グ115を介して取り付けられて燃料還流側通路105
は第1空間106に連通されている。還流管114の先
端部分には、弁座110が位置し、金属プラグ115に
一体的に固定されている。弁座110には、弁体109
に固定されたボール116にロウ付けされた鉄板116
aが当接することによって、燃料供給側通路104と燃
料還流側通路105とを遮断できるようになっている。
又、ハウジング103には、インテークマニホールドに
接続された連通管117が取り付けられていて、第2空
間107が連津孔117aを介してインテークマニホー
ルドに連通している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、装置の軽量化を図るべく製品を樹脂化したり、部
品点数を低減させたりすることが行われている。このよ
うな技術的背景から、燃料分配管を樹脂化することも行
われる。そして、樹脂製の燃料分配管に、金属製のハウ
ジングをかしめ固定しようとすると、そのときの応力に
よって樹脂にクリープが発生し気密性を保つことができ
なくなるという問題がある。また、ハウジングを樹脂製
の燃料分配管に固定するためにボルト等の締結部材を利
用しようとすると、部品点数や組付け工数の増加を招い
たりする問題がある。
ては、装置の軽量化を図るべく製品を樹脂化したり、部
品点数を低減させたりすることが行われている。このよ
うな技術的背景から、燃料分配管を樹脂化することも行
われる。そして、樹脂製の燃料分配管に、金属製のハウ
ジングをかしめ固定しようとすると、そのときの応力に
よって樹脂にクリープが発生し気密性を保つことができ
なくなるという問題がある。また、ハウジングを樹脂製
の燃料分配管に固定するためにボルト等の締結部材を利
用しようとすると、部品点数や組付け工数の増加を招い
たりする問題がある。
【0006】本発明は、樹脂のクリープの発生を防止す
ると共に、少ない部品点数で且つ組付け工数も少なくで
きる構成とすることを技術的課題とする。
ると共に、少ない部品点数で且つ組付け工数も少なくで
きる構成とすることを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、燃料供給側と燃料還流側の少なくとも二つの通路が
内部に形成された樹脂製の燃料分配管に取り付けられる
燃料圧力制御装置において、燃料分配管のフランジ部の
少なくともその外周面に被せられる金属板と、金属板を
介してフランジ部にかしめられるハウジングと、燃料供
給側と燃料還流側の通路間に位置し、両通路の連通及び
遮断を切り換える切換弁と、燃料供給側と燃料還流側の
両通路を遮断する方向に切換弁を常時付勢する付勢手段
と、内周部は切換弁の弁体に固定され、外周部はハウジ
ングと燃料分配管との間に狭持されて、燃料分配管とハ
ウジングとで囲まれる空間を燃料供給側及び燃料還流側
の通路がある方の第1空間と圧力供給源に連通する第2
空間とに分けるダイヤフラムとを備えたことである。
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、燃料供給側と燃料還流側の少なくとも二つの通路が
内部に形成された樹脂製の燃料分配管に取り付けられる
燃料圧力制御装置において、燃料分配管のフランジ部の
少なくともその外周面に被せられる金属板と、金属板を
介してフランジ部にかしめられるハウジングと、燃料供
給側と燃料還流側の通路間に位置し、両通路の連通及び
遮断を切り換える切換弁と、燃料供給側と燃料還流側の
両通路を遮断する方向に切換弁を常時付勢する付勢手段
と、内周部は切換弁の弁体に固定され、外周部はハウジ
ングと燃料分配管との間に狭持されて、燃料分配管とハ
ウジングとで囲まれる空間を燃料供給側及び燃料還流側
の通路がある方の第1空間と圧力供給源に連通する第2
空間とに分けるダイヤフラムとを備えたことである。
【0008】金属板として断面がコ字状を呈したものを
採用してフランジ部を3面にて覆うようにした場合、イ
ンサート成形により成形しなければならなくなり、金属
板の組付けコストが高くなるため、請求項2の発明にお
いて講じた技術的手段は、金属板は、分割された複数の
部分から成ることである。
採用してフランジ部を3面にて覆うようにした場合、イ
ンサート成形により成形しなければならなくなり、金属
板の組付けコストが高くなるため、請求項2の発明にお
いて講じた技術的手段は、金属板は、分割された複数の
部分から成ることである。
【0009】
【作用】請求項1の発明における作用を説明する。通常
時、第2空間の圧力は、圧力供給源の圧力と略等しくな
っていると共に、切換弁は付勢手段の付勢力によって燃
料供給側の通路と燃料還流側の通路とを遮断した状態に
なっている。例えば、第1空間の圧力をダイヤフラムが
受けてその力が弁体に伝達され、弁体が移動しようとす
る力が付勢手段の付勢力にまさると、弁体は付勢手段の
付勢力に抗して移動し、切換弁を開放する。これによっ
て、第1空間内の燃料が燃料還流通路に抜ける。する
と、第1空間内の圧力は低下し、切換弁は付勢手段の付
勢力によって再び通路を遮断する。
時、第2空間の圧力は、圧力供給源の圧力と略等しくな
っていると共に、切換弁は付勢手段の付勢力によって燃
料供給側の通路と燃料還流側の通路とを遮断した状態に
なっている。例えば、第1空間の圧力をダイヤフラムが
受けてその力が弁体に伝達され、弁体が移動しようとす
る力が付勢手段の付勢力にまさると、弁体は付勢手段の
付勢力に抗して移動し、切換弁を開放する。これによっ
て、第1空間内の燃料が燃料還流通路に抜ける。する
と、第1空間内の圧力は低下し、切換弁は付勢手段の付
勢力によって再び通路を遮断する。
【0010】又、ハウジングを樹脂にかしめ固定すると
き、燃料分配管のフランジ部の少なくともその外周に金
属板を有しているため、かしめのときに掛かる応力は、
金属板にて受けられるので、樹脂に掛かる応力を最小限
もしくはゼロにすることができる。
き、燃料分配管のフランジ部の少なくともその外周に金
属板を有しているため、かしめのときに掛かる応力は、
金属板にて受けられるので、樹脂に掛かる応力を最小限
もしくはゼロにすることができる。
【0011】請求項2の発明における作用を説明する。
金属板は、分割された複数の部分から構成されてるため
に、金属板として断面がコ字状を呈したものを採用して
フランジ部を3面にて覆う構成とした場合においても、
フランジ部に嵌め込む作業のみで組付けを行うことがで
きる。
金属板は、分割された複数の部分から構成されてるため
に、金属板として断面がコ字状を呈したものを採用して
フランジ部を3面にて覆う構成とした場合においても、
フランジ部に嵌め込む作業のみで組付けを行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】本発明に係る実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0013】図1は、本実施例の燃料圧力制御装置の断
面図である。同図において、燃料分配管10のフランジ
部10aには、図2に示されるような二分割されていて
且つ断面コ字状の金属板11が嵌め込まれていて、その
外周側にハウジング12がかしめ固定されている。燃料
分配管10には、燃料供給側通路13と燃料還流側通路
14とが形成されていて、両通路13、14の連通及び
遮断を切り換え可能な切換弁が設けられている。燃料分
配管10とハウジング12とで囲まれる空間は、ダイヤ
フラム20によって燃料供給側通路13及び燃料還流側
通路14がある方の第1空間18と圧力供給源であるイ
ンテークマニホールドに連通する第2空間19とに分け
られている。
面図である。同図において、燃料分配管10のフランジ
部10aには、図2に示されるような二分割されていて
且つ断面コ字状の金属板11が嵌め込まれていて、その
外周側にハウジング12がかしめ固定されている。燃料
分配管10には、燃料供給側通路13と燃料還流側通路
14とが形成されていて、両通路13、14の連通及び
遮断を切り換え可能な切換弁が設けられている。燃料分
配管10とハウジング12とで囲まれる空間は、ダイヤ
フラム20によって燃料供給側通路13及び燃料還流側
通路14がある方の第1空間18と圧力供給源であるイ
ンテークマニホールドに連通する第2空間19とに分け
られている。
【0014】切換弁は、燃料還流側通路14の入口にO
リング15を介して挿入された弁座16と、この弁座1
6に当接可能なボール17aを有した弁体17とから構
成されている。弁座16には、中心部に貫通孔16aが
形成されていて、燃料還流側通路14に連通している。
弁体17は、本体17bに係止されている円板17cに
よってボール17aが落下するのを防止していて、更に
ボール17aには鉄板17fがろう付けされている。ま
た、ボール17dは、スプリング17dにより円板17
cの中央孔に向けて押圧している。また、弁体17は、
本体17bとスプリング受け皿17eとでダイヤフラム
20の内周部を狭持している。
リング15を介して挿入された弁座16と、この弁座1
6に当接可能なボール17aを有した弁体17とから構
成されている。弁座16には、中心部に貫通孔16aが
形成されていて、燃料還流側通路14に連通している。
弁体17は、本体17bに係止されている円板17cに
よってボール17aが落下するのを防止していて、更に
ボール17aには鉄板17fがろう付けされている。ま
た、ボール17dは、スプリング17dにより円板17
cの中央孔に向けて押圧している。また、弁体17は、
本体17bとスプリング受け皿17eとでダイヤフラム
20の内周部を狭持している。
【0015】スプリング受け皿17eとハウジング12
との間には、付勢手段を構成するスプリング21が配設
されていて、燃料供給側通路13と燃料還流側通路14
とを遮断する方向に弁体17を付勢している。又、ハウ
ジングの中央部分には、連通管22が取り付けられてい
て、第2空間19をインテークマニホールドに連通させ
ている。
との間には、付勢手段を構成するスプリング21が配設
されていて、燃料供給側通路13と燃料還流側通路14
とを遮断する方向に弁体17を付勢している。又、ハウ
ジングの中央部分には、連通管22が取り付けられてい
て、第2空間19をインテークマニホールドに連通させ
ている。
【0016】本実施例においては、ハウジング12を樹
脂にかしめ固定するとき、燃料分配管10のフランジ部
10aに金属板11を有しているため、かしめのときに
掛かる応力は、金属板11にて受けられるので、樹脂に
掛かる応力を最小限もしくはゼロにすることができる。
このため、樹脂のクリープの発生を防止することができ
ると共に、ハウジング12を樹脂製燃料分配管10のフ
ランジ部10aにボルト等の締結部材にて固定する必要
がないので部品点数も組付け工数も少ないものである。
脂にかしめ固定するとき、燃料分配管10のフランジ部
10aに金属板11を有しているため、かしめのときに
掛かる応力は、金属板11にて受けられるので、樹脂に
掛かる応力を最小限もしくはゼロにすることができる。
このため、樹脂のクリープの発生を防止することができ
ると共に、ハウジング12を樹脂製燃料分配管10のフ
ランジ部10aにボルト等の締結部材にて固定する必要
がないので部品点数も組付け工数も少ないものである。
【0017】又、本実施例においては、金属板11が二
分割されたそれぞれの部分から構成されてるために、金
属板11として断面がコ字状を呈したものを採用してフ
ランジ部10aを3面にて覆う構成とした場合において
も、フランジ部10aに嵌め込む作業のみで簡単に組付
けを行うことができる。
分割されたそれぞれの部分から構成されてるために、金
属板11として断面がコ字状を呈したものを採用してフ
ランジ部10aを3面にて覆う構成とした場合において
も、フランジ部10aに嵌め込む作業のみで簡単に組付
けを行うことができる。
【0018】尚、本実施例においては、金属板11が二
分割され且つ断面コ字状を呈しているが、特にこれに限
定するものではなく、三分割されていてもよいし、ま
た、少なくともフランジ部10aの外周面に被せられて
おればよい。
分割され且つ断面コ字状を呈しているが、特にこれに限
定するものではなく、三分割されていてもよいし、ま
た、少なくともフランジ部10aの外周面に被せられて
おればよい。
【0019】図3は、本発明に係る別実施例の燃料圧力
制御装置の断面図である。同図において、上記実施例と
の相違点についてのみ説明する。この別実施例において
は、燃料分配管10のフランジ部10aに金属板を構成
する金属製のキャップ部材23を被せたものである。こ
のキャップ部材23の内周部23aと、燃料分配管10
の内周面10bとの間には、シール用のOリング24が
設けられている。
制御装置の断面図である。同図において、上記実施例と
の相違点についてのみ説明する。この別実施例において
は、燃料分配管10のフランジ部10aに金属板を構成
する金属製のキャップ部材23を被せたものである。こ
のキャップ部材23の内周部23aと、燃料分配管10
の内周面10bとの間には、シール用のOリング24が
設けられている。
【0020】上記実施例の作用について説明する。
【0021】通常時、第2空間19の圧力は、インテー
クマニホールドの圧力と略等しくなっていると共に、切
換弁はスプリング21の付勢力によって燃料供給側通路
13と燃料還流側通路14とを遮断した状態になってい
る。ここで、例えば第1空間18の圧力をダイヤフラム
20が受けてその力が弁体17に伝達され、弁体17が
移動しようとする力がスプリング21の付勢力にまさる
と、弁体17はスプリング21の付勢力に抗して移動
し、切換弁を開放する。これによって、第1空間18内
の燃料は燃料還流通路14に抜ける。すると、第1空間
18内の圧力は低下し、スプリング21の付勢力によっ
て弁体17は再び弁座16に当接し、再び通路を遮断す
る。
クマニホールドの圧力と略等しくなっていると共に、切
換弁はスプリング21の付勢力によって燃料供給側通路
13と燃料還流側通路14とを遮断した状態になってい
る。ここで、例えば第1空間18の圧力をダイヤフラム
20が受けてその力が弁体17に伝達され、弁体17が
移動しようとする力がスプリング21の付勢力にまさる
と、弁体17はスプリング21の付勢力に抗して移動
し、切換弁を開放する。これによって、第1空間18内
の燃料は燃料還流通路14に抜ける。すると、第1空間
18内の圧力は低下し、スプリング21の付勢力によっ
て弁体17は再び弁座16に当接し、再び通路を遮断す
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明においては、ハウジング
を樹脂にかしめ固定するとき、燃料分配管のフランジ部
の少なくともその外周に金属板を有しているため、かし
めのときに掛かる応力は、金属板にて受けられるので、
樹脂に掛かる応力を最小限もしくはゼロにすることがで
きる。このため、樹脂のクリープの発生を防止すること
ができると共に、ハウジングを樹脂製燃料分配管のフラ
ンジ部に締結部材にて固定する必要がないので部品点数
も組付け工数も少ないものである。
を樹脂にかしめ固定するとき、燃料分配管のフランジ部
の少なくともその外周に金属板を有しているため、かし
めのときに掛かる応力は、金属板にて受けられるので、
樹脂に掛かる応力を最小限もしくはゼロにすることがで
きる。このため、樹脂のクリープの発生を防止すること
ができると共に、ハウジングを樹脂製燃料分配管のフラ
ンジ部に締結部材にて固定する必要がないので部品点数
も組付け工数も少ないものである。
【0023】請求項2の発明においては、金属板が分割
された複数の部分から構成されてるために、金属板とし
て断面がコ字状を呈したものを採用してフランジ部を3
面にて覆う構成とした場合においても、フランジ部に嵌
め込む作業のみで簡単に組付けを行うことができる。
された複数の部分から構成されてるために、金属板とし
て断面がコ字状を呈したものを採用してフランジ部を3
面にて覆う構成とした場合においても、フランジ部に嵌
め込む作業のみで簡単に組付けを行うことができる。
【図1】本発明に係る燃料圧力制御装置の断面図を示
す。
す。
【図2】本発明に係る金属板の外観斜視図を示す。
【図3】本発明に係る燃料圧力制御装置の別実施例の断
面図を示す。
面図を示す。
【図4】従来の燃料圧力制御装置を採用した燃料分配管
の外観斜視図を示す。
の外観斜視図を示す。
【図5】従来の燃料圧力制御装置の断面図を示す。
10・・・燃料分配管 10a・・・フランジ部 11・・・金属板 12・・・ハウジング 13・・・燃料供給側通路 14・・・燃料還流側通路 16・・・弁座 17・・・弁体 18・・・第1空間 19・・・第2空間 20・・・ダイヤフラム 21・・・スプリング(付勢手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料供給側と燃料還流側の少なくとも二
つの通路が内部に形成された樹脂製の燃料分配管に取り
付けられる燃料圧力制御装置において、 前記燃料分配管のフランジ部の少なくともその外周面に
被せられる金属板と、 該金属板を介して前記フランジ部にかしめられるハウジ
ングと、 前記燃料供給側と前記燃料還流側の通路間に位置し、両
通路の連通及び遮断を切り換える切換弁と、 前記燃料供給側と前記燃料還流側の両通路を遮断する方
向に前記切換弁を常時付勢する付勢手段と、 内周部は前記切換弁の弁体に固定され、外周部は前記ハ
ウジングと前記燃料分配管との間に狭持されて、前記燃
料分配管と前記ハウジングとで囲まれる空間を前記燃料
供給側及び前記燃料還流側の通路がある方の第1空間と
前記圧力供給源に連通する第2空間とに分けるダイヤフ
ラムとを備えたことを特徴とする燃料圧力制御装置。 - 【請求項2】 前記金属板は、分割された複数の部分か
ら成ることを特徴とする請求項1記載の燃料圧力制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7164153A JPH0914097A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 燃料圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7164153A JPH0914097A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 燃料圧力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914097A true JPH0914097A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15787753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7164153A Pending JPH0914097A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 燃料圧力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0914097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013099679A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 株式会社ミクニ | 燃料圧力制御装置および同装置を用いた燃料供給装置 |
JP2014502697A (ja) * | 2011-01-21 | 2014-02-03 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 改良された高圧接続部を備える燃料噴射装置 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7164153A patent/JPH0914097A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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